JP3371459B2 - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量を制御する
流量制御弁に関するものである。
流量制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の流量制御弁には、図3に示
すようなものがあった(例えば、特開昭60−2838
号公報)。
すようなものがあった(例えば、特開昭60−2838
号公報)。
【0003】図3において、入口1から流入した湯水は
直動弁体2と弁座3の隙間を通りダイヤフラム室4へ至
り、さらに差圧発生体5を経て出口6に至る。このよう
に湯水が流れると差圧発生体5の前後に差圧を生じる。
この差圧がダイヤフラム7に作用するように、圧力発生
体5の二次側圧力をダイヤフラム背圧室8へ導くパイロ
ット連通路8が形成してある。このダイヤフラム7の表
裏に作用する圧力差で生ずる力と、スプリング9の力と
がバランスする位置にダイヤフラム7が変形すると共
に、ダイヤフラム7と一体的に設けられた直動弁体2が
作動する。したがって、ギヤードモータ10で圧力発生
体5を回転して流路を絞り、差圧を大きくした場合、ダ
イヤフラム7及び直動弁体2は、弁座3との間隙をより
狭くした位置に安定する。逆にギヤードモータ10で圧
力発生体5を回転して流路を広げ、差圧を小さくした場
合、ダイヤフラム7及び直動弁体2は、弁座3との間隙
をより広くした位置に安定する。このように圧力発生体
5の回転位置をギヤードモータ10で制御することによ
って、流量を制御するものである。
直動弁体2と弁座3の隙間を通りダイヤフラム室4へ至
り、さらに差圧発生体5を経て出口6に至る。このよう
に湯水が流れると差圧発生体5の前後に差圧を生じる。
この差圧がダイヤフラム7に作用するように、圧力発生
体5の二次側圧力をダイヤフラム背圧室8へ導くパイロ
ット連通路8が形成してある。このダイヤフラム7の表
裏に作用する圧力差で生ずる力と、スプリング9の力と
がバランスする位置にダイヤフラム7が変形すると共
に、ダイヤフラム7と一体的に設けられた直動弁体2が
作動する。したがって、ギヤードモータ10で圧力発生
体5を回転して流路を絞り、差圧を大きくした場合、ダ
イヤフラム7及び直動弁体2は、弁座3との間隙をより
狭くした位置に安定する。逆にギヤードモータ10で圧
力発生体5を回転して流路を広げ、差圧を小さくした場
合、ダイヤフラム7及び直動弁体2は、弁座3との間隙
をより広くした位置に安定する。このように圧力発生体
5の回転位置をギヤードモータ10で制御することによ
って、流量を制御するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、次のような課題を有していた。
の構成では、次のような課題を有していた。
【0005】例えば給湯機等に使用して湯水の流量制御
をする場合、直動弁体2と弁座3との隙間を通過する圧
力損失に加えて、差圧発生体5でもさらに大きい圧力損
失を生じるため、所望の大流量を得ようとすると装置が
大きく複雑になる不都合があった。またギヤードモータ
10の必要駆動力は、パイロットダイヤフラム式なの
で、直動弁体5を水圧作用力に抗して直接駆動するより
は小さいが、圧損の面からやや太めの圧力発生体5を回
転駆動するのに、比較的大きい駆動力のギヤードモータ
10が必要で、制御弁全体として高価で大きいという不
都合があった。さらにゴム等の薄いダイヤフラムを使用
することから、流体温度の制約や信頼性などの面でも不
都合があった。
をする場合、直動弁体2と弁座3との隙間を通過する圧
力損失に加えて、差圧発生体5でもさらに大きい圧力損
失を生じるため、所望の大流量を得ようとすると装置が
大きく複雑になる不都合があった。またギヤードモータ
10の必要駆動力は、パイロットダイヤフラム式なの
で、直動弁体5を水圧作用力に抗して直接駆動するより
は小さいが、圧損の面からやや太めの圧力発生体5を回
転駆動するのに、比較的大きい駆動力のギヤードモータ
10が必要で、制御弁全体として高価で大きいという不
都合があった。さらにゴム等の薄いダイヤフラムを使用
することから、流体温度の制約や信頼性などの面でも不
都合があった。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、小型で安価な流量制御弁を提供することを第1の目
的としている。
で、小型で安価な流量制御弁を提供することを第1の目
的としている。
【0007】本発明の第2の目的は、小刻みで迅速な流
量制御ができる流量制御弁を小型かつ安価に提供するこ
とにある。
量制御ができる流量制御弁を小型かつ安価に提供するこ
とにある。
【0008】本発明の第3の目的は、さらに確実な流量
制御ができる流量制御弁を小型かつ安価に提供すること
にある。
制御ができる流量制御弁を小型かつ安価に提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために本発明の流量制御弁は、入口と出口の間に流
路を形成したハウジングと、前記流路に設けられた弁座
および弁体と、弁体と連結された閉側圧力ピストンと、
前記弁体と連結された開側圧力ピストンと、前記弁体の
1次側流路の圧力を前記閉側圧力ピストンへ導入する閉
側パイロット圧導入路と、前記弁体の1次側流路の圧力
を前記開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導
入路と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の
2次側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記
弁体の受圧面積と比較して桁違いに小さい前記開側圧力
ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する開側パ
イロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入路の導
通路面積及び前記開側パイロット圧導入路の導通路面積
を電気的に可変するパイロット圧可変手段を備え任意の
流量に制御するものである。
するために本発明の流量制御弁は、入口と出口の間に流
路を形成したハウジングと、前記流路に設けられた弁座
および弁体と、弁体と連結された閉側圧力ピストンと、
前記弁体と連結された開側圧力ピストンと、前記弁体の
1次側流路の圧力を前記閉側圧力ピストンへ導入する閉
側パイロット圧導入路と、前記弁体の1次側流路の圧力
を前記開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導
入路と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の
2次側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記
弁体の受圧面積と比較して桁違いに小さい前記開側圧力
ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する開側パ
イロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入路の導
通路面積及び前記開側パイロット圧導入路の導通路面積
を電気的に可変するパイロット圧可変手段を備え任意の
流量に制御するものである。
【0010】また第2の目的を達成するために本発明の
流量制御弁は、入口と出口の間に流路を形成したハウジ
ングと、前記流路に設けられた弁座および旋回翼を形成
した弁体と、前記弁体と連結された開側圧力ピストン
