JP3368402B2 - 指令伝達支援運行管理システム - Google Patents

指令伝達支援運行管理システム

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JP3368402B2
JP3368402B2 JP28053194A JP28053194A JP3368402B2 JP 3368402 B2 JP3368402 B2 JP 3368402B2 JP 28053194 A JP28053194 A JP 28053194A JP 28053194 A JP28053194 A JP 28053194A JP 3368402 B2 JP3368402 B2 JP 3368402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指令伝達支援運行管理
システムに係り、特に、列車などの運行管理における指
令業務を支援するに好適な指令伝達支援運行管理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指令業務を支援するものとして、
例えば、特開昭60−117400号公報に記載されて
いるように、自動通報装置が知られている。この装置
は、災害の種類に応じた通報先を予め設定しておき、災
害発生時に複数の通報先の中から災害の種類に対応した
通報先を選択し、選択した通報先に災害の発生を自動的
に通報するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、列車の運行管理のような技術については配慮されて
おらず、従来技術を列車の運行管理に適応することはで
きない。すなわち、列車の運行管理における指令業務は
列車をスム−スに運転し、ダイヤにより決められた輸送
力を確保すると共に、故障への対処、その他急病人の救
援指令をはじめとする各種旅客サ−ビスがあり、総合的
な判断と迅速な指令伝達が求められている。しかも、運
行管理における指令伝達先は、駅、列車の他、車両基
地、乗務員管理部署、保守部門等多岐に渡るため、ラッ
シュ時間帯などでダイヤ変更が実施されると、必要な指
令伝達先を選定するのに多くの時間を要することにな
る。このため、通報先を予め記憶してく従来技術を列車
の運行管理に適応しても、ダイヤの変更に応じて伝達先
を選定することはできない。
【0004】具体的には、ダイヤの変更に合わせて指令
伝達先を選定するに際しては、指令を伝達すべき駅や関
連部署を選定するにも、ダイヤ変更の種類の他に、ダイ
ヤ変更を実施した列車の通過駅等の情報が必要であり、
従来技術の方式ではダイヤ変更に合わせて指令伝達先を
選択することはできない。
【0005】本発明の目的は、ダイヤの変更に伴う指令
伝達先を迅速に選定することができる指令伝達支援運行
管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、運行管理対象の運行に関するダイヤを記
憶するダイヤ記憶手段と、運行管理対象の位置情報を収
集する位置情報収集手段と、ダイヤの変更を指令するダ
イヤ変更指令手段と、ダイヤ変更指令手段からの指令に
応答してダイヤ記憶手段に記憶されたダイヤを変更する
ダイヤ変更手段と、ダイヤ変更指令手段からの指令に応
答してダイヤ変更手段の変更によるダイヤと位置情報収
集手段の収集による位置情報を基に指定の指令伝達先候
補選定項目に従った指令伝達先候補を選定する選定手段
と、選定手段の選定による指令伝達先候補を出力する出
力手段とを備えている指令伝達支援運行管理システムを
構成したものである。
【0007】また他のシステムとして、運行管理対象の
運行に関するダイヤを記憶するダイヤ記憶手段と、運行
管理対象の位置情報を収集する位置情報収集手段と、ダ
イヤ変更の要因に従ってダイヤの変更を指令するダイヤ
変更指令手段と、ダイヤ変更指令手段からの指令に応答
してダイヤ記憶手段に記憶されたダイヤを変更するダイ
ヤ変更手段と、指令伝達先候補選定項目をダイヤ変更の
要因毎に記憶する選定項目記憶手段と、ダイヤ変更指令
手段からの指令に応答して選定項目記憶手段から指定の
指令伝達先候補選定項目を抽出する抽出手段と、抽出手
段により指定の指令伝達先候補選定項目が抽出されたと
きにダイヤ変更手段の変更によるダイヤと位置情報収集
