JP3368077B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3368077B2
JP3368077B2 JP28264994A JP28264994A JP3368077B2 JP 3368077 B2 JP3368077 B2 JP 3368077B2 JP 28264994 A JP28264994 A JP 28264994A JP 28264994 A JP28264994 A JP 28264994A JP 3368077 B2 JP3368077 B2 JP 3368077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手順信号の伝送を全二
重通信としたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のITU−T勧告、T30、T3、
T4、T6に基づいたファクシミリ装置では、手順信
号、画信号ともに半二重通信で伝送している。また、一
部のファクシミリ装置においては、画信号は全二重通信
としてリアルタイムで誤り再送を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のフ
ァクシミリ装置では、手順信号の伝送は半二重通信であ
ったので、送信機から受信機に信号を送出して、受信機
がこの信号を受信終了後に、この信号に対応して新たな
信号を送出するように動作していた。
【0004】しかしながら、例えば、送信機はメッセー
ジ後命令信号を送出後、応答受信に向かう。ここで、メ
ッセージ後命令信号が回線途中でデータにエラーが発生
した場合、受信機からはメッセージ後命令信号に対する
応答がない。この場合、送信機は3秒後にメッセージ後
命令信号を送出し、このため手順時間が長くなり、また
3秒という無音区間が発生するので、エコーサプレッサ
ー状態となり、全二重通信ができないという欠点があっ
た。
【0005】本発明は、全二重通信による効率の良い通
信を行うことができるファクシミリ装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は、
手順信号を全二重通信するファクシミリ装置であって、
回線上での信号伝達遅延時間を測定する手段を有すると
ともに、受信機は、初期識別信号の送出後にフラグパタ
ーンの送出を行い、前記信号伝達遅延時間に所定時間加
えた時間を経過しても相手送信機からのフラグパターン
を検出していたら、再度初期識別信号の送出へ移行する
ことから、受信機の送出した初期識別信号が回線上でエ
ラーしても、従来のT.30のように、3秒あるいは
4.5秒以上経過後に再び初期識別信号を送出するので
はなく、受信機から送信機への信号伝達時間、送信機か
ら受信機への受信命令信号の信号伝達時間に、さらに送
信機側での処理時間(例えば、500msとする)を加
えた時間経過後に送出するので、回線の距離に応じて無
駄のないタイミングで送出し、手順時間の短縮、および
全二重通信の確保が可能になる。
【0007】本出願の第2の発明は、受信機は、前記信
号伝達遅延時間に所定時間加えた時間経過した時点で、
相手送信機からフラグ以外のパターン信号を検出してい
れば、1つの信号受信終了と判断するまでフラグパター
ンを送出することから、相手送信機側からの有意信号を
検出していると、この信号の受信終了までウェイトで
き、かつ全二重通信の確保が可能になる。
【0008】本出願の第3の発明は、送信機は、初期識
別信号を受信するまでフラグパターンを送出するととも
に、初期識別信号を受信後、受信命令信号の送信を開始
し、受信命令信号の送信終了後、フラグパターンの送出
を行い、前記信号伝達遅延時間に所定時間を加えた時間
以内に、相手受信機からの受信準備確認信号を受信する
と、フラグパターンの送出を中断して画信号の送信に移
行し、前記信号伝達遅延時間に所定時間加えた時間経過
した時点で、相手受信機からフラグ以外のパターン信号
を検出していれば、1つの信号受信終了と判断するまで
フラグパターンを送出し、相手受信機から受信準備確認
信号を受信すると、フラグパターンの送出を中断して画
信号の送信に移行し、初期識別信号を受信すると、ある
いは受信した信号が解釈できず、その後、フラグパター
ンを受信すると、フラグパターンの送信を中断して再度
受信命令信号の送出を行う。
【0009】これにより、送信機側での受信命令信号を
送出するまでの制御、さらに受信命令信号を送出後の前
