JP3375456B2 - ファクシミリ信号中継方法及びその装置 - Google Patents

ファクシミリ信号中継方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ信号中継方
法及び装置に関し、特にディジタル伝送路を介してGII
I ファクシミリ信号を中継伝送するファクシミリ信号中
継方法及びその中継通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ信号中継方式におい
ては、送信側ファクシミリ装置から変調出力されたコマ
ンド信号は、一旦ディジタル中継伝送を行う一方の側の
通信装置においてモデムにより受信/復調され、所定の
ディジタル信号に変換されて対向する通信装置に送出さ
れる。前記対向側の通信装置では、前記ディジタル信号
を受信し、それを再度モデムを使って送信側と同一の信
号に変調して受信側のファクシミリ装置に送出する。
【0003】前記対向する2つの通信装置の間のディジ
タル回線には、例えば通信速度64Kb/sの専用線等
が使用される。その場合、前記通信速度64Kb/sを
4個の16Kb/sや8個の8Kb/s等に分割して回
線の多重利用がなされる。前記分割による中継帯域の太
さ、さらにはより高速な通信速度(14.4kb/s)
のサポートなどの通信装置の性能等によって、ディジタ
ル伝送路の画情報中継速度が調整される。
【0004】特許出願昭62−206940には、ファ
クシミリ信号が復調器によりディジタル信号に変換され
た後多重化され、そしてディジタル伝送路を中継後に再
び変調器によりアナログ信号に変換されてファクシミリ
装置に送出される中継通信装置の一例が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、中継用のディジタル伝送路の帯域幅が
小さかったり通信装置側の容量を性能的に越えていたり
した場合に、画情報を送信する前のトレーニング信号は
正常に中継されたとしてもその後に画情報が中継できな
い場合が生じるという問題があった。
【0006】また、上記従来技術では、ファクシミリの
応答時間や中継する通信装置間の伝送路遅延、及び通信
装置の処理遅延等により、コマンドとレスポンスの位相
がずれた場合に、送信側ファクシミリと受信側ファクシ
ミリで状態にずれが生じ、画情報の中継が正常に行えな
い場合が生ずるという問題があった。
【0007】さらに、上記従来技術では、障害発生の原
因となりうる要素がファクシミリ、公衆回線、通信装
置、又は中継専用線等と多岐に渡り、調査するうえでそ
の特定に非常に多くの時間を必要とする。また、従来に
おいてはトレースデータを保持しても、その記憶領域が
有限なため、時間がたつと上書きされてしまし、必要な
データが消失してしまうという問題があった。
【0008】そこで上記問題点に鑑み、本発明の目的
は、中継用のディジタル伝送路の帯域幅が小さかった
り、通信装置側の容量を性能的に越えていたりした場
合、又送信側通信装置と受信側通信装置の間で性能に差
が有る場合等においても、通信速度を調整することによ
って画情報の中継を可能にすることにある。
【0009】また、本発明の目的は、ファクシミリの応
答時間や中継する通信装置間の伝送路遅延及び通信装置
の処理遅延等により、コマンドとレスポンスの位相がず
れるような条件下の通信パスにおいても、コマンドとレ
スポンスの手順調整を行うことによって画情報の中継を
可能にすることにある。
【0010】さらに、本発明の目的は、障害発生時にそ
の原因調査及び再現試験等の作業を軽減し且つ効率的に
行えるような作業環境を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にれば、ファクシ
ミリ信号を中継する送信側通信装置は、送信側ファクシ
ミリ装置からの変調信号をモデムで復調してその復調し
たディジタル信号をディジタル中継伝送路へ送信し、そ
してファクシミリ信号を中継する受信側通信装置は、受
信した前記ディジタル信号を再び変調して受信側ファク
シミリ装置へ送信するGIII ファクシミリ信号中継方法
において:前記送信側通信装置は、前記送信側ファクシ
ミリ装置から回線チェックのためのトレーニング信号が
送出された際に前記ディジタル中継伝送路の画情報伝送
容量が中継される画情報容量より小さいと判断した場合
に、前記受信側通信装置に対して強制的に不良にしたト
レーニング信号を送出すること;前記強制的に不良にし
たトレーニング信号の送出によって、前記受信側ファク
シミリ装置から前記送信側ファクシミリ装置へ異常終了
が通知されること;そして前記異常終了が通知された送
信側ファクシミリ装置は、フォールバック動作によって
前記通信装置間で中継可能な画情報伝送速度まで通信速
度を落としてから画情報を送出することからなるファク
シミリ信号中継方法が提供される。
【0012】また、前記送信側通信装置は、前記送信側
ファクシミリ装置から回線チェックのためのトレーニン
グ信号が送出された際に前記ディジタル中継伝送路の画
情報伝送容量が中継される画情報容量より小さいと判断
した場合に、前記送信側ファクシミリ装置対して強制的
に不良にしたトレーニング信号を送出すること;そして
前記異常終了が通知された送信側ファクシミリ装置は、
フォールバック動作によって前記通信装置間で中継可能
な画情報伝送速度まで通信速度を落としてから画情報を
送出することから構成してもよい。
【0013】さらに、前記受信側通信装置は、前記送信
側ファクシミリ装置から回線チェックのためのトレーニ
ング信号が送出された際に前記ディジタル中継伝送路の
画情報伝送容量が中継される画情報容量より小さいと判
断した場合に、前記受信側ファクシミリ装置に対して強
制的に不良にしたトレーニング信号を送出すること;前
記強制的に不良にしたトレーニング信号の送出によっ
て、前記受信側ファクシミリ装置から前記送信側ファク
シミリ装置へ異常終了が通知されること;そして前記異
常終了が通知された送信側ファクシミリ装置は、フォー
ルバック動作によって前記通信装置間で中継可能な画情
報伝送速度まで通信速度を落としてから画情報を送出す
ることから構成してもよい。
【0014】さらにまた、前記受信側通信装置は、前記
送信側ファクシミリ装置から回線チェックのためのトレ
ーニング信号が送出された際に前記ディジタル中継伝送
路の画情報伝送容量が中継される画情報容量より小さい
と判断した場合に、前記送信側通信装置に対して強制的
に不良にしたトレーニング信号を送出すること;そして
前記強制的に不良にしたトレーニング信号によって、送
信側ファクシミリ装置は、フォールバック動作を行って
前記通信装置間で中継可能な画情報伝送速度まで通信速
度を落としてから画情報を送出することから構成しても
よい。
【0015】また本発明によれば、ファクシミリ信号を
中継する送信側通信装置は、送信側ファクシミリ装置か
らの変調信号をモデムで復調してその復調したディジタ
ル信号をディジタル中継伝送路へ送信し、そしてファク
シミリ信号を中継する受信側通信装置は、受信した前記
ディジタル信号を再び変調して受信側ファクシミリ装置
へ送信するGIII ファクシミリ信号中継方法において:
前記受信側通信装置は、前記送信側通信装置から受信し
たコマンドを前記受信側ファクシミリ装置へ中継する際
に、所定のタイムアウト時間からなるタイマをスタート
させること;そして前記受信側通信装置は、前記タイム
アウト時間経過後であって前記送信側ファクシミリ装置
からのリトライコマンドが与えられる前に前記受信側フ
ァクシミリ装置からレスポンスを受信した場合にはその
レスポンスを破棄し、前記リトライコマンドを受信側フ
ァクシミリ装置へ中継することから成るファクシミリ信
号中継方法が提供される。前記受信側通信装置は、前記
タイマのタイムアウト時に前記受信側ファクシミリ装置
へコマンドを再送することを含んでもよい。
【0016】また、前記受信側通信装置は、前記送信側
通信装置から受信したコマンドを前記受信側ファクシミ
リ装置へ中継する際に、所定のタイムアウト時間からな
るタイマをスタートさせること;前記受信側通信装置
は、前記タイマのタイムアウト時に前記受信側ファクシ
ミリ装置へコマンドを再送すること;そして前記受信側
通信装置は、前記タイムアウト時間経過後であって前記
受信側ファクシミリ装置からのレスポンスを受信する前
に前記送信側ファクシミリ装置からリトライコマンドが
与えられた場合にはそのコマンドを破棄し、前記レスポ
ンスを送信側ファクシミリ装置へ中継することから構成
してもよい。
【0017】さらに、前記送信側通信装置は、前記送信
側ファクシミリ装置から受信したコマンドを前記受信側
通信装置へ中継する際に、所定のタイムアウト時間から
なるタイマをスタートさせること;そして前記送信側通
信装置は、前記タイムアウト時間内に前記受信側通信装
置からのレスポンスを受信した場合にはそのレスポンス
を破棄することから構成してもよい。
【0018】さらに本発明によれば、対向する中継通信
装置や収容ファクシミリ装置との間の通信プロトコルト
レースを行うトレース部をさらに含む上述したファクシ
ミリ信号中継通信装置が提供される。前記トレース部
は、所定の端末識別子を含むコマンドと予め指定してあ
る電話番号とを比較し、それらが合致した場合のみその
トレースデータを保持する。
【0019】前記所定の端末識別子を含むコマンドに
は、被呼端末識別(CSI)、送信端末識別(TSI)
そして発呼端末識別(CIG)等が用いられる。またそ
の組合せであるCSI&TSI、CSI&CIG、そし
てTSI&CIG等も用いられ、この場合には前記双方
が予め指定してある電話番号と合致した場合のみトレー
スデータを保持する。
【0020】また、前記中継通信装置が複数チャネルを
使用している場合には、トレース対象となる物理チャネ
ルを予め指定しておき、合致したチャネルのみトレース
データを保持することが含まれ、さらにトレースデータ
