JP5656358B2 - 障害データ管理 - Google Patents

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Description

開示の分野
本開示は一般的に、輸送手段の中で発生する輸送手段障害報告データの捕捉と記録とに関する。本開示はより具体的には、輸送手段に搭載された中央保守コンピュータ(CMC)から遠隔地の中央コンピュータシステム(CC)へ送信される障害データと、輸送手段の乗務員が障害データを記録するために利用する電子トラベルエイドからCCへ送信される障害データとの調整に関する。
背景
バス、列車、または船舶による乗客及び/または貨物輸送を提供する会社等、航空会社をはじめとする輸送手段提供業者は多くの場合、輸送手段の運転中の運行計量・障害データとを保守する。計量データは一般的に、輸送手段の発進地・目的地情報、乗客情報と航空機乗務員情報、運行時間、燃料情報等に関する情報及びデータを含む。障害データは一般的に、輸送手段の運転中に検出された輸送手段にかかわる問題(例えばソレノイド不発や範囲外の構成要素温度の問題)を詳述するデータを含む。一部の公知の輸送手段障害検出記録システムは発生する障害を自動的に検出し、その障害データを遠隔地の中央コンピュータシステム(CCS)へ送信し、そこで障害データは格納され、保守要員にとって利用可能となる。加えて、一部の公知の輸送手段は、輸送手段の運転中に遂行される数多くの業務の簡便さと効率を向上させるため輸送手段の乗務員によって利用される電子トラベルエイドを導入している。この障害データは、輸送手段が規制・運営要求を満たすか否かを、そして再派遣または再配備できるか否かの判断に役立てられる。
さらに、一部の輸送手段提供業者は、輸送手段の運転中に見られる障害を記録するために輸送手段の乗務員によって利用されるログブックアプリケーションを電子トラベルエイドに導入している。かかる電子ログブックは通常、輸送手段の運転中に輸送手段に搭乗している乗務員によって利用される電子フォームを含む。通常、計量及びログブックデータを遠隔地のCCSへダウンロードするには輸送手段から電子トラベルエイドを取り出す必要があり、遠隔地のCCSにおいて、そのデータは電子データベースに格納される。一部の輸送手段提供業者は先ごろ、電子トラベルエイドからCCSにかけて、データ(例えば計量データとログブックデータ)を、伝達する、すなわちダウンロードするソフトウェアアプリケーションを導入した。
輸送手段検出記録システムは数多くの輸送手段障害を正確且つ体系的に監視するが、今のところ障害検出記録システムと電子ログブックとの間に自動化されたリンクはない。このため輸送手段の乗務員は、ログブックアプリケーションによって生成される電子フォームを手書きで記入しなければならない。そのような障害データ記入業務は時間がかかり、誤りを起こしやすく、輸送手段の効率的な問題解決・修理にあたって十分な詳細をしばしば欠き、保守費用の増大と信頼性の低下を招く。
多くの場合、計量・障害データは輸送手段の運転中にあらかじめ印刷されたフォームに手書きで記録され、計量及び保守ログブックの中で管理される。ログブックは普通、輸送
手段がその目的地で輸送手段ターミナルに到達したときに輸送手段の乗務員によって輸送手段から持ち出される。そして計量・障害データは地上コンピュータシステムに入力され、電子データベースに格納される。この地上コンピュータシステムは、「マスター」ログブックデータベース、輸送手段保全管理システム等の運営意思決定支援システム、及び/または保守履歴システム等のデータリポジトリシステムを含むことがある。フォームはしばしば複数の部分からなるフォームであり、各部分は輸送手段ターミナルで別々の部門にまわされる。加えて、輸送手段が別の目的地に向けてターミナルから出発する場合には、障害報告に応じて講じられた是正保守行動をログブックに記録し、輸送手段の乗務員が利用できるようにする必要がある。そのようなデータ記入業務には時間がかかり、運用システムにはかなりの時間が経ってからデータが提供される。しかもこの紙面ログブックプロセスには手間がかかり、同プロセスに特有の著しい非効率性をともなう。さらに、輸送手段では仕事の量が多い時期に障害が起こることがあり、輸送手段の作業員による記録が遅れや、システム生成障害メッセージとの直接的相関を可能にする障害コード等、ある種の情報の記録漏れが起こる。そのような記録の遅れや記録漏れは、輸送手段保守要員による障害状況の適時の解消を妨げる。
一部の輸送手段提供業者は先ごろ、電子ログブックを利用する電子計量障害データ記録保守システムを導入した。電子ログブックは通常、輸送手段の運転中に輸送手段に搭乗している乗務員によって利用される電子フォームを含む。電子ログブックによって効率は上がるが、電子ログブックもまた、通常は、輸送手段から取り出されてデータを地上コンピュータシステムへダウンロードし、電子データベースに格納される必要がある。地上コンピュータシステムのおかげで計量・障害情報は効率よく処理でき、対処すべき傷害に優先順位を付けたり、特定の障害報告への対処にあたって必要とされる保守手順を特定するのに役立つ。輸送手段を別の任務に差し向ける際には障害の解消が要求されることがあり、これによって生じる遅れは輸送手段作業員のスケジュールに影響を及ぼす。
現代通信の普及にともない、電子ログブックを輸送手段内に残した状態で電子ログブックから地上システムへ計量・障害データをダウンロードすることは可能である。ただし、
輸送手段はその移動中及び輸送手段ターミナルにおいて、様々な電子機器通信接続の選択肢及び能力を備えて国中を、そして世界中を移動する。例えば、一部の輸送手段ターミナルでは接続のためIEEE 802.11または汎用パケット無線サービス(GPRS)ワイヤレスプロトコルを使用しているが、VHF及び衛星ネットワークを使用するターミナルもある。広帯域衛星ネットワークを使用するターミナルもあれば、通信接続能力を持たないターミナルや直接有線接続を使用するターミナルもある。VHF及び衛星通信は移動中の輸送手段でデータを転送するために利用する。
したがって、かかる電子ログブックと地上輸送手段ターミナルシステムとの間で効率的で、繰り返し可能で、安全で、自動化されたやり方で、輸送手段の計量・障害データと保守記録を移動させる必要がある。