と、前記弁体と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁
体の1次側流路の水圧を前記閉側圧力ピストンへ導入す
る閉側パイロット圧導入路と、前記1次側流路の水圧を
前記開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導入
路と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の2
次側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記開
側圧力ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する
開側パイロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入
路および前記開側パイロット圧導入路とに交又する円形
断面の軸表面に切り欠き流路を有するパイロット弁軸と
前記パイロット弁軸を正逆回転制御するステッピングモ
ータからなるパイロット圧可変手段と、前記パイロット
弁軸の回転範囲を規制する回転範囲規制部材とを備えた
ものである。
流量制御弁は、入口と出口の間に流路を形成したハウジ
ングと、前記流路に設けられた弁座および旋回翼を形成
した弁体と、前記弁体と連結された開側圧力ピストン
と、前記弁体と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁
体の1次側流路の水圧を前記閉側圧力ピストンへ導入す
る閉側パイロット圧導入路と、前記1次側流路の水圧を
前記開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導入
路と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の2
次側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記開
側圧力ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する
開側パイロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入
路および前記開側パイロット圧導入路とに交又する円形
断面の軸表面に切り欠き流路を有するパイロット弁軸と
前記パイロット弁軸を正逆回転制御するステッピングモ
ータからなるパイロット圧可変手段と、前記パイロット
弁軸の回転範囲を規制する回転範囲規制部材とを備えた
ものである。
【0011】また第3の目的を達成するために本発明の
流量制御弁は、入口と出口の間に流路を形成したハウジ
ングと、前記流路に設けられた弁座および旋回翼を形成
した弁体と、前記弁体と連結された開側圧力ピストン
と、前記弁体と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁
体の1次側流路の水圧を前記閉側圧力ピストンへ導入す
る閉側パイロット圧導入路と、前記1次側流路の水圧を
前記開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導入
路と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の2
次側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記開
側圧力ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する
開側パイロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入
路および前記開側パイロット圧導入路とに交又する円形
断面の軸表面に切り欠き流路を有するパイロット弁軸と
前記パイロット弁軸を正逆回転制御するステッピングモ
ータからなるパイロット圧可変手段と、前記パイロット
弁軸の回転範囲を規制する回転範囲規制部材と、前記開
側圧力ピストンまたは前記閉側圧力ピストンまたは前記
弁体の外周部に設けた永久磁石と、前記弁体と共に回転
摺動する前記永久磁石に近接する前記ハウジングの一部
に設置した磁気検出素子とを備えたものである。
流量制御弁は、入口と出口の間に流路を形成したハウジ
ングと、前記流路に設けられた弁座および旋回翼を形成
した弁体と、前記弁体と連結された開側圧力ピストン
と、前記弁体と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁
体の1次側流路の水圧を前記閉側圧力ピストンへ導入す
る閉側パイロット圧導入路と、前記1次側流路の水圧を
前記開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導入
路と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の2
次側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記開
側圧力ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する
開側パイロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入
路および前記開側パイロット圧導入路とに交又する円形
断面の軸表面に切り欠き流路を有するパイロット弁軸と
前記パイロット弁軸を正逆回転制御するステッピングモ
ータからなるパイロット圧可変手段と、前記パイロット
弁軸の回転範囲を規制する回転範囲規制部材と、前記開
側圧力ピストンまたは前記閉側圧力ピストンまたは前記
弁体の外周部に設けた永久磁石と、前記弁体と共に回転
摺動する前記永久磁石に近接する前記ハウジングの一部
に設置した磁気検出素子とを備えたものである。
【0012】
【作用】本発明の流量制御弁は上記した構成によって、
パイロット圧可変手段を、電気信号により駆動すること
により、閉側圧力ピストンおよび開側圧力ピストンに作
用する圧力が変化する。それにともなって、圧力バラン
ス作用により弁体を移動させ、流量を可変するように作
用する。しかも、閉側および開側パイロット圧導入路の
導通路面積は、弁体の受圧面積と比較して桁違いに小さ
いため、パイロット圧可変手段に必要な駆動力は桁違い
に小さくできる。
パイロット圧可変手段を、電気信号により駆動すること
により、閉側圧力ピストンおよび開側圧力ピストンに作
用する圧力が変化する。それにともなって、圧力バラン
ス作用により弁体を移動させ、流量を可変するように作
用する。しかも、閉側および開側パイロット圧導入路の
導通路面積は、弁体の受圧面積と比較して桁違いに小さ
いため、パイロット圧可変手段に必要な駆動力は桁違い
に小さくできる。
【0013】また、本発明の流量制御弁は前記構成によ
り、閉側パイロット圧導入路および開側パイロット圧導
入路とに交又する1本のパイロット弁軸をモータで回転
制御することによって、弁体の1次側流路の水圧を閉側
圧力ピストン及び開側圧力ピストンに導く閉側パイロッ
ト圧導入路および開側パイロット圧導入路の導通路面積
が変化するように作用する。したがって例えば、パイロ
ット弁軸をモータが回転し、そのパイロット弁軸に形成
された切り欠き流路が閉側パイロット圧導入路に背を向
け、開側パイロット圧導入路に向く方向に回転して行く
と、弁体の1次側流路と閉側パイロット圧導入路との導
通路面積は減少し、開側パイロット圧導入路の導通路面
積が増大して行く。すると弁体が弁座に近づく方向に押