を保持しないモード指定も可能である。そして、表示部
は、前記保持されたトレースデータを所定のフォーマッ
トに変換し、リアルタイムで表示する。
【0021】
【作用】本発明によれば、通信装置がファクシミリ装置
から受信したDCSコマンド(ディジタル命令信号)や
対向通信装置から受信したDCSコマンドの中の速度パ
ラメータによって、帯域的又は性能的に中継不可と判断
した場合、トレーニング信号を強制的に失敗させ、その
結果を送信側ファクシミリに通知する。前記送信側ファ
クシミリは、その通知によりフォールバック機能を使っ
て通信速度を落とし、中継可能な速度に調整してから画
情報の送信を開始する。なお、通信装置の性能として
は、中継処理性能の他にファクシミリモデムの種類によ
ってサポートできない速度(14.4Kb/s等)の場
合がある。
【0022】また本発明によれば、中継通信装置がファ
クシミリ装置にコマンドを送出したあと、所定のタイマ
を用いてレスポンスを受信するまでの時間を監視し、一
定時間が経過してもレスポンスが検出できない場合に、
中継通信装置が自立的に送受信手順の調整を行うため、
いわゆるコマンドとレスポンスの間の位相ずれの発生が
防止される。
【0023】さらに本発明によれば、中継通信装置とフ
ァクシミリ装置及び、中継通信装置間のプロトコルのト
レースを解析時に有効に活用できるようにするために、
トレースデータを保持しておく段階で各種マスクの設定
が行なえる。また、複数チャネルの一方の選択指定もで
き、抽出された所望のデータは理解が容易な表示形式に
変換される。前記データのリアルタイム表示も可能であ
る。
【0024】
【実施例】はじめに、本発明の実施例について説明する
前に、関連する技術について簡単に説明しておく。な
お、詳細にはITU−Tの勧告T−30を参照のこと。
図1は、GIII ファクシミリの一般的な通信シーケンス
の一例を示したものである。図1では、本発明との関連
する画像データの転送開始から終了までの主なコマンド
について説明する。図1には示されていないが、はじめ
に一般のダイヤル操作によって送受信相互間に通信パス
が設定される。次に、CNG(Calling tone)及びCED
(Called station identification) のトーン信号によっ
て互いにファクシミリ端末であることが確認され(S
1,S2)、そして受信側ファクシミリ装置から送信側
ファクシミリ装置に対して受信側の通信速度やパラメー
タ等の能力を通知するためのDIS(Digital identific
ation signal) コマンドが送られてくる(S3)。
【0025】前記DISコマンドを受信すると、送信側
ファクシミリ装置から受信側ファクシミリ装置へ決定速
度を通知するためのDCS(Digital command signal)コ
マンド及び通信回線チェックのためのトレーニング信号
が送出される。そして、受信側ファクシミリ装置は、前
記シーケンスが正常に終了した場合はCFR(Confirmat
ion to receive) コマンドを、反対に異常終了した場合
にはFTT(Failure to train)コマンドを送出する。送
信側ファクシミリ装置は、CFRコマンドを受信すると
画像データの送信をページ単位で開始する。それとは反
対にFTTコマンドを受信すると、送信側ファクシミリ
装置はフォールバック動作により段階的に通信速度を下
げていき、前述したDCSコマンド及びトレーニング信
号の送出以降の各シーケンスが再度実行される。なお、
NSF(Non-standard facilities) は受信端末が非標準
品であることを通知するのに使われ、またCSI(Calle
dsubscriber identification)コマンドは受信側ファク
シミリ装置の電話番号を、そしてTSI(Transmitting
subscriber identification)コマンドは送信側ファクシ
ミリ装置の電話番号を相手側に通知する。
【0026】上記シーケンスが完了すると、次に画像デ
ータの送信が開始される。MPS(Multi-page signal)
コマンドは2ページ以降の各ページ単位の画像データを
送信する際に出力され(S7)、MCF(Message confi
rmation)コマンドはその正常受信の確認(S8)に使わ
れ、そしてEOP(End of procedure)コマンドは全ての
画像データの送信が終了した際に出力される(S9)。
最後にDCN(Disconnect)コマンドによって回線が切断
される(S10)。
【0027】図2及び図3は、ディジタル中継回線を介
したGIII ファクシミリ信号中継方式の一例を簡略化し
て示したものである。図2では、図1で説明した、CN
G、CED等のトーン信号やDIS、DCS等のコマン
ドフォーマット、そしてディジタル中継回線のディジタ
ル信号フォーマットの例が示されている。図2に示され
ているように、ディジタル伝送路の効率的な使用のた
め、音声信号と同様、トーン信号はディジタル回線上で
16/8kに圧縮符号化されて伝送される。GIII ファ
クシミリのDISやDCSコマンドには通信速度300
bpsのHDLCフォーマット信号が用いられる。ディ
ジタル回線上のコマンドや音声以外のデータ信号には、
全て16/8bpsのHDLCフレームが用いられる。
但し、それらは、相互に対向する通信装置間で決められ
た専用のものである。
【0028】図3は、トレーニング信号及び画像信号の
それぞれの信号フォーマット例を示している。上述した
ように、トレーニング信号及び画像信号も、ディジタル
回線上では16/8bpsのHDLCフレームとして伝
送される。そのため、トレーニング信号に関しては、フ
ァクシミリ端末から通信装置への終端結果だけが通知
(OK/NG)され、画像データを中継するための帯域
幅等との関係は一切有していない。従って、従来技術で
説明したように、トレーニング信号の回線チェック機能
はディジタル中継回線においては機能せず、先に説明し
たような問題が生じることになる。
【0029】図4は、コマンドに対するレスポンスの遅
れによる障害発生の説明図である。図4において、送信
側のファクシミリ装置から上述したようなあるコマンド
を送信した際に、受信側ファクシミリ装置の種別の違い
やその障害等によってレスポンスが遅れ、送信側のファ
クシミリ装置がタイムアウトしてコマンドを再送した
後、最初のコマンドに対するレスポンスを受信する一例
が示されている。この場合には、送信側ファクシミリ装
置が遅れてきた最初のコマンドに対する応答を受信した
時点でその送信シーケンスが完了するため、その後に送
信側ファクシミリ装置と受信側ファクシミリ装置の間で
通信状態のずれが生じ、画情報の中継等が正常に行えな
い場合が生じ得るという問題がある。
【0030】図5は、本発明によるファクシミリ信号中
継方法を実現するための通信装置の一実施例を示したブ
ロック図である。図5の通信装置1において、電話端末
が接続されている場合には、送信部1の切り換え制御部
16は音声符号化器12の側の出力を選択するようにセ
レクタ15を動作させる。また、受信部2の切り換え制
御部26は、D/A変換器22の出力を選択するように
セレクタ25を動作させる。
【0031】これにより、電話端末からの音声信号は、
送信部1のA/D変換器11、音声符号化器12そして
セレクタ15を経由してディジタル伝送路に送信され、
反対にディジタル伝送路からのディジタル信号は、受信
部2の音声復号器21、D/A変換器22そしてセレク
タ25を経由して電話機へ送信される。
【0032】次に、端末としてファクシミリ装置が接続
されている場合には、送信部1の切り換え制御部16は
ファクシミリ信号が来ているか否かを判定し、ファクシ
ミリ信号と判断した場合にはセレクタ15をファクシミ
リコマンド受信処理部14の側の出力を選択するよう動
作させる。同様に、受信部2の切り換え制御部26は、
ディジタル伝送路からの入力がファクシミリ信号と判断
した場合には、変調器24の側の出力を選択するように
セレクタ25を動作させる。
【0033】このため、ファクシミリ装置からのファク
シミリ信号は、送信部1の復調器13でディジタル信号
に変換され、次にファクシミリコマンド受信処理部14
でコマンドの検出処理が行われ、そしてセレクタ15を
介してディジタル伝送路に出力される。反対に、ディジ
タル伝送路から中継される信号は、ファクシミリコマン
ド送信処理部23で受信され、次段の変調器24は前記
ファクシミリコマンド送信処理部23から与えられたコ
マンドや受信画情報を変調し、そしてその変調信号はセ
レクタ25介してファクシミリ装置へ送信される。な
お、上述した通信装置1の各ブロックは、通信装置2の
各ブロックと全く同一であり、それらの引用符号も同じ
ものを使用している。従って、通信装置2の説明はここ
では行わない。
【0034】次に、前記ファクシミリコマンド受信処理
部14及びファクシミリコマンド送信処理部23の各処
理内容について、本発明と関連付けて詳細に説明する。
図6〜図8は、本発明の第1の実施例の説明図である。
図6は、ファクシミリコマンド受信処理部14のブロッ
ク構成例を示したものである。図7は、図6のコマンド
判定部における処理フローの一例を示したフロー図であ
る。そして図8は、本発明の第1の実施例におけるコマ
ンドシーケンスの一例を示したものである。
【0035】以下、図6及び図7を使って第1の実施例
について説明する。コマンド検出部141は、ファクシ
ミリ装置から送信されてきたコマンドを認識する。そし
て、そのコマンド受信が完了すると、受信したコマンド
を次段のコマンド判定部142に送る。コマンド判定部
142は、そのコマンドがDCSコマンドか否かを判定
し(S102)、DCSコマンド以外ならばコマンド中
継送信部144にそのコマンドを送る(S102,S1
03)。DCSコマンドならば、DCSコマンドをコマ
