JP3372300B2 - 電子ファイル装置 - Google Patents

電子ファイル装置

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JP3372300B2
JP3372300B2 JP14176993A JP14176993A JP3372300B2 JP 3372300 B2 JP3372300 B2 JP 3372300B2 JP 14176993 A JP14176993 A JP 14176993A JP 14176993 A JP14176993 A JP 14176993A JP 3372300 B2 JP3372300 B2 JP 3372300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は原稿から読み取った画
像を蓄積してそれを表示する電子ファイル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の文書の画像を読み取って光
磁気ディスク等の大容量記憶媒体に格納する電子ファイ
ル装置が多用されており、オフィス等において多量に作
成又は使用される書類の保管スペースを節約したり、必
要な時に必要な文書を素早く且つ効率良く取り出すこと
ができる。
【0003】従来、電子ファイル装置には、原稿から読
み取った画像(以下「本画像」という)から切り取った
画像をその本画像に対応させて記憶し、指定された切取
画像に対応する本画像を検索して出力する機能を備えた
ものがあった。次に、そのような装置又はその装置で行
なう方式等を列挙する。
【0004】(1)イメージスキャナ等のイメージ入力
装置によって入力された文書イメージを表示し、その表
示された文書イメージ中の部分的な索引イメージを切り
出して索引イメージファイルを作成し、また、文書イメ
ージに基づいて文書イメージファイルを作成して、その
索引イメージ(又は切取画像)と文書イメージとキー入
力されたコード情報とを関連付ける。そして、文書イメ
ージの検索時に、キー入力されたコード情報に関連する
全ての索引イメージを表示し、そのなかから選択された
索引イメージに対応する文書イメージを出力する電子フ
ァイリングシステムにおける索引方式(例えば、特開昭
60−74082号公報参照)。
【0005】(2)入力又は作成された絵や写真等のイ
メージファイルに対して、そのイメージファイルの特徴
部分や縮小イメージを含む情報を検索キーとして複数個
作成し、イメージファイルの検索時、同一イメージファ
イルに対して作成された各検索キーのいずれを指定して
もそのイメージファイルを得られるようにしたイメージ
ファイルシステム(例えば、特開昭60−93571号
公報参照)。
【0006】(3)本画像(又は原画像)をファイルに
登録する時、その本画像と共に案内画像(本画像の全体
又は部分領域の画像、本画像の全体又は部分領域の縮小
画像等)をファイルに蓄積し、その案内画像を指定する
ことによってその案内画像に対応する本画像を検索して
出力する画像ファイルの検索方式(例えば、特開昭60
−156172号公報参照)。
【0007】(4)本画像を登録する時、オペレータに
よって指定されたその本画像を識別するうえで最も重要
であると思われる部分の領域情報に基づいて本画像から
該当する部分を抽出し、一定の枠内に納まるように拡大
又は縮小して見出画像を作成し、その見出画像と本画像
とを対応させて記憶する。そして、本画像の検索時に
は、記憶されている見出画像を表示し、指定された見出
画像に対応する本画像を検索して表示する画像ファイル
登録検索装置(例えば、特開昭61−26147号公報
参照)。
【0008】(5)入力された本画像からその入力画像
に対して予め記憶している領域情報に基づいて該当する
部分を抽出し、一定の枠内に納まるように拡大又は縮小
し、それを見出画像として本画像と対応させて記憶す
る。そして、本画像の検索時には、記憶されている見出
画像を表示し、指定された見出画像に対応する本画像を
検索して表示する画像ファイル登録検索装置(例えば、
特開昭61−26148号公報参照)。
【0009】(6)入力された本画像を一旦記憶し、そ
の本画像を走査して画像間引き等の方法によって画素数
を削減した縮小画像を作成し、その縮小画像から見出文
字列と予想されるものを選択し、本画像の対応する部分
から正しく見出文字列を抽出し、その見出文字列を含む
領域を一定の枠に納まるように拡大又は縮小し、それを
見出画像として本画像と対応させて記憶する。そして、
本画像の検索時には、記憶されている見出画像を表示
し、指定された見出画像に対応する本画像を検索して表
示する文書画像ファイル登録検索装置(例えば、特開昭
61−26150号公報参照)。
【0010】(7)複数の画像を格納した電子ファイリ
ングシステムにおいて、その各画像をそれぞれ縮小した
画像を一度に複数表示し、その中から選び出された縮小
画像に対応する画像をプリント出力する電子ファイリン
グシステムにおける画像のプリント方法(例えば、特開
平1−156817号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような装置等では、本画像を検索するための索引イメ
ージ等の切取画像を任意の大きさや形状で切り取ったり
作成したり、あるいは拡大又は縮小したりするので、そ
の大きさや形状が不統一になり易く、登録された複数の
切取画像を一覧表示や一覧印刷した場合に見難いものに
なるという問題があった。
【0012】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複数の切取画像をその内容に応じて見易いよう
に一覧表示や一覧印刷できるようにすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿から画像を読み取る画像読取手段
と、その手段によって読み取った画像を本画像として蓄
積する画像蓄積手段と、その手段に蓄積された本画像を
表示する画像表示手段を備えた電子ファイル装置におい
て、上記本画像から切り取られた切取画像が縦長と横長
のいずれであるかを判断し、その判断結果に基づいて上
記切取画像を予め設定されている切取画像領域内の4つ
の端点のいずれか一つに合わせて配置する手段を設けた
ものである。
【0014】
【0015】また、上記本画像から切り取られた切取画
像が縦長のときは予め設定されている切取画像領域内の
右上端点に合わせて配置し、切取画像が横長のときは切
取画像領域内の左上端点に合わせて配置する手段を設け
るとよい。さらに、上記切取画像の配置種類を示すモー
ドを登録体系毎に保存し、その保存されたモードに応じ
た切取画像の配置を行なわせる手段、あるいは、上記切
取画像の配置種類を示すモードをシステム毎に保存し、
その保存されたモードに応じた切取画像の配置行なわせ
る手段を設けるようにするとよい。
【0016】
【作用】この発明による電子ファイル装置は、原稿から
画像を読み取り、その読み取った画像を本画像として蓄
積し、その蓄積された本画像を表示し、本画像から切り
取られた切取画像が縦長と横長のいずれであるかを判断
し、その判断結果に基づいて切取画像を予め設定されて
いる切取画像領域内の4つの端点のいずれか一つに合わ
せて配置するので、切取画像が縦長か横長かによって自
動的に切取画像領域内の4つの端点のいずれか一つに合
わせて配置して登録することができる。
【0017】
【0018】
【0019】また、本画像から切り取られた切取画像が
縦長のときは予め設定されている切取画像領域内の右上
端点に合わせて配置し、切取画像が横長のときは切取画
像領域内の左上端点に合わせて配置するようにすれば、
切取画像が縦長のときは予め設定されている切取画像領
域内の右上角に、横長のときは予め設定されている切取
画像領域内の左上角にそれぞれ自動的に配置して登録す
ることができる。
【0020】さらに、切取画像の配置種類を示すモード
を登録体系毎に保存し、その保存されたモードに応じた
切取画像の配置を行なわせるようにすれば、予め設定さ
れている切取画像領域内の切取画像の配置位置を登録体
系毎に任意に選択することができる。あるいは、切取画
像の配置種類を示すモードをシステム毎に保存し、その
保存されたモードに応じた切取画像の配置行なわせるよ
うにすれば、予め設定されている切取画像領域内の切取
画像の配置位置をシステム毎に任意に選択することがで
きる。
【0021】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、この実施例において使用する主な
用語等について説明する。 (イ)本画像 入力時又は出力時の読み取り原稿の紙サイズ程度の大き
さを持つ高解像度の画像データである。
【0022】(ロ)「高解像度」とはこの場合、表示装
置を低解像度とすると、それより画像入力装置,画像蓄
積装置,及び画像出力装置は高解像度のときは後者の扱
うデータということ。 (ハ)「入力あるいは出力時の紙サイズ程度の大きさ」
とは画像入力装置,画像出力装置にあわせて扱う画像デ
ータのサイズを決めるのが一般的であり、具体的には読
取画像や登録画像のサイズである。
【0023】(ニ)読取画像 画像入力装置によって得た画像データである。 (ホ)登録画像 画像蓄積装置から再生して得た画像データである。 (ヘ)切取画像 本画像を加工して得た画像データであり、本画像よりも
小さい。
【0024】(ト)「加工して」とは本画像を等倍率あ
るいは変倍処理した後にその全部あるいは一部を切り取
ること。ただし、等倍処理は独立変倍や各種間引き方式
等を含む。 (チ)「本画像よりも小さい」ことの理由 出力装置の解像度のためによる。例えば、表示装置は低
解像度だから。使い方のためによる。例えば、複数の切
取画像を表示したり、その切取画像をシンボル的に表示
するため、あるいは、複数の切取画像を印刷したり、そ
の切取画像をシンボル的に印刷するために小さい画像が
必要である。
【0025】次に、この実施例の電子ファイル装置の構
成について説明する。図7はこの発明の一実施例である
電子ファイル装置の構成を示すブロック図である。この
電子ファイル装置は、操作部1,画像入力部2,表示部
