JP3373839B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3373839B2
JP3373839B2 JP2000349183A JP2000349183A JP3373839B2 JP 3373839 B2 JP3373839 B2 JP 3373839B2 JP 2000349183 A JP2000349183 A JP 2000349183A JP 2000349183 A JP2000349183 A JP 2000349183A JP 3373839 B2 JP3373839 B2 JP 3373839B2
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film
gate electrode
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dummy gate
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特にMOSトランジスタのゲート電極形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来例のゲート電極形成の工程
断面図である。
【0003】半導体基板101上に厚さ10nmのゲー
ト酸化膜102を熱酸化によって形成する。次に厚さ約
400nmのポリシリコン103をCVD法によって堆
積する。次にフォトリソグラフィ工程によりゲート電極
のレジストパターン104を形成する(図8(a))。
【0004】次に、このレジストパターン104をマス
クにリアクティブイオンエッチング(RIE法)により
ゲートポリシリコン103を異方的にエッチングする。
この際ゲートポリシリコン103とゲート酸化膜102
の厚さの比は約40あるので、ゲートポリシリコン10
3のエッチングを10%オーバーに行なうと40倍、2
0%オーバーに行なうと80倍のエッチング選択比がな
いとゲート酸化膜102はエッチングされつくしてしま
う。更に、ゲートポリシリコン103と半導体基板10
1のエッチング選択比は、ほぼ1に近いので瞬時にして
半導体基板101はエッチングされてしまう。この際、
半導体基板101に入ったダメージにより、素子がリー
クするなどの悪影響がある(図8(b))。
【0005】次に、この状態で酸化を行なうと酸化膜1
05形成時にゲートポリシリコン103端に酸化膜10
5がバーズビーク106の様にくい込み、ゲート端でゲ
ート酸化膜102の厚さが厚くなるため、閾値の変動な
ど素子の特性劣化を招来する(図8(c))。
【0006】次に、ソース/ドレイン領域107を形成
すると酸化膜105のバーズビーク106の為、ゲート
ポリシリコン103端とソース/ドレイン領域107端
との重なりが小さくなりすぎホットキャリアに対する信
頼性が低下する(図8(d))。
【0007】以上に示す様なゲート電極の形成方法にお
いては、ゲートポリシリコン103のリアクティブイオ
ンエッチング時に、半導体基板101がエッチングされ
る為リークの発生、素子特性の変動、劣化あるいは素子
の信頼性の低化等の問題をひきおこす。しかしながら現
状のエッチング技術では、ポリシリコンと酸化膜のエッ
チング選択比を40倍以上に向上させることは難しい。
従って、厚さ約10nm以下の薄いゲート酸化膜を持つ
MOSトランジスタを製造することは極めて困難であ
る。
【0008】図9は従来のアルミゲートトランジスタ形
状の工程断面図である。
【0009】半導体基板108上に酸化膜109を厚さ
約200nm堆積しフォトリソグラフィ工程によりゲー
ト電極のレジストパターン110を形成し、これをマス
クに酸化膜109をエッチングする(図9(a))。
【0010】次にレジストをはく離し、酸化膜109を
マスクに不純物を拡散させ、半導体基板108中にソー
ス/ドレイン領域111を形成する(図9(b))。
【0011】次に、酸化膜109をエッチング除去後、
厚さ約100nmのゲート酸化膜112を熱酸化法によ
って形成する。次に、厚さ約400nmのアルミニウム
合金をスパッタ法により堆積する。次にフォトリソグラ
フィ工程によりゲート電極のレジストパターンを形成
し、これをマスクにアルミニウムゲート113をエッチ
ングにより形成する(図9(c))。
【0012】以上に示す様なアルミニウムゲートトラン
ジスタの形成方法においては、ソース/ドレイン領域1