手順の動作として、受信命令信号が相手受信機側で正し
く受信できないケース、受信機からの受信準備確認信号
が受信できたケース、受信機からの受信準備確認信号を
正しく受信できないケースの制御が明確になる。
【0010】そして、ここでは、受信命令信号の再送間
隔は、従来のT.30のように3秒でなく、送信機から
受信機への信号伝達時間、受信機から送信機への受信準
備確認信号の信号伝達時間に、さらに受信機側での処理
時間(例えば、500msとする)を加えた時間経過後
に送出できるので、回線の距離に応じて無駄のないタイ
ミングで送出し、手順時間の短縮、および全二重通信の
確保が可能になる。
【0011】本出願の第4の発明は、受信機は、受信命
令信号を受信すると、受信準備確認信号を送出し、その
送出終了後、フラグパターンを送出し、ここで再度受信
命令信号を受信すると、フラグ送出を中断して受信準備
確認信号を送出し、また、画信号を受信すると、フラグ
送出を中断して画信号の受信に移行し、さらに、初期識
別信号の送出後で受信命令信号を受信する前に受信した
信号が判断できず、その後フラグパターンを検出する
と、再度初期識別信号を送出することから、受信機側で
の初期識別信号を送出後の前手順動作として受信命令信
号を正しく受信できたケース、このケースでさらに受信
準備確認信号を送出後の制御、初期識別信号を送出後、
受信命令信号を正しく受信できないケースの制御が明確
になる。
【0012】本出願の第5の発明は、送信機は、画信号
送出終了後、メッセージ後命令信号を送出し、その後、
フラグパターンの送出を行い、前記信号伝達遅延時間に
所定時間を加えた時間経過しても相手受信機からのフラ
グパターンを検出していたら、再度メッセージ後命令信
号を送出し、前記信号伝達遅延時間に所定時間を加えた
時間経過した時点で、相手受信機からフラグ以外のパタ
ーン信号を検出していれば、1つの信号受信終了と判断
するのでフラグパターンを送出し、メッセージ確認信号
を受信すれば、次の手順へ移行し、受信した信号が解釈
できず、その後、フラグパターンを検出すると、再度メ
ッセージ後命令信号を送出することから、送信機側での
メッセージ後命令信号を送出後の送信した、メッセージ
後命令信号が受信機で正しく受信できなかったケース、
メッセージ確認信号を受信したケース、メッセージ確認
信号を正しく受信できないケースの手順が明確になる。
また、メッセージ後命令信号の再送間隔も、初期識別信
号の再送、受信命令信号の再送と同様に短くなり、また
全二重通信の確保が可能になる。
【0013】本出願の第6の発明は、画信号の受信終了
後、メッセージ後命令信号を受信するまで、フラグパタ
ーンを送出し、メッセージ後命令信号を受信後、受信機
は、メッセージ確認信号を送出し、その後、フラグを送
出し、再びメッセージ後命令信号を受信すると、メッセ
ージ確認信号を送出することから、画信号受信終了後の
手順が明確になる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の実施例におけるファクシミ
リ装置の構成を示すブロック図である。
【0015】NCU(網制御装置)2は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行ったり、データ通信路への切
り換えを行ったり、ループの保持を行うものである。ま
た、NCU2は、制御回路54からの信号レベル(信号
線54a)が「0」であれば、電話回線2aを電話機4
側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話回線2
aをファクシミリ装置側に接続するものである。なお、
通常状態では、電話回線2aは電話機4側に接続されて
いる。
【0016】ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路24からの送信信号を
NCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側からの信
号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由で復調器B
28および復調器A26に送るものである。ハイブリッ
ド回路6により全二重通信が可能である。
【0017】変調器A8は、手順信号の変調を行う変調
器であり、制御回路54からの手順信号(信号線54
i)を変調し、信号線8aを通して加算回路24に送出
するものである。変調器Aと復調器Aとは全二重通信で
