JP2004347253A - 電気こたつ - Google Patents

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Toshiaki Tanaka
敏明 田中
Akimasa Shintaku
彰昌 新宅
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Abstract

【課題】使用者が暖房空間内を覗き電気ヒータの状態を確認しなくとも人体センサーによる使用者の無し検出による電気ヒータへの通電停止を確認でき、使用者の誤った判断を回避でき、使用勝手の優れた電気こたつを提供すること。
【解決手段】電気こたつ1の暖房空間A内で使用者の有無を検出するための人体センサー13を配置し、人体センサー13の赤外線センサー13dは暖房空間A内での人体が発する赤外線を検出することで使用者の有無を検出する。そして、赤外線入射量が連続して所定時間変化しない場合には使用者が不在であると判断して、負荷側の電気ヒータ5及び送風機4等への通電を遮断して暖房を停止する。また、コントローラ17の通電状態表示ランプ17dに電流が流れなくなり、通電状態表示ランプ17dが消灯する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冬季に電気ヒータの発熱を利用して暖をとる電気こたつに関するものである。詳述すれば、使用者の有無を検出して電気ヒータの発熱を制御する電気こたつに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種電気こたつは、矩形の本体型枠に発熱する電気ヒータを備え、この本体型枠の4隅に支持脚を設けて床面上に支持した状態で、その外周を布団で覆うことにより暖房空間を形成している。
【0003】
そして、赤外線センサーにより使用者の有無を検出して、使用者が不在時には電気ヒータの通電を停止するものが特開平7−198149号公報に開示されている。
【0004】
【特許文献】
特開平7−198149号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報には赤外線センサーの使用方法や使用時の表示が示されていなかった。そこで、赤外線センサー(人体センサー)をこたつの、例えば本体型枠に設け、暖房空間内における使用者の有無を赤外線センサーで検出し、使用者の不使用時には電気ヒータへの通電を停止して無駄な電力消費を抑えることが考えられる。このような赤外線センサーの使用者無しの検出による電気ヒータへの通電停止制御においては、赤外線センサーによる使用者無しの検出が、所定時間継続した場合に自動的に電気ヒータへの通電を停止するが、電気ヒータへの通電が本当に停止しているかどうか使用者が確認するために、すなわち電気ヒータの状態を見るために暖房空間内を覗いたときには、赤外線センサーがその覗いた人を検出し、電気ヒータは直ちに通電状態(赤色の発光状態)になり、使用者は赤外線センサーの使用者無しの検出による電気ヒータへの通電停止の制御が動作していないのではないか、すなわち故障しているかもしれないといった誤った判断をするという不具合があった。
【0006】
そこで本発明は、上記の点に鑑み、使用者が暖房空間内を覗き電気ヒータの状態を確認しなくとも人体センサーによる使用者の無し検出による電気ヒータへの通電停止を確認でき、使用者の誤った判断を回避でき、使用勝手の優れた電気こたつを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため第1の発明は、電気ヒータを備えた本体型枠を複数の支持脚により床面上に支持して暖房空間を形成し、前記暖房空間の外に設けられ前記電気ヒータへの電源の供給を制御する運転スイッチを備えたコントローラと、前記暖房空間内で使用者の有無を検出するもので前記運転スイッチの閉成時に使用者の無しを検出すると前記電気ヒータへの通電を停止する人体センサーとを設けた電気こたつにおいて、前記電気ヒータへの通電時に点灯し、前記電気ヒータの非通電時に消灯する表示灯を前記コントローラに設けたことを特徴とする。