したがって、かかる電子ログブックによって輸送手段障害検出記録システムを自動的に監視し、ログブックにてドラフト障害レポートを自動的に作成し、障害レポートが自動的に作成されたことを伝える自動メッセージを乗務員に提供し、それによって乗務員が障害レポートを精査し検証できるようにする必要がある。
開示の要旨
開示の様々な実施形態において、輸送手段障害データを監視するシステム及び方法が提供される。その方法は、輸送手段に搭載された中央保守コンピュータ(CMC)を利用しながら、輸送手段の中で発生する少なくとも1つの障害に関する原障害データを自動的
に収集することを含む。原障害データは、CMCから、輸送手段の機載コンピュータシステム(OCS)へ、そして輸送手段から離れたところに位置する中央コンピュータシステム(CCS)へ、自動的に送信される。方法はさらに、OCSの電子ログブック機能の第1の部分(ELB1)を利用しながら、原データから少なくとも1つの電子輸送手段キャビン(VC)ドラフト障害レポートを自動的に生成することを含む。ELB1の実行によってさらに、VCドラフト障害レポート通知メッセージが生成され、同メッセージはOCSディスプレイで見ることができ、輸送手段の乗務員によって承認されることにより次第自動的にCCSへダウンロードされる。方法はさらに、CCSの電子ログブックの第2の部分(ELB2)を利用しながら、VCドラフト障害レポートを原障害データに自動的に関連づける。
開示の様々な実施形態において、輸送手段の機載コンピュータシステム(OCS)と輸送手段から離れたところに位置する中央コンピュータシステム(CCS)との間で通信リンクを確立するシステム及び方法が提供される。その方法は、OCSからCCSへダウンロードされるデータを収容するメッセージを、OCSの電子ログブック機能の第1の部分(ELB1)からOCSの通信管理機能の第2の部分(CMF2)へ送信することを含む。ELB1とCMF2の実行によってメッセージは、何らかの適当なインターネットプロトコルを用いてCCSへ伝達できる送信可能データファイルの形に構成され、送信可能データファイルはCMF2の発信キューに入る。CMF2は、CMF2の構成ファイルを利用しながら複数の使用可能通信チャネルから少なくとも1つの望ましい通信チャネルを自動的に選択する。この構成ファイルは、OCSがCCSとの通信にあたって利用できる複数の望ましい通信チャネルを含む。さらにCMF2の実行により、自動的に選択された通信チャネルを利用しながらOCSとCCSとの間に安全リンクが確立する。そしてCMF2は、データメッセージを収容する送信可能データファイルを、自動的に選択されたチャネルに渡って確立された安全リンクを介し、CCSに含まれた通信管理機能の第1の部分(CFM1)へ、送信する。
開示の特徴と機能と利点とは、本開示の様々な実施形態において別々に達成でき、あるいは別の実施形態において組み合わせることができる。
開示は、詳細な説明と添付の図面からより万全に理解されるであろう。
図面のいくつかの図の中で、対応する参照番号は対応する部分を示す。
詳細な説明
以降の好適な実施形態の説明は本質的に例証に過ぎず、本開示を、その応用を、または使用を、制限することを決して意図しない。加えて、後述する好適な実施形態によって提供される利点は本質的に例証であり、好適な実施形態の全てが同じ利点を、または同程度の利点を、提供するわけではない。
図1は、本開示の様々な実施形態による、データ取得・格納システム(DASS)10のブロック図である。DASS10は、少なくとも1つの中央保守コンピュータ(CMC)12と、輸送手段18に搭載された少なくとも1つの機載コンピュータ(OCS)14とを含む。輸送手段18は航空機として描かれているが、本開示は航空機応用に限定されない。つまり輸送手段18は、航空機、バス、列車、船舶等、どんな輸送手段であってもよい。DASS10はさらに、輸送手段18から離れたところにあってCMC12及びOCS14と通信するよう構成された少なくとも1つの中央コンピュータシステム(CCS)20を含む。OCS14と、すなわちCMC12と、CCS20との間の通信は、何らかの適当な有線または無線通信リンク、プロトコル、またはサービスを用いて確立できる。例えば様々な実施形態においては、GPRS(汎用パケット無線サービス)、VHF、
無線IEEE 802.11通信、及び/またはインターネットまたはACARSSM(航空機通信記録システム)プロトコルを実装する衛星ネットワークを使用し、OCS14とCCS20との間で無線接続を確立する。ACARSSMは、メリーランド州アナポリスのARINC, Inc.またはスイス、ジュネーブのSITAから提供される。
CMC12は、OCS14へ、そして複数のセンサー、メーター、その他様々な輸送手段サブシステム21へ、通信可能な状態に接続される。CMC12は、輸送手段18の運転中に発生する障害を自動的に検出するために、センサー、メーター、及びサブシステム21を監視し、検出された障害に関する障害データを収集する。障害データは、輸送手段18の問題、すなわち輸送手段の運転中に検出された何らかのシステムまたはサブシステムの問題(例えばソレノイド不発や範囲外の構成要素温度)を、詳述するデータを含む。CMC12は障害データを自動的にCCS20へ送信し、そこで障害データは格納され、保守要員にとってアクセス可能となる。
OCS14は独立システムであってよく、あるいは輸送手段18に搭載された他の何らかのシステム、ネットワーク、または構成要素のサブシステムであってよい。例えばOCS14は様々な実施形態において、輸送手段18の運転中に作業員が遂行しなければならない数多くの業務の簡便さと効率を向上させるため輸送手段18の作業員によって利用される電子トラベルエイドである。一部の航空会社によって利用されている代表的電子トラベルエイドは電子フライトバッグ(EFB)と呼ばれている。代わりにOCS14は、機載LANの、または他の何らかの機載輸送手段制御システムのサブシステムであってよい。