同時に動作可能である。
【0018】読取回路10は、CCD(電荷結合素子)
等の撮像素子と光学系で構成され、送信原稿より主走査
方向1ライン分の画信号を順次読み取り、白、黒の2値
を表わす信号列を作成して、信号線10aより出力する
ものである。
【0019】符号化回路16は、信号線10aに出力さ
れている情報を入力し、符号化(K=8のMR符号化)
したデータを信号線16aに出力する。
【0020】メモリ回路18は、信号線54dの制御に
従い、信号線16aに出力されている符号化データを格
納するとともに、この格納した符号化データを信号線1
8aに出力する。
【0021】復号化/変倍/符号化回路20は、信号線
18aに出力されている信号を入力し、必要に応じて一
度復号化して変倍し、符号化を行う回路であり、この符
号化したデータを信号線20aに出力する。
【0022】変調器B22は、画信号の変調を行う。こ
の変調器22は、信号線20aの信号を入力して変調を
行い、変調データを信号線22aに出力する。
【0023】加算回路24は、信号線8aと信号線22
aの信号を入力し、加算した結果を信号線24aに出力
する。
【0024】復調器A26は、手順信号の復調を行う。
この復調器26は、信号線6aの信号を入力して復調を
行い、復調データを信号線26aに出力する。変調器A
と復調器Aとは、全二重通信で同時に動作可能である。
【0025】復調器B28は、画信号の復調を行う。こ
の復調器28は、信号線6aの信号を入力して復調を行
い、復調データを信号線28aに出力する。
【0026】復号化/符号化回路30は、信号線28a
に出力されている復調データを入力し、一度復号化し、
復号化したデータを信号線30aに出力し、また、再度
K=8のMR符号化したデータを信号線30bに出力す
る。
【0027】メモリ回路32は、信号線54eの制御に
従い、信号線30bに出力されている符号化データをメ
モリ回路32に格納し、また信号線54eの制御に従
い、メモリ回路32に格納されているデータを信号線3
2aに出力する。
【0028】復号化回路34は、信号線32aに出力さ
れている信号を入力し、復号化(K=8のMR復号化)
したデータを信号線34aに出力する。
【0029】記録回路36は、信号線34aに出力され
ているデータを入力し、順次、1ラインずつ記録を等速
で行うLBPである。
【0030】制御回路54は、このファクシミリ装置の
全体を制御するものであり、特に本実施例の手順信号を
全二重通信で伝送するファクシミリ装置において、回線
上での信号伝達遅延時間を求め、さらに相手機の処理時
間を求め、DIS、DCS、Q信号の再送間隔を3秒で
なく、回線上の遅延を考慮した適切な値とし、さらにこ
こで、手順中は有効信号を送出しない時には、無音とせ
ず、フラグを送出し、全二重通信を確保する制御を行う
ものである。
【0031】図2〜図4は、このような制御の具体的な
手順例を示す説明図であり、図2はノーマル手順を示
し、図3、図4はエラー手順を示している。
【0032】なお、これらの手順に先立ち、ラインプル
ービング信号を送出し合って回線状況の特性を調べる
が、ここで公知技術により回線上の遅延時間、具体的に
は送信機側から受信機側への回線上での遅延時間と受信
機側から送信機側への回線上での遅延時間とを求める。
また、送信機、受信機のどちらかから、エコーサプレッ
サディスエーブルトーンが送出されており、全二重の手
順が可能な状態となっている。
【0033】受信機は、同期信号に続き、DISを送出
後、フラグパターンの送信を行い、前記両方向(受信→
送信、送信→受信)の信号伝達遅延時間に所定時間を加
えた時間が経過しても送信機からのフラグパターンを検
出していたら、相手送信機はDISを受信していないと
判断し、DISを再送する(図3のS0参照)。
【0034】ここで、前記信号伝達遅延時間に所定時間
加えた時間が経過した時点で、相手送信機からフラグ以
外のパターン信号を検出していれば、1つの信号受信終
了と判断するまで、フラグパターンを送出する(図3の
S2参照)。
【0035】また、1つの信号受信が終了した時点でD
CSの受信が正しく行われれば、CFRの送信を行い
(図2のS4参照)、その後、フラグパターンを送出す
る。
【0036】また、フラグ以外の信号を受信したが、そ
の信号が解釈できず、さらに、その後にフラグパターン
を検出すると、DCSが回線上で壊れた、あるいは送信
機はDISを聞けず、フラグを連続して送出していた
が、そのフラグが回線上で壊れて1つの信号受信と判断
