JP3370454B2 - 改良地盤および地盤改良工法 - Google Patents

改良地盤および地盤改良工法

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JP3370454B2
JP3370454B2 JP27410394A JP27410394A JP3370454B2 JP 3370454 B2 JP3370454 B2 JP 3370454B2 JP 27410394 A JP27410394 A JP 27410394A JP 27410394 A JP27410394 A JP 27410394A JP 3370454 B2 JP3370454 B2 JP 3370454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤内の土砂を攪拌し
つつ固化材を混合して土砂を固化させることによって、
軟弱地盤を改良するのに好適な改良地盤および地盤改良
工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、石灰、セメント等の固化
材をスラリー状に調製し、これらのスラリーを地盤内の
土と攪拌・混合することにより、固化材スラリーの水和
反応,この水和反応による水和生成物と粘土鉱物とのイ
オン交換作用,あるいはポゾラン反応等を主体とする化
学的固結反応を利用して土を化学的に固化させて、地盤
内に改良杭を造成し地盤改良を行う深層混合処理工法が
ある。
【0003】従来、この深層混合処理工法では、図10
に示すような、杭打ち機をベースとした地盤改良装置1
が用いられている。地盤改良装置1は、本体2に設けら
れた支持柱3に、削孔ロッド4がその軸周りに回転自在
に支持され、この削孔ロッド4の下端部4aに、地盤G
内の土の攪拌を行う攪拌翼5と、地盤G内の土を掻き進
むためのアースオーガ6と、図示しない固化材供給手段
から固化材スラリーを地盤G中に供給するための吐出口
7とが設けられた概略構成となっている。
【0004】そして、このような地盤改良装置1を用い
て地盤を改良するには、まず、地盤Gに削孔ロッド4を
回転させながら貫入し、アースオーガ6で地盤G内を所
定の深さまで掻き進む。次に、固化材供給手段によっ
て、固化材スラリーを削孔ロッド4の下端部4aの吐出
口7から噴出させる。そして、削孔ロッド4を引き上げ
ながら、噴出させた固化材スラリーと地盤Gの土とをア
ースオーガ6および攪拌翼5で攪拌することによって、
土を固化させて地盤G内に円柱状の改良杭を造成する。
【0005】そして、地盤上に構築する構造物あるいは
地盤の利用目的にあわせて、このような改良杭を、単
独、あるいはブロック状,格子状,連壁状等に造成して
改良地盤を構築していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の改良地盤および地盤改良工法には、以下
のような問題が存在する。すなわち、地盤G内を掻き進
むアースオーガ6が、削孔ロッド4の下端部4aにのみ
設けられているので、地盤G内に造成される改良杭は、
その外形形状が、アースオーガ6の回転径に等しい直径
を有した円筒状とならざるを得なかった。したがって、
広範囲にわたって地盤の改良を望む場合には、改良杭を
多数造成するか、あるいは適当な間隔で改良杭を造成
し、これらの改良杭の杭頭間の表層部のみを別途地盤改
良する等しなければならず、工期の長期化や施工コスト
の増大を招くといった問題があった。本発明は、以上の
ような点を考慮してなされたもので、低コストかつ短工
期で地盤を改良することのできる改良地盤および地盤改
良工法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
地盤の土砂に固化材を混合することによって地盤中に構
築された一以上の改良杭から構成された改良地盤であっ
て、前記改良杭が、水平面内に位置する一定厚さの水平
部と、該水平部の下面から鉛直下方に向けて一定寸法延
在する鉛直部とが上下に交互に形成された構成とされ
前記水平部および前記鉛直部は、削孔翼から土中に噴出
させた固化材を削孔翼によって地盤の土砂と攪拌・混合
