JPH0696137A - 画像ファイリング装置 - Google Patents

画像ファイリング装置

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JPH0696137A
JPH0696137A JP4240970A JP24097092A JPH0696137A JP H0696137 A JPH0696137 A JP H0696137A JP 4240970 A JP4240970 A JP 4240970A JP 24097092 A JP24097092 A JP 24097092A JP H0696137 A JPH0696137 A JP H0696137A
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JP4240970A
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Yoshihiro Yokoyama
佳弘 横山
Yasuo Kurosu
康雄 黒須
Masaaki Fujinawa
雅章 藤縄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像ファイリング装置において、目的とする画
像の検索を容易に行うことを可能とする。 【構成】画像入力装置により入力された画像データを画
像蓄積装置に蓄積する際に、ユーザにより指示された、
画像入力装置により入力されて画像表示装置に表示され
ている画像データの表示状態を指定する1つ以上の指示
を、画像入力装置により入力された画像データとを対応
させて画像蓄積装置に蓄積しておき、画像蓄積装置に蓄
積されている画像データを画像表示装置に表示する際
に、画像蓄積装置に蓄積されている画像データを、対応
する指示に従った表示状態で画像表示装置に表示する。 【効果】画像検索時に、画像登録時の表示状態と同じ表
示状態で、画像データが表示されるので、ユーザは、画
像登録時に、画像の重要な部分を表示するよう、画像デ
ータの表示状態を指定する指示を入力しておくと、画像
検索時には、画像の重要な部分が表示されることとな
り、ユーザにとって、必要とする画像を探しやすくな
り、高い検索性能を得ることができるという効果があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿を光学的に読み取
り、画像データとして蓄積する画像ファイリング装置に
係り、特に、様々なサイズ,方向,フォーマットの原稿
を蓄積して、次々と表示することにより画像を検索する
画像ファイリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスでの書類の増加に伴い、
その保管場所が問題になってきている。そこで、紙の書
類を手軽に入力し、光ディスクなどの大容量記憶媒体に
蓄積しておくことができ、省スペース化に役立つ画像フ
ァイリング装置が注目されてきている。
【0003】画像ファイリング装置においては、1枚の
5インチ光ディスクにA4サイズの画像、すなわち、書
類のイメージを、20000枚近く格納できるので、収
納スペースが非常に少なくて済む。また、ワードプロセ
ッサやパーソナルコンピュータなどのOA機器では、そ
の操作が非常に複雑であり、仮名漢字変換など非専門家
が使用するには多くの操作修得時間を要するが、画像フ
ァイリング装置では、基本的には、書類を普通紙コピー
機に類似したスキャナ入力装置にセットするだけである
ので、操作が非常に単純である。
【0004】しかし、画像ファイリング装置を本格的に
使用した場合には、1枚の光ディスクに約20000枚
もの書類のイメージを格納できるので、必要な書類を取
り出す操作、すなわち、検索に手間がかかるようになる
という問題がある。
【0005】この問題を解決するために、現在、多くの
画像ファイリング装置では、書類の入力時に、後で容易
に取り出せるように、その書類の特徴を表現する文字列
であるキーワードを付与するようにしている。
【0006】ところが、キーワードが複雑になると、検
索時にこうしたキーワードを思い出すのが困難となる。
このため、実用上は、簡単なキーワードだけを付与する
ことも多い。また、複雑なキーワードが付与された画像
を、簡単なキーワードのみを入力して検索することも多
い。この場合、必要とする画像を検索するためには、入
力されたキーワードが付与されている全ての画像を順次
表示し、ユーザが目視により必要とする画像を抽出する
必要がある。
【0007】そこで、入力されたキーワードが付与され
ている全ての画像を、ユーザが目視可能な間隔で、次々
と表示していくことにより、ユーザがあたかも本のペー
ジをぺらぺらとめくるように内容を調べることができる
ようにした表示検索方法が考案されている。これは、近
年のLSI技術の進歩により、例えば、日立製作所製H
D63185では、A4サイズで読み取りの密度が20
0DPI(Dot Per Inch)の画像全面を、約0.3秒で
復元できるようなど、表示速度が向上したことが関係し
ている。
【0008】このような表示検索方法を採用すること
で、紙の書類をファイルしたときと同様に、特に複雑な
キーワードを付けなくても、必要な画像を探し出すこと
ができる。このような表示検索方法では、表示の見やす
さが検索性能を決定するので、非常に重要であり、幾つ
かの表示方法がある。
【0009】製品化されているものとしては、例えば、
日立製作所製のHITFILE650があり、このHI
TFILE650では、画面の大きさより大きな画像を
縮小して画面内に全体表示したり、または、さらに縮小
して1つの画面に複数枚の画像を表示する機能を有して
いる。また、横長の画像を90度回転して正しい方向に
表示する機能も有している。大きな画像を縮小表示する
方法に関しては、特開平2―1065号公報に開示され
ており、1回の操作でひとまとまりの画像表示に対して
同じ拡大,縮小,回転処理を施す方法に関しては、特開
昭64―74594号公報に開示されている。
【0010】また、ユーザが画像登録時に指定した画像
の重要な部分を、原画像とは別に蓄積しておき、画像検
索時に、原画像ではなく、別に蓄積しておいた部分画像
を表示するようにする方法もある。このようなものとし
ては、特開平1―114984号公報に開示されている
ものがある。
【0011】また、画像全体は縮小するが、画像の重要
な部分のみを拡大し、これらを合成したものを表示する
ようにする法もある。
【0012】図11はこのような表示方法の実現例を示
す説明図である。
【0013】図11に示すように、原画像1101にお
いて、文字列「ABCD」が重要である場合に、領域情
報1102に、文字列「ABCD」の原画像1101の
座標(X1,Y1),横幅Lx1,縦幅Ly1と、表示
画面1103の座標(X2,Y2),横幅Lx2,縦幅
Ly2とを記憶しておく。そして、原画像1101を表
示する際に、領域情報1102に従って、画像の拡大,
縮小,合成が可能な画像編集部1104により、文字列
「ABCD」を拡大し、原画像1101全体を縮小し
て、表示画面1103のように表示する。これにより、
重要な文字列「ABCD」を強調することができ、必要
とする画像を容易に識別することが可能となる。このよ
うなものとしては、特開昭63―193275号公報に
開示されているものがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、画像
の重要な部分のみを表示する、または、画像の重要な部
分のみを強調して表示するという点では、表示を見やす
くすることにより、表示検索の性能を向上させるのに非
常に役立つものである。また、横長原稿の90度回転に
よる正立化も表示を見やすくする。
【0015】しかしながら、上述した表示方法は、画像
ファイリング装置の使用用途として、主に定型業務を前
提としており、ひとまとまりの原稿では同じ位置が重要
であるとして、原稿1枚ずつに対して重要な位置の指定
を省略している。
