JP3756661B2 - シンバル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シンバルに関し、さらに詳細には、練習用シンバルあるいは電子シンバルとして用いて好適なシンバルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アコースティック楽器としてのシンバルは、その全体がリン青銅などの硬い金属材料により厚さの薄い(例えば、略1mm程度)略円盤状、即ち、略円形の平板状の板状体として形成されている。
【0003】
こうしたシンバルは、スティックなどの打撃体により打撃した際に発生される音(打撃音)が極めて大音量であるために、狭い室内などで練習を行うには不向きであった。
【0004】
このため、近年においては、スティックなどの打撃体の打撃により発生される打撃音の音量を抑制した練習用シンバルが提案されている。
【0005】
また、スティックなどの打撃体の打撃により発生される打撃音の音量を抑制するとともに、当該スティックなどの打撃体の打撃による打撃力を検出して、当該打撃力に基づいて楽音の生成を制御するようにした電子シンバルも提案されている。
【0006】
ところで、上記した従来の練習用シンバルや電子シンバルは、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃音を小さくするために、リン青銅などの硬い金属材料に代えてプラスチックなどの合成樹脂材料を用いて形成したり、あるいはリン青銅などの硬い金属材料を用いて形成した場合には、当該リン青銅などの硬い金属材料の表面の打撃部位にゴムなどの緩衝板を貼り付け、当該緩衝板の上をスティックなどの打撃体により打撃するようになされていた。
【0007】
しかしながら、アコースティック楽器としてのシンバルはリン青銅などの硬い金属材料そのものにより形成され、リン青銅などの硬い金属材料の表面をスティックなどの打撃体により打撃するものであるため、上記したプラスチック製の練習用シンバルや電子シンバル、あるいはリン青銅などの硬い金属材料の表面の打撃部位にゴムなどの緩衝板を貼り付けた練習用シンバルや電子シンバルと比較すると、スティックなどの打撃体により打撃した際の当該打撃体の跳ね返りやシンバル全体の揺れの状態などといった打撃感が大きく異なっており、演奏者に違和感を与えるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃音の発生を抑制する一方で、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃感がアコースティック楽器としてのシンバルに近くなるようにして、演奏者に与える違和感を軽減した練習用シンバルおよび電子シンバルとして用いて好適なシンバルを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるシンバルは、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃感がアコースティック楽器としてのシンバルに近くなるように金属材料を用いてシンバル全体を形成するとともに、シンバル全体に小さな孔を多数開けることによって振動面積を減らし、かつ、振動の分散を図って振動の減衰を促進させ、さらに外周縁部に緩衝部材を配設することによってシンバルを打撃した際の振動を緩衝部材に吸収させることにより、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃音が小さくなるようにしたものである。このため、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃音の発生が抑制される一方で、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃感がアコースティック楽器としてのシンバルに近くなり、演奏者に与える違和感が軽減される。
【0010】
即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、全体が金属材料により厚さの薄い略平板状の板状体として構成され、上記板状体に上記板状体の厚さ方向に延長する小径の貫通孔を全面積に対する開孔率が15%〜30%の割合となるように穿設し、上記板状体の外周縁部に緩衝部材を配設するようにしたものである。
【0011】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、シンバルをスティックなどの打撃体により打撃した際には、シンバル全体が金属材料により形成されているので、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃体の跳ね返りやシンバル全体の揺れの状態などといった打撃感がアコースティック楽器としてのシンバルと極めて近いものとなる一方で、シンバルに小径の貫通孔が多数穿設されているので、シンバルがスティックなどの打撃体により打撃された際のシンバル全体の振動面積が減少され、かつシンバルの表面あるいは裏面を伝達する振動波が貫通孔によってその伝達を遮断されて振動の分散が図られ、打撃による振動の減衰が早められることになり、その結果、シンバルを打撃した際の打撃音は、アコースティック楽器としてのシンバルと比較すると著しく小さなものとなる。しかも、シンバルの外周縁部に緩衝部材が配設されているので、シンバルを打撃した際の振動が緩衝部材によっても吸収されるため、シンバルを打撃した際の打撃音を一層小さくすることができる。