11とアルミニウムゲート113の形成が異なるフォト
リソグラフィ工程により行なわれている為ソース/ドレ
イン領域111とアルミニウムゲート113との間の合
わせずれを見込んで素子を形成する必要があり、素子の
微細化には適さない。
【0013】図10は、従来のポリシリコンゲートトラ
ンジスタ形成の工程断面図である。n型半導体基板11
4上に厚さ約20nmの酸化膜115を熱酸化法によっ
て形成する。次にチャネル不純物層115を形成する為
に、ボロンを加速電圧20keV、ドーズ量2×1012
cm-2の条件でイオン注入する。この際のチャネル不純
物層1141の深さは約0.1μmである(図10
(a))。
【0014】次に、リンを拡散させたポリシリコンを半
導体基板114上に堆積後、フォトリソグラフィ工程に
よりゲート電極のレジストパターンを形成し、これをマ
スクにエッチングを行ないポリシリコンゲート116を
形成する。次に、レジストパターンをはく離後、ポリシ
リコンゲート116を熱酸化する。この熱酸化の際、チ
ャネル不純物層1141の深さは約0.15μm迄伸び
る(図10(b))。
【0015】次に、ソース/ドレイン領域117をボロ
ンのイオン注入と900℃、30分程度のアニールによ
って形成する。このアニール処理の際、チャネル不純物
層115の深さは約0.2μm迄伸びる(図10
(c))。
【0016】一般にn+ゲートを用いた場合、ゲートポ
リシリコンと半導体基板の仕事関数の差から、半導体基
板の表面を薄いp型にする必要があるがこのp型不純物
層が浅ければ浅い程ゲート電極によるチャネル領域の制
御がしやすくなり、いわゆるショートチャネル効果に有
利である。
【0017】しかしながら、以上に示した様なポリシリ
コンゲートトランジスタの形成方法においては、チャネ
ル不純物をイオン注入してからの熱処理工程が、数多く
入る為、浅いチャネル不純物層を形成できない。従っ
て、素子を微細化することも難しくなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、従来のM
OSトランジスタの形成方法においては、薄いゲート酸
化膜を用いたMOSトランジスタが形成できない、金属
をゲート材料とした場合セルファラインでソース/ドレ
イン領域が形成できない、浅いチャネル領域の不純物拡
散層が形成できず従って0.5μm以下のゲート長を持
つ微細なMOSトランジスタを製造できない、という問
題点があった。
【0019】本発明は、このような課題を解決する半導
体装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、半導体基板と、前記半導体基板に
形成された絶縁領域と、前記半導体基板に、前記絶縁領
域に隣接し互いに離間して形成されたソース領域及びド
レイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との
間の前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前
記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ソー
ス領域上及び前記ドレイン領域上に形成された絶縁膜
と、前記ゲート電極と前記ゲート絶縁膜との間及び前記
ゲート電極と前記絶縁膜との間に一体形成された金属膜
とを具備し、前記ゲート電極が前記ゲート絶縁膜上及び
前記絶縁領域に形成されており、かつ前記絶縁膜の上面
と前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極の上面の前記半
導体基板からの高さが、略同一であることを特徴とする
半導体装置を提供する。この様に本発明によればダミー
ゲートをマスクにして自己整合的にソース/ドレイン領
域を形成すると共に、ダミーゲートを除去後更に自己整
合的にゲート電極を形成している為、ソース/ドレイン
領域とゲート電極に合わせずれが生じず微細化された素
子を形成することができる。また、ゲート電極を低抵抗
にすることができる。
【0021】また、ゲート電極と周囲の絶縁膜の高さを
そろえることが可能であるので素子の平坦化をはかるこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施例と記す)を図面を参照して説明する。
【0023】(参考例) 図1は、本発明を説明する参考例の半導体装置の製造方
法の工程断面図である。n型シリコン基板1表面に熱酸
