JP3370449B2 - バイパスダンパ付き空気調和機および定風量空調システムの運転制御方法 - Google Patents

バイパスダンパ付き空気調和機および定風量空調システムの運転制御方法

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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定風量空調システムで
用いられるバイパスダンパ付きの空気調和機と、その空
気調和機を用いた定風量空調システムの運転制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術・発明の解決課題】定風量システム用の空
気調和機として、バイパスダンパ付き空気調和機が知ら
れている。この空気調和機では、還気チャンバーと給気
チャンバーとの間に、フィンコイル熱交換器と並列させ
て風量調整ダンパが設けられている。このダンパは、空
調負荷が小さい場合に被空調室からの還気の全部を熱交
換器に通過させるのではなく、一部をこのダンパを通し
て給気チャンバーへバイパスさせ、このことにより熱交
換器負荷を低減する目的で設けられている。この空気調
和機では、還気チャンバーからダンパを通過して給気チ
ャンバーへバイパスさせた空気と、還気チャンバーから
フィンコイル熱交換器を通過して給気チャンバーへ送ら
れた空気とが給気チャンバー内で混合されて調和空気と
なり、被空調室へ給気される。この場合、従来の空気調
和機では、送風機の吐出送風量を一定に保つべく略一定
の送風機回転数で運転されている。
【0003】ところで、このような定風量システムで
は、熱負荷に関する省エネルギは達成されるが、動力的
に見ると、空調負荷が小さくなっても送風機の動力負荷
は殆ど一定であり、小さくはなっていない。
【0004】本発明は上述のごとき従来の技術的課題に
鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。
したがって本発明の目的は、定風量システムで用いられ
るバイパスダンパ付きの空気調和機において、送風機の
軸動力についても空調負荷に応じて省エネルギ運転を達
成できる空気調和機および運転制御方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバイパスダ
ンパ付き空気調和機は、上述のごとき従来技術の課題を
解決し、その目的を達成するために以下のような構成を
有している。即ち、還気チャンバーと給気チャンバーと
の間に、フィンコイル熱交換器をバイパスさせるダンパ
を備え、定風量空調システムで運転される空気調和機に
おいて、上記給気チャンバーの出口静圧を検出してその
検出信号を出力する圧力センサと、上記給気チャンバー
の出口静圧が一定となるように、上記圧力センサの検出
信号に応じて送風機の回転数を周波数制御するインバー
タ装置とを備えている。
【0006】また、本発明に係る定風量空調システムの
運転制御方法は、還気チャンバーと給気チャンバーとの
間に、フィンコイル熱交換器をバイパスさせるダンパを
備えた空気調和機による定風量空調システムの運転制御
方法において、上記給気チャンバーの出口に設けられた
圧力センサにより、該給気チャンバーの出口静圧を検出
し、上記圧力センサの検出信号に応じて送風機の回転数
をインバータ装置で周波数制御することにより、上記給
気チャンバーの出口静圧を一定にすることを特徴として
いる。
【0007】
【作用および発明の効果】定風量システムにおける空気
調和機の必要機外静圧は一定である。しかし、バイパス
ダンパを内蔵する空気調和機の場合、ダンパの開度によ
って機内圧力損失が増減する。具体的には、空調負荷が
減少するとバイパスダンパが開かれ、機内圧損が減少す
る。結果的に、空気調和機の吐出静圧が上昇する。この
場合、空気調和機の吐出静圧を必要静圧にするためにイ
ンバータで送風機回転数を低減できる。
【0008】また、空気調和機の機内圧損は、バイパス
ダンパの開閉以外に、フィルタの初期/最終圧損差や、
熱交換器コイルの乾/濡れ面圧損差などによっても変動
があり、機内の装置抵抗は常に変動する。これらの余剰
静圧は、全て空気調和機の吐出静圧に現れるので、この
吐出静圧を圧力センサで常時監視し、これを一定とする
ように送風機の回転数をインバータ制御することによっ
て、必要最小限の送風機動力で定風量システムを運転す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るバイパスダンパ付き空気
調和機の一実施例および該空気調和機を用いた定風量空
調システムの運転制御方法の一実施例について、図1を
参照して説明する。
【0010】図1は、本実施例の空気調和機の概略構成
を示す模式図である。空気調和機1のハウジング内は略
半分に仕切られて還気チャンバー2と給気チャンバー3
とに分けられている。還気チャンバー2には、被空調室
(図示せず)から戻ってくる還気ダクト5と、外気を導
入するための外気ダクト4が接続されている。還気ダク
