JP3372276B2 - 不定形耐火物 - Google Patents
不定形耐火物Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不定形耐火物、とく
に、鉄鋼、非鉄等の溶融金属用及び加熱炉等雰囲気炉用
の窯炉、容器の内張りに好適に使用される水硬性の不定
形耐火物に関する。 【0002】アルミナセメントを結合剤とする一般的キ
ャスタブル耐火物及び分散剤などを使用した低セメント
型のキャスタブルの他、燐酸塩、珪酸塩などの無機バイ
ンダーを結合剤とした水硬性不定形耐火物である。 【0003】 【従来の技術】従来から、溶鋼の処理設備の内張り材と
して使用される耐火物として、特公昭60−2269号
公報、特公昭61−303号公報、特開昭59−107
962号公報、特開昭61−266345号公報等に記
載されているように、MgO−C系の耐火れんがにおい
て、結合剤としてのフェノール樹詣と、Al,Si,M
g,Caなどの合金類の添加配合によってカーボンの酸
化防止と熱間での機械的強度の改善の成果が挙がってい
る。 【0004】一方、不定形耐火物においても、同様の試
みが行われているが、結合剤として用いている水硬性物
質が中性でない場合が多く、非中性領域にある混練物中
では金属は安定した状態では存在できず、水との反応に
よって、水酸化物となってしまうため、定形耐火物の場
合のような熱間での機械的強度の改善効果や酸化防止効
果が期待できない。 【0005】例えば、アルミナセメントを結合剤とした
キャスタブルでは、混練物が強アルカリ性を示し、添加
された金属類は、以下の水和反応によって水酸化物とな
って酸化防止効果や、熱間での機械的強度の改善効果が
得られない。 【0006】Al+OH- +2H2 O→ Al(OH)
3 +H2 (g)↑ その反面、特公昭59−33549号公報、特公昭61
−40622号公報等に記載されているように、金属の
水和時の発熱反応を利用して、施工体の爆裂防止剤とし
て利用例もある。しかしながら、この場合も、同時に発
生する水素ガスによって、割れや膨れを生じ、不定形耐
火物として重要な具備特性の一つである緻密な施工体が
得られない。このため、強化剤としての金属の添加配合
は極微量の範囲に制限され、緻密な施工体を得ると同時
に、後々の高温域における熱間での機械的強度の改善や
酸化防止効果を両立させることは困難である。 【0007】これの両立のために添加される金属の水和
を防ぐための手段として、特公昭63−28874号公
報には、金属表面を樹脂コーティングして添加すること
が提案されている。 【0008】しかしながら、樹脂コーティングに際して
最適な大きさがあり、微粉末の場合には、均一なコーテ
ィングは容易ではなく、使用する金属の粒子サイズに制
限を生ずる。また、不定形耐火物においては、10m
m、5mmと言った大きな骨材を使用するため、混練中
に、この骨材とのこすれあいによって、コーティングが
剥離することが多く、経済性及び実用上の問題点が多
い。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非中
性領域にある混練物中でも、水と反応することなく、安
定状態で存在して施工体における強化機能を十分に発揮
できる金属機能剤を提供することにある。 【0010】また、他の目的は、不定形耐火物への添加
配合に際して、添加剤の粒子サイズに制限されることな
く、比較的多量に添加でき、添加金属による強化機能を
十分に発揮できる手段を提供することにある。 【0011】これによって、緻密な不定形耐火物施工体
を得ると同時に、後々の高温域において、熱間での機械
的強度の改善や酸化防止効果を得ようとするものであ
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】本願の発明は、Al,S
i,Mg,Caの一種または二種以上とを組み合わせた
組成物に、同組成物全量に対し、硼素または硼素酸化物
を5〜75重量%含有させた部分硼化物を0.1〜20
重量%含有する不定形耐火物である。 【0013】 【0014】本発明で使用する部分硼化物は、Al,S
i,Mg,Caの一種または二種以上とを組み合わせた
組成物に、硼素または硼素酸化物を5〜75重量%を加
え、溶融するなどして、硼素化合物を作成し、これを必
要なサイズに粉砕し、塊状もしくは粉状にして用いる。 【0015】硼素または硼素酸化物の添加比率によっ
て、硼化物となったり、多くの金属を残留したり、また
一部に酸化物を含有したりする。 【0016】本発明においては、これらを総称して、部
分硼化物と称する。 【0017】 【作用】本発明者は、金属を部分硼化物とすることで、
金属の水和を防ぐことができると言う知見を得た。この
部分硼化物の作用は、部分硼化物から極少量溶出する硼
素イオンが金属の水和を防ぐものと考えられるが、その
メカニズムの詳細は定かではない。 【0018】残留金属の水和を防ぐには、硼素または硼
素酸化物が5重量%以上が必要で、逆に75重量%を越
えると硼素単体が残留する。硼素単体は典型的な軽元素
で、他の金属と比較して非常に活性な物質であり、爆発
的な酸化を生じ、大気中での使用には大きな危険を伴
う。従って、部分硼化物中の硼素または硼素酸化物の量
は、硼素換算で5〜75重量%の範囲に制限される。 【0019】また、硼素または硼素酸化物量が5〜75
重量%の範囲であっても、硼素以外の金属を過剰に残留
させた場合、残留金属の極一部が水和することがある
が、故意にこれを利用して、爆裂防止機能を付与するこ
とも本発明の応用例として考えられる。 【0020】 【実施例】 実施例1 本発明の低セメント型のキャスタブルに適用した例を表
1に示す。 【0021】 【表1】【0022】同表の実施例1〜3に示したように、部分