化により酸化膜2を形成する。次にフォトリソグラフィ
工程により厚さ約1μmのゲート電極のレジストパター
ンを形成する。このレジストパターンがダミーゲート3
となる。なお、この際レジストとしては疎水性のものを
用いる(図1(a))。
【0024】次に、ダミーゲート3をマスクにボロンを
加速電圧20keV、ドーズ1015cm-2の条件でイオ
ン注入し、ソース/ドレイン領域4を形成する。この
際、ソース/ドレイン領域4はダミーゲート3に対して
自己整合的に形成される(図1(b))。
【0025】次に、シリカを飽和させたケイフッ化水素
酸水溶液にウェーハを浸漬し、Alを添加すると、n型
シリコン基板1上にSiO2膜5が形成される。この
際、レジストから成るダミーゲート3は疎水性である
為、ダミーゲート3上には、SiO2膜5は形成されな
い。通常ポジ型レジストは疎水性を示すが、フッ素を含
むプラズマにさらすことにより、より一層疎水性を示す
様になる為、SiO2膜5を形成する工程に先だってn
型シリコン基板1にプラズマ処理を施しておいてもよ
い。また、このSiO2膜5は、ダミーゲート3より薄
く例えば厚さ約0.8μmとする。この際、SiO2
5は、ダミーゲート3に対して自己整合的に形成される
(図1(c))。
【0026】次に、レジストから成るダミーゲート3を
除去し、チャネル不純物としてボロンを加速電圧20k
eV、ドーズ量2×1013の条件でイオン注入する。こ
の際、既にソース/ドレイン領域4は形成されているの
で、チャネルイオン注入後の熱処理に従来に比べ短時間
で済む。従ってチャネル不純物層はシャープなチャネル
プロファイルを得ることができる(図1(d))。
【0027】次に、フッ化アンモニウム溶液を用いてダ
ミーゲート3を除去することにより露出した酸化膜2を
エッチング除去し、ゲート酸化を行って厚さ約5nmの
ゲート酸化膜6を形成する。ここで酸化膜2を除去した
のは、酸化膜2上にはレジストが形成されていたので、
この酸化膜2をそのままゲート酸化膜として用いるとレ
ジストによる汚染で素子特性を劣化させる為である。次
に、除去されたダミーゲート3の部分にポリシリコン7
をCVD法により堆積する。CVD法により形成された
ポリシリコン7は、カバレージが良く、除去されたダミ
ーゲートの溝部を埋め込むことができる(図1
(e))。
【0028】次に、このポリシリコン7にリンを拡散し
た後、リアクティブイオンエッチングを行なうことによ
り、除去されたダミーゲートの部分にのみ、ポリシリコ
ン7が埋め込まれることになる。この際、ポリシリコン
7から成るゲート電極は、ソース/ドレイン領域4に対
して自己整合的に形成される(図1(f))。
【0029】以上に示した様な半導体装置の製造方法に
よれば、ダミーゲートをマスクにして自己整合的にソー
ス/ドレイン領域を形成し、このダミーゲートを除去
後、従来に比べ比較的短時間の熱処理によりチャネル不
純物層を形成し、続いてゲート酸化膜を形成し、更にこ
のゲート酸化膜上に自己整合的にポリシリコンゲート電
極を形成している為、以下の効果を奏する。即ち、ゲー
ト酸化膜厚が5nmという極めて薄い場合でもシリコン
基板に損傷を与えることなくゲートの加工ができる。ま
た、チャネル不純物プロファイルをシャープに形成する
ことができる。また、ソース/ドレイン領域より後にゲ
ート電極を形成しているにもかかわらず両者に合わせず
れが生じず、微細化された素子を形成することができ
る。更に、ゲート電極とその周囲のSiO2膜の高さが
ほぼそろうので、例えば、この後の工程において絶縁膜
の堆積平坦化を容易に行なうことが可能となる。
【0030】なお、ポリシリコンのかわりにアルミニウ
ムをスパッタ法又はCVD法により堆積後エッチバック
することによりアルミニウムゲート電極のMOSトラン
ジスタを形成することができる。以上の様なアルミニウ
ムゲート電極のMOSトランジスタの形成方法によれば
上記に示した効果の他に以下に示す様な効果を得ること
ができる。
【0031】即ち、ソース/ドレイン領域形成後にゲー
ト電極を形成しているので熱処理が少なくてすみアルミ
ニウムの様な比較的融点の低い材料をゲート電極に用い
ることができる。
【0032】(参考例) 図2は、本発明を説明する参考例の半導体装置の製造方
法の工程断面図である。p型シリコン基板8上に厚さ約
20nmの熱酸化膜9を形成する。次に厚さ約0.3μ
mのポリシリコン10をCVD法により堆積し、リンを
