JP3371553B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

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JP3371553B2
JP3371553B2 JP17908694A JP17908694A JP3371553B2 JP 3371553 B2 JP3371553 B2 JP 3371553B2 JP 17908694 A JP17908694 A JP 17908694A JP 17908694 A JP17908694 A JP 17908694A JP 3371553 B2 JP3371553 B2 JP 3371553B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば、燃料タンク等
の燃料貯留層において発生した蒸発燃料ガスの処理装置
に関し、さらに詳細には、デューティ制御式パージ量制
御弁を備える蒸発燃料処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば、ガソリンタンク内に
おいて発生した蒸発燃料ガスが大気中に放出されること
を防止するために、種々の蒸発燃料処理装置が実用化さ
れている。 【0003】これら蒸発燃料処理装置は、一般に、ガソ
リンタンク内の温度上昇とともに発生する蒸発燃料ガス
を一旦、吸着材が充填されたキャニスタに保持し、エン
ジンの燃焼条件に応じて、吸着保持した蒸発燃料ガスを
エンジン吸気系に供給する構成を備えている。 【0004】ここで、エンジン吸気系へ供給する蒸発燃
料ガスのパージ量は、パージ管に配設されているパージ
量制御弁によって制御される。このパージ量制御弁とし
ては、当初、所定温度を境界値としてON、OFFする
単純なON−OFF制御弁が用いられていた。 【0005】しかしながら、エンジン吸気系への過剰な
蒸発燃料ガスの供給は、エンジンへ供給される混合気の
空燃比制御を困難にし、エンジン特性に影響を与えるお
それがあった。また、空燃比が濃い場合には、排気ガス
中に含まれるCO濃度等が増加するといった問題が生じ
る。そこで、現在では、より正確にパージ量を制御する
ことができる、ON−OFF制御弁をデューティ比制御
するパージ量制御弁や、リニア制御弁を用いたパージ量
制御弁が用いられている。 【0006】また、キャニスタに吸着された蒸発燃料ガ
スをパージ量制御弁へ供給するパージ管(パージ通路)
を開閉するバルブには、一般に、キャニスタ接続側のパ
ージ管に配設され、パージ量制御弁の開閉動作に伴う圧
力変動によって、開閉作動するチェックボール式の開閉
バルブが広く用いられていた。このチェックボール式の
開閉バルブは、構造が簡単であり、コストを抑制するこ
とができるという利点を有する。 【0007】ところで、近年、大気中へ放出される蒸発
燃料ガスの量をより低減させることが強く要求されてい
る。かかる要求を満足させるためには、外気導入量を増
加させることによりキャニスタに吸着されている蒸発燃
料ガスの脱離量を増大させ、パージ量を増加させる必要
がある。ここに、チェックボール式の開閉バルブでは、
バルブ径そのものが外気導入量を左右するが、応答性を
考慮すると、バルブ径を大径化し、外気導入量を増加さ
せることは困難である。 【0008】そこで、チェックボール式バルブと比較し
て、大量の外気を導入することができるダイヤフラム式
バルブが用いられている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイヤ
フラム式バルブをデューティ制御式のパージ量制御バル
ブと組み合わせて用いた場合には、次のような問題を有
していた。 【0010】すなわち、デューティ制御されるパージ量
制御バルブは、駆動に際し開閉を繰り返し、これによっ
てパージ管内に圧力変動(脈動)が生じる。一方、ダイ
ヤフラム式バルブは、パージ量制御バルブの作動にとも
ない、パージ管内に発生する圧力変動によって開閉駆動
されるバルブであるから、パージ量制御バルブの微振巾
に応答して振巾してしまう。 【0011】したがって、ダイヤフラム式バルブの屈曲
部は、常に屈曲を繰り返しており、所望のタイミングで
のみ屈曲する場合と比較して、屈曲部に蓄積する疲労は
著しく大きくなるという問題があった。この結果、ダイ
ヤフラム式バルブの耐屈曲性を高めるために、従来、要
求されている振巾保護回数の300倍の振巾保護回数が
要求されるに至った。かかる振巾保護回数を満足するダ