させることで地盤を固化させて形成されていることを特
徴としている。
【0008】請求項2に係る発明は、下端部に第一の削
孔翼を備え、その上方に前記第一の削孔翼よりも回転半
径の大きな第二の削孔翼を備えた構成の削孔ロッドを回
転させつつ地盤に貫入させていき、第一の削孔翼と第二
の削孔翼のそれぞれから前記地盤内に固化材を供給する
とともに、前記削孔翼で前記固化材と前記地盤内の土砂
とを混合することにより地盤を固化させて改良するとき
に、前記第二の削孔翼からの固化材の供給を定められた
深さにおいてのみ行うことを特徴としている。
【0009】請求項3に係る発明は、下端部に第一の削
孔翼を備え、その上方に前記第一の削孔翼よりも回転半
径の大きな第二の削孔翼を備えた構成の削孔ロッドを回
転させつつ地盤に貫入させていき、第一の削孔翼と第二
の削孔翼のそれぞれから前記地盤内に固化材を供給する
とともに、前記削孔翼で前記固化材と前記地盤内の土砂
とを混合することにより地盤を固化させて改良するとき
に、前記第二の削孔翼から供給する固化材の配合比を、
定められた深さ毎に変えることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、改良地盤を、水平面
内に位置する一定厚さの水平部と、鉛直下方に向けて一
定寸法延在する鉛直部とを上下に交互に形成してなる改
良杭から構成するようにした。これにより、複数の改良
杭を、前記水平部どうしが隣接するように配置すれば、
改良地盤が、上下方向に連続する鉛直部から形成される
柱と、隣接することによって一方向に連続する水平部か
ら形成される梁とからなる、いわばラーメン構造とな
り、強固な構造となる。また、複数の改良杭を、平面視
したときに、水平部どうしが密に重なるように配置すれ
ば、前記水平部どうしが水平面内で連続して、スラブが
形成されることになる。
【0011】請求項2記載の発明では、削孔ロッドを回
転させつつ地盤に貫入させていき、第一の削孔翼と第二
の削孔翼のそれぞれから前記地盤内に固化材を供給し、
これを地盤内の土砂に混合させることにより地盤を固化
させて改良するときに、第二の削孔翼からの固化材の供
給を、定められた深さにおいてのみ行う構成とした。こ
れにより、第一の削孔翼から固化材を供給した部分にお
いては、その回転半径の範囲の土砂が上下方向に連続す
る杭状に固化される。また、第二の削孔翼から固化材を
供給した部分においては、その回転半径の範囲の土砂が
一定厚さに亘って固化される。したがって、地盤中に
は、第一の削孔翼で固化された小径の鉛直部と、第二の
削孔翼で固化された一定厚さの大径の水平部とから構成
される改良杭が造成されることになる。また、大径の水
平部以外の部分については、第二の削孔翼からの固化材
の供給は、ゼロから貧配合の任意とすることも可能であ
る。
【0012】請求項3記載の発明では、削孔ロッドを回
転させつつ地盤に貫入させていき、第一の削孔翼と第二
の削孔翼のそれぞれから前記地盤内に固化材を供給し、
これを地盤内の土砂に混合させることにより地盤を固化
させて改良するときに、第二の削孔翼から供給する固化
材の配合比を定められた深さ毎に変えるようにした。こ
れにより、第一の削孔翼から固化材を供給した部分にお
いては、その回転半径の範囲の土砂が上下方向に連続す
る杭状に固化される。また、第二の削孔翼から固化材を
供給した部分においては、その回転半径の範囲の土砂
が、供給した固化材の配合比に応じた硬さ(強度)で固
化される。したがって、地盤中に、第一の削孔翼からの
固化材で固化された小径の鉛直部と、第二の削孔翼から
の固化材で固化されて一定厚さ毎に硬さの異なる大径の
水平部とから構成される改良杭を造成することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明にかかる改良地盤および地盤改
良工法を図1ないし図9に示す第一ないし第四実施例を
参照して説明する。
【0014】[第一実施例]図1および図2は、本発明
にかかる地盤改良工法に用いる地盤改良装置の一例を示
すものである。図1に示すように、地盤改良装置10
は、移動用の無端キャタピラー11aを備えた本体11
と、本体11の前方に垂設された支持柱12と、この支