拡散させ、更にこのポリシリコン10上にシリコンチッ
化膜11をCVD法により堆積する。次にフォトリング
ラフィ工程により、ゲート電極のレジストパターンを形
成し、このレジストパターンをマスクにリアクティブイ
オンエッチングによりシリコンチッ化膜11、ポリシリ
コン10をエッチング除去する。この際残置したシリコ
ンチッ化膜11、ポリシリコン10がダミーゲート12
となる。ダミーゲート12の材料としては、レジスト、
絶縁物、タングステン等の高融点金属、ポリシリコン、
ポリシリコンとシリサイド、高融点金属の積層膜等を用
いることができる(図2(a))。
【0033】次にレジストをはく離し、ヒ素のイオン注
入により、n+型のソース/ドレイン領域13を形成す
る(図2(b))。
【0034】次に絶縁膜例えばSiO2膜14を厚さ約
0.35μm異方性堆積させる。これは、例えばプラズ
マエレクトロンサイクロトロンレゾナンス法(プラズマ
ECR法)によって実現することが可能である。このプ
ラズマECR法によれば垂直方向にはSiO2膜14は
堆積するが、横方向にはほとんど堆積しない(図2
(c))。
【0035】次に、レジスト141を厚さ約1μm塗布
し、そのまま現象し厚さ約0.2μm残す様にする(図
2(d))。
【0036】次に、NH4OH溶液によってダミーゲー
ト12上のSiO2膜14のみをエッチング除去する。
次にレジストをはく離すると、SiO2膜14の残渣が
シリコンチッ化膜11上に残る。次にケミカルドライエ
ッチング法によりシリコンチッ化膜11を除去する。こ
の際、シリコンチッ化膜11上のSiO2膜14の残渣
も同時に除くことができる。これがダミーゲート12を
積層構造にする理由である(図2(e))。
【0037】次に、ポリシリコン10をエッチングによ
り取り除く。次に、この除去されたダミーゲート12部
及びSiO2膜14上にシリコンチッ化膜を形成し、全
面リアクティブイオンエッチングすることにより、ゲー
ト領域15の内側に側壁16を形成することができる。
次に、チャネル部へのイオン注入を行なう(図2
(f))。
【0038】次に、ゲート領域15に露出している熱酸
化膜9をエッチング除去する。次に、第1の実施例で示
した工程を用いてゲート電極17を形成する。この後、
絶縁膜を堆積して次の工程に進んでよい(図2
(g))。
【0039】または、絶縁膜を堆積して次の工程に進む
かわりにゲート領域15の内側に設けられた側壁16を
ケミカルドライエッチング法により除去し、この除去さ
れた部分にリンをイオン注入することによりLDD構造
のn-領域18を形成することができる(図2
(h))。
【0040】以上に示した様な半導体装置の製造方法に
よれば、ゲート領域15の内側にシリコンチッ化膜の側
壁16を設けることにより、リソグラフィの限界より更
に細いゲート電極17を形成することができる。また、
熱酸化膜9のエッチング時にゲート領域15の側部のS
iO2膜14の後退を防ぐことができる。また、従来の
工程で形成されたLDD構造のn-領域に比べて熱処理
工程が少ないので不純物濃度の制御がしやすい。
【0041】ここでダミーゲートの側部に形成される絶
縁膜の形成方法について説明する。ダミーゲートの下部
が平坦な場合は通常の酸化膜堆積、エッチバック法を用
いて絶縁膜をダミーゲート以下の厚さに形成することは
可能であるが、通常の場合は、ダミーゲートの下部には
少なくともフィールド酸化膜の段差があるので、このよ
うにはできない。
【0042】図3の断面図に示したように通常のMOS
トランジスタでは、シリコン基板19上にフィールド酸
化膜20のある領域と、ゲート酸化膜21のある領域で
数百nmの段差がある。この上をダミーゲートとしての
ポリシリコン22が厚さ300nmで堆積され、さらに
酸化膜23を通常のCVD法によって堆積、エッチバッ
クすると段差上部(フィールド酸化膜20上)では酸化
膜23がダミーゲート以下の厚さになるが、段差下部
(ゲート酸化膜21上)ではダミーゲートの方が絶縁膜
より薄くなってしまう。この状態ではダミーゲートをエ
ッチング除去できない。従ってこれら参考例で示したよ
うに絶縁膜の選択成長または異方性堆積を用いることが
望ましい。
【0043】(第1の実施例) 図4は、本発明の第1の実施例の半導体装置の製造方法
の工程断面図である。
【0044】尚、以下の第1の実施例、参考例、第2の
実施例では、その製造方法の前半の工程は、第1の実施
例の製造方法の工程と同様である。このため、前半の工