OCS14は、OCS14の全機能を実行するプロセッサ22と、電子ログブック(ELB)のソフトウェアアプリケーション28の第1の部分28A、他のアプリケーション、データ、情報、及びアルゴリズムを電子的に格納する電子格納装置(ESD)26とを含む。ここでは、ELBソフトウェアアプリケーション28の第1の部分28Aを単にELB1 28Aと呼ぶ。OCS14はさらにデータベース30を含む。OCSデータベース30は、大量のデータを、DASS10の様々な作動のときにアクセスでき利用できる形に整理して格納する電子記憶装置、すなわちコンピュータ可読媒体である。例えば、保守データと、障害データと、保守手順と、輸送手段の計量とを収容する複数のルックアップテーブルをOCSデータベース30に電子的に格納でき、DASS10とDASS10のユーザはこれにアクセスし使用できる。
OCS ESD26は、データ、情報、アルゴリズム、及び/またはOCSプロセッサ22によって実行されるソフトウェアプログラム等を電子的に格納するのに適した何らかのコンピュータ可読媒体装置であってよい。例えばOCS ESD26は、ハードドライブ、Zipドライブ、CDRWドライブ、サムドライブ、または他の何らかの電子格納装置であってよい。OCS14はさらに、図表及びテキストデータ、フォーム及びその他情報を表示するディスプレイ32と、OCS ESD26に格納されるデータ及び情報をOCS14に入力するキーボード、マウス、スタイラス、タッチスクリーン、またはジョイスティック等の入力装置34とを含む。OCSプロセッサ、ESD、ディスプレイ、及び入力装置22、26、32、及び34が独立コンピュータ方式システムの、すなわちOCS14の、構成要素であってよいこと、または機載LANや集合的にOCS14を構成する機載輸送手段制御システム等、より大規模なシステムの構成要素であってよいことは理解されよう。代わりに、OCS14はより大規模なシステムに、例えば機載LANに、接続できる独立システムであってよく、それによってOCSプロセッサ、ESD、ディスプレイ、及び入力装置22、26、32、及び34の各々は独立OCS14に含まれ、それ以外のものはより大規模なシステムに含まれる。
ELB1 28AはOCSプロセッサ22によって実行され、輸送手段18がその発進地からその目的地へ移動する過程で輸送手段の計量・障害データを入力しOCS ESD26に格納するために輸送手段の乗務員によって利用される。OCS14は、輸送手段18の移動中に、またはCCS20を含む輸送手段目的地ターミナルに輸送手段18が到達したときに、CCS20へデータを伝達するのに適している。通常、OCS14は自動的に選択された通信手段(例えば自動的に選択された無線通信チャネル)を通じて、選択的にCCS20へデータを伝達する。つまりOCS14は、複数の使用可能な通信チャネルの内、自動的に選択された通信チャネルを用いてCCS20へデータを伝達する。例えば、汎用パケット無線サービス(GPRS)チャネルと、無線IEEE 802.11チャネルと、VHF及び衛星ネットワークチャネルと、広帯域衛星とが使用可能なら、OCS14は望ましいチャネルを自動的に選択し、その選択したチャネルを通じてCCS20へデータを伝達する。
今度は図2を参照し、本開示の様々な実施形態による、DASS10の作動を示すフローチャート100が提示されており、これにより計量・障害データは自動的に感知され、記録され、OCS14からCCS20へ送信され、関連づけられる。上述したとおり、CMC12は、102で示されているとおり、輸送手段18の運転中に自動的に障害を検出し障害データを収集するために、センサー、メーター、及びサブシステム21を監視する。次にCMC12は自動的に障害データをCCS20へ送信し、そこでデータは格納される。加えて、104で示されているとおり、OCSプロセッサ22がELB1 28Aを実行することによりOCS14はCMC12と通信し、その結果、障害データはOCS14にも送信される。ELB1 28Aは、106で示されているとおり、障害データを解釈し、1つ以上の電子障害ログフォームを生成し、同電子障害ログフォームは障害の記述を収容する1つ以上の対話型データフィールドを有する。
より具体的には、ELB1 28AはCMC12からの障害データを解釈し、輸送手段の乗務員が解釈できるテキスト、記号、及び/またはコードにデータを変換する。ELB1 28Aはテキスト、記号、及び/またはコードを障害ログフォームの1つ以上の適当な対話型情報及びデータフィールドに挿入し、これにより障害ログフォームは少なくとも部分的には記入済みとなる。ここでは、この少なくとも部分的には記入済みの障害ログフォームをドラフト障害レポートと呼ぶ。様々な実施形態において、ELB1 28Aは少なくとも部分的には記入済みの障害ログフォームを、すなわちドラフト障害レポートを、OCSディスプレイ32に表示し、ここで輸送手段の乗務員はドラフト障害レポートを見ることができる。他の様々な実施形態において、ELB1 28Aは、108で示されているとおり、ドラフト障害レポートを生成するときに、ドラフト障害レポートが生成されたことを伝える障害通知メッセージを生成し、輸送手段の乗務員はこれを見ることができる。障害通知メッセージは、OCSディスプレイ32上に提示される「ポップアップ」式メッセージの形をとってよく、乗務員から見えるライトまたはLEDの照明であってよく、OCSディスプレイ32上で記号またはアイコンを提示してもよく、OCS14によって発せられる可聴音、リング、または音であってよく、あるいは障害ログフォームが生成されてELB1 28Aによって少なくとも部分的には記入されたことを乗務員に通知する他の何らかの適当なメッセージであってよい。
障害通知メッセージが生成されると、輸送手段の乗務員はドラフト障害レポートを直ちに見るか、または後ほどより好都合な時間に見るかを選ぶことができる。CMC12によって検出され記録される障害の全てが輸送手段の乗務員によって看取されるわけではない。ここでは、輸送手段の乗務員によって看取される障害を輸送手段キャビン(VC)障害と呼ぶ。VC障害は、輸送手段18の全体を通じて輸送手段の乗務員によって看取される障害である。様々な実施形態において、CMC12は障害を検出するときに、その障害がVC障害かそれとも非VC障害かを識別する。障害がVC障害として識別される場合、CMC12は、110で示されているとおり、その障害をVC障害として識別し特定種別または部類のVC障害として同障害を分類する識別コードを、同障害に割り当てる。つまりCMC12は、障害をVC障害と識別し特定種別または部類のVC障害として分類する識別データを、OCS14へ伝達される障害データに盛り込む。例えば障害は、障害に求められる対応の緊急性に基づき、または障害を検出したセンサー、メーター、またはサブシステム21の種別に基づき、あるいは両方に基づき、分類できる。次いで、ELB1 28Aは障害データを解釈するときに、障害がVC障害と識別される場合、上述したとおり、事前にドラフト障害レポートに記入する。加えてELB1 28Aは、VC障害の種別または部類を乗務員に正式に伝える通知メッセージを生成する。したがって乗務員は、いつドラフト障害レポートを見るべきかを容易に判断できる。障害が非VC障害と識別される場合、ELB1 28Aはその障害データを無視する。
