JPH0715256Y2 - マイクロホン保持装置 - Google Patents

マイクロホン保持装置

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JPH0715256Y2
JPH0715256Y2 JP14242988U JP14242988U JPH0715256Y2 JP H0715256 Y2 JPH0715256 Y2 JP H0715256Y2 JP 14242988 U JP14242988 U JP 14242988U JP 14242988 U JP14242988 U JP 14242988U JP H0715256 Y2 JPH0715256 Y2 JP H0715256Y2
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JP
Japan
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microphone
holding device
holding
elastic protection
drum
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JP14242988U
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吉男 秋庭
尚志 村田
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Audio Technica KK
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Audio Technica KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主としてドラム等の楽器のための収音用マ
イクロホンの保持装置に関し、特に詳しく言うと、楽器
等からの機械振動が伝達されることなくマイクロホンを
保持するとともに、誤ってスティック等が当たってもそ
の衝撃から保護できるようにしたマイクロホン保持装置
に関する。
〔従来の技術〕
ドラム等の音をマイクロホンに収音する場合において
は、外観上の見地から大型化することなくすることなく
マイクロホンを保持することが要求されている。また、
可能な限りマイクロホンを目立たなく収音できるよう
に、例えばドラムのヘッド面から突出するシェルの先端
部にマイクロホン保持装置の下端部を固定し、その上端
部にマイクロホンをドラムのヘッド面に向けて固定する
方法が取られている。このような従来のマイクロホン保
持装置の一例を第4図により説明すると、マイクロホン
保持装置はドラム1のヘッド面2から突出するシェル3
の先端部を挾持するクリップ部材4と、このクリップ部
材4に一端が固定された金属製のフレキシブルシャフト
5と、このフレキシブルシャフト5の他端に固定され、
マイクロホン6を嵌合することにより固定する金属ある
いは鋳物製の略Cの字状をしたマイクホルダ7とから構
成されている。クリップ部材4の少なくとも内面はフェ
ルトやゴムあるいは合成樹脂製の弾性材8が貼着され、
フレキシブルシャフト5の外周面にはこのシャフトの共
振を分散させ、ドラム1の振動を吸収してマイクロホン
6に伝えないように合成樹脂製の被覆材9が被覆されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来のマイクロホン保持装置に
おいては、マイクロホン6がドラム1のヘッド面2上に
露呈しており、演奏時にはスティック(図示しない)等
が当たる可能性が高く、スティック等による殴打の直接
音が発生したり、何回かのスティック等の殴打により下
方に向けられたマイクロホン6がマイクホルダ7から脱
落して、演奏が中断されたりする事故が発生する可能性
がある。さらには、ドラム1の振動は大きく、一方マイ
クロホン6は単にマイクホルダ7に差し込まれているだ
けであるため、長時間の演奏によるドラム1の振動で緩
み、脱落する可能性もある。
そこでこの考案の目的は、上述したような従来の問題点
を解決し、大幅な防振効果を持ってマイクロホンを振動
する被取付け部材に固定することでマイクロホン保持装
置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、被取付け部材に着脱可能に取付けられるク
リップ部と、一端が前記クリップ部に接続された角度調
整可能なシャフト部材と、このシャフト部材の他端に取
付けられたマイクロホンホルダとを有するマイクロホン
保持装置において、マイクロホンホルダはマイクロホン
の少なくとも外周部を覆う弾性保護部材と、一端がシャ
フト部材に固定され、弾性保護部材の外周を弾性的に挾
持する保持部材とで構成されていることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