程に付いては、図1(a)乃至図1(d)を、シリコン
基板1をシリコン基板24、酸化膜2を酸化膜25、ダ
ミーゲート3をダミーゲート26、ソース/ドレイン領
域4をソース/ドレイン領域27、SiO2膜5をSi
O2膜28、とそれぞれ読み替えてそのまま使用する。
【0045】n型シリコン基板24表面に熱酸化により
酸化膜25を形成する。次にフォトリソグラフィ工程に
より厚さ約1μmのゲート電極のレジストパターンを形
成する。このレジストパターンがダミーゲート26とな
る。なお、この際レジストとしては疎水性のものを用い
る(図1(a))。
【0046】次に、ダミーゲート26をマスクにボロン
を加速電圧20keV、ドーズ量5×1015cm-2の条
件でイオン注入し、ソース/ドレイン領域27を形成す
る。この際、ソース/ドレイン領域27はダミーゲート
26に対して自己整合的に形成される(図1(b))。
【0047】次に、シリカを飽和させたケイフッ化水素
酸水溶液にウェーハを浸漬し、Alを添加すると、n型
シリコンを基板24上にSiO2膜28が形成される。
この際、レジストからなるダミーゲート26は疎水性で
ある為、ダミーゲート26上には、SiO2膜28は形
成されない。通前ポジ型レジストは疎水性を示すが、フ
ッ素を含むプラズマにさらすことにより、より一層疎水
性を示す様になる為、SiO2膜28を形成する工程に
先だってn型シリコン基板24にプラズマ処理を施して
おいてもよい。また、このSiO2膜28は、ダミーゲ
ート26より薄く例えば厚さ約0.8μmとする。この
際、SiO2膜28は、ダミーゲート26に対して自己
整合的に形成される(図1(c))。
【0048】次に、レジストから成るダミーゲート26
を除去し、チャネル不純物としてボロンを加速電圧20
keV、ドーズ量2×1013の条件でイオン注入する。
この際、既にソース/ドレイン領域27は形成されてい
るので、チャネルイオン注入後の熱処理は従来に比べ短
時間で済む。従ってシャープなチャネルプロファイルを
得ることができる。ここまでは、第1の実施例と同様の
工程である(図1(d))。
【0049】次に、チタンナイトライド膜29をスパッ
タ又はCVD法により厚さ約600A(オングストロー
ム)堆積する。続いて、ダミーゲート26を除去するこ
とにより生じた溝部30にタングステン膜31をCVD
法により埋め込む(図4(a))。
【0050】次に、チタンナイトライド膜29及びタン
グステン膜31をリアクティブイオンエッチングにより
エッチングし溝部30以外のタングステン膜31及びチ
タンナイトライト膜29を除去する(図4(b))。
【0051】以上に示した様な半導体装置の製造方法に
よれば、参考例と同様の効果を奏するのみならず低抵抗
で高熱の処理に耐え得るゲート電極を得ることができ
る。
【0052】(参考例) 図5は、本発明を説明する参考例の半導体装置の製造方
法の工程断面図である。n型シリコン基板24表面に熱
酸化により酸化膜25を形成する。次にフォトリソグラ
フィ工程により厚さ約1μmのゲート電極のレジストパ
ターンを形成する。このレジストパターンがダミーゲー
ト26となる。なお、この際レジストとしては疎水性の
ものを用いる(図1(a))。
【0053】次にダミーゲート26をマスクにボロンを
加速電圧20keV、ドーズ量5×1015cm-2の条件
でイオン注入し、ソース/ドレイン領域27を形成す
る。この際、ソース/ドレイン領域27はダミーゲート
26に対して自己整合的に形成される(図1(b))。
【0054】次にシリカを飽和させたケイフッ化水素酸
水溶液にウェーハを浸漬し、Alを添加すると、n型シ
リコン基板24上にSiO2膜28が形成される。この
際、レジストから成るダミーゲート26は疎水性である
為、ダミーゲート26上には、SiO2膜28は形成さ
れない。通常ポジ型レジストは疎水性を示すが、フッ素
を含むプラズマにさらすことにより、より一層疎水性を
示す様になる為、SiO2膜28を形成する工程に先だ
ってn型シリコン基板24にプラズマ処理を施しておい
てもよい。また、SiO2膜28は、ダミーゲート26
より薄く例えば厚さ約0.8μmとする。この際、Si
2膜28は、ダミーゲート26に対して自己整合的に
形成される(図1(c))。
【0055】次に、レジストから成るダミーゲート26
を除去し、チャネル不純物としてボロンを加速電圧20
keV、ドーズ量2×1013の条件でイオン注入する。
