JP3367239B2 - 碍子騒音防止具 - Google Patents

碍子騒音防止具

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JP3367239B2 JP30630794A JP30630794A JP3367239B2 JP 3367239 B2 JP3367239 B2 JP 3367239B2 JP 30630794 A JP30630794 A JP 30630794A JP 30630794 A JP30630794 A JP 30630794A JP 3367239 B2 JP3367239 B2 JP 3367239B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、架空電線を支持する碍
子が風圧にさらされて発生する騒音を防止するための碍
子騒音防止具の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般的に、鉄塔に架空電線を保留支持す
る際、図7に示すように磁器製本体1を連結金具2を介
して、ボールソケット方式あるいはクレビス方式によ
り、多岐に重ねて連結して碍子連を形成し、この碍子連
を介して鉄塔に架空送電線を支持させて、耐電圧特性を
向上させることが知られている。このような碍子連は、
風圧にさらされた場合この吹き付ける風の方向によって
は400〜800Hz程度の周波数帯の笛吹音のような
騒音を発生することがある。 【0003】出願人らは、先にその原因を究明しかかる
騒音の発生を抑止した騒音防止具を提案した(例えば特
願昭58−186210号)。図5はその従来の騒音防
止具20の斜視図である。この騒音防止具20はシリコ
ーンゴムの如き弾性物質から形成され、スリット22が
形成された中空部29を有するロッド覆部21と、その
ロッド覆部21に設けられた逆L字形のアーム部24と
蓋部25とから成る突片部23を備えている。 【0004】図6(a)及び(b)は、図5に示した
来の騒音防止具20を碍子連の連結ロッド4に装着した
状態を示し、突片部23の蓋部25は、係合子3が挿入
されるソケット穴5に蓋をするように取り付けられてお
り、これにより蓋部25がソケットの空隙をふさぎ、こ
のソケットの空隙部が騒音発生時にメガホン効果となる
のを防止するとともに騒音吸収のためのマス効果を期待
するものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5及
び図6の先願の発明において、碍子連結部から発生する
笛吹音を抑止するための突片部23がソケット穴5を弾
性物質で隙間なく塞ぐには、突片部23をソケット穴5
より0mmから1mm前後大きくする必要がある。これ
は一方では、突片部23をソケット部5に挿入する際の
大きな摩擦となり、挿入を困難にしていた。また、挿入
箇所が狭く、挿入に大きな力が必要であるため作業に熟
練を要し、作業工数増加に伴う経済性の悪い点等の不具
合や、個々の碍子においてソケット開口部の大きさのバ
ラツキがある場合、ソケット開口部と該騒音防止具の突
片部との間に空隙が生じるという問題があった。 【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、装着時の作業性がきわめて良く効果的な作業が実
施でき, 衝撃を受けてもはずれにくい碍子騒音防止具を
提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、ゴム弾性物質、例えばシリコーンゴム等により形
成され、碍子相互を連結する連結ロッドの露出部を覆う
ロッド覆部と、前記連結ロッド及び該連結ロッドの先端
部に形成される係合子を碍子内に収納させて結合させる
ためのソケット部の挿入開口部に挿入することにより該
挿入開口部を閉じるための突片部とを備えた碍子騒音防
止具において、該突片部の外周部には、2本の突起片と
3つの平坦部とが交互に配置するように構成され、それ
ら突起片の断面は、三角形状で、その長辺が挿入方向側
となるように構成された弾性シール部が形成されて成る
ことを特徴とする碍子騒音防止具にある。 【0008】 【作用】上記構成によれば、弾性物質で構成された突片
部の外周部は凸凹形状の弾性シール部が形成されるた
め、そこに接するソケット開口部の内壁との接面積は少
なくなり、当該碍子騒音防止具の挿入時の摩擦力は減少
する。また、突起片自体が弾性物質であり突起状の形状
を有することから、突片の突き出る方向に対して伸縮が
可能となり突片部とソケット開口部の内壁との間に空隙
が発生しない。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。 【0010】図1は、本発明の一実施例に係る碍子騒音