3,画像蓄積部4,画像出力部5,データ処理部6,本
画像用メモリ7,切取画像用メモリ8,表示用メモリ
9,及びバスBからなる。
【0026】操作部1は、画像入力,画像登録,及び画
像切り取り等の各種の操作情報を入力するためのキーボ
ードやマウス等の入力装置である。画像入力部2は、原
稿の画像を光学的に読み取るスキャナ等の画像読取装置
である。表示部3は、原稿から読み取った画像やその切
取画像及び各種メッセージ等を表示するためのLCDや
CRT等のディスプレイ装置である。
【0027】画像蓄積部4は、本画像データや切取画像
データ等の各種データを記憶するためのハードディスク
装置,光ディスク装置,又はフロッピディスク装置等の
記憶装置である。画像出力部5は、本画像データやその
切取画像データ等を紙に印刷するドット方式,熱転写方
式,インクジェット方式,又はレーザ方式等のプリンタ
装置である。
【0028】データ処理部6は、CPU,ROM,及び
RAM等からなるマイクロコンピュータを備えた本体装
置であり、この電子ファイル装置全体の制御処理や本画
像及び切取画像に対する各種の機能を実現する。
【0029】本画像用メモリ7は、原稿から読み取った
画像データを本画像として格納する。切取画像用メモリ
8は、本画像から切り取った切取画像データを一時的に
格納する。表示用メモリ9は、表示部3に表示すべき本
画像データや切取画像データ等の各種表示データを格納
する。バスBは、上記各部間で各種のデータを遣り取り
するための通信線である。
【0030】すなわち、上記画像入力部2は原稿から画
像を読み取る画像読取手段に、画像蓄積部4は画像入力
部2によって読み取った画像を本画像として蓄積する画
像蓄積手段に、表示部3は画像蓄積部4に蓄積された本
画像を表示する画像表示手段にそれぞれ相当する。
【0031】また、上記データ処理部6は、本画像から
切り取られた切取画像を予め設定されている切取画像領
域内の角に配置する手段と、本画像から切り取られた切
取画像を予め設定されている切取画像領域内の中央に配
置する手段と、本画像から切り取られた切取画像を予め
設定されている切取画像領域内の垂直方向では辺を接す
るように水平方向では中央に位置するように配置する手
段と、本画像から切り取られた切取画像を予め設定され
ている切取画像領域内の水平方向では辺を接するように
垂直方向では中央に位置するように配置する手段にそれ
ぞれ相当する。
【0032】また、本画像から切り取られた切取画像が
縦長と横長のいずれであるかを判断し、その判断結果に
基づいて切取画像を予め設定されている切取画像領域内
の4つの端点のいずれか一つに合わせて配置する手段
と、本画像から切り取られた切取画像が縦長のときは予
め設定されている切取画像領域内の右上端点に合わせて
配置し、切取画像が横長のときは切取画像領域内の左上
端点に合わせて配置する手段と、切取画像の配置種類を
示すモードを登録体系毎に保存し、その保存されたモー
ドに応じた切取画像の配置を行なわせる手段と、切取画
像の配置種類を示すモードをシステム毎に保存し、その
保存されたモードに応じた切取画像の配置行なわせる手
段にも相当する。
【0033】したがって、この実施例の電子ファイル装
置では、次に示すような本画像に対する画像切取枠の指
定操作を行なえる。 (1)切取画像を所定の切取画像領域内の角に自動的に
配置する。 (2)切取画像を所定の切取画像領域内の中央に自動的
に配置する。
【0034】(3)切取画像を所定の切取画像領域内の
垂直方向は辺に接して水平方向は中央に位置するように
自動的に配置する。 (4)切取画像を所定の切取画像領域内の水平方向は辺
に接して垂直方向は中央に位置するように自動的に配置
する。
【0035】(5)本画像から切り取られた切取画像が
縦長と横長のいずれであるかの判断結果に基づいて切取
画像を切取画像領域内の4つの端点のいずれか一つに合
わせて配置する。 )縦長の切取画像のときは所定の切取画像領域内で
右上角に詰めて、横長の切取画像のときは所定の切取画
像領域内で左上角に詰めてそれぞれ配置する。 ()登録体系毎に切取画像の配置種類のモードを切り
換える。 ()システム毎に切取画像の配置種類のモードを切り
換える。
【0036】次にこの電子ファイル装置の各処理につい
て説明する。 〔本画像の入力〕 (1−1)画像入力部2からの本画像入力 画像入力部2にセットされた原稿から画像を光学的に読
み取ってデジタル化し、そのデジタル化された本画像デ
ータをデータ転送手段によって本画像用メモリ7に記憶
する。
【0037】(1−2)画像蓄積部4からの本画像入力 画像蓄積部4に蓄積されている本画像データを読み出し
て本画像用メモリ7へ格納する。この際、本画像データ
が圧縮処理等を施されて蓄積されている場合は、その本
画像データに伸長処理等を施して再生して本画像用メモ
リ7へ入力する。また、本画像データに圧縮等の変換処
理が施されていない場合は、その本画像データを直接本
画像用メモリ7へ入力する。
【0038】〔本画像の表示〕 (2−1)本画像の表示 本画像用メモリ7に格納されている本画像データ中の表
示する領域内の画像データを変倍処理し、その変倍処理
後の画像データを表示用メモリ9の本画像表示領域へ転
送して表示部3によって表示する。
【0039】(2−2)本画像のスクロール表示 スクロール移動が指示されたとき、本画像用メモリ7に
格納されている本画像データ中のスクロールによって新
たに表示する領域を算出し、その領域内の画像データを
変倍処理し、その変倍処理後の画像データを表示用メモ
リ9の本画像表示領域へ転送して表示部3によって表示
する。なお、このスクロール移動の指示は、スクロール
ボタンの押下によって行なったり、マウスカーソルに追
従させて行なったりするなどの方法がある。
【0040】(2−3)表示倍率変更による本画像の表
示 表示倍率変更が指示されたとき、本画像用メモリ7に格
納されている本画像データ中の表示する領域の画像デー
タを新たな倍率で変倍処理し、その変倍処理後の画像デ
ータを表示用メモリ9の本画像表示領域へ転送して表示
部3によって表示する。
【0041】(2−4)表示方式変更による本画像の表
示 表示方式変更が指示されたとき、本画像用メモリ7に格
納されている本画像データ中の表示する領域の画像デー
タを新たな変倍方式で変倍処理し、その変倍処理後の画
像データを表示用メモリ9の本画像表示領域へ転送して
表示部3によって表示する。
【0042】(2−5)本画像の回転表示 本画像の回転表示が指示されたとき、本画像用メモリ7
に格納されている本画像データ中の表示する領域の画像
データを回転させて変倍して表示用メモリ9へ転送し、
それを表示部3によって表示する。
【0043】〔画像切取枠の設定〕 (3−1)画像切取枠の指定 図8はこの電子ファイル装置の本画像に対する画像切取
枠の指定時の処理を示すフローチャートである。この処
理では、データ処理部6の制御によって、表示部3に本
画像を表示し、操作部1によって画像切取枠の変更指示
の後に画像切取枠の始点が指示されると、マウスカーソ
ルの移動に応じてラバーバンドによる画像切取枠を表示
する。
【0044】そして、データ処理部6によって画像切取
枠の終点指示か否かを判断して、終点指示でなければラ
バーバンド表示のまま待機し、終点指示ならオペレータ
による確認のOKの指示があったか否かを判断して、O
Kでなければこの処理を終了するが、OKならその始点
及び終点による画像切取枠の領域を算出し、その領域の
画像切取枠を出力(表示)してこの処理を終了する。し
たがって、本画像表示状態でその本画像に対して直接画
像切取枠のサイズを指定することができるので、切り取
りの際に切り取りたい部分のサイズと合わせることがで
きる。
【0045】(3−2)画像切取枠の指定時の警告 図9はこの電子ファイル装置の本画像に対する画像切取
枠の指定時の警告の処理を示すフローチャートである。
この処理では、画像切取枠の終点指示か否かの判断にお
いて、終点指示なら本画像に対して予め設定されている
切取画像領域の縦あるいは横方向を越えて画像切取枠が
指示されているか否かを判断する。
【0046】そして、OK(指示されていない)ならオ
ペレータの確認へ移行するが、NG(指定されている)
なら、画像切取枠が本画像に対する切取画像領域を越え
て指定されていることを知らせる警告を出力し、再びマ
ウスカーソルの移動に応じて画像切取枠を表示する処理
に戻る。
【0047】なお、画像切取枠の始点が本画像に対する
切取画像領域を越えるときにも警告を出力するようにす
るとよい。したがって、画像切取枠のサイズの入力が終
わった時点でそのサイズが切取画像のサイズ(本画像の
切取画像領域)を越えているか否かをチェックして、越
えている場合は警告する。
【0048】(3−3)画像切取枠の制限表示 図10はこの電子ファイル装置の本画像に対して予め設
定されている切取画像領域内にのみ画像切取枠を表示す
るときの処理を示すフローチャートである。この処理で
は、画像切取枠の始点が指示されると、その始点が本画
像に対して予め設定されている切取画像領域を越えてい
るか否かを判断する。
【0049】この判断において、始点が切取画像領域を
越えていれば新ためて切取画像領域を越えない位置に指
示されるまで待機し、越えていなければ切取画像領域内
でのみマウスカーソルの移動に応じてラバーバンドによ
る画像切取枠を表示し、画像切取枠の終点指示か否かを
判断する。そして、終点指示ならオペレータの確認へ移
行する。したがって、画像切取枠のサイズの入力以前に
そのサイズが切取画像のサイズを越えているか否かをチ
ェックして、その切取画像のサイズ内にのみ画像切取枠
を表示する。
【0050】(3−4)本画像の切取画像領域の枠の表
示 ・本画像と共に表示する 図11はこの電子ファイル装置の本画像に対して予め設
定されている切取画像領域の枠を本画像と共に表示する
ときの処理を示すフローチャートである。この処理で
は、表示部3に本画像を表示し、その本画像に対して予
め設定されている切取画像領域の枠を表示する。つま
り、本画像に対する切取画像領域の枠を画像切取領域の
始点を指示する前に表示する。
【0051】・画像切取枠の変更指示後に表示する 図12はこの電子ファイル装置の本画像に対して予め設
定されている切取画像領域内に画像切取枠を指示すると
