JP3367910B2 - 単結晶引上げ機の不活性ガス排気系のクリーニング装置及びそのクリーニング方法 - Google Patents

単結晶引上げ機の不活性ガス排気系のクリーニング装置及びそのクリーニング方法

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JP3367910B2
JP3367910B2 JP01934199A JP1934199A JP3367910B2 JP 3367910 B2 JP3367910 B2 JP 3367910B2 JP 01934199 A JP01934199 A JP 01934199A JP 1934199 A JP1934199 A JP 1934199A JP 3367910 B2 JP3367910 B2 JP 3367910B2
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良一 大地
佳史 小林
勉 樋口
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三菱住友シリコン株式会社
株式会社宇野澤組鐵工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単結晶引上げ機に
供給された不活性ガスを吸引して排出する排気系をクリ
ーニングする装置及びそのクリーニング方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、単結晶引上げ機の不活性ガス排気
系として、図7に示すように、シリコン単結晶棒の引上
げ機1に排気管2を介して真空ポンプ3が接続され、こ
の真空ポンプ3により排気管2を通して引上げ機1に供
給された不活性ガス(例えば、Arガス)が吸引される
ように構成されたものが知られている。この不活性ガス
排気系では、引上げ機1の上部及び中央部には引上げ機
1内に不活性ガスを供給する吸気管4の一端が接続さ
れ、この吸気管4の他端は不活性ガスを貯留するタンク
(図示せず)に接続される。このように構成された不活
性ガス排気系では、引上げ機1によりシリコン単結晶棒
を引上げるときには、吸気管4から引上げ機1内に不活
性ガスを供給し、この引上げ機1内の不活性ガスを真空
ポンプ3により吸引して引上げ機1内が所定の負圧に保
たれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の単
結晶引上げ機の不活性ガス排気系では、引上げ機内の不
活性ガスにはSiOやSiO2等の粉塵が混入するた
め、引上げ機の稼働時間の経過とともに排気管の内面に
上記粉塵が徐々に堆積し、排気管の内径が次第に細くな
るので、引上げ機内の負圧が変化するおそれがあった。
このため定期的に排気管内に真空掃除用ホースを挿入し
て上記堆積した粉塵を吸引して除去していた。しかし、
上記真空掃除用ホースによる粉塵の吸引では、引上げ機
直下の排気管や長い排気管の中間部分の粉塵を完全に除
去することができず、また真空掃除用ホースによる吸引
力が強いと粉塵が急激に燃焼して排気管内の温度及び圧
力が急激に上昇するおそれがあった。なお、上記SiO
やSiO2等の粉塵は引上げ機1内の石英るつぼに含ま
れる酸素がシリコン融液と結合して蒸発するために発生
する。
【0004】本発明の目的は、排気管内の急激な温度及
び圧力の上昇を伴わずに、排気管内に堆積した粉塵の殆
ど全てを短時間で容易にかつ安全に除去できる、クリー
ニング装置及びそのクリーニング方法を提供することに
ある。本発明の別の目的は、排気系に着脱可能に構成す
ることにより、引上げ機が多数あっても、必要最小限の
台数を製造するだけで済む、クリーニング装置を提供す
ることにある。本発明の更に別の目的は、クリーニング
用サイクロン又はサイクロンで分離・捕集できずにクリ
ーニング用吸引ポンプから排出された粉塵を大気中に放
出せずに確実に捕集できる、クリーニング装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、単結晶引上げ機11に接続された排
気管12と、排気管12を通して引上げ機11に供給さ
れた不活性ガスを吸引する真空ポンプ13とを有する単
結晶引上げ機の不活性ガス排気系の改良である。その特
徴ある構成は、引上げ機11と真空ポンプ13との間の
排気管12に設けられたクリーニング用取出し口16c
と、クリーニング用取出し口16cに一端が接続された
クリーニング用パイプ18と、クリーニング用パイプ1
8の他端に接続され引上げ機11内が大気に開放された
状態で排気管12内の不活性ガス又は大気を吸引するク
リーニング用吸引ポンプ19と、排気管12と吸引ポン
プ19の間のクリーニング用パイプ18に設けられたク
リーニング用粉体分離器20とを備え、吸引ポンプ19
の吸引流量が調整可能に構成されたところにある。
【0006】この請求項1に記載されたクリーニング装
置では、単結晶引上げ機11の不活性ガス排気系のクリ
ーニング時には引上げ機11内を大気に開放した後に、
クリーニング用パイプ18の一端をクリーニング用取出