してしまったと判断し、再度、DISを送信する(図3
のS6参照)。
【0037】また、上記CFRを送出後、画信号を受信
すると、フラグ送出を中断し、画信号の受信に移行し
(図2のS8、図3のS10参照)、再びDCSを受信
すると、フラグ送出を中断し、再びCFRを送出する。
なお、CFRは1つのDCSに対して1つ送出する。
【0038】さらに、受信機は、画信号の受信終了後、
フラグを送出し、Q信号を受信するとMCFを送出し、
そして再びフラグを送出する。ここで、またQ信号を受
信すると、MCFを送出し、また画信号を受信すると次
ページの受信へ移行する(QがMPSの場合)。なお、
MCFは1つのQに対して1つ送出する。すなわち、C
FR、MCFは、それぞれ1つのDCS、Qに対して、
1つ送出する。
【0039】また、受信画像記録中等で、即MCFを返
せない時は、RNRを送出し、その後、フラグを送出
し、応答可能になったらMCFを送出してもよい(図2
のS12参照)。
【0040】一方、送信機はフラグを送出し、DISを
受信するとフラグの送出を中断し(図3のS14参
照)、DCSの送信を開始し、DCSの送信終了後、フ
ラグパターンの送出を行い、前記信号伝達遅延時間に所
定時間を加えた時間以内に相手受信機からのCFR信号
を受信すると、フラグパターンの送出を中断し、画信号
の送信へ移行し(図2のS16参照)、前記信号伝達遅
延時間に所定時間加えた時間経過した時点で、相手受信
機からフラグ以外のパターン信号を検出していれば、1
つの信号受信終了と判断するまで、フラグパターンを送
出し(図3のS18参照)、相手受信機からCFRを受
信すると、フラグパターンの送出を中断し、画信号の送
信に移行し(図2のS16、図3のS20参照)、DI
Sを受信すると、相手受信機はDCS受信不可と判断
し、DCSの再送をし(図3のS22参照)、また受信
した信号が解釈できず、その後フラグパターンを受信す
ると、CFRあるいはDISが回線上でエラーした、あ
るいは連続したフラグがエラーしたと判断し、フラグパ
ターンの送信を中断し、再度DCSを送信(図3のS2
4、図4のS26参照)する。
【0041】また、画信号を送出終了後、Q信号を送出
し、フラグパターンの送出を行い、前記信号伝達遅延時
間に所定時間を加えた時間経過しても、相手受信機から
のフラグパターンを検出していたら、再度Q信号を送出
し(図3のS28参照)、前記信号伝達遅延時間に所定
時間を加えた時間が経過した時点で、相手受信機からフ
ラグ以外のパターン信号を検出していれば、1つの信号
受信終了と判断するまで、フラグパターンを送出し、M
CFを受信すれば、次の手順へ移行し、受信した信号が
解釈できず、その後フラグパターンを検出すると、再度
Q信号を送出する。
【0042】図5〜図8は、以上の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【0043】まず、信号伝達遅延時間が測定されてお
り、また、エコーサプレッサがディスエーブル状態で、
全二重通信が可であるものとする。
【0044】図5において、まずS30で同期信号を送
出し、S32でDISを送出する。そして、TD タイマ
に0をセットし(S34)、S36でTD タイマをスタ
ートする。ここで、DISの送出終了後、上記TD がT
a (受信機から送信機、さらに送信機から受信機への回
線上での信号伝達遅延時間を加えた時間に、さらに相手
機側の処理時間として500msを加えた時間)より小
さい、あるいはTD がTa より大きいが、フラグ以外を
受信している場合は、フラグを送出し続ける(S3
8)。
【0045】また、TD がTa より大きくて、フラグを
受信し続けている場合、あるいは一度フラグ以外を検出
したが、そのデータを解釈できず、その後フラグを受信
した場合には、S32に進み、DISの送出へ移行し、
T1(35秒タイマ)がタイムオーバするとS40で回
線を開放する。
【0046】また、DCSを受信すると、CFRを送出
し(S42)、ここで手順信号受信中は、フラグを送出
し(S44)、PIXを受信するとPIX受信(S4
6)へ移行し、PIX未受信で再度DCSを受信すると
S42に進み、T2(6秒タイマ)がタイムオーバする
と回線開放する(S48)。
【0047】図6は、送信機側の前手順を示しており、
ここでも同様に信号伝達時間の測定が終了していて、ま
た全二重通信が確保されているものとする。
【0048】まず、S50において同期信号を送出し、