きの処理を示すフローチャートである。
【0052】この処理では、画像切取枠の変更指示がさ
れたときに、表示部3に表示されている本画像に対して
予め設定されている切取画像領域の枠(切取可能領域の
枠)を表示する。したがって、本画像の表示後に画像切
取枠のサイズ変更指示前あるいは指示後、本画像の切取
画像のサイズ(切取画像領域)を表示するので、その切
取画像領域を越えて画像切取枠の始点又は終点を指示し
なくて済む。
【0053】(3−5)画像切取枠の始点を端点として
本画像の切取画像領域の枠の表示 図13はこの電子ファイル装置の本画像に対して予め設
定されている切取画像領域の枠を画像切取枠の始点を端
点として表示するときの処理を示すフローチャートであ
る。
【0054】この処理では、画像切取枠の始点が指示さ
れると、その始点を端点とする本画像に対する切取画像
領域の枠を表示して、その始点を端点とする画像切取領
域の枠をマウスカーソルの移動に応じてラバーバンドで
表示し、画像切取領域の終点指示か否かを判断する。し
たがって、画像切取枠の始点指示後に切取画像のサイズ
(切取画像領域)を表示するので、その切取画像領域を
越えて画像切取枠の終点を指示しなくて済む。
【0055】〔設定後の画像切取枠の表示〕 (4−1)本画像に対して設定された画像切取枠の表示 表示用メモリ9の本画像表示領域内の指定された位置に
画像切取枠を描画して表示部3によって表示する。
【0056】(4−2)画像切取枠のスクロール移動表
示 画像切取枠のスクロール移動が指示されたら、表示用メ
モリ9の本画像表示領域内の画像切取枠のスクロール移
動による新たな表示位置を算出し、その位置に画像切取
枠を描画して表示部3によって表示する。なお、そのス
クロール移動は、スクロールボタンの押下によって行な
ったり、マウスカーソルに追従させて行なったりするな
どの方法がある。
【0057】(4−3)画像切取枠の回転表示 画像切取枠の回転が指示されたら、表示用メモリ9の本
画像表示領域内に格納されている画像切取枠を同じサイ
ズのまま回転して描画し、それを表示部3によって表示
する。
【0058】〔画像切取枠による画像の切り取り〕図1
はこの電子ファイル装置の本画像からの画像切取時の処
理を示すフローチャートである。この処理では、モード
設定の後に画像切取枠の指定を行ない、画像切取か否か
を判断して、画像切取なら角配置モード,中央配置モー
ド,中央縦寄せ配置モード,中央横寄せ配置モード,左
・右上角配置モードのいずれが設定されているかを判断
する。
【0059】そして、角配置モードなら角配置処理を行
ない、中央配置モードなら中央配置処理を行ない、中央
縦寄せ配置モードなら中央縦寄せ配置処理を行ない、中
央横寄せ配置モードなら中央横寄せ配置処理を行ない、
左・右上角配置モードなら左・右上角配置処理を行なっ
てこの処理を終了する。
【0060】図2は図1の角配置処理のフローチャー
ト、図3は図1の中央配置処理のフローチャート、図4
は図1の中央縦寄せ配置処理のフローチャート、図5は
図1の中央横寄せ配置処理のフローチャート、図6は図
1の左・右上角配置処理のフローチャートである。
【0061】図2に示すように、角配置処理では、切取
画像領域内の角に切取画像を配置してリターンする。ま
た、図3に示すように、中央配置処理では、切取画像領
域内の中央に切取画像を配置してリターンする。さら
に、図4に示すように、中央縦寄せ配置処理では、切取
画像領域内の垂直方向は辺に接するように水平方向は中
央に位置するように切取画像を配置してリターンする。
さらにまた、図5に示すように、中央横寄せ配置処理で
は、切取画像領域内の水平方向は辺に接するように垂直
方向は中央に位置するように切取画像を配置してリター
ンする。
【0062】そしてまた、図6に示すように、左・右上
角配置処理では、切取画像が縦長と横長のいずれである
かを判断して、縦長ならその切取画像を切取画像領域内
の右上端点に合わせて右上角に寄せて配置し、横長なら
その切取画像を切取画像領域内の左上端点に合わせて左
上角に寄せて配置してリターンする。
【0063】(5−1)本画像用メモリにおける画像の
切り取り 切り取りが指示されたとき、本画像用メモリ7に格納さ
れている本画像データ中の画像切取枠内に相当する画像
データを上述の処理によって切り取り、その画像データ
を切取画像データとして切取画像用メモリ8へ転送して
格納する。この際、相当なので本画像データ中の矩形位
置を計算する。
【0064】(5−2)表示用メモリにおける画像の切
り取り 切り取りが指示されたとき、表示用メモリ9に格納され
ている本画像データ中の画像切取枠内に相当する画像デ
ータを上述の処理によって切り取り、その画像データを
切取画像データとして切取画像用メモリ8へ転送して格
納する。
【0065】〔切取画像の記憶,切取画像の再生表示〕 (6−1)切取画像の記憶 本画像用メモリ7又は表示用メモリ9において切り取ら
れた切取画像データを切取画像用メモリ8に格納する。
そして、オペレータによる確認の後、切取画像を記憶す
る指示があると、切取画像データを画像蓄積部4に蓄積
する。
【0066】(6−2)切取画像の再生表示 画像蓄積部4に蓄積されている切取画像データを切取画
像用メモリ8に再生し、それを表示用メモリ9に転送し
て表示部3によって表示する。また、画像蓄積部4に蓄
積されている切取画像データを切取画像用メモリ8で再
生し、それを表示用メモリ9に転送して表示部3によっ
て表示する。
【0067】〔切取画像の確認表示,一覧再生表示,一
覧再生印刷,一覧再生記憶〕 (7−1)切取画像の確認表示 切取画像を表示用メモリ9の確認のための切取画像表示
領域に転送して表示部3によって表示する。必要であれ
ばこの処理を繰り返す。
【0068】(7−2)切取画像一覧の再生表示 画像蓄積部4から読み出した各切取画像データを再生し
て表示用メモリ9の切取画像一覧のための格納領域に転
送し、その切取画像データを表示部3によって一覧表示
する。
【0069】(7−3)切取画像一覧の再生印刷 画像蓄積部4から読み出した各切取画像データを再生し
て本画像用メモリ7の切取画像一覧のための格納領域に
転送し、その切取画像データを画像出力部5によって一
覧形式で印刷する。
【0070】(7−4)切取画像一覧の再生記憶 画像蓄積部4から読み出した各切取画像データを再生し
て本画像用メモリ7の切取画像一覧のための格納領域に
転送し、その切取画像一覧のデータを画像蓄積部4に蓄
積する。
【0071】また、切取画像領域を正方形にしてもよ
く、その場合は以下の処理になる。 〔本画像中の切取対象の画像の表示〕 (8−1)正方形の切取対象画像の表示 本画像用メモリ7に格納されている本画像データ中の指
定された本画像から正方形の切取画像領域内のデータに
変倍処理を施し、表示用メモリ9の本画像表示領域へ転
送し、表示部3によって表示する。したがって、本画像
から切り取った正方形の一部の画像を切取対象画像とし
て表示する。
【0072】(8−2)正方形の切取対象画像のスクロ
ール表示 スクロール移動が指示された場合、本画像用メモリ7に
格納されている本画像データ中の新たに表示すべき本画
像と正方形の切取画像領域を算出し、その切取画像領域
内のデータに変倍処理を施し、その変倍されたデータを
表示用メモリ9の本画像表示領域へ転送して表示部3に
よって切取対象画像として表示する。
【0073】そして、スクロール移動の指示の間はこの
処理を繰り返す。なお、スクロールの指示にはスクロー
ルボタンの押下によって行なったり、マウスカーソルに
追従させて行なったりするなどの方法がある。
【0074】(8−3)表示倍率変更による正方形の切
取対象画像の表示 表示倍率変更が指示された場合、本画像用メモリ7に格
納されている本画像データ中の表示すべき本画像の正方
形の切取画像領域を新たな倍率で変倍処理し、その変倍
されたデータを表示用メモリ9の本画像表示領域へ転送
して表示部3によって切取対象画像として表示する。
【0075】(8−4)表示方式変更による正方形の切
取対象画像の表示 表示方式変更が指示された場合、本画像用メモリ7に格
納されている本画像データ中の表示すべき正方形の切取
画像領域を新たな変倍方式で変倍処理し、その変倍され
たデータを表示用メモリ9の本画像表示領域へ転送して
表示部3によって切取対象画像として表示する。
【0076】〔切取画像領域枠の表示処理〕 (9−1)正方形の切取画像領域枠の表示 表示用メモリ9の本画像表示領域内の所定の位置に本画
像に対する正方形の切取画像領域枠を描画して表示部3
によって表示する。
【0077】(9−2)正方形の切取画像領域枠のスク
ロール移動表示 切取画像領域枠のスクロール移動が指示された場合、表
示用メモリ9の本画像表示領域内のスクロール移動によ
る新たな位置を算出し、その位置に本画像に対する正方
形の切取画像領域枠を描画して表示部3によって表示す
る。なお、切取画像領域枠の移動指示には、スクロール
ボタンの押下によって行なったり、マウスカーソルに追
従させて行なったりするなどの方法がある。
【0078】〔画像の切り取り〕次のいずれかの処理に
よって本画像から正方形の画像を切り取る。 (10−1)本画像用メモリにおける切り取り 画像の切り取りが指示された場合、本画像用メモリ7の
本画像データ中の正方形の切取画像領域の枠内に相当す
る矩形データを切取画像用メモリ8へ転送する。この
際、本画像データ中の正方形位置を計算する。
【0079】(10−2)表示用メモリにおける切り取
り 画像の切り取りが指示された場合、表示用メモリ9の本
画像表示領域内の本画像に対する正方形の切取画像領域
の枠内の矩形データを切り取って切取画像用メモリ8へ
転送する。
【0080】〔切取画像の確認表示〕 (11−1)正方形の切取画像の確認表示 本画像からの正方形の切取画像データを表示用メモリ9
の確認のための切取画像表示領域内に転送して表示部3
によって表示する。 (11−2)正方形の切取画像の繰り返し表示 必要であれば再度上記作業を繰り返す。
【0081】〔切取画像の記憶,再生表示,再生印刷,
再生記憶〕 (12−1)正方形の切取画像データの蓄積 確認の結果が良く、切取画像の記憶指示があると、本画
像からの正方形の切取画像データを画像蓄積部4に蓄積