イヤフラム式バルブを製造するためには、製造コストが
大幅に増加してしまうという問題があった。 【0012】また、ダイヤフラム式バルブのバルブ部分
は、微振巾しながら徐々にキャニスタの外気導入ポート
の開口部から離隔されるため、パージ量制御バルブのバ
ルブ開度が小さいときには、バルブ部分がキャニスタの
外気導入ポートの開口部と接触し、磨耗、損傷し易いと
いう問題があった。 【0013】さらに、バルブ部分が常に微振巾している
ため、これにともなうノイズが発生し、車両静粛性に影
響を与えるという問題点があった。以上の問題点を解決
するためには、パージ量制御バルブにリニア制御式のバ
ルブを用いれば良いように思われるが、リニア制御式の
パージ量制御バルブは、デューティ制御式のパージ量制
御バルブと比較して、過渡応答性が劣り、適切なエンジ
ンコントロールができない。 【0014】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、デューティ制御式パージ量制
御バルブの開閉駆動に伴い圧力変動が生じた場合であっ
ても、ダイヤフラム式バルブの微振巾を抑止することが
できる蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
また、蒸発燃料ガスが大気中へ漏出することを抑制する
ことができる蒸発燃料処理装置を提供することを目的と
する。 【0015】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る蒸発燃料処理装置は、一端がエンジン吸気
系と連結され、他端がキャニスタと連結されているパー
ジ管と、そのパージ管の途中に配設され、前記エンジン
吸気系に供給される蒸発燃料ガス量を制御するデューテ
ィ制御式パージ量制御弁と、前記キャニスタに配設され
るとともに、前記デューティ制御式パージ量制御弁の作
動にともない、前記デューティ制御式パージ量制御弁の
下流に発生する負圧によって外気等を前記キャニスタ内
に導入可能に開閉駆動されるダイヤフラム式バルブと、
そのダイヤフラム式バルブの背圧室と前記パージ管とを
連結するとともに、圧力伝搬速度を前記パージ管におけ
る圧力伝搬速度より遅延させる律速部が形成された圧力
通路とを構成として備える。 【0016】 【作用】上記構成を備えた本発明に係る蒸発燃料処理装
置では、エンジン吸気系と連結されているパージ管の開
口部付近には、エンジン吸気系を燃焼用空気が流動する
ことにより負圧が発生する。そして、この負圧は、パー
ジ管の途中に配設されているデューティ制御式パージ量
制御弁の上流側にまで及び、パージ管内の圧力は負圧に
転じる。したがって、かかる状態においてデューティ制
御式パージ量制御弁が開かれると、パージ管内の負圧が
パージ管他端と接続されているキャニスタに伝搬され
る。 【0017】また、パージ管とダイヤフラム式バルブの
背圧室とは、圧力通路によって連結されているので、ダ
イヤフラム式バルブの背圧室にも負圧が伝搬されること
となる。そして、背圧室の圧力が負圧に転ずると、バル
ブは背圧室の方向に移動して、バルブが開放された状態
となる。また、背圧室の圧力が正圧に転じれば、バルブ
は元の位置に移動してバルブが閉塞された状態となる。
このようにバルブが開閉駆動されることにより、外気等
がキャニスタ内に導入される。 【0018】ここで、デューティ制御式パージ量制御弁
は、デューティ制御により駆動される制御弁であるか
ら、駆動時における弁体は常に微振巾している。したが
って、デューティ制御式パージ量制御弁の下流側のパー
ジ管には、圧力変動に伴い発生する脈動が伝搬される。
また、この圧力変動は、圧力通路を介してキャニスタに
配設されたダイヤフラム式バルブの背圧室にも伝搬され
ることとなる。 【0019】しかしながら、圧力通路には圧力伝搬速度
をパージ管における圧力伝搬速度より遅延させるための
律速部が形成されているので、律速部の後端において
は、圧力伝搬速度のばらつき(圧力変動)が緩和された
負圧が伝搬される。したがって、ダイヤフラム式バルブ
は、微振巾を伴うことなく開閉駆動され、高耐屈曲性の
屈曲部を備えたバルブを用いる必要がなく、また、ポー
トとの接触による損傷が抑止される。 【0020】 【実施例】以下、本発明を蒸発燃料処理装置に具体化し
たいくつかの実施例について図面を参照して説明する。 【0021】先ず、以下に述べる第1実施例に係る蒸発
燃料処理装置D1を車両に搭載した場合の概略構成につ
いて図1を参照して説明する。図1には、蒸発燃料処理
装置D1を核として、蒸発燃料処理装置D1の外気導入
