JP3371251B2 - Zifコネクタ及びそのスライド駆動レバー操作機構 - Google Patents

Zifコネクタ及びそのスライド駆動レバー操作機構

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JP3371251B2
JP3371251B2 JP32429699A JP32429699A JP3371251B2 JP 3371251 B2 JP3371251 B2 JP 3371251B2 JP 32429699 A JP32429699 A JP 32429699A JP 32429699 A JP32429699 A JP 32429699A JP 3371251 B2 JP3371251 B2 JP 3371251B2
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哲弥 石川
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はZIFコネクタ及び
スライド駆動レバー操作機構に関し、特にプラグをレセ
プタクルに零挿入力で挿入した後、レバー操作により、
複数のプラグ・コンタクトと複数のレセプタクル・コン
タクトとを加圧接触させるZIFコネクタ及びそのスラ
イド駆動レバー操作機構に属する。
【0002】
【従来の技術】プラグをレセプタクルに零挿入力で挿入
した後、レバー操作により、複数のプラグ・コンタクト
と複数のレセプタクル・コンタクトとを加圧接触させる
手段を備えたZIFコネクタの一例の、レセプタクル部
分の各方向から見た外観図、及びA矢視断面画を図4
に、そのレセプタクルとプラグとの関係を示す外観側面
図、及びレバー操作前後のプラグ・コンタクトとレセプ
タクル・コンタクトとの関係を説明するための拡大部分
断面図を図5(a)〜(c)に示す。
【0003】この例のZIFコネクタの、レセプタクル
100xは、その主構成が、複数のレセプタクル・コン
タクト110と、レセプタクル・ハウジング120x
と、スライド・インシュレータ130と、スライド駆動
部140xと、カバー・インシュレータ150とから成
り、複数のレセプタクル・コンタクト110それぞれ
は、弾性導電性板材により、支持固定部111と、その
一端から上方に延びる支持アーム部113と、支持固定
部111の下方に延びる端子112と、支持アーム部1
13の先端から折り返されるように支持固定部111方
向に延びる接触駆動アーム115と、この接触駆動アー
ム115の折返し近傍に設けられた接触部114と、を
備えて形成され、その支持固定部111がレセプタクル
・ハウジング120xに固定されて、複数のレセプタク
ル・コンタクト110がこのレセプタクル・ハウジング
120xに配列され、また、スライド・インシュレータ
130がこのレセプタクル・ハウジング120x内に収
容、保持されている。
【0004】また、スライド駆動部140xは、レバー
141を備えてレセプタクル・ハウジング120xの、
コンタクト配列部分の一方の側の端部に接続して設けら
れ、レバー141を矢印のように操作することにより、
スライド・インシュレータ130をスライドさせる。更
に、カバー・インシュレータ150は、レセプタクル・
ハウジング120xの上部に取り付けられて、複数のレ
セプタクル・コンタクト110を覆って保護すると同時
に、プラグ200を挿入する際のガイドとなる。
【0005】プラグ200は、複数のプラグ・コンタク
ト210と、これらプラグ・コンタクト210を配列、
保持するプラグ・ハウジング220と、を備えて成り、
複数のプラグ・コンタクト210それぞれは、相対向す
る2枚の電極板211を備えて形成され、プラグ・ハウ
ジング220には、複数のコンタクト用溝221が配
列、形成されていて、これらコンタクト用溝221にプ
ラグ・コンタクト210の2枚の電極板211が挿入さ
れる。
【0006】そして、プラグ200がレセプタクル10
0xに挿入される際に、プラグ・コンタクト210の2
枚の電極板211の間に、レセプタクル・コンタクト1
10の接触部114が零挿入力で挿入され(図5
(b))、その後、スライド駆動部140xのレバー14
1を図5(a)の矢印の方向に操作することにより、図
5(c)に示すように、スライド・インシュレータ13
0が矢印の方向にスライドしてレセプタクル・コンタク
ト110の接触駆動アーム115が変位し、プラグ・コ
ンタクト210の電極板211とレセプタクル・コンタ
クト110の接触部114とを加圧接触させる。なお、
レセプタクル100xのレバー操作側の面、又、その逆
側の面は、通常、同一平面となっている。
【0007】スライド駆動部140xのレバー141