ンド中継送信部144に送ると伴にさらにコマンド保持
部143にも送り(S102,S104,S105)、
前記コマンド保持部143はDCSコマンドを保持して
おく。
【0036】その後、トレーニング信号をコマンド検出
部141で検出すると、その状態の良/不良の変化点を
コマンド判定部142に送る(S101)。コマンド判
定部142は、コマンド保持部143から保持してあっ
たDCSコマンドを引き出してその中の画情報送信速度
をチェックし、本通信装置で中継可能な通信速度と判断
した場合にはそのままのトレーニング状態をコマンド中
継送信部144に送る(S106〜108)。反対に、
中継不可能と判断した場合には、強制的に不良状態にし
たトレーニング状態をコマンド中継送信部144に送る
(S107,S109)。
【0037】図8は、上述したシーケンスフローの一例
を示している。始めに通信速度9600bpsのファク
シミリ装置から送られてきたトレーニング信号は通信装
置1で正常に受信される(S110)。しかしながら、
例えば通信装置1と通信装置2との間でその時使用でき
る帯域幅が8Kbpsとすると、通信装置1から通信装
置2へトレーニング信号自体は正常に送られるが、その
後の画情報が送れないことになる。そこで、通信装置1
は強制的に不良状態としたトレーニング信号を通信装置
2へ送出し、それらの間の中継伝送は不可能なことを知
らせる(S111)。
【0038】それ以降の通信手順は従来と同様であり、
その結果送信側のファクシミリ装置は、FTTコマンド
を受信してトレーニングが異常終了したことを知る(S
112〜115)。その後、送信側のファクシミリ装置
はフォールバック動作によってGIII ファクシミリ規格
で定められたより遅い通信速度に段階的に切り換え、そ
の都度トレーニング信号の送出を繰り返す。図8の例で
は、通信速度7200bps(<帯域幅が8Kbps)
でトレーニングが正常終了し、送信側のファクシミリ装
置はCFRコマンドを受信する(S116〜121)。
これによって、画情報の中継伝送が開始される。
【0039】図9〜図11は、本発明の第2の実施例の
説明図である。図9は、図5のファクシミリコマンド送
信処理部23のブロック構成例を示したものである。図
10は、図9のコマンド判定部232における処理フロ
ーの一例を示したフロー図である。そして図11は、本
発明の第2の実施例におけるコマンドシーケンスの一例
を示したものである。
【0040】以下、図9及び図10を使って第2の実施
例について説明する。受信側の通信装置2は、対向する
送信側の通信装置1から中継伝送されてきたコマンドを
コマンド中継受信部231で認識する。そして、コマン
ドの受信が完了すると受信したコマンドをコマンド判定
部232に送る。コマンド判定部232は、そのコマン
ドがDCSコマンドか否かを判定し(S202)、DC
Sコマンド以外ならばそのコマンドをコマンド送信部2
34へ送る(S202,S203)。DCSコマンドの
場合には、それをコマンド送信部234へ送ると伴にコ
マンド保持部233へも送り、コマンド保持部233は
前記DCSコマンドを保持しておく(S202,S20
4,S205)。
【0041】その後、トレーニング信号の変化点通知を
コマンド中継受信部231で検出し、その通知をコマン
ド判定部232に送る(S201)。コマンド判定部2
32ではコマンド保持部233から保持してあったDC
Sコマンドを引き出し、その中の画情報送信速度をチェ
ックし本通信装置で中継可能速度にある場合はそのまま
コマンド送信部234にトレーニング状態変化を通知す
る(S206〜208)。中継可能速度以外の場合は、
トレーニング状態変化を通知するのではなく強制的に不
良状態をコマンド送信部234に通知する(S207,
S209)。
【0042】図11は、上述したシーケンスフローの一
例を示している。先に説明した図7との相違は、トレー
ニング信号が通信装置2にまで正常に中継されている点
である(S210,S211)。しかしながら、前述の
ように通信装置1と通信装置2との間でその時使用でき
る帯域幅が8Kbpsとすると、やはり画情報が送れな
いことになる。そこで、本例では通信装置2が強制的に
不良状態としたトレーニング信号を受信側のファクシミ
リ装置に送ることによって通信不可能なことを知らせる
(S212)。以降の通信手順は図7と同様でありここ
では更めて説明しない。
【0043】図12〜図14は、本発明の第3の実施例
の説明図である。図12は、本実施例におけるファクシ
ミリコマンド送信/受信処理部14,23のブロック構
成例を示したものである。図13は、図12のコマンド
判定部における処理フローの一例を示したフロー図であ
る。そして図14は、本発明の第3の実施例におけるコ
マンドシーケンスの一例を示したものである。
【0044】以下、図12及び図13を使って第3の実
施例について説明する。コマンド検出部141は、ファ
クシミリ装置から送られてきたコマンドを認識し、コマ
ンド受信が完了するとその受信したコマンドをコマンド
判定部142に送る。コマンド判定部142はそのコマ
ンドがDCSコマンドか否かを判定し、DCSコマンド
以外ならばコマンド中継送信部144にコマンドを送る
(S302,S303)。DCSコマンドならばコマン
ド保持部143に送り(S302,S304)、コマン
ド保持部143はそのDCSコマンドを保持しておく。
【0045】その後、トレーニング信号をコマンド検出
部141で検出すると、その状態の良/不良の結果がコ
マンド判定部142に送られる(S301)。コマンド
判定部142ではコマンド保持部143から先に保持し
てあったDCSコマンドを引き出し、その中の画情報送
信速度をチェックし、その結果本通信装置での中継可能
速度の場合には保持してあったDCSコマンド及びその
トレーニング状態変化をコマンド中継送信部144へ送
る(S305〜S307)。中継可能速度外の場には、
DCSコマンドを中継することはせず、装置内折り返し
によりファクシミリコマンド送信部23に対して中継不
可通知を行う(S306,S308)。ファクシミリコ
マンド送信部23のコマンド判定部232で中継不可通
知を受けた場合には、コマンド判定部232はコマンド
送出部234に対してFTTコマンド(トレーニング失
敗)を送る。
【0046】図14は、上述したシーケンスフローの一
例を示している。先に説明した図7との相違は、通信装
置1がファクシミリ装置からトレーニング信号を正常に
受信した時点で(S310)、通信装置2に対して画情
報の中継伝送ができないと判断すると、通信装置2に対
してではなく、直接前記ファクシミリ装置に対してFT
Tコマンドを返送する点である(S311)。これ以降
のフォールバック動作等は、図7と同様でありここでは
更めて説明しない。
【0047】図15〜図17は、本発明の第4の実施例
の説明図である。図15は、本実施例におけるファクシ
ミリコマンド送信/受信処理部14,23のブロック構
成例を示したものである。図16は、図15のコマンド
判定部における処理フローの一例を示したフロー図であ
る。そして図17は、本発明の第4の実施例におけるコ
マンドシーケンスの一例を示したものである。
【0048】以下、図15及び図16を使って第4の実
施例について説明する。受信側の通信装置2は、対向す
る送信側の通信装置1から中継伝送されてきたコマンド
をコマンド中継受信部231で認識する。コマンド受信
が完了すると、その受信したコマンドはコマンド判定部
232に送られる。コマンド判定部232はそのコマン
ドがDCSコマンドか否かを判定し、DCSコマンド以
外ならばそれをコマンド送信部234に送る(S40
2,S403)。DCSコマンドの場合には、それをコ
マンド保持部233に送り、コマンド保持部233では
DCSコマンドを保持しておく(S402,S40
4)。
【0049】その後、トレーニング信号の変化点通知を
コマンド中継受信部231で検出しすると、その通知を
コマンド判定部232に送る(S401)。コマンド判
定部232ではコマンド保持部233から保持してあっ
たDCSコマンドを引き出してその中の画情報送信速度
をチェックし、本通信装置での中継可能速度の場合に
は、保持してあったDCSコマンド及び前記トレーニン
グ信号をコマンド送信部234に通知する(S405〜
407)。反対に、中継可能速度外の場合には、DCS
コマンドも中継せずにファクシミリコマンド受信部14
に中継不可通知を行う(S406〜S408)。コマン
ド判定部142で中継不可通知を受けた場合は、コマン
ド中継送信部144に対してFTTコマンド(トレーニ
ング失敗)を送る。
【0050】図17は、上述したシーケンスフローの一
例を示している。先に説明した図11との相違は、受信
側の通信装置2が送信側の通信装置1からトレーニング
信号を正常に受信した時点で(S411)、画情報の中
継伝送ができないと判断すると、受信側のファクシミリ
に対してではなくトレーニング信号を送信してきた通信
装置1に対してFTTコマンドを返送する点である(S
412)。これ以降のフォールバック動作等は、図11
と同様でありここでは更めて説明しない。
【0051】図18は、本発明の第5の実施例による通
信処理装置のブロック構成例を示している。図17で
は、先に説明した図5の構成に新たに動作モード記憶部
3が付加されている。動作モード記憶部3には、例えば
ファームウェア等により予め上述した4つの実施例の各
場合の制御内容が記憶されており、上位制御部からのモ
ード指定によってそれらが使い分けられるようになって
いる。例えば、DCSコマンドの後、トレーニング信号
が来た時点で前記動作モード記憶部3から指定モードを
取り出し、そのモードに対応したシーケンスが実行され
る。
【0052】次に、本発明により、ファクシミリの応答
時間や中継する通信装置間の伝送路遅延や通信装置の処
理遅延等によりコマンドとレスポンスとの間で位相ずれ