して格納する。
【0082】(12−2)正方形の切取画像の再生表示 画像蓄積部4から正方形の各切取画像データを読み出し
て本画像用メモリ9の一覧のための切取画像格納領域に
再生して格納し、それを表示用メモリ9の一覧のための
切取画像表示領域へ転送して表示部3によって表示す
る。
【0083】(12−3)正方形の切取画像の再生印刷 画像蓄積部4から本画像からの正方形の各切取画像デー
タを読み出して本画像用メモリ9の一覧のための切取画
像格納領域に再生して格納し、それを画像出力部5によ
って印刷する。
【0084】(12−4)正方形の切取画像の一覧の記
憶 画像蓄積部4から本画像からの正方形の各切取画像デー
タを読み出して本画像用メモリ9の一覧のための切取画
像格納領域に再生して格納し、それを切取画像一覧とし
て画像蓄積部4に格納して蓄積する。
【0085】〔切取画像の回転〕 (13−1)正方形の切取画像の回転 切取画像用メモリ8に格納されている正方形の切取画像
データを指示された角度に回転させて格納する。
【0086】〔切取画像の回転表示〕 (13−2)正方形の切取画像の回転表示 表示用メモリ9の一覧のための切取画像格納領域内の正
方形の切取画像データを指示された角度に回転させて表
示部3によって表示する。
【0087】〔切取画像の回転蓄積〕 (13−3)正方形の切取画像の回転蓄積 切取画像用メモリ8の回転された正方形の切取画像デー
タを画像蓄積部4に格納して蓄積する。
【0088】さらにこの電子ファイル装置における各処
理について説明する。 (切取画像の配置) (イ)左上角配置 図14は本画像用メモリ7又は表示用メモリ9の本画像
表示領域内に格納された本画像データと画像切取枠を示
す図、図15は図14の画像切取枠による切取画像を示
す図、図16は図15の切取画像を切取画像用メモリ8
の切取画像領域内の左上角に配置したときの図である。
【0089】図14に示すように、本画像表示領域10
内の本画像に対して画像切取枠11を指定した場合に切
取指示がされると、図15に示すように、画像切取枠1
1内の横の長さX,縦の長さYの横長の切取画像12を
切り取り(これを「有効切取画像」ともいう)、図16
に示すように、切取画像用メモリ8の予め設定されてい
る切取画像領域13の原点O(0,0)に切取画像12
をその上端点Aを合わせるようにして転送する。
【0090】このようにして、切取指示があったら有効
切取画像のサイズを得て切取画像領域内の配置位置を計
算し、その配置位置に有効切取画像を転送する。したが
って、横長の切取画像12は切取画像領域13の左上角
に接するように配置される。
【0091】図17は表示用メモリ9又は印刷用メモリ
に切取画像を左上角に配置した複数の切取画像領域を一
覧形式で格納したときの図である。この場合は、9個の
画像14a〜14iを格納した例を示しており、このよ
うに格納することによって、複数の切取画像の一覧を表
示又は印刷すると、横長の切取画像をそれぞれ切取画像
領域の枠内の左上角に配置した各画像を一覧形式で表示
又は印刷することができる。
【0092】(ロ)右上角配置 図18は本画像用メモリ7又は表示用メモリ9の本画像
表示領域内に格納された他の本画像データと画像切取枠
を示す図、図19は図18の画像切取枠による切取画像
を示す図、図20は図19の切取画像を切取画像用メモ
リ8の切取画像領域内の右上角に配置したときの図であ
る。
【0093】図18に示すように、本画像表示領域10
内の本画像に対して画像切取枠11を指定した場合に切
取指示がされると、図19に示すように、画像切取枠1
1内の横の長さX,縦の長さYの縦長の切取画像12を
切り取り(これを「有効切取画像」ともいう)、その切
取画像12を配置するための画像切取領域13内の始点
を計算する。
【0094】その始点Pは、画像切取領域13の縦の長
さLy,横の長さLxとすると(Lx−X,0)とな
る。そして、図20に示すように、切取画像用メモリ8
の予め設定されている切取画像領域13の始点P(Lx
−X,0)に切取画像12をその上端点Aを合わせるよ
うにして転送する。このようにして、切取指示があった
ら有効切取画像のサイズを得て切取画像領域内の配置位
置を計算し、その配置位置に有効切取画像を転送する。
したがって、切取画像12は切取画像領域13の右上角
に接するように配置される。
【0095】図21は表示用メモリ9又は印刷用メモリ
に切取画像を右上角に配置した複数の切取画像領域を一
覧形式で格納したときの図である。この場合は、9個の
画像14a〜14iを格納した例を示しており、このよ
うに格納することによって、複数の切取画像の一覧を表
示又は印刷すると、縦長の切取画像をそれぞれ切取画像
領域の枠内の右上角に配置した各画像を一覧形式で表示
又は印刷することができる。
【0096】したがって、切取画像を切取画像領域内の
角に配置すると、文字列等(オペレータが角から読むも
の)の画像を切り取った場合、それを切取画像領域内の
角に配置するように揃えることによって一覧表示や一覧
印刷のときに見易くなる。
【0097】その際、切取画像が縦書きならば切取画像
領域内の右上角に配置するようにすれば、その切取画像
の内容を読み進む向きと同じように配置されるので読み
やすくなる。あるいは、切取画像が横書きならば切取画
像領域内の左上角に配置するようにすれば、その切取画
像の内容を読み進む向きと同じように配置されるので読
みやすくなる。なお、上述の例では切取画像を切取画像
領域内の左上角と右上角に配置する場合について説明し
たが、切取画像領域内の左下角や右下角に配置するよう
にしてもよい。
【0098】(ハ)中央配置 図22は本画像用メモリ7又は表示用メモリ9の本画像
表示領域内に格納された他の本画像データと画像切取枠
を示す図、図23は図22の画像切取枠による切取画像
を示す図、図24は図23の切取画像を切取画像用メモ
リ8の切取画像領域内の中央に配置したときの図であ
る。
【0099】図22に示すように、本画像表示領域10
内の本画像に対して画像切取枠11を指定した場合に切
取指示がされると、図23に示すように、画像切取枠1
1内の横の長さX,縦の長さYの切取画像12を切り取
り(これを「有効切取画像」ともいう)、その切取画像
12を配置するための画像切取領域13内の始点を計算
する。
【0100】その始点Qは、画像切取領域13の縦の長
さLy,横の長さLxとすると((Lx−X)/2,
(Ly−Y)/2)となる。そして、図24に示すよう
に、切取画像用メモリ8の予め設定されている切取画像
領域13の始点Q((Lx−X)/2,(Ly−Y)/
2)に切取画像12をその上端点Aを合わせるようにし
て転送する。このようにして、切取指示があったら有効
切取画像のサイズを得て切取画像領域内の配置位置を計
算し、その配置位置に有効切取画像を転送する。したが
って、切取画像12は切取画像領域13の中央に配置さ
れる。
【0101】図25は表示用メモリ9又は印刷用メモリ
に切取画像を中央に配置した複数の切取画像領域を一覧
形式で格納したときの図である。この場合は、9個の画
像14a〜14iを格納した例を示しており、このよう
に格納することによって、複数の切取画像の一覧を表示
又は印刷すると、切取画像をそれぞれ切取画像領域の枠
内の中央に配置した各画像を一覧形式で表示又は印刷す
ることができる。
【0102】したがって、切取画像を切取画像領域内の
中央に配置すると、マークや顔写真等の(オペレータが
中心を基準にして全体を比較するもの)画像を切り取っ
た場合、それを切取画像領域内の中央に配置するように
揃えると一覧表示や一覧印刷のときに見易くなる。
【0103】(ニ)中央縦寄せ配置 図26は本画像用メモリ7又は表示用メモリ9の本画像
表示領域内に格納された他の本画像データと画像切取枠
を示す図、図27は図26の画像切取枠による切取画像
を示す図、図28は図27の切取画像を切取画像用メモ
リ8の切取画像領域内の中央縦寄せで配置したときの図
である。
【0104】図26に示すように、本画像表示領域10
内の本画像に対して画像切取枠11を指定した場合に切
取指示がされると、図27に示すように、画像切取枠1
1内の横の長さX,縦の長さYの縦長の切取画像12を
切り取り(これを「有効切取画像」ともいう)、その切
取画像12を配置するための画像切取領域13内の始点
を計算する。
【0105】その始点Rは、画像切取領域13の縦の長
さLy,横の長さLxとすると((Lx−X)/2,L
y−Y)となる。そして、図28に示すように、切取画
像用メモリ8の予め設定されている切取画像領域13の
始点R((Lx−X)/2,Ly−Y)に切取画像12
をその上端点Aを合わせるようにして転送する。
【0106】このようにして、切取指示があったら有効
切取画像のサイズを得て切取画像領域内の配置位置を計
算し、その配置位置に有効切取画像を転送する。したが
って、切取画像12は切取画像領域13の垂直方向では
底辺に接するように水平方向では中央に位置するように
配置される。
【0107】図29は表示用メモリ9又は印刷用メモリ
に切取画像を中央縦寄せに配置した複数の切取画像領域
を一覧形式で格納したときの図である。この場合は、9
個の画像14a〜14iを格納した例を示しており、こ
のように格納することによって、複数の切取画像の一覧
を表示又は印刷すると、切取画像をそれぞれ切取画像領
域の枠内の中央縦寄せに配置した各画像を一覧形式で表
示又は印刷することができる。なお、上述の例では切取
画像を切取画像領域内の垂直方向については下辺に接す
るようにした場合を示したが、上辺に接するようにして
もよい。
【0108】(ホ)中央横寄せ配置 図30は本画像用メモリ7又は表示用メモリ9の本画像
表示領域内に格納された他の本画像データと画像切取枠
を示す図、図31は図30の画像切取枠による切取画像
を示す図、図32は図31の切取画像を切取画像用メモ
リ8の切取画像領域内の中央横寄せで配置したときの図
である。
【0109】図30に示すように、本画像表示領域10
内の本画像に対して画像切取枠11を指定した場合に切
取指示がされると、図31に示すように、画像切取枠1
1内の横の長さX,縦の長さYの横長の切取画像12を
切り取り(これを「有効切取画像」ともいう)、その切