手段の収集による位置情報を基に指定の指令伝達先候補
選定項目に従った指令伝達先候補を選定する選定手段
と、選定手段の選定による指令伝達先候補を出力する出
力手段とを備えている指令伝達支援運行管理システムを
構成したものである。
【0008】前記各システムは、運行管理対象として列
車に適応したシステムにも応用することができる。
【0009】前記各システムを構成するに際しては、以
下の要素を備えることが望ましい。
【0010】(1)出力手段の出力による指令伝達先候
補が提案内容として承認できるか否かの情報を入力する
承認情報入力手段と、承認情報入力手段により提案内容
に承認する旨の情報が入力されたことを条件に指令伝達
先候補の存在する指令伝達先に対して通信回線を接続す
る通信回線接続手段とを備えている。
【0011】(2)出力手段の出力による指令伝達先候
補を修正する修正手段を備えている。 (3)出力手段
は、指令伝達先候補を他の表示対象とは異なる表示形態
で画面上に表示する表示手段から構成されている。
【0012】
【作用】前記した手段によれば、運行管理対象のダイヤ
の変更が指令されると、この指令を基にダイヤの変更が
行なわれると共に、運行管理対象の位置情報が収集され
る。そして変更されたダイヤと運行管理対象の位置情報
を基に指定の指令伝達先候補選定項目に従った指令伝達
候補が選定される。そして選定された指令伝達先候補が
提案された指令伝達先として出力される。このため提案
された指令伝達先候補を確認するだけで、指令伝達先へ
ダイヤ変更に伴う情報を伝達することが可能となる。
【0013】また指令伝達先候補選定項目をダイヤ変更
の要因ごとに記憶しておく場合には、ダイヤ変更の要因
に従ってダイヤの変更を指令すると、この指令に従って
ダイヤが変更されると共に、ダイヤ変更の指令に応答し
て複数の指令伝達先候補選定項目の中からダイヤ変更の
要因に対応した指定の指令伝達先候補選定項目が抽出さ
れる。そして変更されたダイヤと運行管理対象の位置情
報を基に指定の指令伝達先候補選定項目に従った指令伝
達先候補が選定され、選定された指令伝達先候補が提案
された指令伝達先として出力される。この場合にも、提
案された指令伝達先を確認するだけで、指令伝達先に、
ダイヤ変更に伴う情報を迅速に伝達することが可能とな
る。この様な処理は、列車などのダイヤ変更に伴う指令
伝達先に各種情報を送る場合に有効でる。
【0014】また、承認情報入力手段と通信回線接続手
段を設けた時には、指令伝達先候補が提案内容として承
認できるか否かを入力することができると共に、提案さ
れた指令伝達先候補を承認することができる時には、指
令伝達先候補の存在する指令伝達先に対して通信回線が
接続されるため、指令伝達先に各種情報を伝達するため
の煩雑な作業を省略することができ、より迅速な指令伝
達が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1は本発明に係る運行管理システムのシ
ステム構成図である。図1において、運行管理システム
は、ダイヤ記憶装置1、ダイヤ変更管理装置2、マンマ
シン入力表示装置3、列車在線位置収集装置4、伝達先
選定装置5、現場設備6、伝達先候補記憶装置7、通信
装置8を備えて構成されている。ダイヤ記憶装置1は、
列車の運行に関するダイヤを記憶するダイヤ記憶手段と
して構成されており、このダイヤ記憶装置1には、図2
と図3に示すように、ダイヤテ−ブル11、12が格納
されている。ダイヤテ−ブル11は基本情報301と駅
情報302から構成されている。基本情報301は、列
車の識別番号である列車番号303、列車の運行計画を
示すダイヤ番号304、列車の始発駅305、列車の行
先駅306、列車の所属する車両基地を示す所属基地3
07、列車の始発駅の305の前のダイヤを示す前リン
クダイヤ番号308、列車の行先駅306の後のダイヤ
を示す後リンクダイヤ番号309、営業運転/回送運転
などを記憶する付随情報310から構成されている。
【0017】一方、駅情報302は、路線を構成する全
駅の記憶エリアを備えており、通過/非通過情報30
1、使用番線や発着時刻を記憶する駅付随情報322が
駅ごとの情報として構成されている。
【0018】また、ダイヤテ−ブル12は、図3に示す
ように、ある駅を基準とした駅の順序情報401とし
て、駅ごとの列車の通過順序情報を記憶するようになっ
ている。この順序情報401はダイヤ番号402がダイ
ヤ番号304のダイヤ番号と対応して設定されている。
例えば、403は、401の駅において、ダイヤ番号4
02の前に駅を通過する列車のダイヤ番号を示してお
り、404は逆にダイヤ番号402の後に、駅を通過す
る列車のダイヤ番号を示している。
【0019】さらに、ダイヤ記憶装置1には、図4に示
すように、列車の運行計画を示すダイヤグラムが格納さ
れている。このダイヤグラムは、縦軸590が駅の配置
を示し、横軸591が時間軸を示している。そして斜め
の線と半円の線はすじと呼ばれ列車の各駅の通過時刻を
示している。例えば、図4において、列車500は、駅
550から出発し、駅554まで走行することを示して
いる。その後、列車500は駅554において、後リン
クダイヤ番号309により接続された列車510の運行
計画に従い、列車510として駅551まで走行するこ
とを示している。またこのダイヤグラムは、信号設備
区、乗務員区、列車基地などの情報に対応付けて定めら
れている。
【0020】ダイヤ変更管理装置には、マンマシン入力
表示装置3からの指令に応答して、ダイヤ記憶装置1に
記憶されたダイヤを変更するダイヤ変更手段を構成する
ようになっている。
【0021】マンマシン入力表示装置3は、運行管理シ
ステムのユ−ザ−である運輸指令員へダイヤや提案情報
を表示すると共に、運輸指令員のダイヤ変更を受け付け
るようになっており、指令伝達先候補を出力する出力手
段と表示手段を構成するようになっている。例えば、運
輸指令員により、ダイヤ変更の要因として、運行順序変
更、車両交換、着番線変更などの指令が入力されると、
これらダイヤ変更の要因の応じたダイヤの変更をダイヤ
変更管理装置2へ指令するようになっている。そしてこ
のダイヤの変更に基づいて指令伝達先候補が選定された
時には、選定された指令伝達先候補を、提案として画像
表示するようになっている。
【0022】列車在線位置収集装置4は、現場設備6と
共に列車の位置情報を収集する位置情報収集手段として
構成されている。現場設備6は、ダイヤに基づいて列車
の進路制御や列車追跡を行ない、これらの制御に基づい
た列車の在線位置情報を列車在線位置収集装置4へ出力
するようになっている。
【0023】伝達先選定装置5は、各種装置からの情報
を基に、指定の指令伝達先候補選定項目を抽出する抽出
手段と、指定の指令伝達先候補選定項目に従った指令伝
達先候補を選定する選定手段を構成するようになってい
る。伝達先候補記憶装置7は、指令伝達先候補選定項目
をダイヤ変更の要因毎に記憶する選定項目記憶手段を構
成するようになっている。具体的には、伝達先候補記憶
装置7は、表1に示すように、ダイヤ変更の要因毎に設
定された指令伝達先候補選定項目、例えば、運行順序変
更207、車両交換208、着番線変更209に関する
各種情報を格納するようになっている。
【0024】
【表1】
【0025】各選定項目の記憶情報としては、列車候補
202、駅候補203、基地候補204、信号設備区候
補205、乗務員区候補206が設定されている。列車
候補202は、各ダイヤ変更に対する列車の指令伝達先
候補として、指定列車、相手列車、前列車、後列車、全
列車を示し、駅候補3は駅の指令伝達先候補として、指
定駅、通過駅、主要駅、全駅を示し、基地候補204
は、車両基地の指令伝達先候補として出庫基地、入庫基
地、全基地を示している。信号設備区候補205は、信
号設備区の指令伝達先候補として、通過部署、全部署を
示し、乗務員区候補206は乗務員区の指令伝達先候補
として、基地付近、全部署を示している。
【0026】通信装置8は、運行管理システムと列車、
駅、基地、その他関連部署との通信を行なうための通信
回線接続手段を構成するようになっている。
【0027】次に、車両交換に伴うダイヤ変更の処理を
図4および図5に基づいて説明する。
【0028】まず、列車500が図4の地点520で車
両故障を起こした場合、運輸指令員は列車500からの
通報を受けて、車両交換に伴うダイヤ変更を指令する
と、図4に示すダイヤが図5に示すダイヤに変更され
る。すなわち、列車500は故障のため、最寄りの基地
に入庫させる必要があると共に、乗客を所定の駅まで輸
送する義務がある。そこで、駅554まで乗客を輸送す
