JPH08128560A - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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JPH08128560A
JPH08128560A JP26715694A JP26715694A JPH08128560A JP H08128560 A JPH08128560 A JP H08128560A JP 26715694 A JP26715694 A JP 26715694A JP 26715694 A JP26715694 A JP 26715694A JP H08128560 A JPH08128560 A JP H08128560A
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hot water
valve
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Shigeru Shirai
白井  滋
博明 ▲よし▼田
Hiroaki Yoshida
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確で安定した温度制御の実現。 【構成】 湯水混合弁86の混合流出路17と流調切換
弁88の流入路とを略U字型に導通する混合路89、9
0を設けている。これによって、部品点数および組立工
数を増大させずにコンパクト化し、圧力損失を小さく
し、かつ混合温度を正確迅速に検出して安定した混合温
度に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯と水を混合して適温
の給湯を可能にする湯水混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の湯水混合装置(例えば実
開昭62−119586号公報)を、図9、図10及び
図11に示す。同図において、1は弁本体、2、3は入
口ポート、4は出口ポートである。弁本体1の入口ポー
ト2、3間の弁室1aは筒状に形成されていて、その弁
室1a内にその内径に合致する外径を有した筒状の弁体
5が水密的に回動可能に配置されている。この弁体5の
一端部5aの中央には弁本体1の上端面に装備したステ
ッピングモータ6の駆動軸7が固定され、また他端部5
bは開口して出口ポート4に連通している。また、弁体
5の周面には、図10に示すように2カ所に開口部5
c、5dが形成されていて、一方の開口部5cが入口ポ
ート2に連通し、また他方の開口部5dが入口ポート3
に連通している。
【0003】ステッピングモータ6により弁体5を回動
させると入口ポート2、3の開口面積が可変されて、入
口ポート2、3から開口部5c、5dを通って弁室1a
内に流入する冷水、熱水の流量が可変される。図12の
流量特性線図に示されるように、弁体5の回転角度位置
θがステッピングモータ6によって回転されるのに応じ
て、冷水の流量が増加すると同時に熱水の流量は減少す
る。またステッピングモータ6を逆方向に回転すると弁
体5も逆方向に回転し、冷水流量が減少し熱水流量が増
加する。なお、流量特性線図のヒステリシスは、ステッ
ピングモータ6の減速ギアのバックラッシュによって生
じたものである。また湯側の流量線図のリニアリティが
良くないのは、一般的に湯側の入口ポート3に作用する
湯側供給圧が、入口ポート2に作用する水側供給圧より
低く、入口ポート2が開口し始めて入口ポート3の開口
面積が絞られ始めると、入口ポート2から弁体5の開口
部5cに流れ込む水流の勢いが入口ポート3から弁体5
の開口部5dに流れ込む湯を塞ぐように水側の動圧が作
用し、弁体5の回転角度に対して湯側流量の減少する勾
配が変化するためである。
【0004】また弁体5の他端部5b側には混合羽根8
が配置されている。入口ポート2、3から弁室1a内に
流入した冷水、熱水はその混合羽根8を通る際に乱流を
生じて強制的に混合される。
【0005】出口ポート4内には、混合羽根8により混
合された冷水と熱水の温度を検知するサーミスタ9が配
置されている。このサーミスタ9の検知信号は電子コン
トローラ10に出力され、ここで目標温度との偏差量が
求められ、その偏差量に応じた制御信号が電子コントロ
ーラ10からステッピングモータ6に出力される。
【0006】図11に上記混合弁を装備した給湯装置を
示している。111は電気温水器、112は減圧弁であ
る。電気温水器111から配管113を通って弁本体1
の入口ポート3に熱水が供給される一方、減圧弁11
2、配管114を介して冷水が弁本体1の入口ポート2
に供給される。入口ポート2、3に供給された冷水と熱
水は、混合羽根8により強制的に混合されて混合水とな
った後、出口ポート4内で検知手段9により直ちに温度
が検出される。検知信号は電子コントローラ10に出力
され、その電子コントローラ10からステッピングモー
タ6に制御信号が出力されて目標温度となるように入口
ポート2、3の開口度が可変される。そして目標温度に
調整された混合水が出口ポート4から配管115を介し
て各場所に給湯されるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では次のような課題を有していた。
【0008】(1)混合促進を混合羽根8による流れの
旋回だけに頼っており、圧力損失が増加するデメリット
があるわりに混合促進効果が低い。
【0009】(2)混合羽根8によって、少流量になる
と逆に整流効果が生じて、混合促進が行えなくなる。