【0008】
また第2の発明は、電気ヒータを備えた本体型枠を複数の支持脚により床面上に支持して暖房空間を形成し、前記暖房空間の外に設けられ前記電気ヒータへの電源の供給を制御する運転スイッチを備えたコントローラと、前記暖房空間内で使用者の有無を検出するもので前記運転スイッチの閉成時に使用者の無しを検出すると前記電気ヒータへの通電を停止する人体センサーとを設けた電気こたつにおいて、前記コントローラに設けられた表示灯と、前記人体センサーによる使用者の有りの検出に基づく前記電気ヒータへの通電時に前記表示灯を点灯させ、前記人体センサーによる使用者の無しの検出に基づく前記電気ヒータの非通電時に前記表示灯を消灯させる制御回路とを設けたことを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、電気ヒータを備えた本体型枠を複数の支持脚により床面上に支持して暖房空間を形成し、前記暖房空間の外に設けられ前記電気ヒータへの電源の供給を制御する運転スイッチを備えたコントローラと、前記暖房空間内で使用者の有無を検出するもので前記運転スイッチの閉成時に使用者の無しを検出すると前記電気ヒータへの通電を停止する人体センサーとを設けた電気こたつにおいて、前記電気ヒータに接続された電源線と、この電源線に接続され前記電気ヒータへの通電を制御する交流制御用素子と、前記電源線と並列に接続され温度調節ボリューム及び感熱抵抗素子が接続された信号線と、前記電源線に接続され前記コントローラに設けられた表示灯及びこの表示灯の通電を制御するサイリスタと、前記温度調節ボリュームと前記サイリスタのゲートとを接続するゲート信号線とを備え、前記人体センサーによる使用者の無しの検出に基づく前記電気ヒータの非通電時には前記温度調節ボリューム、前記感熱抵抗素子、前記交流制御用素子のゲート、前記電気ヒータにより構成されたゲート信号回路の電圧供給停止により前記温度調節ボリュームの電圧降下が停止して前記サイリスタの非導通により表示灯を消灯させ、前記人体センサーによる使用者の有りの検出に基づく前記電気ヒータへの通電時には前記ゲート信号回路の電圧供給により前記温度調節ボリュームの電圧降下が発生して前記サイリスタの導通により前記表示灯を点灯させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図1乃至図6に基づき、本発明の実施の形態について説明する。先ず、図1において、1は電気カーペットなどの略中央に載置される電気こたつで、矩形をなす本体型枠2内に設けた天板3の略中央下部に下方から吸込んだ空気を放射状に水平方向に送風する送風機4及び例えば石英管の中に通電により赤熱するタングステン線ヒータを内蔵しハロゲン化合物、不活性ガスを封入した電気ヒータ5を備えている。
【0011】
前記本体型枠2をこの4隅に配した支持脚6a、6b、6c、6dにより床面上に支持することで暖房空間Aを形成している。また、この本体型枠2の上部には支持脚6a、6b、6c、6dの外側を覆うこたつ布団7を介して卓板8を載置している。
【0012】
そして、電気こたつ1の暖房空間A内に足や身体を入れたときに前記電気ヒータ5に直接触れて火傷などが起こるのを防止する網目状の保護カバー9が設けられ、この保護カバー9内に設けたヒータユニットHの後述する、例えば正特性サーミスタである感熱抵抗素子(温度が上昇すると抵抗値増加)11の抵抗と後述する手元コントローラ17に設けた温度調節ボリューム(可変抵抗器)17cで設定された抵抗の合成抵抗により前記電気ヒータ5への電力供給量を制御し温度調節がなされる。また、12は安全保護のための温度ヒューズで、保護カバー9内の空間Aが異常過熱温度の状態になった場合に作動して電気ヒータ5や送風機4への通電を遮断する。
【0013】