るいわゆる営業運転を実施した後に、基地561へ入庫
する列車504のダイヤで走行する。ここで、破線は乗
客を乗せない回送運転を示している。一方、列車500
が基地561に入庫すると、本来走行すべき列車511
が存在せずに、輸送力が減少し、乗客集中による列車の
遅延が発生する恐れがあるため、代車である列車503
を基地561から出庫させ、駅554で列車510のダ
イヤに従って走行させることとする。
【0029】前述のダイヤにおける車両交換を実施した
場合、故障を起こした車両500はダイヤ通りに走行で
きないため、前列車501や後列車502に列車間隔を
考えて走行せよといった指令が必要になる。また最寄り
の基地561には代車となる列車503の出庫要請や列
車500の入庫要請が必要になると共に、列車に乗り込
む乗務員を確保するために、最寄りの乗務員区571に
指令を伝達せねばならない。さらに、乗客への便宜を図
るために、駅552から駅544に対しても列車500
の故障と車両交換の実施を指令すると共に、信号設備区
にもダイヤと異なった運用をする旨の指令を伝達する必
要が発生する。これらの指令伝達先を選定し、選定した
内容を提案する処理の具体的内容を図6に従って説明す
る。
【0030】図6において、まず、列車500の車両故
障に伴う車両交換を実施するためのダイヤ変更が運輸指
令員によって指令されると、この指令がマンマシン入力
表示装置3と介して入力され、車両交換に伴うダイヤ変
更がダイヤ変更管理装置2より受け付けられる(ステッ
プ601)。これにより、ダイヤ変更管理装置2は、ダ
イヤ記憶装置1から指定のダイヤとして図4に示すダイ
ヤに関する情報を取り込み、受け付けた変更内容に従っ
たダイヤの変更を行ない、図5に示すようなダイヤを生
成する。そして変更したダイヤの内容を伝達先選定装置
5へ送信する(ステップ602)。伝達先選定装置5が
ダイヤ変更の情報を受信すると(ステップ603)、ダ
イヤ変更名である車両交換208をキ−ワ−ドに伝達先
候補記憶装置7の情報を検索する(ステップ604)。
この場合車両交換が実施されているため、指定の指令伝
達先候補選定項目として、車両交換208の情報が抽出
される。この後、伝達先選定装置5は、ダイヤ変更に記
載された指定列車の列車500と相手列車の列車503
からダイヤ記憶装置1に記憶されたダイヤを参照し、指
定列車の前列車と後列車の列車候補202とダイヤとの
対応付けを行なう(ステップ605)。すなわち、指定
列車である列車500のダイヤ番号405の駅551に
おける前方ダイヤ番号406と後方ダイヤ番号407を
確定する。これらはそれぞれ前方ダイヤ番号406が列
車501に、後方ダイヤ番号407が列車502に対応
する。
【0031】次に、列車在線位置収集装置4からの情報
を基に、指定の列車の在線位置を参照して把握する(ス
テップ606)。以上の処理により、指令を伝達すべき
列車と在線位置が確定される。
【0032】次に、駅候補203で設定された情報を基
に、指定列車である列車500の通過駅をダイヤ記憶装
置1の列車500の駅情報302から選定する。この場
合は、駅552、553、554が選定される。さら
に、ステップ608において、列車503の出庫基地で
ある基地561が選定される。次にステップ609にお
いて、列車500の通過する区間を担当する信号設備区
581と信号設備区582が選定される。さらに、ステ
ップ610において、ステップ608で選定された基地
561の付近に存在する乗務員区571が選定され、全
ての指令伝達先の選定が終了する。
【0033】全ての指令伝達先候補の選定が終了する
と、選定された指令伝達先候補に関する情報がマンマシ
ン入力表示装置3に転送され、指令伝達先候補が画面上
に表示される(ステップ611)。この時提案される指
令伝達先候補の表示例を図7に示す。
【0034】図7において、表示画面のエリア701に
は列車、区間の指令伝達先候補が表示される。この場
合、表示枠704の斜線で示すように、列車500、5
03、501、502が強調して表示されると共に、区
間の表示枠705が強調して表示される。さらにエリア
702には駅の指令伝達先候補として、斜線で示すよう
に、駅552、553、554が強調して表示される。
さらにエリア703には、基地561、信号区581、