この際、既にソース/ドレイン領域27は形成されてい
るので、チャネルイオン注入後の熱処理に従来に比べ短
時間で済む。従ってシャープなチャネルプロファイルを
得ることができる。ここまでは、第1の実施例と同様の
工程である(図1(d))。
【0056】次に、ダミーゲートを除去することにより
生じた溝部30にポリシリコン32をCVD法により堆
積し、この溝部30を埋め込む(図5(a))。
【0057】次に、リアクティブイオンエッチングによ
りポリシリコン32を溝部30の深さ以下の厚さになる
まで除去する(図5(b))。
【0058】次にチタンをスパッタ法により厚さ約50
nm堆積し、800℃チッ素雰囲気でアニールするとポ
リシリコン32上にのみチタンシリサイド層33が形成
される。アンモニア処理により未反応のチタンを除去す
ることでポリシリコン32上にのみチタンシリサイド層
33を残置することができる(図5(c))。
【0059】以上に示した様な半導体装置の製造方法に
よれば、参考例と同様の効果を奏するのみならず低抵抗
のポリシリコンゲート電極を得ることができる。
【0060】(第2の実施例) 図6は、本発明の第2の実施例の半導体装置の製造方法
の工程断面図である。
【0061】n型シリコン基板24表面に熱酸化により
酸化膜25を形成する。次にフォトリソグラフィ工程に
より厚さ約1μmのゲート電極のレジストパターンを形
成する。このレジストパターンがダミーゲート26とな
る。なお、この際レジストとしては疎水性のものを用い
る(図1(a))。
【0062】次に、ダミーゲート26をマスクにボロン
を加速電圧20keV、ドーズ量5×1015cm-2の条
件でイオン注入し、ソース/ドレイン領域27を形成す
る。この際ソース/ドレイン領域27はダミーゲート2
6に対して自己整合的に形成される(図1(b))。
【0063】次に、シリカを飽和させたケイフッ化水素
酸水溶液にウェーハーを浸漬し、Alを添加すると、n
型シリコン基板24上にSiO2膜28が形成される。
この際、レジストから成るダミーゲート26は疎水性で
ある為、ダミーゲート26上にはSiO2膜28は形成
されない。通常ポジ型レジストは疎水性を示すが、フッ
素を含むプラズマにさらすことにより、より一層疎水性
を示す様になる為、SiO2膜28を形成する工程に先
だってn型シリコン基板24にプラズマ処理を施してお
いてもよい。また、このSiO2膜28は、ダミーゲー
ト26より薄く例えば厚さ約0.8μmとする。この
際、SiO2膜28はダミーゲート26に対して自己整
合的に形成される。(図1(c))。
【0064】次にレジストからなるダミーゲート26を
除去し、チャネル不純物としてボロンを加速電圧20k
eV、ドーズ量2×1013の条件でイオン注入する。こ
の際、既にソース/ドレイン領域27は形成されている
ので、チャネルイオン注入後の熱処理は従来に比べ短時
間で済む。従ってシャープなチャネルプロファイルを得
ることができる。ここまでは、第1の実施例と同様の工
程である(図1(d))。
【0065】次に、パラジウム34をスパッタ法にて厚
さ約30nm堆積する。次にレジスト35を塗布し、そ
のまま現像を行なってダミーゲートを除去することによ
り生じた溝部30のみに残置する様にする(図6
(a))。
【0066】次に硝酸とフッ酸の混合液により、レジス
ト35で覆われた部分以外のパラジウム34をエッチン
グ除去する。次に、酸素アッシャでレジスト36をはく
離する(図6(b))。
【0067】次に硫酸銅溶液にウェーハーを浸漬するこ
とでパラジウム34上の部分にのみ選択的に銅351を
堆積する(図6(c))。
【0068】以上に示した様な半導体装置の製造方法に
よれば、参考例と同様の効果を奏するのみならず、低抵
抗のゲート電極を得ることができる。
【0069】(参考例) 図7は参考例の半導体装置の製造方法の工程断面図であ
る。
【0070】p型シリコン基板36上に熱酸化膜37を
厚さ約20nm形成する。次に、シリコンチッ化膜38
をCVD法により厚さ約0.3μm堆積する。次にポリ
シリコン膜39をCVD法により厚さ約0.1μm堆積
する。次にフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程
によりポリシリコン膜39とシリコンチッ化膜38との
積層膜から成るダミーゲート40を形成する(図7
(a))。
【0071】次に、ポリシリコンをCVD法により厚さ
約0.1μm堆積し、全面リアクティブイオンエッチン