側にエアクリーナ1が接続され、蒸発燃料ガス導入側に
燃料タンク2が接続され、蒸発燃料ガス供給側にエンジ
ン吸気系3を構成するサージタンク4がそれぞれ接続さ
れている状態が示されている。また、エンジン吸気系3
のエンジン接続側には燃料噴射弁5が配設されており、
燃料噴射弁5は燃料タンク2と接続されている。 【0022】次に、第1実施例に係る蒸発燃料処理装置
D1の構成について図2〜図4を参照して説明する。蒸
発燃料処理装置D1は、蒸発燃料ガス(ベーパ)を吸着
するキャニスタ10と、キャニスタ10に吸収されたベ
ーパをサージタンク4へ供給するパージ管PPと、サー
ジタンク4へ供給されるベーパ量を制御するパージ量制
御バルブ6を備えている。また、蒸発燃料処理装置D1
は、キャニスタ10に導入される外気量を調整する外気
側ダイヤフラム式バルブ30と、外気側ダイヤフラム式
バルブ30とパージ管PPとを連結する圧力通路40
と、燃料タンク2の圧力が設定値以上にならないように
調整するベーパ側ダイヤフラム式バルブ50を備えてい
る。 【0023】キャニスタ10は、内部が大容量の主室1
1と小容量の副室12、13とに区画されており、各室
11、12、13上方には空気層14が形成されるとと
もに、空気層14の下側には、吸着材15が充填された
吸着材層16が形成されている。そして、主室11と第
2副室13とは、各吸着材層16の下方に形成されてい
る連通路17を介して連結されており、主室11で吸着
しきれなかったベーパは、第2副室13に供給される。
また、各副室12、13は、中央に連通孔23aを有す
る抵抗板23によってさらに第1副室12と第2副室1
3とに2分割されており、主室11及び第2副室13に
おける蒸気燃料ガスの吸着材15へ吸着性を向上させて
いる。 【0024】また、第1副室12の上方に該当するキャ
ニスタ10上面には、外気をキャニスタ10内部へ導入
するための外気導入ポート18が形成されている。ま
た、外気導入ポート18の左側には、キャニスタ10内
の各吸着材層16を通過して第1副室12上方の空気層
14に到達した、ガスを大気に放出するためのチェック
ボール式リリーフバルブ19が形成されている。 【0025】さらに、主室11の上方に該当するキャニ
スタ10上面(図中右側)には、燃料タンク2内におい
て発生したベーパを、キャニスタ10内部へ導入するベ
ーパ導入ポート20が形成されている。また、ベーパ導
入ポート20の左隣には、燃料タンク2が負圧になった
際に通気を行うためのチェックボール式のベーパリリー
フバルブ21が形成されている。 【0026】またさらに、主室11の上方に該当するキ
ャニスタ10上面(図中中央)には、キャニスタ10か
ら脱離されたベーパをパージ管PPへ導出するパージポ
ート22が形成されている。また、パージポート22の
左隣のキャニスタ10上面には、後述する圧力通路40
の一部を形成する第1圧力ポート41が形成されてい
る。 【0027】外気側ダイヤフラム式バルブ30は、外気
導入ポート18を覆うようにしてキャニスタ10上面に
配設されており、外気導入ポート18と当接するバルブ
31の表側(下側)に形成される正圧室32と、バルブ
31の裏側(上側)に形成される背圧室33とを備えて
いる。また、バルブ31は背圧室33に配設されたスプ
リング34によって付勢されており、背圧室33の圧力
が負圧に転じるまでは、バルブ31の中央が外気導入ポ
ート18先端を閉塞している。 【0028】また、正圧室32の側面には、その先端が
エアクリーナ1と接続されている外気供給パイプAPが
接続されており、エアクリーナ1を介さない場合と比較
して、ダストの極めて少ない外気が外気側ダイヤフラム
式バルブ内30に供給される。さらに、背圧室33の側
面には、パージポート22左側から延出されている圧力
通路40の一部を形成する第2圧力ポート42が形成さ
れている。 【0029】圧力通路40は、第1圧力ポート41と、
第2圧力ポート42と、両ポート41、42を連結する
圧力ホース43とから構成されている。そして、圧力ホ
ース43は、内径3.5mmのホースであり、図3及び
図4に示すように、その中間部分には、0.8mm径の
貫通孔45を有する絞り部44が形成されている。この
絞り部44は、圧力ホース43の有する内径より若干大
きな外径を有するとともに、0.8mm径の貫通孔45
が形成されている円柱状の部材を圧力ホース40に嵌入
することにより形成される。 【0030】かかる絞り部44は、後述する作用で説明
するとおり、圧力伝搬速度を律する律速部として機能す