次に図2及び図5に基づき、人体(使用者)を検出するための人体センサー13の取付方法とその動作について詳述する。この人体センサー13は、1つの支持脚6aの内方である暖房空間A側に設けたセンサー取付け用のアングル14に着脱自在に固定され、その焦電型赤外線センサー13dが暖房空間Aの対角線上にある支持脚6bに向けて対向する位置に配置している。
【0014】
前述の人体センサー13は、合成樹脂製の縦長の前ケース13aと後ケース13bにて箱状を成すよう形成し、上部左右に後述する電源線19の配線を行う配線孔13gを設けると共に後ケース13bの背面側には2箇所の爪部13cを設けてアングル14に着脱自在に固定できるようにしている。さらに、人体センサー13の下部には人体(使用者)を検出するためのセンサーとしての赤外線センサー13dを内蔵しており、その検出部を前ケース13aから外部に露出させることで暖房空間A内における使用者の有無を検出するようにしている。また、人体センサー13の中央部には、この人体センサー13の運転、停止を選択して切換えるための人体センサー運転スイッチ13eと、その上部にはコントローラ17から電源が供給され、かつ人体センサー運転スイッチ13eが入っているとき(人体センサー13の運転中)に点灯するLED(ライト エミッティング ダイオード)から成る人体センサー運転ランプ13fを設けている。
【0015】
前記アングル14は、ステンレス等の金属製で側方視クランク形状をしており、その上部には支持脚6aを固定するためのボルト15を貫通させる貫通孔14aを開設した固定部14bを形成している。そして、ボルト15によりアングル14の貫通孔14aと、本体型枠2を構成している各々の横桟2aの内側コーナ部分を固定する固定金具2bに開設した取付孔2cを介して支持脚6aと共締めすることでアングル14を支持脚6a内方の暖房空間A側に吊持固定している。また、アングル14の下部には人体センサー13を着脱自在に固定するための矩形状の取付孔14dを開設した取付部14cを形成し、この取付孔14dに後ケース13bの爪部13cを挿入し下方に移動して係合させることで人体センサー13をアングル14に着脱自在に固定している。
【0016】
19は電源を電気ヒータ5に供給する電源線で、一端を負荷としての電気ヒータ5及び送風機4やマイナスイオン発生器18を備えたヒータユニットHと接続する負荷側プラグ19aに接続すると共にその途中に人体センサー13及びコントローラ17を介して他端をAC100Vの商用電源21の電源コンセント20に接続するための電源プラグ19bに接続している。
【0017】
前記マイナスイオン発生器18は、電気ヒータ5及び送風機4のファンモータ4aに電源を供給する電源線19に接続しており、この発生器18の本体にはマイナスイオンを発生させるか否かだけを選択するスイッチ18aを設けており、使用する場合には閉成(オン)しておく。また、このマイナスイオン発生器18は電気式であり高電圧が印加された針電極(金属)から電子が周囲の空中に放出され、その電子が空気中の中性分子に付着してマイナスイオンを生成するものである。
【0018】
前記コントローラ17は、電気こたつ1の運転、停止を選択して切換るための運転スイッチ17aと、その上部には運転状態を表示するLEDから成る運転ランプ17bを設けており、運転スイッチ17aを閉成することで運転ランプ17b、電気ヒータ5及び送風機4のファンモータ4a、マイナスイオン発生器18、人体センサー13に電源が供給されるように構成している。
【0019】
次に、図6に基づき、電気こたつ1の電気回路について詳述する。電源線19にはコントローラ17、人体センサー13及びヒータユニットHが接続され、コントローラ17では、電源線19に上述した運転スイッチ17a、運転ランプ17bの他に電気ヒータの通電状態表示ランプ(以下通電表示ランプという)17d、抵抗17e及びシリコン制御整流器(SCR)であるサイリスタ17fが接続されている。前記通電状態表示ランプ17dは、LEDから成り、運転スイッチ17aの閉成時に人体センサー13による人体有無の検出による電気ヒータ5への通電又は非通電と連動して通電又は非通電となり点灯、消灯が切り換る。また、コントローラ17と後述するヒータユニットHとの間に接続された信号線22に抵抗17g及び温度調節ボリューム17cが直列接続されている。さらに、温度調節ボリューム17cは抵抗17h及びダイオード17iを介してサイリスタ17fのゲート端子に接続されている。