は、ZIFコネクタが単一の場合には手動(レバー14
1に直接手を触れて)操作される場合が多いが、ZIF
コネクタを複数個配列して使用する場合には、これら複
数個のレバー141を連結、連動させて操作することも
多い。また、単一の場合でも、他の物と連結操作するこ
ともある。このような場合の、スライド駆動部140x
のレバー141の操作機構(以下、スライド駆動レバー
操作機構という)の一例を図6(a),(b)に示す。
【0008】この例のスライド駆動レバー操作機構は、
スライド板300x、スライド板保持板400x、ステ
ィフナ500x、止めねじ510、保持固定用部材61
0、スペーサ620、及びスライドガイド板630を備
えて成り、これら各部の詳細、相互関係、及びレセプタ
クル100xとの関係は次のとおりである。
【0009】スティフナ500xの片面に、レセプタク
ル100xと、スライド駆動レバー操作機構の保持固定
用部材610、スペーサ620、スライド板300x、
スライド板保持板400xがこの順序で、止めねじ51
0によりねじ止め固定される。保持固定用部材610は
レセプタクル100xの厚さ寸法(スティフナ500x
への取付け面と垂直方向の)と同程度の高さ寸法を有
し、ねじ止め固定する際に、レセプタクル100xがス
ペーサ620に挟まれて固定される。このスペーサ62
0の他の面には、スライド板300xの厚さ寸法より大
きめの厚さ寸法のスライドガイド板630がねじ止め固
定される。
【0010】一方、スライド板300xには、スライド
ガイド用スリット310xと、レバー操作部320xと
が形成されていて、このスライドガイド用スリット31
0xにスライドガイド板630が挿入されて、スライド
板300xは、このスライドガイド板630にガイドさ
れてスライドし、レバー操作部320xによりレバー1
41を操作する。また、このスライド板300xの外側
にはスライド板保持板400xがねじ止め固定されてい
て、スライド板300xを、スライド可能なように保持
している。
【0011】また、スペーサ620は、レセプタクル1
00xを挟みつけ固定する以外に、スライド板300x
がスライドするときに、レセプタクル・ハウジング12
0x等に当たらないようにする役割もはたす(レセプタ
クル100xの側面が同一平面となっているため)。な
お、レセプタクル100xは、スペーサ620のほか
に、レセプタクル・ハウジング120xの固定用穴12
1を用いて、スティフナ500x等にねじ止め固定され
る(図示省略)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のZIF
コネクタ及びそのスライド駆動レバー操作機構は、ZI
Fコネクタそのものに、スライド板300xによるレバ
ー操作に必要な構造、部材を備えておらず、また、レセ
プタクル100xのレバー操作側の面が同一平面となっ
ているため、そのスライド駆動レバー操作機構が、レセ
プタクル100xの固定や、スライド板300x、及び
スライド板保持板400xの固定などに、レセプタクル
100xの両側に、保持固定用部材610、スペーサ6
20、及びスライドガイド板630が必要となって、部
品点数が多くなり、その上、組立て作業の煩雑さも加わ
って、組立て工数も増大し、コスト高になるという問題
点があり、また、レセプタクル100xの両側に固定用
のスペースが必要となるために、全体のスペースが増大
し、装置が大型化するという問題点がある。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、部品点数を減らし、かつ組立て作業を容易にし
て組立て工数を低減し、コストの低減をはかることがで
き、また、レセプタクルを含めた全体のスペースの省ス
ペース化をはかり、装置が大型化するのを防止すること
ができるZIFコネクタ及びそのスライド駆動レバー操
作機構を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のZIFコネクタ
は、上記目的を達成するために、複数のレセプタクル・
コンタクトがレセプタクル・ハウジングに配列、保持さ
れ、このレセプタクル・ハウジングの内部にはスライド
・インシュレータが収容、保持され、前記レセプタクル
・ハウジングの、コンタクト配列保持部分の一方の側の
端部には、この端部と接続し、レバー操作により前記ス
ライド・インシュレータをスライドさせるスライド駆動
部が設けられて成るレセプタクルと、複数のプラグ・コ
ンタクトがプラグ・ハウジングに配列、保持されて成る
プラグと、を備え、前記プラグが前記レセプタクルに零
挿入力で挿入された後、前記スライド駆動部のレバー操
作により前記スライド・インシュレータをスライドさせ