【0014】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記板状体の少なくとも打撃体により打撃される側の表面にシートを配設するようにしたものである。
【0015】
従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、シンバルを打撃した際の振動がシートによっても吸収されるので、シンバルを打撃した際の打撃音を一層小さくすることができる。
【0016】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記板状体の少なくとも打撃体により打撃される側の表面にコーティングにより緩衝面を形成するようにしたものである。
【0017】
従って、本発明のうち請求項3に記載の発明によれば、シンバルを打撃した際の振動が緩衝面によっても吸収されるので、シンバルを打撃した際の打撃音を一層小さくすることができるとともに、スティックなどの打撃体による打撃の際における接触音が緩和することができる。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、上記板状体のいずれか一方の面に振動検出センサーを配設するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明によるシンバルの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0019】
なお、以下の説明においては、本発明によるシンバルを電子シンバル10として構成した場合を中心に説明するが、電子シンバル10からクッション性両面テープ20および振動センサー22を取り外した状態のものが練習用シンバルに相当する。
【0020】
図1は本発明によるシンバルの第1の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図であり、図2は図1のII−II線による一部断面図であり、図3は図1のIII−III線による一部断面図である。
【0021】
この電子シンバル10は、その全体が鉄などの金属材料により厚さの薄い(例えば、略1mm程度)略円盤状、即ち、略円形の平板状の板状体として形成されており、その中央部には板状体の厚さ方向、即ち、表面12から裏面14に沿って貫通する取付用貫通孔16が穿設されていて、この取付用貫通孔16内に支持棒(図示せず)を挿通し、当該支持棒に電子シンバル10を係止支持するものである。
【0022】
また、電子シンバル10は、取付用貫通孔16を除く板状体の略全面にわたって、板状体の厚さ方向、即ち、表面12から裏面14に沿って貫通する小径の貫通孔18が多数穿設されている(なお、図面を見やすくするために、図1、図6、図7、図11および図14において貫通孔18は一部のみを図示しているが、電子シンバル10の板状体の全体にわたって穿設されているものである。)。
【0023】
ここで、貫通孔18の大きさは、電子シンバル10を打撃するためのスティックなどの打撃体が貫通孔18から抜けでたり、あるいは貫通孔18の縁に引っかかったりしない程度の大きさ、例えば、直径数mm程度、具体的には、約5mm程度以下であることが好ましい。
【0024】
また、貫通孔18の開口部の形状は円形状に限られるものではなく、楕円形状や多角形状など任意の形状を製造上の都合により選択することができるものであるが、電子シンバル10の表面12あるいは裏面14の全面積に対する開孔率は、後述する打撃音の抑制効果ならびに電子シンバル10の強度確保の観点から、例えば、約15%〜30%程度とすることが好ましい。
【0025】
さらに、電子シンバル10の裏面14の取付用貫通孔16の近傍には、クッション性両面テープ20を介してスティックなどの打撃体の打撃による打撃力を検出するための振動センサー22が貼り付けられている。この振動センサー22は、図4のブロック構成図に示すように音源100に接続されている。
【0026】
ここで、音源100は、エンベロープ抽出部102と、アナログ/デジタル(A/D)変換部104と、CPU(中央処理装置)106と、音源部108とより構成されている。
【0027】
以上の構成において、この電子シンバル10をスティックなどの打撃体により打撃した際には、電子シンバル10全体が鉄などの金属材料により形成されているので、スティックなどの打撃体により打撃した際の打撃体の跳ね返りやシンバル全体の揺れの状態などといった打撃感がアコースティック楽器としてのシンバルと極めて近いものとなる。
【0028】
一方、電子シンバル10の板状体の全面に小径の貫通孔18が多数穿設されているので、電子シンバル10がスティックなどの打撃体により打撃された際の電子シンバル10全体の振動面積が減少され、かつ電子シンバル10の表面12あるいは裏面14を伝達する振動波が貫通孔18によってその伝達を遮断されて振動の分散が図られ、打撃による振動の減衰が早められることになる。その結果、電子シンバル10を打撃した際の打撃音は、アコースティック楽器としてのシンバルと比較すると著しく小さなものとなる。
【0029】
