JP2587777Y2 - ソイルセメント合成杭施工用掘削ロッド - Google Patents

ソイルセメント合成杭施工用掘削ロッド

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JP2587777Y2 JP1993044515U JP4451593U JP2587777Y2 JP 2587777 Y2 JP2587777 Y2 JP 2587777Y2 JP 1993044515 U JP1993044515 U JP 1993044515U JP 4451593 U JP4451593 U JP 4451593U JP 2587777 Y2 JP2587777 Y2 JP 2587777Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設関係の基礎工事に
適用されるソイルセメント合成杭の造成装置に係り、特
にそれに使用される掘削ロッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ソイルセメント合成杭を造成する
のにソイルセメント合成杭施工用掘削ロッドが提案され
ている。このソイルセメント合成杭施工用掘削ロッド
は、図3に示す様に中空管31内のオーガロッド32の
下部に連結されたオーガ支軸33に可動刃支持部材35
が固定され、その可動刃支持部材35にオーガ可動刃3
4の基端部が枢軸36により枢着され、オーガ可動刃3
4の先端側が中空管31の外面を越えて突出しているオ
ーガ可動刃拡開状態(水平位置状態)で、掘削攪拌終了
後に切断されるオーガ可動刃固定用シャーピン37が、
オーガ可動刃支持部材35とオーガ可動刃34とにわた
って挿通され、オーガヘッド40を構成しているもので
ある。尚、同図中38はセメントミルク等の固化材の吐
出口、39はオーガ支軸33の先端部に設けられたスク
リューヘッドである。
【0003】このソイルセメント合成杭施工用掘削ロッ
ドによれば、掘削攪拌中は、オーガ可動刃34が拡開状
態で可動刃支持部材35に対しシャーピン37により固
定され、かつ掘削攪拌終了後は、図4に示す様にシャー
ピン37を切断することによりオーガ可動刃34を縮閉
させ、中空管31を通ってオーガヘッド40を地上で回
収できるので、中空管31の外径より大きく且つ一定の
外径のソイルセメント柱41を確実に造成できるばかり
でなく、中空管31をソイルセメント柱を造成しながら
精度よくソイルセメント柱内に埋設することができるも
のである。図において、14はスタビライザでオーガロ
ッド32の途中に回転自在に遊嵌される。このスタビラ
イザ14は、外径が中空管31の内側に摺接するよう設
定され、掘削中の中空管31の芯ずれを防止すると共に
オーガロッド32の屈曲を防止するものである。また遊
嵌することにより施工時の中空管31とオーガロッド3
2の噛み合いを防止し、掘削終了時の引揚げを容易にす
るものである。
【0004】しかし、前記ソイルセメント合成杭施工用
掘削ロッドは、全てのオーガ可動刃34が同方向に回転
し掘削攪拌をするものであるため、地盤が粘性土の場合
は共廻りして大きな土塊ができ攪拌混合状態が悪く成
り、ソイルセメント柱の強度が不充分となる不都合があ
る。
【0005】そこで、図5に示す様にオーガ支軸33
に、可動刃支持部材35の上下方向に隣り合う位置にお
いて支持部材35Aが回転自在に取付けられ、その支持
部材35Aに共廻り防止翼34Aの基端部が枢軸36A
により枢着され、共廻り防止翼34Aの先端がオーガ可
動刃34の先端を越えて横方向に突出している状態で、
掘削攪拌終了後に切断される共廻り防止翼固定用シャー
ピン37Aが、支持部材35Aと共廻り防止翼34Aの
基端部とにわたって挿通されているソイルセメント合成
杭施工用掘削ロッドが提案された。このソイルセメント
合成杭施工用掘削ロッドによれば、共廻り防止翼34A
が地盤により回転を拘束されるため土の共廻りは防止で
きるものである。
【0006】しかしながら、前記従来のソイルセメント