【0010】(3)混合羽根8の形状が複雑で制作金型
が必要となる上、部品点数および組み付け工数が増加す
る。
【0011】本発明は上記課題を解決するものであり、
複雑な部品の制作および組み付けを要さずに湯水の混合
促進ができ、混合温度を正確迅速に検出できる湯水混合
装置を提供することを第一の目的としている。
【0012】第二の目的は、複雑な部品の制作および組
み付けを要することなく湯水の混合促進ができ、一つの
混合温度検出器で複数のいずれの流路に切換えたとき
も、混合温度を正確迅速に検出できる湯水混合装置を提
供することにある。
【0013】第三の目的は、部品点数および組立工数を
増大させず圧力損失も小さく、一つの混合温度検出器で
複数のいずれの流路に切換えたときも、混合温度を正確
迅速に検出できるコンパクトな湯水混合装置を提供する
ことにある。
【0014】第四の目的は、部品点数および組立工数を
増大させず圧力損失も小さく、一つの混合温度検出器で
複数のいずれの流路に切換えたときも、混合温度を正確
迅速に検出でき、応答特性に優れ、正確な温度制御がで
きるコンパクトな湯水混合装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の湯水混合装置は、湯と水の混合比率を
調節する湯水混合弁と、前記湯水混合弁の出口側に設け
られ複数の屈曲部を有する混合路と、前記屈曲部の下流
に混合湯温を検出する混合温度検出器を設けたものであ
る。
【0016】同じく上記第一の目的を達成するために本
発明の湯水混合装置は、湯と水の混合比率を調節する湯
水混合弁と、前記湯水混合弁の出口側に設けられ略L字
型屈曲部を有する混合路と、前記略L字型屈曲部の下流
の前記混合路内の下側に混合湯温を検出する混合温度検
出器を設けたものである。
【0017】同じく上記第一の目的を達成するために本
発明の湯水混合装置は、湯と水の混合比率を調節する湯
水混合弁と、前記湯水混合弁の出口側に設けられ略U字
型屈曲部を有する混合路と、前記略U字型屈曲部の下流
に混合湯温を検出する混合温度検出器を設けたものであ
る。
【0018】上記第二の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、湯と水の混合比率を調節する湯水混合
弁と、前記湯水混合弁で混合された湯の流量調節および
流路切換をする流調切換弁と、前記湯水混合弁と前記流
調切換弁との間に設けられ屈曲部を有する混合路と、前
記屈曲部の下流に混合湯温を検出する混合温度検出器を
設けたものである。
【0019】上記第三の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、湯流入路と水流入路と混合流出路を有
する混合ハウジングと、前記混合ハウジング内に回動可
能に設けられ側面に湯入口孔と水入口孔および端面に出
口孔を有する混合弁体と、前記混合弁体を回転駆動する
混合モータとを備え湯と水の混合比率を調節する湯水混
合弁と、流入路と複数の流出路を有する流調ハウジング
と、前記流調ハウジング内に回動可能に設けられ側面に
出口孔および端面に入口孔を有する流調弁体と、前記流
調弁体を回転駆動する流調モータと、前記流調ハウジン
グの流入路に混合湯温を検出する混合温度検出器を備え
前記湯水混合弁で混合された湯の流量調節および流路切
換をする流調切換弁と、前記混合ハウジングの混合流出
路と前記流調ハウジングの流入路とを略U字型に導通す
る混合路を設けたものである。
【0020】上記第四の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、湯流入路と水流入路と混合流出路を有
する混合ハウジングと、前記混合ハウジング内に回動可
能に設けられ側面に湯入口孔と水入口孔および端面に出
口孔を有する混合弁体と、前記混合弁体の湯入口孔と水
入口孔との間に設けた仕切り壁と、前記混合弁体を回転
駆動する混合モータとを備え湯と水の混合比率を調節す
る湯水混合弁と、流入路と複数の流出路を有する流調ハ
ウジングと、前記流調ハウジング内に回動可能に設けら
れ側面に出口孔および端面に入口孔を有する流調弁体
と、前記流調弁体を回転駆動する流調モータと、前記流
調ハウジングの流入路に混合湯温を検出する混合温度検
出器を備え前記湯水混合弁で混合された湯の流量調節お
よび流路切換をする流調切換弁と、前記混合モータと前
記流調モータが同じ方向に向き前記混合ハウジングの混
合流出路と前記流調ハウジングの流入路とを略U字型に
導通する混合路と、混合湯温を設定する温度設定器と、
前記混合温度検出器と温度設定器からの信号に基づき比
較演算して前記混合モータを駆動する混合弁制御器を設
けたものである。
【0021】
【作用】本発明の湯水混合装置は、湯と水の流量の混合
比率が湯水混合弁で調節され、その湯水混合弁の出口側
に設けられた混合路を通過する間に、その混合路の複数
の屈曲部で流れが乱れるため、湯と水の混合促進効果が
得られ、その屈曲部の下流に設けられた混合温度検出器
により、十分に混合された後の混合湯温が検出される。
したがって、従来の混合羽根8のような複雑な部品の制
作および組み付けなしに湯と水の混合が促進され、混合
温度が正確迅速に検出される。
【0022】また本発明の湯水混合装置は、湯と水の流
量の混合比率が湯水混合弁で調節され、その湯水混合弁
の出口側に設けられた混合路を通過する間に、その混合
路の略L字型屈曲部で流れが乱れるため、湯と水の混合
促進効果が得られ、その略L字型屈曲部の下流の前記混
合路内の下側に設けられた混合温度検出器により、たと
え混合路内に空気が混入していても十分に混合された後