そうとする閉側圧力ピストンへの作用圧は低下し、弁体
が弁座から遠ざかる方向に押そうとする開側圧力ピスト
ンへの作用圧が増大する。逆にパイロット弁軸をモータ
が回転し、そのパイロット弁軸に形成された切り欠き流
路が開側パイロット圧導入路に背を向け、閉側パイロッ
ト圧導入路に向く方向に回転して行くと、弁体の1次側
流路と開側パイロット圧導入路との導通路面積は減少
し、閉側パイロット圧導入路の通路面積が増大して行
く。すると弁体が弁座が遠ざかる方向に押そうとする開
側圧力ピストンへの作用圧は低下し、弁体が弁座に近づ
く方向に押そうとする閉側圧力ピストンへの作用圧が増
大する。以上にともなって、圧力バランス作用により、
弁体を移動させ、流量を可変するように作用する。この
ように細い1本のパイロット弁軸を回転制御するだけな
ので、小さい回転駆動力があればよく、小型で低電力の
モータで流量制御が可能となる。
り、閉側パイロット圧導入路および開側パイロット圧導
入路とに交又する1本のパイロット弁軸をモータで回転
制御することによって、弁体の1次側流路の水圧を閉側
圧力ピストン及び開側圧力ピストンに導く閉側パイロッ
ト圧導入路および開側パイロット圧導入路の導通路面積
が変化するように作用する。したがって例えば、パイロ
ット弁軸をモータが回転し、そのパイロット弁軸に形成
された切り欠き流路が閉側パイロット圧導入路に背を向
け、開側パイロット圧導入路に向く方向に回転して行く
と、弁体の1次側流路と閉側パイロット圧導入路との導
通路面積は減少し、開側パイロット圧導入路の導通路面
積が増大して行く。すると弁体が弁座に近づく方向に押
そうとする閉側圧力ピストンへの作用圧は低下し、弁体
が弁座から遠ざかる方向に押そうとする開側圧力ピスト
ンへの作用圧が増大する。逆にパイロット弁軸をモータ
が回転し、そのパイロット弁軸に形成された切り欠き流
路が開側パイロット圧導入路に背を向け、閉側パイロッ
ト圧導入路に向く方向に回転して行くと、弁体の1次側
流路と開側パイロット圧導入路との導通路面積は減少
し、閉側パイロット圧導入路の通路面積が増大して行
く。すると弁体が弁座が遠ざかる方向に押そうとする開
側圧力ピストンへの作用圧は低下し、弁体が弁座に近づ
く方向に押そうとする閉側圧力ピストンへの作用圧が増
大する。以上にともなって、圧力バランス作用により、
弁体を移動させ、流量を可変するように作用する。この
ように細い1本のパイロット弁軸を回転制御するだけな
ので、小さい回転駆動力があればよく、小型で低電力の
モータで流量制御が可能となる。
【0014】また、本発明の流量制御弁は前記構成によ
り、ステッピングモータでパイロット弁軸を回転して流
量を可変する際、弁体が全開するパイロット弁軸の回転
位置までパイロット弁軸が回転すると、それ以上ステッ
ピングモータに回転電流パルスを送っても回転範囲規制
部材によってパイロット弁軸の回転が制止され、逆回転
させた場合も弁体が全閉するパイロット弁軸の回転位置
までパイロット弁軸が回転すると、それ以上ステッピン
グモータに回転電流パルスを送っても回転範囲規制部材
によってパイロット弁軸の回転が制止されるように作用
し、パイロット弁軸の回転両端位置のいずれにも確実に
制止することができる。したがってそのどちらかの位置
を零点として認識して、ステッピングモータへ制御器か
ら送る回転パルスによって正確にパイロット弁軸の位置
を確実に把握しつつ高い分解能で小刻みに回転位置が制
御でき、迅速かつ的確な流量制御ができる。たとえステ
ッピングモータが脱調した場合でも両端位置にきた時
に、零点補正ができるため問題がない。
り、ステッピングモータでパイロット弁軸を回転して流
量を可変する際、弁体が全開するパイロット弁軸の回転
位置までパイロット弁軸が回転すると、それ以上ステッ
ピングモータに回転電流パルスを送っても回転範囲規制
部材によってパイロット弁軸の回転が制止され、逆回転
させた場合も弁体が全閉するパイロット弁軸の回転位置
までパイロット弁軸が回転すると、それ以上ステッピン
グモータに回転電流パルスを送っても回転範囲規制部材
によってパイロット弁軸の回転が制止されるように作用
し、パイロット弁軸の回転両端位置のいずれにも確実に
制止することができる。したがってそのどちらかの位置
を零点として認識して、ステッピングモータへ制御器か
ら送る回転パルスによって正確にパイロット弁軸の位置
を確実に把握しつつ高い分解能で小刻みに回転位置が制
御でき、迅速かつ的確な流量制御ができる。たとえステ
ッピングモータが脱調した場合でも両端位置にきた時
に、零点補正ができるため問題がない。
【0015】また、本発明の流量制御弁は前記構成によ
り、弁体の周囲に湯水等の流れを受けて回転力を発生す
る旋回翼が形成してあり、湯や水が流れると一体に形成
された閉側圧力ピストンと弁体と開側圧力ピストンが流
量に応じて旋回する。この旋回する外周部に設けられた
永久磁石も当然ながら弁体と同時に旋回し、ハウジング
に設置された磁気検出素子から弁体の回転数に比例した
信号が出力される。すなわち流量に対応した信号が得ら
れ、この流量信号によって確実な流量フィードバック制
御を容易になる。しかも旋回によって、弁体が軸心方向
へ作動するときの摺動抵抗が小さく、ヒステリシスも小
さく円滑に動作する。
り、弁体の周囲に湯水等の流れを受けて回転力を発生す
る旋回翼が形成してあり、湯や水が流れると一体に形成
された閉側圧力ピストンと弁体と開側圧力ピストンが流
量に応じて旋回する。この旋回する外周部に設けられた
永久磁石も当然ながら弁体と同時に旋回し、ハウジング
に設置された磁気検出素子から弁体の回転数に比例した
信号が出力される。すなわち流量に対応した信号が得ら
れ、この流量信号によって確実な流量フィードバック制
御を容易になる。しかも旋回によって、弁体が軸心方向
へ作動するときの摺動抵抗が小さく、ヒステリシスも小
さく円滑に動作する。
【0016】また、本発明の流量制御弁は前記構成によ
り、弁体の周囲に湯水等の流れを受けて回転力を発生す
る旋回翼が形成してあり、湯や水が流れると一体に形成
された閉側圧力ピストンと弁体と開側圧力ピストンが旋
回する。この旋回によってゴミ等の異物も同時に旋回
し、一部に集中することなく分散されて流れ去りゴミ噛
みが防止でき、旋回によって水垢等の堆積も防止するよ
うに作用する。
り、弁体の周囲に湯水等の流れを受けて回転力を発生す
る旋回翼が形成してあり、湯や水が流れると一体に形成
された閉側圧力ピストンと弁体と開側圧力ピストンが旋
回する。この旋回によってゴミ等の異物も同時に旋回
し、一部に集中することなく分散されて流れ去りゴミ噛
みが防止でき、旋回によって水垢等の堆積も防止するよ
うに作用する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。まず図1においてハウジング11の入口12から出
口13へ至る主流路14の途中に弁座15が形成されて
おり、その弁座15に対向して弁体16が設けられ、さ
らに弁体16と一体的に開側圧力ピストン17と閉側圧
力ピストン18が形成され、シリンダ19の内面に微小
隙間を有して回転摺動自在に収納されている。
る。まず図1においてハウジング11の入口12から出
口13へ至る主流路14の途中に弁座15が形成されて
おり、その弁座15に対向して弁体16が設けられ、さ
らに弁体16と一体的に開側圧力ピストン17と閉側圧
力ピストン18が形成され、シリンダ19の内面に微小
隙間を有して回転摺動自在に収納されている。
【0018】さらにハウジング11には、弁体16の1
次側流路20の水圧を閉側圧力ピストン18へ導入する
閉側パイロット圧導入路21と、弁体16の1次側流路