持柱12にその軸周りに回転自在に支持された削孔ロッ
ド13,13(一方のみを図示)と、本体11に設けら
れて、地盤Gに固化材を供給する固化材供給ポンプ(固
化材供給手段:図示せず)とを備えた概略構成となって
いる。
【0015】図2に示すように、各削孔ロッド13は、
内軸13aと外筒13bとからなる二重構造とされてい
る。各内軸13aの上端は、それぞれ、これらをその軸
回りに回転駆動させるための駆動モータ14の回転軸に
接続されて支持されている。そして、この駆動モータ1
4は、支持柱12(図1参照)に上下動自在に設けられ
ており、これによって、削孔ロッド13,13は、駆動
モータ14と一体に、支持柱12(図1参照)に沿って
上下動自在な構成となっている。
【0016】一方、外筒13b,13bは、支持柱12
(図1参照)に沿って上下動自在に設けられた振れ止め
15a,15bによって、その軸回りに回転自在に支持
されている。また、外筒13b,13bの内側には、内
軸13a,13aに設けた係合凹部(図示せず)に出没
自在に係合する凸部(図示せず)が設けられている。こ
れら係合凹部と凸部とを必要に応じて係合させることに
よって、駆動モータ14の回転駆動力が内軸13a,1
3aを介して伝達されて、外筒13b,13bが回転駆
動されるようになっている。
【0017】内軸13a,13aの下端には、地盤G内
の土を掻き回すための第一アースオーガ16,16(第
一の削孔翼)が設けられている。また、外筒13b,1
3bの下端には、第一アースオーガ16,16よりも回
転半径が大きな、第二アースオーガ17,17(第二の
削孔翼)が設けられている。これらの第一アースオーガ
16,16、第二アースオーガ17,17の先端には、
それぞれ、効率よく地盤Gを掻き回すためのビット1
8,18,…が設けられている。
【0018】図1に示したように、本体11の後方に
は、引抜きウインチ20と引込みウインチ21が設けら
れている。引抜きウインチ20には、二本のワイヤー2
2,23の一端がそれぞれ固定されている。そして、一
方のワイヤー22の他端は、支持柱12の上端部に設け
られた支持部材24に回転自在に軸支されたシーブ2
5,26、および駆動モータ14の上面に回転自在に軸
支されたシーブ27を介して、支持部材24の下面に固
定されている。これにより、ワイヤー22を引抜きウイ
ンチ20で巻き取ると、駆動モータ14すなわち内筒1
3aが支持柱12に沿って上昇するようになっている。
他方のワイヤー23の他端は、支持部材24に回転自在
に軸支されたシーブ25,28、および振れ止め15a
の上面に回転自在に軸支されたシーブ29を介して、支
持部材24の下面に固定されている。これにより、ワイ
ヤー23を引抜きウインチ20で巻き取ると、振れ止め
15a,すなわち外筒13bが支持柱12に沿って上昇
するようになっている。
【0019】また、引込みウインチ21には、ワイヤー
30の一端が固定されており、このワイヤー30の他端
は、本体11に回転自在に軸支されたシーブ31を介し
て、振れ止め15aに固定されている。これにより、ワ
イヤー30を引込みウインチ21で巻き取ると、振れ止
め15a,すなわち外筒13bが支持柱12に沿って下
降するようになっている。
【0020】図1および図2に示したように、内軸13
a,13aの上端部にはスイーベル継ぎ手(図示せず)
が設けられている。このスイーベル継ぎ手は、本体11
(図1参照)に設けられた第一固化材供給ポンプにスラ
リーホース(図示せず)を通して接続されている。第一
アースオーガ16,16の翼元には、吐出口16a,1
6aが設けられている。そして、第一固化材供給ポンプ
(図示なし)によってスラリーホース,スイーベル継ぎ
手を通じて供給される固化材スラリーが、この吐出口1
6a,16aから噴出される構成となっている。
【0021】振れ止め15aの上部には、内軸13a,
13aを囲繞するようにスイーベル継ぎ手32,32が
設けられている。このスイーベル継ぎ手32,32には
スラリーホース33,33(図2参照)の一端が接続さ
れており、このスラリーホース33,33の他端は、固
化材を送給するために本体11(図1参照)に設けられ
た図示しない第二固化材供給ポンプに接続されている。