硼化物の最適範囲が0.1〜20重量%の場合に強度と
緻密さが両立している。比較例2では、硼素成分が過剰
となったため、硼素酸化物系の低融物生成によって、熱
間で曲げ強さが低下した。比較例4,5は、金属として
Al粉を直接添加した例だが、少ないと強度の改善効果
が無く、多く添加すると水和時の水素ガス発生によって
非常に多孔質となり、結果的に強度も著しく低下した。 【0023】実施例2 炭素粉を配合した一般的キャスタブル耐火物として、ア
ルミナ−炭素質キャスタブル耐火物に適用した耐酸化性
の改善効果について表2に示す。 【0024】 【表2】 【0025】本発明は、実施例5,7及び8の比較で示
されるように、目的に応じ、硼素または硼素酸化物量を
5〜75重量%の範囲で制御し、また、これと組み合わ
される金属種によって、熱間の機械的強度や耐酸化性の
向上率を制御できる。 【0026】 【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。 【0027】(1)不定形耐火物への強化機能を有する
金属の自由自在な添加が可能となる。 【0028】(2)これによって、機械的強度や耐酸化
性に優れた緻密な不定形耐火物施工体が得られる。 【0029】(3)キャスタブル耐火物のほか、水硬性
であれば吹付材,スタンプ材、さらには事前に鋳込み作
業を実施し、定型化した堰などの不定形ブロック、その
他耐火建造物を含む等、応用範囲が広い技術である。
に、鉄鋼、非鉄等の溶融金属用及び加熱炉等雰囲気炉用
の窯炉、容器の内張りに好適に使用される水硬性の不定
形耐火物に関する。 【0002】アルミナセメントを結合剤とする一般的キ
ャスタブル耐火物及び分散剤などを使用した低セメント
型のキャスタブルの他、燐酸塩、珪酸塩などの無機バイ
ンダーを結合剤とした水硬性不定形耐火物である。 【0003】 【従来の技術】従来から、溶鋼の処理設備の内張り材と
して使用される耐火物として、特公昭60−2269号
公報、特公昭61−303号公報、特開昭59−107
962号公報、特開昭61−266345号公報等に記
載されているように、MgO−C系の耐火れんがにおい
て、結合剤としてのフェノール樹詣と、Al,Si,M
g,Caなどの合金類の添加配合によってカーボンの酸
化防止と熱間での機械的強度の改善の成果が挙がってい
る。 【0004】一方、不定形耐火物においても、同様の試
みが行われているが、結合剤として用いている水硬性物
質が中性でない場合が多く、非中性領域にある混練物中
では金属は安定した状態では存在できず、水との反応に
よって、水酸化物となってしまうため、定形耐火物の場
合のような熱間での機械的強度の改善効果や酸化防止効
果が期待できない。 【0005】例えば、アルミナセメントを結合剤とした
キャスタブルでは、混練物が強アルカリ性を示し、添加
された金属類は、以下の水和反応によって水酸化物とな
って酸化防止効果や、熱間での機械的強度の改善効果が
得られない。 【0006】Al+OH- +2H2 O→ Al(OH)
3 +H2 (g)↑ その反面、特公昭59−33549号公報、特公昭61
−40622号公報等に記載されているように、金属の
水和時の発熱反応を利用して、施工体の爆裂防止剤とし
て利用例もある。しかしながら、この場合も、同時に発
生する水素ガスによって、割れや膨れを生じ、不定形耐
火物として重要な具備特性の一つである緻密な施工体が
得られない。このため、強化剤としての金属の添加配合
は極微量の範囲に制限され、緻密な施工体を得ると同時
に、後々の高温域における熱間での機械的強度の改善や
酸化防止効果を両立させることは困難である。 【0007】これの両立のために添加される金属の水和
を防ぐための手段として、特公昭63−28874号公
報には、金属表面を樹脂コーティングして添加すること
が提案されている。 【0008】しかしながら、樹脂コーティングに際して
最適な大きさがあり、微粉末の場合には、均一なコーテ
ィングは容易ではなく、使用する金属の粒子サイズに制
限を生ずる。また、不定形耐火物においては、10m
m、5mmと言った大きな骨材を使用するため、混練中
に、この骨材とのこすれあいによって、コーティングが
剥離することが多く、経済性及び実用上の問題点が多
い。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非中
性領域にある混練物中でも、水と反応することなく、安
定状態で存在して施工体における強化機能を十分に発揮
できる金属機能剤を提供することにある。 【0010】また、他の目的は、不定形耐火物への添加
配合に際して、添加剤の粒子サイズに制限されることな
く、比較的多量に添加でき、添加金属による強化機能を
十分に発揮できる手段を提供することにある。 【0011】これによって、緻密な不定形耐火物施工体
を得ると同時に、後々の高温域において、熱間での機械
的強度の改善や酸化防止効果を得ようとするものであ
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】本願の発明は、Al,S
i,Mg,Caの一種または二種以上とを組み合わせた
組成物に、同組成物全量に対し、硼素または硼素酸化物
を5〜75重量%含有させた部分硼化物を0.1〜20
重量%含有する不定形耐火物である。 【0013】 【0014】本発明で使用する部分硼化物は、Al,S
i,Mg,Caの一種または二種以上とを組み合わせた
組成物に、硼素または硼素酸化物を5〜75重量%を加
え、溶融するなどして、硼素化合物を作成し、これを必
要なサイズに粉砕し、塊状もしくは粉状にして用いる。 【0015】硼素または硼素酸化物の添加比率によっ
て、硼化物となったり、多くの金属を残留したり、また