し口16cに接続し、クリーニング用吸引ポンプ19を
駆動する。このとき吸引ポンプ19の排気管12内への
大気の導入流量を段階的に又は徐々に大きくするので、
先ず排気管12内等に堆積した粉塵が徐々に燃焼し、こ
れらの粉塵が完全に燃焼した後に排気管12内等から剥
離してクリーニング用粉体分離器20により分離・捕集
される。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図3に示すように、引上げ機11と真
空ポンプ13の間の排気管12にダストチャンバ51が
設けられ、ダストチャンバ51にクリーニング用取出し
口51eが設けられ、クリーニング用取出し口51eに
クリーニング用パイプ18の一端が接続されたことを特
徴とする。この請求項2に記載されたクリーニング装置
では、単結晶引上げ機11の不活性ガス排気系のクリー
ニング時には引上げ機11内を大気に開放した後に、ク
リーニング用パイプ18の一端をダストチャンバ51に
接続し、クリーニング用吸引ポンプ19を駆動する。こ
のとき吸引ポンプ19の排気管12内への大気の導入流
量を段階的に又は徐々に大きくするので、請求項1と同
様に先ず排気管12内等に堆積した粉塵が徐々に燃焼
し、これらの粉塵が完全に燃焼した後に排気管12内等
から剥離してクリーニング用粉体分離器20により分離
・捕集される。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図4に示すように、引上げ機11と真
空ポンプ13の間の排気管12にサイクロン71が設け
られ、サイクロン71の下端に設けられたダストチャン
バ71aにクリーニング用取出し口71dが設けられ、
クリーニング用取出し口71dにクリーニング用パイプ
18の一端が接続されたことを特徴とする。この請求項
3に記載されたクリーニング装置では、単結晶引上げ機
11の不活性ガス排気系のクリーニング時には引上げ機
11内を大気に開放した後に、クリーニング用パイプ1
8の一端をサイクロン71下端のダストチャンバ71a
に接続し、クリーニング用吸引ポンプ19を駆動する。
このとき吸引ポンプ19の排気管12内への大気の導入
流量を段階的に又は徐々に大きくするので、請求項1と
同様に先ず排気管12内等に堆積した粉塵が徐々に燃焼
し、これらの粉塵が完全に燃焼した後に排気管12内等
から剥離してクリーニング用粉体分離器20により分離
・捕集される。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図1又は図5に示す
ように、クリーニング用粉体分離器20がクリーニング
用サイクロン21又はクリーニング用バグフィルタ26
であることを特徴とする。この請求項4に記載されたク
リーニング装置では、クリーニング用サイクロン21を
用いれば、クリーニング用パイプ18に流入した粉塵の
殆ど全てを分離・捕集でき、クリーニング用バグフィル
タ26を用いれば、クリーニング用パイプ18に流入し
た粉塵の全てを分離・捕集できる。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
クリーニング用粉体分離器20がクリーニング用サイク
ロン21であって、クリーニング用吸引ポンプ19の吐
出口にスクラバ27が接続されたことを特徴とする。こ
の請求項5に記載されたクリーニング装置では、クリー
ニング用サイクロン21により全ての粉塵を分離・捕集
しきれずに、僅かな粉塵がクリーニング用サイクロン2
1を通過しても、この粉塵をスクラバ27で確実に捕集
できるので、大気を粉塵で汚染することはない。
【0011】請求項6に係る発明は、図6に示すよう
に、単結晶引上げ機11に接続された排気管12を通し
て引上げ機11に供給された不活性ガスを吸引する真空
ポンプ13と、引上げ機11と真空ポンプ13の間の排
気管12に設けられたサイクロン91とを有する単結晶
引上げ機の不活性ガス排気系の改良である。その特徴あ
る構成は、サイクロン91と真空ポンプ13の間の排気
管12に設けられたクリーニング用取出し口16cに一
端が接続されたクリーニング用パイプ18と、クリーニ
ング用パイプ18の他端に接続され引上げ機11内が大
気に開放された状態で排気管12内の不活性ガス又は大
気を吸引するクリーニング用吸引ポンプ19とを備え、
吸引ポンプ19の吸引流量が調整可能に構成されたとこ
ろにある。
【0012】この請求項6に記載されたクリーニング装
置では、単結晶引上げ機11の不活性ガス排気系のクリ
ーニング時には引上げ機11内を大気に開放した後に、
クリーニング用パイプ18の一端を排気管12のクリー
ニング用取出し口16cに接続し、クリーニング用吸引
ポンプ19を駆動する。このとき吸引ポンプ19の排気
管12内への大気の導入流量を段階的に又は徐々に大き
くするので、先ず排気管12内等に堆積した粉塵が徐々
に燃焼し、これらの粉塵が完全に燃焼した後に排気管1
2内等から剥離してサイクロン91により分離・捕集さ
れる。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項6に係る発
明であって、更に図6に示すように、クリーニング用吸
引ポンプ19の吐出口にスクラバ27が接続されたこと
を特徴とする。この請求項7に記載されたクリーニング
装置では、単結晶引上げ機11の不活性ガス排気系のク
リーニング時に、サイクロン91により全ての粉塵を分
離・捕集しきれずに、僅かな粉塵がサイクロン91を通
過してクリーニング用パイプ18に流入しても、この粉
塵をスクラバ27で確実に捕集できるので、大気を粉塵
で汚染することはない。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項1ないし7
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
クリーニング用パイプ18の一端がクリーニング用取出
し口16cに着脱可能に構成され、クリーニング用吸引
ポンプ19がクリーニング用パイプ18及びクリーニン
グ用粉体分離器20、或いはクリーニング用パイプとと
もに搬送可能に構成されたことを特徴とする。この請求
項8に記載されたクリーニング装置では、クリーニング
装置17を引上げ機11の排気系に着脱可能に構成した
ので、引上げ機11が多数あっても、クリーニング装置
17を必要最小限の台数だけ製造すれば済む。
【0015】請求項9に係る発明は、図1に示すよう
に、単結晶引上げ機11内を大気に開放した後、引上げ
機11に接続された不活性ガス排気系の排気管12内に
大気を吸引して導入し、排気管内に堆積した粉塵を除去
する単結晶引上げ機の不活性ガス排気系のクリーニング
方法であって、排気管12内への大気の導入流量を段階
的に又は徐々に大きくすることを特徴とする。この請求
項9に記載されたクリーニング方法では、排気管12内
の急激な温度及び圧力の上昇を伴わずに、排気管12内
に堆積した粉塵の殆ど全てを短時間で容易に除去でき
る。また燃焼した粉塵を排気管12から剥離するには、
少なくとも10m/s以上、好ましくは15m/s以上
の流速で吸引して導入流量を高める。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。この実施の形態では、引上げ
機により引上げられる単結晶棒はシリコン単結晶棒であ
る。図1に示すように、引上げ機11はチャンバ11a
と、このチャンバ11aの上端に接続されたケーシング
11bとを有する。上記チャンバ11a内には図示しな
いがシリコン融液が貯留される石英るつぼや、この石英
るつぼを包囲し上記シリコン融液を加熱するヒータ等が
収容される。またケーシング11bの上端にはシリコン
単結晶棒を引上げる引上げ手段11cが設けられる。チ
ャンバ11aの下面には排気管12を介して真空ポンプ
13が接続され、ケーシング11bには吸気管14が接
続される。吸気管14の一端はケーシング11bの上面
に接続され、吸気管14の他端は不活性ガス(この実施
の形態ではArガス)が貯留されるタンク(図示せず)
に接続される。
【0017】また排気管12は一端がチャンバ11aの
下面に接続され他端が合流する一対の第1及び第2分岐
管12a,12bと、一端が第1及び第2分岐管12
a,12bの他端に接続され他端が真空ポンプ13の入
口に接続された集合管12cとを有する。集合管12c
には手動式の三方切換弁16が設けられる。この切換弁
16の第1ポート16aは引上げ機11側の集合管12
cに接続され、第2ポート16bは真空ポンプ13側の
集合管12cに接続され、第3ポート16cにはクリー
ニング装置17のクリーニング用パイプ18の一端が接
続される。この第3ポート16cがクリーニング用取出
し口である。なお、真空ポンプ13としては、水封式ポ
ンプ及びメカニカルブースタを組合せたもの、油回転ポ
ンプ、或いはドライ真空ポンプ等が用いられる。
【0018】クリーニング装置17はクリーニング用取
出し口16c(第3ポート)に一端が取外し可能に接続
された上記クリーニング用パイプ18と、クリーニング
用パイプ18の他端に接続され引上げ機11内が大気に
開放された状態で排気管12内のArガス又は大気を吸
引するクリーニング用吸引ポンプ19と、排気管12と
吸引ポンプ19の間のクリーニング用パイプ18に設け
られたクリーニング用粉体分離器20とを備える。不活
性ガス排気系のクリーニング時には上記クリーニング用
取出し口16cにクリーニング用パイプ18の一端が接
続され、かつ第1ポート16aとクリーニング用取出し
口16cとが連通するように切換えられ、クリーニング
時以外にはクリーニング用取出し口16cからクリーニ
ング用パイプ18が取外され、かつ第1ポート16aと
第2ポート16bとが連通するように切換えられる。
【0019】クリーニング用粉体分離器20はこの実施
の形態ではクリーニング用サイクロン21である。クリ
ーニング用サイクロン21はこのサイクロン21による
粉塵の分離能力を高めるために、このサイクロン21の
入口直前でクリーニング用パイプ18の内径が大きく絞
られており、このサイクロン21の下端にはクリーニン
グ用ダストチャンバ21aが設けられる。またクリーニ
ング用吸引ポンプ19は誘導モータ22により駆動され
る。この誘導モータ22はインバータ装置23で周波数
制御することにより回転速度が制御され、これにより吸
引ポンプ19の吸引流量(排気管12内のArガス又は
大気の流速)が調整可能に構成される。
【0020】クリーニング用吸引ポンプ19は図2に示
すように、略楕円筒状のハウジング19a内に互いに平
行にかつ回転可能に挿通された第1及び第2軸19b,
19cと、これらの軸19b,19cにそれぞれ取付け
られた三葉形断面の第1及び第2ロータ19d,19e
とを有する。第1及び第2ロータ19d,19eはハウ
ジング19a内壁及びロータ19d,19e相互間に僅
かな隙間を保って回転するように構成される。このポン
プ19では、第1及び第2ロータ19d,19eが破線
矢印で示すように回転すると、ハウジング19aの入口
19f側のArガスがハウジング19aの内壁と各ロー
タ19d,19eとの間を通ってハウジング19aの出
口19g側に移送され、出口19g側のガスの圧力によ
り上記移送されてきたガスが圧縮されて出口19g側に
押出され、第1及び第2ロータ19d,19eの回転速
度に比例した容積のガスを送出できるようになってい
る。
【0021】図1に戻って、クリーニング装置17には
クリーニング用パイプ18に流入しかつクリーニング用
サイクロン21を通過した粉塵を捕集するスクラバ27
が設けられる。スクラバ27は吸引ポンプ19の吐出口
に排出管25を介して接続され、排出管25に接続され
た漏斗27aと、この漏斗27aが挿入されたスクラバ
用タンク27bと、このタンク27bの上部内周縁に取
付けられた複数のシャワーノズル27cとを有する。漏
斗27aは吸引ポンプ19から排出されたArガス又は
大気の流速を低下させるために下方に向って次第に広が
るように形成され、シャワーノズル27cからは液体
(この実施の形態では水)が噴霧される。この噴霧され
た液体に漏斗27aから排出されたArガス又は大気に
含まれる粉塵を付着させて捕集するように構成される。
【0022】また上記クリーニング装置17、即ちクリ
ーニング用パイプ18、クリーニング用サイクロン2
1、クリーニング用吸引ポンプ19(誘導モータ22及
びインバータ装置23を含む。)及びスクラバ27は車
輪を有する架台(図示せず)に搭載され、搬送可能に構
成される。なお、図1の符号28及び29は吸気管14
及び集合管12cを流れるArガスの流量をそれぞれ調
整することにより、チャンバ11a内の圧力を制御する
電動式のコントロール弁であり、符号31及び32は集
合管12cを開閉するエア作動式のアングル弁である。
更に符号33は集合管12cの途中から分岐する第3分
岐管12dの上端に設けられたフラッパバルブであり、
このバルブ33は排気管12内に堆積した粉塵が燃焼し
て排気管12内の圧力が急激に上昇したときに排気管1
2内を大気に開放するために設けられる。
【0023】このように構成されたクリーニング装置に
よる引上げ機の排気系のクリーニング方法を説明する。
単結晶引上げ機11を所定時間稼働、例えば、10回シ
リコン単結晶棒を引上げて数百時間経過した後に、真空
ポンプ13を停止し、この状態で引上げ機11を分解し
て引上げ機11内を大気に開放する。このとき大気が排
気管12内に流入するけれども、排気管12内に堆積し
た粉塵に大気中の少量の酸素しか接触しないため、堆積
した粉塵のうち表面の粉塵のみが燃焼し、排気管12内
は僅かしか温度上昇しない。次に三方切換弁16のクリ
ーニング用取出し口16c(第3ポート)にクリーニン
グ装置17のクリーニング用パイプ18の一端を接続し
た後に、第1ポート16aとクリーニング用取出し口1
6cとが連通するように三方切換弁16を切換え、クリ
ーニング用吸引ポンプ19を駆動する。
【0024】このとき誘導モータ22をインバータ装置
23により低速回転させて排気管12内のArガス又は
大気の流速を低く抑える。これにより排気管12内に堆
積した粉塵が徐々に燃焼する。但し、排気管12内等に
堆積した粉塵は剥離しない。所定時間経過後、誘導モー
タ22をインバータ装置23により中速回転させて排気
管12内の大気の流速を大きくする。これにより排気管
12内に堆積した粉塵が更に燃焼する。但し、排気管1
2内等に堆積した粉塵は剥離しない。この状態で所定時
間が経過すると、排気管12内等に堆積した粉塵は全て
燃焼して安定なSiO2になるので、誘導モータ22を
インバータ装置23により高速回転させて排気管12内
の大気の流速を更に大きくする。これにより排気管12
内等に堆積した粉塵が剥離して吸引され、この吸引され
た大気をクリーニング用サイクロン21に通すことによ
り粉塵が大気から分離されてクリーニング用ダストチャ
ンバ21aに堆積する。この結果、排気管12等内の急
激な温度及び圧力の上昇を伴わずに、排気管12内に堆
積した粉塵の殆ど全てを除去できる。
【0025】一方、クリーニング用サイクロン21で分
離・捕集しきれずにこのサイクロン21を通過して排出
管25下端の漏斗27aから排出された僅かな粉塵はス
クラバ用タンク27b内でシャワーノズル27cから噴
霧される液体(例えば、水)に付着して捕集されるの
で、大気を粉塵で汚染することはない。また上記引上げ
機11の不活性ガス排気系のクリーニングが終了した
後、クリーニング用取出し口16cからクリーニング用
パイプ18を外し、第1ポート16aと第2ポート16
bが連通するように三方切換弁16を切換えるだけで済
むので、上記クリーニング時間は極めて短時間であり、
クリーニング作業を極めて容易に行うことができる。更
に上記クリーニング装置17を別の引上げ機11の排気
系まで搬送して上述と同様に作業すれば、引上げ機11
が多数あっても、1台又は数台のクリーニング装置17
があれば各引上げ機11の排気系をクリーニングするこ
とができ、クリーニング装置17の製造コストを低く抑
えることができる。
【0026】図3は本発明の第2の実施の形態を示す。
図3において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、引上げ機11と真空ポンプ13との間の
排気管12にダストチャンバ51が設けられ、このダス
トチャンバ51にクリーニング用取出し口51eが設け
られ、更にこのクリーニング用取出し口51eにクリー
ニング用パイプ18の一端が接続される。ダストチャン
バ51はチャンバ本体51aと、このチャンバ本体51
a内にダストチャンバ51の出口に対向して設けられた
略逆コ字状の単一のバッフル板51bとを有する。この
ダストチャンバ51ではArガスに含まれるSiOやS
iO2等の粉塵がバッフル板51bに衝突することによ
り粉塵がArガスから分離され、このArガスから分離
した粉塵はチャンバ本体51aの底部に堆積し、除塵し
たArガスはバッフル板51bの両側を通ってダストチ
ャンバ51から排出されるように構成される。
【0027】またダストチャンバ51には短管51cが
接続され、この短管51cの先端にはフランジ51dが
固着される。不活性ガス排気系のクリーニング時には上
記フランジ51dにクリーニング用パイプ18の一端が
接続され、クリーニング時以外には上記フランジ51d
に封止フランジ(図示せず)が取付けられて短管51c
が封止されるように構成される。上記短管51cの先端
がクリーニング用取出し口51eである。上記以外は第
1の実施の形態と同一に構成される。
【0028】このように構成されたクリーニング装置で
は、引上げ機11と真空ポンプ13との間の排気管12
にダストチャンバ51が設けられているため、上記排気
管12にダストチャンバが設けられていない第1の実施
の形態と比較して、引上げ機11の稼働時に排気管12
を通る不活性ガスから比較的多くの粉塵を分離して捕集
することができる。また不活性ガス排気系のクリーニン
グ時に排気管12内に堆積した粉塵のみならず、ダスト
チャンバ51の底部に堆積した粉塵をも燃焼後、吸引し
て除去できる。上記以外の動作は第1の実施の形態と略
同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0029】図4は本発明の第3の実施の形態を示す。
図4において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、引上げ機11と真空ポンプ13との間の
排気管12にサイクロン71が設けられ、このサイクロ
ン71の下端に設けられたダストチャンバ71aにクリ
ーニング用取出し口71dが設けられ、更にこのクリー
ニング用取出し口71dにクリーニング用パイプ18の
一端が接続される。上記サイクロン71にてArガスに
含まれるSiOやSiO2等の粉塵が分離され、分離さ
れた粉塵はダストチャンバ71aに貯留されるように構
成される。但し、上記サイクロン71は引上げ機11内
を所定の負圧に保つために、排気管12の内径をサイク
ロン71の入口直前であまり絞らないようにして圧力損
失を少なくしている。このため、サイクロン71による
粉塵の分離能力はあまり高くないけれども、第2の実施
の形態のダストチャンバよりは粉塵の分離能力は高い。
【0030】ダストチャンバ71aには短管71bが接
続され、この短管71bの先端にはフランジ71cが固
着される。不活性ガス排気系のクリーニング時には上記
フランジ71cにクリーニング用パイプ18の一端が接
続され、クリーニング時以外には上記フランジ71cに
封止フランジ(図示せず)が取付けられて短管71bが
封止される。上記短管71bの先端がクリーニング用取
出し口71dである。上記以外は第1の実施の形態と同
一に構成される。
【0031】このように構成されたクリーニング装置で
は、引上げ機11と真空ポンプ13との間の排気管12
にサイクロン71が設けられているため、排気管12に
サイクロンが設けられずダストチャンバのみが設けられ
ている第2の実施の形態と比較して、引上げ機11の稼
働時に排気管12を通る不活性ガスから更に多くの粉塵
を分離して捕集することができる。また不活性ガス排気
系のクリーニング時に排気管12内に堆積した粉塵のみ
ならず、サイクロン71の下端のダストチャンバ71a
に堆積した粉塵をも燃焼後、吸引して除去できる。上記
以外の動作は第2の実施の形態と略同様であるので、繰
返しの説明を省略する。
【0032】図5は本発明の第4の実施の形態を示す。