20の水圧を開側圧力ピストン17へ導入する開側パイ
ロット圧導入路22と、閉側圧力ピストン18への導入
圧を弁体の2次側流路23へ排出する閉側パイロット圧
排出路24と、開側圧力ピストン17への導入圧を弁体
16の2次側流路23へ排出する開側パイロット圧排出
路25と、閉側パイロット圧導入路21および開側パイ
ロット圧導入路22の導通路面積を加減するパイロット
圧可変手段26が設けられている。
次側流路20の水圧を閉側圧力ピストン18へ導入する
閉側パイロット圧導入路21と、弁体16の1次側流路
20の水圧を開側圧力ピストン17へ導入する開側パイ
ロット圧導入路22と、閉側圧力ピストン18への導入
圧を弁体の2次側流路23へ排出する閉側パイロット圧
排出路24と、開側圧力ピストン17への導入圧を弁体
16の2次側流路23へ排出する開側パイロット圧排出
路25と、閉側パイロット圧導入路21および開側パイ
ロット圧導入路22の導通路面積を加減するパイロット
圧可変手段26が設けられている。
【0019】次に、パイロット圧可変手段26について
さらに詳述する。パイロット圧可変手段26は、弁体1
6の1次側流路20の水圧を、閉側圧力ピストン18及
び開側圧力ピストン17へ導入する閉側パイロット圧導
入路21及び開側パイロット圧導入路22とに交又する
ように1本のパイロット弁軸27が設けてあり、かつ、
パイロット弁軸27には図2に示すように一部に切り欠
き28及びOリング溝29が形成されており、そのパイ
ロット弁軸27を回転させるステッピングモータ30を
設けた構成である。したがって制御器(図示していな
い)の指示にてステッピングモータ30を制御すること
によって、パイロット弁軸27の回転角度位置を小刻み
にコントロールでき、弁体16の1次側流路20の水圧
を、閉側圧力ピストン18及び開側圧力ピストン17に
導く閉側パイロット圧導入路21及び開側パイロット圧
導入路22の導通路面積の可変ができる構成である。
さらに詳述する。パイロット圧可変手段26は、弁体1
6の1次側流路20の水圧を、閉側圧力ピストン18及
び開側圧力ピストン17へ導入する閉側パイロット圧導
入路21及び開側パイロット圧導入路22とに交又する
ように1本のパイロット弁軸27が設けてあり、かつ、
パイロット弁軸27には図2に示すように一部に切り欠
き28及びOリング溝29が形成されており、そのパイ
ロット弁軸27を回転させるステッピングモータ30を
設けた構成である。したがって制御器(図示していな
い)の指示にてステッピングモータ30を制御すること
によって、パイロット弁軸27の回転角度位置を小刻み
にコントロールでき、弁体16の1次側流路20の水圧
を、閉側圧力ピストン18及び開側圧力ピストン17に
導く閉側パイロット圧導入路21及び開側パイロット圧
導入路22の導通路面積の可変ができる構成である。
【0020】次に、パイロット圧可変手段26について
さらに詳述する。パイロット圧可変手段26は、パイロ
ット弁軸27と、そのパイロット弁軸27が弁体16の
1次側流路20と閉側パイロット圧導入路21との連通
を閉ざし、弁体16の1次側流路20と開側パイロット
圧導入路22との連通開度を全開する回転位置から、弁
体16の1次側流路20と開側パイロット圧導入路22
との連通を閉ざし、弁体16の1次側流路20と閉側パ
イロット圧導入路21との連通開度を全開する回転位置
までの回転範囲を越えようとする位置に、パイロット弁
軸27の回転を規制する回転規制部材31を設けたステ
ッピングモータ30とを備えた構成である。
さらに詳述する。パイロット圧可変手段26は、パイロ
ット弁軸27と、そのパイロット弁軸27が弁体16の
1次側流路20と閉側パイロット圧導入路21との連通
を閉ざし、弁体16の1次側流路20と開側パイロット
圧導入路22との連通開度を全開する回転位置から、弁
体16の1次側流路20と開側パイロット圧導入路22
との連通を閉ざし、弁体16の1次側流路20と閉側パ
イロット圧導入路21との連通開度を全開する回転位置
までの回転範囲を越えようとする位置に、パイロット弁
軸27の回転を規制する回転規制部材31を設けたステ
ッピングモータ30とを備えた構成である。
【0021】次に、弁体16や開側圧力ピストン17及
び閉側圧力ピストン18についてさらに詳述する。
び閉側圧力ピストン18についてさらに詳述する。
【0022】弁体16の周囲には、湯水の流れを受けて
同じ方向に回転力を発生するように、それぞれ旋回翼3
2を形成してある。この旋回翼32は、弁体16の円錐
状の外周面にねじれ角を有して数枚の羽根を固着形成し
たものである。その円錐面と弁座15が対向している。
つまり1次側流路20からの湯水の流れの力により、閉
側圧力ピストン18、弁体16、開側圧力ピストン1
7、弁軸34が共に旋回する構成である。
同じ方向に回転力を発生するように、それぞれ旋回翼3
2を形成してある。この旋回翼32は、弁体16の円錐
状の外周面にねじれ角を有して数枚の羽根を固着形成し
たものである。その円錐面と弁座15が対向している。
つまり1次側流路20からの湯水の流れの力により、閉
側圧力ピストン18、弁体16、開側圧力ピストン1
7、弁軸34が共に旋回する構成である。
【0023】次に上記実施例の作用、動作について説明
する。まず、1次側流路20から供給された湯水の圧力
は、弁体16および閉側圧力ピストン18に作用する。
一方、閉側パイロット圧導入路21及び開側パイロット
圧導入路22への導通路面積を可変するパイロット圧可
変手段26を、制御器(図示していない)からの信号で
ステッピングモータ30を駆動することにより、閉側圧
力ピストン18及び開側圧力ピストン17に作用する圧
力が変化する。それにともなって、圧力バランス作用に
より、開側圧力ピストン17及び閉側圧力ピストン18
が連結してなる弁体16を移動させ、湯水の流量を可変
するように作用する。
する。まず、1次側流路20から供給された湯水の圧力
は、弁体16および閉側圧力ピストン18に作用する。
一方、閉側パイロット圧導入路21及び開側パイロット
圧導入路22への導通路面積を可変するパイロット圧可
変手段26を、制御器(図示していない)からの信号で
ステッピングモータ30を駆動することにより、閉側圧
力ピストン18及び開側圧力ピストン17に作用する圧
力が変化する。それにともなって、圧力バランス作用に
より、開側圧力ピストン17及び閉側圧力ピストン18
が連結してなる弁体16を移動させ、湯水の流量を可変
するように作用する。
【0024】例えば、パイロット圧可変手段26が1次
側流路20と開側パイロット圧導入路22との連通開度
を増すと、1次側流路20から湯水が開側パイロット圧
導入路22を通って入り、開側圧力ピストン17に作用
する圧力が大きくなり、その圧力が開側圧力ピストン1
7を押して、弁体16を開く方向に動かす力が増大する
ことになる。そこで力のバランスとしては、弁体16を
閉じる方向の力よりも開く方向の力が勝り、結果として
湯水の流量を多くする状態になる。逆に、パイロット圧
可変手段26が1次側流路20と開側パイロット圧導入
路22との連通開度を減少させ、1次側流路20と閉側
パイロット圧導入路21との連通開度を増大させると、
1次側流路20から湯水が閉側パイロット圧導入路21
を通って入り、閉側圧力ピストン18に作用する圧力が
大きくなり、その圧力が閉側圧力ピストン18を押し
て、弁体26を閉じる方向に動かす力が増大することに
なる。一方、開側圧力ピストン17に作用する圧力は減
少するため、弁体16閉じる方向に移動し、結果として
図1のように湯水の流量を少なくする状態になる。この
ように、制御器(図示していない)からの信号により、