一部に酸化物を含有したりする。 【0016】本発明においては、これらを総称して、部
分硼化物と称する。 【0017】 【作用】本発明者は、金属を部分硼化物とすることで、
金属の水和を防ぐことができると言う知見を得た。この
部分硼化物の作用は、部分硼化物から極少量溶出する硼
素イオンが金属の水和を防ぐものと考えられるが、その
メカニズムの詳細は定かではない。 【0018】残留金属の水和を防ぐには、硼素または硼
素酸化物が5重量%以上が必要で、逆に75重量%を越
えると硼素単体が残留する。硼素単体は典型的な軽元素
で、他の金属と比較して非常に活性な物質であり、爆発
的な酸化を生じ、大気中での使用には大きな危険を伴
う。従って、部分硼化物中の硼素または硼素酸化物の量
は、硼素換算で5〜75重量%の範囲に制限される。 【0019】また、硼素または硼素酸化物量が5〜75
重量%の範囲であっても、硼素以外の金属を過剰に残留
させた場合、残留金属の極一部が水和することがある
が、故意にこれを利用して、爆裂防止機能を付与するこ
とも本発明の応用例として考えられる。 【0020】 【実施例】 実施例1 本発明の低セメント型のキャスタブルに適用した例を表
1に示す。 【0021】 【表1】【0022】同表の実施例1〜3に示したように、部分
硼化物の最適範囲が0.1〜20重量%の場合に強度と
緻密さが両立している。比較例2では、硼素成分が過剰
となったため、硼素酸化物系の低融物生成によって、熱
間で曲げ強さが低下した。比較例4,5は、金属として
Al粉を直接添加した例だが、少ないと強度の改善効果
が無く、多く添加すると水和時の水素ガス発生によって
非常に多孔質となり、結果的に強度も著しく低下した。 【0023】実施例2 炭素粉を配合した一般的キャスタブル耐火物として、ア
ルミナ−炭素質キャスタブル耐火物に適用した耐酸化性
の改善効果について表2に示す。 【0024】 【表2】 【0025】本発明は、実施例5,7及び8の比較で示
されるように、目的に応じ、硼素または硼素酸化物量を
5〜75重量%の範囲で制御し、また、これと組み合わ
される金属種によって、熱間の機械的強度や耐酸化性の
向上率を制御できる。 【0026】 【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。 【0027】(1)不定形耐火物への強化機能を有する
金属の自由自在な添加が可能となる。 【0028】(2)これによって、機械的強度や耐酸化
性に優れた緻密な不定形耐火物施工体が得られる。 【0029】(3)キャスタブル耐火物のほか、水硬性
であれば吹付材,スタンプ材、さらには事前に鋳込み作
業を実施し、定型化した堰などの不定形ブロック、その
他耐火建造物を含む等、応用範囲が広い技術である。
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C01B 35/00 - 35/18
C04B 35/66
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 Al,Si,Mg,Caの一種または二
種以上とを組み合わせた組成物に、同組成物全量に対
し、硼素または硼素酸化物を5〜75重量%含有させた
部分硼化物を0.1〜20重量%含有する不定形耐火
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27054092A JP3372276B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 不定形耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27054092A JP3372276B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 不定形耐火物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115927A JPH06115927A (ja) | 1994-04-26 |
JP3372276B2 true JP3372276B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=17487620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27054092A Expired - Fee Related JP3372276B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 不定形耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3372276B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002079093A1 (fr) * | 2001-03-30 | 2002-10-10 | Hatsuichi Matsumoto | Minerai artificiel et materiau de revetement ou bloc refractaire contenant le minerai artificiel |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP27054092A patent/JP3372276B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06115927A (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |