JP3368116B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3368116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラ部材に電圧
を印加することにより像担持体上の顕像を転写材上に転
写する転写装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に両面印字を行う画像形成装置の
例を示す。
【0003】即ち、図10は画像形成装置の縦断面図で
あり、該画像形成装置において両面印字を行う場合、先
ず、帯電器29によって感光ドラム1が均一帯電に帯電
された後、露光装置28によって感光ドラム1に露光が
行われ、該感光ドラム1上に静電潜像が形成される。そ
して、この静電潜像は現像装置30によって現像されて
トナー像として顕画化される。
【0004】一方、紙カセット36内に収容された紙1
9は給紙ローラ35により1枚ずつ給紙され、ガイド3
4に沿って搬送ローラ対33に搬送される。そして、紙
19は搬送ローラ対33の回転によって更に搬送され、
ガイド32に沿ってレジストローラ対31に搬送され
る。レジストローラ対31が感光ドラム1上の画像に合
わせて回転して紙19を転写ガイド14に沿って転写ニ
ップに搬送すると、紙19上には転写ローラ4の作用に
よって感光ドラム1上のトナー像が転写され、トナー像
の転写を受けた紙19は定着装置13に搬送され、該定
着装置13によってトナー像の定着を受ける。そして、
定着装置13から排出された紙19は、回転自在に取り
付けられたフラッパー37によって下向きに排出され、
ガイド39に沿って反転ローラ40に搬送される。
【0005】反転ローラ40に搬送された紙19をガイ
ド41に支持させた状態で反転ローラ40が正・逆回転
されると、紙19は進行方向と表裏を逆転されてガイド
42に沿って搬送ローラ対43に搬送される。すると、
紙19は搬送ローラ対43によってガイド44に沿って
前記搬送ローラ対33に再び搬送され、再び前記画像転
写及び定着工程に供される。
【0006】2面目についてトナー像の定着を受けた紙
19はフラッパー37によって向上きに排出され、ガイ
ド38に沿って搬送され排紙ローラ45に搬送され、該
排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排出され
る。
【0007】ここで、従来の画像形成装置の転写部の構
成を図11に示す。
【0008】図11において、1は前記感光ドラムであ
って、該感光ドラム1はアルミニウム製のシリンダ表面
に有機感光体(OPC)層を形成して構成され、その外
径は30mmに設定され、100mm/secの周速
(プロセススピード)で図示矢印方向に回転駆動され
る。
【0009】而して、感光ドラム1に形成されたトナー
像は、前述のように転写ガイド14に沿って搬送されて
来た紙19に転写されるが、このトナー像の転写は前記
転写ローラ4によってなされる。この転写ローラ4は金
属製の芯金3上に導電性の弾性層2を形成して構成され
た外径20mmのローラであって、該転写ローラ4に転
写高圧電源5より電圧を印加することによって、感光ド
ラム1と転写ローラ4で形成される転写ニップNにおい
てトナー像が紙19上に転写される。尚、転写ローラ4
の弾性層2の抵抗値は106 〜1010Ωcm程度に設定
され、芯金3には+1〜+6kV程度の電圧が印加され
る。
【0010】ところで、トナー像の転写を受けた紙19
は感光ドラム1に静電吸着しているが、該紙19は除電
針6によって感光ドラム1から分離される。
【0011】上記除電針6は紙19の除電を行って該紙
19の感光ドラム1からの分離を促進するものであっ
て、これは絶縁部材7によって狭持されており、該除電
針6と絶縁部材7は除電針ユニット8を構成している。
除電針6は厚さ0.1mmのSUS板で構成されてお
り、その先端は図12に示すように鋸刃状に成形されて
いる。そして、除電針6の鋸刃状先端部の山のピッチa
は1mm、高さbは2mmに設定されており、同除電針
6の頂部は転写ニップNの中心から水平方向に10.8
mm、垂直下方に6.4mmの位置にセットされてい
る。尚、除電針6には、2面目の画像形成に供される紙
(特に、乾燥しているために感光ドラム1の曲率方向に
カールした紙)19の感光ドラム1からの分離を促進す
るために転写の電圧とは逆極性の電圧を印加することが
多い。
【0012】又、図11において、48は除電針6に電
圧を印加するための電源であって、横目の65g/m2
程度の坪量の紙を通紙する場合、除電針6には−1.2