582、乗務員区571が他の表示対象とは異なる表示
形態で強調して表示される。
【0035】指令伝達先候補が全て表示された時に、指
令員が画面上の提案を判断し、指令伝達先として過不足
がない時には、表示枠710の全項目承認を選択し、不
服である時には表示枠711の全項目不承認を選択す
る。また指令伝達先を追加したい時には斜線表示のない
表示枠をマンマシン入力表示装置3で選択する。また指
令伝達先を削除する時には、斜線表示のある表示枠をマ
ンマシン入力表示装置3で選択すれば、指令伝達先から
除外される。また指令伝達先の列車、駅、基地、信号設
備区、乗務員区に対してそれぞれ時間をおいて指令を伝
達したいときには、表示枠706に代表される承認を個
別に選択することが可能都なる。
【0036】次に、ステップ612において指令伝達先
候補の修正が必要と判定された時には、指令伝達先選定
装置は修正操作に応答して指令伝達先を修正する(ステ
ップ613)。この後ステップ614において、表示枠
710の全項目承認が選択された時には、列車、駅、基
地、信号設備区、乗務員区の順に順次通信装置8を介し
て通信回線を接続する(ステップ615)。そして通信
終了を検知した時には、伝達先選定装置5は、承認され
た全ての指令伝達先に指令が伝達されたか否かを判定
し、全ての指令が伝達されるまで、ステップ614〜6
16の処理を繰り返す(ステップ617)。
【0037】一方、表示枠711の全項目不承認が選択
された時には、伝達先選定装置5は全ての指令伝達先の
提案を破棄する。また各項目に対応する表示枠707に
代表される不承認が選定された場合には、不承認の項目
のみの指令伝達先の提案を破棄する。例えば、表示枠7
07が選択された場合には、列車に対する指令伝達先の
提案のみを破棄する。
【0038】この様に、本実施例によれば、ダイヤ変更
の種類(変更要因)とダイヤおよび列車の在線位置を基
に指定の指令伝達候補選定項目に従って指令伝達候補を
選定することができるため、ダイヤの変更に伴う指令伝
達先を迅速に選定することができる。そして運輸指令員
は、提案された指令伝達先候補を判断し、過不足がない
時には全項目承認を選択するという一つの操作のみで指
令伝達を実施することができる。また新たに指令伝達先
候補の追加や削除も柔軟に行なうことができ、指令伝達
の迅速化が可能となる。
【0039】また前記実施例では、列車のダイヤについ
て述べたが、飛行機などのダイヤを変更するシステムに
も本発明を適応することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイヤの変更が指令された時に、ダイヤ変更の要因に従
ってダイヤを変更すると共に、変更されたダイヤと運行
管理対象の位置情報を基に指定の指令伝達候補選定項目
に従って指令伝達先候補を選定するようにしたため、ダ
イヤの変更に伴う指令伝達先を迅速に選定することがで
きる。さらに提案された指令伝達先候補を承認すること
により、指令伝達先候補の存在する場所と通信回線を介
して接続することができ、ダイヤ変更に伴う指令伝達先
の選定と通信回線との接続という煩雑な作業を省略で
き、迅速な指令伝達が可能になる。さらに、指令業務に
占める指令伝達先選定から指令伝達までの時間を短縮で
きるため、運行状況の把握やダイヤの乱れ、回復案の立
案など判断業務に集中でき、ラッシュの低減とダイヤへ
の早期回復が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図2】ダイヤ記憶装置の内部構成図である。
【図3】ダイヤ記憶装置の駅毎の通過順序情報構成図で
ある。
【図4】ダイヤ変更前のダイヤグラムである。
【図5】車両交換実施後のダイヤグラムである。
【図6】図1に示すシステムの作用を説明するためのフ
ロ−チャ−トである。
【図7】指令伝達先候補の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイヤ記憶装置 2 ダイヤ変更管理装置 3 マンマシン入力表示装置 4 列車在線位置収集装置 5 指令先選定装置 6 現場設備 7 伝達先候補記憶装置 8 通信装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運行管理対象の運行に関するダイヤを記