また、電子シンバル10に対する打撃は、振動センサー22によって検出され、その振動センサー出力波形(図5(a))はエンベロープ抽出部102に供給される。そして、エンベロープ抽出部102は供給された振動センサー出力波形を半波整流して整形し、整形したエンベロープ波形(図5(b))をA/D変換器104へ供給する。
【0030】
A/D変換器104は供給されたエンベロープ波形をディジタル信号に変換して、そのディジタル信号をCPU106へ供給する。
【0031】
CPU106は、A/D変換器104から供給されたディジタル信号より打撃による出力波形の最大値を検知し、検知した最大値をベロシティとした楽音を生成するように音源部108に発音指示を出力する。そして、CPU106から発音指示を受けた音源部108は、当該発音指示に応じて予め設定されたリリース・タイムの楽音を生成して空間に放音する。
【0032】
従って、電子シンバル10をスティックなどの打撃体により打撃することにより、当該打撃力に基づいて電子的に楽音を生成することができる。
【0033】
また、電子シンバル10からクッション性両面テープ20および振動センサー22を取り外した状態においては、当該打撃力に基づいて電子的に楽音が生成されることはなく、当該電子シンバル10を練習用シンバルとして用いることができる。
【0034】
なお、電子シンバル10をスティックなどの打撃体により打撃した際の振動は、電子シンバル10の当該打撃部位から電子シンバル10の表面12ならびに裏面14を同心円状に伝達されるので、図6に示すように、電子シンバル10の中央部、即ち、取付用貫通孔16を中心として同心円状に貫通孔18を配列すると、スティックなどの打撃体により電子シンバル10を打撃した際の振動、特に、電子シンバル10の略中央部を打撃した際の振動波が貫通孔18によってその伝達を効率的に遮断されて振動の分散が図られ、打撃による振動の減衰がより早めることができる。その結果、スティックなどの打撃体により打撃された際の打撃音を一層効果的に抑制することができる。
【0035】
なお、電子シンバル10を形成するための金属材料としては、打撃に耐えられる硬度があればよいので、鉄の他に種々の材料を用いることができるものであり、例えば、錫や亜鉛やこれらの合金などを適宜用いることができる。
【0036】
また、電子シンバル10を形成するための金属材料としてアコースティック楽器としてのシンバルに用いるリン青銅を使用してもよいが、リン青銅よりも硬度が低い金属材料、例えば、鉄などを用いた方が、打撃感はリン青銅のものと遜色がないにもかかわらず、打撃音の音量をより小さく抑制することができる。
【0037】
図7には本発明によるシンバルの第2の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図が示されており、図8には図7のVIII−VIII線による一部断面図が示されている。
【0038】
この第2の実施の形態は、上記した第1の実施の形態による電子シンバル10の外周縁部にゴムや合成樹脂などの弾性材料よりなる緩衝部材200を係合させて配設している点においてのみ、上記した第1の実施の形態と異なる。
【0039】
ここで、電子シンバル10の外周縁部と緩衝部材200との係合の態様は、図8に示すように、電子シンバル10の表面12と緩衝部材200の表面200aとが所定の角度αをなすように係合させてもよいし、あるいは、図9に示すように、電子シンバル10の表面12と緩衝部材200の表面200aとが平行になるように係合させてもよい。
【0040】
この第2の実施の形態においては、電子シンバル10の外周縁部と緩衝部材200が係合されているので、電子シンバル10を打撃した際の振動が緩衝部材22によっても吸収されるので、電子シンバル10を打撃した際の打撃音を一層小さくすることができる。
【0041】
また、この第2の実施の形態においては、電子シンバル10の外周縁部が緩衝部材200により保護されることになるので、図10に示すようなスティック202による電子シンバル10の外周縁部の部位への打撃に対して、緩衝部材200が当該打撃による打撃力を吸収するので、当該打撃による電子シンバル10の外周縁部の変形を抑止することができる。
【0042】
図11には本発明によるシンバルの第3の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図が示されており、図12には図11のXII−XII線による一部断面図が示されている。
【0043】
この第3の実施の形態は、電子シンバル10の表面12にシート204を被覆した点においてのみ、上記した第1の実施の形態と異なる。
【0044】
ここで、シート204は、通気性がよく、かつ、スティックなどの打撃体による打撃の際における電子シンバル10とスティックなどの打撃体との接触音を緩和するような柔軟性があるとともに、スティックなどの打撃体により打撃されても容易に破れることのない丈夫な材料、例えば、綿布、フェルト、ナイロン・シートあるいはポリエステル・シートなどが好ましい。
【0045】
また、シート204は、あまり厚すぎるとスティックなどの打撃体により打撃した際の跳ね返りを損ねるため好ましくない。
【0046】
なお、電子シンバル10の表面にシート204を被覆する際には、電子シンバル10の表面にシート204を粘着や接着したりすればよいものであるが、粘着層や接着層も通気性があることが好ましい。
【0047】