て前記複数のレセプタクル・コンタクトと前記複数のプ
ラグ・コンタクトとを加圧接触させるZIFコネクタで
あって、前記レセプタクルが、前記スライド駆動部のレ
バー操作側の側面と前記レセプタクル・ハウジングのコ
ンタクト配列保持部分の側面とが互いに平行で、かつ前
記レバー操作側の側面の方がその延長面と前記コンタク
ト配列保持部分の側面との間に間隙を生ずるように突出
させて形成され、前記スライド駆動部のレバー操作側の
側面には、予め定められた高さ、広さ及び形状で突出す
るスライド板ガイド用突出部が設けられ、かつ、このス
ライド板ガイド突出部には、前記スライド駆動部をその
レバー操作側の側面に対し垂直に貫通する穴が形成され
た構造を有することを特徴とする。
【0015】また、前記レセプタクル・ハウジングは、
そのコンタクト配列保持部分の他方の側の端部が、前記
スライド駆動部のレバー操作側の側面と同一の平面内に
ある側面を有し、この側面に、予め定められた高さ、広
さ及び形状で突出する他端側のスライド板ガイド用突出
部が設けられ、かつこの他端側のスライド板ガイド用突
出部に、前記端部を、その側面に対し垂直に貫通する他
端側の穴が形成された構造を有している。
【0016】また、本発明のZIFコネクタのスライド
駆動レバー操作機構は、前記ZIFコネクタの、レセプ
タクルに設けられたスライド駆動部のレバー操作を行う
ためのスライド駆動レバー操作機構であって、次の各構
成を有することを特徴とする。 (イ)スライドガイド用スリットと、レバー操作部とを
備えて、前記レセプタクルに設けられたスライド板ガイ
ド用突出部の高さ寸法未満の厚さ寸法を有する板材で形
成され、前記スライドガイド用スリットに前記スライド
板ガイド用突出部がはめ込まれて保持され、このスライ
ド板ガイド用突出部をガイドにしてスライドし、前記レ
バー操作部により前記スライド駆動部のレバー操作を行
うスライド板 (ロ)前記スライド板ガイド用突出部の穴と対応する位
置に穴が形成され、片面を、前記スライド板ガイド用突
出部の表面に接触させて固定され、前記スライド板を、
そのスライドガイド用スリットに前記スライド板ガイド
用突出部がはめ込まれた状態で保持するスライド板保持
板 (ハ)片面に、前記レセプタクルのレバー操作側の面と
は逆側の面を接触させて、固定用部品を、前記スライド
板保持板の穴及び前記スライド板ガイド用突出部の穴に
挿入してこの固定用部品により、前記レセプタクルと前
記スライド板保持板とを同時に固定するスティフナ
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のZIFコネクタの一実施
の形態は、レセプタクルが、スライド駆動部のレバー操
作側の側面とレセプタクル・ハウジングのコンタクト配
列保持部分の側面とが互いに平行で、かつ上記レバー操
作側の側面の方がその延長面と上記コンタクト配列保持
部分の側面との間に間隙を生ずるように突出させて形成
され、上記スライド駆動部のレバー操作側の側面には、
予め定められた高さ、広さ及び形状で突出するスライド
板ガイド用突出部が設けられ、かつ、このスライド板ガ
イド突出部には、上記スライド駆動部をそのレバー操作
側の側面に対し垂直に貫通する穴が形成された構造を有
して構成される。
【0018】また、上記レセプタクル・ハウジングは、
そのコンタクト配列保持部分の他方の側の端部が、上記
スライド駆動部のレバー操作側の側面と同一の平面内に
ある側面を有し、この側面に、予め定められた高さ、広
さ及び形状で突出する他端側のスライド板ガイド用突出
部が設けられ、かつこの他端側のスライド板ガイド用突
出部に、上記端部を、その側面に対し垂直に貫通する他
端側の穴が形成された構造とすることができる。
【0019】このような構成、構造とすることにより、
上記スライド駆動部のレバー操作を行うためのスライド
駆動レバー操作機構を、次のような構成とすることがで
きて、その部品点数を減らし、かつ組立て作業を容易に
して組立て工数を低減することができ、そのコストを低
減することができ、また、レセプタクルの両側の、レセ
プタクル固定用、及びスライド板保持用のスペースが不
要となるので、全体のスペースの省スペース化ができ
て、装置が大型化するのを防止することができる。
【0020】そして、このスライド駆動レバー操作機構
は、次に示す主要3部分で構成される。 (イ)スライドガイド用スリットと、レバー操作部とを
備えて、上記レセプタクルに設けられたスライド板ガイ
ド用突出部の高さ寸法未満の厚さ寸法を有する板材で形
成され、上記スライドガイド用スリットに上記スライド
板ガイド用突出部がはめ込まれて保持され、このスライ
ド板ガイド用突出部をガイドにしてスライドし、上記レ
バー操作部により上記スライド駆動部のレバー操作を行
うスライド板 (ロ)上記スライド板ガイド用突出部の穴と対応する位
置に穴が形成され、片面を、上記スライド板ガイド用突
出部の表面に接触させて固定され、上記スライド板を、
そのスライドガイド用スリットに上記スライド板ガイド
用突出部がはめ込まれた状態で保持するスライド板保持
板 (ハ)片面に、上記レセプタクルのレバー操作側の面と
は逆側の面を接触させて、固定用部品を、上記スライド
板保持板の穴及び上記スライド板ガイド用突出部の穴に
挿入してこの固定用部品により、上記レセプタクルと上
記スライド板保持板とを同時に固定するスティフナ
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明のZIFコネクタの一実施例を
示す、レセプタクル部分の各方向から見た外観図であ
る。この実施例のレセプタクル100は、スライド駆動
部140が、そのレバー(141)操作側の側面と、レ
セプタクル・ハウジング120のコンタクト配列保持部
分の側面及びカバー・インシュレータ150の側面とが
互いに平行で、かつこのレバー操作側の側面の方がその
延長面とコンタクト配列保持部分の側面との間に隙間が
生じるように、この側面よりわずかに(Daだけ)突出
するように形成され、このレバー操作側の側面には、こ
の側面部分と一体形成されて、予め定められた高さ(後
述のスライド板300の板厚寸法よりわずかに大きめの
高さ寸法のDb)、広さ及び形状(後述のスライド板3
00のスライドガイド用スリット310に挿入されてス
ライドする形状)で突出するスライド板ガイド用突出部
160aが設けられ、かつこのスライド板ガイド用突出
部160aには、スライド駆動部140をそのレバー操
作側の側面に対し垂直に貫通する止めねじ用穴161a
が形成されている。
【0022】また、レセプタクル・ハウジング120
は、そのコンタクト配列保持部分の他方の側(スライド
駆動部140側とは逆の側)の端部が、スライド駆動部
140のレバー操作側の側面と同一の平面内にある側面
を有し、この側面に、予め定められた高さ(スライド板
ガイド用突出部160aの高さと同一寸法のDb)、広
さ及び形状で突出する他端側のスライド板ガイド用突出
部160bが設けられ、かつこのスライド板ガイド用突
出部160bには、この端部をその側面に対し垂直に貫
通する他端側の止めねじ用穴が形成された構造を有して
いる。
【0023】このような構成、構造とすることにより、
例えば、複数のZIFコネクタを配列してこれらZIF
コネクタのレバー141を、同時に連動して操作する場
合や、他の物との連動操作する場合などのように、この
レバー141に直接手を触れないで操作する場合に、こ
のレバー141の操作機構、すなわち、スライド駆動レ
バー操作機構を、図2(a),(b)、及び図3、並び
に後述するような構成、構造とすることができて、その
部品点数を低減することができ(従来例の、保持固定用
部材610、スペーサ620、及びスライドガイド板6
30が不要となる)、しかもその組立て作業が容易にな
るので、組立て工数を低減することができ、従って、こ
れらのコストを安くすることができる。また、レセプタ
クル100の両側には、従来例のような固定、保持用の
スペースを設ける必要がなく、隣接するレセプタクル
(100)との間に隙間(スペース)を設けなくて済む
ので、レセプタクル100を含めた全体のスペースの省
スペース化ができて、このZIFコネクタ及びそのスラ
イド駆動レバー操作機構を搭載した装置が、大型化する
のを防止することができる。また、スライド板300が
スライドしたときに、レセプタクル・ハウジング120
に、接触したり当たったりすることはない。
【0024】このようなZIFコネクタの、スライド駆
動レバー操作機構の一実施例を、図2及び図3に従って
説明する。この実施例のスライド駆動レバー操作機構
は、スライドガイド用スリット310及びレバー操作部
320を備えて、レセプタクル100のスライド駆動部
140の側面(レバー操作側の)に設けられたスライド
板ガイド用突出部160a,160bの高さ寸法Dbよ
り小さめの厚さ寸法を有する板材(金属板等)で形成さ
れ、スライドガイド用スリット310がスライド板ガイ
ド用突出部160a,160bにはめ込まれてこのスラ
イド板ガイド用突出部160a,160bをガイドにし
てスライドし、レバー操作部320により、レバー14
1を操作する(矢印のように)スライド板300と、止
めねじ用穴161a,161bと対応する位置にねじ穴
が形成され(図2では見えない)、片面をスライド板ガ
イド用突出部160a,160bの表面に接触させて固
