JP3374468B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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Description
被乾燥物を加熱手段により加熱して乾燥させる衣類乾燥
機に関する。
に正特性感温ヒータ(PTCヒータ)を用い、リレーま
たは双方向性サイリスタなどのパワー半導体素子によ
り、PTCヒータのオンオフ制御を行っている。
タがショートして、衣類乾燥機本体に所定値以上の過電
流が流れた場合、家庭用の電源ブレーカが遮断すること
によって、乾燥機本体からの危険事態の発生を回避して
いる。
乾燥機では、PTCヒータが完全にショートすると、数
10アンペアの電流が衣類乾燥機本体内の内部配線また
は電源コードに流れるが、家庭用の電源ブレーカが切れ
ることによって危険状態を回避する。しかし、衣類乾燥
機本体に、PTCヒータの故障に関する自己診断機能が
ないため、どのような原因によって電源ブレーカが切れ
たか、サービスマンなどが判断できない場合があるとい
う問題を有していた。また、PTCヒータが不完全な状
態でショートし、たとえば、約20アンペアの電流が流
れた場合、容量が20アンペアの電源ブレーカでは、そ
れが切れるまでに相当の時間を要するので、衣類乾燥機
本体内の内部配線や電源コードが発熱し、非常に危険で
あるという問題を有していた。
PTCヒータのショートなどの故障を確実に検知するこ
とを第1の目的としている。
を検知すれば、運転を停止することによって危険状態を
回避することを第2の目的としている。
障を検知すれば、その異常の旨を使用者などに報知する
ことを第3の目的としている。
を達成するために、被乾燥物を収納し乾燥させる回転ド
ラムと、前記回転ドラム内の被乾燥物を加熱する加熱手
段と、前記加熱手段への通電を制御するリレーと、前記
加熱手段に流れる電流値を検知する電流検知手段と、前
記リレーおよび前記電流検知手段等を制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は、前記リレーのオフ時に、前
記電流検知手段により検知した電流値が所定電流値I1
より高く、所定電流値I2より低い場合に前記リレーが
異常状態と検知し、前記電流検知手段により検知した電
流値が所定電流値I2より高い場合に前記加熱手段が異
常状態と検知することを第1の課題解決手段としてい
る。
第1の課題解決手段に加えて、制御手段は、リレーのオ
ン時に、電流検知手段により検知した電流値が所定電流
値I2より高い場合に加熱手段が異常状態と検知するこ
とを第2の課題解決手段としている。
第1または2の課題解決手段に加えて、電源を遮断する
ためのスイッチング手段を備え、制御手段は、電流検知
手段により検知した電流値が所定電流値I2より高い場
合に、前記スイッチング手段を介して電源を遮断するよ
うにしたことを第3の課題解決手段としている。
記第1〜3の課題解決手段に加えて、運転コースなどを
設定する入力設定手段と、異常状態を報知する報知手段
とを備え、制御手段は、前記入力設定手段の入力状態に
応じて、リレーの異常状態を検知すると前記報知手段に
よりリレーの異常を報知し、ヒータの異常状態を検知す
ると前記報知手段によりヒータの異常を報知するように
したことを第4の課題解決手段としている。
リレーのオフ時に、リレーの異常状態と、加熱手段の異
常状態とをそれぞれ検知できるので、安全性を向上でき
る。
のオン時に、加熱手段の異常状態を検知できるので、安
全性を向上できる。
段が故障したことを検知したとき、電源を遮断するの
で、過電流が流れたままになることなく危険事態の発生
を防止でき、安全性を向上できる。
手段が故障したことを検知したとき、入力設定手段の入
力状態に応じて異常状態を報知するので、故障の内容が
わかりサービス性を向上できる。
照しながら説明する。
を収納し、送風ファン2により回転ドラム1内に温風を
循環させる。送風ファン2は熱交換ファンと呼ばれるも
ので、回転ドラム1内に温風を循環させると同時に外部
からの空気を取り入れてファンを冷却し、回転ドラム1
の循環空気を除湿する。PTCヒータ(加熱手段)3
は、回転ドラム1への送風経路すなわち循環空気取入口
に配設し、循環空気を加熱する。モータ4は、回転ドラ
ム1と送風ファン2とを回転駆動する。
ヒータ3a、3bにより構成している。制御手段5は、
マイクロコンピュータにより構成している。カレントト
ランス6と電流−電圧変換回路7とで電流検知手段8を
構成し、PTCヒータ3に流れる電流値を検知するよう
にしている。
力し、電流値によりPTCヒータ3がショートしている
かどうかを判断する。制御手段5によりPTCヒータ3