112で示されているとおり、乗務員がドラフト障害レポートの閲覧を望む場合、ELB1 28Aは乗務員にドラフト障害レポートを見せ、これにより乗務員は、そのVCドラフト障害レポートを検証、編集、承認、または却下できる。加えて、事前にELB1 28Aによって記入されていない対話型フィールドが障害ログフォームにある場合は、乗務員がOCS入力装置34を用いてこれらのフィールドを完成させることができる。よって乗務員は、CMC12によって生成されたVC障害の記述を輸送手段キャビンの中で看取されたことに比較でき、未記入の障害ログフィールドに記入でき、そのVC障害ログ項目を相応に検証、編集、承認、または却下できる。あるいは乗務員は、VC障害ログ項目の記入と承認/却下を次の機会まで延期することを決めることができる。OCSプロセッサ22は、後述するとおり、VCドラフト障害レポートを、これが記入済みであろうが、未記入であろうが、承認されようが、却下されようが、CCS20へのダウンロードに向けて、OCS ESD26に格納する。このようにELB1 28Aは障害データログフォームの様々な障害データフィールドを事前に記入し、そうすることにより輸送手段の乗務員が障害の記述を手書きする手間を省くほか、より正確且つ詳細な障害記述を提供する。
ELB1 28Aが、CMC12障害データを解釈し乗務員のためVCドラフトレポートを事前に記入することに加え、乗務員作成障害レポートを作成するために乗務員によって利用される空白のフォグフォームを提供することは理解されよう。つまりELB1 28Aから提供される空白のログフォームで、乗務員はOCS入力装置34を用いて対話型フィールドにデータとテキストを入力することにより、VCを記述したり、CMC12によって検出されなかったVCについてVC障害報告を記録したりすることができる。ELB1 28Aは通常、乗務員が障害レポートフォームを準備し完成させるため障害マニュアルを閲覧する機能を提供する。例えば、ELB1 28Aから提供されるテキスト入力検索では基本的に、障害マニュアルにざっと目を通し、さらに障害マニュアルをグラフィック形式で掘り下げながら障害レポートの全フィールドを完成させることができる。
図1を再び参照し、CCS20は、少なくとも1つのプロセッサ38と、少なくとも1つのデータベース42と、少なくとも1つのディスプレイ46と、少なくとも1つの電子格納装置(ESD)50と、少なくとも1つの入力装置54とを含む。CCSディスプレイ46は、DASS10のユーザに向けてグラフィックと、テキストと、データとを視覚的に提示するのに適した任意のディスプレイであってよい。CCS入力装置54は、CCS20にデータ及び/または情報を入力するのに適した任意の装置であってよく、例えばキーボード、マウス、ジョイスティック、スタイラス、スキャナ、ビデオ装置、及び/またはオーディオ装置であってよい。CCS ESD50は、ELB28の第2の部分28Bのほかに、データ、情報、及びCCSプロセッサ38によって実行されるアルゴリズム及び/またはソフトウェアプログラム等を、電子的に格納するのに適した任意のコンピュータ可読媒体装置であってよい。例えばCCS ESD50は、ハードドライブ、Zip
ドライブ、CDRWドライブ、サムドライブ、または他の何らかの電子格納装置であってよい。ここではELB28の第2の部分28Bを単にELB2 28Bと呼ぶ。
CCSデータベース42もまた、大量のデータを、DASS10の様々な作動のときにアクセスでき利用できる形に整理して格納する電子記憶装置、すなわちコンピュータ可読媒体である。例えば、保守データと、障害データと、保守手順と、輸送手段の計量とを収容する複数のルックアップテーブルをCCSデータベース42に電子的に格納でき、DASS10とDASS10のユーザはこれにアクセスし使用できる。CCSプロセッサ38は、CCS20のあらゆる作動を制御する。例えばCCSプロセッサ38は、CCS20とOCS14との間、そしてCCS20とCMC12との間で、通信とデータ転送とを制御する。加えてCCSプロセッサ38は、CCSディスプレイ46でグラフィック及びデータを表示することと、CCS入力装置54によって入力される情報及びデータを解釈し配信することと、CCS ESD50に格納された様々なアルゴリズムを実行することとを制御する。さらにCCSプロセッサ38は、ダウンロードされたデータをCCSデータベース42に格納するためにELB2 28Bを実行する。ダウンロードされるデータには、CMC12によって送信される障害データと、ELB1 28Aによって送信されるELB障害レポートとが含まれ、これはCMC12によって生成され乗務員によって記入されるVC障害レポートと、乗務員によって作成されるVC障害レポートとを含む。CCSプロセッサ38はさらにまた、後述するとおりCMC12によってCCS20へ送信される障害データと、OCS14からCCS20へ送信される障害レポートとを調整するために、または関連づけるために、ELB2 28Bを実行する。
様々な実施形態において、DASS10はさらに、有線または無線接続を介してCCS20及び/またはOCS14と通信する可搬電子装置(PED)58を、例えばラップトップコンピュータ、PDA、または他の装置等を含む。PED58は、CCSデータベース42またはOCSデータベース30に格納されたデータにアクセスし利用することに適するほか、OCSデータベース30またはCCSデータベース42に格納され、OCS ESD26へアップロードされ、必要に応じてELB1 28Aによって利用されるデータを、CCS20またはOCS14に入力することに適する。PED58は、輸送手段18を業務に戻すため利用される作業管理ツールとしての使用に適した形式でログブックを表示する。PED58は、作業リスト等の情報及びデータ(例えば、作業命令、延期された保守行動と未解決の障害レポート、及びCCSデータベース42またはOCSデータベース30の中にあるその他任務)を、収容する。