る構成要素であり、本実施例では、貫通孔45の開口面
積(流体の通過面積)を小さくすることで通過する気体
に対する抵抗を大きくし、圧力伝搬速度を遅延させてい
る。また、第1圧力ポート41、第2圧力ポート42は
ともに、外径が3.5mmよりも若干大きく、その内径
が2mmに形成された筒状のポートである。 【0031】ベーパ側ダイヤフラム式バルブ50は、ベ
ーパ導入ポート20を覆うようにキャニスタ10上面に
配設されており、ベーパ導入ポート20と当接するバル
ブ51の表側(下側)に形成される正圧室52と、バル
ブ51の裏側(上側)に形成される背圧室53とを備え
ている。また、正圧室52の側面には、その先端が燃料
タンク2と接続されているベーパ供給パイプVPが接続
されており、さらに、背圧室53の側面には、背圧室5
3を大気圧に維持する大気圧開放ポート55が形成され
ている。また、バルブ51は背圧室53に配設されたス
プリング54によって付勢されており、燃料タンク2内
の温度が低く、燃料タンク2内におけるベーパ圧が大気
圧よりも低い場合には、バルブ51中央はベーパ導入ポ
ート20先端を閉塞している。 【0032】パージ量制御バルブ6は、サージタンク4
とキャニスタ10とを連結しているパージ管PPの途中
に配設されるデューティ制御式のパージ量調整バルブで
あり、図示しないECUによってその開度が制御されて
いる。また、パージ管PPに形成されているベーパ通路
は、内径8mmである。 【0033】続いて、上記構成を有する第1実施例に係
る蒸発燃料処理装置D1の作用について説明する。な
お、当初、各ダイヤフラム式バルブ30、50は閉塞さ
れており、リリーフバルブ19のみが開放可能であるも
のとする。 【0034】先ず、燃料タンク2内において発生したベ
ーパがベーパ供給パイプVPを介してキャニスタ10内
に吸着される様子について説明する。燃料タンク2内の
温度が上昇すると、燃料の蒸発が盛んになり、燃料タン
ク2内の気体空間は燃料成分に富んだベーパで満たされ
る。このように、燃料タンク2内に発生したベーパは、
ベーパ供給パイプVPを介してベーパ側ダイヤフラム式
バルブ50の正圧室52に供給される。そして、バルブ
51を押し上げるベーパ圧が大気圧及び、バルブ51を
付勢しているスプリング54の弾性力を上回ったところ
で、ベーパは、ベーパ導入ポート20からキャニスタ1
0の主室11内部に導入される。 【0035】主室11内部に導入されたベーパは、先
ず、空気層14を通過して吸着材層16に到達し、吸着
材層16を通過していく過程において、吸着材15によ
ってベーパを構成する燃料成分が徐々に吸着される。続
いて、主室11の吸着材層16を通過したベーパは、フ
ィルタ24を介して主室11の下方に形成されている連
通路17に流れ込み、この連通路17を通って第2副室
13の下方側の連通路17に到達する。 【0036】そして、ベーパは、第2副室13における
吸着材層16を通過する際に、さらに燃料成分が吸着さ
れ、第2副室13の上方に配設されている抵抗板23を
介して、第1副室12へ流動していく。しかしながら、
抵抗板23は、中央に小径の連通孔23aを有するにと
どまり、ベーパが通過するにあたり抵抗を受け、通過し
難いので、第2副室13から第1副室12へのベーパの
移動は制限される。この結果、主室11及び第2副室1
3に備えられた各吸着材層16における、ベーパの吸着
効率は大幅に向上されることとなる。 【0037】したがって、第1副室12には、燃料成分
を含んでいないか、ほとんど含んでいないベーパが供給
され、燃料成分が含まれている場合にも、燃料成分をほ
とんど吸着していない第1副室12の吸着材層16によ
って速やか且つ確実に吸着される。そして、第1副室1
2を通過したベーパは、第1副室12上方に形成されて
いる空気層14に到達し、リースバルブ19のチェック
ボールを押し上げ、大気中に放出される。 【0038】このときキャニスタ10内部には、ベーパ
導入ポート20から外気導入ポート18へ向かう流れが
形成されているので、この流れに伴う圧力により、外気
側ダイヤフラム式バルブ30を押し上げることが懸念さ
れる。しかし、外気側ダイヤフラム式バルブ30の背圧
室33には、圧力通路40を介して、バルブ31の表側
にかけられる圧力と等しい圧力がかけられている。した
がって、バルブ31が開放されることなく、ベーパがエ
アクリーナ1に向けて逆流することもない。 【0039】一方、長時間駐車等により、燃料タンク2
が冷却され、燃料タンク2内におけるベーパの発生が止
まり、キャニスタ10内部の圧力が相対的に高くなった