ト5には、還気チャンバー2に接続される直前の位置近
辺に温度センサ6が取り付けられており、還気温度を検
出している。
【0011】一方、給気チャンバー3内には送風機7が
設けられており、送風機7の吐出口に給気ダクト8が接
続されている。給気ダクト8には、送風機7の吐出口を
出たすぐの箇所に静圧センサ9が設けられている。還気
チャンバー2と給気チャンバー3との間の仕切壁10に
は、フィンコイル熱交換器11が設けられており、その
前面(還気チャンバー側の面)にはフィルタ12が設け
られている。さらに仕切壁10には、熱交換器11と並
列する形でバイパスダンパ13が設けられている。この
バイパスダンパ13は、開度を調整できる風量調整ダン
パである。
【0012】送風機7は、そのモータ14がインバータ
装置17によって周波数制御されており、インバータ装
置17は、マイコン内蔵の制御装置(DDC)15によ
って制御される。DDC15は、温度センサ6からの還
気温度信号に基づいてバイパスダンパ13の開度を調整
し、かつ熱交換器11へ供給される冷水または温水の流
量を制御すべく流量調整弁16の開度を調整する。ま
た、DDC15は、静圧センサ9からの静圧信号に基づ
いて送風機モータ14の回転数を周波数制御すべく制御
信号をインバータ装置17へ出力する。送風機7の回転
数は、出口静圧を一定とするようにインバータ制御され
る。
【0013】例えば、運転中に被空調室での熱負荷が上
昇したとき、給気温度に対する還気温度の変化が大きく
なるので、還気のバイパス量を低減させるべくバイパス
ダンパ13は閉方向にコントロールされる。したがって
空気調和機の機内圧損は大きくなる。定風量システムで
の空気調和機の必要機外静圧は一定なので、機内圧損が
大きくなると、結果的に給気ダクト8での出口静圧が低
くなる。そこでこの出口静圧を一定に保つべく、送風機
7はインバータ装置17によって周波数制御されて回転
数が上げられ、出口静圧が所定値に達する。なお、バイ
パスダンパ13が全閉となってもさらに熱負荷がある場
合には、熱交換器11への冷水もしくは温水の流量を増
大すべく流量調整弁16が開方向に制御される。
【0014】逆に、被空調室での熱負荷が低下したと
き、給気温度に対する還気温度の変化は小さくなるので
バイパスダンパ13は開方向にコントロールされる。そ
の結果、機内圧損が小さくなり、出口静圧が高くなり、
送風機7の回転数が下げられ、出口静圧が所定値に達す
る。このように、熱負荷が低下したときは、熱エネルギ
に関してだけでなく、送風機動力に関しても省エネルギ
運転がなされる。
【0015】なお、空気調和機1の出口静圧は、バイパ
スダンパ13の開閉のみによって変化するのではなく、
例えば熱交換器11の熱交換面が乾いた状態か濡れた状
態かで変化したり、フィルタ12の汚れ付着状態でも変
化するので、これらの外乱にも対応して送風機7の回転
数が適切に制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の空気調和機の概略構成を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 還気チャンバー 3 給気チャンバー 4 外気ダクト 5 還気ダクト 6 温度センサ 7 送風機 8 給気ダクト 9 静圧センサ 10 仕切壁 11 熱交換器 12 フィルタ 13 バイパスダンパ 14 送風機モータ 15 制御装置 16 流量調整弁 17 インバータ装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/04 F24F 11/02 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 還気チャンバー(2)と給気チャンバー
    (3)との間に、フィンコイル熱交換器(11)をバイ
    パスさせるダンパ(13)を備え、定風量空調システム
    で運転される空気調和機(1)において、 上記給気チャンバーの出口静圧を検出してその検出信号
    を出力する圧力センサ(9)と、 上記給気チャンバーの出口静圧が一定となるように、上
    記圧力センサの検出信号に応じて送風機(7)の回転数
    を周波数制御するインバータ装置(17)とを備えたこ
    とを特徴とする、バイパスダンパ付き空気調和機。
  2. 【請求項2】 還気チャンバー(2)と給気チャンバー
    (3)との間に、フィンコイル熱交換器(11)をバイ
    パスさせるダンパ(13)を備えた空気調和機(1)に
    よる定風量空調システムの運転制御方法において、 上記給気チャンバーの出口に設けられた圧力センサ
    (9)により、該給気チャンバーの出口静圧を検出し、 上記圧力センサの検出信号に応じて送風機(7)の回転
    数をインバータ装置(17)で周波数制御することによ
    り、上記給気チャンバーの出口静圧を一定にすることを
    特徴とする、定風量空調システムの運転制御方法。
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