輸送手段の計量及びVC障害レポート、ならびにCMC12によって検出される障害データは、114で示されているとおり、OCS14及びCMC12からCCS20へダウンロードされる、すなわち送信される。ダウンロードされた計量・障害データは、116で示されているとおり、ELB2 28Bによって照合される。関連付けられたデータは、輸送手段性能監視保守システム(図示せず)と共用できる。輸送手段性能監視保守システムは、CCS ESD50に格納されたソフトウェアアプリケーションであってよく、あるいはCCS20及び/またはOCS14と通信可能な状態にリンクされる単独コンピュータ方式システムであってよい。輸送手段性能監視保守システムは、定期予定保守が遂行されることを、そして輸送手段18と搭載された全システムが適切な作業順序で保守されることを、保証する。加えて、輸送手段18に対する保守と修理を担当する保守要員は、CCSデータベース42及び/またはOCSデータベース30に格納された計量と関連障害レポートとにアクセスでき、利用できる。
CCS20はさらに、CCS ESD50に格納された通信管理機能(CMF)の第1の部分62Aを含む。CMFの第2の部分62BはOCS ESD26に格納される。ここではCMFの第1及び第2の部分62A及び62BをそれぞれCMF1 62A及びC
MF2 62Bと呼び、さらにここではCMF62と総称する。CMF62は通常、ELB1 28AとELB2 28Bとの通信を可能にするためにアプリケーションプログラムインターフェース(API)を提供する。
CMC12によってCCS20へ伝達される障害データは、OCS14のELB1 28AによってCCS20へ伝達されるVC障害レポートに含まれる情報及びデータとまったく同じになるわけではない。ただし、CMC12障害データとELB VC障害レポートに含まれるデータとは、非常に類似する内容データを持つ。例えば、ELB1 28Aによって生成されるVCドラフト障害レポートにおいて、ELB1 28AはCMC12からの障害データを解釈し、その障害に特定の障害コードを割り当てるが、同障害コードはVCドラフト障害レポートに含まれる。よって、OCS14によってCCS20へ送信されるVC障害レポートは障害コードを含むが、CCS20へ送信される関連CMC12障害データはその障害コードを含まない。もうひとつの実施例として、ELB1は、ドラフトVC障害レポートを生成するために、CMC12障害データに含まれるデータの一部分だけを解釈する。したがって、CCS20へ送信されるOCS14VC障害レポートに含まれる特定の障害に関する情報は、CCS20へ送信される関連CMC12障害データより少なくなることがある。さらにもうひとつ実施例として、乗務員は情報を編集したり特定のELB VCドラフト障害レポートに情報を追加したりすることがあるから、OCS14によってCCS20へ送信されるVC障害レポートに含まれる特定の障害に関する情報は、CCS20へ送信される関連CMC12障害データより多くなることがある。
そのようなCMC12とOCS14とによるデータの差異に対処するために、そしてVC障害について最も包括的且つ正確なデータを得るために、ELB2 28Bは、CMC12から送信された障害データを、OCS14から送信されたVC障害レポートに関連付ける。より具体的には、ELB2 28Bは、ある特定のCMC12障害データメッセージと同じ障害に関係するELB VC障害レポートメッセージを識別する。したがって、上述したとおりCMC12によって検出される特定のVC障害に関する障害データからELB1 28Aによって生成されるVC障害レポートメッセージに含まれる情報は、ELB2 28Bによって、CCS20へ伝達される当該VC障害に関するCMC12障害データメッセージに照合される。そしてELB2 28Bは、VC障害レポートメッセージとCMC12障害データメッセージの双方に含まれ、ある特定のVC障害に関する障害データを、編纂し、比較し、関連づけ、調整し、及び/または取り入れ、118で示されているとおり、総合VC障害レポートを生成する。そして120で示されているとおり、総合VC障害レポートはCCS20データベース42に格納され、PED58を用いる輸送手段の保守要員にとって、そして1つ以上の輸送手段提供業者コンピュータシステムまたはネットワークにとって、アクセス可能となる。
CCS20が、複数の輸送手段18と通信できることは理解されよう。各輸送手段18は、ELB VC障害レポートメッセージとCMC12障害データメッセージとを、CMC12へ送信する。通常、各輸送手段18からのELB VC障害レポートメッセージとCMC12障害データメッセージはどれも、CCSデータベース42に格納される。よってCCSプロセッサ38は、各輸送手段18からのELB VC障害レポートメッセージとCMC12障害データメッセージの全てを関連付けるため、ELB2 28Bを実行する。ELB2 28Bは様々な実施形態において、障害の種別、障害識別子、メッセージが送信された輸送手段18の識別番号、VC障害の発生時間等、様々な障害属性または特性に基づき、ELB VC障害レポートメッセージをCMC12障害データメッセージに関連付ける。
図1を再び参照し、ELB1 28Aは、輸送手段がその発進地からその目的地へ移動する過程で、輸送手段の運転及び技術的ログ情報を入力してログ情報をOCS ESD2
6に格納するために、輸送手段の乗務員によって実行され、利用される。運転及び技術的ログ情報は、輸送手段の行程、スケジュール、及び運転性能に関する輸送手段の計量・障害情報等を含む。後ほど詳述するとおり、OCS14は、輸送手段18の移動中に、または輸送手段18の目的地でCCS20を含むターミナルに輸送手段が到達したときに、CCS20へログ情報を伝達するのに適している。