が生ずるような場合でも、コマンドとレスポンスの手順
調整を行うことによって画情報の中継を可能にした例
を、以下に示す第6及び第7の各実施例を用いて説明す
る。
【0053】図19〜図21は、本発明の第6の実施例
の説明図である。図19は、図5に示すファクシミリコ
マンド送受信処理部14,23のブロック構成例を示し
たものである。図20は、タイマ1を使ったコマンド/
レポンス処理フローの一例を示したフロー図である。そ
して、図21は、本発明の第6の実施例におけるコマン
ド/レスポンスシーケンスの一例を示したものである。
【0054】まず、図19及び図20を使って第6の実
施例について説明する。対向する通信装置の受信側の通
信装置のファクシミリコマンド受信処理部14及びファ
クシミリコマンド送信処理部23において、専用線を介
して対向する通信装置から受信したコマンドは、コマン
ド中継受信部231でコマンドを認識し(S601)、
コマンド受信が完了すると受信したコマンドをコマンド
判定部232に送る。コマンド判定部232は、そのコ
マンドをコマンド送信部234に送り、それとともにタ
イマ1部235に対して一定時間(t1)監視を要求す
る(S602)。
【0055】コマンド送信部234は、コマンド判定部
232から送られてきたコマンドを変調器24に送出す
る。その後、一定時間内にファクシミリ装置からレスポ
ンスが返ってきた場合(<t1)、ファクシミリ装置か
ら送信されてきたレスポンスはコマンド検出部141で
レスポンスを認識し(S603)、レスポンス受信が完
了すると受信したレスポンスをコマンド判定部142に
送る。コマンド判定部142では、受信したレスポンス
をコマンド中継送信部144へ送り、それとともにコマ
ンド判定部232にレスポンスの受信を通知する。コマ
ンド判定部232は、タイマ1部235に対して前記一
定時間監視のキャンセルを要求し、かつ受信したレスポ
ンスを対向する通信装置に中継する(S606)。
【0056】また、一定時間内にファクシミリからレス
ポンスが返って来なかった場合(>t1)、タイマ1部
235は一定時間が経過したことをコマンド判定部23
2に通知する。コマンド判定部232はタイムアウトを
コマンド判定部142に通知する。コマンド判定部14
2は、その後到着したレスポンスを破棄する(S60
4,605)。なお、タイマ1のタイムアウトは、コマ
ンドやレスポンスの受信とは係わりなくチェックされる
(S607,608)。
【0057】図21は、上記シーケンスフローの一例を
示しており、受信側の通信装置は、対向する送信側の通
信装置から受信したコマンド(S601)を着信側のフ
ァクシミリ装置に送信する際に、タイマt1をスタート
させる(S602)。もし、着信側ファクシミリ装置か
らのレスポンスの受信(S603)が端末種別やトラブ
ル等によって前記タイマt1のタイムアウト時間を越え
た場合(>t1)は、そのレスポンス信号は受信側の通
信装置内で破棄される(S605)。前記レスポンス受
信がタイマt1のタイムアウト時間内(<t1)であれ
ば、そのレスポンスを送信側の通信装置へ送出し(S6
06)、前記タイマt1の値をクリアしてカウント動作
を停止させる。
【0058】図22〜図27は、本発明の第7の実施例
の説明図である。図22は、図5に示すファクシミリコ
マンド送受信処理部14,23のブロック構成例を示し
たものである。図23は、タイマ2を使ったコマンド/
レスポンス処理フローの一例を示したフロー図である。
図24及び図25は、図23のタイマ2を用いた本発明
の第7の実施例におけるコマンド/レスポンスシーケン
ス例をそれぞれ示している。図26は、タイマ3を使っ
たコマンド/レスポンス処理フローの一例を示してい
る。そして、図27は、図26のタイマ3を用いた本発
明の第7の実施例におけるコマンド/レスポンスシーケ
ンスの一例を示している。
【0059】図22及び図23を使ってタイマ2を使っ
た場合の第7の実施例について説明する。対向する通信
装置の受信側の通信装置のファクシミリコマンド受信処
理部14及びファクシミリコマンド送信処理部23にお
いて、対向する送信側の通信装置から受信したコマンド
をコマンド中継受信部231で認識し(S701)、コ
マンド受信が完了すると受信したコマンドをコマンド判
定部232に送る。コマンド判定部232は、そのコマ
ンドをコマンド保持部233及びコマンド送信部234
に送り、また併せてタイマ2部236に対して一定時間
(t2)監視を要求する(S702)。コマンド保持部
233は、コマンド判定部232から送られたコマンド
を保存しておく(S703)。
【0060】その後、前記一定時間内にコマンドを受信
したファクシミリ装置からレスポンスが返ってきた場合
(<t2)、そのレスポンスはコマンド検出部141で
認識され(S708)、レスポンス受信が完了すると受
信したレスポンスをコマンド判定部142に送る。コマ
ンド判定部142では受信したレスポンスをコマンド中
継送信部144に送るとともにファクシミリ装置からレ
スポンスを受信したことをコマンド判定部232に通知
する。コマンド判定部232はタイマ2部236に対し
て前記一定時間監視のキャンセルを要求し、かつ受信し
たレスポンスを対向する通信装置に中継する(S71
0)。
【0061】また、一定時間内にファクシミリ装置から
レスポンスが返ってこなかった場合(>t2)、タイマ
2部236は一定時間が経過したことをコマンド判定部
232に通知する。コマンド判定部232は、タイムア
ウトをコマンド判定部142に通知し、コマンド保持部
233に対して保持してあるコマンドを要求する。コマ
ンド保持部233から取り出したコマンドを変調器24
に再送出する(S713,714)。
【0062】その後、ファクシミリ装置から送信されて
きたレスポンスを受信した場合(S708,709)、
コマンド検出部141でレスポンスを認識し、レスポン
ス受信が完了すると受信したレスポンスをコマンド判定
部142に送る。コマンド判定部142では、対向通信
装置からのコマンドのリトライの受信を通知されていな
ければ、そのレスポンスを破棄し(S711,71
2)、そしてファクシミリ装置からのレスポンスを受信
したことをコマンド判定部232に通知する。対向通信
装置からのコマンドのリトライの受信を通知されていれ
ば、そのレスポンスをコマンド中継送信部144に送る
(S711,710)。
【0063】また、自発的にリトライのコマンドの送出
(S714)を行った後に対向通信装置から送信されて
きたリトライのコマンドを受信した場合(S701,7
02)、コマンド中継受信部231でコマンドを認識
し、コマンド受信が完了すると受信したコマンドをコマ
ンド判定部232に送る。コマンド判定部232では、
ファクシミリからのレスポンスの受信を通知されていな
ければ、そのコマンドを破棄し(S705,707)、
対向通信装置からのコマンドのリトライを受信したこと
をコマンド判定部142に通知する。すでにレスポンス
を受信している場合には、受信したコマンドを着信側の
ファクシミリ装置に送出する(S705,706)。
【0064】図24及び図25は、上記シーケンスフロ
ーの一例を示している。ここでは、着信側のファクシミ
リ装置が同じコマンドを2度続けて受信した時に正常受
信と判断する装置の場合を示しており、従って、まずタ
イマt2がタイムアウトして同一コマンドが受信側の通
信装置から再送される(S713,714)。
【0065】図24の例では、上記コマンドの再送後、
送信側からリトライコマンドを受信する前に着信側ファ
クシミリ端末からレスポンスを受信した場合が示されて
おり、この場合のレスポンスは破棄され(S711,7
12)、そしてリトライコマンドは着信側のファクシミ
リ装置へ送出される(S705,706)。
【0066】図25の例では、コマンドの再送後、送信
側からリトライコマンドを受信した後に着信側ファクシ
ミリ端末からレスポンスを受信する場合が示されてい
る。この場合には、上記とは反対にコマンドが破棄され
(S705,707)、そして前記レスポンスは対向す
る通信装置へ送出される(S711,710)。
【0067】次に、図26に示すコマンド/レスポンス
の処理フローを用いて、図22のタイマ3部237を使
った場合の第7の実施例について説明する。対向する通
信装置の送信側の通信装置において、発信側のファクシ
ミリ装置から送られてきたコマンドを受信した場合、コ
マンド検出部141でコマンドを認識し(S720)、
コマンド受信が完了すると受信したコマンドをコマンド
判定部142に送る。コマンド判定部142では、コマ
ンド判定部232に対してファクシミリからのコマンド
を受信したことを通知すると伴にコマンド中継送信部1
44に受信したコマンドを送る。
【0068】コマンド判定部232ではタイマ3部23
7に対して一定時間(t3)監視を要求する(S72
1)。タイマ3部237は一定時間が経過した場合(>
t3)、タイムアウトをコマンド判定部232に通知す
る。コマンド判定部232では対向する通信装置からレ
スポンスを受信した場合であって、タイマ3部237か
ら既にタイムアウト通知を受けている時にはコマンド送
信部234に受信したレスポンスを送る(S722〜7
24)。まだタイムアウト通知を受けていない場合はそ
のレスポンスを破棄する(S723,725)。
【0069】図27は、上述したシーケンスを図示した
シーケンスチャートである。着信側ファクシミリ装置か
らの応答が遅れ、その間に発信側ファクシミリ装置から
コマンドが再送されてきた場合を示している(S72
0)。本実施例では、発信側ファクシミリ装置からのコ
マンド受信で対向する通信装置の送信側で応答監視タイ
マt3がスタートする(S721)。このt3は、正常
な着信側ファクシミリ端末の場合にはレスポンス信号を
返すことができない短い時間に設定される。従って、こ
の間に受信されたレスポンスは破棄され(S725)、