ステッピングモータ30でパイロット圧可変手段26の
パイロット弁軸27を回転し、閉側パイロット圧導入路
21及び開側パイロット圧導入路22の導通路面積を制
御することによって、湯水の流量を可変制御することが
できる。しかも、閉側パイロット圧導入路21及び開側
パイロット圧導入路22の導通路面積は、弁体16の受
圧面積と比較して桁違いに小さいため、パイロット圧可
変手段26に必要な駆動力は桁違いに小さくできる。ち
なみに弁体の受圧直径が15mmで、水圧1kg/cm2(9.8×
10 4Pa)と仮定して弁体を直接駆動するとした場合、必要
駆動力は約1.8kgf(17.3N)となり、同じ条件で比較す
ると、本実施例で閉側パイロット圧導入路21及び開側
パイロット圧導入路22の流路径が2mmの場合、必要駆
動力は約1/50と極めて小さくできる。したがって、
パイロット圧可変手段26は、低消費電力で小型コンパ
クトにすることができる。
側流路20と開側パイロット圧導入路22との連通開度
を増すと、1次側流路20から湯水が開側パイロット圧
導入路22を通って入り、開側圧力ピストン17に作用
する圧力が大きくなり、その圧力が開側圧力ピストン1
7を押して、弁体16を開く方向に動かす力が増大する
ことになる。そこで力のバランスとしては、弁体16を
閉じる方向の力よりも開く方向の力が勝り、結果として
湯水の流量を多くする状態になる。逆に、パイロット圧
可変手段26が1次側流路20と開側パイロット圧導入
路22との連通開度を減少させ、1次側流路20と閉側
パイロット圧導入路21との連通開度を増大させると、
1次側流路20から湯水が閉側パイロット圧導入路21
を通って入り、閉側圧力ピストン18に作用する圧力が
大きくなり、その圧力が閉側圧力ピストン18を押し
て、弁体26を閉じる方向に動かす力が増大することに
なる。一方、開側圧力ピストン17に作用する圧力は減
少するため、弁体16閉じる方向に移動し、結果として
図1のように湯水の流量を少なくする状態になる。この
ように、制御器(図示していない)からの信号により、
ステッピングモータ30でパイロット圧可変手段26の
パイロット弁軸27を回転し、閉側パイロット圧導入路
21及び開側パイロット圧導入路22の導通路面積を制
御することによって、湯水の流量を可変制御することが
できる。しかも、閉側パイロット圧導入路21及び開側
パイロット圧導入路22の導通路面積は、弁体16の受
圧面積と比較して桁違いに小さいため、パイロット圧可
変手段26に必要な駆動力は桁違いに小さくできる。ち
なみに弁体の受圧直径が15mmで、水圧1kg/cm2(9.8×
10 4Pa)と仮定して弁体を直接駆動するとした場合、必要
駆動力は約1.8kgf(17.3N)となり、同じ条件で比較す
ると、本実施例で閉側パイロット圧導入路21及び開側
パイロット圧導入路22の流路径が2mmの場合、必要駆
動力は約1/50と極めて小さくできる。したがって、
パイロット圧可変手段26は、低消費電力で小型コンパ
クトにすることができる。
【0025】つまり、パイロット圧可変手段26を、制
御器(図示していない)からの信号で駆動することによ
り、閉側圧力ピストン18及び開側圧力ピストン17に
作用する圧力が変化する。それにともなって、圧力バラ
ンス作用により、連結してなる弁体16を移動させ、湯
水の流量を可変できる。しかも低消費電力で小型コンパ
クトな流量制御弁が可能になる。
御器(図示していない)からの信号で駆動することによ
り、閉側圧力ピストン18及び開側圧力ピストン17に
作用する圧力が変化する。それにともなって、圧力バラ
ンス作用により、連結してなる弁体16を移動させ、湯
水の流量を可変できる。しかも低消費電力で小型コンパ
クトな流量制御弁が可能になる。
【0026】また、上記実施例の流量制御弁は前記構成
により、ステッピングモータ30を制御することによっ
て、弁体16の1次側流路20の水圧を閉側圧力ピスト
ン18及び開側圧力ピストン17に導く閉側パイロット
圧導入路21及び開側パイロット圧導入路22の導通路
面積の可変ができる。例えば、パイロット弁軸27をス
テッピングモータ30が回転し、そのパイロット弁軸2
7に形成された切り欠き28が閉側パイロット圧導入路
21に背を向け、開側パイロット圧導入路22の開口度
合が増して行くと、弁体16の1次側流路20と閉側パ
イロット圧導入路21とは連通を閉ざされ、弁体16の
1次側流路20と開側パイロット圧導入路22との導通
路面積が増大して行く。すなわち1次側流路20からの
湯水がパイロット弁軸27の切り欠き28を通り、さら
に開側パイロット圧導入路22を通り、開側圧力ピスト
ン17に達する流路開度が、パイロット弁軸27の切り
欠き28が開側パイロット圧導入路22の方へ向くにし
たがって拡大するためである。すると弁体16が弁座1
5に近ずく方向に押そうとする閉側圧力ピストン18へ
の作用圧は低下し、弁体16が弁座15から遠ざかる方
向に押そうとする開側圧力ピストン22への作用圧が増
大する。逆にパイロット弁軸27をステッピングモータ
30が回転し、そのパイロット弁軸27に形成された切
り欠き28が開側パイロット圧導入路22に背を向け、
閉側パイロット圧導入路21の開口度合が増して行く
と、弁体16の1次側流路20と開側パイロット圧導入
路22とは連通を閉ざされ、閉側パイロット圧導入路2
1の導通路面積が増大して行く。すると弁体16が弁座
15から遠ざかる方向に押そうとする開側圧力ピストン
17への作用圧は低下し、弁体16が弁座15に近ずく
方向に押そうとする閉側圧力ピストン18への作用圧が
増大する。以上にともなって、圧力バランス作用によ
り、開側圧力ピストン17及び閉側圧力ピストン18と
連結してなる弁体16を移動させ、湯水の流量を可変す
るように作用する。このように直径が約2〜3mm程度の
細い1本のパイロット弁軸27を回転制御するだけなの
で、Oリングシールしていてもトルク約0.1kgcm程度
の極めて小さい回転駆動力があればよく、アクチュエー
タとしては低電力で小型のステッピングモータ30を1
個設けるだけで小型かつ安価な流量制御弁を実現でき
る。
により、ステッピングモータ30を制御することによっ
て、弁体16の1次側流路20の水圧を閉側圧力ピスト
ン18及び開側圧力ピストン17に導く閉側パイロット
圧導入路21及び開側パイロット圧導入路22の導通路
面積の可変ができる。例えば、パイロット弁軸27をス
テッピングモータ30が回転し、そのパイロット弁軸2
7に形成された切り欠き28が閉側パイロット圧導入路
21に背を向け、開側パイロット圧導入路22の開口度
合が増して行くと、弁体16の1次側流路20と閉側パ
イロット圧導入路21とは連通を閉ざされ、弁体16の
1次側流路20と開側パイロット圧導入路22との導通
路面積が増大して行く。すなわち1次側流路20からの
湯水がパイロット弁軸27の切り欠き28を通り、さら
に開側パイロット圧導入路22を通り、開側圧力ピスト
ン17に達する流路開度が、パイロット弁軸27の切り
欠き28が開側パイロット圧導入路22の方へ向くにし
たがって拡大するためである。すると弁体16が弁座1
5に近ずく方向に押そうとする閉側圧力ピストン18へ
の作用圧は低下し、弁体16が弁座15から遠ざかる方
向に押そうとする開側圧力ピストン22への作用圧が増
大する。逆にパイロット弁軸27をステッピングモータ
30が回転し、そのパイロット弁軸27に形成された切
り欠き28が開側パイロット圧導入路22に背を向け、
閉側パイロット圧導入路21の開口度合が増して行く
と、弁体16の1次側流路20と開側パイロット圧導入
路22とは連通を閉ざされ、閉側パイロット圧導入路2
1の導通路面積が増大して行く。すると弁体16が弁座