マイクロホンは弾性保護部材で少なくともその周囲が覆
われているため、ドラムに取付けた場合にスティック等
によりマイクロホンが殴打されても、その衝撃音は弾性
保護部材により吸収され、殴打の直接音の発生を抑える
ことができる。また、マイクロホンを収容した弾性保護
部材は、その外周を保持部材で更に弾性的に挾持されて
いるので、被取付け部材からの振動を減衰させることが
できるとともに、使用するマイクロホンの直径が大幅に
異ならない限り、種々のマイクロホンでも強固に保持す
ることができる。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図および第2図に示す一実施例に
ついて説明すると、ドラム1のヘッド面2から突出する
シェル3の端縁をその間で弾性的に挾持するクリップ状
の挾持部材11はその裏面にゴムあるいは合成樹脂製の振
動吸収材12が貼着されているう。この挾持部材11は、固
定部とこの固定部との間でシェル3の端縁を挾み込むよ
うに位置する可動部と、この可動部を固定部方向に押圧
するための締め付けねじとを有するホルダを用いてもよ
いことは勿論である。挾持部材11には、金属製の細片を
螺旋状に巻回して構成され、任意の角度に保持可能な周
知のシャフトで構成されたシャフト部材13の下端が固定
されている。このシャフト部材13は複数本の硬質棒部材
を連続的にかつその接続点を回動自在に接続したアーム
部材で構成してもよい。シャフト部材13の上端には、金
属あるいは伸縮性のある合成樹脂で構成されたワイヤ状
の保持部材14の一端が固定されている。この固定は例え
ば、保持部材14の一端をねじ15に固定し、このねじ15を
シャフト部材13の上端面にねじ込むことにより行なわれ
る。
マイクロホン16はウレタンフォーム等弾性に富みかつ通
気性のある弾性保護部材17内に納められている。弾性保
護部材17は、第2図に示すように、中空の略円筒形をし
ており、その軸方向一端にはマイクロホン16を挿入する
ための開口部18が設けられている。弾性保護部材17の開
口部18側と相反する端部の外周面には、環状に溝19が形
成されている。溝19は挿入されたマイクロホン16の先端
である収音部20側の外周部と相対するように位置してい
る。
保持部材14は、弾性保護部材17の外周を螺旋状に複数回
巻回するように曲げられており、これら螺旋部の直径は
弾性保護部材17の外周より僅かに小さくなっている。保
持部材14の先端部は溝19内に挿入されるリング部22が形
成されており、その直径は溝19の内径よりも小さくなっ
ている。したがって、マイクロホン16の胴部21は弾性保
護部材17を介して保持部材14の螺旋状部に弾性的に保持
され、収音部20側は溝19内に巻回された保持部材14のリ
ング部22で胴部21よりは強固に保持されることになる。
このマイクロホン保持装置によってマイクロホン16をド
ラム1のシェル3に取付ける場合は、まず、マイクロホ
ン16をその収音部20側から弾性保護部材17の開口部18に
挿入する。開口部は第2図に示すように、収音部20の直
径より小さくなっているが、弾性材で構成されているの
で、押し拡げながら挿入すればよい。次いで、保持部材
14を押し拡げながら、その内部に弾性保護部材17を挿入
し、保持部材14の先端のリング部22を溝19内に嵌合す
る。最後にシェル3の端縁を挾持部材11に挾み込むよう
にして挿入すればよい。
これによりマイクロホン16全体は弾性保護部材17により
覆われ、外部からの衝撃から保護することができ、さら
にはこの弾性保護部材17がスインドスクリーンの働きも
するので、屋外で使用する際の風防効果も併せて持たせ
ることができる。また、マイクロホン16は保持部材14と
弾性保護部材17とによって弾性的に保持されるので、同
一形式のマイクロホンでもメーカ毎に異なる外径はこれ
ら保持部材14と弾性保護部材17との相乗効果によりによ
り吸収できるので、汎用性を持たせることができる。さ
らに、この保持は弾性保護部材17のマイクロホン16の胴
部21を覆う部分に比較して、マイクロホン16の開口部18
の外周に位置する溝19の部分が保持部材14のリング部22
によって強固に保持されるので、マイクロホン16を下方
に向けて保持しても、ドラム1の振動で落下することは
ない。ドラム1のヘッド2の振動は、シェル3からマイ
クロホン16に伝わるが、この振動は挾持部材11の振動吸
収材12や保持部材14そして弾性保護部材17で吸収される
ので、ドラム1からの打音による機械振動は十分に減衰
させることができる。
第3図は、ドラムを打音した時の上述実施例におけるマ
イクロホン保持装置の機械振動周波数特性を第4図に示
した従来のマイクロホン保持装置のそれと比較して示す
グラフで、クリップ部材4の少なくとも内面に弾性材8
を貼着し、フレキシブルシャフト5の外周面にシャフト
