JP3375378B2 - 自動車のアンテナ装置 - Google Patents

自動車のアンテナ装置

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JP3375378B2 JP14587493A JP14587493A JP3375378B2 JP 3375378 B2 JP3375378 B2 JP 3375378B2 JP 14587493 A JP14587493 A JP 14587493A JP 14587493 A JP14587493 A JP 14587493A JP 3375378 B2 JP3375378 B2 JP 3375378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のアンテナ装
置に関し、特に、デフロスト用熱線を利用した接地式ア
ンテナを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動車用アンテナ装
置として、例えば実開昭58―61506号公報等に示
されるように、ウィンドカラスの曇りを除去するための
デフロスト用熱線を利用し、その熱線の上下余白部のガ
ラス面にそれぞれアンテナを配置したものが知られてい
る。このアンテナは、一方の端子側が車体に接地された
接地式のアンテナであり、その長さが受信しようとする
電波の波長の1/2に近いほど受信感度を高めることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、デフロスト用熱線を利用してはいるものの、
熱線以外の余白部にアンテナを配置しているので、デフ
ロスト性能の向上のために熱線のウィンドガラスで占め
る割合を大にすると、アンテナの設置スペースが小さく
なり、その有効長をあまり長くすることはできず、アン
テナの受信感度を上げるのに限度がある。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記デフロスト用熱線
の配置構造を利用することにより、接地式アンテナのウ
ィンドガラスでの配置スペースを小さくしつつ、その受
信感度を高め得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、請求項1の発明では、デフロスト用熱線が上下2群
に分れている場合の構造を利用し、その上下群の熱線間
にアンテナを配置して、そのアンテナを熱線との間で効
率的に容量結合させることとした。
【0006】すなわち、請求項1の発明では、ウィンド
ガラスに、各々左右方向に延びる複数のデフロスト用熱
線が上下2つのグループに分けられて配置され、両熱線
グループの熱線の一側同士がウィンドガラスの左右一側
部で互いに接続されている一方、他側の端部がウィンド
ガラスの左右他側部で一方の熱線グループの熱線は車載
電源に、他方の熱線グループの熱線はアースにそれぞれ
接続されている自動車が前提である。
【0007】そして、上記上下の両熱線グループ間のウ
ィンドガラスに配置され、かつ該ウィンドガラスの他側
側から一側側に延びるアンテナ線を有する接地式アンテ
ナを設ける。
【0008】また、請求項2の発明では、上記請求項1
において、上記接地式アンテナは、ウィンドガラスの他
側側においてデフロスト用熱線の他側に沿って延設され
ているものとする。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1及び2の発明で
は、ウィンドガラスに配置される複数のデフロスト用熱
線が上下2つのグループに分けられ、これら両熱線グル
ープ間のウィンドガラスに接地式アンテナのアンテナ線
が、ウィンドガラスの他側側から一側側に延びるように
配置されているので、ウィンドガラスにおいてアンテナ
線の上下両側に熱線が隣接することとなり、アンテナ線
と熱線とを効率的に容量結合して、熱線からアンテナへ
の高周波電流の送受性能を向上でき、よって設置スペー
スの小さいアンテナでありながらその受信感度を高める
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】(実施例1) 図1は本発明の実施例1に係るアンテナ装置を示し、1
は自動車の後方から見たリヤウィンドガラス、2はその
窓枠であって、ウィンドガラス1の車室内側面にはデフ
ロスト用ヒータ3が張り付けられている。このヒータ3
は、車幅方向たる左右方向に互いに平行に延びる複数本
(図示例では10本)の熱線4,4,…(ヒータ線)を
有し、これら複数の熱線4,4,…は半分ずつ上下2つ
のグループ4U,4Dに分けられている。上側グループ
4Uの熱線4,4,…の右端部同士は上側独立バスバー
5により、また下側グループ4Dの熱線4,4,…の右
端部同士は下側独立バスバー6によりそれぞれ接続さ
れ、上下グループ4U,4Dの熱線4,4,…同士はウ
ィンドガラス1の左側部で共通バスバー7により接続さ
れている。上側独立バスバー5は車体にアースされてヒ
ータ3の接地側とされている一方、下側独立バスバー6
は、コイルL及びコンデンサCからなるノイズフィルタ
8とデフロストスイッチ9とを介して図外の車載バッテ
リに接続されており、デフロストスイッチ9をON操作
することで、バッテリから各熱線4に給電して発熱さ
せ、その発熱によりウィンドガラス1面の曇りを除去す
るようになっている。
【0012】また、ウィンドガラス1には上記デフロス
ト用ヒータ3の熱線4,4,…と窓枠2との間にAM用
の接地式アンテナ10がヒータ3を取り囲むように配置
されている。このアンテナ10は有端状のもので、その
一端側はヒータ3の上部と窓枠2上部との間のウィンド
ガラス1をその右端から左右中央まで水平に延び、その
端部はアンテナ10の他端側に対し離隔されている。一
方、該アンテナ10の他端側はヒータ3の上部と窓枠2