施工用掘削ロッドの攪拌補助翼34Aは、削孔径より径
大のため地盤中に喰い込み静止状態となり、共廻りを防
止するだけであるので、粘性土の細断及び攪拌混合も十
分でない不都合があるし、また、可動刃34は全て同径
であるため掘削負荷が大きく、掘削時間がかかったり、
使用電力が高い、等の不都合があったので、図6に示す
ようなソイルセメント合成杭施工用掘削ロッドが提案さ
れた。
【0007】図6はソイルセメント合成杭施工用掘削ロ
ッドの正面図で、垂直な鋼管杭,コンクリート杭等の中
空管1の中心部に配置されたオーガロッド2の下部に
は、先端(下端)側より上方に所定間隔をおいて、先行
掘削翼3,掘削翼4,逆転掘削翼5及び攪拌翼9が設け
られると供に、掘削翼4付近のオーガロッド2にはセメ
ントミルク等の固化材の噴出口10が設けられオーガヘ
ッド20が構成される。固化材の噴出口10は、先行掘
削翼3付近のオーガロッド2に設けてもよい。そうする
と固化材を掘削範囲全域に噴出でき、全長にわたり均一
なソイルセメント柱を形成できる。噴出口を2つ設けた
場合は一方を盲にして、1つのみの噴出口を使用するこ
とも可能である。
【0008】前記中空管1の下端外周縁には、図7に示
す様に伝動部材11が突設される。この伝動部材11
は、前記逆転掘削翼5と係合し、中空管1の回転を逆転
掘削翼5に伝動し逆転掘削翼5を回動させるものであ
る。
【0009】前記先行掘削翼3は、その掘削径が掘削翼
4の掘削径よりも小さく構成される。例えば、掘削翼4
の掘削径1000mmに対し先行掘削翼3の掘削径を5
00mmに設定する如くである。この先行掘削翼3の取
付けは、水平方向であればよく、掘削翼4と平行方向で
も直交方向でも任意である。また、前記掘削翼4及び攪
拌翼9の外径は、中空管1の内径より小さく構成され
る。ここで中空管1の内径より小さい径にしたのは、オ
ーガヘッド20を中空管1を通って上方に撤収する際に
通過できるようにするためである。
【0010】前記逆転掘削翼5は、オーガロッド2に回
転自在に遊嵌された支持部材6に枢軸7により枢着さ
れ、シャーピン8により拡開状態(水平位置状態)に保
持され、拡開状態で中空管1の外径と略同一に構成され
ている。この逆転掘削翼5は、中空管1の伝動部材11
と係合することによって中空管1の回転が伝動され、先
行掘削翼3,掘削翼4及び攪拌翼9とは逆回転し、掘削
すると共に共廻り防止及び攪拌の作用もするものであ
る。また、前記逆転掘削翼5がシャーピン8で拡開状態
(水平位置状態)に保持されているのは、拡開状態で掘
削,攪拌及び共廻りの防止を行い、掘削攪拌終了後は、
シャーピン8を剪断し枢軸7を中心として図1に鎖線で
示す様に回動縮退させ中空管1を通って地上に撤収する
とき通過できるようにするためである。前記シャーピン
8は、オーガロッド2と共にオーガヘッド20を引揚げ
ると逆転掘削翼5が中空管1の下端部に係止され剪断さ
れる。従って、シャーピン8は、剪断を比較的容易で確
実にするため被剪断位置に剪断用の環状V溝(図示せ
ず)が設けられている。
【0011】また、硬質の中間層及び硬質の支持層でも
確実に掘削攪拌することができるように、オーガロッド
2の下端(先端)を円錐状に形成し、この円錐部12に
外径がオーガロッド2の外径と略同程度の螺旋状掘削翼
13を設けてもよい。更に、前記オーガロッド2の途中
には、スタビライザ14が回転自在に遊嵌される。この
スタビライザ14は、外径が中空管1の内側に摺接する
ように設定され、掘削中の中空管1の芯ズレを防止する
と共にオーガロッド2の屈曲を防止するものである。ま
た、遊嵌することにより施工時の中空管1とオーガロッ
ド2の噛み合いを防止すると共に掘削終了後の引揚げを
容易にする。
【0012】次に図6に示すソイルセメント合成杭施工
用掘削ロッドを用いて、ソイルセメント合成杭を造成す
る方法を、図8乃至図12によって説明するが、中空管
1及びオーガロッド2に回転力及び給進力を与え、中空
管1及びオーガヘッド20を回転給進させる装置は、公
知であるので説明は省略する。先ず、図8に示す様に、