【0016】これは、従来、画像ファイリング装置が高
価で、工場の図面管理等にしか使用できなかったためで
あり、現在は、画像ファイリング装置も安価になり、一
般オフィスでも使用され、不定型業務への使用も増加し
ている。
【0017】不定型業務でのファイリングでは、例え
ば、ひとまとまりのファイルに対して、議事録,出張報
告,検討書,カタログ,資料等の種々雑多な種類の原稿
があり、原稿の大きさが異なる場合や縦長原稿や横長原
稿が混じる場合が多く、また、重要な部分の位置が一定
となる場合は少ない。
【0018】上記従来技術は定形業務に使用されること
を前提としていることから、全ての原稿の画像に対し
て、同じ表示動作を行うことが特徴となっているので、
不定型業務への対応が不十分である。
【0019】本発明の目的は、不定形業務に使用される
場合でも、画像検索時に、必要とする画像を探し出すこ
とが容易となるような画像ファイリング装置を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像データを入力する画像入力装置と、
画像データを蓄積する画像蓄積装置と、画像データを表
示する画像表示装置とを備えた画像ファイリング装置に
おいて、画像入力装置により入力された画像データを画
像蓄積装置に蓄積する際に、画像入力装置により入力さ
れて上記画像表示装置に表示されている画像データの表
示状態を指定する1つ以上の指示を受付ける指示受付手
段と、上記指示受付手段により受付けられた指示と画像
入力装置により入力された画像データとを対応させて画
像蓄積装置に蓄積する画像蓄積手段とを備えるようにし
ており、画像蓄積装置に蓄積されている画像データを画
像表示装置に表示する際に、画像蓄積装置に蓄積されて
いる画像データを、対応する指示に従った表示状態で画
像表示装置に表示する画像表示手段を備えるようにして
いる。
【0021】上記画像表示手段は、画像蓄積装置に蓄積
されている全ての画像データを、対応する指示に従った
表示状態で、所定の時間間隔をもって、順次、上記画像
表示装置に表示するようにすることができ、これによ
り、全ての画像データを、それぞれ、画像蓄積装置に蓄
積された時点に画像表示装置に表示されている状態と同
じ表示状態で、次々と画像表示装置に表示することがで
きる。
【0022】また、さらに、画像入力装置により入力さ
れた画像データを画像蓄積装置に蓄積する際に、画像入
力装置により入力された画像データに付与する1つ以上
のキーワードの入力を受付け、画像蓄積装置に蓄積され
ている画像データを画像表示装置に表示する際に、画像
蓄積装置に蓄積されている画像データのうちの画像表示
装置に表示する画像データに付与されている1つ以上の
キーワードの入力を受付けるキーワード受付手段を備え
るようにしてもよい。
【0023】この場合は、上記画像蓄積手段は、上記キ
ーワード受付手段により受付けられたキーワードと画像
入力装置により入力された画像データと上記指示受付手
段により受付けられた指示とを対応させて、画像蓄積装
置に蓄積するようにし、また、上記画像表示手段は、画
像蓄積装置に蓄積されている全ての画像データのうち、
上記キーワード受付手段により受付けられたキーワード
に対応する画像データを、対応する指示に従った表示状
態で、所定の時間間隔をもって、順次、画像表示装置に
表示するようにする。これにより、任意のひとかたまり
の画像データのみを、上述と同様に、画像蓄積装置に蓄
積された時点に画像表示装置に表示されている状態と同
じ表示状態で、次々と画像表示装置に表示することがで
きる。
【0024】また、上記画像蓄積手段は、上記指示受付
手段により指示が受付けられなかった場合は、画像入力
装置により入力された画像データのみを画像蓄積装置に
蓄積するようにし、上記画像表示手段は、画像データに
対応する指示が蓄積されていない画像データを、そのま
ま、画像表示装置に表示するようにしてもよい。
【0025】この場合は、特に、上記指示受付手段によ
り受付けられる指示の1つに、上記画像表示手段が画像
データを画像表示装置に表示しない非表示指示があるよ
うにすることができ、上記画像表示手段は、この非表示
指示が対応させられて蓄積されている画像データを、画
像表示装置に表示しないようにすることができる。
【0026】また、上記画像蓄積手段は、上記指示受付
手段により指示が受付けられなかった場合は、画像入力
装置により入力された画像データのみを画像蓄積装置に
蓄積するようにし、上記画像表示手段は、対応する指示
が蓄積されていない画像データを、画像表示装置に表示
しないようにしてもよい。
【0027】この場合は、特に、上記指示受付手段によ
り受付けられる指示の1つに、上記画像表示手段が画像
データを画像表示装置に表示する表示指示があるように
することができ、上記画像表示手段は、この表示指示が
対応させられて蓄積されている画像データを、画像表示
装置に表示するようにすることができる。
【0028】なお、上記指示受付手段により受付けられ
る指示は、上記非表示指示および上記表示指示のほかに
は、例えば、表示位置の変更指示,画像データの拡大指
示,画像データの縮小指示,画像データの90度回転指
示,画像データの180度回転指示などの、画像データ
に画像処理を施す画像処理指示や、2つ以上の画像処理
指示の組み合わせからなる指示である。
【0029】
【作用】まず、画像入力装置により入力された画像デー
タを画像蓄積装置に蓄積する場合について説明する。
【0030】画像入力装置により入力された画像データ
は、画像表示装置に表示される。ユーザは、画像表示装
置の表示内容を見て、画像データが確実に入力されたか
否かを確認する。確認する項目としては、例えば、画像
の濃度,綿密度による細かい文字の鮮明度,原稿の位置
などがある。ユーザが画像データが確実に入力されたこ
とを確認すると、画像入力装置により入力された画像デ
ータは、画像蓄積装置に蓄積される。このとき、画像デ
ータを圧縮してもよい。
【0031】上記確認において、ユーザは、特に、画像
の重要な部分が確実に入力されているか否かを確認す
る。確認の仕方としては、画像データの表示状態を指定
する1つ以上の指示を入力する。この指示は、指示入力
手段により受付けられ、受付けられた指示に基づいて、
画像表示装置に表示されている画像データの表示状態は
変更される。
【0032】例えば、画像表示装置の表示画面より大き
な画像となる機械図面の原稿の右下隅に図番が文字で書
かれている場合に、ユーザは、その文字が確実に入力さ
れているか否かを確認するためには、画像の右下隅を表
示するような指示を入力するまた、状況によっては、そ
の文字の部分を拡大するような指示を入力する。
【0033】このようにして入力された指示は、画像蓄
積手段により、画像データと対応させられて画像蓄積装
置に蓄積される。
【0034】次に、画像蓄積装置に蓄積されている画像
データを画像表示装置に表示する場合について説明す
る。
【0035】これは、画像蓄積装置に蓄積されている画
像データのうちから必要とする画像データを検索する場
合に行われる。
【0036】画像蓄積装置に蓄積されている画像データ
は、画像表示手段により、該画像データに対応させられ
て画像蓄積装置に蓄積されている指示に従った表示状態
で、所定の時間間隔(ユーザが目視可能な時間間隔)を
もって、順次、画像表示装置に表示される。
【0037】上述したように、本発明によれば、ユーザ
は、画像入力装置により入力された画像データを画像蓄
積装置に蓄積する際に、画像の重要な部分を表示するよ
う、画像データの表示状態を指定する指示を入力してお
くだけで、画像蓄積装置に蓄積されている画像データを
次々と画像表示装置に表示する際に、画像の重要な部分
が表示されることとなるので、必要とする画像を探しや
すくなり、高い検索性能を得ることができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0039】図1は本発明の一実施例の画像ファイリン
グ装置の構成図である。