OCSプロセッサ22は通常、輸送手段18に搭載された1つ以上の中央保守コンピュータ(CMC)12等、他のシステムと通信するために、そしてOCSディスプレイ32に表示される電子ログフォームを生成するために、ELB1 28Aを実行する。様々な実施形態において、ログフォームは、輸送手段の計量・障害データに関して輸送手段の乗務員がOCS入力装置34を利用しながら読む及び/または記入する対話型の情報・データフィールドを含む。加えて、CMC12は検出された障害をELB1 28Aへ伝達でき、ELB1 28Aはログフォームの中の様々なデータフィールドを自動的に完成させ、その結果、乗務員はそのログブック項目を検証、編集、承認、または却下できる。OCSプロセッサ22は、後述するとおり、乗務員によって入力または承認された計量及び/または障害データを、CCS20へのダウンロードに向けて、OCS ESD26に格納する。
CCS20は、少なくとも1つのプロセッサ38と、少なくとも1つのデータベース42と、少なくとも1つのディスプレイ46と、少なくとも1つの電子格納装置(ESD)50と、少なくとも1つの入力装置54とを含む。CCSディスプレイ46は、DASS10のユーザに向けてグラフィックと、テキストと、データとを視覚的に提示するのに適した任意のディスプレイであってよい。CCS入力装置54は、CCS20にデータ及び/または情報を入力するのに適した任意の装置であってよく、例えばキーボード、マウス、ジョイスティック、スタイラス、スキャナ、ビデオ装置、及び/またはオーディオ装置であってよい。CCS ESD50は、ELB28の第2の部分28Bのほかに、データ、情報、及びCCSプロセッサ38によって実行されるアルゴリズム及び/またはソフトウェアプログラム等を、電子的に格納するのに適した任意のコンピュータ可読媒体装置であってよい。例えばCCS ESD50は、ハードドライブ、Zipドライブ、CDRWドライブ、サムドライブ、または他の何らかの電子格納装置であってよい。ここではELB28の第2の部分28Bを単にELB2 28Bと呼ぶ。
CCSデータベース42もまた、大量のデータを、DASS10の様々な作動のときにアクセスでき利用できる形に整理して格納する電子記憶装置、すなわちコンピュータ可読媒体である。例えば、保守データと、障害データと、保守手順と、輸送手段の計量とを収容する複数のルックアップテーブルをCCSデータベース42に電子的に格納でき、DASS10とDASS10のユーザはこれにアクセスし使用できる。CCSプロセッサ38は、CCS20のあらゆる作動を制御する。例えばCCSプロセッサ38は、CCS20とOCS14との間で、例えば有線または無線の通信と、データ転送とを制御し、CCSディスプレイ46上でグラフィック及びデータを表示し、CCS入力装置54によって入力される情報及びデータを解釈して配信し、CCS ESD50に格納された様々なアルゴリズムを実行する。加えてCCSプロセッサ38は、ダウンロードされたデータをCCSデータベース42に格納するためにELB2 28Bを実行する。
様々な実施形態において、DASS10はさらに、有線または無線接続を介してCCS20及び/またはOCS14と通信する可搬電子装置(PED)58、例えばラップトップコンピュータ、PDA、または他の何らかのそのような装置を、含む。PED58は、CCSデータベース42またはOCSデータベース30に格納されたデータにアクセスし利用することに適するほか、OCSデータベース30またはCCSデータベース42に格納され、OCS ESD26へアップロードされ、必要に応じてELB1 28Aによって利用される、データを、CCS20またはOCS14に入力することに適する。PED58は、輸送手段18を業務に戻すため利用される作業管理ツールとしての使用に適した形式でログブックを表示する。PED58は、作業リスト等の情報及びデータ、例えば作業命令、延期された保守行動と未解決の障害レポート、及びCCSデータベース42またはOCSデータベース30の中にあるその他任務を、含み得る。
輸送手段の計量・障害データはCCS20へダウンロードされ、それによってデータは輸送手段性能監視保守システム(図示せず)と共用できる。輸送手段性能監視保守システムは、CCS ESD50に格納されたソフトウェアアプリケーションであってよく、あるいはCCS20及び/またはOCS14と通信可能な状態にリンクされる単独コンピュータ方式システムであってよい。輸送手段性能監視保守システムは、定期予定保守が遂行されることを、そして輸送手段18と搭載された全システムが適切な作業順序で保守されることを、保証する。加えて、輸送手段18に対する保守と修理を担当する保守要員は、PED58を用いて、CCSデータベース42及び/またはOCSデータベース30に格納された計量・障害データにアクセスでき、利用できる。CCSデータベース42及び/またはOCSデータベース30に格納された計量・障害データは、OCS14とCCS20との間で接続が確立するたびに同期する。
CCS20はさらに、CCS ESD50に格納された通信管理機能(CMF)の第1の部分62Aを含む。CMFの第2の部分62BはOCS ESD26に格納される。ここではCMFの第1及び第2の部分62A及び62BをそれぞれCMF1 62A及びCMF2 62Bと呼び、さらにここではCMF62と総称する。CMF62は通常、後ほど詳述するとおり、ELB1 28AとELB2 28Bとの通信を可能にするためにアプリケーションプログラムインターフェース(API)を提供する。
図3は、本開示の様々な実施形態による、DASS10の作動を示すフローチャート200であって、これにより計量・障害データはOCS14からCCS20へ送信される。通常、輸送手段18が移動中のとき、または輸送手段18が目的地ターミナルに到着するときには、随時ELB18のデータダウンロード操作が始まる。具体的に、CCS20との通信リンクを確立してOCS ESD26からCCS20へ計量・障害データをダウンロードするためにCMF2 62Bが実行され、CCS20では、ELB2 28BがダウンロードされたデータをCCSデータベース42に格納する。データ転送のタイミングは、ロジックに基づき自動的に決定され、そのロジックは、費用によって通信チャネルを、そして作業員によって決定される値によってメッセージを分離する。
より具体的には、OCSプロセッサ22は、OCS14とCCS20との間で通信を開始するために、ELB1 28AとCMF2 62Bとを実行し、202で示されているとおり、ELB1 28AをCMF2 62Bに登録する。ELB1 28AがCMF2