取画像12を配置するための画像切取領域13内の始点
を計算する。
【0110】その始点Sは、画像切取領域13の縦の長
さLy,横の長さLxとすると(0,(Ly−Y)/
2)となる。そして、図32に示すように、切取画像用
メモリ8の予め設定されている切取画像領域13の始点
S(0,(Ly−Y)/2)に切取画像12をその上端
点Aを合わせるようにして転送する。
【0111】このようにして、切取指示があったら有効
切取画像のサイズを得て切取画像領域内の配置位置を計
算し、その配置位置に有効切取画像を転送する。したが
って、切取画像12は切取画像領域13の水平方向では
底辺に接するように垂直方向では中央に位置するように
配置される。
【0112】図33は表示用メモリ9又は印刷用メモリ
に切取画像を中央横寄せに配置した複数の切取画像領域
を一覧形式で格納したときの図である。この場合は、9
個の画像14a〜14iを格納した例を示しており、こ
のように格納することによって、複数の切取画像の一覧
を表示又は印刷すると、切取画像をそれぞれ切取画像領
域の枠内の中央横寄せに配置した各画像を一覧形式で表
示又は印刷することができる。なお、上述の例では切取
画像を切取画像領域内の水平方向については左辺に接す
るようにした場合を示したが、右辺に接するようにして
もよい。
【0113】したがって、対象形の図形や姿写真等の画
像(オペレータが中心線を基準にして高さや幅を比較す
るもの)を切り取った場合、それを切取画像領域内の水
平方向又は垂直方向のいずれかを一辺に接し、もう一方
の方向を中央に位置するように中央線を合わせて配置す
れば一覧表示や一覧印刷のときに見易くなる。
【0114】(ヘ)左・右上角配置 図34は切取画像を切取画像領域内の右上角又は左上角
に配置するときの処理を示すフローチャートである。こ
の処理では、切取指示があると切取画像(有効切取画
像)のサイズを得て、その有効切取画像のサイズが縦長
と横長のいずれであるかを判断して、縦長なら切取画像
領域内の右上端点合わせで配置を決定し、横長なら切取
画像領域内の左上端点合わせで配置を決定して、切取画
像の矩形データを転送してこの処理を終了する。
【0115】つまり、切取指示があったら有効切取画像
のサイズを得て、そのサイズの形状が縦長又は横長のい
ずれかに応じて配置位置を計算し、その配置位置に対し
て切取画像の矩形データを転送する。
【0116】したがって、縦書き文字列から横書き文字
列に変わる場合やその逆の場合のとき、切取画像の端点
を変更しなくても自動的に縦書き文字列を切取画像領域
内の右上端に、横書き文字列を切取画像領域内の左上端
にそれぞれ配置するので、煩雑な操作が必要なくなる。
【0117】(ト)登録体系毎の配置モード切り換え 図35は登録体系毎の配置モードの切り換え処理のフロ
ーチャートであり、ここでは、切取画像を切取画像領域
内の左上角と中央のいずれかに配置する場合について説
明する。この処理では、登録体系毎に保存されている切
取画像の配置種類を示すモードにしたがって切取画像領
域内の切取画像の配置を行なう。
【0118】図35に示すように、切取指示が行なわれ
ると、切取画像(有効切取画像)のサイズを得た後に登
録体系毎の配置のモードを得て、そのモードが左上合わ
せのモードと中央合わせのモードのいずれであるかを判
断する。そして、左上合わせのモードなら左上合わせで
配置を決めて、中央合わせのモードなら中央合わせで配
置を決めて、切取画像の矩形データを転送し、この処理
を終了する。
【0119】つまり、切取指示があったら有効切取画像
のサイズを得て、予め保存(記憶)されている配置モー
ドによって配置を計算し、切取画像の矩形データを切取
画像用メモリに対して転送する。したがって、検索体系
が変わると配置モードも変わらず、同じ登録体系におい
て同じ配置モードで繰り返し画像を切り取るときには、
切取指示毎に配置モードを指定する必要がなくなる。
【0120】(チ)システム毎の配置モード切り換え 図36はシステム毎の配置モードの切り換え処理のフロ
ーチャートであり、ここでは、切取画像を切取画像領域
内の左上角と中央のいずれかに配置する場合について説
明する。この処理では、システム毎に保存されている切
取画像の配置種類を示すモードにしたがって切取画像領
域内の切取画像の配置を行なう。
【0121】図36に示すように、切取指示が行なわれ
ると、切取画像(有効切取画像)のサイズを得た後にシ
ステム毎の配置のモードを得て、そのモードが左上合わ
せのモードと中央合わせのモードのいずれであるかを判
断する。そして、左上合わせのモードなら左上合わせで
配置を決めて、中央合わせのモードなら中央合わせで配
置を決めて、切取画像の矩形データを転送し、この処理
を終了する。
【0122】つまり、切取指示があったら有効切取画像
のサイズを得て、予め保存(記憶)されている配置モー
ドによって配置を計算し、切取画像の矩形データを切取
画像用メモリに対して転送する。したがって、検索体系
が変わっても配置モードは変わらず、同じシステム系に
おいて同じ配置モードで繰り返し画像を切り取るときに
は、切取指示毎に配置モードを指定する必要がなくな
る。
【0123】このようにして、切取画像を切取画像領域
内に配置する角配置,中央配置,中央縦寄せ配置,中央
横寄せ配置,及び左・右上角配置の各配置モードを2種
類以上選択できるようにしたとき、その配置モードを登
録体系毎に保存すれば同じ登録体系において、あるい
は、システム毎に保存すれば同じシステムにおいて、同
じ配置モードで繰り返し切り取るのであれば、切取指示
毎に配置モードを指定する煩わしさがない。
【0124】次に定型サイズの画像切取枠による画像切
取に係る処理について説明する。ここでは、定型サイズ
の画像切取枠を上述の切取画像領域と同じ大きさの場合
について示す。
【0125】(定型切取枠による切取画像の表示)図3
7は本画像用メモリ7に格納された本画像データとその
切取領域の一例を示す図、図38は図37の本画像デー
タの画像切取枠の領域内の切取画像データを表示用メモ
リ9に格納したときの図である。なお、この場合の画像
切取枠は予め切取画像領域と同じサイズに設定してい
る。
【0126】図37に示すように、本画像用メモリ7に
格納されている本画像データ中の画像切取枠の領域15
中の切取画像データに変倍処理を施して、図38に示す
ように、その変倍処理後の切取画像データ16を表示用
メモリ9に格納する。したがって、表示部3に本画像か
らの画像切取枠による切取画像が表示される。
【0127】(画像切取枠のスクロール表示)図39は
本画像用メモリ7に格納された本画像データとその画像
切取枠の位置をスクロール移動させたときの一例を示す
図、図40は図39の本画像データの画像切取枠の領域
内の切取画像データを表示用メモリ9に格納したときの
図である。
【0128】図39に示すように、本画像用メモリ7に
格納されている本画像データ中の画像切取枠15をスク
ロール移動させる。その移動先の画像切取枠15′中の
切取画像データに変倍処理を施して、図40に示すよう
に、その変倍処理後の切取画像データ16′を表示用メ
モリ9に格納する。したがって、表示部3に本画像に対
する画像切取枠のスクロール移動先の切取画像が表示さ
れる。
【0129】(表示倍率又は表示方式変更による切取画
像の表示)図41は本画像用メモリ7に格納された本画
像データとその全体を切取領域として示す図、図42は
図41の本画像データの切取領域内の切取画像データの
表示倍率を変更して表示用メモリ9に格納したときの
図、図43は図43の本画像データの切取領域内の切取
画像データの表示方式を変更して表示用メモリ9に格納
したときの図である。
【0130】・表示倍率変更時の切取画像の表示 図41に示すような本画像データ全体を切取領域17と
して、その表示倍率変更が指示された場合、本画像用メ
モリ7に格納されている本画像データの全体を所定倍率
によって縮小変倍し、図42に示すように、表示用メモ
リ9に縮小変倍後の縮小本画像データ18を格納する。
したがって、表示部3に本画像の全体縮小画像が切取画
像として表示される。
【0131】・表示方式変更時の切取画像の表示 図41に示すような本画像データ全体を切取領域17と
して表示方式変更が指示された場合、本画像用メモリ7
に格納されている本画像データ全体を新たな表示方式に
よって縮小変倍し、図42に示すように、表示用メモリ
9に表示方式変更による変倍処理後の縮小本画像データ
18′を格納する。したがって、表示部3に表示方式の
変更された本画像の全体縮小画像が切取画像として表示
される。
【0132】次にこの電子ファイル装置における本画像
に対する定型サイズの画像切取枠の具体的な描画例につ
いて説明する。 (画像切取枠の描画例)図44は表示用メモリ9に本画
像データと画像切取枠を描画したときの説明図である。
表示用メモリ9の本画像表示領域19には本画像データ
が描画されており、その本画像表示領域19に対して所
定位置に画像切取枠20が描画される。したがって、表
示部3に本画像と画像切取枠が表示される。
【0133】(本画像と相似形の画像切取枠のスクロー
ル移動時の描画例)図45は表示用メモリ9に本画像デ
ータとスクロール移動された画像切取枠を描画したとき
の説明図である。表示用メモリ9の本画像表示領域19
には本画像データと画像切取枠20が描画されており、
ここで、画像切取枠20がスクロール移動されると、そ
の移動先に画像切取枠20′が描画される。したがっ
て、表示部3に表示されている本画像に対して画像切取
枠がスクロール表示される。
【0134】(本画像と相似形の画像切取枠内の切取画
像の描画例)図46は図45の画像切取枠20′内の切
取画像データを切取画像用メモリ8に描画したときの説
明図である。画像の切り取りの指示がされたとき、同図
に示すように、図45の本画像表示領域19内の画像切
取枠20′内の切取画像データを切取画像用メモリ8に
描画する。
【0135】(切取画像確認時の本画像と相似形の切取
画像の描画例)図47は図46の切取画像データを確認
表示させるための描画例の説明図である。切取画像確認
時には、本画像表示領域19内に切取画像確認表示領域
24が描画され、その中に切取画像データ25が描画さ
れる。さらに、その切取画像確認表示領域24内には、