の共振を分散させるための被覆材9を設けた点線で示す
従来のマイクロホン保持装置に比較して、実線で示す上
述実施例の出力レベル(dB)(相対値)が大幅に低減し
ていることが判る。
なお、上述実施例ではマイクロホン16はピンタイプのコ
ンデンサマイクロホンが示されているが、これに限るも
のではなく、ダイナミックマイクロホンを用いてもよい
ことは勿論であり、弾性保護部材17もマイクロホンの収
音部と胴部のみを覆うようにしても、あるいは両端が開
口した円筒体で構成し、マイクロホンの胴部のみを覆う
ようにしてもよい。また、保持部材14はワイヤ状のもの
で構成されているが、細帯状の板状体で構成しても、あ
るいは、金属あるいはナイロン等伸縮性に富む合成樹脂
でネット状に構成し、その内部に弾性保護部材17を収納
するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のマイクロホン保持装置は、マ
イクロホンの少なくとも外周部を覆う弾性保護部材と、
一端がシャフト部材に固定され、弾性保護部材の外周を
複数回巻回するようにして弾性的に挾持する保持部材と
で構成されているので、マイクロホンは弾性的に保持さ
れ、被取付け部材からの機械振動を吸収することができ
るとともに、マイクロホンに直接的に加えられる衝撃に
対しても保護することができる。さらに、弾性保護部材
で覆われたマイクロホンは伸縮性のある保持部材により
保持されるので、マイクロホンの外径が多少異なってい
ても、保持部材の弾性により吸収することができ、各種
のマイクロホンを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のマイクロホン保持装置の一実施例を
示す斜視図、第2図は、マイクロホンとともにその弾性
保護部材を示す一部切断側面図、第3図は第1図に示す
マイクロホン保持装置と従来のマイクロホン保持装置に
おける機械振動の周波数特性を比較して示すグラフ、第
4図は従来のマイクロホン保持装置の一例を示す斜視図
である。 図面において、1はドラム、2はヘッド、3はシェル、
11は挾持部材、12は振動吸収材、13はシャフト部材、14
は保持部材、15はねじ、16はマイクロホン、17は弾性保
護部材、18は開口部、19は溝、20は収音部、21は胴部、
22はリング部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付け部材に着脱可能に取付けられるク
    リップ部と、一端が前記クリップ部に接続された角度調
    整可能なシャフト部材と、このシャフト部材の他端に取
    付けられたマイクロホンホルダとを有するマイクロホン
    保持装置において、前記マイクロホンホルダはマイクロ
    ホンの少なくとも外周部を覆う弾性保護部材と、一端が
    前記シャフト部材に固定され、前記弾性保護部材の外周
    を弾性的に挾持する保持部材とで構成されていることを
    特徴とするマイクロホン保持装置。
JP14242988U 1988-10-31 1988-10-31 マイクロホン保持装置 Expired - Lifetime JPH0715256Y2 (ja)

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JP14242988U JPH0715256Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 マイクロホン保持装置

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JP14242988U JPH0715256Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 マイクロホン保持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0262889U JPH0262889U (ja) 1990-05-10
JPH0715256Y2 true JPH0715256Y2 (ja) 1995-04-10

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ID=31408376

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JP6319800B2 (ja) * 2014-07-29 2018-05-09 株式会社オーディオテクニカ マイクロホンホルダ
WO2017169213A1 (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 株式会社巴川製紙所 ガンマイク用風防

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