の混合湯温が検出される。したがって、従来の混合羽根
8のような複雑な部品の制作および組み付けなしに湯と
水の混合が促進され、混合温度が正確迅速に検出され
る。
【0023】また本発明の湯水混合装置は、湯と水の流
量の混合比率が湯水混合弁で調節され、その湯水混合弁
の出口側に設けられた混合路を通過する間に、その混合
路の略U字型屈曲部で流れが乱れるため、湯と水の混合
促進効果が得られ、その略U字型屈曲部の下流に設けら
れた混合温度検出器により、十分に混合された後の混合
湯温が検出される。したがって、従来の混合羽根8のよ
うな複雑な部品の制作および組み付けなしに湯と水の混
合が促進され、混合温度が正確迅速に検出される。
【0024】また本発明の湯水混合装置は、湯と水の流
量の混合比率が湯水混合弁で調節され、その湯水混合弁
の出口側に設けられた混合路を通過する間に、その混合
路の屈曲部で流れが乱れ湯と水の混合が促進され、その
屈曲部の下流に設けられた混合温度検出器で十分に混合
された後の混合湯温が検出される。その混合路を経た混
合湯は流調切換弁で複数の流路のうちのいずれかに切り
換えられ、その流量が調節される。したがって、従来の
混合羽根8のような複雑な部品の制作および組み付けな
しに湯と水の混合が促進され、一つの混合温度検出器で
複数のいずれの流路に切換えたときも、混合温度が正確
迅速に検出される。
【0025】また本発明の湯水混合装置は、湯水混合弁
の混合ハウジング内の混合弁体が混合モータによって回
転駆動され、湯流入路および水流入路から流入した湯と
水の流量の混合比率が調節される。その湯水混合弁の混
合流出路から略U字型に導通された混合路を経て流調切
換弁の流調ハウジングの流入路に入る間に、流れが乱れ
湯と水の混合が促進され、流調ハウジングの流入路に設
けられた混合温度検出器で十分に混合された後の混合湯
温が検出される。その流調ハウジングの流入路から入っ
た混合湯は、流調切換弁の流調ハウジング内の流調弁体
が流調モータによって回転駆動され、複数の流路のいず
れかに切り換えられ、その流量が調節される。したがっ
て、従来の混合羽根8のような複雑な部品の制作および
組み付けなしに湯と水の混合が促進され、部品点数およ
び組立工数を増大させずコンパクトで、圧力損失も小さ
く、一つの混合温度検出器で複数のいずれの流路に切換
えたときも、混合温度が正確迅速に検出される。
【0026】また本発明の湯水混合装置は、温度設定器
からの信号に基づいて湯水混合弁の混合ハウジング内
で、湯入口孔と水入口孔との間に仕切り壁を設けた混合
弁体が混合モータによって回転駆動され、湯流入路およ
び水流入路から流入した湯と水の流量の混合比率が調節
される。その湯水混合弁の混合流出路から略U字型に導
通された混合路を経て流調切換弁の流調ハウジングの流
入路に入る間に、流れが乱れ湯と水の混合が促進され、
流調ハウジングの流入路に設けられた混合温度検出器で
十分に混合された後の混合湯温が検出される。その流調
ハウジングの流入路から入った混合湯は、流調切換弁の
流調ハウジング内の流調弁体が流調モータによって回転
駆動され、複数の流路のいずれかに切り換えられ、その
流量が調節される。また、前記混合弁体の湯入口孔と水
入口孔との間に仕切り壁を設けたことにより、混合弁体
の水入口孔からと湯入口孔からの水流の動圧によってど
ちらかの流れを塞ぐような直接的な流れの干渉が防止さ
れる。このように湯と水が混合弁体内で直接衝突するの
を防止することは、混合弁体の回転角度に対する湯水の
混合流量変化の直線性が優れ、混合モータの回転角に対
しほぼ同じ変化率で滑らかな混合温度可変が可能になる
反面、混合弁体内での混合が抑制される。それでも上記
のように略U字型に導通された混合路を経て流調切換弁
の流調ハウジングの流入路に入る間に、流れが乱れ湯と
水の混合が促進され、流調ハウジングの流入路に設けら
れた混合温度検出器で十分に混合された後の混合湯温が
検出される。したがって、従来の混合羽根8のような複
雑な部品の制作および組み付けなしに湯と水の混合が促
進され、部品点数および組立工数を増大させずコンパク
トで、圧力損失も小さく、一つの混合温度検出器で複数
のいずれの流路に切換えたときも、混合温度が正確迅速
に検出され、応答よく正確に温度制御される。かつ、温
度ハンチングも抑制防止でき混合弁制御器による安定し
た混合出湯温度制御が可能になる。
【0027】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0028】図1は本発明の第一の実施例を示す湯水混
合装置の構成図であり、図2(a)〜(d)は図1は湯
水混合弁11のA−A断面図であり、図3は混合弁体1
2および混合弁軸13の斜視図である。同図において1
4は混合ハウジングであり、湯流入路15と水流入路1
6と混合流出路17を有している。12は混合ハウジン
グ14内に回動可能に設けらた略球形の弁体であり、そ
の混合弁体12は側面に湯入口孔18と水入口孔19お
よび端面に出口孔20を有し、混合弁体12の内部には
湯入口孔18と水入口孔19との間に仕切り壁21が形
成してある。また、混合弁体12の出口孔20とは反対
側の端部に、図3のように混合弁軸13の先端凸部22
が挿入される凹溝23が形成してある。
【0029】また混合弁軸13の軸シール部24はリン
グ状の溝25が形成されており、その溝25にX字形断
面の弾性シール部材26が設けられている。さらに混合
弁軸13の凸部22とは反対側の端部に、混合モータ2
7の駆動軸28を挿入する軸穴29が形成されている。
軸穴29の形状は図3のように円形の円弧部分2カ所を