実行ボタン21と取消ボタン22とメッセージ23も描
画される。したがって、表示部3に本画像とその本画像
から切り取った切取画像の確認表示がされる。
【0136】次にこの電子ファイル装置における本画像
の切取画像の一覧の具体的な描画例について説明する。 (本画像の切取画像の一覧の描画例)図48は本画像用
メモリ7及び表示用メモリ9の各メモリエリア内に複数
の切取画像を一覧形式で描画した時の一例を示す図であ
る。
【0137】・切取画像一覧の表示時 画像蓄積部4から読み出された本画像データの各切取画
像データは再生されて表示用メモリ9へ転送され、図4
8に示すように、表示用メモリ9の切取画像一覧のため
の格納領域に複数の切取画像の表示データが一覧形式で
描画される。したがって、表示部3に複数の切取画像の
一覧が表示される。
【0138】・切取画像一覧の印刷時 画像蓄積部4から読み出された本画像データの各切取画
像データは再生されて本画像用メモリ7へ転送される。
そして、図48に示すように、本画像用メモリ7の切取
画像一覧のための格納領域に複数の切取画像データが一
覧形式で描画される。したがって、このデータを基にし
て画像出力部5によって複数の切取画像の一覧が印刷さ
れる。
【0139】次にこの電子ファイル装置における画像切
取枠の指定作業とそのときの表示例について説明する。
図49乃至図65はその作業時の画面を示す図である。
図49に示すように、画面30には画像切取枠の指定や
変更を行なうための切取枠変更指示ボタン32が表示さ
れており、本画像表示領域31には本画像40が表示さ
れている。
【0140】また、各種指示ボタン表示領域には、本画
像表示方式変更ボタン33と、本画像表示倍率変更ボタ
ン34と、本画像スクロールボタン35と、本画像回転
指示ボタン36と、切取枠回転指示ボタン37と、切取
枠移動ボタン38と、切取指示ボタン39等が表示され
ている。
【0141】図49の画面30において、例えば、本画
像40の「○○○○」に対して画像切取枠を指定する場
合、図50に示すように、切取枠変更指示ボタン32に
マウスカーソルMCを合わせてマウスボタンをクリック
した後、図51に示すように、本画像40の点Paにマ
ウスカーソルMCを合わせてマウスボタンをクリック
し、マウスカーソルMCを点Pbまで移動させると、図
52に示すように、点Paを始点とした画像切取枠26
がラバーバンドで表示される。
【0142】そして、マウスカーソルMCを点Pbの位
置に合わせたままでマウスボタンをクリックすると、図
53に示すように、ウインドウ27によってメッセージ
「切取枠サイズを変更します」が表示される。ここで、
ウインドウ27の実行ボタン21を指示すると、点P
a,Pbをそれぞれ始点と終点とする画像切取枠26が
指定される。また、取消ボタン22を指示すると、ウイ
ンドウ27が消えて図52の画面30に戻る。
【0143】このようにして、本画像上で任意の大きさ
の画像切取枠を指示することができるので、本画像に対
する正確な大きさの画像切取枠を指定することができ
る。したがって、例えば、定型文書のような決まったエ
リアから画像を切り取るときに有効である。
【0144】また、図54に示すように、本画像40に
対して予め切取画像領域(切取可能領域)28が設定さ
れている場合、この切取可能領域28を越えて切取画像
枠を指定すると、警告のメッセージが表示される。例え
ば、図55に示すように、点Paを始点として指示し、
図56に示すように、画像切取枠26をラバーバンドで
広げて、切取可能領域28を越える点Pbを終点として
指示すると、図57に示すように、その画像切取枠26
が指定できないことを警告するウインドウ41が表示さ
れる。そして、確認ボタン42を指示すると、ウインド
ウ41が消えて、例えば、図55に示した画面30に戻
る。
【0145】あるいは、図58に示すように、マウスカ
ーソルMCが切取可能領域28内の終点Pcまで自動的
に移動して、点Pa,Pcをそれぞれ始点と終点とする
画像切取枠26を表示するようにしてもよい。このよう
にして、指定された画像切取枠のサイズが切取画像のサ
イズ(本画像に対する切取可能領域)の縦方向又は横方
向よりも大きいときには警告し、画像切取枠を変更する
ので、切取可能領域内に画像切取枠を指定することがで
きる。
【0146】次に、本画像に対して設定されている切取
画像領域(切取可能領域)を示す枠を表示するようにし
てもよい。例えば、図59に示すように、本画像40と
共にその本画像40に対して設定されている切取可能領
域を示す切取画像領域枠(切取可能領域枠)43を表示
する。その後、図60に示すように、本画像40に対す
る切取可能領域枠43内の点Paを指示し、その始点か
らラバーバンドで画像切取枠を広げて、図61に示すよ
うに、切取可能領域枠43内の点Pbを指示すると、点
Pa,Pbをそれぞれ始点と終点とする画像切取枠26
が設定される。
【0147】したがって、画像切取枠のサイズが切取画
像のサイズ(本画像に対する切取可能領域)の縦方向又
は横方向よりも大きいと指示されたときの画像切取枠の
サイズ相当の切取画像よりも画像が劣化する恐れがある
が、上述のように切取可能領域内に画像切取枠を指示す
ることができるので、その制限によって画像劣化による
障害を未然に防止することができる。
【0148】あるいは、切取枠変更の指示がされた後に
本画像に対する切取画像領域(切取可能領域)の枠を表
示するようにしてもよい。例えば、図50の画面30で
切取枠変更指示ボタン32がマウスクリックされたと
き、図62に示すように、本画像40に対して設定され
ている切取可能領域枠43を表示する。
【0149】このようにして、切取画像サイズ(切取可
能領域)を表示して比較しながら画像切取枠のサイズを
指定することができるので、切取可能領域内に確実に画
像切取枠を指定することができる。また、画像切取枠が
切取可能領域を越えるときの警告がなくても、一目で画
像劣化が起こることを認識することができる。
【0150】次に、画像切取枠の始点を端点として本画
像に対する切取画像領域枠(切取可能領域枠)を表示す
るようにしてもよい。例えば、図50の画面30で切取
枠変更指示ボタン32がマウスクリックされた後、図6
3に示すように、本画像40に対する画像切取枠の始点
として点Paを指示すると、図64に示すように、点P
aを端点とする本画像40に対する切取画像領域を示す
切取可能領域枠43を表示する。
【0151】そして、その始点からラバーバンドで画像
切取枠を広げて、図65に示すように、切取可能領域枠
43内の点Pbを指示すると、点Pa,Pbをそれぞれ
始点と終点とする画像切取枠26が設定される。なお、
切取可能領域枠43の端点は任意に変更できるようにす
るとよい。したがって、本画像に対する画像切取枠の終
点の指示可能範囲を知ることができる。
【0152】次にこの電子ファイル装置における各種の
画像切取作業の操作例とその表示例について説明する。
まず、切取画像を予め設定されている切取画像領域内の
角に自動的に配置するときの操作例と表示例について説
明するが、この場合は、予め角配置モードが保存されて
いるものとする。図66及び図67はその作業時の画面
を示す図である。
【0153】その画面30は本画像表示領域31と各種
指示ボタン表示領域とに分かれており、本画像表示領域
31には画像を切り取る対象となる本画像50と画像切
取枠25が表示されている。また、各種指示ボタン表示
領域には、本画像表示方式変更ボタン33と、本画像表
示倍率変更ボタン34と、本画像スクロールボタン35
と、本画像回転指示ボタン36と、切取枠回転指示ボタ
ン37と、切取枠移動ボタン38と、切取指示ボタン3
9を備えている。
【0154】本画像表示方式変更ボタン33は本画像の
表示方式を変えるための指示ボタンであり、本画像を濃
い表示方式に変えるボタン33aと薄い表示方式に変え
るボタン33bとがある。本画像表示倍率変更ボタン3
4は本画像の表示倍率を変えるための指示ボタンであ
り、本画像を入力時の標準サイズのまま表示するボタン
34aと拡大表示するボタン34bと縮小表示するボタ
ン34cとがある。
【0155】本画像スクロールボタン35は本画像表示
領域31内の本画像をスクロール移動させるための指示
ボタンであり、上下左右方向の各ボタン35a,35
b,35c,35dがある。本画像回転指示ボタン36
は本画像表示領域31内の本画像を任意の角度だけ回転
させる指示ボタンであり、時計回り又は反時計回りにそ
れぞれ回転させるためのボタン36a,36bがある。
【0156】切取枠回転指示ボタン37は画像切取枠2
5を同じサイズのまま任意の角度だけ回転させる指示ボ
タンであり、時計回り又は反時計回りにそれぞれ回転さ
せるためのボタン37a,37bがある。切取枠移動ボ
タン38は本画像表示領域31内の画像切取枠25をス
クロール移動させるための指示ボタンである。切取指示
ボタン39は画像切取枠25内の画像を切取り指示する
ためのボタンである。
【0157】まず、図66に示すように、本画像50の
切り取りたい部分に画像切取枠26を描画して切取指示
ボタン39を指定すると、図67に示すように、切取画
像確認ウインドウ51が表示される。その切取画像確認
ウインドウ51には、画像切取枠26によって切り取ら
れた切取画像52を予め設定されている切取画像領域内
の左上角に接するように配置した画像53が表示され
る。そして、この画像53を切取画像として登録するな
らば実行ボタン21を指示すると登録される。
【0158】また、予め中央配置モード,中央縦寄せ配
置モード,中央横寄せ配置モードのいずれかを保存して
おけば、同様にして切取画像を自動的に切取画像領域内
の中央,中央縦寄せ,中央横寄せで配置して登録するこ
とができる。また、左・右上角配置モードを保存してお
けば、自動的に切取画像が縦長の場合は切取画像領域内
の右上角に寄せて、横長の場合は左上角に寄せて配置し
て登録することができる。その配置モードは登録体系毎
やシステム毎に保存することができる。
【0159】さらに、定型サイズの画像切取枠による画
像切取時の操作例と表示例について説明する。図68乃
至473はその画像切取作業時の画面を示す図である。
その画面30は本画像表示領域31と各種指示ボタン表
