JP3371203B2 - 和そばいなり寿司の製造方法 - Google Patents

和そばいなり寿司の製造方法

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、和そばにいなり味付
けしたアブラアゲの開口部に詰め込んでなる和そばいな
り寿司の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、すし味を施した和そばを30〜5
0cmの長さに切り、これを各種の具材を中心部に配置
せしめ巻き寿司用の海苔にて巻回せしめ、これを数セン
チごとに切断して巻きずしとして製品化したものは「そ
ば巻き寿司」として一般に市販されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来提供されているい
わゆる「そば巻き寿司」は、具材としての寿司味を施し
てなる「そば」を全体が同じ方向でほぼ整列せしめ、外
周囲を巻き寿司用の海苔にて巻回してあるため、そば材
料同志に互いに結合力が生じることにより、これを食し
た時に適当な粘着性が生じて、巻き寿司としての食感が
生じることになる。 【0004】しかしながら、このような寿司味を施して
なる「そば」を更に細かく切断し、ランダムに「いなり
寿司」としてのアブラアゲの開口部に詰め込んでも、そ
ば同志がパサパサして到底通常の「いなりずし」のよう
な食感は得られない。又、通常の米飯による「いなりず
し」では、一旦これを冷却した場合、内部のすし味のご
飯が硬くなり、食味、食感が急速に落ちる傾向がある。 【0005】この発明の目的とするところは、上記の問
題点に鑑み、通常の「いなりずし」の食味に極めて近く
すると共に、冷蔵冷却した場合、或いは緩慢冷凍又は急
速冷凍し、食前に自然解凍した場合にでも食味を損なわ
ない和そばいなり寿司の製造方法を提供するものであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、真空ミキサーで材料を攪拌混合した所量の和そば
生地を予め茹で、この茹和そばを1cm〜4cm程度の
長さに裁断したもの100部に対して甘酢14部とα化
した澱粉0.42部とを混合してできた甘酢混合澱粉液
を浸透させ、該甘酢浸透麺類を5〜6℃の中で約1〜2
時間保冷保管したものを、適当な他の具材と共に予めい
なり用の味付けしたアブラアゲの開口部に詰めてなる和
そばいなり寿司の製造方法としたものである。 【0007】 【考案の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。本件発明は、中華そばめん、和そばめん、
うどんめん等、いわゆる「麺類」に作成可能であるが、
上記の麺類の中、最も市場性があると思われる「和そば
寿司」の製造方法について説明する。 【0008】 【実施例】以下、麺類いなり寿司の製造方法の一つとし
て、「和そば寿司」の製造方法について説明する和そば
いなり寿司の製造方法について以下説明する。 【0009】1.茹でそば麺の製造工程 和そばの配合割合(重量比)は以下のとおりである。 そば粉 40部 小麦粉 59部 卵白 1部 食塩水 31部 以上のそば材料を真空ミキサーにて捏ねて和そば生地を
作り、これを平たく延ばし、細長く線状に切断した上
で、これを茹で、通常の茹そば麺を作製する。なお、そ
ば生地材料を真空ミキサーにて捏ねて作った場合、和そ
ばいなり寿司の腰が強くなって食感が向上する。 【0010】2.甘酢浸透粘性付与工程 以下のこの茹そば麺100部に対して以下の割合で本発
明の麺類いなり寿司を製造する。 甘酢 14部 α化澱粉 0.42部 粒ゴマ 1部 すりゴマ 2部 上記のような甘酢、α化澱粉、粒ゴマ、すりゴマ、等を
混合攪拌した甘酢澱粉混合液を前記の茹そば麺を約1c
m〜4cm程度の長さ(特に、望ましくは2〜3cm)
に裁断した裁断そば麺に均一にまぶせることにより、全
ての裁断そば麺の中心部まで、前記甘酢澱粉混合液が浸
透するようにすることによって、茹そば麺に甘酢の味付