15から遠ざかる方向に押そうとする開側圧力ピストン
17への作用圧は低下し、弁体16が弁座15に近ずく
方向に押そうとする閉側圧力ピストン18への作用圧が
増大する。以上にともなって、圧力バランス作用によ
り、開側圧力ピストン17及び閉側圧力ピストン18と
連結してなる弁体16を移動させ、湯水の流量を可変す
るように作用する。このように直径が約2〜3mm程度の
細い1本のパイロット弁軸27を回転制御するだけなの
で、Oリングシールしていてもトルク約0.1kgcm程度
の極めて小さい回転駆動力があればよく、アクチュエー
タとしては低電力で小型のステッピングモータ30を1
個設けるだけで小型かつ安価な流量制御弁を実現でき
る。
【0027】また、上記実施例の流量制御弁は前記構成
により、ステッピングモータ30でパイロット弁軸27
を回転して湯水の流量を可変する際、弁体16が全開す
る回転位置までパイロット弁軸27が回転すると、それ
以上ステッピングモータ30に回転電流パルスを送って
も回転規制部材31によってパイロット弁軸27の回転
が制止され、逆回転させた場合も弁体16全閉する回転
位置までパイロット弁軸27が回転すると、それ以上ス
テッピングモータ30に回転電流パルスを送っても回転
規制部材31によってパイロット弁軸27の回転が制止
されるように作用し、パイロット弁軸27の回転両端位
置のいずれにも確実に制止することができる。したがっ
て、そのどちらかの位置を零点として認識して、ステッ
ピングモータ30へ制御器(図示していない)から送る
回転パルスによって正確にパイロット弁軸27の位置を
確実に把握しつつ回転が制御できるため、迅速かつ的確
な制御をやり易くできるものである。たとえステッピン
グモータ30が脱調した場合でも両端位置にきた時に、
零点補正ができるため問題がない。
により、ステッピングモータ30でパイロット弁軸27
を回転して湯水の流量を可変する際、弁体16が全開す
る回転位置までパイロット弁軸27が回転すると、それ
以上ステッピングモータ30に回転電流パルスを送って
も回転規制部材31によってパイロット弁軸27の回転
が制止され、逆回転させた場合も弁体16全閉する回転
位置までパイロット弁軸27が回転すると、それ以上ス
テッピングモータ30に回転電流パルスを送っても回転
規制部材31によってパイロット弁軸27の回転が制止
されるように作用し、パイロット弁軸27の回転両端位
置のいずれにも確実に制止することができる。したがっ
て、そのどちらかの位置を零点として認識して、ステッ
ピングモータ30へ制御器(図示していない)から送る
回転パルスによって正確にパイロット弁軸27の位置を
確実に把握しつつ回転が制御できるため、迅速かつ的確
な制御をやり易くできるものである。たとえステッピン
グモータ30が脱調した場合でも両端位置にきた時に、
零点補正ができるため問題がない。
【0028】また、上記実施例の流量制御弁は前記構成
により、パイロット圧可変手段26にて、閉側パイロッ
ト圧導入路21及び開側パイロット圧導入路22の導通
路面積を可変すると、閉側圧力ピストン18及び開側圧
力ピストン17に作用する圧力が変化し、弁体16が駆
動され、湯水の流量が変化する。しかも、本実施例の流
量制御弁は、閉側圧力ピストン18の直径を開側圧力ピ
ストン17及び弁座15の直径よりも大きく構成してあ
り、弁座15に弁体16を押し付ける力が十分得られ、
弁体16の閉塞性が高い。例えばパイロット圧可変手段
26にて閉側パイロット圧導入路21の導通路面積を全
閉し、開側パイロット圧導入路22の導流路面積を全開
すると、弁体16が弁座15を全閉するように作用し、
逆にパイロット圧可変手段26にて閉側パイロット圧導
入路21の導流路面積を全開し、開側パイロット圧導入
路22の導流路面積を全閉すると、弁体16が弁座15
を全閉するように作用する。つまり、流量を広範囲に大
きく変化させることが可能となる。もう少し詳しく説明
すると、まず1次側流路20からの湯水の圧力は、ほぼ
同じ受圧面積の弁体16および開側圧力ピストン17に
それぞれ逆向きに作用して、相互の力でほぼ打ち消し合
う。一方、閉側圧力ピストン18および開側圧力ピスト
ン17に、閉側パイロット圧導入路21および開側パイ
ロット圧導入路22を介していずれにも1次側流路20
の水圧が導かれるが、その閉側パイロット圧導入路21
および開側パイロット圧導入路22に設けたパイロット
圧可変手段26のパイロット弁軸27の切り欠き28の
向きをステッピングモータ30で変えることにより、閉
側パイロット圧導入路21および開側パイロット圧導入
路22の圧力を可変できる。つまり切り欠き28の向き
によって弁体16、開側圧力ピストン17、閉側圧力ピ
ストン18らの相互の圧力バランス作用によって、弁体
16の開度を任意に可変できる。つまり、湯水の流量
は、ほとんど零の状態から全開最大流量の状態まで、パ
イロット圧可変手段26の小さい駆動力によって、広範
囲に大きく任意に制御することができる。なお、閉側パ
イロット圧排出路24および開側パイロット圧排出路2
5の一部は、それぞれ閉側排出絞り部35および開側排
出絞り部36が設けられ、洩れ流量が極小に制限されて
いる。
により、パイロット圧可変手段26にて、閉側パイロッ
ト圧導入路21及び開側パイロット圧導入路22の導通
路面積を可変すると、閉側圧力ピストン18及び開側圧
力ピストン17に作用する圧力が変化し、弁体16が駆
動され、湯水の流量が変化する。しかも、本実施例の流
量制御弁は、閉側圧力ピストン18の直径を開側圧力ピ
ストン17及び弁座15の直径よりも大きく構成してあ
り、弁座15に弁体16を押し付ける力が十分得られ、
弁体16の閉塞性が高い。例えばパイロット圧可変手段
26にて閉側パイロット圧導入路21の導通路面積を全
閉し、開側パイロット圧導入路22の導流路面積を全開
すると、弁体16が弁座15を全閉するように作用し、
逆にパイロット圧可変手段26にて閉側パイロット圧導
入路21の導流路面積を全開し、開側パイロット圧導入
路22の導流路面積を全閉すると、弁体16が弁座15
を全閉するように作用する。つまり、流量を広範囲に大
きく変化させることが可能となる。もう少し詳しく説明
すると、まず1次側流路20からの湯水の圧力は、ほぼ
同じ受圧面積の弁体16および開側圧力ピストン17に
それぞれ逆向きに作用して、相互の力でほぼ打ち消し合
う。一方、閉側圧力ピストン18および開側圧力ピスト
ン17に、閉側パイロット圧導入路21および開側パイ
ロット圧導入路22を介していずれにも1次側流路20
の水圧が導かれるが、その閉側パイロット圧導入路21
および開側パイロット圧導入路22に設けたパイロット
圧可変手段26のパイロット弁軸27の切り欠き28の
向きをステッピングモータ30で変えることにより、閉
側パイロット圧導入路21および開側パイロット圧導入
路22の圧力を可変できる。つまり切り欠き28の向き
によって弁体16、開側圧力ピストン17、閉側圧力ピ
ストン18らの相互の圧力バランス作用によって、弁体
16の開度を任意に可変できる。つまり、湯水の流量
は、ほとんど零の状態から全開最大流量の状態まで、パ
イロット圧可変手段26の小さい駆動力によって、広範
囲に大きく任意に制御することができる。なお、閉側パ
イロット圧排出路24および開側パイロット圧排出路2
5の一部は、それぞれ閉側排出絞り部35および開側排
出絞り部36が設けられ、洩れ流量が極小に制限されて
いる。
【0029】また、上記実施例の流量制御弁は前記構成
により、湯水が流れると弁体16、閉側圧力ピストン1
8、開側圧力ピストン17が旋回する。それは、弁体1
6の周囲に、湯水の流れを受けて回転力を発生する旋回