t3のタイムアウト後に受信されたレスポンスは発信側
ファクシミリ装置へ送出される。
【0070】以下では、障害発生時に原因となり得る要
素がファクシミリ装置、公衆回線、通信装置、中継専用
線等と多岐に渡るために生ずる長時間の調査や情報不足
の問題、さらにはトレースデータを保持するための記憶
容量が有限なことによる所望データの採集の困難性やデ
ータの上書きによる所望データの消失の問題等を解決
し、障害発生時におけるその原因調査及び再現試験等の
作業を軽減することを可能にする本発明の実施例につい
て説明する。
【0071】図28〜図41は、本発明による第8の実
施例の説明図である。図28は、図5に示す通信装置1
の内部にさらにトレース部4を設けた本実施例の構成例
を示したものである。図29は、同様に前記通信装置1
に対向する通信装置2の内部にさらにトレース部4を設
けた本実施例の構成例を示したものである。
【0072】図28及び図29において、トレース部4
のトレース動作モード保持部41に対し、保守用コンソ
ール5からトレース動作モードへの移行を指示するコマ
ンドや、それと伴にマスク対象となる電話番号やチャネ
ル番号が送られる。トレース動作モード保持部41は、
それらを保持しておく。
【0073】図32は、本実施例で指定可能なトレース
動作モードの種類を示している。 a)通常トレースモードとは、無条件で全てのトレース
データを保持するモードである(S8002)。 b)CSI(Called subscriber identification)による
マスクモード(1)とは、設定された電話番号とCSI
コマンドに含まれる電話番号とが一致した場合にトレー
スデータを保持するモードである。
【0074】c)TSI(Transmitting subscriber ide
ntification)によるマスクモード(2)とは、設定され
た電話番号とTSIコマンドに含まれる電話番号とが一
致した場合にトレースデータを保持するモードである。 d)CIG(Calling subscriber identification) によ
るマスクモード(3)とは、設定された電話番号とCI
Gコマンドに含まれる電話番号とが一致した場合にトレ
ースデータを保持するモードである。
【0075】e)CSIとTSIによるマスクモード
(4)とは、設定された電話番号とCSI及びTSIの
電話番号の双方とも一致した場合にトレースデータを保
持するモードである。 f)CSIとCIGによるマスクモード(5)とは、設
定された電話番号とCSI及びCIGの電話番号の双方
とも一致した場合にトレースデータを保持するモードで
ある。
【0076】g)CIGとTSIによるマスクモード
(6)とは、設定された電話番号とCIG及びTSIの
電話番号の双方とも一致した場合にトレースデータを保
持するモードである。 h)チャネル番号によるマスクモード(7)とは、チャ
ネル番号が一致した場合にトレースデータを保持するモ
ードである。 i)トレース抑止モードとは、トレースデータの保持を
禁止するモードである。
【0077】上記各種マスクモードを実際に使用する例
としては、以下に示すような場合が考えられる。 (a) 特定のファクシミリ送信機の通信が異常となる
場合はTSIによってマスクをかけ、トレースを収集す
る。 (b) 特定のファクシミリ受信機の通信が異常となる
場合はCSIによってマスクをかけ、トレースを収集す
る。 (c) 特定のファクシミリ送信機と受信機の組合せの
通信が異常となる場合はCSIとTSIによってマスク
をかけ、トレースを収集する。
【0078】(d) ポーリング通信を行う場合におい
て特定のファクシミリ受信機の通信が異常となる場合は
CIGによってマスクをかけ、トレースを収集する。 (e) ポーリング通信を行う場合において特定のファ
クシミリ送信機の通信が異常となる場合はTSIによっ
てマスクをかけ、トレースを収集する。 (f) ポーリング通信を行う場合において特定のファ
クシミリ受信機と送信機の通信が異常となる場合はCI
GとTSIによってマスクをかけ、トレースを収集す
る。
【0079】(g) ポーリング通信を行う場合におい
て特定のファクシミリ受信機と送信機の通信が異常とな
る場合はCSIとCIGによってマスクをかけ、トレー
スを収集する。 (h) 特定の物理チャネルが異常となる場合はチャネ
ル番号によってマスクをかけ、トレースを収集する。 (i) トレースデータを収集した時点で上書きによる
消滅を防止するためトレース抑止が可能。 (j) 収集したい通信ケースが長くてトレース保持部
のメモリ領域に入りきらない場合は、リアルタイム表示
機能を使用して、ダウンロードしておけばプロトコルの
最初から最後まで取ることが可能となる。
【0080】図30は、トレース内部処理部42と関連
して送信部1のFAXコマンド受信処理部14のブロッ
ク構成を示したものである。図31は、トレース内部処
理部42と関連して受信部2のFAXコマンド送信処理
部23のブロック構成を示したものである。
【0081】図30に示すように、トレース動作モード
の場合、自局に接続されているファクシミリ装置から送
信されてきたコマンドはコマンド検出部141で認識さ
れ、コマンド受信が完了すると受信したコマンドはコマ
ンド判定部142へ送られる。コマンド判定部142
は、そのコマンドをコマンド中継送信部144に送ると
同時にトレース内部処理部42へも送る。コマンド中継
送信部144は実際に送信したコマンドをトレース内部
処理部42へ送る。
【0082】同様に、図31において対向通信装置から
送信されてきたコマンドはコマンド中継受信部231で
認識され、コマンド受信が完了するとその受信したコマ
ンドはコマンド判定部232へ送られる。コマンド判定
部232はそのコマンドをコマンド送信部234に送る
と同時にトレース内部処理部42へも送る。コマンド送
信部234は実際に送信したコマンドをトレース内部処
理部42に送る。
【0083】以下、図28及び図29の各ブロック図を
参照し、図32〜図39に示す各トレース動作モードの
処理フロー図に従って本実施例8の動作について説明す
る。なお、ステップ番号における最上位桁番号8は本実
施例の番号8に、それに続く桁の番号は図32に示す各
トレース動作モードの番号に対応している。
【0084】図33は、図32に示すCSIマスクモー
ド(1)の処理フローの一例を示している。本モードで
は、トレース動作モード保持部41に保持されている電
話番号とCSIコマンドのパラメータに付加されている
電話番号とが一致した場合にトレーステンポラリ44に
保持されるトレースデータをトレース保持部43へ転送
する。
【0085】図33において、トレース内部処理部42
では既に電話番号の合致を認識していればそのトレース
データをトレース保持部43に送る(S8103,81
06)。まだ電話番号の合致を認識していなければ、そ
のコマンドがCSIコマンドか否かを判定し、CSIコ
マンド以外ならば、トレーステンポラリ44にトレース
データを保持しておく(S8104,8107)。
【0086】CSIコマンドならばそのパラメータに付
加されている電話番号と、トレース動作モード保持部4
1に保持されている電話番号とを比較し、一致しなかっ
た場合はトレーステンポラリ44に保持されていたトレ
ースデータを破棄し、その後一旦音声モードに戻るまで
トレースを取らない(S8105,8109)。一致し
た場合はトレーステンポラリ44に保持されたトレース
データをトレース保持部43に転送し、その後に音声モ
ードに戻るまでトレースデータをトレース保持部43に
格納する(S8105,8108)。
【0087】図34は、図32におけるTSIマスクモ
ード(2)の具体的な処理フローの一例を示している。
図35は、図32におけるCIGマスクモード(3)の
具体的な処理フローの一例を示している。図34及び図
35も上述した図33の場合と同様であり、ただ比較の
対象となるコマンドがTSI又はCIGとなっているだ
けである。従って、ここでは図34及び図35について
は更めて説明しない。
【0088】図36は、図32におけるCSI&TSI
マスクモード(4)の具体的な処理フローの一例を示し
ている。図36において、トレース内部処理部42で既
にCSIコマンドとTSIコマンド両者の電話番号の合
致を認識していればそのトレースデータをトレース保持
部43に送る(S8403,8407)。既にCSIコ
マンドとTSIコマンド両者の電話番号の不一致を認識
していればトレーステンポラリ44に保持されていたト
レースデータを破棄し、その後一旦音声モードに戻るま
でトレースを取らない(S8405,8409,841
2,8402)。
【0089】まだどちらかの電話番号の合致を認識して
いなければ、そのコマンドがCSIコマンドならばその
パラメータに付加されている電話番号と、トレース動作
モード保持部41に保持されている電話番号とを比較
し、一致しなかった場合はトレーステンポラリ44に保
持されていたトレースデータを破棄し、その後一度音声
モードに戻るまでトレースを取らない(S8404,8
405,8412)。
【0090】合致した場合、トレーステンポラリ44に
トレースデータを保持しておく(S8405,840
6)。送られたコマンドがTSIコマンドならばCSI
コマンドの電話番号が合致しているかを調べ、合致して
いない場合はトレーステンポラリ44に保持されていた
トレースデータを破棄し、その後一度音声モードに戻る
までトレースを取らない(S8408,8409,84
12)。
【0091】合致している場合はそのTSIコマンドの
パラメータに付加されている電話番号と、トレース動作
モード保持部41に保持されている電話番号とを比較
し、一致しなかった場合はトレーステンポラリ44に保
持されていたトレースデータを破棄し、その後一度音声
モードに戻るまでトレースを取らない(S8409,8
410,8412)。合致した場合、トレーステンポラ