対称的に削り取った形をしており、混合弁体12は混合
モータ27の駆動軸28の回転にともなって回転され
る。
【0030】また、混合弁軸13の軸穴29の外側に混
合弁体12の回転範囲角度を規制する回転角規制部材3
0が設けられている。なお、混合ハウジング14の湯流
入路15と弁体12との間および水流入路16と混合弁
体12との間には、それぞれリング状のシール部材3
1、32が装着されている。また33は混合温度を検出
する混合温度検出器であり、湯水混合弁11の出口側の
混合路34の屈曲部35、36の下流に設けられてい
る。なお、37は温度設定器38の設定温度信号と混合
温度検出器33の混合温度信号を比較演算して駆動信号
を混合モータ27に出力する混合弁制御器である。
【0031】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。図2(a)は湯入口孔18を全開し、水入
口孔19を全閉にした状態を示したものであり、水流入
路16と混合流出路17とは連通せず、混合ハウジング
14と混合弁体12との間のシール部材32によって水
側の内部漏れが防止されている。図2(b)は湯入口孔
18および水入口孔19とも弁半開状態で湯水が約半々
に混合されて混合流出路17に流れ出る状態、図2
(c)は湯入口孔18を約20%開き、水入口孔19を
約80%開いた状態を示したものであり、図2(d)は
水入口孔19を全開し、湯入口孔18を全閉の状態を示
したものであり、湯流入路15と混合流出路17とは連
通せず、混合ハウジング14と混合弁体12との間のシ
ール部材31によって水側の内部漏れが防止されてい
る。
【0032】図2(b)のように弁体12が湯入口孔1
8および水入口孔19とも弁半開状態のとき、まず湯は
湯流入路15から弁体12の側面の湯入口孔18から弁
体12の内部に流入し、仕切り壁21に沿って出口孔2
0へ流れる。同時に水は水流入路16から水入口孔19
から弁体12の内部に流入し、仕切り壁21に沿って出
口孔20へ流れる。このように湯と水は弁体12の内部
に形成された仕切り壁21によって隔てられ、その表裏
を平行して流れ、弁体12の出口孔20を経てハウジン
グ14の混合流出路17へ至る。図9および図10の従
来の混合弁の場合、入口ポート2から弁体5の開口部5
cを経ての弁体5の内部に流れ込む水の流れと、他方の
入口ポート3から開口部5dを経て弁体5の内部に流れ
込む湯の流れが互いに正面衝突し、供給圧が高い水流の
勢いが供給圧の低い湯の流れをその動圧によって押さえ
込むように作用し、弁体5の回転角度に対する湯水の混
合流量変化が図12のように屈曲し、弁体5の回転角に
対して滑らかな混合温度可変がしずらかったのに比較
し、本実施例においては、湯と水は仕切り壁21によっ
て互いに平行した順方向の流れのまま自然に混合される
構成なので、湯および水は各入口孔18、19の開口度
合つまり弁体12の回転角に応じた流量可変ができ、図
4の線図に示すような直線性の優れた流量特性になる。
【0033】したがって、混合モータ27による混合弁
体12の回転角度に応じて、滑らかに混合湯温が可変で
き、混合湯温の制御がしやすい。
【0034】また、混合温度を検出する混合温度検出器
33が、湯水混合弁11の出口側の混合路34の屈曲部
35、36の下流に設けられており、混合流出路17か
ら流れ出した湯水の流れは複数の屈曲部35、36によ
って乱れ、湯水の混合が促進され十分に混合された後の
混合湯温が検出される。したがって、従来の混合羽根8
のような複雑な部品の制作および組み付けなしに湯と水
の混合が促進され、圧力損失も少なく混合温度が正確迅
速に検出される。
【0035】以上述べたように本実施例によれば、湯水
混合弁11の出口側に設けられた混合路34の複数の屈
曲部35、36により、湯と水の混合促進効果が得ら
れ、その屈曲部35、36の下流に設けられた混合温度
検出器33により、十分に混合された後の混合湯温が検
出される。したがって、従来の混合羽根8のような複雑
な部品の制作および組み付けなしに湯と水の混合が促進
され、混合温度が正確迅速に検出でき、正確で安定した
温度制御が可能になる。
【0036】図5は本発明の第二の実施例を示す湯水混
合装置の構成図であり、図1の湯水混合装置の構成と異
なる点は、複数の屈曲部35、36を有する混合路34
を略L字型屈曲部40を有する混合路41と、その略L
字型屈曲部40の下流の前記混合路41内の下側に混合
湯温を検出する混合温度検出器33を設けたで、略L字
型屈曲部40で流れが乱れて湯水混合が促進されるとと
もに、混合路41内に混入空気や残留気泡が存在してい
る場合でも、混合温度検出器33が混合路41内の下側
に挿入してあることによって、混合路41内の上側の混
入空気や残留気泡の温度ではなく、混合路41内の下側
を流れる混合湯水の温度をしっかりと正確かつ迅速に検
出できる。
【0037】以上のように本実施例によれば、略L字型
屈曲部40の下流の混合路41内の下側に設けられた混
合温度検出器33により、たとえ混合路内に混入空気が
残留していても混合された後の混合湯温が検出される。
したがって、従来の混合羽根8のような複雑な部品の制
作および組み付けなしに湯と水の混合が促進され、混入
空気ではなく湯水の混合温度を正確迅速に検出でき、正
確で安定した温度制御が可能になる。
【0038】図6は、本発明の第三の実施例を示す湯水
混合装置の構成図であり、図1の湯水混合弁11の出口
側に設けられた略U字型屈曲部42を有する混合路43
と、その略U字型屈曲部42の下流に混合湯温を検出す
る混合温度検出器33を設けた構成で、混合流出路17