図5において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、クリーニング用粉体分離器21として、
第1の実施の形態のクリーニング用サイクロンではな
く、クリーニング用バグフィルタ26が用いられる。こ
のバグフィルタ26は排気管12とクリーニング用吸引
ポンプ19の間のクリーニング用パイプ18に設けられ
る。またバグフィルタ26には所定のメッシュのフィル
タ本体26aが収容され、このフィルタ本体26aによ
りクリーニング用パイプ18に流入した粉塵が分離・捕
集されるように構成される。なお、第1の実施の形態の
スクラバはこの実施の形態では用いられない。上記以外
は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0033】このように構成されたクリーニング装置で
は、引上げ機11の不活性ガス排気系のクリーニング時
に、クリーニング用パイプ18に流入した粉塵の全てが
バグフィルタ26により分離・捕集される。この結果、
吸引ポンプ19には粉塵が流入しないので、吸引ポンプ
19が粉塵により磨耗することはない。上記以外の動作
は第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明
を省略する。
【0034】図6は本発明の第5の実施の形態を示す。
図6において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、引上げ機11と真空ポンプ13との間の
排気管12にサイクロン91が設けられ、サイクロン9
1と真空ポンプ13との間の排気管12にクリーニング
用取出し口16cが設けられ、このクリーニング用取出
し口16cにクリーニング装置97のクリーニング用パ
イプ18の一端が接続される。サイクロン91と真空ポ
ンプ13との間の排気管12には第1の実施の形態と同
一の手動式の三方切換弁16が設けられる。この切換弁
16の第1ポート16aはサイクロン91側の排気管1
2に接続され、第2ポート16bは真空ポンプ13側の
排気管12に接続され、第3ポート16cにはクリーニ
ング装置97のクリーニング用パイプ18の一端が接続
される。この第3ポート16cがクリーニング用取出し
口である。サイクロン91の下端にはこのサイクロン9
1にて分離された粉塵が貯留されるダストチャンバ91
aが設けられる。
【0035】またサイクロン91は排気管12の内径が
サイクロン91の入口直前で大きく絞られて圧力損失が
大きくても、引上げ機11内を所定の負圧に保つことが
できるように構成される。このため、サイクロン91に
よる粉塵の分離能力は第2の実施の形態のサイクロンよ
り高い。一方、クリーニング装置97はクリーニング用
パイプ18と、クリーニング用吸引ポンプ19(誘導モ
ータ22及びインバータ装置23を含む。)と、スクラ
バ27とを備えるけれども、クリーニング用サイクロン
を備えない。但し、クリーニング用パイプ18にクリー
ニング用バグフィルタを設けてもよく、この場合スクラ
バ27は不要になる。上記以外の構成は第1の実施の形
態と同一に構成される。
【0036】このように構成されたクリーニング装置で
は、引上げ機11の不活性ガス排気系のクリーニング時
には引上げ機11を分解して大気に開放した後に、クリ
ーニング装置97のクリーニング用パイプ18の一端を
クリーニング用取出し口16c(第3ポート)に接続
し、三方切換弁16の第1ポート16aとクリーニング
用取出し口16cとを連通する。この状態でクリーニン
グ用吸引ポンプ19の吸引流量を段階的に調整して排気
管12内のArガス又は大気の流速を段階的に大きくし
ていくと、排気管12内に堆積した粉塵が燃焼した後に
排気管12から剥離して吸引され、この吸引された粉塵
がサイクロン91により分離されてダストチャンバ91
aに堆積する。またクリーニング装置97がクリーニン
グ用サイクロンを有しないので、クリーニング装置97
の部品点数及び重量を低減できるとともに、クリーニン
グ装置97のコンパクト化を図ることができ、クリーニ
ング装置97の搬送が容易になる。上記以外の使用方法
及び動作は第1の実施の形態と略同様であるので、繰返
しの説明を省略する。
【0037】なお、上記第1〜第5の実施の形態では、
クリーニング用吸引ポンプの吸引流量(排気管内のAr
ガス又は大気の流速)を段階的に大きくしたが、吸引流
量(排気管内のArガス又は大気の流速)を徐々に大き
くしてもよい。また、上記第1〜第5の実施の形態で
は、不活性ガスとしてArガスを挙げたが、窒素ガス等
でもよい。更に、上記第2及び第3の実施の形態では、
クリーニング用粉体分離器としてクリーニング用サイク
ロンを用いたが、第4の実施の形態と同様にクリーニン
グ用バグフィルタを用いてもよい。この場合、スクラバ
は不要になる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、排
気管に設けられたクリーニング用取出し口にクリーニン
グ用パイプの一端を接続し、このパイプの他端に接続さ
れたクリーニング用吸引ポンプが引上げ機内の大気開放