地上の所定の位置に、下部にオーガヘッド20を設けた
オーガロッド2を中心軸に位置させ挿通させた中空管1
を垂直状態で配置し、回転及び給進させる公知の作業機
(図示せず)に、中空管1及びオーガロッド2の上端を
把持させる。
【0013】次に、図9に示すようにオーガロッド2の
噴出口10からセメントミルク等の固化材を地中に噴出
しながら、作業機(図示せず)により中空管1及びオー
ガロッド2を回転給進させていくと、地盤の土と固化材
とが回転するオーガヘッド20により強制的に掘削,攪
拌され、中空管1の外径と略同一か稍々大きい外径の
(図3〜図5の場合は中空管31より大径の)ソイルセ
メント柱15が造成されつつそのソイルセメント柱15
の中に中空管1は埋設されていく。前記中空管1とオー
ガロッド2の回転は、互いに反対方向が好ましい。この
時、地盤はまず回転給進する先行掘削翼3によって掘り
起こされ、次の回転給進する掘削翼4によって前記より
大径に掘削され、更に、次の逆転掘削翼5によって所定
径に掘削され、掘り起こされた土は回転する掘削翼4及
び攪拌翼9と逆回転の逆転掘削翼5との間で強制的に細
断され、土の共廻りも逆転掘削翼5で防止され、噴出口
10から噴出する固化材とよく攪拌混合され、均一なソ
イルセメント柱15が造成される。特に、逆転掘削翼5
は、回転する中空管1の伝動部材11と係合し、掘削翼
4や攪拌翼9と逆回転するため掘削された土は一層よく
細断されるし、固化材とも一層よく攪拌混合されるた
め、全長にわたりより均一なソイルセメント柱15が造
成される。(図5の場合は、地盤はまず回転給進するオ
ーガ可動刃34により中空管31より大径に掘削され、
掘削された土塊は側壁中に喰い込み静止状態の攪拌補助
翼34Aにより剪断され細かくなり、さらにオーガ可動
刃34により噴出口38から噴出する固化材とよく攪拌
混合され、均一なソイルセメント柱が形成される。)
【0014】所定深度まで給進したら図10に示すよう
に中空管1及びオーガロッド2の給進を停止し、固化後
の圧縮強度がそれまで注入した固化材より大きい固化材
に切り替えて削孔底部をその固化材で充満して根固め部
15aを形成する。この場合、オーガは給進しないが回
転させた方がよい。また、前記根固め部15aの形成
は、所定深度よりも削孔底部の根固め部15aの距離だ
け浅い深度まで削孔した時点で、それまで注入した固化
材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、
根固め部15aの距離だけ固化材を注入しつつ所定深度
まで削孔することで形成してもよい。このとき、中空管
1は固化後の圧縮強度の大きい固化材との付着力を増す
ために、内面に突起を設けることが望ましい。突起は図
6に示すようにリング筋1aを溶接しても良いし、内面
リブ付き鋼管等を用いても良い。
【0015】次に、所定深度まで削孔し中空管1が所定
深度に達したら、図11に示すように中空管1を一時的
に固定する手段16、例えば、油圧ジャッキで下方に押
圧したり、油圧チャック等で把持したりして固定し、オ
ーガロッド2を引揚げる。するとシャーピン8により拡
開状態に保持されている逆転掘削翼5は、中空管1の下
端部に突き当たってシャーピン8が剪断されるので下方
に折り畳まれ縮退し、中空管1内を通って引揚げ地上に
撤収する。(図3,図5の場合はシャーピン37,37
Aで拡開状態に保持されている3組のオーガ可動刃3
4,34,34(34A)は中空管31の下端部に突き
当たってシャーピン37,37Aが剪断されるので、下
方に折り畳まれて縮退し、図4に示すように中空管31
内を通り地上へ引揚げられる。)そして、図12に示す
ように中空管1を固化後の圧縮強度が大きな固化材が注
入された根固め部15a内に挿入し、ソイルセメント合
成杭17が完成する。このソイルセメント合成杭17の
造成にあたりスタビライザ14が設けられていると、中
空管1の芯ズレやオーガロッド2の屈曲が防止され、垂