から流れ出した湯水の流れは略U字型屈曲部42によっ
て乱れ、湯水の混合が促進され十分に混合された後の混
合湯温が検出される。したがって、従来の混合羽根8の
ような複雑な部品の制作および組み付けなしに湯と水の
混合が促進され、圧力損失も少なく混合温度が正確迅速
に検出される。
【0039】以上述べたように本実施例によれば、湯水
混合弁11の出口側に設けられた混合路43の略U字型
屈曲部42により、湯と水の混合促進効果が得られ、そ
の略U字型屈曲部42の下流に設けられた混合温度検出
器33により、十分に混合された後の混合湯温が検出さ
れる。したがって、従来の混合羽根8のような複雑な部
品の制作および組み付けなしに湯と水の混合が促進さ
れ、混合温度が正確迅速に検出でき、正確で安定した温
度制御が可能になる。
【0040】図7は、本発明の第四の実施例を示す湯水
混合装置の構成図であり、図1の湯水混合弁11と、そ
の湯水混合弁11で混合された湯の流量調節および流路
切換をする流調切換弁44と、湯水混合弁11と流調切
換弁44との間に設けられ屈曲部45を有する混合路4
6と、その屈曲部46の下流に混合湯温を検出する混合
温度検出器33を設けた構成で、流調切換弁44は、流
入路47と第一流出路48と第二流出路49を有する流
調ハウジング50と、その流調ハウジング50内に回動
可能に設けられ側面に出口孔51および端面に入口孔5
2を有する流調弁体53と、その流調弁体53を回転駆
動する流調モータ54を備え、流調弁体53の出口孔5
1が図7のように第一流出路48の方に向いた状態で
は、第二流出路49が閉塞され、第一流出路48に湯水
が流れる。この場合、出口孔51のリング状のシール部
材55に対する回転相対位置、つまり流調弁体53の回
転角度位置によって、第一流出路48を経てシャワー吐
出口56から噴出する流量が変えられる。また、流調弁
体53の出口孔51が第二流出路49の方に向けた状態
では、第一流出路48が閉塞され、第二流出路49に湯
水が流れる。この場合、出口孔51のリング状のシール
部材57に対する回転相対位置、つまり流調弁体53の
回転角度位置によって、第二流出路48を経てカラン吐
出口58から流出する流量が変えられる。また、流調弁
体53の出口孔51が第一流出路48および第二流出路
49のいずれの方向にも向かず、その中間の回転角度位
置にあるときは、第一流出路48および第二流出路49
のいずれも閉塞された状態になる。
【0041】以上述べたように本実施例によれば、湯と
水の流量の混合比率が湯水混合弁11で調節され、その
湯水混合弁11の出口側に設けられた混合路46を通過
する間に、その混合路46の屈曲部45で流れが乱れて
湯と水の混合が促進され、その屈曲部45の下流に設け
られた混合温度検出器33で十分に混合された後の混合
湯温が検出される。その混合路46を経た混合湯は流調
切換弁44で複数の流路48、49のうちのいずれかに
切り換えられ、その流量が調節される。したがって、従
来の混合羽根8のような複雑な部品の制作および組み付
けなしに湯と水の混合が促進され、一つの混合温度検出
器33で複数の流路48、49いずれに切換えたとき
も、混合温度が正確迅速に検出され、正確で安定した温
度制御が可能になる。
【0042】図8は、本発明の第五の実施例を示す湯水
混合装置の構成図であり、湯流入路59と水流入路60
と混合流出路61を有する混合ハウジング62と、その
混合ハウジング62内に回動可能に設けられ側面に湯入
口孔63と水入口孔64および端面に出口孔65を有す
る混合弁体66と、その混合弁体66を回転駆動する混
合モータ67とを備え湯と水の混合比率を調節する湯水
混合弁68と、流入路69と複数の流出路70、71を
有する流調ハウジング72と、その流調ハウジング72
内に回動可能に設けられ側面に出口孔73および端面に
入口孔74を有する流調弁体75と、その流調弁体75
を回転駆動する流調モータ76と、流調ハウジング72
の流入路69に混合湯温を検出する混合温度検出器77
を備え湯水混合弁68で混合された湯の流量調節および
流路切換をする流調切換弁78と、混合ハウジング62
の混合流出路61と流調ハウジング72の流入路69と
を略U字型に導通する混合路79を設けたものである。
【0043】ここで、湯水混合弁68の動作はこれまで
の実施例において説明した湯水混合弁11と同様であ
り、また流調切換弁78の動作は第四の実施例で説明し
た流調切換弁44と同様なので、混合動作および流調切
換動作についての説明は省略する。なお、図8のように
湯水混合弁68と流調切換弁78はいずれも球形弁にし
たことによって、湯水混合弁68の混合ハウジング62
と流調切換弁78の流調ハウジング72の構造は、混合
温度検出器77を挿入する加工穴の有無の違いだけで、
他の部分は同じであり、部品加工工程を共用でき量産コ
ストが安くできる。
【0044】また図8のように、混合ハウジング62の
混合流出路61と流調ハウジング72の流入路69とを
略U字型に導通する混合路79を形成し、流調ハウジン
グ72の流入路69に混合湯温を検出する混合温度検出
器77を設けた構成なので、混合ハウジング62の混合
流出路61の湯水はまず混合路79の内壁面83に、次
に壁面84に衝突するような形で流れ、流調ハウジング
72の流入路69に入るので、流れが乱されて湯水の混
合が促進される。そのうえ流路断面形状が、混合流出路
61および流入路69は円形で、混合路79は偏平長方
形に形成してあり、このように混合流出路61および流
入路69と混合路79とを異なる断面形状にしたことに
よってさらに乱流混合が促進され、十分に混合された