リ44に保持されていたトレースデータ及び本コマンド
をトレース保持部43に転送しその後一度音声モードに
戻るまでのトレースデータをトレース保持部43に格納
する(S8410,8411)。
【0092】図37は、図32におけるCSI&CIG
マスクモード(5)の具体的な処理フローの一例を示し
ている。図38は、図32におけるCIG&TSIマス
クモード(6)の具体的な処理フローの一例を示してい
る。図37及び図38とも上述した図36の場合と同様
であり、ただ比較の対象となるコマンドがCSI&CI
G又はCIG&TSIとなっているだけである。従っ
て、ここでは図37及び図38については更めて説明し
ない。
【0093】図39は、図32におけるチャネルマスク
モード(7)の具体的な処理フローの一例を示してい
る。図39では、本モードの前提としてトレース動作モ
ード指示の際に一緒に与えられるマスク対象チャネル番
号がトレース動作モード保持部41に保持されている。
本モードが設定されている場合には、トレース内部処理
部42に送られてきたコマンドがトレース動作モード保
持部41に保持されたチャネル番号の物である場合にト
レース保持部43に格納される(S8702,870
3)。
【0094】なお、上述したような処理フロー図は示さ
れていないが、図32におけるトレース抑止モードの場
合には、トレース内部処理部42において送られてきた
コマンドのトレース保持は禁止される。これによってデ
ータの上書きによる消失が防止される。
【0095】図40は、保守用コンソール5の表示制御
フローの一例を示したフロー図である。図40におい
て、保守用コンソール5から図28又は図29に示すト
レース部4のトレースデータ出力部45にリアルタイム
出力を依頼する(S8801)。トレースデータ出力部
45は、トレース保持部44に一定数のトレース件数が
格納されたかを定期的に照会し、一定数のトレースが格
納されている場合にはトレース保持部44からその一定
件数分だけのトレースデータを取り出して保守用コンソ
ール5に対して出力する(S8803,8804)。以
降、一定時間周期で上記の表示動作を繰り返す(S88
06)。必要なトレースデータを取りおえた後に保守用
コンソールからリアルタイム出力中止を依頼すると、ト
レースデータ出力部45は最後に残った一定数未満のト
レースデータをトレース保持部44から取り出し、それ
を保守用コンソールに出力してリアルタイム出力処理を
中止する(S8805,8806)。
【0096】図41は、保守用コンソール5の表示画面
の一例を示したものである。トレースの単位は、図の左
側に示すトレース番号(TRACE NO.)、コマン
ド等の種別(CED,PREAMBLE等)、ステイタ
ス(STATUS)、及びトレースデータ(DATA)
と、図の右側に示すトレースの開示時刻(START)
と終了時刻(END)、そしてチャネル番号(CH:0
/1)で構成される。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による第1及
び第2の実施例では、トレーニング信号を不良状態にす
るだけでその後のシーケンスはファクシミリ動作に準じ
ており、従来の通信手順に対して忠実で通信装置側に加
工を加えていないことから、両局側で手順の同期をとる
ことがきわめて容易であるという利点がある。
【0098】また、第3及び第4の実施例では、中継伝
送できないと判断した場合、受信側のファクシミリ装置
に対してトレーニング信号を流すことなく、送信ファク
シミリ装置の側へ直接FTTコマンドを送信するため、
全体の通信時間を抑えることが可能となる等の利点があ
る。
【0099】さらに、第5の実施例により、上記各実施
例における利点を上手に選択、若しくは組み合わせるこ
とによって、様々な状況に適応したファクシミリ信号の
中継伝送が可能になる。例えば、応用例として第1の実
施例と第2の実施例を同時に、又は第3の実施例と第4
の実施例を同時に採用すれば、通信装置の間で性能に差
があっても低い性能の方に合わせた速度での中継伝送が
可能となる。上記によれば、ファクシミリ信号をディジ
タル伝送路で中継する通信装置を使用した場合、通信装
置の中継可能範囲において任意にファクシミリ中継伝送
を実現することが可能となる。
【0100】また本発明によりファクシミリ信号をディ
ジタル伝送路で中継する通信装置を使用した場合、ファ
クシミリ装置の応答時間や中継する通信装置間の伝送路
遅延、及び通信装置の処理遅延等により、コマンドとレ
スポンスの位相がずれるような条件においてもファクシ
ミリ中継伝送を実現することが可能となる。第6の実施
例では、受信側ファクシミリ装置において受信した画情
報の処理に時間がかかり、遅れて応答する場合や、メー
ル装置の様に画情報をDASDに蓄積する等、応答が遅
い端末の場合に有効である。
【0101】また第7の実施例では、誤受信を防止する
ために1回目のコマンドを無視するようなファクシミリ
装置が接続された場合に、着信側ファクシミリ装置にコ
マンド待ちタイムアウトを起こさせないために有効であ
る。第7の実施例の別の態様によれば、コマンド送信後
レスポンスが返ってくるまでの絶対時間を一定時間に定
義すれば、応答時間自体はそれほど長くはないが通信装
置間の伝送路遅延等により、受信側通信装置で破棄しき
れなかったレスポンスに対しても送信側で破棄できる等
の利点があり、上記2つの実施例とそれぞれ組み合わせ
て使用すればさらにすれ違いを防止できるケースが増え
ることになる。
【0102】さらに第8の実施例によれば、ファクシミ
リ信号をディジタル伝送路で中継する通信装置を使用し
た場合、通信装置とファクシミリ装置の間の交換機等が
入り、通信装置内のどのチャネルを使用するか不明の場
合でも特定のファクシミリ装置の通信トレースのみをと
ることができる。また、トレースデータの記憶領域が有
限であるため、特定のFAX通信の異常のトレースを取
る際に条件を限定してとることでメモリの節約が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GIII ファクシミリの一般的な通信シーケンス
の一例を示した図である。
【図2】ディジタル中継回線を介したGIII ファクシミ
リ信号中継方式の一例(1)を示した図である。
【図3】ディジタル中継回線を介したGIII ファクシミ
リ信号中継方式の一例(2)を示した図である。
【図4】コマンドに対するレスポンス遅延によって生じ
る障害発生の一例を示した図である。
【図5】本発明によるファクシミリ信号中継方法を実現
する通信装置の一実施例を示したブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるファクシミリコ
マンド受信処理部のブロック構成例を示した図である。
【図7】図6のコマンド判定部における処理フローの一
例を示したフロー図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるコマンドシーケ
ンスの一例を示した図である。
【図9】本発明の第2の実施例におけるファクシミリコ
マンド送信処理部のブロック構成例を示した図である。
【図10】図9のコマンド判定部における処理フローの
一例を示したフロー図である。
【図11】本発明の第2の実施例におけるコマンドシー
ケンスの一例を示した図である。
【図12】本発明の第3の実施例におけるファクシミリ
コマンド送信/受信処理部のブロック構成例を示した図
である。
【図13】図12のコマンド判定部における処理フロー
の一例を示したフロー図である。
【図14】本発明の第3の実施例におけるコマンドシー
ケンスの一例を示した図である。
【図15】本発明の第4の実施例におけるファクシミリ
コマンド送信/受信処理部のブロック構成例を示した図
である。
【図16】図15のコマンド判定部における処理フロー
の一例を示したフロー図である。
【図17】本発明の第4の実施例におけるコマンドシー
ケンスの一例を示した図である。
【図18】本発明の第5の実施例による通信処理装置の
構成例を示したブロック図である。
【図19】本発明の第6の実施例におけるファクシミリ
コマンド送信/受信処理部のブロック構成例を示した図
である。
【図20】タイマ1を用いたコマンド/レスポンス処理
フローの一例を示したフロー図である。
【図21】本発明の第6の実施例におけるシーケンスフ
ローの一例を示した図である。
【図22】本発明の第7の実施例におけるファクシミリ
コマンド送信/受信処理部のブロック構成例を示した図
である。
【図23】タイマ1を用いたコマンド/レスポンス処理
フローの一例を示したフロー図である。
【図24】本発明の第7の実施例におけるシーケンスフ
ローの一例(1)を示した図である。
【図25】本発明の第7の実施例におけるシーケンスフ
ローの一例(2)を示した図である。
【図26】タイマ3を用いたコマンド/レスポンス処理
フローの一例を示したフロー図である。
【図27】本発明の第7の実施例におけるシーケンスフ
ローの一例(3)を示した図である。
【図28】本発明の第8の実施例によるファクシミリ信
号中継方法を実現する対向通信装置の一方の側の一構成
例を示したブロック図である。
【図29】本発明の第8の実施例によるファクシミリ信
号中継方法を実現する対向通信装置の他方の側の一構成
例を示したブロック図である。
【図30】本発明の第8の実施例におけるファクシミリ
コマンド受信処理部とトレース内部処理部との関係を示
したブロック図である。
【図31】本発明の第8の実施例におけるファクシミリ
コマンド送信処理部とトレース内部処理部との関係を示
したブロック図である。
【図32】トレース動作モードの選択処理フローの一例
を示したフロー図である。
【図33】CSIマスクモードの処理フローの一例を示
したフロー図である。
【図34】TSIマスクモードの処理フローの一例を示
したフロー図である。