その後、DISを受信するまでフラグを送出し(S5
2)、DISを受信するとS56に進み、T1(35秒
タイマ)がタイムオーバすると、S54にて回線を開放
する。
【0049】S56では、DCSを送信し、TD タイマ
に0をセットし(S58)、S60でTD タイマをスタ
ートする。ここで、DCSを送出終了後、TD がTa
り小さい、あるいはTD がTa より大きいが、フラグ以
外を検出している場合は、S62においてフラグを送出
し続ける。また、TD がTa より大きくて、フラグを受
信し続けている場合、あるいは一度フラグ以外を検出し
たが、そのデータを解釈できず、その後、フラグを受信
した場合には、S56に進み、DCSの送出へ移行し、
T タイマ(コマンド再送の一定値タイマ。例えば、2
0秒、あるいは再送回数で規定してもよい)がタイムオ
ーバするとS64に進み、回線を開放する。また、CF
Rを受信すると、PIXの送出(S66)へ移行する。
【0050】図7は、受信機側の後手順を示しており、
まず、S70で同期信号を送出し、Q信号を受信するま
でS72にてフラグ信号を送出する。ここで、TR (応
答受信時の一定値タイマ。例えば、20秒)がタイムオ
ーバすると、S74で回線を開放し、Q信号を受信時、
画像が良好ならMCF、画像不良ならPPR、CTC受
信時はCTR、EOR−Q受信時はERRをS76にて
送出する。
【0051】ここで、即次ページ受信不可能な場合は、
S78でRNRを送出後、フラグをS80で送出し続け
て、次ページが受信可能になるとS76に進む。
【0052】そして、S76の処理を終了後、S82で
フラグを送出し、上記で受信したQがPPS−MPS、
またはPPS−NULLならMCFを送出し、PIXを
受信すると、次パーシャルページの画信号の受信をS8
4で行う。
【0053】また、上記で受信した信号がCTCでCT
Rを送出した場合、またはQに対してPPRを送出した
場合で、PIXを受信すると、再送画信号をS86で受
信する。
【0054】さらに、上記で受信したQがPPS−EO
Pで、MCFを送信後、DCN受信、あるいはEOR−
QでERRを送信後、DCNを受信するとS88で回線
を開放し、またCTCを受信、あるいはEOR−Qを受
信、またはPIXを受信しないでQ信号を受信するとS
76に戻り、また、T2あるいはTR がタイムオーバす
ると、S90で回線を開放し、上記受信したQがPPS
−EOMでフラグを検出していると図5のS32に進
む。
【0055】図8は、送信機の後手順を示しており、ま
ず、S100で同期信号を送出し、S102において、
(i)次原稿有で、モードチェンジなしであれば、PP
S−MPS、同一原稿の次ブロックがあればPPS−N
ULL、(ii)次原稿有で、モードチェンジありであ
ればPPS−EOM、(iii)次原稿がなければPP
S−EOP、(iv)誤りフレームがあり、誤り訂正を
続行する場合はCTC、(v)誤りフレームがあり、誤
り訂正を続行しない場合はEOR−Qを送出する。
【0056】そして、TD タイマに0をセットし(S1
04)、S106でTD タイマをスタートする。ここ
で、TD がTa より小さい場合、あるいはTD がTa
り大きいが、フラグ以外を受信している場合は、フラグ
を送出し続ける(S108)。また、TD がTa より大
きくて、フラグを受信し続けている場合、あるいは一度
フラグ以外を検出したが、そのデータを解釈できず、そ
の後、フラグを受信した場合には、S102に進み、M
CFを受信するとS110に進み、S102にて上記
(i)のケースではPIXを送出し、(ii)のケース
では図6のに進み、(iii)のケースではDCNを
送出して回線を開放する。
【0057】また、CTRを受信すると(S102の
(iv)に該当)、S112にて誤りフレームの画信号
を再送し、ERRを受信するとS114にてDCNを送
出して回線を開放する。また、RNRを受信するとS1
16でフラグを送出し、ここでMCFを受信するとS1
10に進む。また、PPRを受信するとS118で4t
hPPRであるか否かを判断し、4thPPRでないと
S112に進み、4thPPRであるとS120にて訂
正続行するか否かを判断し、訂正続行する場合はS10
2でCTC、訂正続行しない場合はS102でEOR−
Qを送出する。また、TT タイマがタイムオーバする
と、S122で回線を開放する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1の発