場合には、正圧室52の圧力は負圧に転じるため、チェ
ックボールが上方に移動し、ベーパリリーフバルブ21
が開放され、通気を行うようになっている。 【0040】このとき、ベーパ側ダイヤフラム式バルブ
50に負圧がかかった際にベーパリリーフバルブ21が
開放して通気が起こっても、バルブ51が開くことは抑
止され、燃料成分に富んだベーパが大気中に放たれるこ
とはない。 【0041】次に、キャニスタ10内に吸着されたベー
パがパージ管PPを介してサージタンク4に供給される
様子について説明する。エンジンが始動されるとエアク
リーナ1を透過した燃焼用空気がエンジン吸気系3を流
動し、サージタンク4を経て図示しないシリンダ内に供
給される。すると、パージ管PP内の圧力は、サージタ
ンク4に接続されている開口部から、パージ量制御バル
ブ6に接続されている接続部にかけて負圧となる。 【0042】この状態で、パージ量制御バルブ6が開放
されると、パージ量制御バルブ6上流側におけるパージ
管PP内の負圧が、パージ量制御バルブ6下流側のパー
ジ管PPを介してキャニスタ10の主室11内に伝搬さ
れる。すると、キャニスタ10内からパージ管PPを介
してサージタンク4へ向かう流れが形成される。 【0043】ここで、パージ管PPが接続されているパ
ージポート22と、圧力通路40を構成する第1圧力ポ
ート41とは、空気層14を介して連通されている。す
なわち、パージ管PPと圧力通路40とは空気層14を
介して連通されているので、キャニスタ10に伝搬され
た負圧は、第1圧力ポート41、圧力ホース43、第2
圧力ポート42を介して、外気側ダイヤフラム式バルブ
30の背圧室33に伝搬される。 【0044】すると、背圧室33の圧力が負圧に転じる
ので、バルブ31はスプリング34の弾性力に抗して上
方に移動し、外気導入ポート18が開放される。ここ
で、パージ量制御バルブ6は、図示しないECUからの
制御信号によって開閉駆動されるパージ量調整バルブで
あり、エンジン水温が所定温度を超えると作動を開始す
るように設定されている。また、パージ量を調整するバ
ルブ開度は、空燃比マネジメントに影響を与えるのでエ
ンジンの燃焼状況に応じて決定される。すなわち、エン
ジン吸気系3に過剰なベーパが供給されると、種々の検
出データに基づいて演算され、燃料噴射弁5から噴射さ
れる適正燃料量に加えて過剰燃料がシリンダ内に供給さ
れることになるからである。 【0045】そこで、一般的には、空燃比が濃くなった
場合には、排気ガス中に含まれるCO濃度等が増加する
ことを利用して、排気ガス中に含まれるO2 濃度をO2
センサによって検出し、検出されたO2 濃度に基づいて
パージ量(バルブ開度)が決定されている。 【0046】そして、パージ量制御バルブ6は、より正
確なバルブ開度(パージ量)を実現させるためデューテ
ィ比を用いて制御されており、そのバルブ部分は、作動
中は常に微振巾を繰り返している。したがって、バルブ
が開閉駆動されるたびにパージ管PP内の圧力が変動
し、パージ管PP内には、脈動が生じる結果となる。こ
うしてパージ管PPに生じた脈動は、従来例にかかる蒸
発燃料処理装置では、キャニスタ10の空気層14を介
してパージ管PPと連通されている圧力通路40を経
て、外気側ダイヤフラム式バルブ30の背圧室33にそ
のまま伝搬されていた。その結果、ダイヤフラム式バル
ブ30が圧力変動に応答して微振巾していた。 【0047】ところが、本実施例においては、圧力通路
40を構成する圧力ホース43に貫通孔45を有する絞
り部44が形成されており、貫通孔45の開口面積はパ
ージ管PPの開口面積よりも極めて小さく形成されてい
る。その結果、貫通孔45を通過する気体に対する流動
抵抗が増大し、貫通孔45を通過する気体速度、すなわ
ち圧力伝搬速度が所定速度以下に律速される。 【0048】したがって、パージ量制御バルブ6のデュ
ーティ制御に伴いパージ管PP内に発生する圧力変動が
背圧室33内に抑制された状態で伝搬され、ダイヤフラ
ム式バルブの31応答性は緩慢となり、ダイヤフラム式
バルブ31の微振巾が抑止される。また、屈曲部35に
かかる屈曲疲労も緩和され、外気導入ポート18とバル
ブ31との接触による双方の損傷、磨耗も回避される。 【0049】ここで、ダイヤフラム式バルブ31のバル
ブ振巾と絞り部44の貫通孔径、及び、絞り部44の貫
通孔45における汚れ度と絞り部44の貫通孔径との相
関関係についてそれぞれ図7を参照して説明する。な
お、図7に示すグラフでは、縦軸はダイヤフラム式バル
ブのバルブ振巾及び絞り部の汚れ度を示し、横軸は圧力