【0020】
また、人体センサー13では電源線19にAC/DCコンバータ13kが接続され、このAC/DCコンバータ13kにはAC/DCコンバータ13kから電力が供給される制御器13hが接続され、さらに制御器13hには赤外線センサー13d、人体センサー運転スイッチ13e、人体センサー運転ランプ13f及びリレー13iが接続されている。
【0021】
前記制御器13hは図示しないタイマ、制御素子及び記憶素子などから構成され、人体センサー運転スイッチ13eの閉成(ON)、開成(OFF)に基づいて人体センサー運転ランプ13fへの通電、非通電を制御し、また、赤外線センサー13dによる人体の有無検出に基づいてリレー13iの通電、非通電を制御する。
【0022】
前記赤外線センサー13dは、例えば波長9.0μmの赤外線焦電型のものである。また、電源線19にリレー13iのスイッチ(以下リレースイッチという)13jが接続されている。そして、少なくとも一人の使用者が電気こたつ1の中に入ったことを赤外線センサー13dが検出すると、制御器13hはリレー13iを励磁させ、リレースイッチ13jが閉成する。また、使用者全員が電気こたつから出て使用者が電気こたつ1の中に一人も入ってないことを赤外線センサー13dが検出すると、制御器13hのタイマがカウントを開始し、所定時間、例えば30分間継続して人を検出しない場合には、制御器13hが動作し、リレー13iを消磁させ、リレースイッチ13jが開成する。
【0023】
また、ヒータユニットHでは、電源線19に温度ヒューズ12、マイナスイオン発生器18及びそのスイッチ18a、送風機4のファンモータ4a、電気ヒータ5、急激な電流変化を防止し伝導ノイズを抑制するコイル18b及び双方向性の交流制御用素子であるトライアック18cが接続されている。また、信号線22にヒータユニット過熱防止用であり温度上昇に伴って抵抗値が増加する正特性のサーミスタである感熱抵抗素子11及びコンデンサ18dが接続されている。そして、コンデンサ18dは双方向性のトリガー素子であるダイアック18eを介してトライアック18cのゲートに接続されている。
【0024】
次に、上述する構成による電気こたつ1の動作について説明する。先ず、商用電源21の電源コンセント20に電源プラグ19bが接続している状態において、コントローラ17の運転スイッチ17aを閉成すると、運転ランプ17bに通電され運転ランプ17bが発光すると共に人体センサー13及びヒータユニットHのマイナスイオン発生器18、電気ヒータ5、送風機4のファンモータ4aに電源が供給される。そして、感熱抵抗素子11の感知温度と温度調節ボリューム17cの設定によってトライアック18cのゲートへの制御信号が変化し、トライアック18cの導通制御によって電気ヒータ5への電力供給量が制御されることで電気こたつ1内の温度がほぼ一定に保たれる。また、送風機4により電気ヒータ5により暖められた暖気とマイナスイオン発生器18(スイッチ18aが閉成されている状態)により発生するマイナスイオンが電気こたつ1内の暖房空間A内を循環する。
【0025】
更に詳述すると、人体センサー運転スイッチ13eが閉成されている状態で、前述の如く、運転スイッチ17aの閉成により人体センサー13に電源が供給されると、人体センサー運転ランプ13fが点灯すると共に赤外線センサー13dは暖房空間A内での人体が発する赤外線を検出することで、この空間A内での使用者の有無検出を開始する。そして、赤外線センサー13dが使用者の存在を検出すると、制御器13hはリレー13iを励磁させてリレースイッチ13jを閉成させ、抵抗17g、温度調節ボリューム17c、感熱抵抗素子11、コンデンサ18d、ダイアック18e、トライアック18cのゲート、電気ヒータ5及びリレースイッチ13jにて構成されたゲート信号回路に電圧が供給される。このため、コンデンサ18dは、抵抗17g、温度調節ボリューム17c、感熱抵抗素子11で合成された直列抵抗により充電され、コンデンサ18dの両端電圧が前記直列抵抗とコンデンサ18dの定数で定められた速度で上昇する。この上昇によりコンデンサ18dの両端電圧がダイアック18eのトリガー電圧をオーバーすると、コンデンサ18dがダイアック18e、トライアック18cのゲートを通して急放電し、トライアック18cが導通して、電気ヒータ5が通電開始する。この電気ヒータ5の通電開始時間は、温度調節ボリューム17cの抵抗値とコンデンサ18dの定数で定められた時定数(CR値)で決まり、電気ヒータ5の消費電力が温度調節ボリューム17cにより通電制御されるものである。
【0026】
そして、赤外線センサー13dの赤外線入射量が連続して所定時間(例えば30分間)変化しない時には使用者が不在であると制御器13hが判断して、リレー13iを消磁させる。このため、リレースイッチ13jが開成し、上記の電気ヒータ5への電力供給量制御とは関係なく、負荷側のマイナスイオン発生器18及び電気ヒータ5、送風機4のファンモータ4aへの通電を遮断して停止させる。また、抵抗17g、温度調節ボリューム17c、感熱抵抗素子11、コンデンサ18d、ダイアック18e、トライアック18cのゲート、電気ヒータ5及びリレースイッチ13jにて構成されたゲート信号回路に電圧が供給されなくなり、抵抗17g及び温度調節ボリューム17c両端の電圧降下が発生しなくなる。このため、サイリスタ17fのゲートとカソード間に電圧が印加されなくなり、サイリスタ17fのアノードとカソードとが導通しなくなり、通電状態表示ランプ17dに電流が流れなくなり、通電状態表示ランプ17dが消灯する。
【0027】
この結果、使用者は、暖房空間A内を覗いて電気ヒータ5を直接確認しなくともコントローラ17の通電状態表示ランプ17dの消灯を確認することによって、電気ヒータ5の通電停止を知ることができ、また人体センサー13による電気ヒータ5への通電制御が行われていないのではないかというような使用者の誤った判断を回避することができる。
【0028】
その後、人体センサー13による負荷側への通電停止中に使用者が暖房空間A内に足を入れ、赤外線センサー13dがこれを検出すると、使用者がいると制御器13hが判断して、リレー13iを励磁させる。このため、リレースイッチ13jが閉成し、再び負荷側のマイナスイオン発生器18及び電気ヒータ5、送風機4のファンモータ4aへ通電して暖房を行う。また、上記の使用者が電気こたつ1に入っていないときとは反対に、抵抗17g、温度調節ボリューム17c、感熱抵抗素子11、コンデンサ18d、ダイアック18e、トライアック18cのゲート、電気ヒータ5及びリレースイッチ13jにて構成されたゲート信号回路に電圧が供給され、抵抗17g及び温度調節ボリューム17c両端の電圧降下が発生する。このため、サイリスタ17fのゲートとカソード間に電圧が印加され、サイリスタ17fのアノードとカソードとが導通し、通電状態表示ランプ17dに電流が流れ、通電状態表示ランプ17dが点灯する。
【0029】
この結果、使用者は、暖房空間A内を覗いて電気ヒータ5を直接確認しなくともコントローラ17の通電状態表示ランプ17dの点灯を確認することによって、電気ヒータ5の通電を知ることができる。
【0030】
このように、使用者の有無を検出して上述の動作を繰り返すことで、使用者がコントローラ17の運転スイッチ17aを切り忘れても、自動的に負荷側への通電を遮断するように構成している。
【0031】
また、電源の初期通電時、例えばコントローラ17の運転スイッチ17aを入れただけで、誰も電気こたつ1内の暖房空間A内で暖を取らなかった場合においては、使用者不在を検出する所定時間である30分後に負荷側のマイナスイオン発生器18及び電気ヒータ5、送風機4のファンモータ4aへの通電を遮断して停止すると共に、コントローラ17の通電状態表示ランプ17dが消灯し、使用者に電気ヒータ5などの負荷側への通電停止を知らせるものである。