第二アースオーガ17,17の翼元には吐出口17a,
17aが設けられている。そして、第二固化材供給ポン
プによってスラリーホース33,33、スイーベル継ぎ
手32,32を通じて供給される固化材スラリーが、こ
の吐出口17a,17aから噴出される構成となってい
る。
【0022】次に、上記構成の地盤改良装置10を用い
た地盤改良工法について詳細に説明する。まず、地盤G
の所定の箇所に、第一アースオーガ16,16を位置決
めする。次に、駆動モータ14で内軸13a,13aを
回転駆動させることによって、第一アースオーガ16,
16を回転させつつ地盤Gに貫入させていき、地盤Gを
所定深さまで削孔する。
【0023】第一アースオーガ16,16により所定の
深さまで削孔を終えた後、引込みウインチ21でワイヤ
ー30を巻き取り、振れ止め15aを下降させる。する
と、内軸13a,13aに設けた係合凹部と外筒13
b,13bに設けた凸部とが係合して、外筒13b,1
3bに駆動モータ14の駆動力が伝達される。そして、
さらにワイヤー30を巻き取って外筒13b,13bを
下降させていくことにより、第二アースオーガ17,1
7を回転させつつ地盤Gに貫入させていき、第二アース
オーガ17,17による地盤Gの削孔を開始する。
【0024】このようにして、第一アースオーガ16,
16および第二アースオーガ17,17によって、地盤
Gをそれぞれ所定の深さまで削孔した後に、第一アース
オーガ16,16の先端において改良杭の先端処理を行
う。
【0025】次に、第一アースオーガ16,16の吐出
口16a,16aから、第一固化材供給ポンプにより固
化材スラリーを噴出させる。これとともに、第二アース
オーガ17,17の吐出口17a,17aから、第二固
化材供給ポンプ(図示なし)により固化材スラリーを噴
出させる。
【0026】そして、固化材スラリーを噴出させつつ第
一アースオーガ16,16、第二アースオーガ17,1
7を回転させながら、引抜きウインチ20でワイヤー2
2,23を巻き取り、内軸13a,13aおよび外筒1
3b,13bを引き上げていく。ただし、このとき、図
3に示すように、第二固化材供給ポンプ(図示なし)で
は、第二アースオーガ17,17が、地盤G中、符号
(イ)に示す範囲に位置しているときのみ、固化材スラ
リーを噴出させるようにする。また、第二固化材供給ポ
ンプから供給する固化材スラリーは、第一固化材供給ポ
ンプから供給する固化材スラリーに比較して、その濃度
あるいは単位時間当りの吐出量を多くすることにより配
合比を高くする。
【0027】すると、第一アースオーガ16,16の吐
出口16a,16a、第二アースオーガ17,17の吐
出口17a,17aから、それぞれ吐出された固化材ス
ラリーは、第一アースオーガ16,16、第二アースオ
ーガ17,17によって、土と攪拌・混合される。そし
て、土に混合された固化材スラリーの水和反応,この水
和反応による水和生成物と粘土鉱物とのイオン交換作
用,あるいはポゾラン反応等を主体とする化学的固結反
応によって、土が化学的に固化し、改良杭Aが造成され
る。
【0028】このようにして造成された改良杭Aは、第
一アースオーガ16から噴出された固化材スラリーによ
って形成された円筒状の鉛直部40と、第二アースオー
ガ17から噴出された固化材スラリーによって形成され
た一定厚さの円板状の水平部41とが、上下方向に交互
に連続して位置する複層構造をなしている。なお、前記
したように、第二固化材供給ポンプから供給する固化材
スラリーの配合比を、第一固化材供給ポンプからのもの
よりも高くしたので、水平部41は、単位体積あたりの
固化材スラリーの混合量が鉛直部40よりも多くなって
いる。
【0029】そして、第二アースオーガ17,17によ
る削孔が最低限重なり合うようにして第一アースオーガ
16,16の位置決めを行い、上記の工程を繰り返して
いく。すると、図4および図5に示すように、改良杭
A,A,…の各水平部41どうしが、互いに接した形態
の改良地盤B1が形成される。このようにして形成され
た改良地盤B1は、各改良杭Aの鉛直部40,40,…
によって上下方向に連続する柱が形成され、互いに隣接
する水平部41,41,…によって梁が形成された形態