直性が確実に維持されて造成される。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、図3,図5
及び図6に示す従来のソイルセメント合成杭施工用掘削
ロッドでは、掘削され、セメントミルクと混合撹拌され
たソイルセメントの一部が中空管1,31内を上昇し、
図2に示す施工機械の中空管駆動用キャップ60の孔6
0aから吹き出す際に2点鎖線60cで示すように勢い
よく周囲に飛散し、施工機械本体、周囲環境等を汚し、
その洗浄を入念に行わねばならず、作業効率が良くなか
った。これは、中空管31、1内を上昇するソイルセメ
ントが長尺杭の施工や溶接による時間経過により凝結し
はじめることにより、掘削先端部付近で攪拌混合された
新鮮で流動性のあるソイルセメントの圧が上昇し、オー
ガロッド32、2に添って上昇し60aより噴出するた
めである。
【0017】本考案は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、スタビライザ付近に攪拌棒を設けることによ
り、中空管内から一部排出されるソイルセメントが勢い
よく飛散しないようにしたソイルセメント合成杭施工用
掘削ロッドを提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本考案は、鋼管杭、コン
クリート杭等の中空管と、該中空管内に挿通されたオー
ガロッドの下部に設けられた少なくとも掘削翼と撹拌翼
とを有するオーガヘッドと、前記掘削翼付近のオーガロ
ッドに設けられた固化材の噴出口と、外径側が前記中空
管の内側に摺接すると共に、前記オーガロッドの途中に
少なくとも1個が回転自在に設けられたスタビライザと
を具備したソイルセメント合成杭造成装置において、攪
拌棒が前記スタビライザに近接した位置に固設されてい
ることを特徴とする。
【0019】また、本考案は、攪拌棒が前記オーガロッ
ドの直径方向両側に放射状に固設されていることを特徴
とする。
【0020】また、本考案は、攪拌棒がスタビライザの
片側の近接した位置に少なくとも一箇所設けられている
ことを特徴とする。
【0021】また、本考案は、攪拌棒がスタビライザの
上下両側の近接した位置にそれぞれ少なくとも一箇所設
けられていることを特徴とする。
【0022】
【作用】管内を上昇するソイルセメントは回転する攪拌
棒と静止したスタビライザとの間で細かく破砕され目づ
まりを生じないので圧力が上昇することなく、中空管駆
動用キャップの孔から均質なソイルセメントとして噴出
することなく流れ出る。
【0023】
【実施例】以下添付図に基づいて本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例を示す一部断面正
面図、図2はソイルセメント合成杭の施工中の一部を示
す側面図である。図1に示すように本考案の掘削ロッド
にはロッド32,2に設けられたスタビライザ14に近
接して、その上方に攪拌棒53がその下方に攪拌棒5
1,52が2本固設されている。攪拌棒は32φ〜50
φの丸鋼でロッドの両側に一文字状に溶接されている
が、図6に符号9で示されるような攪拌翼であっても良
い。攪拌棒は一文字状に設けた方が地上に置く場合に曲
ったり破損したりするおそれがないので、好ましいが、
十文字状にしたり、120度の角度に設けても良い。
【0024】また、図1ではスタビライザ14の上下両
側に設けてあるが、上側だけとか下側だけとかの片側だ
けに設けても良い。また設ける本数は1本以上適宜の数
に設定できる。
【0025】図2において、60は中空管駆動用キャッ
プ、60aはキャップに設けられた孔でソイルセメント
杭施工中この孔60aからは実線で示すソイルセメント
の吹き出し60bが流出している。2点鎖線で示す吹き
出し60cは従来の攪拌棒がなかった時の状態を示す。
図2においてAは2点鎖線で囲まれた部分の側面図であ
る。
【0026】図2において65はガイドフレームで垂直
に立設されており、これにそって、中空管駆動装置61
とオーガロッド駆動装置62が滑車63を経てロープ6