【0032】
さらに、人体センサー13が使用者の不在を判定した時には負荷側の電気ヒータ5のみへの通電を停止させるように構成しても良い。
【0033】
また、前記赤外線センサー13dにより使用者が不在であることを検出する所定時間を、使用者が任意に選択設定できるようにする選択スイッチを人体センサー13本体に設けても良い。
【0034】
以上のように、コントローラ17の運転スイッチ17aを入れただけで、誰も電気こたつ1に入っていなく、暖房空間A内で暖を取らなかった場合においては、人体センサー13が動作して使用者不在を検出する所定時間である30分後に負荷側のマイナスイオン発生器18及び電気ヒータ5、送風機4のファンモータ4aへの通電を遮断して停止すると共に、コントローラ17の通電状態表示ランプ17dが消灯するので、使用者は、暖房空間A内を覗いて電気ヒータ5を直接確認しなくともコントローラ17の通電状態表示ランプ17dの消灯を確認することによって、人体センサー13が使用者を検出していない、即ち電気こたつ1に使用者が入っていないことによる電気ヒータ5の通電停止を手元で知ることができ、また、人体センサー13による電気ヒータ5への通電制御が行われていないのではないかというような使用者の誤った判断を回避することができる。
【0035】
また、電気ヒータ5への通電を制御する上記ゲート信号回路を通電状態表示ランプ17dの点灯、消灯の制御に兼用しているので、信号線を増やすことなく通電状態表示ランプ17dの点灯、消灯の制御することができ、また電気ヒータ5への通電常態を通電電流の検出によって検出する場合のように電流センサーを接続する必要がなくなり、この結果、電気ヒータ5への印加電圧の減少を回避することができる。
【0036】
また、前記人体センサー13に運転又は停止を切換えるための人体センサー運転スイッチ13eを設けたことで、この機能動作を容易に選択することができ、例えば人体センサー13の故障時には停止を選択することで人体センサー13の機能を使用しない状態で使用することができる。
【0037】
尚、本実施形態では、前記人体センサー13に運転又は停止を切換えるための人体センサー運転スイッチ13e及び運転ランプ13fを設けたが、この人体センサー運転スイッチ13e及び運転ランプ13fを前記コントローラ17に設けてもよい。これにより、使用者は手元で操作及び運転の確認ができることとなる。
【0038】
さらに、使用者の不在を所定時間検出することで電気ヒータ5等への通電を停止するが、その後、使用者を検出した時点で電気ヒータ5等の負荷側への通電を再開すると共に通電状態表示ランプ17dの点灯するように構成したので、使用者が再使用時に運転スイッチ17aを入れなくても電気こたつ1の暖房空間A内に足部を入れるだけで電気ヒータ5等の負荷側へ再通電して自動的に暖房を行い、使用者は、暖房空間A内を覗いて電気ヒータ5を直接確認しなくともコントローラ17の通電状態表示ランプ17dの点灯を確認することによって、電気ヒータ5の通電を知ることができるので、非常に便利である。
【0039】
以上本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、暖房空間内における使用者の有無を人体センサーで検出し、使用者の不使用時には電気ヒータへの通電を停止し、この通電停止状態をコントローラの表示灯によって使用者に知らせることができ、無駄な電力消費を抑え、安全性の高く、かつ使用者の誤った判断を回避することができる使い勝手が良い電気こたつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気こたつの縦断面図である。
【図2】電気こたつを下方から観た平面図である。
【図3】人体センサーを電気こたつに取付けた正面図である。
【図4】アングルを電気こたつに取付けた図である。
【図5】人体センサーを電気こたつに取付けた側面図である。
【図6】電気こたつの電気回路図である。