    憶するダイヤ記憶手段と、運行管理対象の位置情報を収
    集する位置情報収集手段と、ダイヤの変更を指令するダ
    イヤ変更指令手段と、ダイヤ変更指令手段からの指令に
    応答してダイヤ記憶手段に記憶されたダイヤを変更する
    ダイヤ変更手段と、ダイヤ変更指令手段からの指令に応
    答してダイヤ変更手段の変更によるダイヤと位置情報収
    集手段の収集による位置情報を基に指定の指令伝達先候
    補選定項目に従った指令伝達先候補を選定する選定手段
    と、選定手段の選定による指令伝達先候補を出力する出
    力手段とを備えている指令伝達支援運行管理システム。
  2. 【請求項2】 運行管理対象の運行に関するダイヤを記
    憶するダイヤ記憶手段と、運行管理対象の位置情報を収
    集する位置情報収集手段と、ダイヤ変更の要因に従って
    ダイヤの変更を指令するダイヤ変更指令手段と、ダイヤ
    変更指令手段からの指令に応答してダイヤ記憶手段に記
    憶されたダイヤを変更するダイヤ変更手段と、指令伝達
    先候補選定項目をダイヤ変更の要因毎に記憶する選定項
    目記憶手段と、ダイヤ変更指令手段からの指令に応答し
    て選定項目記憶手段から指定の指令伝達先候補選定項目
    を抽出する抽出手段と、抽出手段により指定の指令伝達
    先候補選定項目が抽出されたときにダイヤ変更手段の変
    更によるダイヤと位置情報収集手段の収集による位置情
    報を基に指定の指令伝達先候補選定項目に従った指令伝
    達先候補を選定する選定手段と、選定手段の選定による
    指令伝達先候補を出力する出力手段とを備えている指令
    伝達支援運行管理システム。
  3. 【請求項3】 列車の運行に関するダイヤを記憶するダ
    イヤ記憶手段と、列車の位置情報を収集する位置情報収
    集手段と、ダイヤの変更を指令するダイヤ変更指令手段
    と、ダイヤ変更指令手段からの指令に応答してダイヤ記
    憶手段に記憶されたダイヤを変更するダイヤ変更手段
    と、ダイヤ変更指令手段からの指令に応答してダイヤ変
    更手段の変更によるダイヤと位置情報収集手段の収集に
    よる位置情報を基に指定の指令伝達先候補選定項目に従
    った指令伝達先候補を選定する選定手段と、選定手段の
    選定による指令伝達先候補を出力する出力手段とを備え
    ている指令伝達支援運行管理システム。
  4. 【請求項4】 列車の運行に関するダイヤを記憶するダ
    イヤ記憶手段と、列車の位置情報を収集する位置情報収
    集手段と、ダイヤ変更の要因に従ってダイヤの変更を指
    令するダイヤ変更指令手段と、ダイヤ変更指令手段から
    の指令に応答してダイヤ記憶手段に記憶されたダイヤを
    変更するダイヤ変更手段と、指令伝達先候補選定項目を
    ダイヤ変更の要因毎に記憶する選定項目記憶手段と、ダ
    イヤ変更指令手段からの指令に応答して選定項目記憶手
    段から指定の指令伝達先候補選定項目を抽出する抽出手
    段と、抽出手段により指定の指令伝達先候補選定項目が
    抽出されたときにダイヤ変更手段の変更によるダイヤと
    位置情報収集手段の収集による位置情報を基に指定の指
    令伝達先候補選定項目に従った指令伝達先候補を選定す
    る選定手段と、選定手段の選定による指令伝達先候補を
    出力する出力手段とを備えている指令伝達支援運行管理
    システム。
  5. 【請求項5】 出力手段の出力による指令伝達先候補が
    提案内容として承認できるか否かの情報を入力する承認
    情報入力手段と、承認情報入力手段により提案内容に承
    認する旨の情報が入力されたことを条件に指令伝達先候
    補の存在する指令伝達先に対して通信回線を接続する通
    信回線接続手段とを備えている請求項1、2、3または
    4記載の指令伝達支援運行管理システム。
JP28053194A 1994-11-15 1994-11-15 指令伝達支援運行管理システム Expired - Fee Related JP3368402B2 (ja)

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