【図35】CIGマスクモードの処理フローの一例を示
したフロー図である。
【図36】CSI&TSIマスクモードの処理フローの
一例を示したフロー図である。
【図37】CSI&CIGマスクモードの処理フローの
一例を示したフロー図である。
【図38】CIG&TSIマスクモードの処理フローの
一例を示したフロー図である。
【図39】チャネルマスクモードの処理フローの一例を
示したフロー図である。
【図40】保守用コンソールの表示制御フローの一例を
示したフロー図である。
【図41】保守用コンソールの表示画面の一例を示した
図である。
【符号の説明】
1…送信部 2…受信部 3…動作モード記憶部 4…トレース部 5…保守用コンソール 14…ファクシミリコマンド受信処理部 23…ファクシミリコマンド送信処理部 41…トレース動作モード保持部 142,232…コマンド判定部 143,233…コマンド保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 尚美 石川県金沢市広岡3丁目1番1号 富士 通北陸通信システム株式会社内 (72)発明者 盛山 裕 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−49742(JP,A) 特開 昭61−203744(JP,A) 特開 平5−75824(JP,A) 特開 平4−152746(JP,A) 特開 平4−361469(JP,A) 特開 平5−22551(JP,A) 特開 平2−81540(JP,A) 特開 昭60−73767(JP,A) 特開 昭56−137433(JP,A) 特開 昭54−129905(JP,A) 特開 平4−101539(JP,A) 特開 昭62−209944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44 H04L 13/00 - 13/00 309 H04L 13/00 317 - 13/18

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記送信側通信装置は、前記送信側ファクシミリ装置か
    ら回線チェックのためのトレーニング信号が送出された
    際に前記ディジタル中継伝送路の画情報伝送容量が中継
    される画情報容量より小さいと判断した場合に、前記受
    信側通信装置に対して強制的に不良にしたトレーニング
    信号を送出すること、 前記強制的に不良にしたトレーニング信号の送出によっ
    て、前記受信側ファクシミリ装置から前記送信側ファク
    シミリ装置へ異常終了が通知されること、そして前記異
    常終了が通知された送信側ファクシミリ装置は、フォー
    ルバック動作によって前記通信装置間で中継可能な画情
    報伝送速度まで通信速度を落としてから画情報を送出す
    ることを特徴とするファクシミリ信号中継方法。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記送信側通信装置は、前記送信側ファクシミリ装置か
    ら回線チェックのためのトレーニング信号が送出された
    際に前記ディジタル中継伝送路の画情報伝送容量が中継
    される画情報容量より小さいと判断した場合に、前記送
    信側ファクシミリ装置対して強制的に不良にしたトレー
    ニング信号を送出すること、そして前記異常終了が通知
    された送信側ファクシミリ装置は、フォールバック動作
    によって前記通信装置間で中継可能な画情報伝送速度ま
    で通信速度を落としてから画情報を送出することを特徴
    とするファクシミリ信号中継方法。
  3. 【請求項3】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記受信側通信装置は、前記送信側ファクシミリ装置か
    ら回線チェックのためのトレーニング信号が送出された
    際に前記ディジタル中継伝送路の画情報伝送容量が中継
    される画情報容量より小さいと判断した場合に、前記受
    信側ファクシミリ装置に対して強制的に不良にしたトレ
    ーニング信号を送出すること、 前記強制的に不良にしたトレーニング信号の送出によっ
    て、前記受信側ファクシミリ装置から前記送信側ファク
    シミリ装置へ異常終了が通知されること、そして前記異
    常終了が通知された送信側ファクシミリ装置は、フォー
    ルバック動作によって前記通信装置間で中継可能な画情
    報伝送速度まで通信速度を落としてから画情報を送出す
    ることを特徴とするファクシミリ信号中継方法。
  4. 【請求項4】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記受信側通信装置は、前記送信側ファクシミリ装置か
    ら回線チェックのためのトレーニング信号が送出された
    際に前記ディジタル中継伝送路の画情報伝送容量が中継
    される画情報容量より小さいと判断した場合に、前記送
    信側通信装置に対して強制的に不良にしたトレーニング
    信号を送出すること、そして前記強制的に不良にしたト
    レーニング信号によって、送信側ファクシミリ装置は、
    フォールバック動作を行って前記通信装置間で中継可能
    な画情報伝送速度まで通信速度を落としてから画情報を
    送出することを特徴とするファクシミリ信号中継方法。
  5. 【請求項5】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記受信側通信装置は、前記送信側通信装置から受信し
    たコマンドを前記受信側ファクシミリ装置へ中継する際
    に、所定のタイムアウト時間からなるタイマをスタート
    させること、そして前記受信側通信装置は、前記タイム
    アウト時間経過後であって前記送信側ファクシミリ装置
    からのリトライコマンドが与えられる前に前記受信側フ
    ァクシミリ装置からレスポンスを受信した場合にはその
    レスポンスを破棄し、前記リトライコマンドを受信側フ
    ァクシミリ装置へ中継することを特徴とするファクシミ
    リ信号中継方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記受信側通信装置は、前記タ
    イマのタイムアウト時に前記受信側ファクシミリ装置へ
    コマンドを再送することを含む請求項5記載のファクシ
    ミリ信号中継方法。
  7. 【請求項7】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記受信側通信装置は、前記送信側通信装置から受信し
    たコマンドを前記受信側ファクシミリ装置へ中継する際
    に、所定のタイムアウト時間からなるタイマをスタート
    させること、 前記受信側通信装置は、前記タイマのタイムアウト時に
    前記受信側ファクシミリ装置へコマンドを再送するこ
    と、そして前記受信側通信装置は、前記タイムアウト時
    間経過後であって前記受信側ファクシミリ装置からのレ
    スポンスを受信する前に前記送信側ファクシミリ装置か
    らリトライコマンドが与えられた場合にはそのコマンド
    を破棄し、前記レスポンスを送信側ファクシミリ装置へ
    中継することを特徴とするファクシミリ信号中継方法。
  8. 【請求項8】 ファクシミリ信号を中継する送信側通信
    装置は、送信側ファクシミリ装置からの変調信号をモデ
    ムで復調してその復調したディジタル信号をディジタル
    中継伝送路へ送信し、そしてファクシミリ信号を中継す
    る受信側通信装置は、受信した前記ディジタル信号を再
    び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するGIII フ
    ァクシミリ信号中継方法において、 前記送信側通信装置は、前記送信側ファクシミリ装置か
    ら受信したコマンドを前記受信側通信装置へ中継する際
    に、所定のタイムアウト時間からなるタイマをスタート
    させること、そして前記送信側通信装置は、前記タイム
    アウト時間内に前記受信側通信装置からのレスポンスを
    受信した場合にはそのレスポンスを破棄することを特徴
    とするファクシミリ信号中継方法。
  9. 【請求項9】 送信側ファクシミリ装置からの変調信号
    をモデムで復調し、その復調したディジタル信号をディ
    ジタル中継伝送路へ送信し、受信した前記ディジタル信
    号を再び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信するG
    III ファクシミリ信号中継通信装置において、 ファクシミリ装置から受信したファクシミリコマンド信
    号を検出処理して対向する中継通信装置へ送出するファ
    クシミリコマンド受信処理部(14)は、ファクシミリ
    装置からのコマンド及びトレーニング状態を認識するコ
    マンド検出部(141)、 前記認識されたコマンドがDCSコマンドか否かを判定
    し、前記DCSコマンドと前記トレーニング状態から対
    向する中継通信装置へ送出するトレーニング状態を判断
    するコマンド判定部(142)、 前記コマンド判定部においてDCSコマンドと判定した
    場合に、そのDCSコマンドを一時的に保持するコマン
    ド保持部(143)、そして前記コマンド判定部から与
    えられたコマンド及び所定のトレーニング状態を対向す
    る中継通信装置に送出するコマンド中継送信部(14
    4)から成り、そして対向する中継通信装置から受信し
    たファクシミリコマンド信号を検出処理してファクシミ