kV程度の電圧が印加される。尚、縦目の紙や90g/
2 以上の厚紙の分離を行う場合には、紙の剛性による
分離作用が期待できるために除電針6を接地しても良
い。
【0013】而して、分離を終了した紙19は、絶縁性
を有する樹脂製の搬送ガイド10上を経て定着装置13
へと搬送される。
【0014】上記定着装置13は、アルミニウム製の筒
状の芯金にPFA粒子をスプレーコート又はディスパー
ジョンでコートした後に焼き付け塗装してPFAの離型
層を形成した定着ローラ20と、該定着ローラ20を内
側から加熱するためのハロゲンヒータ21と、紙19を
定着ローラ20に圧接するための加圧ローラ22と、紙
19を定着ローラ20と加圧ローラ22のニップへ導く
ための定着入口ガイド23を含んで構成されている。
【0015】転写を終了した紙19は、定着ローラ20
と加圧ローラ22の定着ニップを通過することにより、
熱と圧力によってトナー像の定着を受ける。ここで、紙
19上のトナーが定着ローラ20上に転移して次の周回
時に画像の汚れとして紙19上に再転移することにより
発生するオフセットと呼ばれる画像不良を防止するた
め、加圧ローラ22はダイオード57を介して接地され
ている。このダイオード57は、これに紙19の正の電
荷が流れ込むことによって正の電位を発生し、紙19上
のトナーを加圧ローラ22の方向に引き付けてオフセッ
トを防止する。
【0016】尚、転写工程で紙19に転写されないで感
光ドラム1上に残ったトナーは、クリーニング装置12
によって回収される。このクリーニング装置12は、残
トナーを感光ドラム1上から掻き取るためのクリーニン
グブレード24と、廃トナーを溜めておくための容器
(以下、C容器と称す)25を含んで構成されている。
【0017】ところで、転写ローラ4に印加される電圧
は、該転写ローラ4の抵抗値によってその大きさが変更
されたり、転写時と非転写時又は停止時にその大きさが
切り換え制御される。尚、電圧の制御は、CPU15、
I/Oポート16、バスライン18及びメモリー17で
構成される制御系によって行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置においては以下のような問題があっ
た。
【0019】即ち、紙19の後端が感光ドラム1より分
離する際、図13に示すように、剥離帯電により該紙1
9の後端が大きく正に帯電してしまうため、図14に示
すように感光ドラム1から紙19の後端の分離が遅れる
後端跳ねが発生し、紙19の後端がC容器25の底に接
触して未定着画像26を乱して像擦れとなったり、C容
器25の底に飛散して付着したトナーが紙19に転移し
て紙19の後端部を汚すという問題があった。
【0020】従って、本発明の目的とする処は、転写材
後端が像担持体から分離する際の後端跳ねに起因する画
像不良の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体上のトナー像を転
写材上に転写するバイアス電圧を印加したローラ部材
と、前記像担持体からの転写材の分離を促進するための
除電部材と、分離後の転写材の搬送を安定させるための
静電吸着部材と、を有する画像形成装置において、前記
除電部材に電位を発生させる手段を抵抗を介して接続さ
れた電源で構成し、この電源のON/OFFの切り替え
を転写材が前記除電部材上部を通過中に行うことによ
り、前記除電部材の電位を転写材後端付近で転写バイア
ス電圧と同極性とすることを特徴とする。
【0022】従って、請求項1記載の発明によれば、転
写材先端の分離性能を確保したまま、転写材後端の除電
効果を抑制することによって該転写材後端を像担持体か
ら引き剥し易くすることができ、転写材の後端跳ねを防
いで像擦れや末端汚れ等の画像不良の発生を防ぐことが
できる。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記除電部材に接続された抵抗の大きさR
[Ω]を、転写材の幅をL[mm]、転写材の搬送スピ
ードをP[mm/s]としたとき、 R≧P×(1/L)×x (但し、x=[2970MΩ・s]) に設定することを特徴とする。
【0024】従って、請求項2記載の発明によれば、除
電部材に転写材の後端跳ねを防止するための効果的な電
位を発生させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置要部の断面図であり、本図においては図11に示し
たと同一要素には同一符号を付している。
【0027】図1において、48は除電針6に電圧を印
加するための電源、49は除電針6と電源48間に直列
に持続された1000MΩの抵抗である。
【0028】本実施の形態では、搬送ガイド10は樹脂
製のリブ27と接地された吸着用板金11で構成されて
いる。
【0029】ところで、除電針6の電源48は、CPU
15、I/Oポート16、メモリー17、バスライン1
8から成る制御系の制御を受ける。電源48が発生する
電圧は、紙19先端の分離を行うための電圧−1.2k
Vであって、それ以外の場合に印加される電圧は0Vで
ある。この電圧は、除電針6上の紙19の通過に伴って
切り替えられる。又、本構成においては、除電針6に流
れる電流は紙19に乗っている電荷を除電する分となる
ため、除電針電圧に余り関係なくA3幅通紙(297m
m)の場合は約1μAとなる。
【0030】本実施の形態では、除電針6と電源48間
に1000MΩの抵抗49が設けられているため、通紙
時には約1000Vの電位差が抵抗49の両端に発生す
ることになる。
【0031】図2に電源48のON/OFFシーケンス
と除電針6に発生する電位との関係及び紙19の電位を
示す。
【0032】先ず、電源48は紙19の先端部では、−
1.2kVの電圧を発生し、それ以降は0Vの電圧とな
る。除電針6に発生する電位は、紙19が除電針6上に
来るまでは、−1.2kVであり、紙19を感光ドラム
1から引き剥すように作用する。紙19が除電針6上に
来ると電流が流れ、抵抗49の作用により正の電位が発
生し、除電針6の電位は−200Vとなる。次いで、電
源48の電圧が0Vになると、除電針6の電位は+1k
Vとなる。そして、紙19が除電針6上を通過した後
は、除電針6の電位は0Vとなる。
【0033】ところで、従来のように除電針が抵抗を介
さず接地されているときには、紙電位は図13に示すよ
うに紙中央部では+2kV、紙後端では+4kVとなっ
ているのに対し、本実施の形態においては、紙19の電
位は先端では+1.8kV、先端以後では除電針6の除
電効果が低下するために+3kV、後端では+5kVと
なる。
【0034】このように紙19の電位を大きくすること
によって、紙19が吸着用板金11に吸引される力が大
きくなる。紙19の後端が大きく帯電していて感光ドラ
ム1に吸着していても、紙19が吸着用板金11に吸着
し、これによって紙19の後端も下側に引っ張られ、紙
19の後端が感光ドラム1から離れ易くなり、紙19の
後端跳ねの発生が防がれるようになる。
【0035】つまり、除電針6と電源48の間に大きな
抵抗49を直列に接続し、紙19先端では電源48の電
圧を−1.2kVとし、それ以後は0Vとすることによ
って、紙19先端の分離を促進しながら、該紙19後端
の除電効果を抑制し、紙19を吸着用板金11により吸
着し易くすることができる。このため、紙19の後端を
感光ドラム1から引き剥し易くして紙19の後端跳ねを
防ぐことができ、紙19後端の画像擦れ等の画像不良の
発生を防ぐことができる。
【0036】尚、ここでは抵抗49大きさを1000M
Ωに設定したが、紙19のサイズや紙19の搬送スピー
ドによってその値を変更するのが望ましい。例えば、A
4サイズの紙を通紙する場合には1400MΩとし、A
3サイズの紙をプロセススピード200mm/secで
通紙する場合には500MΩとすると良い。
【0037】経験的には、紙19の搬送スピードをP
[mm/s]、紙19の幅をL[mm]とすると、抵抗
49の大きさR[Ω]は、以下のような値とすると良
い。
【0038】
【数1】 R≧P×(1/L)×x (x=2970[MΩ・s]) 又、本実施の形態では抵抗49の作用によって除電針6
の電位を制御したが、電源48の出力レベルを複数備え
てそれに切り替えるようにしても良い。
【0039】<参考例1> 次に、本発明の参考例1を図3に基づいて説明する。
尚、図3は参考例1に係る画像形成装置要部の断面図で
ある。
【0040】前記実施の形態では抵抗49により除電針
6の電位を制御する方法を示したが、小型機のように低
速でA4サイズ位まで紙に印字を行う装置においては、
使用する抵抗が大きくなり、該抵抗の装置内への実装が
不可能となる場合がある。斯かる場合の後端跳ね対策を
本参考例において示す。
【0041】図3に示すように、除電針6は接地されて
いる。又、51,52は電源であり、これらはスイッチ
50を介して搬送ガイド10の吸着用板金11に接続さ
れている。尚、電源51は−1kVの電圧を発生し、電
源52は+1kVの電圧を発生する。
【0042】スイッチ50による電源51,52の切り
替えは、搬送ガイド10の吸着用板金11上を紙19が
通過しているときに行われる。そして、紙19の先端部
分が吸着用板金11を通過しているときには、紙19が
搬送ガイド10のリブ27に強く摺擦して搬送不良とな
らないように紙19の電位と同極性の正の電圧を印加す