明によれば、受信機の送出した初期識別信号が回線上で
エラーしても、従来のT.30のように、3秒あるいは
4.5秒以上経過後に再び初期識別信号を送出するので
はなく、受信機から送信機への信号伝達時間、送信機か
ら受信機への受信命令信号の信号伝達時間に、さらに送
信機側での処理時間(例えば、500msとする)を加
えた時間経過後に送出するので、回線の距離に応じて無
駄のないタイミングで送出し、手順時間の短縮、および
全二重通信の確保が可能になる。
【0059】また、本出願の第2の発明によれば、相手
送信機側からの有意信号を検出していると、この信号の
受信終了までウェイトでき、かつ全二重通信の確保が可
能になる。
【0060】また、本出願の第3の発明によれば、送信
機側での受信命令信号を送出するまでの制御、さらに受
信命令信号を送出後の前手順の動作として、受信命令信
号が相手受信機側で正しく受信できないケース、受信機
からの受信準備確認信号が受信できたケース、受信機か
らの受信準備確認信号を正しく受信できないケースの制
御が明確になる。
【0061】そして、ここでは、受信命令信号の再送間
隔は、従来のT.30のように3秒でなく、送信機から
受信機への信号伝達時間、受信機から送信機への受信準
備確認信号の信号伝達時間に、さらに受信機側での処理
時間(例えば、500msとする)を加えた時間経過後
に送出できるので、回線の距離に応じて無駄のないタイ
ミングで送出し、手順時間の短縮、および全二重通信の
確保が可能になる。
【0062】また、本出願の第4の発明によれば、受信
機側での初期識別信号を送出後の前手順動作として受信
命令信号を正しく受信できたケース、このケースでさら
に受信準備確認信号を送出後の制御、初期識別信号を送
出後、受信命令信号を正しく受信できないケースの制御
が明確になる。
【0063】また、本出願の第5の発明によれば、送信
機側でのメッセージ後命令信号を送出後の送信した、メ
ッセージ後命令信号が受信機で正しく受信できなかった
ケース、メッセージ確認信号を受信したケース、メッセ
ージ確認信号を正しく受信できないケースの手順が明確
になる。また、メッセージ後命令信号の再送間隔も、初
期識別信号の再送、受信命令信号の再送と同様に短くな
り、また全二重通信の確保が可能になる。
【0064】さらに、本出願の第6の発明によれば、画
信号の受信終了後の手順が明確になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における制御の具体的な手順例を示
す説明図である。
【図3】上記実施例における制御の具体的な手順例を示
す説明図である。
【図4】上記実施例における制御の具体的な手順例を示
す説明図である。
【図5】上記実施例における制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】上記実施例における制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】上記実施例における制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】上記実施例における制御動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2…NCU、 4…電話機、 6…ハイブリッド回路、 8、22…変調器、 10…読取回路、 16…符号化回路、 18、32…メモリ回路、 20…復号化/変倍/符号化回路、 24…加算回路、 26、28…復調器、 30…復号化/符号化回路、 34…復号化回路、 36…記録回路、 54…制御回路。
フロントページの続き (72)発明者 倉林 定助 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 志水 英貴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 前田 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大野 繁樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 吉浦 吉雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 松枝 一孝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 吉野 元章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 柳沢 和人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 早川 直司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/34

