JPH0226374A - 制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は流体の流れをコントロールする制御弁に関する
ものである。

従来の技術 流量と調節する制御弁では供給圧力が高い際に、流速と
流路の急激な変化によってキャビテーションが発生し、
騒音が大きくなる。この通水騒音の低下のために、第４
図に示すように、主弁ａとこの主弁ａとは別個に設けら
れた可変調整弁すとの組み合わせにより、流路の方向と
断面積とを急変しない構成が知られている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前述の構成では、可変調整弁すを給水圧力
に応じて調整する必要がある。すなわち給水圧力が高い
ときには可変調整弁すの開度を小さくして通水騒音の増
大を防止し、給水圧力が低いときには可変調整弁すの開
度を大きくして通水量の低下を防止しなければならない
。このことは設置現場において、工事業者もしくは使用
者が水圧の高低を判断し、可変調整弁すの調整作業を行
うという煩わしさがある。本発明はこのような調整作業
なしに制御弁における低騒音化を達成しようとするもの
である。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するためには本発明の制御弁は、第２通
路に設けた固定弁板と、弁本体の内部に位置し回転自在
な回転体と、回転体と一体に回転する可動弁板と、回転
体上にあって、第１通路と絞゛りを形成する第１孔およ
び、可動弁板と固定弁板とを介して、第２通路と絞りを
形成する第２孔と、第１孔と第２孔との間に設けた拡大
部とからなるものである。

作用 本発明の制御弁は、上記の構成によって、第１通路と第
１孔との絞りおよび可動弁板と固定弁板とを介しての第
２通路と第２孔との絞りの２段階の絞りによって、通水
騒音を低下させるものである。

実施例 以下本発明の実施例である制御弁を添付図面にもとづい
て説明する。第１図において、１は弁本体で第１通路１
ａと第２通路１ｂとを有し、第１通路１ａには流入管２
が、第２通路１ｂには流出管３がそれぞれ連結されてい
る。弁本体の内部には回転体４があり、モータ５ａとギ
ヤ５ｂからなる駆動装置５によって、弁本体１内で回転
させることができる。回転体４の下部には突起部４ａが
あって、この突起部４ａは、第２図に示すように、通路
６ａを有する可動弁板６の切欠部と係合し、回転体４と
可動弁板６とは一体になって回転する。

第２通路１ｂには通路７ａを有する係止板７があって、
係止板７の下部の突起部７ｂは弁本体１の切欠部と係合
し、さらに上部の突起部７Ｃは、通路８ａを有する固定
弁板８の切欠部と係合する。

可動弁板６と固定弁板８は、セラミックのような耐摩耗
性の良好な材料で形成され、かつその接触面は研摩され
ているため、固定弁板８の外周を０す゛フグ９で密封す
れば流体を閉止することができ、かつ摩擦係数が小さく
駆動トルクが小さい。回転体４には、第３図に示すよう
に、円周部に第１孔４ｂがあり、軸端部には第２孔４Ｃ
がある。回転体重、の第１孔４ｂは、第１通路１ａ共に
第１絞りを形成し、第２孔４ｃは可動弁板６の通路６ａ
と固定弁板８の通路８ａを介して第２通路１ｂと第２絞
りを形成する。回転体４は中空に構成され、第１孔４ｂ
と第２′孔４Ｃとの間に拡大部４ｄを形成する。１０は
封止体である。

以上の構成により、流体は流入管２から流入し、弁本体
１の第１通路１ａ、回転体４の第１孔４ｂより拡大部４
ｄで流れ方向を直角に変向し、回転体４の第２孔４Ｃ１
可動弁板６の通路６ａ、固定弁板８の通路８ａ、係止板
７の通路７ａ、弁本体の１の第２通路１ｂから流出管３
より流出する。

次に動作について説明する。第１図は第１絞りと第２絞
りとも全開である。これより駆動装置５によって回転体
４が回転すると、弁本体ｌの第１通路１ａと回転体４の
第１孔４ｂとの相対位置が変化し、第１絞りの通路面積
が減少すると共に、可動弁板６の通路６ａと固定弁板８
の通路８ａとの相対位置も同時に変化し、第２絞りの通
路面積も同時に減少する。このとき流体は第１絞りで流
速が速くなり、まずこのときの流体の縮流によって圧力
損失が発生し、さらに回転体４の拡大部４ｄにおける流
体の拡大によって圧力損失が発生する。拡大部４ｄで拡
大した流体は、可動弁板６の通路６ａと固定弁板８の通
路８ａとの第２絞りで上記を同様に圧力損失を発生する
。すなわちこの制御弁では第１絞りと、第２絞りの両方
の圧力損失によって流体を制御することになり、１段あ
たりの圧力損失は軽減される。第１絞りと第２絞りとの
圧力損失の比率は、回転体４の第１孔４ｂおよび、可動
弁板６の通路６ａと固定弁板８の通路８ａの形状によっ
て変えることができる。例えば第３図に示すように、回
転体４の第１孔４ｂをスリット形状にしたり、第２図に
示すように可動弁板６の通路６ａや固定弁板８の通路８
ａを扇形の変形した形状にすることによって、回転体４
の回転角度に応じて圧力損失の比率を自在に設定できる
。

駆動装置５は回転体４を駆動するものであり、ギヤモー
タの他にソレノイドのような他の電気的な手段で操作す
ることができ、また回転体の位置を検出する手段や水量
を検出する手段と組み合わされて水量を制御することが
できる。

発明の効果 以上のように本発明の制御弁は、第１通路と第２通路と
を有する弁本体と、第２通路に設けた固定弁板と、弁本
体の内部に位置し回転自在な回転体と、回転体と一体に
回転する可動弁板と、回転体上にあって第１通路と絞り
を形成する第１孔および可動弁板と固定弁板とを介して
第２通路と絞りを形成する第２孔と、第１孔と第２孔と
の間に拡大部を設ける構成としたので、次の効果が得ら
れる。

（１）制御弁の全開時には第１絞りと第２絞りともに全
開になり、圧力損失が低く低水圧時にも、大量の流体を
流すことができる。

（２）制御弁の操作時に回転体の回転角度に応じて、第
１絞りと第２絞りのそれぞれの圧力損失の比率を自在に
設定できるので、騒音低下に最適な圧力損失の比率が容
易に得られる。

（３）第２絞りを板状にしたので成型性が良く、加工も
容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す制御弁の断面図、第２
図は同制御弁の可動弁板と固定弁板の斜視図、第３図は
同制御弁の回転体の斜視図、ミ祐し＋口は亀来Ａ胡１ト
結の客へ石１であさ。 １・・・・・・弁本体、１ａ・・・・・・第１通路、１
ｂ・・・・・・第２通路、４・・・・・・回転体、４ｂ
・・・・・・第１孔、４Ｃ・・・・・・第２孔、４ｄ・
・・・・・拡大部、６・・・・・・可動弁板、８・・・
・・・固定弁板。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第２図 第３図 藺−−−第　１　孔 ４Ｃ−−一訴２祐 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１通路と第２通路とを有する弁本体と、前記第２通路
   に設けた固定弁板と、前記弁本体の内部に位置し回転自
   在な回転体と、前記回転体と一体に回転する可動弁板と
   、前記回転体上にあって、前記第１通路と絞りを形成す
   る第一孔および、前記可動弁板と前記固定弁板とを介し
   て前記第二通路と絞りを形成する第２孔と、前記第１孔
   と前記第２孔との間に設けた拡大部とを備えた制御弁。