がショートしていると判断された場合、双方向性サイリ
スタなどのパワー半導体素子で構成したスイッチング手
段9により電源スイッチ10を遮断するか、または表示
部11とブザー12で異常の旨を使用者に報知する。
続され、制御手段5によってオン、オフ制御されて、P
TCヒータ3の通電を制御する。入力設定手段14は、
通常乾燥コースなどを切り換えるため入力するもので、
特殊な入力パターンにおいてサービスチェックモードと
なる。パワー半導体素子15は、モータ4に直列に接続
され、制御手段5によりオン、オフ制御がされてモータ
4を駆動する。なお、16は、交流電源で、PTCヒー
タ3と直列にリレーの接点13a、13bを接続する。
スタート/一時停止スイッチ14aと、乾燥コースなど
を切り換えるため入力するスイッチ14b、14c、1
4dで構成している。表示部11は、「強」表示発光ダ
イオード110などの10個の発光ダイオードからな
り、異常の時は「標準」表示発光ダイオード113、
「厚物」表示発光ダイオード114を点滅させ、かつ
「強」表示発光ダイオード110を点灯させるようにし
ている。
を説明すると、まず、ステップ100にて、電源投入時
にスイッチ14bと14cが同時に押されているかどう
かを判定し、同時に押されていればサービスチェックモ
ードと判断し、ステップ102でサービスチェックFを
1とする。同時に押されていなければ、ステップ101
にてサービスチェックFを0とする。
タ3のヒータ3a、3bがともに、オフしているときに
流れる電流値Isを電流検知手段8により検知する。そ
して、ステップ104では、制御手段5により、電流値
Isが所定電流値I1(たとえば5アンペア)以上である
かを判断する。電流値Isが所定電流値I1以上の場合
は、リレー13がショートしていると判断しステップ1
05に進む。ステップ105では、さらに、制御手段5
により電流値Isが所定電流値I2以上かどうかを判断す
る。
は数10アンペア、そして不完全の状態でショートした
ときには20アンペア前後の電流が衣類乾燥機本体内に
流れるとしたとき、所定電流値I2を20アンペアとす
れば、電流値Isが所定電流値I2以上の場合は、PTC
ヒータ3のショートの状態に関係なくショートしている
と判断できる。そして、ステップ105にてPTCヒー
タ3がショートしていると判断された場合はステップ1
06へ進む。また、電流値Isが所定電流値I2以下の場
合には、リレー13のみがショートしていると判断し、
ステップ107に進む。ステップ107〜109では、
通常運転時はスイッチング手段9により電源を遮断し、
サービスチェックモードではリレー13がショートして
いるとの異常を表示部11とブザー12とで使用者に報
知する。
ョートしていないと判断された場合、通常運転の動作を
開始する。ステップ110にて、制御手段5によりリレ
ー13aをオンし、PTCヒータ3aをオン状態にす
る。ステップ111では、PTCヒータ3がオンすると
きの突入電流を減らすために、PTCヒータ3bをオン
させるまでに、ある一定時間(たとえば20秒)の遅延
時間を設ける。そして、ステップ112で、制御手段5
によりリレー13bをオンして、PTCヒータ3bをオ
ン状態にする。
オンしたときに流れる電流値Itを、電流検知手段8で
検知する。そして、ステップ114で、制御手段5によ
り電流値Itが所定電流値I2以上かどうかを判定し、P
TCヒータ3がショートしているかどうかを調べる。電
流値Itが所定電流値I2以上の場合は、PTCヒータ3
が完全または不完全な状態でショートしていると判断で
き、ステップ106に進む。
スチェックモードかを判定し、通常運転時では、ステッ
プ115にてスイッチング手段9により電源を遮断し、
サービスチェックモードでは、ステップ116にてPT
Cヒータ3がショートしているとの異常を表示部11と
ブザー12で使用者に報知する。また、ステップ117
で運転が終了するまでは、PTCヒータ3に流れる電流
値を制御手段5に入力しつづけ、PTCヒータ3がショ
ートしているかどうかの検知をつづける。
よれば、被乾燥物を収納し乾燥させる回転ドラムと、前
記回転ドラム内の被乾燥物を加熱する加熱手段と、前記
加熱手段への通電を制御するリレーと、前記加熱手段に
流れる電流値を検知する電流検知手段と、前記リレーお
よび前記電流検知手段等を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記リレーのオフ時に、前記電流検知
手段により検知した電流値が所定電流値I1より高く、
所定電流値I2より低い場合に前記リレーが異常状態と
検知し、前記電流検知手段により検知した電流値が所定
電流値I2より高い場合に前記加熱手段が異常状態と検