後、流調切換弁78の流入路69に設けられた温度検出
器77によって正確な湯水温度が検出される。
【0045】また、流調ハウジング72の流入路69に
混合湯温を検出する混合温度検出器77を設け、混合ハ
ウジング62の混合流出路61と流調ハウジング72の
流入路69とを混合路79によって略U字型に導通する
構成、いいかえれば、混合流出路61と流調ハウジング
72の流入路69とを混合路79によってUターン接続
する構成ということで、混合路79は曲がりのないまっ
すぐな通路に形成した図8のような構成が可能で、混合
路79を簡単に安く制作できる。さらに、混合路79を
形成する連結ハウジング80と湯水混合弁68および流
調切換弁78との連結部は、シール部材81、82を介
して嵌合する構成で、ビス締めだけで簡単に組み付けが
でき、U字曲げパイプを使用するよりも湯水混合装置が
コンパクトにできる。
【0046】以上述べたように本実施例によれば、湯水
混合弁68の混合ハウジング62内の混合弁体66が混
合モータ67によって回転駆動され、湯流入路59およ
び水流入路60から流入した湯と水の流量の混合比率が
調節される。その湯水混合弁68の混合流出路61から
略U字型に導通された混合路79を経て流調切換弁78
の流調ハウジング72の流入路69に入る間に、流れが
乱れ湯と水の混合が促進され、流調ハウジングの流入路
69に設けられた混合温度検出器77で十分に混合され
た後の混合湯温が検出される。その流調ハウジング72
の流入路69から入った混合湯は、流調切換弁78の流
調ハウジング72内の流調弁体75が流調モータ76に
よって回転駆動され、複数の流路70、71のいずれか
に切り換えられ、その流量が調節される。したがって、
従来の混合羽根8のような複雑な部品の制作および組み
付けなしに湯と水の混合が促進され、部品点数および組
立工数を増大させずコンパクトで、圧力損失も小さく、
一つの混合温度検出器で複数のいずれの流路に切換えた
ときも、混合温度が正確迅速に検出できる。
【0047】図9は、本発明の第六の実施例を示す湯水
混合装置の構成図であり、湯流入路15と水流入路16
と混合流出路17を有する混合ハウジング85と、その
混合ハウジング85内に回動可能に設けられ側面に湯入
口孔18と水入口孔19および端面に出口孔20を有す
る混合弁体12と、その混合弁体12の湯入口孔18と
水入口孔19との間に設けた仕切り壁21と、混合弁体
12を回転駆動する混合モータ27とを備え湯と水の混
合比率を調節する湯水混合弁86と、流入路69と複数
の流出路70、71を有する流調ハウジング87と、そ
の流調ハウジング87内に回動可能に設けられ側面に出
口孔73および端面に入口孔74を有する流調弁体75
と、その流調弁体75を回転駆動する流調モータ76
と、流調ハウジング87の流入路69に混合湯温を検出
する混合温度検出器77を備え湯水混合弁86で混合さ
れた湯の流量調節および流路切換をする流調切換弁88
と、混合モータ27と流調モータ76が同じ方向に向き
混合ハウジング85の混合流出路17と流調ハウジング
87の流入路69とを略U字型に導通する混合路89、
90と、混合湯温を設定する温度設定器38と、混合温
度検出器77と温度設定器38からの信号に基づき比較
演算して混合モータ27を駆動する混合弁制御器37を
設けたものである。
【0048】ここで、湯水混合弁86の動作は第一の実
施例において図1〜図4を用いて説明した湯水混合弁1
1と同様であり、また流調切換弁88の動作は第四の実
施例で説明した流調切換弁44と同様なので、混合動作
および流調切換動作についての説明は省略する。なお、
図9のように湯水混合弁86と流調切換弁88はいずれ
も球形弁にしたことによって、湯水混合弁86の混合ハ
ウジング85と流調切換弁88の流調ハウジング87の
構造は、混合温度検出器77を挿入する加工穴の有無の
違いだけで、他の部分は同じであり、部品加工工程を共
用でき量産コストが安くできる。
【0049】また図9のように、混合ハウジング85の
混合流出路17と流調ハウジング87の流入路69とを
略U字型に導通する混合路89、90を形成し、流調ハ
ウジング87の流入路69に混合湯温を検出する混合温
度検出器77を設けた構成なので、混合ハウジング85
の混合流出路17の湯水はまず混合路89、90の内壁
面91に、次に壁面92に衝突するような形で流れ、流
調ハウジング87の流入路69に入るので、流れが乱さ
れて湯水の混合が促進される。そのうえ流路断面形状
が、混合流出路17および流入路69は円形で、混合路
89、90は偏平長方形に形成してあり、このように混
合流出路17および流入路69と混合路89、90とを
異なる断面形状にしたことによってさらに乱流混合が促
進され、十分に混合された後、流調切換弁88の流入路
69に設けられた温度検出器77によって正確な湯水温
度が検出される。
【0050】また、流調ハウジング87の流入路69に
混合湯温を検出する混合温度検出器77を設け、混合ハ
ウジング85の混合流出路17と流調ハウジング87の
流入路69とを混合路89、90によって略U字型に導
通する構成、いいかえれば、混合流出路17と流調ハウ
ジング87の流入路69とを混合路89、90によって
Uターン接続する構成ということで、混合ハウジング8
5の混合流出路17を略L字型に形成してその一部を混
合路89とし、流調ハウジング87の流入路69も略L
字型に形成してその一部を混合路90にすることで図9
のような構成が可能で、図8の第五の実施例の連結ハウ
ジング80が不要となり、さらに部品点数が少なく組立
工数も少ないコンパクトな湯水混合装置ができる。