【0040】図中、101はスキャナ入力装置、102
は光ディスク記憶装置、103はCRT表示装置、10
4はプリンタ装置、105はメモリ、106は表示操作
手順情報、107はCPU、108はキーボード・マウ
ス入力装置、109は画像圧縮装置、110はバスであ
る。
【0041】スキャナ入力装置101は、セットされた
紙等の原稿を光学的に読み取り、電気信号の画像データ
に変換する。スキャナ入力装置101により読み取られ
た画像データは、メモリ105に記憶される。スキャナ
入力装置101の読み取りの密度としては、200DP
I(Dot Per Inch)または400DPI程度が一般的で
ある。また、読み取ることが可能な原稿の大きさとして
は、A4サイズ以上であるようなものが多い。市販され
ているパーソナルコンピュータ用のスキャナ入力装置と
しては、例えば、エプソン社製のGT−6000などが
ある。
【0042】光ディスク記憶装置102は、画像圧縮装
置109により圧縮された画像データを記憶する。光デ
ィスク記憶装置102の記憶容量としては、直径5イン
チのもので約600MBであり、ランダムアクセスして
データの読み書きが可能である。
【0043】CRT表示装置103は、メモリ105に
記憶されている画像データを表示する。CRT表示装置
103の表示画面の大きさとしては、A4サイズで20
0DPIの画像を表示できる程度である。A4サイズは
対角線で約17インチであるのに対して、さらに大きな
20インチ以上の表示画面も存在するが、表示画面の大
きな装置は表示密度が低く、実質的な表示能力は17イ
ンチと変らない。
【0044】プリンタ装置104は、メモリ105に記
憶されている画像データを印刷する。
【0045】メモリ105は、スキャナ入力装置101
により読み取られた画像データ、光ディスク記憶装置1
02に記憶されている画像データ、画像圧縮装置109
により圧縮または復元された画像データ、CPU107
により拡大,縮小,回転等の画像処理が施された画像デ
ータ、および、CPU107により実行されるプログラ
ムなどを記憶する。また、キーボード・マウス入力装置
108から入力された、CRT表示装置103に表示さ
れている画像データの表示状態を指定する指示を、表示
手順情報106として記憶する。この指示は、画像登録
時に、画像の重要な部分が確実に入力されているか否か
を確認するために入力されるものである。
【0046】CPU107は、メモリ105に記憶され
ているプログラムに従って、画像ファイリング装置全体
を制御する。また、CPU107は、メモリ105に記
憶されているプログラムに従って、メモリ105に記憶
されている画像データに対して、拡大,縮小,回転等の
画像処理を施し、その処理結果の画像データを再びメモ
リ105へ記憶する。市販されているLSIでCPU1
07として使用できるものには、例えば、インテル社製
のi80386などがある。
【0047】キーボード・マウス入力装置108は、ユ
ーザの操作により、文字列または座標値を入力する。キ
ーボード・マウス入力装置108により入力された文字
列または座標値は、メモリ105に記憶される。また、
キーボード・マウス入力装置108は、ユーザの操作に
より、CRT表示装置103に表示されている画像デー
タの表示状態を指定する指示を入力する。入力された指
示は、表示操作手順情報106としてメモリ105に記
憶される。
【0048】画像圧縮装置109は、メモリ105に記
憶されている画像データを圧縮して、再びメモリ105
へ記憶し、逆に、メモリ105に記憶されている圧縮画
像データを復元して、再びメモリ105へ記憶する。圧
縮方式としては、例えば、ファクシミリ装置で使用され
ているMMR符号化方式などがあり、市販されているL
SIでは、日立製作所製のHD63185などが使用可
能である。
【0049】バス110は、これらの装置間でデータを
送受するための経路である。
【0050】まず、本実施例の画像登録時の動作につい
て、図2を用いて説明する。
【0051】図2に示すように、ユーザは、画像登録を
行いたい場合に、まず、キーボード・マウス入力装置1
08の「新規登録」キーを押下する(ステップ20
1)。
【0052】画像ファイリング装置においては、「新規
登録」キーが押下されると、CPU107が、メモリ1
05に記憶されているプログラムに従って、新規登録処
理へ移行する(ステップ210)。すなわち、まず、C
PU107は、ユーザが画像登録を行いたい一連の画像
(ファイル)に付与するキーワードを入力するための画
面を表示する。
【0053】続いて、ユーザは、キーボード・マウス入
力装置108から、キーワードを入力する(ステップ2
02)。キーワードは、ユーザが後にこのファイルに含
まれている画像が必要となった場合に、このファイルを
検索するために使用するものであり、ファイルの特徴を
表現した文字列である。キーワードは、1つのファイル
について1つ以上を付与することが可能であり、また、
1つのファイルについて一意に付与してもよいし、複数
のファイルに同一のキーワードを付与してもよい。1つ
のファイルについて一意に付与されたキーワードは、フ
ァイル名としての役割を果たすこととなる。
【0054】画像ファイリング装置においては、キーワ
ードが入力されると、CPU107は、入力されたキー
ワードを光ディスク記憶装置102に記憶させる(ステ
ップ211)。
【0055】続いて、ユーザは、画像登録を行いたい一
連の画像のうちの1枚目の原稿を、スキャナ入力装置1
01にセットする(ステップ203)。すなわち、コピ
ー機で1枚ずつコピーを取るときのように、スキャナ入
力装置101の原稿カバーを開け、1枚目の原稿を読み
取り面に向けて置く。そして、キーボード・マウス入力
装置108の「画像入力」キーを押下する(ステップ2
04)。
【0056】画像ファイリング装置においては、「画像
入力」キーが押下されると、CPU107は、スキャナ
入力装置101を起動し、スキャナ入力装置101は、
セットされた原稿から画像データを読み取る。そして、
CPU107は、スキャナ入力装置101により読み取
られた画像データを、バス110を介してメモリ105
に転送し、記憶させる(ステップ212)。さらに、C
PU107は、メモリ105に記憶された画像データ
を、バス110を介してCRT表示装置103に転送
し、表示させる(ステップ213)。
【0057】ユーザは、CRT表示装置103に表示さ
れている画像データに対して、画像の重要な部分が確実
に入力されているか否かを確認する操作を行う(ステッ
プ205)。すなわち、CRT表示装置103に表示さ
れている画像データに対して、画像の重要な部分が確実
に入力されているか否かを確認するために、キーボード
・マウス入力装置108から、CRT表示装置103に
表示されている画像データの表示状態を指定する指示を
入力する。具体的には、画像の拡大,縮小,回転等の画
像処理を指示する各種キーを押下する。
【0058】画像ファイリング装置においては、画像処
理を指示する各種キーが押下されると、CPU107
は、メモリ105に記憶されている画像データに、拡
大,縮小,回転等の画像処理を施し、処理結果を、メモ
リ105の画像処理前の画像データとは別の領域に記憶
させる(ステップ214)。そして、CPU107は、
画像処理後の画像データを、バス110を介してCRT
表示装置103に転送し、表示させる(ステップ21
5)。なお、ユーザは、各種キーを1回押下するだけで
画像の重要な部分を確実に探し当てるとは限らないの
で、各種キーを複数回押下する場合があるが、CPU1
07は、その都度、押下された各種キーに従って、画像
処理を施し、CRT表示装置103に表示させる。一
方、CPU107は、押下された各種キーを示す情報
を、押下された順に、表示操作手順情報106としてメ
モリ105に記憶させる(ステップ216)。
【0059】ユーザは、画像の重要な部分が確実に入力
されていることを確認すると、キーボード・マウス入力
装置108の「画像登録」キーを押下する(ステップ2