3aでガイドフレーム65の頂上から吊下げられてい
る。ソイルセメント合成杭施工中は、中空管31,1と
オーガロッド32,2とは通常互に逆回転しつつ給進さ
れ、オーガヘッドによりソイルセメント柱が形成されて
中空管が沈設される。その時、掘削翼で掘削された土塊
は共廻り防止翼34A(図5)や逆転掘削翼5(図6)
と掘削翼との間で剪断され、攪拌翼34,9で攪拌され
てソイルセメント柱を形成するが一部は中空管31,1
の中を上昇する。
【0027】前記上昇するソイルセメントは本考案の攪
拌棒とスタビライザの間で剪断され均質な軟らかいソイ
ルセメントとなり、図2の吹出し60bの如く孔60a
から下方に落下する。
【0028】
【考案の効果】以上詳細に説明した本考案によれば、ソ
イルセメント合成杭の施工中に中空管駆動用キャップの
孔から下方に吹き出すソイルセメントが攪拌棒により再
攪拌されて均質な軟らかいソイルセメントとなり、目づ
まりすることがなくなるので排出する圧力上昇がなく、
従って、噴出することなく流れ出るので、周囲に飛散す
ることがなくなり、施工機械本体、周辺環境を汚すこと
が少なくなり、その洗浄に手がかかる等の非能率なこと
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部断面正面図であ
る。
【図2】ソイルセメント合成杭の施工中の一部を示す側
面図である。
【図3】第1の従来例を示す正面図である。
【図4】第1の従来例の使用状態を示す正面図である。
【図5】第2の従来例を示す正面図である。
【図6】第3の従来例を示す正面図である。
【図7】第3の従来例の伝導部材を示す中空管の部分斜
視図である。
【図8】第3の従来例のソイルセメント合成杭の造成順
序を示す一工程図である。
【図9】第3の従来例のソイルセメント合成杭の造成順
序を示す次の一工程図である。
【図10】第3の従来例のソイルセメント合成杭の造成
順序を示す次の一工程図である。
【図11】第3の従来例のソイルセメント合成杭の造成
順序を示す次の一工程図である。
【図12】第3の従来例のソイルセメント合成杭の造成
順序を示す次の一工程図である。
【符号の説明】
1,31 中空管 2,32 オーガロッド 4 掘削翼 9,34 攪拌翼 10,38 噴出口 14 スタビライザ 20,40 オーガヘッド 51,52,53 攪拌棒

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管杭、コンクリート杭等の中空管と、
    該中空管内に挿通されたオーガロッドの下部に設けられ
    少なくとも掘削翼と攪拌翼とを有するオーガヘッドと、 前記掘削翼付近のオーガロッドに設けられた固化材の噴
    出口と、 外径側が前記中空管の内側に摺接すると共に、前記オー
    ガロッドの途中に少なくとも1個が回転自在に設けられ
    たスタビライザとを具備したソイルセメント合成杭造成
    装置において、 攪拌棒が前記スタビライザに近接した位置に固設されて
    いることを特徴とするソイルセメント合成杭施工用掘削
    ロッド。
  2. 【請求項2】 前記攪拌棒は、前記オーガロッドの直径
    方向両側に一文字状に固設されていることを特徴とする
    請求項1記載のソイルセメント合成杭施工用掘削ロッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記攪拌棒は、スタビライザの片側の近
    接した位置に少なくとも一箇所設けられていることを特
    徴とする請求項1記載のソイルセメント合成杭施工用掘
    削ロッド。
  4. 【請求項4】 前記攪拌棒は、スタビライザの上下両側
    の近接した位置にそれぞれ少なくとも一箇所設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のソイルセメント合成杭
    施工用掘削ロッド。
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