通路に形成されている絞り部の貫通孔径を示している。 【0050】先ず、バルブ振巾と絞り部44の貫通孔径
との関係を示すグラフは、左下がりの曲線を描いてお
り、貫通孔径が小さくなればなるほどバルブ振巾は小さ
くなり、貫通孔径が1mmでは、貫通孔径が2mmの場
合と比較して程の振巾値となっている。すなわち、貫通
孔径が小さければ小さいほど、貫通孔45を通過する気
体に対する流動抵抗が大きくなるので、貫通孔45を通
過する圧力伝搬速度は遅くなり、ダイヤフラム式バルブ
31の振巾が抑制されるのである。 【0051】一方、貫通孔45の汚れ度と、絞り部の貫
通孔径との関係を示すグラフでは、概略右下がりの曲線
を描いており、貫通孔径0.5mm近傍に、偏曲点が現
れている。すなわち、貫通孔径0.5mm以下では、通
過する気体流量が少ないので、一旦汚れが貫通孔45に
付着すると、その汚れを核として汚れが次々付着してし
まうのである。一方、貫通孔径0.5mm以上では、通
過する気体流量は汚れの付着を防止するために十分な量
であり、汚れが付着し難いのである。 【0052】したがって、絞り部44に形成する貫通孔
45としては、貫通孔径が0.5mmより大きく、か
つ、できるだけ貫通孔径が小さいことが望まれる。そこ
で、本実施例では、グラフに示すように、2つのグラフ
が交差する貫通孔径0.8mmを好適な貫通孔径として
採用した。 【0053】続いて、外気側ダイヤフラム式バルブ30
に戻り説明を続ける。バルブ31が上方に移動すると、
バルブ31によって閉塞されていた外気導入ポート18
の先端が開放される。ここで、主室11に伝搬された負
圧は、連通路17を介して第2副室13、第1副室12
へと伝わっており、キャニスタ10内部の圧力は、外気
の圧力(大気圧)よりも負圧となっている。 【0054】したがって、エアクリーナ1を介して導入
された外気は、外気供給パイプAPを介して外気側ダイ
ヤフラム式バルブ30の正圧室32に導入され、外気導
入ポート18からキャニスタ10内に導入される。この
とき、供給される外気は、エアクリーナ1によって濾過
されたものであるから、ダストが殆ど含まれておらず、
外気導入ポート18と、バルブ31の間にダストが介在
して、密閉性が悪化したり、磨耗することがかなり少な
い。 【0055】そして、キャニスタ10内に導入された外
気は、第1副室12を通過し、抵抗板23を通過し、第
2副室13を通過し、第2副室13下側の連通路17に
到達する。このとき、外気の通過に伴って、第1副室1
2、第2副室13の各吸着材層16に吸着された燃料成
分が脱離され、外気中に取り込まれて主室11に到達
し、上方の空気層14に向かって吸着材層16を通過し
ていく。外気は、主室11の吸着材層16を通過する際
にも、吸着されているベーパの脱離を促し、燃料成分に
富んだ外気(ベーパ)となる。 【0056】ここで、本実施例で用いているダイヤフラ
ム式バルブ30は、チェックボール式バルブと比較し
て、大径の外気導入ポート18を採用することができる
ので、キャニスタ10内部には、大量の外気が導入さ
れ、吸着材層16からのベーパの脱離が効率化される。 【0057】こうして、燃料成分に富んだ外気が空気層
14に到達すると、パージポート22、パージ管PPを
介してサージタンク4に供給され、燃料噴射弁5から噴
射される燃料とともに、シリンダ(図示しない)内にお
いて燃焼される。 【0058】次に、第2実施例に係る蒸発燃料処理装置
D2について図5及び図6を参照して説明する。第2実
施例にかかる蒸発燃料処理装置D2は、圧力通路40に
形成される絞り部44を外気側ダイヤフラム式バルブ3
0の第2圧力ポート42に形成されている点に特徴を有
している。なお、蒸発燃料処理装置D2を構成するその
他の構成要素は、第1実施例において用いたものと同様
であるから同符号を付して、その説明を省略する。 【0059】図5には、外気側ダイヤフラム式バルブ3
0のうち第2圧力ポート42が形成された側壁が拡大し
て示されている。絞り部44は、第2圧力ポート42の
基端部側に一体形成されており、その貫通孔径は0.8
mmである。この絞り部44は、外気側ダイヤフラム式
バルブ30のケーシングを成形する際に一体成形によっ
て得られるものであり、成形技術上、基端部側に形成す
ることが望ましいものの、先端部側に形成することも可
能である。 【0060】なお、第2実施例にかかる蒸発燃料処理装
置D2の作用は、第1実施例にかかる蒸発燃料処理装置
D1の作用と同様であるから説明を省略する。以上いく
つかの実施例に基づき詳細に説明した通り、本実施例に