となり、これによって、改良地盤B1は、いわばラーメ
ン構造をなした形態となる。
【0030】上述した改良地盤B1では、この改良地盤
1が、水平面内に位置する一定厚さの水平部41と、
鉛直下方に向けて一定寸法延在する鉛直部40とを上下
に交互に形成してなる改良杭Aから形成され、これら複
数の改良杭Aの水平部41どうしが隣接するように配置
された構成とされている。これにより、改良地盤B
1を、ラーメン構造とすることができ、高い強度を有し
たものとすることができる。したがって、従来の改良杭
を多数造成することによって構築していた改良地盤に比
較して、少ない本数の改良杭Aから同等の性能を有した
改良地盤B1を形成することが可能となり、改良地盤B1
を経済的なものとして、短工期かつ低コストで構築する
ことが可能となる。
【0031】また、上述した地盤改良工法では、地盤改
良装置10の削孔ロッド13を回転させつつ地盤Gに貫
入させていき、第一アースオーガ16,第二アースオー
ガ17のそれぞれから地盤G内に固化材スラリーを供給
するときに、第二アースオーガ17からの固化材スラリ
ーの供給を、定められた深さ(図3および図4において
符号(イ)に示した範囲)においてのみ行う構成とし
た。これにより、地盤G中には、鉛直部40と水平部4
1とが上下方向に交互に形成された構成からなる改良杭
Aを造成することができる。このようにして、第二アー
スオーガ17に何ら拡径機構等を備えることなく、地盤
G中任意の位置に、鉛直部40よりも大径の水平部41
を形成することができるので、地盤改良装置10の設備
コストを上昇させることなく、改良杭Aを低コストで形
成することが可能となる。したがって、上記効果を一層
効果的なものとすることができる。
【0032】[第二実施例]次に、本発明にかかる地盤
改良工法の第二実施例について説明する。なお、第二実
施例では、地盤改良装置10を用いて改良杭Aを地盤G
中に造成する構成については、前記第一実施例と全く同
様であるので、異なる点についてのみ説明する。図3に
示したように、まず、地盤改良装置10で、改良杭Aを
地盤G中に造成する。
【0033】次いで、造成した改良杭Aに隣接する位置
に、第二アースオーガ17,17による削孔が、先に造
成した改良杭Aの水平部41と互いに重なり合うように
第一アースオーガ16,16の位置決めを行い、新たに
改良杭Aを造成する。この後、上記の工程を繰り返して
いく。すると、図6に示すように、改良杭A,A,…の
各水平部41どうしが、密に重なり合った形態の改良地
盤B2が形成される。
【0034】このようにして形成された改良地盤B
2は、各改良杭Aの鉛直部40,40,…によって上下
方向に連続する柱が形成され、互いに密に重なり合った
水平部41,41,…によってスラブが形成された形態
となっている。
【0035】上述した改良地盤B2および地盤改良方法
では、上記第一実施例と同様の効果を奏することができ
る。これに加えて、上述した改良地盤B2では、この改
良地盤B2を形成する複数の改良杭Aの水平部41どう
しが密に重なり合うように配置された構成とされてい
る。これにより、改良地盤B2の、互いに密に重なり合
った水平部41,41,…からスラブを形成することが
できる。このスラブによってその上下の地盤Gが隔てら
れるので、地盤Gが例えばN値15未満の砂地盤等であ
る場合にも、地震発生時の地盤Gの液状化を防止するこ
とが可能となる。
【0036】[第三実施例]次に、本発明にかかる地盤
改良工法の第三実施例について説明する。なお、この第
三実施例では、地盤改良装置10を用いる点について
は、前記第一実施例と全く同様であり、以下、異なる点
についてのみ説明する。図1および図2に示した地盤改
良装置10は、第二アースオーガ17,17の吐出口1
7a,17aから噴出する固化材スラリーの配合比、す
なわちその濃度,あるいは単位時間当りの吐出量が調整
できるようになっている。
【0037】そして、このような地盤改良装置10を用
いて、以下のようにして地盤G中に改良杭A’を造成す
る。まず、上記第一実施例と同様に、第一アースオーガ
16,16および第二アースオーガ17,17によっ
て、地盤Gを所定の深さまで削孔した後に、第一アース