62Bに登録されたら、ELB1 28Aは、204で示されているとおり、CCS20へ「ダウンロード」される計量・障害データを収容するメッセージを、CMF2 62Bへ送信する。そしてCMF2 62Bは、メッセージを言語解析し、メッセージの一意なメッセージ識別情報を生成し、メッセージを符号化データ文字列に変換し、符号化データ文字列を送信可能データファイルの形に構成することにより、206で示されているとおり、何らかの適当なインターネットプロトコルを用いて計量及び/または障害データをCCS20へ伝達できるようにする。例えばCMF2 62Bは、何らかの適当なインターネットプロトコルを用いて計量及び/または障害データをCCS20へ伝達できるようにするために、拡張可能マークアップ言語(XML)ファイルを作成できる。
そしてCMF2 62Bは、208で示されているとおり、送信可能データファイルをCMF発信キューに入れる。CMF2 62Bは、何らかの適当な通信手段(例えば何ら
かの適当な有線または無線通信チャネル)を通じて、CCS20へメッセージを送信できる。例えばCMF2 62Bは、汎用パケット無線サービス(GPRS)、無線IEEE
802.11、VHF、衛星ネットワーク、広帯域衛星ネットワーク、または直接有線接続を用いて、送信可能データファイルを収容するメッセージを、CCS20へ送信できる。より具体的には、CMF2 62は、OCS14がCCS20との通信にあたって利用できる望ましい通信チャネルの全てを識別する構成ファイルを含む。このCMF2構成ファイルに含まれる通信チャネルの数とタイプは用途次第であり、特定の輸送手段提供業者によって選択される。例えば、第1の輸送手段提供業者はGatelink IEEE
802.11と、VHFと、衛星ネットワークとを利用することを望むかもしれないが、第2の輸送手段提供業者は、OCS14とCCS20との通信にあたって広帯域衛星ネットワークのみの利用を望むかもしれない。
より具体的には、CMF2 62Bは、210で示されているとおり、OCS14とCCS20との通信に利用できる通信チャネルが何かを判断し、これを絶えず把握する。CMF2 62Bは、212で示されているとおり、チャネルの費用とメッセージの値に基づき作業員によって決定されるCMF2構成ファイルの中の通信手段に基づき、適切な通信チャネルを自動的に選択する。214で示されているとおり、CMF2 62Bは自動的に選択された通信チャネルを利用しながらOCS14とCCS20との間に安全リンクを確立し、送信可能データファイルを収容するメッセージを安全リンクを介してCCS20へ送信する。CMF2 62BはCMF発信キューに複数のメッセージを格納でき、チャネルの費用とメッセージの値とによって決まる優先ルールにより、その時点で確立されている安全リンクを介して送信すべきと判断されるメッセージだけを送信できる。その後CMF2 62は別の使用可能チャネルを用いて別の安全リンクを上述したとおりに確立でき、CMF発信キューの中にある、優先ルールにより新たに確立された安全リンクで送信すべきと判断される他のメッセージを、送信する。優先ルールとCMF発信キューの中にあるメッセージが使用可能チャネルのどれにも合致しない場合、CMF2 62Bは、必要とする使用可能チャネルが使用可能となるまでメッセージを格納する。
さらにCMF2 62Bは、何らかの適当な証明交換方法を用いて安全リンクを確立する。例えばCMF2 62Bは、ここで参照により援用される、Boeing Companyに譲渡された係属中の特許出願、表題「Security Certificate Management(セキュリティ証明管理)」、代理人整理番号7784−000839で説明されているセキュリティ証明管理方法を利用して安全リンクを確立できる。送信可能データファイルを収容するメッセージをCMF2 62Bが安全リンクを介してCCS20へ送信すると、216で示されているとおり、CCSプロセッサ38はELB2 28BとCMF1 62Aとを実行してOCS14に「ACK」メッセージを送信し、送信可能データファイルを収容するメッセージの受信を肯定する。218で示されているとおり、CMF2 62Bは受信メッセージについてオフラインクライアントからコールバックを受け取り、送信可能データファイルから障害・計量データを抽出し、「ACK」を記録する。CMF1 62AがOCS14へ「ACK」メッセージを送信したら、224で示されているとおり、ELB2 28Bは抽出されたメッセージから計量・障害データを読み取り、その計量・障害データをCCSデータベース42に格納する。
図4は、本開示の様々な実施形態による、DASS10の作動を示すフローチャート300であって、これによりCCS20は、保守行動データや保守解除データ等のデータを含む保守ログデータを、OCS14へ送信する。輸送手段の保守要員は、OCS14から受信しCCSデータベース42に格納された計量・障害データに、PED58を用いて、アクセスできる。加えて保守要員は、CCSデータベース42から引き出された計量・障害データに従って保守修理、改良、及び/または点検を完了した後に、PED58を用いて保守ログデータをCCSデータベース42に入力し、格納できる。保守ログデータがC
CSデータベース42に格納されると、CMF1 62Aは、302で示されているとおり、保守ログデータを含む送信可能データファイルを収容する保守ログメッセージを、オフラインクライアントキューに入れる。例えばCMF1 62Aは、保守ログデータを含む、拡張可能マークアップ言語(XML)ファイルを収容する、保守ログメッセージを、オフラインクライアントキューに入れることができる。
次にCMF1 62Aは、304で示されているとおり、安全リンクを通じてOCS14へ保守ログメッセージを送信する。306で示されているとおり、CMF2 62Bは、保守ログデータを含む送信可能データファイルを収容するメッセージを受信し、そのメッセージをCMF着信キューに格納する。308で示されているとおり、CMF2 62Bは受信メッセージを読み取り、CMF1 62Aへ「ACK」メッセージを送信する。310で示されているとおり、CMF2 62Bは、受信された保守ログメッセージの情報に基づき、該当する送信先(例えばOCSプロセッサ22によって実行される該当するアプリケーション)を判断し、通知メッセージを送信する。312で示されているとおり、該当アプリケーションはメッセージを引き出し、CMF2 62へ「ACK」を送信する。最後に該当アプリケーションは、314で示されているとおり、CMF1 62Aにも「ACK」を送信する。312と314で示された「ACK」の交換は、CCSデータベース42とOCSデータベース30との間で適切なデータ同期を保証する。