の上部との間のウィンドガラス1をその左端から左右中
央まで水平に延びた後、上方に彎曲してガラス1外に延
出され、その端部は図外の同軸フィーダを介して接地式
のラジオ受信機に接続されている。
【0013】そして、この発明の特徴として、上記上下
の両熱線グループ4U,4D間のウィンドガラス1には
左右方向に延びるアンテナ線11が上側熱線グループ4
U下端の熱線4及び下側熱線グループ4D上端の熱線4
に対しそれぞれ等間隔をあけて配置され、このアンテナ
線11の左端は共通バスバー7の上下中間部に所定の間
隔をあけて対峙している一方、右端は上下独立バスバー
5,6間の間隙を通ってアンテナ10における右側部の
上下中間部に接続されており、この構造によりアンテナ
線11は接地式アンテナ10の一部を構成している。
【0014】したがって、上記実施例においては、アン
テナ10で受信されたAM帯域の電波の電流信号は同軸
フィーダを経て受信機に入力される。
【0015】そのとき、上記ウィンドガラス1に複数の
デフロスト用熱線4,4,…が配置されて、これら複数
のデフロスト用熱線4,4,…は上下2つのグループ4
U,4Dに分けられ、両熱線グループ4U,4D間のウ
ィンドガラス1に、接地式アンテナ10の一部を構成す
るアンテナ線11が熱線4,4,…の電源接続側たる独
立バスバー5,6間を通ってウィンドガラス1の右側か
ら左側に延びるように配置されているので、ウィンドガ
ラス1においてアンテナ線11の上下両側に熱線グルー
プ4U,4Dの熱線4,4,…が隣接することになる。
このため、ウィンドガラス1内のスペースでアンテナ1
0と熱線4,4,…とを効率的に容量結合して熱線4,
4,…からアンテナ10への高周波電流の送受性能を向
上でき、よって設置スペースの小さい接地式アンテナ1
0を用いつつその受信感度を高めることができる。
【0016】(実施例2) 図2は実施例2を示し(尚、図1と同じ部分については
同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、アンテ
ナ10の形状を変えたものである。
【0017】すなわち、この実施例では、アンテナ10
はヒータ3の上下独立バスバー5,6と窓枠2の右側部
との間のウィンドガラス1にその右側縁部に沿って略上
下方向に延びるように配置され、その上端部は上側独立
バスバー5の上端よりも高い高さ位置で、また下端部は
下側独立バスバー6の下端よりも低い高さ位置でそれぞ
れ跡切れており、図示しないが、上記上端部が同軸フィ
ーダを介してラジオ受信機に接続されている。
【0018】また、アンテナ線11は上記実施例1と同
様に上下の熱線グループ4U,4D間を左右方向に水平
に延び、その右端部が上記アンテナ10の上下中間部に
接続されている。
【0019】したがって、この実施例でも上記実施例1
と同様の作用効果を奏することができる。
【0020】尚、上記各実施例では、デフロスト用ヒー
タ3における独立バスバー5,6を右側に、また共通バ
スバー7を左側にそれぞれ配置しているが、両者を逆に
配置してもよく、要は、ウィンドガラス1の左右一側に
熱線4,4,…への接続部が集中配置される構造であれ
ば本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によると、ウィンドガラスに配置される複数のデフ
ロスト用熱線が上下2つのグループに分けられ、この熱
線への電気接続がウィンドガラスの左右一側に集中して
いる構造において、両熱線グループ間のウィンドガラス
に配置され、かつ該ウィンドガラスの電極集中側から反
対側に延びるアンテナ線を有する接地式アンテナを設け
たことにより、ウィンドガラスにおいてアンテナ線の上
下両側に熱線を隣接させて両者の容量結合を効率的に行
い、熱線からアンテナへの高周波電流の送受性能を高め
て、設置スペースの小さい接地式アンテナを使用しつつ
その受信感度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1においてリヤウィンドガラス
での熱線及びアンテナの配置構造を示す正面図である。
【図2】実施例2を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1 ウィンドガラス 3 デフロスト用ヒータ 4 熱線 4U,4D 熱線グループ 5,6 バスバー 10 アンテナ(接地式アンテナ) 11 アンテナ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−39015(JP,U) 実開 平2−123107(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウィンドガラスに、各々左右方向に延び
    る複数のデフロスト用熱線が上下2つのグループに分け
    られて配置され、両熱線グループの熱線の一側同士がウ
    ィンドガラスの左右一側部で互いに接続されている一
    方、他側の端部がウィンドガラスの左右他側部で一方の
    熱線グループの熱線は車載電源に、他方の熱線グループ
    の熱線はアースにそれぞれ接続されている自動車におい
    て、 上記上下の両熱線グループ間のウィンドガラスに配置さ
    れ、かつ該ウィンドガラスの他側側から一側側に延びる
    アンテナ線を有する接地式アンテナを設けたことを特徴
    とする自動車のアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 接地式アンテナは、ウィンドガラスの他
    側側においてデフロスト用熱線の他側に沿って延設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動車のアンテ
    ナ装置。
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