防止具40の具体例を示す斜視図であり、図2の(a)
は側面図、(b)は正面図を示す。 【0011】本発明の一実施例の碍子騒音防止具40
は、ゴム弾性物質、例えばシリコーンゴムで形成された
碍子連結部分を覆うロッド覆部21とソケット穴に蓋を
するための突片部23を有し、ロッド覆部21はその側
壁が蛇腹形状である中空円柱で構成され、連結ロッド4
に被着するためのスリット22を有し、突片部23は逆
L字形のアーム部24とソケットの開口部と同様の長円
形を有する蓋部25とから成り、この突片部23の外周
部に沿って一体的に隆起させて形成された弾性シール部
30は2本の突起片26と3つの平坦部27が交互に配
置されて構成され、この突起片25の三角突起28の断
面は、その長辺が挿入方向を向く三角形であり、弾性
ール部30全体はクサビ形状を構成している。 【0012】本発明の一実施例の碍子騒音防止具40
碍子に装着した状態を図3に示した。図3の(a)は側
面図であり、(b)は正面図である。図4は装着時のシ
ール部30と連結金具2のソケット開口部の拡大図であ
り、(a)は装着後、(b)は装着前、失印は蓋部25
の挿入方向を示している。 【0013】次に本実施例の作用を説明する。 【0014】先ず、3図(a),(b)に示すようにロ
ッド覆部21をそのスリット22から開いて碍子連のロ
ッド4に装着し、同時に突片部23の蓋部25を碍子連
結部のソケット開口部5に蓋をするように装着する。こ
の際、図4に示すように突片部23の外周部には弾性シ
ール部30の突起片26が設けられているため,装着が
容易となる。すなわち、図4(b)の状態から(a)の
ように、ソケット開口部5に挿入する際に、突片部23
の外周部のシール部30は突起片26と平坦部27が交
互に配置された形状のため、そこに接する連結金具2の
ソケット開口部との接面積は少なくなり、本発明の一実
施例の碍子騒音防止具40の挿入時の摩擦力は減少す
る。更に、突起片26の先端にある三角突起28が弾性
物質で構成された、その長辺が挿入方向を向く三角形状
のため,蓋部25の挿入がスムーズであり、三角突起2
8が自在にソケット開口部5に応じて収縮するので挿入
が容易であり、空隙が発生しない。 【0015】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な利点が挙げられる。 【0016】(1)碍子連結後のソケット開口部に本発
明の碍子騒音防止具の突片部挿入時において、シールド
部を設けることによりソケット開口部の内壁と突片部の
外周部との間に生ずる摩擦を小さくすることができるた
め、取り付け作業を容易で迅速にすることができる。 【0017】(2)個々の碍子において、ソケット開口
部の大きさにバラツキが生じたり、スリートジャンプ等
の送電線から発生する衝撃を受けた際にても、弾性物質
から構成した突起片の伸縮により空隙が発生せず、突片
部が浮き上がり碍子騒音防止具がはずれることがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る騒音防止具の一実施例を示す斜視
図である。 【図2】図1の側面と正面を示す図である。 【図3】図1の騒音防止具を碍子に装着した状態を示す
図である。 【図4】ソケット部と本装置の挿入時の部分説明図であ
る。 【図5】従来の騒音防止具を示す斜視図である。 【図6】碍子連に図4の騒音防止具を装着した状態を示
す図である。 【図7】碍子の連結状態を示す説明図である。 【符号の説明】 1 碍子 2 連結金具3 係合子 4 連結ロッド 5 ソケット部20 従来の碍子騒音防止具 21 ロッド覆部 23 突片部 24 アーム部 25 蓋部 26 突起片27 平坦部 28 三角突起 30 弾性シール部40 本発明の一実施例の碍子騒音防止具

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ゴム弾性物質から形成され、碍子相互を連
    結する連結ロッドの露出部を覆うロッド覆部と、前記連
    結ロッド及び該連結ロッドの先端部に形成される係合子
    を碍子内に収納させて結合させるためのソケット部の挿
    入開口部に挿入することにより該挿入開口部を閉じる突
    片部とを備えた碍子騒音防止具において、該突片部の外
    周部には、2本の突起片と3つの平坦部とが交互に配置
    するように構成され、それら突起片の断面は、三角形状
    で、その長辺が挿入方向側となるように構成された弾性
    シール部が形成されて成ることを特徴とする碍子騒音防
    止具。
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