06)。このとき、CRT表示装置103には、画像の
重要な部分の画像データが表示されていることとなる。
【0060】画像ファイリング装置においては、「画像
登録」キーが押下されると、CPUR107は、画像圧
縮装置109を起動し、画像圧縮装置109は、メモリ
105に記憶されている画像処理前の画像データを圧縮
して、再びメモリ105に記憶させる(ステップ21
7)。そして、CPU107は、メモリ105に記憶さ
れた圧縮後の画像データを、メモリ105に記憶されて
いる表示操作手順情報106と共に、バス110を介し
て光ディスク記憶装置102に転送し、記憶させる(ス
テップ218)。
【0061】このように、圧縮後の画像データを表示操
作手順情報106と共に光ディスク記憶装置102に記
憶させるようにすることにより、画像検索時に光ディス
ク記憶装置102から画像データを取り出すときに、表
示操作手順情報106も同時に取り出すことができるよ
うにしている。なお、画像処理後の画像データは、あく
までも画像の重要部分の確認用であるので、画像処理前
の画像データ、すなわち、スキャナ入力装置101によ
り読み取られた画像データが、圧縮されて光ディスク記
憶装置102に記憶される。
【0062】ユーザは、2枚目以降の原稿についても同
様な操作を行い、同一ファイルとして画像登録を行いた
い一連の画像がない場合は(ステップ207)、キーボ
ード・マウス入力装置108の「登録終了」キーを押下
する(ステップ208)。
【0063】画像ファイリング装置においては、「登録
終了」キーが押下されると、CPU107は、光ディス
ク記憶装置102に登録中のファイルをクローズする
(ステップ219)。すなわち、ファイルの最後に、フ
ァイルの区切りを示すマークを付与する。
【0064】なお、ユーザは、別のファイルとして画像
登録を行いたい一連の画像がある場合は(ステップ20
9)、ステップ201以降の操作を繰り返す。
【0065】次に、ステップ205におけるユーザの操
作の例について、図3〜図6を用いて詳しく説明する。
【0066】図3(a)においては、ユーザは、画像3
01のサイズがCRT表示装置103の表示画面304
のサイズよりも大きく、画像の重要な部分である文字列
「ABC」303が左上にあるので、「スクロール」キ
ーを押下することにより、画像の右端および下端を切り
捨てて、左上領域302を表示するようにしている。通
常、画像のサイズがA3サイズで、表示画面のサイズが
A4サイズの場合などに、このような表示を行う。
【0067】図3(b)においては、ユーザは、画像3
05のサイズがCRT表示装置103の表示画面308
のサイズよりも大きく、画像の重要な部分である文字列
「DEF」307が右下にあるので、「スクロール」キ
ーを押下することにより、画像の左端および上端を切り
捨てて、右下領域306を表示するようにしている。
【0068】図3(c)においては、ユーザは、画像3
09のサイズがCRT表示装置103の表示画面312
のサイズよりもかなり大きく、画像の重要な部分である
文字列「ABC」311が中央上にあるので、「スクロ
ール」キーを押下することにより、画像の左右端および
下端を切り捨てて、中央上領域310を表示するように
している。
【0069】図4(a)においては、ユーザは、スキャ
ナ入力装置101に上下逆さまに原稿401をセットし
て入力してしまったときに、「180度回転」キーを押
下することにより、画像402を正立させて表示するよ
うにしている。
【0070】図4(b)においては、ユーザは、縦原稿
しか入力できないスキャナ入力装置101で横原稿40
3を入力したときに、「右90度回転」キーを押下する
ことにより、画像404を正立させて表示するようにし
ている。
【0071】図4(c)においては、ユーザは、縦原稿
しか入力できないスキャナ入力装置101で横原稿40
5を入力したときに、「左90度回転」キーを押下する
ことにより、画像406を正立させて表示するようにし
ている。
【0072】図5(a)においては、ユーザは、画像5
01のサイズがCRT表示装置103の表示画面504
のサイズよりも大きく、かつ、スキャナ入力装置101
に上下逆さまに原稿をセットして入力してしまったとき
に、画像の重要な部分である文字列「DEF」503が
左上にあるので、「スクロール」キーおよび「180度
回転」キーを押下することにより、画像の右端および下
端を切り捨てて、左上領域502を180度回転させて
表示するようにしている。
【0073】図5(b)においては、ユーザは、画像5
05のサイズがCRT表示装置103の表示画面508
のサイズよりも大きく、かつ、スキャナ入力装置101
に上下逆さまに原稿をセットして入力してしまったとき
に、画像の重要な部分である文字列「ABC」507が
右下にあるので、「スクロール」キーおよび「180度
回転」キーを押下することにより、画像の左端および上
端を切り捨てて、右下領域506を180度回転させて
表示するようにしている。
【0074】図6においては、ユーザは、画像601の
サイズがCRT表示装置103の表示画面605のサイ
ズよりも非常に大きく、画像の重要な部分である文字列
「ABC」603と文字列「DEF」604とが表示画
面の大きさよりも離れているときに、「スクロール」キ
ーおよび「縮小」キーを押下することにより、文字列
「ABC」603と文字列「DEF」604とを含む領
域602を表示画面605のサイズまで縮小して表示す
るようにしている。
【0075】このほかにも、画像の重要な部分を表示す
るためには、マウスをドラッグして表示範囲枠を指定す
るようにしてもよい。
【0076】また、図3,図4,図5に示した表示を行
うためには、左上表示指示,右下表示指示,中央上表示
指示,上下逆原稿指示,横原稿指示,上下逆原稿左上表
示指示,上下逆原稿右下表示指示というように、指示を
一覧表示し、その中からマウスをドラッグして希望の指
示選択するようにしてもよい。
【0077】実際には、ユーザは、1回の指示で画像の
重要な部分を表示できるとは限らないので、複数回の指
示を行う場合があるが、これら複数回の指示は、全て順
に表示操作手順情報106としてメモリ105に記憶さ
れる。
【0078】次に、光ディスク記憶装置102のデータ
構造について、図7を用いて説明する。
【0079】図7は光ディスク記憶装置102のデータ
構造を示す図である。
【0080】図7において、光ディスク記憶装置102
には、ファイルA,ファイルB,ファイルC,ファイル
Dの4つのファイルが格納されている。各ファイルは、
一連の画像データからなり、構造的には、全てのファイ
ルが同じである。従って、以下、ファイルAについて説
明するが、他のファイルも同様である。
【0081】ファイルAに関しては、2つのポインタ7
01,702があり、ポインタ701はキーワード領域
703を指しており、ポインタ702は画像管理領域7
04を指している。
【0082】キーワード領域703は、図2のステップ
202でユーザにより入力されたキーワード705と、
キーワード数706とを格納する領域である。ここで
は、キーワードA,キーワードB,キーワードCの3つ
のキーワードが格納されており、キーワード数706に
は「3」が格納されている。
【0083】画像管理領域704は、同一のファイルと
してユーザにより登録された一連の画像の枚数707
と、1枚ごとの画像を管理するための画像データ領域7
09を指すポインタ708とを格納する領域である。こ
こでは、ファイルAとして登録された画像は、画像A,
画像B,画像Cであり、画像枚数707には「3」が格
納されている。
【0084】画像データ領域709は、1枚の画像に関
するデータを格納する領域であり、画像のサイズ710
と、表示操作手順情報714を指すポインタ711と、
画像データのサイズ712と、画像圧縮データ713と
を格納している。
【0085】画像サイズ710は、ユーザがスキャナ入
力装置101に読み取らせた原稿の大きさを、例えば、
A4サイズ,A3サイズ等の規格名、または、横166