かかる蒸発燃料処理装置D1、D2は、キャニスタ10
の空気層14を介して外気側ダイヤフラム式バルブ30
の背圧室33と、パージ管PPとを接続する圧力通路4
0に絞り部44を形成して備えている。 【0061】したがって、デューティ制御式パージ量制
御バルブ6が開閉駆動される際に、パージ管PPに生じ
る圧力変動が外気側ダイヤフラム式バルブ30の背圧室
33に伝搬されることが抑止される。すなわち、絞り部
44に形成された貫通孔45の面積は、パージ管PPの
開口面積よりも極めて小さく形成されているので、貫通
孔45を通過する圧力伝搬速度は遅くなり、パージ管P
P内における圧力変動は直接背圧室33に伝搬されな
い。その結果、ダイヤフラム式バルブ31は、パージ管
PP内における圧力変動が抑制されて円滑に開閉駆動さ
れる。 【0062】また、外気供給パイプAPの先端は、エア
クリーナ1に接続されているので、外気側ダイヤフラム
式バルブ30内には、エアクリーナ1によって濾過され
たダストの極めて少ない外気が供給される。したがっ
て、外気側ダイヤフラム式バルブ30と外気導入ポート
18との接触部にダストが付着することはなく、バルブ
31とポート18先端との密着性が維持されるととも
に、バルブ31とポート18の接触部における損傷、磨
耗を抑止することができる。その結果、使用耐久性を向
上させることができる。 【0063】さらに、ダイヤフラム式バルブ30のバル
ブ振巾が抑止できることに伴って、ダイヤフラム式バル
ブ30を耐屈曲性等を改善することなく外気側バルブ、
ベーパ側バルブとして用いることができる。したがっ
て、通常のダイヤフラム式バルブを採用することがで
き、コストダウンを図ることができる。 【0064】また、ダイヤフラム式バルブ30を採用す
ることにより、大径の外気導入ポート18を用いること
が可能となり、キャニスタ10内に導入される外気量を
増加させて、吸着材層16からのベーパの脱理を促進す
ることができる。その結果、大気中に放出される(漏れ
る)ベーパ量を抑制することができる。 【0065】次に、第1実施例にかかる蒸発燃料処理装
置D1においては、絞り部44が圧力通路40を構成す
る圧力ホース43に形成されているので、従来用いられ
ていた圧力通路と置換することによって広く適用するこ
とができる。 【0066】また、第2実施例にかかる蒸発燃料処理装
置D2においては、絞り部44が圧力通路40を構成す
る第2圧力ポート42に形成されているので、ダイヤフ
ラム式バルブ30のケーシングを製造する際に、一体成
形によって絞り部44を形成することができる。したが
って、絞り部44を形成するために別工程を加える必要
がなく、製造コストをかけることなく絞り部44が形成
された圧力通路40を得ることができる。 【0067】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が
可能であることは容易に推察されるものである。 【0068】例えば、本実施例では、律速部として機能
する絞り部44をパージ管PPと外気側ダイヤフラム式
バルブ30を接続する圧力通路40に形成しているが、
パージ管PPとベーパ側ダイヤフラム式バルブ50とを
圧力通路によって接続し、その圧力通路に形成してもよ
い。 【0069】かかる場合にも、ダイヤフラム式バルブの
背圧室には圧力変動が伝搬されており、圧力変動を抑制
することにより円滑なバルブの開閉駆動を実現すること
ができるからである。 【0070】また、本実施例では、その内部空間が主室
11、第1副室12、及び第2副室13の3室に区画さ
れたキャニスタ10を用いているが、その内部空間が1
室、2室等に区分されたキャニスタを用いてもよい。キ
ャニスタ10内の空間区画は、要求されるベーパ吸着能
力によって定められるものであり、要求されるベーパ吸
着能力を実現できるキャニスタを用いればよいことであ
る。 【0071】さらに、第2実施例では、絞り部44を圧
力通路40を構成する各圧力ポート41、42のうち、
第2圧力ポート42に形成しているが、第1圧力ポート
41に形成してもよい。すなわち、パージ管とダイヤフ
ラム式バルブの背圧室とを接続する圧力通路のいずれか
の位置に絞り部を形成すれば、圧力変動の緩和の実効を
図ることができるからである。 【0072】なお、特許請求の範囲には記載しなかった
が、上記実施例から把握できる技術的思想について、以
下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1に記載された蒸発燃料処理装置におい
て、圧力通路に形成された律速部は、パージ管の有する