定され、スライド板300を、そのスライドガイド用ス
リット310にスライド板ガイド用突出部がはめ込まれ
た状態で保持するスライド板保持板400と、片面にレ
セプタクル100のレバー操作側の面とは逆側の面を接
触させ、止めねじ510を、スライド板保持板400の
ねじ穴、及びスライド板ガイド用突出部160a,16
0bの止めねじ用穴161a,161bに挿入してこの
止めねじ510により、レセプタクル100とスライド
板保持板400とを同時にねじ止め固定するスティフナ
500と、を有している。
【0025】すなわち、この実施例のスライド駆動レバ
ー操作機構は、スライド板300、スライド板保持板4
00、及びスティフナ500の3つの主要部分で構成さ
れ、スライド板300のスライドガイド用スリットにス
ライド板ガイド用突出部160a,160bをはめ込ん
で、その上から、スライド板保持板400とレセプタク
ル100とを、止めねじ510により、共締めする、と
いう簡単な作業で組立てることができる。
【0026】なお、レセプタクル・ハウジング120の
他端側(スライド駆動部140の逆側)の、コンタクト
配列部分の側面より突出した面、及びスライド板ガイド
用突出部160b、その部分の止めねじ用穴161b
は、レセプタクル(100)を複数個配列してレバー操
作するような場合には、省略することもできる。この場
合、スライド板300、及びスライド板保持板400
も、これに伴って変更することができる。ただし、レセ
プタクル100の配列間隔を大きく取る必要がある場合
や、コンタクト配列部分の長さが長い場合、また、レセ
プタクル100が単一で使用されるような場合には、上
述した他端側の面や、スライド板ガイド用突出部160
b及び止めねじ用穴161bが設けられた、図1〜図3
の構成、構造とする方が、安定性に優れている。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ZIFコ
ネクタの、レセプタクルを、そのスライド駆動部のレバ
ー操作側の側面とレセプタクル・ハウジングのコンタク
ト配列保持部分の側面とが互いに平行で、かつスライド
駆動部の側面の方がその延長面とコンタクト配列保持部
分の側面との間に間隙を生ずるようにハウジング側面よ
りわずかに突出するようにし、このスライド駆動部のレ
バー操作側の側面に、予め定められた高さ、広さ、及び
形状で突出するスライド板ガイド用突出部を設け、かつ
このスライド板ガイド用突出部に、スライド駆動部をそ
のレバー操作側の面に対し垂直に貫通する穴を形成した
構造とすることにより、このZIFコネクタのスライド
駆動レバー操作機構を、スライドガイド用スリット及び
レバー操作部を備えて、スライド板ガイド用突出部の高
さ寸法より小さめの厚さ寸法の板材で形成されて、その
スライドガイド用スリットにスライド板ガイド用突出部
がはめ込まれるように保持されスライドするスライド板
と、このスライド板を保持するスライド板保持板と、こ
のスライド板保持板及びレセプタクルを固定用部品によ
り同時に固定するスティフナと、を有す構成、構造とす
ることができ、その部品点数を減らし、かつ組立て作業
が容易になって組立て工数を低減することができてその
コストを安くすることができるという効果があり、また
従来必要としていたレセプタクルの両側の、レセプタク
ル固定用、及びスライド板保持用のスペースが不要とな
るので、全体のスペースの省スペース化ができて、これ
らを搭載する装置が大型化するのを防止することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のZIFコネクタの一実施例を示すレセ
プタクル部分の各方向から見た外観図である。
【図2】図1に示されたZIFコネクタの、スライド駆
動レバー操作機構の一実施例を示す上方向から見た外観
図、及び側面図である。
【図3】図2に示されたスライド駆動レバー操作機構
の、A矢視断面図である。
【図4】従来のZIFコネクタの一例の、レセプタクル
部分の各方向から見た外観図、及びそのA矢視断面図で
ある。
【図5】図4に示されたZIFコネクタのプラグとレセ
プタクルとの関係を説明するための外観図、及びそのス
ライド・インシュレータがスライドする前後のプラグ・
コンタクトとレセプタクル・コンタクトとの関係を説明
するための拡大部分断面側面図である。
【図6】図4及び図5に示されたZIFコネクタの、ス
ライド駆動レバー操作機構の一例を示す上方向から見た
外観図、及び側面図である。
【符号の説明】