4画素×縦2352画素等の画素数で表すものである。
画像データサイズ712は、画像圧縮装置109により
圧縮された画像圧縮データ713のサイズをバイト数ま
たはビット数で表すものである。これは、画像データを
MMR符号化などで圧縮すると、圧縮後のデータサイズ
が画像の内容により大きく変化するので、必要なデータ
サイズを保持するのである。
【0086】表示操作手順情報714は、画像の重要な
部分を表示するまでにユーザがキーボード・マウス入力
装置108から入力した指示の内容を表す手順715
と、手順数716とを格納する領域である。手順715
には、実際には、上述した表示操作手順情報106が格
納される。ここでは、手順A,手順B,手順Cの3つの
手順が格納されており、手順数716には「3」が格納
されている。
【0087】手順715の例としては、拡大およびその
倍率,縮小およびその倍率,スクロール,右90度回
転,左90度回転,180度回転などの指示がある。
【0088】次に、本実施例の画像検索時の動作につい
て説明する。
【0089】ユーザは、必要とする画像の画像検索を行
いたい場合に、まず、キーボード・マウス入力装置10
8の「画像検索」キーを押下する。
【0090】画像ファイリング装置においては、「画像
検索」キーが押下されると、CPU107が、メモリ1
05に記憶されているプログラムに従って、画像検索処
理へ移行する。すなわち、まず、CPU107は、ユー
ザが必要とする画像を含むファイルに画像登録時に付与
したキーワードを入力するための画面を表示する。
【0091】続いて、ユーザは、キーボード・マウス入
力装置108から、キーワードを入力する。
【0092】画像ファイリング装置においては、キーワ
ードが入力されると、CPU107は、入力されたキー
ワードが付与されているファイルの圧縮画像データを、
光ディスク記憶装置102から次々と取り出して、メモ
リ105に記憶させる。このとき、同時に、該圧縮画像
データに対応する表示操作手順情報も取り出し、メモリ
105の表示操作手順情報106に格納する。そして、
CPU107は、画像圧縮装置109を起動し、画像圧
縮装置109は、メモリ105に記憶された圧縮画像デ
ータを復元して、再びメモリ105に記憶させる。
【0093】続いて、CPU107は、メモリ105に
記憶されている、画像圧縮装置109により復元された
画像データに、表示操作手順情報106に従って、画像
処理を施し、画像処理後の画像データを、バス110を
介してCRT表示装置103に転送し、表示させる。
【0094】このようにして、ユーザにより入力された
キーワードが付与されたファイルの画像データが、次々
と、「画像登録」キーが押下された時点と同じ表示状
態、すなわち、画像の重要な部分が表示されている表示
状態で表示されていく。
【0095】ユーザは、必要とする画像の重要な部分が
表示された時点で、キーボード・マウス入力装置108
の「画像表示停止」キーを押下する。
【0096】画像ファイリング装置においては、「画像
表示停止」キーが押下されると、CPU107は、現在
表示されている画像データの画像処理前の画像データを
メモリ105から取り出して、CRT表示装置103へ
転送し、表示させる。
【0097】なお、この画像データは、ユーザの指示に
より、バス110を介してプリンタ装置104に転送さ
れ、印刷されるようにすることもできる。
【0098】以上説明したように、本実施例によれば、
画像検索時に次々と表示する画像データを、画像登録時
と同じ表示状態で表示するようにすることができる。ユ
ーザは、画像登録時に、画像の重要な部分を表示するよ
うに操作しておくだけで済み、これは、画像確認を兼ね
て行うことができる操作であるので、画像登録を行う回
数と画像検索を行う回数とを鑑みても、何ら煩わしい操
作ではない。従って、画像登録時の簡単な操作により、
画像検索時に、画像の重要な部分を次々と表示すること
となるので、ユーザは、必要とする画像を探しやすくな
り、高い検索性能を得ることができる。
【0099】なお、上述した実施例においては、原稿を
1枚ずつ画像登録している例を示しており、画像検索時
には、登録された1枚ずつの原稿の画像データが次々と
表示されていく。すなわち、入力画像確認のための指示
が行われなかった原稿も、入力されたままの表示状態で
表示されていく。
【0100】そこで、さらに、画像検索時に表示する必
要がないとユーザが判断した原稿については、画像登録
時に「非表示」キーを押下するようにすることにより、
画像検索時に表示しないようにするようにしてもよい。
【0101】また、上述した実施例においては、ユーザ
が行った全ての指示を表示操作手順情報106としてい
るが、光ディスク記憶装置102に表示操作手順情報1
06を記憶させるときに、例えば、ユーザが画像の表示
位置を左右に振った場合のように、無駄な指示を整理し
て、最終的な表示位置を得るための最短ルートとなる指
示に変えるようにしてもよい。
【0102】また、上記実施例においては、原稿を1枚
ずつ画像登録している例を示したが、複数枚の原稿を一
括して画像登録することもでき、以下、そのような実施
例について説明する。
【0103】まず、本実施例の画像登録時の動作につい
て、図8を用いて説明する。
【0104】図8に示すように、ユーザは、画像登録を
行いたい場合に、まず、キーボード・マウス入力装置1
08の「新規登録」キーを押下する(ステップ80
1)。
【0105】画像ファイリング装置においては、「新規
登録」キーが押下されると、CPU107が、メモリ1
05に記憶されているプログラムに従って、新規登録処
理へ移行する(ステップ808)。すなわち、まず、C
PU107は、ユーザが画像登録を行いたい一連の画像
(ファイル)に付与するキーワードを入力するための画
面を表示する。
【0106】続いて、ユーザは、キーボード・マウス入
力装置108から、キーワードを入力する(ステップ8
02)。
【0107】画像ファイリング装置においては、キーワ
ードが入力されると、CPU107は、入力されたキー
ワードを光ディスク記憶装置102に記憶させる(ステ
ップ809)。
【0108】続いて、ユーザは、複数枚の原稿を、スキ
ャナ入力装置101にセットする(ステップ803)。
すなわち、コピー機の自動原稿送り機構を用いて複数枚
の原稿を一括してコピーを取るときのように、スキャナ
入力装置101の読み込み口に、複数枚の原稿を差し込
む。そして、キーボード・マウス入力装置108の「連
続入力」キーを押下する(ステップ804)。なお、ユ
ーザは、原稿が多量で、1度に読み込み口に差し込むこ
とができない場合は、読み込み口に原稿が残っている間
に、適宜、残りの原稿を注ぎ足していく。
【0109】画像ファイリング装置においては、「連続
入力」キーが押下されると、CPU107は、スキャナ
入力装置101を起動し、スキャナ入力装置101は、
読み込み口に差し込まれたされた複数枚の原稿から、1
枚ずつ画像データを読み取る。そして、CPU107
は、スキャナ入力装置101により読み取られた画像デ
ータを、バス110を介してメモリ105に転送し、記
憶させる(ステップ810)。
【0110】続いて、CPU107は、スキャナ入力装
置101の読み込み口に差し込まれた全ての原稿から画
像データを読み取ってメモリ105に記憶させると(ス
テップ811)、メモリ105に記憶された画像データ
を、バス110を介してCRT表示装置103に転送
し、表示させる(ステップ812)。このとき、CRT
表示装置103には、複数枚の原稿のうちの1枚目の原
稿から読み取られた画像データが表示されている状態と
なる。
【0111】ユーザは、CRT表示装置103に表示さ
れた画像データに対して、画像の重要な部分が確実に入
力されているか否かを確認する操作を行う(ステップ8
05)。すなわち、CRT表示装置103に表示された
画像データに対して、画像の重要な部分が確実に入力さ
れているか否かを確認するために、キーボード・マウス