オーガ16,16の先端において改良杭の先端処理を行
う。
【0038】次に、第一アースオーガ16,16の吐出
口16a,16a、および第二アースオーガ17,17
の吐出口17a,17aから、それぞれ、固化材スラリ
ーを噴出させつつ、第一アースオーガ16,16、第二
アースオーガ17,17を回転させながら引き上げてい
く。このとき、図3に示したように、第二アースオーガ
17,17が、符号(イ)に示す範囲に位置していると
きには、第二固化材供給ポンプ(図示なし)では、第一
アースオーガ16,16から噴出する固化材スラリーよ
りも高い配合比となるように、固化材スラリーを供給す
るようにする。また、第二アースオーガ17,17が、
符号(ロ)に示す範囲に位置しているときには、第一ア
ースオーガ16,16から噴出する固化材スラリーより
も低い配合比(ゼロでもよい)となるように、固化材ス
ラリーを供給するようにする。
【0039】このようにして土に混合された固化材スラ
リーによって、土が化学的に固化し、改良杭A’が造成
される。
【0040】造成された改良杭A’は、第一アースオー
ガ16から噴出された固化材スラリーによって形成され
た円柱状の鉛直部40と、第二アースオーガ17から噴
出された固化材スラリーによって形成された一定厚さの
円板状の水平部41とが、上下方向に交互に連続して位
置する複層構造をなしている。さらに、鉛直部40の周
囲には、水平部41と同径の筒状部42が形成されてい
る。なお、水平部41は、第二固化材供給ポンプから供
給する固化材スラリーの配合比を、第一固化材供給ポン
プからのものよりも高くしたので、単位体積あたりの固
化材スラリーの混合量が鉛直部40よりも多くなってい
る。また、筒状部42は、第二固化材供給ポンプから供
給する固化材スラリーの配合比を、第一固化材供給ポン
プからのものよりも低くしたので、単位体積あたりの固
化材スラリーの混合量が鉛直部40よりも少なくなって
いる。
【0041】この後、上記と同様にして、図7および図
8に示すように、改良杭A’,A’,…の各水平部41
どうしが、互いに接するように、順次改良杭A’を造成
していくことにより、改良地盤B3が形成される。この
ようにして形成された改良地盤B3は、各改良杭A’の
鉛直部40,40,…によって上下方向に連続する柱が
形成され、互いに隣接する水平部41,41,…によっ
て梁が形成された形態となり、これによって、改良地盤
3は、いわばラーメン構造をなした形態となる。そし
てさらに、鉛直部40の周囲には筒状部42が形成され
ており、互いに隣接する筒状部42によって、いわば連
壁が形成された形態となっている。
【0042】上述した改良地盤B3は、円柱状の鉛直部
40と、一定厚さの円板状の水平部41とが、鉛直部4
0の周囲に形成された筒状部42とからなる複数の改良
杭A’から構成され、これら複数の改良杭A’の水平部
41どうしが隣接するように配置された構成とされてい
る。これにより、改良地盤B3が、各改良杭A’の鉛直
部40からなる柱と、互いに隣接する水平部41,4
1,…からなる梁とを備えたラーメン構造をなし、さら
に、互いに隣接する筒状部42,42,…によって連壁
が形成された形態となっている。したがって、従来の、
改良杭を連壁状に造成することによって構築していた改
良地盤に比較して、少ない本数の改良杭A’から改良地
盤B3を形成することが可能となり、改良地盤B3を経済
的なものとして、短工期かつ低コストで構築することが
可能となる。
【0043】しかも、改良杭A’を、地盤改良装置10
によって造成するときに、第二アースオーガ17から供
給する固化材スラリーの配合比を、定められた深さ毎
(図3および図7において符号(イ)に示した範囲と符
号(ロ)に示した範囲)に変化させる構成とした。これ
により、上下に連続する同径の水平部41と筒状部42
とでその強度を変化させることができる。したがって、
固化材スラリーを効率的な配合比で地盤G中に混合させ
ることにより、その使用量を削減することができる。
【0044】[第四実施例]次に、本発明にかかる地盤
改良工法の第四実施例について説明する。なお、本第四
実施例では、地盤改良装置10を用いて改良杭A’を地