    リ装置へ送出するファクシミリコマンド送信処理部(2
    3)は、 対向する中継通信装置からのコマンド及びトレーニング
    状態を認識するコマンド中継受信部(231)、 前記認識されたコマンドがDCSコマンドか否かを判定
    し、前記DCSコマンドと前記トレーニング状態から送
    出するトレーニング状態を判断するコマンド判定部(2
    32)、 前記コマンド判定部においてDCSコマンドと判定した
    場合に、そのDCSコマンドを一時的に保持するコマン
    ド保持部(233)、そして前記コマンド判定部から与
    えられたコマンド及び所定のトレーニング状態をファク
    シミリ装置に送信するコマンド送信部(234)から成
    ることを特徴とする中継通信装置。
  10. 【請求項10】 前記ファクシミリコマンド受信処理部
    (14)における前記コマンド判定部(142)は、ト
    レーニング信号の正常終了を確認した場合に、前記コマ
    ンド保持部(143)に保持されたDCSコマンドの通
    信速度及び中継通信装置間の画情報伝送容量をチェック
    し、中継不可能と判断すると前記コマンド中継送信部
    (144)に前記DCSコマンド及び強制的に不良にし
    たトレーニング信号を送る請求項9記載の中継通信装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ファクシミリコマンド送信処理部
    (23)における前記コマンド判定部(232)は、ト
    レーニング信号の正常終了を確認した場合に、前記コマ
    ンド保持部(233)に保持されたDCSコマンドの通
    信速度及び中継通信装置間の画情報伝送容量をチェック
    し、中継不可能と判断すると前記コマンド送信部(23
    4)に前記DCSコマンド及び強制的に不良にしたトレ
    ーニング信号を送る請求項9記載の中継通信装置。
  12. 【請求項12】 前記ファクシミリコマンド受信処理部
    (14)における前記コマンド判定部(142)は、ト
    レーニング信号の正常終了を確認した場合に、前記コマ
    ンド保持部(143)に保持されたDCSコマンドの通
    信速度及び中継通信装置間の画情報伝送容量をチェック
    し、中継不可能と判断すると前記ファクシミリコマンド
    送信処理部(23)における前記コマンド判定部(23
    2)へ中継不可通知を行い、そして前記ファクシミリコ
    マンド送信処理部(23)における前記コマンド判定部
    (232)は、前記中継不可通知を受けた場合には前記
    コマンド送信部(234)にFTTコマンドを送る請求
    項9記載の中継通信装置。
  13. 【請求項13】 前記ファクシミリコマンド送信処理部
    (23)における前記コマンド判定部(232)は、ト
    レーニング信号の正常終了を確認した場合に、前記コマ
    ンド保持部に保持されたDCSコマンドの通信速度及び
    中継通信装置間の画情報伝送容量をチェックし、中継不
    可能と判断すると前記ファクシミリコマンド受信処理部
    (14)における前記コマンド判定部(142)へ中継
    不可通知を行い、そして前記ファクシミリコマンド受信
    処理部(14)における前記コマンド判定部(142)
    は、前記中継不可通知を受けた場合には前記コマンド中
    継送信部(144)にFTTコマンドを送る請求項9記
    載の中継通信装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記コマンド判定部(14
    2,232)で決定される中継内容を選択的に設定する
    ための動作モード記憶部(3)を有し、前記動作モード
    記憶部(3)に格納される内容に従って前記コマンド判
    定部(142,232)のコマンド判定結果に対応する
    複数の中継内容の選択肢のうちの1つが選択される請求
    項9記載の中継通信装置。
  15. 【請求項15】 送信側ファクシミリ装置からの変調信
    号をモデムで復調し、その復調したディジタル信号をデ
    ィジタル中継伝送路へ送信し、受信した前記ディジタル
    信号を再び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信する
    GIII ファクシミリ信号中継通信装置において、 ファクシミリ装置から受信したファクシミリコマンド信
    号を検出処理して対向する中継通信装置へ送出するファ
    クシミリコマンド受信処理部(14)は、 ファクシミリ装置からのコマンド又はレスポンスを認識
    するコマンド検出部(141)、 ファクシミリ装置から受信したコマンド又はレスポンス
    を対向する中継通信装置に送信するか否かをタイマ状態
    や手順の進行状態から判断し制御するコマンド判定部
    (142)、及び前記コマンド判定部から与えられたコ
    マンド又はレスポンスを対向する中継通信装置に送出す
    るコマンド中継送信部(144)から成り、そして対向
    する中継通信装置から受信したファクシミリコマンド信
    号を検出処理してファクシミリ装置へ送出するファクシ
    ミリコマンド送信処理部(23)は、 ファクシミリ装置にコマンドを送出してからそのレスポ
    ンスが返ってくるまでのタイムアウト時間を監視するタ
    イマ部(235〜237)、 対向する中継通信装置からのコマンド又はレスポンスを
    認識するコマンド中継受信部(231)、 対向する中継通信装置から受信したコマンド又はレスポ
    ンスをファクシミリ装置へ送信するか否かを前記タイマ
    部のタイムアウト状態や手順の進行状態から判断し制御
    するコマンド判定部(232)、そして前記コマンド判
    定部から与えられたコマンド又はレスポンスをファクシ
    ミリ装置へ送信するコマンド送信部(234)から成る
    ことを特徴とするファクシミリ信号中継通信装置。
  16. 【請求項16】 さらに、前記コマンド判定部(23
    2)から与えられたコマンド又はレスポンスを一時的に
    保持するコマンド保持部(233)を有し、 前記タイマ部(236)がタイムアウトした場合に、前
    記コマンド保持部(233)に保持してあるコマンドを
    前記コマンド判定部(232)及びコマンド送信部(2
    34)を介して再送する請求項15記載の中継通信装
    置。
  17. 【請求項17】 送信側ファクシミリ装置からの変調信
    号をモデムで復調し、その復調したディジタル信号をデ
    ィジタル中継伝送路へ送信し、受信した前記ディジタル
    信号を再び変調して受信側ファクシミリ装置へ送信する
    GIII ファクシミリ信号中継通信装置において、 前記中継通信装置は、対向する中継通信装置や収容ファ
    クシミリ装置との間の通信プロトコルトレースを行うト
    レース部(4)を有し、前記トレース部(4)は、所定
    の端末識別子を含むコマンドと予め指定してある電話番
    号とを比較し、それらが合致した場合のみそのトレース
    データを保持することを特徴としたファクシミリ信号中
    継通信装置。
  18. 【請求項18】 前記所定の端末識別子を含むコマンド
    は、被呼端末識別(CSI)である請求項17記載のフ
    ァクシミリ信号中継通信装置。
  19. 【請求項19】 前記所定の端末識別子を含むコマンド
    は、送信端末識別(TSI)を用いる請求項17記載の
    ファクシミリ信号中継通信装置。
  20. 【請求項20】 前記所定の端末識別子を含むコマンド
    は、発呼端末識別(CIG)を用いる請求項17記載の
    ファクシミリ信号中継通信装置。
  21. 【請求項21】 前記所定の端末識別子を含むコマンド
    は、被呼端末識別(CSI)及び送信端末識別(TS
    I)であり、前記被呼端末識別(CSI)と送信端末識
    別(TSI)の双方が予め指定してある電話番号と合致
    した場合のみトレースデータを保持する請求項17記載
    のファクシミリ信号中継通信装置。
  22. 【請求項22】 前記所定の端末識別子を含むコマンド
    は、被呼端末識別(CSI)と発呼端末識別(CIG)
    であり、前記被呼端末識別(CSI)と発呼端末識別
    (CIG)の双方が予め指定してある電話番号と合致し
    た場合のみトレースデータを保持する請求項17記載の
    ファクシミリ信号中継通信装置。
  23. 【請求項23】 前記所定の端末識別子を含むコマンド
    は、送信端末識別(TSI)と発呼端末識別(CIG)
    であり、前記送信端末識別(TSI)と発呼端末識別
    (CIG)の双方が予め指定してある電話番号と合致し
    た場合のみトレースデータを保持する請求項17記載の
    ファクシミリ信号中継通信装置。
  24. 【請求項24】 さらに、前記中継通信装置が複数チャ
    ネルを用いている場合には、トレース対象となる物理チ
    ャネルを予め指定しておき、合致したチャネルのみトレ
    ースデータを保持する請求項17記載のファクシミリ信
    号中継通信装置。
  25. 【請求項25】 前記トレース部(4)は、トレースデ
    ータを保持しないモード指定を有する請求項17記載の
    ファクシミリ信号中継通信装置。
  26. 【請求項26】 前記中継通信装置は、さらに前記保持
    されたトレースデータを所定のフォーマットに変換して
    リアルタイムで表示する表示部(5)を有する請求項1
    7記載のファクシミリ信号中継通信装置。
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