翼33形成してあることによる。すなわち、旋回翼33
は、弁体16の外周に、弁軸34の軸心に対して約40
度の角度傾斜して数枚の羽根を固着形成してあるため、
湯や水が弁体16の1次側流路20から2次側流路23
へ流れる際、旋回翼33へ当りながら流れるので、この
湯水の流れの力によって、弁体16、閉側圧力ピストン
18、開側圧力ピストン17、弁軸34が共に旋回す
る。この旋回をすることによって、閉側圧力ピストン1
8とシリンダ19との間および開側圧力ピストン17と
シリンダ19との間のゴミ噛み等による固着が防止でき
る。これは閉側圧力ピストン18や開側圧力ピストン1
7等が旋回することによって、ゴミなどの異物も同時に
旋回し、一部に集中することなく分散されて流れ去った
り、旋回することによって水垢等の堆積も防止できるこ
となどの理由が考えられる。模擬的なゴミ混入によるゴ
ミ詰まり耐久実験においても、旋回による固着防止効果
は顕著である。またそれだけではなく、旋回翼33を設
けた構成により、弁体16、弁軸34、閉側圧力ピスト
ン18、開側圧力ピストン17等が共に旋回することに
よって、弁軸34の軸心方向に移動するときの摺動抵抗
が極小にでき、パイロット圧可変手段26の動作に連動
して忠実に弁体16が作動するいわゆるヒステリシスが
小さく、かつ円滑な流量制御ができる。
により、湯水が流れると弁体16、閉側圧力ピストン1
8、開側圧力ピストン17が旋回する。それは、弁体1
6の周囲に、湯水の流れを受けて回転力を発生する旋回
翼33形成してあることによる。すなわち、旋回翼33
は、弁体16の外周に、弁軸34の軸心に対して約40
度の角度傾斜して数枚の羽根を固着形成してあるため、
湯や水が弁体16の1次側流路20から2次側流路23
へ流れる際、旋回翼33へ当りながら流れるので、この
湯水の流れの力によって、弁体16、閉側圧力ピストン
18、開側圧力ピストン17、弁軸34が共に旋回す
る。この旋回をすることによって、閉側圧力ピストン1
8とシリンダ19との間および開側圧力ピストン17と
シリンダ19との間のゴミ噛み等による固着が防止でき
る。これは閉側圧力ピストン18や開側圧力ピストン1
7等が旋回することによって、ゴミなどの異物も同時に
旋回し、一部に集中することなく分散されて流れ去った
り、旋回することによって水垢等の堆積も防止できるこ
となどの理由が考えられる。模擬的なゴミ混入によるゴ
ミ詰まり耐久実験においても、旋回による固着防止効果
は顕著である。またそれだけではなく、旋回翼33を設
けた構成により、弁体16、弁軸34、閉側圧力ピスト
ン18、開側圧力ピストン17等が共に旋回することに
よって、弁軸34の軸心方向に移動するときの摺動抵抗
が極小にでき、パイロット圧可変手段26の動作に連動
して忠実に弁体16が作動するいわゆるヒステリシスが
小さく、かつ円滑な流量制御ができる。
【0030】また、上記実施例の流量制御弁は、弁体1
6の周囲に湯水等の流れを受けて回転力を発生する旋回
翼33が形成してあり、湯や水が流れると一体に形成さ
れた閉側圧力ピストン18と弁体16と開側圧力ピスト
ン17が流量に応じて旋回するが、さらに図3のように
この旋回する閉側圧力ピストン18または弁体16また
は開側圧力ピストン17のいずれかの外周部に永久磁石
37が設けられており、その永久磁石37も当然ながら
弁体16と同時に旋回する。さらに、その旋回する永久
磁石37と対向してハウジング11に磁気検出素子38
が取り付けられている。したがって、弁体16の回転数
に比例した信号が磁気検出素子38から出力される。す
なわち流量に対応した信号が得られ、この流量信号によ
って確実な流量フィードバック制御が容易にできる。つ
まり弁体16はそれ自身が流量を調節すると共に、旋回
翼33によってその流量に応じて回転し、その回転数に
対応した流量信号を磁気検出素子38によって検出され
る。この磁気検出素子38で検出された流量信号は制御
器(図示していない)に取り込まれ、その制御器で設定
流量信号と比較され、流量偏差を無くすように、その制
御器がパイロット圧可変手段26を制御し、確実で迅速
かつ的確な流量制御ができる。
6の周囲に湯水等の流れを受けて回転力を発生する旋回
翼33が形成してあり、湯や水が流れると一体に形成さ
れた閉側圧力ピストン18と弁体16と開側圧力ピスト
ン17が流量に応じて旋回するが、さらに図3のように
この旋回する閉側圧力ピストン18または弁体16また
は開側圧力ピストン17のいずれかの外周部に永久磁石
37が設けられており、その永久磁石37も当然ながら
弁体16と同時に旋回する。さらに、その旋回する永久
磁石37と対向してハウジング11に磁気検出素子38
が取り付けられている。したがって、弁体16の回転数
に比例した信号が磁気検出素子38から出力される。す
なわち流量に対応した信号が得られ、この流量信号によ
って確実な流量フィードバック制御が容易にできる。つ
まり弁体16はそれ自身が流量を調節すると共に、旋回
翼33によってその流量に応じて回転し、その回転数に
対応した流量信号を磁気検出素子38によって検出され
る。この磁気検出素子38で検出された流量信号は制御
器(図示していない)に取り込まれ、その制御器で設定
流量信号と比較され、流量偏差を無くすように、その制
御器がパイロット圧可変手段26を制御し、確実で迅速
かつ的確な流量制御ができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の流量制御弁によれ
ば、次の効果が得られる。
ば、次の効果が得られる。
【0032】(1)弁体の受圧面積と比較して桁違いに
小さい閉側パイロット圧導入路及び開側パイロット圧導
入路の導通路面積を可変するパイロット圧可変手段を駆
動し、閉側圧力ピストン及び開側圧力ピストンに作用す
る圧力を変化させる構成なので、パイロット圧可変手段
に必要な駆動力は桁違いに小さい駆動力で、流体流量を
可変できる。したがって、低消費電力で小型コンパクト
で安価な流量制御弁が得られる。
小さい閉側パイロット圧導入路及び開側パイロット圧導
入路の導通路面積を可変するパイロット圧可変手段を駆
動し、閉側圧力ピストン及び開側圧力ピストンに作用す
る圧力を変化させる構成なので、パイロット圧可変手段
に必要な駆動力は桁違いに小さい駆動力で、流体流量を
可変できる。したがって、低消費電力で小型コンパクト
で安価な流量制御弁が得られる。
【0033】(2)閉側パイロット圧導入路および開側
パイロット圧導入路に交叉する細い1本のパイロット弁
軸を回転して、閉側および開側のパイロット圧を可変す
る構成で、極めて小さい回転駆動力があればよく、アク
チュエータとしては桁違いに低電力で小型のモータを1
個設けるだけの簡単な構成でかつ小型で安価な流量制御
弁が得られる。
パイロット圧導入路に交叉する細い1本のパイロット弁
軸を回転して、閉側および開側のパイロット圧を可変す
る構成で、極めて小さい回転駆動力があればよく、アク
チュエータとしては桁違いに低電力で小型のモータを1
個設けるだけの簡単な構成でかつ小型で安価な流量制御
弁が得られる。
【0034】(3)ステッピングモータでパイロット弁
軸を回転し、そのパイロット弁軸の回転範囲を規制する
回転規制部材を設けた構成なので、ステッピングモータ
へ送る回転パルスによって正確にパイロット弁軸の位置
を確実に把握しつつ小刻みに回転が制御でき、迅速かつ
的確な流量制御ができる。
軸を回転し、そのパイロット弁軸の回転範囲を規制する
回転規制部材を設けた構成なので、ステッピングモータ
へ送る回転パルスによって正確にパイロット弁軸の位置
を確実に把握しつつ小刻みに回転が制御でき、迅速かつ
的確な流量制御ができる。