状態で排気管内の不活性ガス又は大気を吸引し、クリー
ニング用取出し口と吸引ポンプの間のクリーニング用パ
イプにクリーニング用粉体分離器を設け、更に吸引ポン
プの吸引流量を調整可能に構成したので、単結晶引上げ
機の不活性ガス排気系のクリーニング時には引上げ機内
を大気に開放した後に、クリーニング用パイプの一端を
クリーニング用取出し口に接続し、クリーニング用吸引
ポンプを駆動する。このとき吸引ポンプの排気管内への
大気の導入流量を段階的に又は徐々に大きくするので、
先ず排気管内等に堆積した粉塵が徐々に燃焼し、これら
の粉塵が完全に燃焼した後に排気管内等から剥離してク
リーニング用粉体分離器により分離・捕集される。この
結果、排気管内の急激な温度及び圧力の上昇を伴わず
に、排気管内に堆積した粉塵の殆ど全てを短時間で容易
にかつ安全に除去できる。
【0039】また排気管にダストチャンバ又はサイクロ
ンを設け、このダストチャンバ又はサイクロンにクリー
ニング用取出し口を設け、更にクリーニング用取出し口
にクリーニング用パイプの一端を接続しても、上記と同
様の効果を奏する。またクリーニング用粉体分離器とし
てクリーニング用サイクロンを用いれば、クリーニング
用パイプに流入した粉塵の殆ど全てを上記クリーニング
用サイクロンで分離・捕集でき、クリーニング用粉体分
離器としてクリーニング用バグフィルタを用いれば、ク
リーニング用パイプに流入した粉塵の全てを上記クリー
ニング用バグフィルタで分離・捕集できる。またクリー
ニング用粉体分離器としてクリーニング用サイクロンを
用い、かつクリーニング用吸引ポンプの吐出口にスクラ
バを接続すれば、クリーニング用サイクロンにより全て
の粉塵を分離・捕集しきれずに、僅かな粉塵がクリーニ
ング用サイクロンを通過しても、この粉塵をスクラバで
確実に捕集できるので、大気を粉塵で汚染することはな
い。
【0040】またサイクロンと真空ポンプの間の排気管
に設けられたクリーニング用取出し口にクリーニング用
パイプの一端を接続し、このパイプの他端に接続された
クリーニング用吸引ポンプが引上げ機内の大気開放状態
で排気管内の不活性ガス又は大気を吸引し、更に吸引ポ
ンプの吸引流量を調整可能に構成すれば、単結晶引上げ
機の不活性ガス排気系のクリーニング時に、吸引ポンプ
の排気管内への大気の導入流量を段階的に又は徐々に大
きくすることにより、先ず排気管内等に堆積した粉塵が
徐々に燃焼し、これらの粉塵が完全に燃焼した後に排気
管から剥離してサイクロンにより分離・捕集される。こ
の結果、上記と同様に排気管内の急激な温度及び圧力の
上昇を伴わずに、排気管内に堆積した粉塵の殆ど全てを
短時間で容易に除去できる。またクリーニング用吸引ポ
ンプの吐出口にスクラバを接続すれば、サイクロンによ
り全ての粉塵を分離・捕集しきれずに、僅かな粉塵がサ
イクロンを通過しても、この粉塵をスクラバで確実に捕
集できるので、大気を粉塵で汚染することはない。
【0041】またクリーニング用パイプの一端をクリー
ニング用取出し口に着脱可能に構成し、クリーニング用
吸引ポンプをクリーニング用パイプ及びクリーニング用
粉体分離器、或いはクリーニング用パイプとともに搬送
可能に構成すれば、引上げ機が多数あっても、クリーニ
ング装置を必要最小限の台数だけ製造すれば済む。更に
単結晶引上げ機内を大気に開放した後、引上げ機に接続
された不活性ガス排気系の排気管内に大気を吸引して導
入し、上記排気管内への大気の導入流量を段階的に又は
徐々に大きくすれば、排気管内の急激な温度及び圧力の
上昇を伴わずに、排気管内に堆積した粉塵の殆ど全てを
短時間で容易に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のクリーニング装置を単結
晶引上げ機の不活性ガス排気系に接続した状態を示す構
成図。
【図2】クリーニング用吸引ポンプの作動原理を示す断
面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する構
成図。
【図4】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する構
成図。
【図5】本発明の第4実施形態を示す図1に対応する構
成図。
【図6】本発明の第5実施形態を示す図1に対応する構
成図。
【図7】従来の単結晶引上げ機の不活性ガス排気系を示
す構成図。
【符号の説明】
11 単結晶引上げ機 12 排気管 13 真空ポンプ 16c 第3ポート(クリーニング用取出し口) 17,97 クリーニング装置 18 クリーニング用パイプ 19 クリーニング用吸引ポンプ 20 クリーニング用粉体分離器 21 クリーニング用サイクロン 26 クリーニング用バグフィルタ 27 スクラバ 51,71a ダストチャンバ 51e,71d クリーニング用取出し口 71,91 サイクロン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 勉 東京都大田区下丸子2丁目36番40号 株 式会社宇野澤組鐵工所内 (56)参考文献 特開 平7−265684(JP,A) 特開 平9−221381(JP,A) 特開 平10−92751(JP,A) 特開 平11−210654(JP,A) 特開2002−29884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶引上げ機(11)に接続された排気管