入力装置108から画像の拡大,縮小,回転等の画像処
理を指示する各種キーを押下する。
【0112】なお、このときのユーザの操作は、上記実
施例とは異なるものとなる。すなわち、本実施例におい
ては、複数枚の原稿を一括して読み取るようにしている
ので、CRT表示装置103には1枚目の原稿から読み
取られた画像データが表示されているが、実際には、表
示されていない残りの原稿から読み取られた画像データ
がある。そこで、ユーザは、「次頁」キーおよび「前
頁」キーも使用する場合がある。
【0113】画像ファイリング装置においては、CPU
107は、ユーザにより押下された各種キーの指示内容
に従って、メモリ105に記憶されている画像データに
画像処理を施し、処理結果を、メモリ105の画像処理
前の画像データとは別の領域に記憶させる(ステップ8
13)。そして、CPU107は、画像処理後の画像デ
ータを、バス110を介してCRT表示装置103に転
送し、表示させる(ステップ814)。一方、CPU1
07は、押下された全ての各種キーの指示内容を示す情
報を、表示操作手順情報106としてメモリ105に記
憶させる(ステップ815)。
【0114】ユーザは、画像の重要な部分が確実に入力
されていることを確認すると、キーボード・マウス入力
装置108の「登録終了」キーを押下する(ステップ8
06)。このとき、CRT表示装置103には、複数枚
の原稿のうちの画像の重要な部分を含む原稿から読み取
られた画像データが表示されていることとなる。
【0115】画像ファイリング装置においては、「登録
終了」キーが押下されると、CPU107は、画像圧縮
装置109を起動し、画像圧縮装置109は、メモリ1
05に記憶されている画像処理前の画像データを圧縮し
て、再びメモリ105に記憶させる(ステップ81
6)。そして、CPU107は、メモリ105に記憶さ
れた圧縮後の画像データを、メモリ105に記憶されて
いる表示操作手順情報106と共に、バス110を介し
て光ディスク記憶装置102に転送し、記憶させる(ス
テップ817)。
【0116】なお、このときのCPU107の処理は、
上述した実施例とは異なるものとなる。すなわち、本実
施例においては、複数枚の原稿を一括して読み取るよう
にしているので、「登録終了」キーが押下された時点
で、CRT表示装置103には、複数枚の原稿のうちの
画像の重要な部分を含む原稿から読み取られた画像デー
タが表示されているが、実際には、表示されていない残
りの原稿から読み取られた画像データがある。そこで、
CPU107は、表示操作手順情報106のうち、「登
録終了」キーが押下された時点で表示されている原稿の
画像データについてのユーザの指示のみを光ディスク記
憶装置102に記憶させる。そして、残りの原稿の画像
データについては、表示しない旨を示す情報を記憶させ
るようにする。
【0117】続いて、CPU107は、光ディスク記憶
装置102に登録中のファイルをクローズする(ステッ
プ818)。すなわち、ファイルの最後に、ファイルの
区切りを示すマークを付与する。
【0118】なお、ユーザは、別のファイルとして画像
登録を行いたい一連の画像がある場合は(ステップ80
7)、ステップ801以降の操作を繰り返す。
【0119】次に、ステップ805におけるユーザの操
作の例について、図3〜図6および図9を用いて詳しく
説明する。
【0120】本実施例においては、複数枚の原稿を一括
して読み取るようにしているので、CRT表示装置10
3には1枚目の原稿から読み取られた画像データが表示
されているが、実際には、表示されていない残りの原稿
から読み取られた画像データがある。そこで、ユーザ
は、上述した図3〜図6に示した操作のほかにも、「次
頁」キーおよび「前頁」キーも使用する場合がある。
【0121】すなわち、図9(a)においては、ユーザ
は、画像のサイズがCRT表示装置103の表示画面9
04のサイズよりも大きく、かつ、原稿が4枚があると
きに、画像の重要な部分である文字列「ABC」903
が1枚目の原稿の左上にあるので、「前頁」キー,「次
頁」キー,「スクロール」キーを押下することにより、
1枚目の原稿901について、画像の右端および下端を
切り捨てて、左上領域902を表示するようにしてい
る。
【0122】図9(b)においては、ユーザは、画像の
サイズがCRT表示装置103の表示画面908のサイ
ズよりも大きく、かつ、原稿が4枚あるときに、画像の
重要な部分である文字列「DEF」907が4枚目の原
稿の右下にあるので、「前頁」キー,「次頁」キー,
「スクロール」キーを押下することにより、4枚目の原
稿905について、画像の左端および上端を切り捨て
て、右下領域906を表示するようにしている。
【0123】なお、本実施例においても、図9に示した
表示を行うためには、先頭頁左上表示指示,最終頁右下
表示指示というように、指示を一覧表示し、その中から
マウスをドラッグして希望の指示選択するようにしても
よい。
【0124】また、本実施例において、光ディスク記憶
装置102のデータ構造は、上述した実施例と同様に、
図7に示すようになる。
【0125】ただし、表示操作手順情報714は、「登
録終了」キーが押下された時点で表示されている画像デ
ータについてのみ、その内容が格納される。そして、残
りの画像データについての表示操作手順情報714に
は、表示しない旨を示す情報が格納される。
【0126】次に、本実施例の画像検索時の動作につい
て説明する。
【0127】ユーザは、必要とする画像の画像検索を行
いたい場合に、まず、キーボード・マウス入力装置10
8の「画像検索」キーを押下する。
【0128】画像ファイリング装置においては、「画像
検索」キーが押下されると、CPU107が、メモリ1
05に記憶されているプログラムに従って、画像検索処
理へ移行する。すなわち、まず、CPU107は、ユー
ザが必要とする画像を含むファイルに画像登録時に付与
したキーワードを入力するための画面を表示する。
【0129】続いて、ユーザは、キーボード・マウス入
力装置108から、キーワードを入力する。
【0130】画像ファイリング装置においては、キーワ
ードが入力されると、CPU107は、入力されたキー
ワードが付与されているファイルの圧縮画像データを、
光ディスク記憶装置102から次々と取り出して、メモ
リ105に記憶させる。このとき、同時に、該圧縮画像
データに対応する表示操作手順情報も取り出し、メモリ
105の表示操作手順情報106に格納する。そして、
CPU107は、画像圧縮装置109を起動し、画像圧
縮装置109は、メモリ105に記憶された圧縮画像デ
ータを復元して、再びメモリ105に記憶させる。
【0131】続いて、CPU107は、メモリ105に
記憶されている、画像圧縮装置109により復元された
画像データに、表示操作手順情報106に従って、画像
処理を施し、画像処理後の画像データを、バス110を
介してCRT表示装置103に転送し、表示させる。こ
のとき、本実施例においては、上記実施例と異なり、一
括して画像登録された複数枚の原稿のうちの画像の重要
な部分を含む原稿の画像データのみが、CRT表示装置
103に表示されることとなる。
【0132】このようにして、ユーザにより入力された
キーワードが付与されたファイルの画像データが、次々
と、「画像登録」キーが押下された時点と同じ表示状
態、すなわち、画像の重要な部分が表示されている表示
状態で表示されていく。
【0133】ユーザは、必要とする画像の重要な部分が
表示された時点で、キーボード・マウス入力装置108
の「画像表示停止」キーを押下する。
【0134】画像ファイリング装置においては、「画像
表示停止」キーが押下されると、CPU107は、現在
表示されている画像データの画像処理前の画像データを
メモリ105から取り出して、CRT表示装置103へ
転送し、表示させる。
【0135】なお、この画像データは、ユーザの指示に
より、バス110を介してプリンタ装置104に転送さ
れ、印刷されるようにすることもできる。
【0136】以上説明したように、本実施例によれば、