けをすると共に茹そば麺相互間の粘性を付与するもので
ある。なお、この甘酢浸透工程において、好みにより麻
の実を適宜に使用することもある。ここで、α化澱粉の
使用量は、茹そば麺1kgに対して4.2gとするのが
最適である。なお、念のため、すし用の甘酢の配合は、
以下のとおりである。 酢 200部 砂糖 270部 調味料 1.4部 食塩 28部 【0011】3.冷却工程 上記の材料を混合攪拌してなる甘酢混合澱粉液を1cm
〜4cm程度の長さに切断した茹そば麺100部に混
ぜ、摂氏5〜6°Cの冷蔵庫内にて1〜2時間に保管し
てそば麺に腰を与える。 【0012】4.アブラアゲの開口部への詰め込み工程 以上の工程によって得た甘酢処理してなる所定切断の和
そば麺1を三角形、又は俵状のアブラアゲ2の開口部に
手作業又は機械詰め等の手段にてランダムに詰め込むこ
とによって本発明の和そばいなり寿司3が製造される。
以上の製造工程と本質的に同工程で、そば麺に代えてう
どん麺、中華そば麺にも適用すればそれなりに各種の風
味の「麺類いなり寿司」を楽しむことができる。なお、
図示していないが、和そばいなり寿司3の形状として三
角型のもの、俵型のものを随時に作ることができること
は勿論である。 【0013】 【発明の効果】請求項1の和そばいなり寿司の製造方法
では、真空ミキサーで材料を攪拌混合した所量の和そば
生地を予め茹で、この茹和そばを1cm〜4cm程度の
長さに裁断したもの100部に対して甘酢14部とα化
した澱粉0.42部とを混合してできた甘酢混合澱粉液
を浸透させ、該甘酢浸透麺類を5〜6℃の中で約1〜2
時間保冷保管したものを、適当な他の具材と共に予めい
なり用の味付けしたアブラアゲの開口部に詰めて和そば
いなり寿司の製造方法としてあるので、和そばの味を損
なうことなく、和そばいなり寿司の食味を味わえる。し
かも、通常のいなり寿司では、いったん冷却すればごは
んが硬くなり急速に食味が損なわれるのに反して、本発
明の和そばいなり寿司の製造方法によって得た和そばい
なり寿司では冷めても硬くならず食感も落ちないから、
保存食として冷凍庫内で冷凍保存しておき、自然解凍し
てこれを食することもできる。又、酸を使用しているの
で、冷蔵庫で保存する場合でも菌の増殖を防止し得る。
しかも、適度の粘着性を得るのに使用したα化した澱粉
は極めて消化、吸収によい等、家庭の食卓、行楽に和そ
ばいなり寿司として又、保存食としても最適である。和
そば生地を作るについて、予め真空ミキサーで生地材料
を攪拌混合したものを使用するので、ふんわりと軟らか
な中に腰のある食味の和そばいなり寿司とすることがで
きる。更に、和そばがいなり寿司の味によくマッチして
食味、食感がよく、稲荷寿司として、特に和そばがよく
マッチしている。この発明の和そばいなり寿司の製造方
法では、和そば麺類100部に対して甘酢と、α化した
澱粉とはそれぞれ14部と0.42部としたことによっ
て、甘酢と和そばの粘性が、そばを主材としたいなりす
しの粘性に近似した食味、食感を付与することになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】製造工程の説明図 【図2】和そばいなり寿司の断面図 【符号の説明】 1...和そば麺 2...アブラアゲ 3...和そばいなり寿司

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】真空ミキサーで材料を攪拌混合した所量の
    和そば生地を予め茹で、この茹和そばを1cm〜4cm
    程度の長さに裁断したもの100部に対して甘酢14部
    とα化した澱粉0.42部とを混合してできた甘酢混合
    澱粉液を浸透させ、該甘酢浸透麺類を5〜6℃の中で約
    1〜2時間保冷保管したものを、適当な他の具材と共に
    予めいなり用の味付けしたアブラアゲの開口部に詰めて
    なることを特徴とする和そばいなり寿司の製造方法。
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