盤G中に造成する構成については、前記第三実施例と全
く同様であるので、異なる点についてのみ説明する。ま
ず、図3に示したように、地盤改良装置10で、改良杭
A’を地盤G中に造成する。
【0045】そして、造成した改良杭A’に隣接する位
置に、第二アースオーガ17,17による削孔が、先に
造成した改良杭A’の水平部41と互いに重なり合うよ
うにして第一アースオーガ16,16の位置決めを行
い、新たに改良杭A’を造成する。
【0046】この後、上記の工程を繰り返していく。す
ると、図9に示すように、改良杭A’,A’,…の各水
平部41どうしが、密に重なり合った形態の改良地盤B
4が形成される。
【0047】このようにして形成された改良地盤B
4は、各改良杭A’の鉛直部40,40,…によって上
下方向に連続する柱が形成され、互いに密に重なり合っ
た水平部41,41,…によってスラブが形成されると
ともに、互いに密に重なり合った筒状部42,42,…
によって上下の水平部41,41間についても完全に地
盤改良された形態となっている。
【0048】上述した改良地盤B4および地盤改良方法
では、上記第三実施例と同様の効果を奏することができ
る。これに加えて、上述した改良地盤B4では、この改
良地盤B4を形成する複数の改良杭A’の水平部41ど
うしが密に重なり合うように配置された構成とされてい
る。これにより、改良地盤B4を、鉛直部40と、互い
に密に重なり合った水平部41および水平部42とから
なる、ブロック状の構成とすることができる。これによ
り、地盤Gを完全に地盤改良することができる。
【0049】なお、第一ないし第四実施例において、改
良地盤B1,B2,B3,B4を構築するのであれば、第二
アースオーガ17に拡径機能を有した地盤改良装置を用
いてもよい。この場合においても、上記した改良地盤B
1,B2,B3,B4による効果は奏することが可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る改
良地盤によれば、改良地盤を、水平面内に位置する一定
厚さの水平部と、鉛直下方に向けて一定寸法延在する鉛
直部とを上下に交互に形成してなる改良杭から構成する
ようにし、それら水平部および鉛直部を、削孔翼から土
中に噴出させた固化材を削孔翼によって地盤の土砂と攪
拌・混合させることで地盤を固化させて形成するように
した。このとき、複数の改良杭を、前記水平部どうしが
隣接するように配置すれば、改良地盤が、上下方向に連
続する鉛直部すなわち柱と、柱どうしを接続する水平部
すなわち梁とからなる、いわばラーメン構造となり、強
固な構造となる。これにより、従来に比較して、少ない
本数の改良杭で同等の性能を有した改良地盤を形成する
ことが可能となり、改良地盤を経済的なものとして、こ
れを短工期かつ低コストで構築することが可能となる。
また、複数の改良杭を、前記水平部どうしが平面視した
ときに、前記水平部どうしが密に重なるように配置すれ
ば、前記水平部どうしが水平方向に連続して、スラブが
形成されることになる。このスラブによって、上下の地
盤が隔てられ、地盤が例えばN値15未満の砂地盤であ
る場合等に、地震発生時の地盤の液状化を防止すること
が可能となる。
【0051】請求項2に係る地盤改良工法によれば、削
孔ロッドを回転させつつ地盤に貫入させていき、第一の
削孔翼と第二の削孔翼のそれぞれから固化材を供給する
ときに、第二の削孔翼からの固化材の供給を、定められ
た深さにおいてのみ行う構成とした。これにより、地盤
中に、第一の削孔翼からの固化材で固化された小径の鉛
直部と、第二の削孔翼からの固化材で固化された一定厚
さの大径の水平部とが形成されることになり、請求項1
に記載した改良杭を造成することができる。このとき、
第二の削孔翼に何らの拡径機構を備えることなく地盤中
の任意の位置に前記水平部を形成することができるの
で、低コストで前記改良杭を造成することが可能とな
る。
【0052】請求項3に係る地盤改良工法によれば、削
孔ロッドを回転させつつ地盤に貫入させていき、第一の
削孔翼と第二の削孔翼のそれぞれから固化材を供給する
ときに、第二の削孔翼から供給する固化材の配合比を、
定められた深さ毎に変えるようにした。これにより、地