この第3の実施の形態においては、電子シンバル10を打撃した際の振動がシート204によっても吸収されるので、電子シンバル10を打撃した際の打撃音を一層小さくすることができる。
【0048】
また、シート204として柔軟性のあるもの使用した場合には、図13に示すようにスティック202による打撃の際における電子シンバル10とスティック202との接触音が緩和される。
【0049】
なお、上記した第3の実施の形態において、電子シンバル10の表面12にシート204を被覆するだけでなく、電子シンバル10の裏面14にもシート204を被覆するようにしてもよい。
【0050】
図14には本発明によるシンバルの第4の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図が示されており、図15には図14のXV−XV線による一部断面図が示されている。
【0051】
この第4の実施の形態は、電子シンバル10の表面12および貫通孔18の壁面18aに、貫通孔18を閉塞しないようようにしてゴムや合成樹脂などの弾性材料をコーティングして緩衝面206を形成した点においてのみ、上記した第1の実施の形態と異なる。
【0052】
この第4の実施の形態においては、電子シンバル10を打撃した際の振動が緩衝面206によっても吸収されるので、電子シンバル10を打撃した際の打撃音を一層小さくすることができるとともに、スティックなどの打撃体による打撃の際におけるスティックと緩衝面206との接触音が緩和される。
【0053】
なお、上記した第4の実施の形態において、図16に示すように、電子シンバル10の裏面14にも緩衝面206を形成した場合には、電子シンバル10の外表面全体が緩衝面206によって覆われるようになり、緩衝面206による電子シンバル10を打撃した際の振動の吸収効果が一層顕著になる。
【0054】
また、電子シンバル10の形状は略円盤状(略円形の平板状)に限られるものではなく、平板状であるならば楕円形状あるいは多角形状など任意の形状として構成してよいことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、スティックなどにより打撃した際の打撃音の発生を抑制することができる一方で、スティックなどにより打撃した際の打撃感がアコースティック楽器としてのシンバルに近くなり、演奏者に与える違和感を軽減することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシンバルの第1の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図である。
【図2】図1のII−II線による一部断面図であある。
【図3】図1のIII−III線による一部断面図である。
【図4】電子シンバルの楽音制御メカニズムを示すブロック構成図である。
【図5】(a)は振動センサー出力波形を示し、(b)はエンベロープ波形を示す。
【図6】貫通孔の配列の一例を示す概略構成平面図である。
【図7】本発明によるシンバルの第2の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線による一部断面図である。
【図9】電子シンバルの外周縁部と緩衝部材との係合の態様の変形例を示す、図8に対応する図7のVIII−VIII線による一部断面図である。
【図10】スティックによる緩衝部材を係合された電子シンバルの外周縁部の部位への打撃を示す説明図である。
【図11】本発明によるシンバルの第3の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図である。
【図12】図11のXII−XII線による一部断面図である。
【図13】スティックによるシートを被覆した電子シンバルへの打撃を示す説明図である。
【図14】本発明によるシンバルの第4の実施の形態としての電子シンバルを示す概略構成斜視図である。
【図15】図14のXV−XV線による一部断面図である。
【図16】電子シンバルへの緩衝面の形成の態様の変形例を示す、図15に対応する図14のXV−XV線による一部断面図である。
【符号の説明】
10 電子シンバル
12 表面
14 裏面
16 取付用貫通孔
18 貫通孔
20 クッション性両面テープ
22 振動センサー
100 音源
102 エンベロープ検出部
104 アナログ/デジタル(A/D)変換部
106 中央処理装置(CPU)
108 音源部
200 緩衝部材
202 スティック
204 シート
206 緩衝面
Claims (4)
- 全体が金属材料により厚さの薄い略平板状の板状体として構成され、前記板状体に前記板状体の厚さ方向に延長する小径の貫通孔を全面積に対する開孔率が15%〜30%の割合となるように穿設し、前記板状体の外周縁部に緩衝部材を配設したシンバル。
- 請求項1に記載のシンバルにおいて、
前記板状体の少なくとも打撃体により打撃される側の表面にシートを配設したシンバル。 - 請求項1に記載のシンバルにおいて、
前記板状体の少なくとも打撃体により打撃される側の表面にコーティングにより緩衝面を形成したシンバル。 - 請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のシンバルにおいて、
前記板状体のいずれか一方の面に振動検出センサーを配設したシンバル。
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