画像検索時に次々と表示する画像データを、画像登録時
と同じ表示状態で表示するようにすることができる。ユ
ーザは、画像登録時に、画像の重要な部分を表示するよ
うに操作しておくだけで済み、これは、画像確認を兼ね
て行うことができる操作であるので、画像登録を行う回
数と画像検索を行う回数とを鑑みても、何ら煩わしい操
作ではない。従って、画像登録時の簡単な操作により、
画像検索時に、画像の重要な部分を次々と表示すること
となるので、ユーザは、必要とする画像を探しやすくな
り、高い検索性能を得ることができる。
【0137】なお、本実施例においては、ユーザが行っ
た全ての指示を表示操作手順情報106としているが、
光ディスク記憶装置102に表示操作手順情報106を
記憶させるときに、例えば、ユーザが画像の表示位置を
左右に振った場合のように、無駄な指示を整理して、最
終的な表示位置を得るための最短ルートとなる指示に変
えるようにしてもよい。
【0138】また、本実施例においては、一括して読み
取られた複数の画像データのうち、画像登録時に表示さ
れている画像データを、画像検索時に表示するようにし
ているので、一括して読み取らせた複数の原稿に対して
1枚の原稿の画像データしか表示しない。
【0139】そこで、さらに、画像検索時に表示させた
い画像データが複数あるとユーザが判断した原稿につい
ては、「表示」キーを押下するようにすることにより、
複数の画像データを次々と表示することを可能とするよ
うにしてもよい。この場合は、「表示」キーが押下され
た時点で表示されている画像データについてのユーザの
指示も、表示操作手順情報として光ディスク記憶装置1
02に記憶させることとなる。
【0140】以下、本発明の別の実施例について、図1
0を用いて説明する。
【0141】図10は本発明の別の実施例の画像ファイ
リング装置の構成図である。
【0142】図中、101はスキャナ入力装置、102
は光ディスク記憶装置、103はCRT表示装置、10
4はプリンタ装置、105はメモリ、106は表示操作
手順情報、107はCPU、108はキーボード・マウ
ス入力装置、109は画像圧縮装置、110はバス、1
001は変換装置である。
【0143】図10に示すように、本実施例の画像ファ
イリング装置が図1に示した画像ファイリング装置の構
成と異なる点は、キーボード・マウス入力装置108と
バス110との間に変換装置1001を設けている点、
および、メモリ105に表示操作手順情報106を格納
せずに、変換装置1001の中に表示操作手順情報10
6を格納するようにしている点である。
【0144】変換装置1001は、通常は、キーボード
・マウス入力装置108により入力された文字列や座標
値を受け取り、受け取った内容をそのままバス110へ
出力することにより、変換装置1001が存在しないか
のように動作するが、画像登録時には、キーボード・マ
ウス入力装置108により入力された指示を受け取り、
受け取った内容を表示操作手順情報106として記憶す
る。変換装置1001により記憶された表示操作手順情
報106は、上記実施例と同様に、圧縮画像データを光
ディスク記憶装置102に格納する際に、同時に、光デ
ィスク記憶装置102に記憶される。
【0145】また、変換装置1001は、画像検索時に
は、光ディスク記憶装置102から圧縮画像データと共
に取り出された表示操作手順情報を表示操作手順情報1
06に記憶する。なお、光ディスク記憶装置102から
取り出された圧縮画像データは、メモリ105に記憶さ
れ、画像圧縮装置109により復元されて、再びメモリ
105に記憶される。そして、変換装置1001は、表
示操作手順情報106を、あたかもユーザがキーボード
・マウス入力装置108により入力しているかのよう
に、バス110を介してCPU107へ送ることによ
り、CPU107に画像処理させるよう動作する。これ
により、CPU107は、メモリ105に記憶されてい
る復元された画像データに、拡大,縮小,回転などの画
像処理を施し、処理結果を、CRT表示装置103へ転
送し、表示させる。
【0146】以上説明したように、本実施例によれば、
画像ファイリング装置全体を制御するCPU107のプ
ログラムを特別に変更しなくとも、変換装置1001を
設けることにより、疑似的に一連の表示操作手順情報を
ユーザが入力しているように見せかけられ、画像検索時
に次々と表示する画像データを、画像登録時と同じ表示
状態で表示するようにすることができる。ユーザは、画
像登録時に、画像の重要な部分を表示するように操作し
ておくだけで済み、これは、画像確認を兼ねて行うこと
ができる操作であるので、画像登録を行う回数と画像検
索を行う回数とを鑑みても、何ら煩わしい操作ではな
い。従って、画像登録時の簡単な操作により、画像検索
時に、画像の重要な部分を次々と表示することができる
ので、ユーザは、必要とする画像を探しやすくなり、高
い検索性能を得ることができる。
【0147】なお、上述した実施例では、画像データを
格納する記憶媒体として、光ディスク記憶装置102を
用いているが、必ずしもこれに限るものではなく、磁気
ディスクや半導体メモリでの適用も考えられる。
【0148】また、上述した実施例では、画像登録時お
よび画像検索時に、ユーザがキーワードを入力するよう
にしているが、キーワードを入力しないようにしてもよ
い。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像検索時に、画像登録時と同じ表示状態で、画像デー
タを次々と表示するようにすることができるので、ユー
ザは、画像登録時に、画像が確実に入力されているか否
かを確認する際に、画像の重要な部分を表示するように
操作するという簡単な操作を行うだけで、画像検索時
に、画像の重要な部分を次々と表示することができるよ
うになり、ユーザにとって、必要とする画像を探しやす
くなり、高い検索性能を得ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像ファイリング装置の構
成図。
【図2】本実施例の画像登録時の動作フローチャート。
【図3】ユーザの表示操作の例を示す説明図。
【図4】ユーザの表示操作の例を示す説明図。
【図5】ユーザの表示操作の例を示す説明図。
【図6】ユーザの表示操作の例を示す説明図。
【図7】光ディスク記憶装置のデータ構造図。
【図8】本実施例の画像登録時の動作フローチャート。
【図9】ユーザの表示操作の例を示す説明図。
【図10】本発明の別の実施例の画像ファイリング装置
の構成図。
【図11】従来技術の説明図。
【符号の説明】
101…スキャナ入力装置、102…光ディスク記憶装
置、103…CRT表示装置、104…プリンタ装置、
105…メモリ、106…表示操作手順情報、107…
CPU、108…キーボード・マウス入力装置、109
…画像圧縮装置、1001…変換装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤縄 雅章 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを入力する画像入力装置と、画
    像データを蓄積する画像蓄積装置と、画像データを表示
    する画像表示装置とを備えた画像ファイリング装置にお
    いて、 上記画像入力装置により入力された画像データを上記画
    像蓄積装置に蓄積する際に、上記画像入力装置により入
    力されて上記画像表示装置に表示されている画像データ
    の表示状態を指定する1つ以上の指示を受付ける指示受
    付手段と、上記指示受付手段により受付けられた指示と
    上記画像入力装置により入力された画像データとを対応
    させて上記画像蓄積装置に蓄積する画像蓄積手段とを備
    え、 上記画像蓄積装置に蓄積されている画像データを上記画
    像表示装置に表示する際に、上記画像蓄積装置に蓄積さ
    れている画像データを、対応する指示に従った表示状態
    で上記画像表示装置に表示する画像表示手段を備えたこ