示領域とに分かれており、本画像表示領域31には画像
を切り取る対象となる本画像60と画像切取枠26が表
示されている。
【0160】まず、図68に示した切取枠移動ボタン3
8を指示し、図69に示すように、画像切取枠26を本
画像60の切り取りたい部分まで移動させる。そして、
切取指示ボタン39を指示すると、図70に示すよう
に、切取画像確認ウインドウ61が表示される。
【0161】その切取画像確認ウインドウ61には、画
像切取枠26によって切り取られた切取画像62が表示
される。また、実行ボタン21と取消ボタン22も共に
表示される。そして、この切取画像62でよければ実行
ボタン21を指示すると登録される。また、取消ボタン
22を指示すると図69の画面30に戻る。なお、切取
画像62を切取時と同じ大きさと画質で表示するように
するとよい。
【0162】また、切取画像を横向きで切り取って記憶
させることもできる。図69の画面30において、切取
枠回転指示ボタン37のボタン37aを指示して90°
回転を行なうと、図71に示すように、画像切取枠26
を時計回りに90°回転した画像切取枠26′が表示さ
れる。そして、切取指示ボタン39を指示すると、切取
画像確認ウインドウ61によって画像切取枠26′によ
って切り取られた切取画像が表示されるので、その切取
画像でよければ、実行ボタン21を指示すると登録され
る。
【0163】さらに、本画像を変倍して画像を切り取る
こともできる。図72の画面30には他の本画像63が
表示されている。例えば、この本画像63から2倍の表
示倍率の切取画像を切り取って登録したい場合、本画像
表示倍率変更ボタン34の拡大を指定するボタン34b
を指示し、表示倍率の2倍を指定すると、図73に示す
ように、本画像表示領域31に本画像63を2倍の表示
倍率に変えた本画像64が表示される。
【0164】そして、上述の作業と同様にして、その本
画像64の切り取りたい部分に画像切取枠26を移動さ
せた後、切取指示ボタン39を指示すると、上述した切
取画像確認ウインドウが表示されるので、実行ボタン2
1を指示して、画像切取枠26内の切取画像を登録す
る。
【0165】図74乃至図80は他の画像切取作業時の
画面を示す図であり、上述の図と共通する部分には同一
符号を付してある。図74の画面30において、切取枠
回転指示ボタン37bによって画像切取枠26を反時計
回りに90°回転させた後、図75に示すように、切取
枠移動ボタン38によって切り取りたい部分まで移動さ
せ、切取指示ボタン39を指示すると、図76に示すよ
うに、切取画像確認ウインドウ61が表示される。
【0166】図76の切取画像確認ウインドウ61に
は、図75の画像切取枠26によって切り取られた切取
画像66が表示されるので、これでよければ、実行ボタ
ン21を指示すると登録される。また、図75の画面3
0において、本画像回転指示ボタン36のボタン36a
を指示して回転角90°を指定すると、図77に示すよ
うに、本画像表示領域31内の本画像65と画像切取枠
26が時計回りに90°回転されて表示される。
【0167】その後、切取枠移動ボタン38によって画
像切取枠26を切り取りたい部分まで移動させて、切取
枠回転指示ボタン37によって90°回転させると、図
78に示すように、画像切取枠26が次の切取対象部分
に位置するので、切取指示ボタン39を指示すると、切
取画像確認ウインドウによる確認画面になり、そこで登
録実行を指示すると切取画像を登録することができる。
【0168】さらに、図79の画面30において、本画
像スクロールボタン35のボタン35cを指示して本画
像65をスクロール移動させると、本画像65が画面の
左側へ移動して表示される。ここで、図80に示すよう
に、画像切取枠26をさらに次の切取対象部分へ移動さ
せて、切取指示ボタン39を指示すると、切取画像確認
ウインドウによる確認画面になり、そこで登録実行を指
示すると切取画像を登録することができる。
【0169】さらにまた、本画像の表示濃度が薄い場
合、このままでは切取画像が表示濃度の薄いままで登録
されることになるので、まず、本画像表示方式変更ボタ
ン33の表示濃度を濃くする指示ボタン33aを指示す
ると、本画像の表示濃度が濃く表示される。その後、切
取枠を本画像の切り取りたい部分まで移動させて切り取
れば良い。
【0170】このようにして、本画像から任意の表示向
きの切取画像を容易に切り取って記憶させることができ
る。また、その際に切取画像表示の時と常に同じサイズ
の切取枠を表示するようにすれば、切取画像表示の時に
切取時と同じ領域の画像を同じ画質で再現するための領
域が確保できる。つまり、画像切取時と同じ領域の画像
を同じ画質で切り取るための作業を容易に行なえる。
【0171】さらに、画像切取時と同じ領域の画像を同
じ画質で切り取るようにすれば、切取画像を常に切取時
と同じ画質で再現することができ、切取時に判読できた
のに再現時に判読できないという事態を回避することが
できるし、本画像からの変倍処理を入れないようにすれ
ば処理を簡単にすることができる。
【0172】また、本画像の表示倍率を変えることによ
って、切取画像表示のときの画質を想定しながら切取画
像の倍率を設定するようにすれば、切取画像表示のとき
に画質が悪くて判読できなくなることを防げる。さら
に、切取画像一覧表示や一覧印刷の際に切取画像の本画
像に対する倍率を出力するようにすれば、切取画像の大
きさの比較が容易にできる。
【0173】そして、切取画像をその内容に応じて予め
設定されている切取画像領域内の角,中央,中央縦寄
せ,あるいは、中央横寄せに配置して登録することがで
きるので、一覧表示又は印刷したときには各画像が統一
された配置で並んで大変見易くなり、必要な画像を検索
するときの作業を能率良く行なえる。また、切取画像の
形状によって自動的に最適な配置位置を選択して登録し
たり、その配置種類を示すモードを登録体系毎に、ある
いは、システム毎に保存したりすれば、モード指定など
の煩雑な操作を行なわなくて済む。
【0174】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の電
子ファイリング装置によれば、本画像から切り取られた
切取画像が縦長と横長のいずれであるかに基づいて自動
的に切取画像領域内の4つの端点のいずれか一つに合わ
せて配置して登録することができる。
【0175】また、切取画像が縦長のときは予め設定さ
れている切取画像領域内の右上角に、横長のときは予め
設定されている切取画像領域内の左上角にそれぞれ自動
的に配置して登録することができる。
【0176】さらに、予め設定されている切取画像領域
内の切取画像の配置位置を登録体系毎に任意に選択する
ことができる。あるいはまた、予め設定されている切取
画像領域内の切取画像の配置位置をシステム毎に任意に
選択することができる。したがって、登録された複数の
切取画像を見易い状態で一覧表示や一覧印刷することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7に示すこの発明の実施例の電子ファイル装
置における本画像からの画像切取時の処理を示すフロー
チャートである。
【図2】図1の角配置処理のフローチャートである。
【図3】図1の中央配置処理のフローチャートである。
【図4】図1の中央縦寄せ配置処理のフローチャートで
ある。
【図5】図1の中央横寄せ配置処理のフローチャートで
ある。
【図6】図1の左・右上角配置処理のフローチャートで
ある。
【図7】この発明の一実施例である電子ファイル装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】図7の電子ファイル装置における本画像に対す
る画像切取枠の指定時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】同じくその本画像に対する画像切取枠の指定時
の警告の処理を示すフローチャートである。
【図10】同じくその本画像に対して予め設定されてい
る切取画像領域内にのみ画像切取枠を表示するときの処
理を示すフローチャートである。
【図11】同じくその本画像に対して予め設定されてい
る切取画像領域の枠を本画像と共に表示するときの処理
を示すフローチャートである。
【図12】同じくその本画像に対して予め設定されてい
る切取画像領域内に画像切取枠の変更指示後に表示する
ときの処理を示すフローチャートである。
【図13】同じくその本画像に対して予め設定されてい
る切取画像領域の枠を画像切取枠の始点を端点として表
示するときの処理を示すフローチャートである。
【図14】図7の本画像用メモリ7又は表示用メモリ9
の本画像表示領域内に格納された本画像データと画像切
取枠を示す図である。
【図15】図14の画像切取枠による切取画像を示す図
である。
【図16】図15の切取画像を切取画像用メモリ8の切
取画像領域内の左上角に配置したときの図である。
【図17】図7の表示用メモリ9又は印刷用メモリに切
取画像を左上角に配置した複数の切取画像領域を一覧形
式で格納したときの図である。
【図18】同じく本画像用メモリ7又は表示用メモリ9
の本画像表示領域内に格納された他の本画像データと画
像切取枠を示す図である。
【図19】図18の画像切取枠による切取画像を示す図
である。
【図20】図19の切取画像を切取画像用メモリ8の切
取画像領域内の右上角に配置したときの図である。
【図21】図7の表示用メモリ9又は印刷用メモリに切
取画像を右上角に配置した複数の切取画像領域を一覧形
式で格納したときの図である。
【図22】同じく本画像用メモリ7又は表示用メモリ9
の本画像表示領域内に格納された他の本画像データと画
像切取枠を示す図である。
【図23】図22の画像切取枠による切取画像を示す図
である。
【図24】図23の切取画像を切取画像用メモリ8の切
取画像領域内の中央に配置したときの図である。
【図25】図7の表示用メモリ9又は印刷用メモリに切
取画像を中央に配置した複数の切取画像領域を一覧形式
で格納したときの図である。
【図26】同じく本画像用メモリ7又は表示用メモリ9
の本画像表示領域内に格納された他の本画像データと画
像切取枠を示す図である。
【図27】図26の画像切取枠による切取画像を示す図
