JP3004768U - 消音ドラムヘッド - Google Patents

消音ドラムヘッド

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JP3004768U
JP3004768U JP1994007400U JP740094U JP3004768U JP 3004768 U JP3004768 U JP 3004768U JP 1994007400 U JP1994007400 U JP 1994007400U JP 740094 U JP740094 U JP 740094U JP 3004768 U JP3004768 U JP 3004768U
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JP
Japan
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drum
drum head
absorbing material
vibration absorbing
sound deadening
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JP1994007400U
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English (en)
Inventor
芳輝 星野
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星野楽器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手持ちのドラムセットを利用することができ
るので極めて経済的であるだけでなく、充分な消音効果
を有ししかも実際のドラムの打叩感が得られる消音ドラ
ムヘッドを提供する。 【構成】 ドラムヘッド15の打面の反対側に振動吸収
材19が貼設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は消音ドラムヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、アコースティックドラムの打叩音はかなりの音量となるため、防音 設備のない一般の家屋で練習する場合には、発生する音が近隣に迷惑を及ぼすお それがある。特に夜間などではかかる騒音の発生は問題であり、充分な練習が行 なえないでいた。そのため、打叩音の小さいトレーニング用のドラムセットを用 いたり、ドラムヘッド上にラバーパットを載置し、当該ラバーパットを介してド ラムを打叩する方法が行なわれている。
【0003】 しかしながら、前者の方法では、通常のドラムセットとは別にトレーニング用 ドラムのドラムセットを新たに購入しなければならず、金銭的に負担が大きいと いう問題がある。一方、後者の方法は、手持ちのドラムセットをそのまま用いる ことができ経済的であり、しかもドラムの振動がラバーパットによって吸収され るので打叩音は小さくなる。
【0004】 しかるに、ラバーパットを打叩するので、スティックから受ける打叩感や振動 が実際のドラムヘッドの場合とは異なり、微妙なスティック操作の練習をするに は満足のいくものではなかった。さらに、単にドラムヘッド上にラバーパットを 載置しただけであるので、ラバーパット自体がドラムヘッド上で別個に振動し不 快な振動音を生じやすい問題もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、このような問題を解決するために提案されたものであって、手持 ちのドラムセットを利用することができるので極めて経済的であるだけでなく、 充分な消音効果を有ししかも実際のドラムの打叩感が得られる消音ドラムヘッド を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、ドラムヘッドに振動吸収材を貼設してなる消音ドラム ヘッドに係る。
【0007】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の消音ドラムヘッドを取り付けたドラムの一例を示す平面図、 図2はその2−2線における断面図、図3はその要部を拡大した図、図4はこの 考案の他の例を示す図、図5は同じく他の例を示す平面図、図6はさらに他の例 を示す平面図である。
【0008】 図1および図2にこの考案の消音ドラムヘッドが適用されたドラム10を示す 。図中の符号11はドラム胴、12はブラケット、13はラグ、14はラグボル ト、18はラグ取付ボルトである。ドラムヘッド15は、前記ドラム胴11にド ラムフープ16によって取り付けられている。ドラムフープ16の外周には適宜 数のラグボルト取付部17が設けられており、ラグボルト14が前記ラグボルト 取付部17を介してラグ13に螺着されている。前記ドラムヘッド15の張力は 、前記ラグボルトの締付量を増減することによって調節される。
【0009】 本実施例において、前記ドラムヘッド15は、図3に示されるように、二枚の ヘッド部材15a,15aよりなり、振動吸収材19がこれらヘッド部材15a の間に挟まれた状態で貼設されている。
【0010】 振動吸収材19は、通常のドラムを用いた場合の打叩感を保持しながらドラム ヘッド15の振動を吸収し発生する打叩音を小さくするためのもので、薄いシー ト状のゴムまたはプラスチックがドラム10の打面形状に合わせた略円形に形成 されてなる。この振動吸収材19は、ドラムヘッド15の打面上または打面反対 側のいずれに設けてもよいが、スティックによる打叩感をより自然なものに近づ けるため、図のように、打面反対側に設けることが好ましい。
【0011】 この振動吸収材19としては、ウレタン樹脂からなる超低弾性ゴムが好適で、 たとえば商品名「ゲルナック」(株式会社日本オートメーション製)が挙げられ る。また、発泡シートやフェルト材なども好ましく用いることができる。さらに 、前記振動吸収材19の材質や厚みまたは貼設面積および位置を適宜に変えるこ とによって、消音の程度や打叩感を種々に変化させることができる。
【0012】 なお、前記振動吸収材19は、あらかじめ練習用ドラムヘッドの打面に貼設し ておき、必要な時に、通常のドラムヘッドを前記練習用ドラムヘッドに交換する だけで、手持ちのドラムセットに簡単にかつ速やかに消音性能を付与することが できる。そのため、トレーニング用の消音ドラムを購入する必要がなく、経済的 で実用的である。しかも、用いられる振動吸収材19は薄く、打面の反対側に貼 設されているので、実際のドラムの打叩感と遜色がなく、微妙なスティック操作 の練習にも好適である。
【0013】 図4ないし図6はこの考案の他の例を示したもので、図4は,振動吸収材をド ラムヘッドの打面反対側に貼設した例である。符号20はドラム、21はドラム 胴、25はドラムヘッド、26はドラムフープ、29は振動吸収材である。
【0014】 また、図5は振動吸収材を環状形に形成してドラムヘッドの縁部に貼設した例 である。符号30はドラム、34はラグボルト、35はドラムヘッド、36はド ラムフープ、39は振動吸収材である。本例において振動吸収材39はドラムヘ ッド35の縁部に貼設されていて、スティックが直接当たる中央部分には貼設さ れていないため、スティックによる打叩感がより自然なものとなる。
【0015】 さらに、図6は振動吸収材をドラムヘッドに点在させた例である。本例では、 小さな円板状に形成された振動吸収材49がドラムヘッド45の打面に散点状に 貼設されている。符号40はドラム、44はラグボルト、46はドラムフープで ある。
【0016】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の消音ドラムヘッドによれば、通常のド ラムセットをそのまま利用することができるので、極めて経済的である。また、 本考案によれば、ドラムヘッドを強く叩いても充分な消音性を有しつつしかも実 際のドラムの打叩感を得ることができるので、微妙なスティック操作の練習に好 適である。また、特に一般家屋内での練習や夜間の練習などに有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の消音ドラムヘッドを取り付けたドラ
ムの一例を示す平面図である。
【図2】その2−2線における断面図である。
【図3】その要部を拡大した図である。
【図4】この考案の他の例を示す図である。
【図5】同じく他の例を示す平面図である。
【図6】さらに他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ドラム 11 ドラム胴 12 ブラケット 13 ラグ 15 ドラムヘッド 16 ドラムフープ 19 振動吸収材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムヘッドに振動吸収材を貼設してな
    る消音ドラムヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、振動吸収材を打面の
    反対側に貼設してなる消音ドラムヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、振動吸収材
    をドラムヘッドの縁部に環状に貼設してなる消音ドラム
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、振動吸収材
    をドラムヘッドに散点状に貼設してなる消音ドラムヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    振動吸収材がゴムまたはプラスチックシートからなる消
    音ドラムヘッド。
JP1994007400U 1994-05-30 1994-05-30 消音ドラムヘッド Expired - Lifetime JP3004768U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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