盤中に、第一の削孔翼からの固化材で固化された小径の
鉛直部と、第二の削孔翼からの固化材で固化されて一定
厚さ毎に硬さの異なる大径の水平部とを有した改良杭を
造成することができる。このようにして、固化材を効率
的な配合比で地盤中に混合させることにより、その使用
量を削減することができる。そして、このような改良杭
を、前記水平部どうしが接するように造成すれば、地盤
中に連壁を有した改良地盤を構築することができる。ま
た、このような改良杭を、前記水平部どうしが密に重な
るように造成すれば、地盤中にブロック状の改良地盤を
造成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地盤改良工法に用いる地盤改良装
置を示す側面図である。
【図2】前記地盤改良装置の要部を示す正面図である。
【図3】本発明に係る改良地盤の一部を示す立断面図で
ある。
【図4】前記改良地盤の一例を示す斜視断面図である。
【図5】図4に示した改良地盤の立断面図である。
【図6】前記改良地盤の他の一例を示す斜視断面図であ
る。
【図7】前記改良地盤のさらに一例を示す斜視断面図で
ある。
【図8】図7に示した改良地盤の立断面図である。
【図9】前記改良地盤の一例を示す斜視断面図である。
【図10】従来の地盤改良工法に用いる地盤改良装置を
示す側面図である。
【符号の説明】
13 削孔ロッド 16 第一アースオーガ(第一の削孔翼) 17 第二アースオーガ(第二の削孔翼) 40 鉛直部 41 水平部 A,A’ 改良杭 B1,B2,B3,B4 改良地盤 G 地盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 純二 福岡県福岡市東区香椎台一丁目13ー23 (72)発明者 伊藤 澄雄 福岡県春日市松ヶ丘4ー76 (56)参考文献 特開 平2−311614(JP,A) 特開 平1−190818(JP,A) 特開 平6−158639(JP,A) 特開 平6−158642(JP,A) 特開 昭59−118926(JP,A) 特開 昭53−26005(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 3/12 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤の土砂に固化材を混合することによ
    って地盤中に構築された一以上の改良杭から構成された
    改良地盤であって、前記改良杭が、水平面内に位置する
    一定厚さの水平部と、該水平部の下面から鉛直下方に向
    けて一定寸法延在する鉛直部とが上下に交互に形成され
    た構成とされ、前記水平部および前記鉛直部は、削孔翼
    から土中に噴出させた固化材を削孔翼によって地盤の土
    砂と攪拌・混合させることで地盤を固化させて形成され
    ていることを特徴とする改良地盤。
  2. 【請求項2】 下端部に第一の削孔翼を備え、その上方
    に前記第一の削孔翼よりも回転半径の大きな第二の削孔
    翼を備えた構成の削孔ロッドを回転させつつ地盤に貫入
    させていき、第一の削孔翼と第二の削孔翼のそれぞれか
    ら前記地盤内に固化材を供給するとともに、前記削孔翼
    で前記固化材と前記地盤内の土砂とを混合することによ
    り地盤を固化させて改良するときに、前記第二の削孔翼
    からの固化材の供給を、定められた深さにおいてのみ行
    うことを特徴とする地盤改良工法。
  3. 【請求項3】 下端部に第一の削孔翼を備え、その上方
    に前記第一の削孔翼よりも回転半径の大きな第二の削孔
    翼を備えた構成の削孔ロッドを回転させつつ地盤に貫入
    させていき、第一の削孔翼と第二の削孔翼のそれぞれか
    ら前記地盤内に固化材を供給するとともに、前記削孔翼
    で前記固化材と前記地盤内の土砂とを混合することによ
    り地盤を固化させて改良するときに、前記第二の削孔翼
    から供給する固化材の配合比を、定められた深さ毎に変
    えることを特徴とする地盤改良工法。
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