である。
【図28】図27の切取画像を切取画像用メモリ8の切
取画像領域内の中央縦寄せで配置したときの図である。
【図29】図7の表示用メモリ9又は印刷用メモリに切
取画像を中央縦寄せに配置した複数の切取画像領域を一
覧形式で格納したときの図である。
【図30】同じく本画像用メモリ7又は表示用メモリ9
の本画像表示領域内に格納された他の本画像データと画
像切取枠を示す図である。
【図31】図30の画像切取枠による切取画像を示す図
である。
【図32】図31の切取画像を切取画像用メモリ8の切
取画像領域内の中央横寄せで配置したときの図である。
【図33】図7の表示用メモリ9又は印刷用メモリに切
取画像を中央横寄せに配置した複数の切取画像領域を一
覧形式で格納したときの図である。
【図34】この発明の実施例の電子ファイル装置におけ
る切取画像を切取画像領域内の右上角又は左上角に配置
するときの処理を示すフローチャートである。
【図35】同じくその登録体系毎の配置モードの切り換
え処理のフローチャートである。
【図36】同じくそのシステム毎の配置モードの切り換
え処理のフローチャートである。
【図37】図7の本画像用メモリ7に格納された本画像
データとその切取領域の一例を示す図である。
【図38】図37の本画像データの切取枠の領域内の切
取画像データを表示用メモリ9に格納したときの図であ
る。
【図39】図7の本画像用メモリ7に格納された本画像
データとその切取枠の位置をスクロール移動させたとき
の一例を示す図である。
【図40】図39の本画像データの切取枠の領域内の切
取画像データを表示用メモリ9に格納したときの図であ
る。
【図41】図7の本画像用メモリ7に格納された本画像
データとその全体を切取領域として示す図である。
【図42】図41の本画像データの切取領域内の切取画
像データの表示倍率を変更して表示用メモリ9に格納し
たときの図である。
【図43】図41の本画像データの切取領域内の切取画
像データの表示方式を変更して表示用メモリ9に格納し
たときの図である。
【図44】図7の表示用メモリ9に本画像データと切取
枠を描画したときの説明図である。
【図45】同じく表示用メモリ9に本画像データとスク
ロール移動された切取枠を描画したときの説明図であ
る。
【図46】図45の画像切取枠内の切取画像データを切
取画像用メモリ8に描画したときの説明図である。
【図47】図46の切取画像データを確認表示させるた
めの描画例の説明図である。
【図48】図7の本画像用メモリ7及び表示用メモリ9
の各メモリエリア内に複数の切取画像を一覧形式で描画
した時の一例を示す図である。
【図49】この発明の実施例の電子ファイル装置におけ
る画像切取枠の指定作業時の表示画面を示す図である。
【図50】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図51】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図52】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図53】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図54】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図55】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図56】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図57】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図58】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図59】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図60】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図61】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図62】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図63】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図64】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図65】同じくその画像切取枠の指定作業時の表示画
面を示す図である。
【図66】この発明の実施例の電子ファイル装置におけ
る切取画像を予め設定されている切取画像領域内の角に
自動的に配置するときの表示画面を示す図である。
【図67】同じく切取画像を予め設定されている切取画
像領域内の角に自動的に配置するときの表示画面を示す
図である。
【図68】この発明の実施例の電子ファイル装置におけ
る各種の画像切取作業の操作時の表示画面を示す図であ
る。
【図69】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図70】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図71】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図72】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図73】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図74】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図75】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図76】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図77】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図78】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図79】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【図80】同じくその各種の画像切取作業の操作時の表
示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 操作部 2 画像入力部 3 表示部 4 画像蓄積部 5 画像出力部 6 データ処理部 7 本画像用メモリ 8 切取画像用メ
モリ 9 表示用メモリ B バス 10 本画像表示領域 11 画像切取枠 12 切取画像 13 切取画像領
域 26 画像切取枠 30 画面 31 本画像表示領域 32 画像切取枠
変更指示ボタン 33,33a,33b 本画像表示方式変更ボタン 34,34a,34b,34c 本画像表示倍率変更ボ
タン 35,35a,35b,35c,35d 本画像スクロ
ールボタン 36,36a,36b 本画像回転指示ボタン 37,37a,37b 切取枠回転指示ボタン 38 切取枠移動ボタン 39 切取指示ボ
タン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−81403(JP,A) 特開 平4−304573(JP,A) 特開 平4−247581(JP,A) 特開 平4−289958(JP,A) 特開 平4−359379(JP,A) 特開 平3−4224(JP,A) 特開 昭61−15280(JP,A) 特開 平5−94511(JP,A) 特開 昭62−187336(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 H04N 1/00 G06F 17/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像を読み取る画像読取手段
    と、該手段によって読み取った画像を本画像として蓄積
    する画像蓄積手段と、該手段に蓄積された本画像を表示
    する画像表示手段とを備えた電子ファイル装置におい
    て、前記本画像から切り取られた切取画像が縦長と横長
    のいずれであるかを判断し、該判断結果に基づいて前記
    切取画像を予め設定されている切取画像領域内の4つの
    端点のいずれか一つに合わせて配置する手段を設けたこ
    とを特徴とする電子ファイル装置。
  2. 【請求項2】 原稿から画像を読み取る画像読取手段
    と、該手段によって読み取った画像を本画像として蓄積
    する画像蓄積手段と、該手段に蓄積された本画像を表示
    する画像表示手段とを備えた電子ファイル装置におい
    て、前記本画像から切り取られた切取画像が縦長のとき
    は予め設定されている切取画像領域内の右上端点に合わ
    せて配置し、前記切取画像が横長のときは前記切取画像
    領域内の左上端点に合わせて配置する手段を設けたこと
    を特徴とする電子ファイル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子ファイル装置
    において、前記切取画像の配置種類を示すモードを登録
    体系毎に保存し、該保存されたモードに応じた切取画像
    の配置を行なわせる手段を設けたことを特徴とする電子
    ファイル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の電子ファイル装置
    において、前記切取画像の配置種類を示すモードをシス
    テム毎に保存し、該保存されたモードに応じた切取画像
    の配置行なわせる手段を設けたことを特徴とする電子フ
    ァイル装置。
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