    (12)と、前記排気管(12)を通して前記引上げ機(11)に供
    給された不活性ガスを吸引する真空ポンプ(13)とを有す
    る単結晶引上げ機の不活性ガス排気系において、 前記引上げ機(11)と前記真空ポンプ(13)との間の排気管
    (12)に設けられたクリーニング用取出し口(16c)と、 前記クリーニング用取出し口(16c)に一端が接続された
    クリーニング用パイプ(18)と、 前記クリーニング用パイプ(18)の他端に接続され前記引
    上げ機(11)内が大気に開放された状態で前記排気管(12)
    内の不活性ガス又は大気を吸引するクリーニング用吸引
    ポンプ(19)と、 前記排気管(12)と前記吸引ポンプ(19)の間のクリーニン
    グ用パイプ(18)に設けられたクリーニング用粉体分離器
    (20)とを備え、 前記吸引ポンプ(19)の吸引流量が調整可能に構成された
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 引上げ機(11)と真空ポンプ(13)の間の排
    気管(12)にダストチャンバ(51)が設けられ、前記ダスト
    チャンバ(51)にクリーニング用取出し口(51e)が設けら
    れ、前記クリーニング用取出し口(51e)にクリーニング
    用パイプ(18)の一端が接続された請求項1記載のクリー
    ニング装置。
  3. 【請求項3】 引上げ機(11)と真空ポンプ(13)の間の排
    気管(12)にサイクロン(71)が設けられ、前記サイクロン
    (71)の下端に設けられたダストチャンバ(71a)にクリー
    ニング用取出し口(71d)が設けられ、前記クリーニング
    用取出し口(71d)にクリーニング用パイプ(18)の一端が
    接続された請求項1記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 クリーニング用粉体分離器(20)がクリー
    ニング用サイクロン(21)又はクリーニング用バグフィル
    タ(26)である請求項1ないし3いずれか記載のクリーニ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 クリーニング用粉体分離器(20)がクリー
    ニング用サイクロン(21)であって、クリーニング用吸引
    ポンプ(19)の吐出口にスクラバ(27)が接続された請求項
    1ないし3いずれか記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 単結晶引上げ機(11)に接続された排気管
    (12)を通して前記引上げ機(11)に供給された不活性ガス
    を吸引する真空ポンプ(13)と、前記引上げ機(11)と前記
    真空ポンプ(13)の間の排気管(12)に設けられたサイクロ
    ン(91)とを有する単結晶引上げ機の不活性ガス排気系に
    おいて、 前記サイクロン(91)と前記真空ポンプ(13)の間の排気管
    (12)に設けられたクリーニング用取出し口(16c)に一端
    が接続されたクリーニング用パイプ(18)と、 前記クリーニング用パイプ(18)の他端に接続され前記引
    上げ機(11)内が大気に開放された状態で前記排気管(12)
    内の不活性ガス又は大気を吸引するクリーニング用吸引
    ポンプ(19)とを備え、 前記吸引ポンプ(19)の吸引流量が調整可能に構成された
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 クリーニング用吸引ポンプ(19)の吐出口
    にスクラバ(27)が接続された請求項6記載のクリーニン
    グ装置。
  8. 【請求項8】 クリーニング用パイプ(18)の一端がクリ
    ーニング用取出し口(16c,51e,71d)に着脱可能に構成さ
    れ、クリーニング用吸引ポンプ(19)が前記クリーニング
    用パイプ(18)及びクリーニング用粉体分離器(20)、或い
    は前記クリーニング用パイプ(18)とともに搬送可能に構
    成された請求項1ないし7いずれか記載のクリーニング
    装置。
  9. 【請求項9】 単結晶引上げ機(11)内を大気に開放した
    後、前記引上げ機(11)に接続された不活性ガス排気系の
    排気管(12)内に大気を吸引して導入し、排気管(12)内に
    堆積した粉塵を除去する単結晶引上げ機の不活性ガス排
    気系のクリーニング方法であって、 前記排気管(12)内への大気の導入流量を段階的に又は徐
    々に大きくすることを特徴とするクリーニング方法。
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