る。紙19の後端が転写ニップNを離れる直前から紙1
9を下方へ引き付けるように、紙19の電位と逆極性の
負の電圧を印加する。
【0043】以上により、小サイズ紙や低速機での紙後
端での跳ねを防止し、紙後端での画像不良の発生を防ぐ
ことができる。
【0044】<参考例2> 次に、本発明の参考例2を図4に基づいて説明する。
尚、図4は本参考例に係る画像形成装置要部の断面図で
あり、本図においても図11に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0045】本参考例は、紙19先端の分離性能を十分
確保しつつ、後端の跳ねを防止するものであって、両面
印字を行う低速機や腰の弱い薄紙(坪量60g/m2
度)の印字を行う装置に対して効果を発揮する。
【0046】図4において、55は−1.2kVの電
源、56は+1kVの電源である。これらの電源55,
56はスイッチ53,54により除電針6又は搬送ガイ
ド10の吸着用板金11に接続される。尚、スイッチ5
3,54は本体からの制御を受ける。
【0047】除電針6及び吸着用板金11に印加される
電圧については、紙19先端では除電針6には負の電
圧、吸着用板金11には正の電圧、紙19後端では除電
針6には正の電圧、吸着用板金11には負の電圧を印加
する。
【0048】以上により、紙19の先端部分の感光ドラ
ム1からの分離を促進しながら紙19先端部分の搬送ガ
イド10上での搬送を安定化することができる。又、紙
19後端付近では紙19を搬送ガイド10の方向へ吸着
する力を強くすることができるため、該紙19の後端跳
ねを防ぐことができる。
【0049】<参考例3> 次に、本発明の参考例3を図5乃至図7に基づいて説明
する。尚、図5は本参考例に係る画像形成装置要部の断
面図、図6は転写後の紙電位を示す図、図7は定着前の
紙電位を示す図であり、図5においては図11に示した
と同一要素には同一符号を付している。
【0050】図5において、60は除電針、61は絶縁
のための除電針ホルダー、58はスイッチ、59は電源
である。
【0051】而して、紙19が除電針60上を通過する
際、該紙19の先端から後端の直前が除電針60を通過
する間はスイッチ58を接続しないで除電針60をフロ
ートの状態とする。
【0052】そして、紙19の後端が除電針60上を通
過する直前にスイッチ58をONして除電針60に電圧
を印加する。印加する電圧は、紙19の後端と中央部の
電位差分とし、ここでは−2kVとする。印加するタイ
ミングとしては、画像後端には一般に3mm〜7mmの
マスク領域(印字を行わない領域)があるが、その部分
で切り替えるようにすると良い。
【0053】これにより搬送ガイド10上では図6に示
すような紙電位となり、除電針60を通過した後には図
7に示すような紙電位となる。
【0054】つまり、紙19の後端での該紙19の帯電
量を定着ニップに入る前に抑えることができるため、定
着ローラ20への電荷の転移と、それによる剥離オフセ
ットを防止することが可能となる。
【0055】しかも、紙19の先端から後端直前までは
紙19の電荷は保持されるため、加圧ローラ20へのダ
イオード57による電位発生効果も持続され、紙19後
端以外でのオフセット防止効果も損なわれることがな
い。又、搬送ガイド10上では紙19には正の電位が保
持されるため、紙19は搬送ガイド10に吸着されなが
ら安定して搬送される。
【0056】<参考例4> 次に、本発明の参考例4を図8に基づいて説明する。
尚、図8は本参考例に係る画像形成装置要部の断面図で
あり、本図においても図11に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0057】本参考例においては、定着ローラ20は電
源62によって−600Vの電圧を印加されており、オ
フセットを防止するようになっている。加圧ローラ22
は電気的に接地されており、オフセット防止のために紙
19の電位を必要としない。
【0058】又、除電針60はスイッチを介さないで直
接−2kVを発生する電源59に接続されている。この
ため、定着ニップでは紙電位は紙19の先端から後端直
前では0V、後端では+2kVとなっている。
【0059】而して、本参考例においては、紙19の先
後端で電位差はあるものの、紙19後端の電位は十分低
くなっており、定着ローラ20を部分的に帯電するよう
なことはなく、従って、剥離オフセットの発生を防止す
ることができる。
【0060】<参考例5> 次に、本発明の参考例5を図9に基づいて説明する。
尚、図9は本参考例に係る画像形成装置要部の断面図で