知したから、PTCヒータ(加熱手段)が完全にショー
トしたとき、不完全の状態でショートしたときなどのシ
ョートの状態に関係なく加熱手段の異常状態を確実に検
知でき、リレーがショートしたときリレーの異常状態を
検知できる。
流検知手段により検知した電流値が所定電流値I2より
高い場合に加熱手段が異常状態と検知したから、加熱手
段のショート等の異常を確実に検知できる。
手段を備え、制御手段は、電流検知 手段により検知した
電流値が所定電流値I2より高い場合に、前記スイッチ
ング手段を介して電源を遮断するようにしたから、PT
Cヒータのショートなどの故障を検知すれば、即電源を
遮断することにより、過電流による衣類乾燥機本体内の
内部配線や、電源コードの発熱などの危険事態の発生を
回避することができ、安全性を向上できる。
定手段と、異常状態を報知する報知手段とを備え、制御
手段は、前記入力設定手段の入力状態に応じて、リレー
の異常状態を検知すると前記報知手段によりリレーの異
常を報知し、ヒータの異常状態を検知すると前記報知手
段によりヒータの異常を報知するようにしたから、サー
ビスチェックモードを用いることにより、サービスマン
などにリレーの異常およびヒータの異常等、それぞれ区
別して異常内容を報知することができ、サービス性を向
上できる。
ト
Claims (4)
- 【請求項1】 被乾燥物を収納し乾燥させる回転ドラム
と、前記回転ドラム内の被乾燥物を加熱する加熱手段
と、前記加熱手段への通電を制御するリレーと、前記加
熱手段に流れる電流値を検知する電流検知手段と、前記
リレーおよび前記電流検知手段等を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記リレーのオフ時に、前記
電流検知手段により検知した電流値が所定電流値I1よ
り高く、所定電流値I2より低い場合に前記リレーが異
常状態と検知し、前記電流検知手段により検知した電流
値が所定電流値I2より高い場合に前記加熱手段が異常
状態と検知する衣類乾燥機。 - 【請求項2】 制御手段は、リレーのオン時に、電流検
知手段により検知した電流値が所定電流値I2より高い
場合に加熱手段が異常状態と検知する請求項1記載の衣
類乾燥機。 - 【請求項3】 電源を遮断するためのスイッチング手段
を備え、制御手段は、電流検知手段により検知した電流
値が所定電流値I2より高い場合に、前記スイッチング
手段を介して電源を遮断するようにした請求項1または
2に記載の衣類乾燥機。 - 【請求項4】 運転コースなどを設定する入力設定手段
と、異常状態を報知する報知手段とを備え、制御手段
は、前記入力設定手段の入力状態に応じて、リレーの異
常状態を検知すると前記報知手段によりリレーの異常を
報知し、ヒータの異常状態を検知すると前記報知手段に
よりヒータの異常を報知するようにした請求項1〜3の
いずれか1項に記載の衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26467493A JP3374468B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26467493A JP3374468B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116396A JPH07116396A (ja) | 1995-05-09 |
JP3374468B2 true JP3374468B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17406631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26467493A Expired - Lifetime JP3374468B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374468B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101154970B1 (ko) * | 2005-06-30 | 2012-06-18 | 엘지전자 주식회사 | 증기 분사식 세탁기의 행정 제어방법 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP26467493A patent/JP3374468B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07116396A (ja) | 1995-05-09 |
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