グを行うことにより、ポリシリコン膜39がシリコンチ
ッ化膜38をくるんだ形状のダミーゲート40が形成さ
れる。次にヒ素をイオン注入し、ソース/ドレイン領域
41を形成する(図7(b))。
【0072】次に、参考例で示したプラズマECR法を
用いて、熱酸化膜37上のSiO2膜42を選択的に成
長させる。次に、800℃、N2中でアニール処理を行
なう(図7(c))。
【0073】次に、シリコンチッ化膜38の周囲に形成
されたポリシリコン膜39をケミカルドライエッチング
を用いて除去し、このシリコンチッ化膜38とSiO2
膜42の隙間にリンをイオン注入してn-不純物層43
を形成する(図7(d))。
【0074】次に、シリコンチッ化膜38を選択的にエ
ッチング除去し、参考例に示した工程によりゲート電極
44を形成する(図7(e))。
【0075】以上に示した半導体装置の製造方法によれ
ば、従来のLDD構造の形成方法に比べ、ゲート電極と
-不純物層のオーバラップ部が大きくとれてMOSト
ランジスタの信頼性が向上する。
【0076】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によればソ
ース/ドレイン領域とゲート電極が自己整合的に形成さ
れているので両者合せずれが生じす、微細化された素子
を形成することができ、また低抵抗のゲート電極を得る
ことができる。
【0077】また、ゲート電極と周囲の絶縁膜の高さを
そろえることが可能であるので素子の平坦化をはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図2】参考例の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図3】従来例の半導体装置を示す工程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の半導体装置の製造方法
を示す工程断面図である。
【図5】参考例の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図6】本発明の第2の実施例の半導体装置の製造方法
を示す工程断面図である。
【図7】参考例の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図8】従来例の半導体装置の製造方法の工程断面図で
ある。
【図9】従来例の半導体装置の製造方法の工程断面図で
ある。
【図10】従来例の半導体装置の製造方法の工程断面図
である。
【符号の説明】 1、24…シリコン基板 2、25…酸化膜 3、26…ダミーゲート 4、27…ソース/ドレイン領域 5、28…SiO2膜 6…ゲート酸化膜 7…ポリシリコン 29…チタンナイトライド 30…溝部 31…タングステン膜 34…パラジウム 351 …銅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された絶縁領域と、 前記半導体基板に、前記絶縁領域に隣接し互いに離間し
    て形成されたソース領域及びドレイン領域と、 前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の前記半導体
    基板上に形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 前記ソース領域上及び前記ドレイン領域上に形成された
    絶縁膜と、 前記ゲート電極と前記ゲート絶縁膜との間及び前記ゲー
    ト電極と前記絶縁膜との間に一体形成された金属膜とを
    具備し、 前記ゲート電極が前記ゲート絶縁膜上及び前記絶縁領域
    に形成されており、かつ前記絶縁膜の上面と前記ゲート
    絶縁膜上の前記ゲート電極の上面の前記半導体基板から
    の高さが、略同一であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記金属膜がチタンナイトライド膜また
    はパラジウム膜であることを特徴とする請求項記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極はアルミニウム、タング
    ステン、銅の何れかからなることを特徴とする請求項1
    又は請求項2のいずれかに記載の半導体装置。
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