【0035】(4)弁体の周囲に、流体の流れを受けて
回転力を発生する旋回翼を形成し、流体が流れると閉側
圧力ピストン、弁体、開側圧力ピストンが旋回する構成
なので、ゴミ噛みや水垢等の堆積が防止でき、しかも旋
回によって、ヒステリシスも小さく円滑に動作する流量
制御弁が得られる。
回転力を発生する旋回翼を形成し、流体が流れると閉側
圧力ピストン、弁体、開側圧力ピストンが旋回する構成
なので、ゴミ噛みや水垢等の堆積が防止でき、しかも旋
回によって、ヒステリシスも小さく円滑に動作する流量
制御弁が得られる。
【0036】(5)弁体の周囲に設けられた旋回翼によ
って、流量に応じて一体に形成された閉側圧力ピストン
と弁体と開側圧力ピストンが旋回する構成で、この旋回
する外周部に設けられた永久磁石と、ハウジングに設置
された磁気検出素子によって、流量制御弁とは別途に流
量センサを設置することなしに流量に対応した比例的な
信号が得られるため、小型かつ安価に確実な流量制御が
できる。
って、流量に応じて一体に形成された閉側圧力ピストン
と弁体と開側圧力ピストンが旋回する構成で、この旋回
する外周部に設けられた永久磁石と、ハウジングに設置
された磁気検出素子によって、流量制御弁とは別途に流
量センサを設置することなしに流量に対応した比例的な
信号が得られるため、小型かつ安価に確実な流量制御が
できる。
【図1】本発明の一実施例における流量制御弁の正面断
面図
面図
【図2】同流量制御弁のパイロット圧可変手段の斜視図
【図3】同流量制御弁の側面断面図
【図4】従来の湯水混合装置の断面図
11 ハウジング
12 入口
13 出口
15 弁座
16 弁体
17 閉側圧力ピストン
18 開側圧力ピストン
20 1次側流路
21 閉側パイロット圧導入路
22 開側パイロツト圧導入路
23 2次側流路
24 閉側パイロット圧排出路
25 開側パイロット圧排出路
26 パイロット圧可変手段
27 パイロット弁軸
28 切り欠き
30 モータ
31 回転規制部材
32 旋回翼
37 永久磁石
38 磁気検出素子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭59−54864(JP,A)
特開 平3−189483(JP,A)
実開 昭48−67316(JP,U)
実開 昭56−106755(JP,U)
実開 昭63−53977(JP,U)
実公 昭47−33860(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16K 31/383
Claims (3)
- 【請求項1】 入口と出口の間に流路を形成したハウジ
ングと、前記流路に設けられた弁座および弁体と、弁体
と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁体と連結され
た開側圧力ピストンと、前記弁体の1次側流路の圧力を
前記閉側圧力ピストンへ導入する閉側パイロット圧導入
路と、前記弁体の1次側流路の圧力を前記開側圧力ピス
トンへ導入する開側パイロット圧導入路と、前記閉側圧
力ピストンへの導入圧を前記弁体の2次側流路へ排出す
る閉側パイロット圧排出路と、前記弁体の受圧面積と比
較して桁違いに小さい前記開側圧力ピストンへの導入圧
を前記2次側流路へ排出する開側パイロット圧排出路
と、前記閉側パイロット圧導入路の導通路面積及び前記
開側パイロット圧導入路の導通路面積を電気的に可変す
るパイロット圧可変手段を備え任意の流量に制御する流
量制御弁。 - 【請求項2】入口と出口の間に流路を形成したハウジン
グと、前記流路に設けられた弁座および旋回翼を形成し
た弁体と、前記弁体と連結された開側圧力ピストンと、
前記弁体と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁体の
1次側流路の圧力を前記閉側圧力ピストンへ導入する閉
側パイロット圧導入路と、前記1次側流路の圧力を前記
開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導入路
と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の2次
側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記開側
圧力ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する開
側パイロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入路
および前記開側パイロット圧導入路とに交又する円形断
面の軸表面に切り欠き流路を有するパイロット弁軸と前
記パイロット弁軸を正逆回転制御するステッピングモー
タからなるパイロット圧可変手段と、前記パイロット弁
軸の回転範囲を規制する回転範囲規制部材を備えた流量
制御弁。 - 【請求項3】入口と出口の間に流路を形成したハウジン
グと、前記流路に設けられた弁座および旋回翼を形成し
た弁体と、前記弁体と連結された開側圧力ピストンと、
前記弁体と連結された閉側圧力ピストンと、前記弁体の
1次側流路の圧力を前記閉側圧力ピストンへ導入する閉
側パイロット圧導入路と、前記1次側流路の圧力を前記
開側圧力ピストンへ導入する開側パイロット圧導入路
と、前記閉側圧力ピストンへの導入圧を前記弁体の2次
側流路へ排出する閉側パイロット圧排出路と、前記開側
圧力ピストンへの導入圧を前記2次側流路へ排出する開
側パイロット圧排出路と、前記閉側パイロット圧導入路
および前記開側パイロット圧導入路とに交又する円形断
面の軸表面に切り欠き流路を有するパイロット弁軸と前
記パイロット弁軸を正逆回転制御するステッピングモー
タからなるパイロット圧可変手段と、前記パイロット弁
軸の回転範囲を規制する回転範囲規制部材と、前記開側
圧力ピストンまたは前記閉側圧力ピストンまたは前記弁
体の外周部に設けた永久磁石と、前記弁体と共に回転摺
動する前記永久磁石に近接する前記ハウジングの一部に
設置した磁気検出素子を備えた流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05823493A JP3371459B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05823493A JP3371459B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06272777A JPH06272777A (ja) | 1994-09-27 |
JP3371459B2 true JP3371459B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=13078409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05823493A Expired - Fee Related JP3371459B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3371459B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP05823493A patent/JP3371459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06272777A (ja) | 1994-09-27 |
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