【0051】また、混合モータ27と流調モータ76が
同じ方向に向き混合ハウジング85の混合流出路17と
流調ハウジング87の流入路69とを混合路89、90
によって略U字型に導通する構成なので、この湯水混合
装置を浴室等の湿度の高い場所に設置して使用する場
合、電装部品である混合モータ27および流調モータ7
6の部分だけを電装ケースで覆ってその電装ケースのパ
イプ部を浴室壁を貫通して浴室外と通気させ、浴室内の
湿気から保護する構成(図示せず)が簡単になるといっ
た特有の効果がある。
【0052】以上述べたように本実施例によれば、温度
設定器38からの信号に基づいて湯水混合弁86の混合
ハウジング85内で、湯入口孔18と水入口孔19との
間に仕切り壁21を設けた混合弁体12が混合モータ2
7によって回転駆動され、湯流入路15および水流入路
16から流入した湯と水の流量の混合比率が調節され
る。その湯水混合弁86の混合流出路17から略U字型
に導通された混合路89、90を経て流調切換弁88の
流調ハウジング87の流入路69に入る間に、流れが乱
れ湯と水の混合が促進され、流調ハウジング87の流入
路69に設けられた混合温度検出器77で十分に混合さ
れた後の混合湯温が検出される。その流調ハウジング8
7の流入路69から入った混合湯は、流調切換弁88の
流調ハウジング87内の流調弁体75が流調モータ76
によって回転駆動され、複数の流路70、71のいずれ
かに切り換えられ、その流量が調節される。また、混合
弁体12の湯入口孔18と水入口孔19との間に仕切り
壁21を設けたことにより、混合弁体12の水入口孔1
9からと湯入口孔18からの水流の動圧によってどちら
かの流れを塞ぐような直接的な流れの干渉が防止され
る。このように湯と水が混合弁体12内で直接衝突する
のを防止することは、混合弁体12の回転角度に対する
湯水の混合流量変化の直線性が優れ、混合モータ27お
よび混合弁体12の回転角に対しほぼ同じ変化率で滑ら
かな混合温度可変が可能になる反面、混合弁体12内で
の混合が抑制される。それでも上記のように略U字型に
導通された混合路89、90を経て流調切換弁88の流
調ハウジング87の流入路69に入る間に、流れが乱れ
湯と水の混合が促進され、流調ハウジング87の流入路
69に設けられた混合温度検出器77で十分に混合され
た後の混合湯温が検出される。したがって、従来の混合
羽根8のような複雑な部品の制作および組み付けなしに
湯と水の混合が促進され、部品点数および組立工数を増
大させずコンパクトで、圧力損失も小さく、一つの混合
温度検出器で複数のいずれの流路に切換えたときも、混
合温度が正確迅速に検出され、応答よく正確に温度制御
される。かつ、温度ハンチングも抑制防止でき混合弁制
御器による安定した混合出湯温度制御が可能な湯水混合
装置を提供できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の湯水混合装
置は、湯水混合弁の出口側に複数の屈曲部を有する混合
路を設けてたことにより、湯と水の混合促進効果が得ら
れ、複雑な部品の制作および組み付けなし、混合温度が
正確迅速に検出でき、正確で安定した温度制御が可能に
なる。
【0054】また本発明の湯水混合装置は、略L字型屈
曲部の下流の混合路内の下側に混合温度検出器を設けた
ことより、たとえ混合路内に混入空気が残留していても
混合された後の混合湯温が検出され、複雑な部品の制作
および組み付けなしに、混入空気ではなく湯水の混合温
度を正確迅速に検出でき、正確で安定した温度制御が可
能になる。
【0055】また本発明の湯水混合装置は、湯水混合弁
の出口側に略U字型屈曲部を有する混合路を設けたこと
により、湯と水の混合促進効果が得られ、その略U字型
屈曲部の下流に設けられた混合温度検出器により、十分
に混合された後の混合湯温が検出され、複雑な部品の制
作および組み付けなしに、混合温度が正確迅速に検出で
き、正確で安定した温度制御が可能になる。
【0056】また本発明の湯水混合装置は、湯水混合弁
と流調切換弁との間に屈曲部を有する混合路を設けたこ
とにより、一つの混合温度検出器で複数の流路いずれに
切換えたときも、複雑な部品の制作および組み付けなし
に、圧力損失が小さく、混合温度が正確迅速に検出で
き、正確で安定した温度制御が可能になる。
【0057】また本発明の湯水混合装置は、混合ハウジ
ングの混合流出路と流調ハウジングの流入路とを略U字
型に導通する混合路にすることにより、部品点数および
組立工数を増大させずコンパクトで、圧力損失が小さ
く、一つの混合温度検出器で複数のいずれの流路に切換
えたときも、混合温度が正確迅速に検出できる。
【0058】また本発明の湯水混合装置は、湯入口孔と
水入口孔との間に仕切り壁を設けた混合弁体を有する湯
水混合弁の混合ハウジングの混合流出路と流調ハウジン
グの流入路とを略U字型に導通する混合路にすることに
より、部品点数および組立工数を増大させずコンパクト
で、圧力損失が小さく、一つの混合温度検出器で複数の
いずれの流路に切換えたときも、混合温度が正確迅速に
検出され、応答よく正確に温度制御され、かつ、温度ハ
ンチングも抑制防止でき混合弁制御器による安定した混
合出湯温度制御が可能な湯水混合装置を提供できる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図2】(a)同湯水混合装置の湯水混合弁の水入口孔
全閉状態を示すA−A断面図 (b)同湯水混合装置の湯水混合弁の水入口孔半開状態
を示すA−A断面図 (c)同湯水混合装置の湯水混合弁の湯入口孔20%、