DASS10は、通信チャネル(例えば有線または無線)の使用により、迅速で人の介入が少ないデータ移動と、ログブックデータの運用改善とを提供し、これによりタイムリーに運営効率を向上させ、人件費及びその他の運営費(例えばスケジュールの遅れ)を抑え、輸送手段保全システム(例えばCCS20、またはCCS20に接続された他のネットワーク)へ計量・障害データを移動させ。加えてDASS10は、OCS14と、CCS20と、PED58との間で計量・障害データを調整し同期をとり、移動中の特定の
輸送手段の健全性についてほぼリアルタイムのステータスを可能にする。
当業者は、本開示の幅広い教示内容を様々な形で実装できることを前述の説明から理解するであろう。したがって、これまで本開示をその特定の実施例との関係で説明してきたが、熟練従業者にとっては図面と、明細書と、以降の請求項とを調べた上でほかの修正が明白となるため、本開示の真の範囲はかように制限されない。
開示の様々な実施形態による、データ取得・格納(DASS)システムのブロック図。 開示の様々な実施形態による、図1に示されたDASSの作動を示すフローチャートであって、これにより計量・障害データは自動的に感知され、記録され、機載コンピュータシステムから中央コンピュータシステムへ送信され、関連づけられる。 開示の様々な実施形態による、DASSの作動を示すフローチャートであって、これにより計量・障害データは図1に示された機載コンピュータシステム(OCS)から中央コンピュータシステムへ送信される。 開示の様々な実施形態による、DASSの作動を示すフローチャートであって、これによりCCSはOCSへ保守ログデータを送信する。

Claims (2)

  1. 輸送手段(18)障害データの自動化された管理のための方法であって、前記方法は、
    (i) 輸送手段(18)の中で発生する複数の障害に関する原障害データ該輸送手段(18)中の中央保守コンピュータ(CMC)(12)にて収集することと、
    (ii) 該CMCにて、各障害を輸送手段の乗務員によって看取される輸送手段キャビン(VC)障害または輸送手段の乗務員によって看取されない非輸送手段キャビン(VC)障害に識別することと、
    (iii) 輸送手段(18)の機載コンピュータシステム(OCS)(14)及び輸送手段(18)から離れたところに位置する中央コンピュータシステム(CCS)(20)へ、VC障害に関連したデータと非VC障害に関連したデータとを含めて原障害データCMCから送信することと、
    (iv) 該OCS(14)中に収容された電子ログブックのソフトウェアアプリケーション(28)を実行して、原障害データを解釈し、
    障害が非VC障害と識別される場合、該障害データを無視し、
    障害がVC障害と識別される場合、該VC障害に関連したデータを利用してVCドラフト障害レポート各VC障害に対して生成し、各VCドラフト障害レポートは複数の、輸送手段の乗務員による対話型情報及びデータフィールドを含み、
    少なくとも1つの輸送手段の乗務員による対話型情報及びデータフィールドに部分的に記入し、
    輸送手段(18)の乗務員がOCS(14)ディスプレイで見ることのできるVCドラフト障害レポート通知メッセージ生成することと、
    (v) 該少なくとも1つの該部分的に記入済の対話型情報及びデータフィールドを含む、各VCドラフト障害レポートCCS(20)へ送信することと、
    (vi) CCS(20)を利用しながらOCS(14)によって生成された各VCドラフト障害レポート各原障害データに照合することとを備える、方法。
  2. 輸送手段(18)障害データを管理するシステムであって、前記システムは、
    (a)輸送手段(18)中の中央保守コンピュータ(CMC)(12)と、
    (b)輸送手段(18)の機載コンピュータシステム(OCS)(14)と、
    (c)該輸送手段から遠隔地にある中央コンピュータシステム(CCS)(20)とを備え、
    該CMC(12)は、
    (a-i) 該輸送手段上で発生した複数の障害に関連した原障害データを収集し、
    (a-ii) 各障害を輸送手段の乗務員によって看取される輸送手段キャビン(VC)障害と輸送手段の乗務員によって看取されない非輸送手段キャビン(VC)障害とに識別し、
    (a-iii) VC障害に関連したデータと非VC障害に関連したデータとを含む該原障害データを該機載コンピュータシステム(OCS)(14)と該中央コンピュータシステム(CCS)(20)とに送信する、ように適合され、
    該OCS(14)は、
    (b-i) 原障害データを受信し、
    (b-ii) 該原障害データを解釈し、
    (b-iii) 障害が非VC障害と識別される場合、該原障害データを無視し、
    (b-iv) 障害がVC障害と識別される場合、
    該VC障害に関連したデータを利用してVCドラフト障害レポート各VC障害に対して自動的に生成し、各VCドラフト障害レポートは複数の、輸送手段の乗務員による対話型情報及びデータフィールドを含み、
    少なくとも1つの、輸送手段の乗務員による対話型情報及びデータフィールドを自動的に部分的に記入し、
    輸送手段(18)乗務員がOCS(14)のディスプレイで見ることのできるVCドラフト障害レポート通知メッセージ生成し、
    CCS(20)へ各VCドラフト障害レポート送信する、ように適合され、
    該CCS(20)は、
    (c-i) VC障害に関連したデータと非VC障害に関連したデータとを含めた原障害データ及び各VCドラフト害レポート受信し、
    (c-ii)各VCドラフト障害レポート各原障害データに照合する、ように適合された、
    システム。
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