あり、本図においても図11に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0061】本参考例においては、加圧ローラ22は後
方(図9の左方)に移され、定着ニップ前の紙19が下
方に向くよう構成され、それに伴い入口ガイド63も下
方に移動されている。
【0062】又、除電針60、除電針ホルダー61と搬
送ガイドリブ27の継ぎ目では段差が設けられている。
そして、除電針60は電源59に接続され、−2kVの
電圧が印加されている。定着ローラ20は接地され、加
圧ローラ22はダイオード57を介して接地されてい
る。
【0063】而して、本構成において紙19を通紙する
と、紙19の先端から後端の直前までは破線eに示すよ
うに搬送される。このとき、除電針60と紙19は離れ
ているため、紙19に対して除電針60による除電は行
われない。
【0064】しかし、紙19の後端は段差を通過すると
破線fに示すように搬送されるため、紙19と除電針6
0が接近して除電が行われる。
【0065】以上のような構成を採用することによっ
て、除電針60に電圧を印加するためのスイッチや定着
ローラ20に電圧を印加するための電源を設けなくて
も、紙19の中央部のオフセットと後端剥離オフセット
を防止することができるため、装置のコストダウンを図
ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、転写材先端の分離性能を確保した
まま、転写材後端の除電効果を抑制することによって該
転写材後端を像担持体から引き剥し易くすることがで
き、転写材の後端跳ねを防いで像擦れや末端汚れ等の画
像不良の発生を防ぐことができるという効果が得られ
る。
【0067】請求項2記載の発明によれば、除電部材に
転写材の後端跳ねを防止するための効果的な電位を発生
させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置要部の
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る電源のON/OFFシーケンスと除電針に発生する電
位との関係及び紙電位を示す図である。
【図3】本発明の参考例1に係る画像形成装置要部の断
面図である。
【図4】本発明の参考例2に係る画像形成装置要部の断
面図である。
【図5】本発明の参考例2に係る画像形成装置における
転写後の紙電位を示す図である。
【図6】本発明の参考例2に係る画像形成装置における
定着前の紙電位を示す図である。
【図7】本発明の参考例3に係る画像形成装置要部の断
面図である。
【図8】本発明の参考例4に係る画像形成装置要部の断
面図である。
【図9】本発明の参考例5に係る画像形成装置要部の断
面図である。
【図10】従来の画像形成装置の断面図である。
【図11】従来の画像形成装置要部の断面図である。
【図12】除電針の拡大部分図である。
【図13】従来の画像形成装置における転写後の紙電位
を示す図である。
【図14】従来の画像形成装置における転写材後端跳ね
を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 4 転写ローラ(ローラ部材、転写手段) 5,48,51,52,55,56,59,62 電
源 6,60 除電針(除電部材) 11 吸着用板金(静電吸着部材) 13 定着装置 19 紙(転写材) 27 搬送ガイドリブ(搬送補助部材) 49 抵抗 50,53,54,58 スイッチ 57 ダイオード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上のトナー像を転写材上に転写
    するバイアス電圧を印加したローラ部材と、前記像担持
    体からの転写材の分離を促進するための除電部材と、分
    離後の転写材の搬送を安定させるための静電吸着部材
    と、を有する画像形成装置において、前記除電部材に電位を発生させる手段を抵抗を介して接
    続された電源で構成し、この電源のON/OFFの切り
    替えを転写材が前記除電部材上部を通過中に行うことに
    より、 前記除電部材の電位を転写材後端付近で転写バイ
    アス電圧と同極性とすることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記除電部材に接続された抵抗の大きさ
    R[Ω]を、転写材の幅をL[mm]、転写材の搬送ス
    ピードをP[mm/s]としたとき、 R≧P×(1/L)×x (但し、x=[2970MΩ・s]) に設定することを特徴とする請求項記載の画像形成装
    置。
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