水入口孔80%開いた状態を示すA−A断面図 (d)同湯水混合装置の湯水混合弁の湯入口孔全閉状態
を示すA−A断面図
【図3】同湯水混合装弁の弁体の分解斜視図
【図4】同湯水混合弁の流量特性図
【図5】本発明の第二の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図6】本発明の第三の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図7】本発明の第四の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図8】本発明の第五の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図9】本発明の第六の実施例を示す湯水混合装置の構
成図
【図10】従来の湯水混合装置の断面図
【図11】同混合弁の弁体の断面図
【図12】同混合弁を装備した給湯装置の構成図
【図13】同混合弁の流量特性図
【符号の説明】
11 混合弁 12 混合弁体 14 混合ハウジング 15 湯流入路 16 水流入路 17 混合流出路 18 湯入口孔 19 水入口孔 20 出口孔 21 仕切り壁 27 混合モータ 33 混合温度検出器 34 混合路 35 屈曲部 36 屈曲部 37 混合弁制御器 38 温度設定器 39 湯水混合弁 40 略L字型屈曲部 41 混合路 42 略U字型屈曲部 43 混合路 44 流調切換弁 45 屈曲部 46 混合路 59 湯流入路 60 水流入路 61 混合流出路 62 混合ハウジング 63 湯入口孔 64 水入口孔 65 出口孔 66 混合弁体 67 混合モータ 68 湯水混合弁 69 流入路 70 流出路 71 流出路 72 流調ハウジング 73 出口孔 74 入口孔 75 流調弁体 76 流調モータ 77 混合温度検出器 78 流調切換弁 79 混合路 85 混合ハウジング 86 湯水混合弁 87 流調ハウジング 88 流調切換弁 89、90 混合路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯と水の混合比率を調節する湯水混合弁
    と、前記湯水混合弁の出口側に設けられ複数の屈曲部を
    有する混合路と、前記屈曲部の下流に混合湯温を検出す
    る混合温度検出器とを備えた湯水混合装置。
  2. 【請求項2】湯と水の混合比率を調節する湯水混合弁
    と、前記湯水混合弁の出口側に設けられ略L字型屈曲部
    を有する混合路と、前記略L字型屈曲部の下流の前記混
    合路内の下側に混合湯温を検出する混合温度検出器とを
    備えた湯水混合装置。
  3. 【請求項3】湯と水の混合比率を調節する湯水混合弁
    と、前記湯水混合弁の出口側に設けられ略U字型屈曲部
    を有する混合路と、前記略U字型屈曲部の下流に混合湯
    温を検出する混合温度検出器とを備えた湯水混合装置。
  4. 【請求項4】湯と水の混合比率を調節する湯水混合弁
    と、前記湯水混合弁で混合された湯の流量調節および流
    路切換をする流調切換弁と、前記湯水混合弁と前記流調
    切換弁との間に設けられ屈曲部を有する混合路と、前記
    屈曲部の下流に混合湯温を検出する混合温度検出器とを
    備えた湯水混合装置。
  5. 【請求項5】湯流入路と水流入路と混合流出路を有する
    混合ハウジングと、前記混合ハウジング内に回動可能に
    設けられ側面に湯入口孔と水入口孔および端面に出口孔
    を有する混合弁体と、前記混合弁体を回転駆動する混合
    モータとを備え湯と水の混合比率を調節する湯水混合弁
    と、流入路と複数の流出路を有する流調ハウジングと、
    前記流調ハウジング内に回動可能に設けられ側面に出口
    孔および端面に入口孔を有する流調弁体と、前記流調弁
    体を回転駆動する流調モータと、前記流調ハウジングの
    流入路に混合湯温を検出する混合温度検出器を備え前記
    湯水混合弁で混合された湯の流量調節および流路切換を
    する流調切換弁と、前記混合ハウジングの混合流出路と
    前記流調ハウジングの流入路とを略U字型に導通する混
    合路とを備えた湯水混合装置。
  6. 【請求項6】湯流入路と水流入路と混合流出路を有する
    混合ハウジングと、前記混合ハウジング内に回動可能に
    設けられ側面に湯入口孔と水入口孔および端面に出口孔
    を有する混合弁体と、前記混合弁体の湯入口孔と水入口
    孔との間に設けた仕切り壁と、前記混合弁体を回転駆動
    する混合モータとを備え湯と水の混合比率を調節する湯
    水混合弁と、流入路と複数の流出路を有する流調ハウジ
    ングと、前記流調ハウジング内に回動可能に設けられ側
    面に出口孔および端面に入口孔を有する流調弁体と、前
    記流調弁体を回転駆動する流調モータと、前記流調ハウ
    ジングの流入路に混合湯温を検出する混合温度検出器を
    備え前記湯水混合弁で混合された湯の流量調節および流
    路切換をする流調切換弁と、前記混合モータと前記流調
    モータが同じ方向に向き前記混合ハウジングの混合流出
    路と前記流調ハウジングの流入路とを略U字型に導通す
    る混合路と、混合湯温を設定する温度設定器と、前記混
    合温度検出器と温度設定器からの信号に基づき比較演算
    して前記混合モータを駆動する混合弁制御器とを備えた
    湯水混合装置。
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