開口面積よりも小さな開口面積を有する貫通孔が圧力通
路に形成されてなることを特徴とする蒸発燃料処理装
置。 (2)(1)に記載された蒸発燃料処理装置において、
貫通孔の開口面積は、パージ管の開口面積の1/10〜
1/145であることを特徴とする蒸発燃料処理装置。 【0073】(1)に記載された構成を備える場合に
は、外気等の流体がパージ管の有する開口面積よりも小
さな開口面積を有する貫通孔を通過する際に抵抗を受
け、圧力伝搬速度が遅延される。この結果、ダイヤフラ
ム式バルブの背圧室には、圧力変動が伝達され難くな
り、バルブに発生する微振巾を抑止することができる。 【0074】また、貫通孔の開口面積は、パージ管の開
口面積の1/10〜1/145であると、好適な結果を
得ることができる。 【0075】 【発明の効果】以上説明した通り本発明にかかる蒸発燃
料処理装置は、ダイヤフラム式バルブの背圧室とパージ
管とを連結するとともに、圧力伝搬速度をパージ管にお
ける圧力伝搬速度より遅延させる律速部が形成された圧
力通路を備えている。したがって、デューティ制御式パ
ージ量制御バルブの開閉駆動に伴い圧力変動が生じた場
合であっても、ダイヤフラム式バルブの微振巾を抑止す
ることができる。また、ダイヤフラム式バルブを用いる
ことにより、キャニスタ内に吸着されたベーパの脱理を
促進することができ、もって、蒸発燃料ガスが大気中へ
漏出することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本実施例にかかる蒸発燃料処理装置が車載さ
れた場合におけるシステム全体の概略構成を示す説明図
である。 【図2】 第1実施例にかかる蒸発燃料処理装置を構成
するキャニスタと周辺装置の側面を断面で示す説明図で
ある。 【図3】 第1実施例にかかる圧力通路(圧力ホース)
に形成された絞り部を拡大して断面で示す説明図であ
る。 【図4】 図3に示した圧力ホースをA−A線で切断し
た断面で示す正面図である。 【図5】 第2実施例にかかる圧力通路(第2圧力ポー
ト)に形成された絞り部を拡大して断面で示す説明図で
ある。 【図6】 図5に示した第2圧力ポートを正面から示す
正面図である。 【図7】 絞り部の貫通孔径とダイヤフラム式バルブの
振巾、及び絞り部の貫通孔径と貫通孔の汚れ度の関係を
示すグラフである。 【符号の説明】 10…キャニスタ、18…外気導入ポート、19…リリ
ーフバルブ、20…ベーパ導入ポート、21…ベーパリ
リーフバルブ、22…パージポート、30…外気側ダイ
ヤフラム式バルブ、31…バルブ、32…正圧室、33
…背圧室、35…屈曲部、40…圧力通路、41…第1
圧力ポート、42…第2圧力ポート、43…圧力ホー
ス、44…絞り部、45…貫通孔、50…外気側ダイヤ
フラム式バルブ、51…バルブ、52…正圧室、53…
背圧室、PP…パージ管、AP…外気供給パイプ、VP
…ベーパ供給パイプ、D1、D2…蒸発燃料処理装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−39754(JP,A) 特開 平4−358754(JP,A) 実開 昭60−162262(JP,U) 実開 昭60−133164(JP,U) 実公 平3−18690(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08 311 F02M 25/08 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端がエンジン吸気系と連結され、他端
    がキャニスタと連結されているパージ管と、 そのパージ管の途中に配設され、前記エンジン吸気系に
    供給される蒸発燃料ガス量を制御するデューティ制御式
    パージ量制御弁と、 前記キャニスタに配設されるとともに、前記デューティ
    制御式パージ量制御弁の作動にともない、前記デューテ
    ィ制御式パージ量制御弁の下流に発生する負圧によって
    外気等を前記キャニスタ内に導入可能に開閉駆動される
    ダイヤフラム式バルブと、 そのダイヤフラム式バルブの背圧室と前記パージ管とを
    連結するとともに、圧力伝搬速度を前記パージ管におけ
    る圧力伝搬速度より遅延させる律速部が形成された圧力
    通路とを備えたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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