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手順信号を全二重通信するファクシミリ
    装置であって、 回線上での信号伝達遅延時間を測定する手段を有すると
    ともに、受信機は、初期識別信号の送出後にフラグパタ
    ーンの送出を行い、上記信号伝達遅延時間に所定時間加
    えた時間を経過しても相手送信機からのフラグパターン
    を検出していたら、再度初期識別信号の送出へ移行する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 受信機は、上記信号伝達遅延時間に所定時間加えた時間
    経過した時点で、相手送信機からフラグ以外のパターン
    信号を検出していれば、1つの信号受信終了と判断する
    までフラグパターンを送出することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 送信機は、初期識別信号を受信するまでフラグパターン
    を送出するとともに、初期識別信号を受信後、受信命令
    信号の送信を開始し、受信命令信号の送信終了後、フラ
    グパターンの送出を行い、上記信号伝達遅延時間に所定
    時間を加えた時間以内に、相手受信機からの受信準備確
    認信号を受信すると、フラグパターンの送出を中断して
    画信号の送信に移行し、上記信号伝達遅延時間に所定時
    間加えた時間経過した時点で、相手受信機からフラグ以
    外のパターン信号を検出していれば、1つの信号受信終
    了と判断するまでフラグパターンを送出し、相手受信機
    から受信準備確認信号を受信すると、フラグパターンの
    送出を中断して画信号の送信に移行し、初期識別信号を
    受信すると、あるいは受信した信号が解釈できず、その
    後、フラグパターンを受信すると、フラグパターンの送
    信を中断して再度受信命令信号の送出を行うことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、 受信機は、受信命令信号を受信すると、受信準備確認信
    号を送出し、その送出終了後、フラグパターンを送出
    し、ここで再度受信命令信号を受信すると、フラグ送出
    を中断して受信準備確認信号を送出し、また、画信号を
    受信すると、フラグ送出を中断して画信号の受信に移行
    し、さらに、初期識別信号の送出後で受信命令信号を受
    信する前に受信した信号が判断できず、その後フラグパ
    ターンを検出すると、再度初期識別信号を送出すること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 送信機は、画信号送出終了後、メッセージ後命令信号を
    送出し、その後、フラグパターンの送出を行い、上記信
    号伝達遅延時間に所定時間を加えた時間経過しても相手
    受信機からのフラグパターンを検出していたら、再度メ
    ッセージ後命令信号を送出し、上記信号伝達遅延時間に
    所定時間を加えた時間経過した時点で、相手受信機から
    フラグ以外のパターン信号を検出していれば、1つの信
    号受信終了と判断するのでフラグパターンを送出し、メ
    ッセージ確認信号を受信すれば、次の手順へ移行し、受
    信した信号が解釈できず、その後、フラグパターンを検
    出すると、再度メッセージ後命令信号を送出することを
    特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 画信号の受信終了後、メッセージ後命令信号を受信する
    まで、フラグパターンを送出し、メッセージ後命令信号
    を受信後、受信機は、メッセージ確認信号を送出し、そ
    の後、フラグを送出し、再びメッセージ後命令信号を受
    信すると、メッセージ確認信号を送出することを特徴と
    するファクシミリ装置。
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