    とを特徴とする画像ファイリング装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像ファイリング装置にお
    いて、 上記画像表示手段は、上記画像蓄積装置に蓄積されてい
    る全ての画像データを、対応する指示に従った表示状態
    で、所定の時間間隔をもって、順次、上記画像表示装置
    に表示することを特徴とする画像ファイリング装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像ファイリング装置にお
    いて、 上記画像入力装置により入力された画像データを上記画
    像蓄積装置に蓄積する際に、上記画像入力装置により入
    力された画像データに付与する1つ以上のキーワードの
    入力を受付け、上記画像蓄積装置に蓄積されている画像
    データを上記画像表示装置に表示する際に、上記画像蓄
    積装置に蓄積されている画像データのうちの上記画像表
    示装置に表示する画像データに付与されている1つ以上
    のキーワードの入力を受付けるキーワード受付手段を備
    え、 上記画像蓄積手段は、上記キーワード受付手段により受
    付けられたキーワードと上記画像入力装置により入力さ
    れた画像データと上記指示受付手段により受付けられた
    指示とを対応させて、上記画像蓄積装置に蓄積し、 上記画像表示手段は、上記画像蓄積装置に蓄積されてい
    る全ての画像データのうち、上記キーワード受付手段に
    より受付けられたキーワードに対応する画像データを、
    対応する指示に従った表示状態で、所定の時間間隔をも
    って、順次、上記画像表示装置に表示することを特徴と
    する画像ファイリング装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の画像ファイリ
    ング装置において、 上記画像蓄積手段は、上記指示受付手段により指示が受
    付けられなかった場合は、上記画像入力装置により入力
    された画像データのみを上記画像蓄積装置に蓄積し、 上記画像表示手段は、画像データに対応する指示が蓄積
    されていない画像データを、そのまま、上記画像表示装
    置に表示することを特徴とする画像ファイリング装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像ファイリング装置にお
    いて、 上記指示受付手段により受付けられる指示は、上記画像
    表示手段が画像データを上記画像表示装置に表示しない
    非表示指示、画像データに画像処理を施す画像処理指
    示、および、2つ以上の画像処理指示の組み合わせから
    なる指示のうちのいずれかであり、 上記画像表示手段は、上記非表示指示が対応させられて
    蓄積されている画像データを、上記画像表示装置に表示
    しないことを特徴とする画像ファイリング装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2または3記載の画像ファイリ
    ング装置において、 上記画像蓄積手段は、上記指示受付手段により指示が受
    付けられなかった場合は、上記画像入力装置により入力
    された画像データのみを上記画像蓄積装置に蓄積し、 上記画像表示手段は、対応する指示が蓄積されていない
    画像データを、上記画像表示装置に表示しないことを特
    徴とする画像ファイリング装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像ファイリング装置にお
    いて、 上記指示受付手段により受付けられる指示は、上記画像
    表示手段が画像データを上記画像表示装置に表示しない
    非表示指示、画像データに画像処理を施す画像処理指
    示、および、2つ以上の画像処理指示の組み合わせから
    なる指示のうちのいずれかであり、 上記画像表示手段は、上記表示指示が対応させられて蓄
    積されている画像データを、上記画像表示装置に表示す
    ることを特徴とする画像ファイリング装置。
  8. 【請求項8】請求項5または7記載の画像ファイリング
    装置において、 上記画像処理指示は、表示位置の変更指示,画像データ
    の拡大指示,画像データの縮小指示,画像データの90
    度回転指示,画像データの180度回転指示のうちの少
    なくともいずれか1つを含むことを特徴とする画像ファ
    イリング装置。
  9. 【請求項9】画像データを入力する画像入力装置と、画
    像データを蓄積する画像蓄積装置と、画像データを表示
    する画像表示装置と、各種指示を入力する指示入力装置
    とを備えた画像ファイリング装置において、 上記画像入力装置により入力された画像データを上記画
    像蓄積装置に蓄積する画像蓄積手段と、上記画像蓄積装
    置により蓄積されている画像データを上記画像表示装置
    に表示する画像表示手段とを有しており、 上記指示入力装置は、 上記画像入力装置により入力されて上記画像表示装置に
    表示されている画像データの表示状態を指定する1つ以
    上の指示を受付ける指示受付手段と、上記指示受付手段
    により受付けられた指示を記憶する指示記憶手段と、上
    記画像蓄積手段が上記画像入力装置により入力された画
    像データを上記画像蓄積装置に蓄積する際に、該画像デ
    ータに、上記指示記憶手段により記憶されている指示を
    対応させて上記画像蓄積装置に蓄積する指示蓄積手段
    と、 上記画像表示手段が上記画像蓄積装置に蓄積されている
    画像データを上記画像表示装置に表示する際に、該画像
    データに対応させられて上記画像蓄積装置に蓄積されて
    いる指示を取り出して、上記画像表示手段に与える指示
    取出手段とを備え、 上記画像表示手段は、上記画像蓄積装置に蓄積されてい
    る画像データを、上記指示取出手段により与えられた指
    示に従った表示状態で、上記画像表示装置に表示するこ
    とを特徴とする画像ファイリング装置。
  10. 【請求項10】画像データを入力する画像入力装置と、
    画像データを蓄積する画像蓄積装置と、画像データを表
    示する画像表示装置とを備えた画像ファイリング装置に
    おいて、 上記画像入力装置により入力された画像データを上記画
    像蓄積装置に蓄積する際に、該画像データに、その時点
    までに外部から入力された、上記画像入力装置により入
    力されて上記画像表示装置に表示されている画像データ
    の表示状態を指定する全ての指示を対応させて蓄積して
    おき、 上記画像蓄積装置に蓄積されている画像データを上記画
    像表示装置に表示する際に、該画像データを、対応する
    指示に従った表示状態で上記画像表示装置に表示するこ
    とを特徴とする画像表示方法。
JP4240970A 1992-09-09 1992-09-09 画像ファイリング装置 Pending JPH0696137A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329406A (ja) * 1992-04-30 1993-12-14 Nordson Corp 箱形状の容器から粉体被覆材料を移送する方法及び装置
JPH0981585A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Ricoh Co Ltd 電子ファイリング装置
JP2009005906A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Toshiba Corp 医用画像観察システム、及び医用画像観察装置

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