100,100x レセプタクル 110 レセプタクル・コンタクト 120,120x レセプタクル・ハウジング 130 スライド・インシュレータ 140,140x スライド駆動部 141 レバー 150 カバー・インシュレータ 160a,160b スライド板ガイド用突出部 161a,161b 止めねじ用穴 200 プラグ 210 プラグ・コンタクト 220 プラグ・ハウジング 300,300x スライド板 310,310x スライドガイド用スリット 320,320x レバー操作部 400,400x スライド板保持板 500,500x スティフナ 510 止めねじ 610 保持固定用部材 620 スペーサ 630 スライドガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/10 H01R 13/629

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレセプタクル・コンタクトがレセ
    プタクル・ハウジングに配列、保持され、このレセプタ
    クル・ハウジングの内部にはスライド・インシュレータ
    が収容、保持され、前記レセプタクル・ハウジングの、
    コンタクト配列保持部分の一方の側の端部には、この端
    部と接続し、レバー操作により前記スライド・インシュ
    レータをスライドさせるスライド駆動部が設けられて成
    るレセプタクルと、複数のプラグ・コンタクトがプラグ
    ・ハウジングに配列、保持されて成るプラグと、を備
    え、前記プラグが前記レセプタクルに零挿入力で挿入さ
    れた後、前記スライド駆動部のレバー操作により前記ス
    ライド・インシュレータをスライドさせて前記複数のレ
    セプタクル・コンタクトと前記複数のプラグ・コンタク
    トとを加圧接触させるZIFコネクタであって、前記レ
    セプタクルが、前記スライド駆動部のレバー操作側の側
    面と前記レセプタクル・ハウジングのコンタクト配列保
    持部分の側面とが互いに平行で、かつ前記レバー操作側
    の側面の方がその延長面と前記コンタクト配列保持部分
    の側面との間に間隙を生ずるように突出させて形成さ
    れ、前記スライド駆動部のレバー操作側の側面には、予
    め定められた高さ、広さ及び形状で突出するスライド板
    ガイド用突出部が設けられ、かつ、このスライド板ガイ
    ド突出部には、前記スライド駆動部をそのレバー操作側
    の側面に対し垂直に貫通する穴が形成された構造を有す
    ることを特徴とするZIFコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記レセプタクル・ハウジングは、その
    コンタクト配列保持部分の他方の側の端部が、前記スラ
    イド駆動部のレバー操作側の側面と同一の平面内にある
    側面を有し、この側面に、予め定められた高さ、広さ及
    び形状で突出する他端側のスライド板ガイド用突出部が
    設けられ、かつこの他端側のスライド板ガイド用突出部
    に、前記端部を、その側面に対し垂直に貫通する他端側
    の穴が形成された構造である請求項1記載のZIFコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のZIFコネクタの、レセ
    プタクルに設けられたスライド駆動部のレバー操作を行
    うためのスライド駆動レバー操作機構であって、次の各
    構成を有することを特徴とするスライド駆動レバー操作
    機構。 (イ)スライドガイド用スリットと、レバー操作部とを
    備えて、前記レセプタクルに設けられたスライド板ガイ
    ド用突出部の高さ寸法未満の厚さ寸法を有する板材で形
    成され、前記スライドガイド用スリットに前記スライド
    板ガイド用突出部がはめ込まれて保持され、このスライ
    ド板ガイド用突出部をガイドにしてスライドし、前記レ
    バー操作部により前記スライド駆動部のレバー操作を行
    うスライド板 (ロ)前記スライド板ガイド用突出部の穴と対応する位
    置に穴が形成され、片面を、前記スライド板ガイド用突
    出部の表面に接触させて固定され、前記スライド板を、
    そのスライドガイド用スリットに前記スライド板ガイド
    用突出部がはめ込まれた状態で保持するスライド板保持
    板 (ハ)片面に、前記レセプタクルのレバー操作側の面と
    は逆側の面を接触させて、固定用部品を、前記スライド
    板保持板の穴及び前記スライド板ガイド用突出部の穴に
    挿入してこの固定用部品により、前記レセプタクルと前
    記スライド板保持板とを同時に固定するスティフナ
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