【符号の説明】
1 電気こたつ
4 送風機
4a ファンモータ
5 電気ヒータ
6a、6b、6c、6d 支持脚
13 人体センサー
13d 赤外線センサー
13e 人体センサー運転スイッチ
13f 人体センサー運転ランプ
17a 運転スイッチ
17d 通電状態表示ランプ(表示灯)
19 電源線
22 信号線

Claims (3)

  1. 電気ヒータを備えた本体型枠を複数の支持脚により床面上に支持して暖房空間を形成し、前記暖房空間の外に設けられ前記電気ヒータへの電源の供給を制御する運転スイッチを備えたコントローラと、前記暖房空間内で使用者の有無を検出するもので前記運転スイッチの閉成時に使用者の無しを検出すると前記電気ヒータへの通電を停止する人体センサーとを設けた電気こたつにおいて、前記電気ヒータへの通電時に点灯し、前記電気ヒータの非通電時に消灯する表示灯を前記コントローラに設けたことを特徴とする電気こたつ。
  2. 電気ヒータを備えた本体型枠を複数の支持脚により床面上に支持して暖房空間を形成し、前記暖房空間の外に設けられ前記電気ヒータへの電源の供給を制御する運転スイッチを備えたコントローラと、前記暖房空間内で使用者の有無を検出するもので前記運転スイッチの閉成時に使用者の無しを検出すると前記電気ヒータへの通電を停止する人体センサーとを設けた電気こたつにおいて、前記コントローラに設けられた表示灯と、前記人体センサーによる使用者の有りの検出に基づく前記電気ヒータへの通電時に前記表示灯を点灯させ、前記人体センサーによる使用者の無しの検出に基づく前記電気ヒータの非通電時に前記表示灯を消灯させる制御回路とを設けたことを特徴とする電気こたつ。
  3. 電気ヒータを備えた本体型枠を複数の支持脚により床面上に支持して暖房空間を形成し、前記暖房空間の外に設けられ前記電気ヒータへの電源の供給を制御する運転スイッチを備えたコントローラと、前記暖房空間内で使用者の有無を検出するもので前記運転スイッチの閉成時に使用者の無しを検出すると前記電気ヒータへの通電を停止する人体センサーとを設けた電気こたつにおいて、前記電気ヒータに接続された電源線と、この電源線に接続され前記電気ヒータへの通電を制御する交流制御用素子と、前記電源線と並列に接続され温度調節ボリューム及び感熱抵抗素子が接続された信号線と、前記電源線に接続され前記コントローラに設けられた表示灯及びこの表示灯の通電を制御するサイリスタと、前記温度調節ボリュームと前記サイリスタのゲートとを接続するゲート信号線とを備え、前記人体センサーによる使用者の無しの検出に基づく前記電気ヒータの非通電時には前記温度調節ボリューム、前記感熱抵抗素子、前記交流制御用素子のゲート、前記電気ヒータにより構成されたゲート信号回路の電圧供給停止により前記温度調節ボリュームの電圧降下が停止して前記サイリスタの非導通により表示灯を消灯させ、前記人体センサーによる使用者の有りの検出に基づく前記電気ヒータへの通電時には前記ゲート信号回路の電圧供給により前記温度調節ボリュームの電圧降下が発生して前記サイリスタの導通により前記表示灯を点灯させることを特徴とする電気こたつ。
JP2003146055A 2003-05-23 2003-05-23 電気こたつ Pending JP2004347253A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010105624A1 (en) * 2009-03-20 2010-09-23 Mensa Heating Aps Heating apparatus for arranging under a table
JP2012167826A (ja) * 2011-02-09 2012-09-06 Erutekku Kk 電気こたつ
WO2017024486A1 (zh) * 2015-08-10 2017-02-16 胡丹丽 具有人体识别追踪功能的电暖器及其控制方法
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