JP2894937B2 - ドラムの支持構造 - Google Patents
ドラムの支持構造Info
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- JP2894937B2 JP2894937B2 JP6015975A JP1597594A JP2894937B2 JP 2894937 B2 JP2894937 B2 JP 2894937B2 JP 6015975 A JP6015975 A JP 6015975A JP 1597594 A JP1597594 A JP 1597594A JP 2894937 B2 JP2894937 B2 JP 2894937B2
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- hoop
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/01—General design of percussion musical instruments
- G10D13/02—Drums; Tambourines with drumheads
-
- G—PHYSICS
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- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/10—Details of, or accessories for, percussion musical instruments
- G10D13/28—Mountings or supports for individual drums
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はドラムの支持構造に関
し、特にはドラムの音響効果を妨げることなくドラムを
支持することのできるドラムの支持構造に関する。
し、特にはドラムの音響効果を妨げることなくドラムを
支持することのできるドラムの支持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、タムタムと呼ばれる中太鼓の支
持構造を図７に示す。図中の符号７０は中太鼓、７１は
ドラム胴、７２はブラケット、７３はラグ、７４はドラ
ム保持ロッド、７５は保持スタンドである。中太鼓７０
は、そのドラム胴７１中央部にブラケット７２が取り付
けられていて、前記ブラケット７２に挿入されたドラム
保持ロッド７４を介してボルト７６によって保持スタン
ド７５に固定される。
持構造を図７に示す。図中の符号７０は中太鼓、７１は
ドラム胴、７２はブラケット、７３はラグ、７４はドラ
ム保持ロッド、７５は保持スタンドである。中太鼓７０
は、そのドラム胴７１中央部にブラケット７２が取り付
けられていて、前記ブラケット７２に挿入されたドラム
保持ロッド７４を介してボルト７６によって保持スタン
ド７５に固定される。
【０００３】しかしながら、この構造にあっては、中太
鼓７０の全重量がドラム胴７１のブラケット取り付け位
置に加わるため、長期間の使用の間には前記ドラム胴７
１に局所的な歪みやねじれを生じるおそれがある。かか
る歪みはドラム胴の均一かつ効果的な振動を妨げ、打叩
による胴の鳴りを最大限に生かすことができなくなると
いう問題がある。
鼓７０の全重量がドラム胴７１のブラケット取り付け位
置に加わるため、長期間の使用の間には前記ドラム胴７
１に局所的な歪みやねじれを生じるおそれがある。かか
る歪みはドラム胴の均一かつ効果的な振動を妨げ、打叩
による胴の鳴りを最大限に生かすことができなくなると
いう問題がある。
【０００４】そのため、本出願人は先に、ドラム胴の上
下のフープに取付部を介して支持板を設け、該支持板に
ブラケットを設けることによるドラムの支持構造を提案
した。この構造では、ブラケットとドラム胴とが接触し
ていないので、ドラム胴の振動を妨げることは防止され
るが、しかしながら、今度は上下のドラムフープの取付
部に局部的に対してドラムの重みが加わるため、かかる
部分には捩じれなどが発生することがある。ドラムの打
叩音は、ドラム胴のみならずドラムヘッド、ドラムフー
プおよびラグなどの付属部品を含めた全体で共鳴して発
生するため、前記胴以外の部分に対してもこのような歪
みやねじれをできるだけ防止することが望ましい。
下のフープに取付部を介して支持板を設け、該支持板に
ブラケットを設けることによるドラムの支持構造を提案
した。この構造では、ブラケットとドラム胴とが接触し
ていないので、ドラム胴の振動を妨げることは防止され
るが、しかしながら、今度は上下のドラムフープの取付
部に局部的に対してドラムの重みが加わるため、かかる
部分には捩じれなどが発生することがある。ドラムの打
叩音は、ドラム胴のみならずドラムヘッド、ドラムフー
プおよびラグなどの付属部品を含めた全体で共鳴して発
生するため、前記胴以外の部分に対してもこのような歪
みやねじれをできるだけ防止することが望ましい。
【０００５】一方、ドラムの打叩の際の振動エネルギー
がブラケットやタムホルダーを介してスタンドに伝わる
ことがあり、演奏中にスタンドが動いたり前記ブラケッ
トやタムホルダーの締付ボルトが緩む原因ともなってい
る。そのため、前記エネルギーをスタンド側に伝えるこ
となく、ドラムそのものを効果的に振動させることので
きるドラムの支持構造が要求されている。
がブラケットやタムホルダーを介してスタンドに伝わる
ことがあり、演奏中にスタンドが動いたり前記ブラケッ
トやタムホルダーの締付ボルトが緩む原因ともなってい
る。そのため、前記エネルギーをスタンド側に伝えるこ
となく、ドラムそのものを効果的に振動させることので
きるドラムの支持構造が要求されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
問題点に鑑み提案されたものであって、ドラムに局所的
な歪みやねじれを発生させることなく柔軟かつ確実に支
持し、またドラムの振動がスタンド側に伝わるのを防い
でドラム本来の共鳴機能を最大限に生かすことのできる
ドラムの支持構造を提供しようとするものである。
問題点に鑑み提案されたものであって、ドラムに局所的
な歪みやねじれを発生させることなく柔軟かつ確実に支
持し、またドラムの振動がスタンド側に伝わるのを防い
でドラム本来の共鳴機能を最大限に生かすことのできる
ドラムの支持構造を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
ドラムを支持部材を介してドラム保持部に支持する構造
であって、前記ドラムのトップ側ドラムヘッドを締着す
るフープには少なくとも３ケ所のフープ側取付孔を有す
るフランジ状のフープ側取付部が設けられており、前記
支持部材は前記ドラム保持部に支持されるブラケット部
と前記フープの外周側に位置するように配設されたアー
ム部を含み、前記支持部材には前記フープ側取付孔の下
側に対応する位置に支持部材側取付孔を有するフランジ
状の支持部材側取付部が設けられていて、下側ボルト部
と上側ボルト部との間に振動吸収材料よりなる振動吸収
部を一体に有する取付ボルトを用い、前記取付ボルトの
下側ボルト部を前記支持部材側取付孔に挿通して下側ナ
ットにより固定するとともに、前記取付ボルトの上側ボ
ルト部を前記フープ側取付孔に挿通して上側ナットによ
り固定するようにしたことを特徴とするドラムの支持構
造に係る。
ドラムを支持部材を介してドラム保持部に支持する構造
であって、前記ドラムのトップ側ドラムヘッドを締着す
るフープには少なくとも３ケ所のフープ側取付孔を有す
るフランジ状のフープ側取付部が設けられており、前記
支持部材は前記ドラム保持部に支持されるブラケット部
と前記フープの外周側に位置するように配設されたアー
ム部を含み、前記支持部材には前記フープ側取付孔の下
側に対応する位置に支持部材側取付孔を有するフランジ
状の支持部材側取付部が設けられていて、下側ボルト部
と上側ボルト部との間に振動吸収材料よりなる振動吸収
部を一体に有する取付ボルトを用い、前記取付ボルトの
下側ボルト部を前記支持部材側取付孔に挿通して下側ナ
ットにより固定するとともに、前記取付ボルトの上側ボ
ルト部を前記フープ側取付孔に挿通して上側ナットによ
り固定するようにしたことを特徴とするドラムの支持構
造に係る。
【０００８】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図１はこの発明の支持構造によって中太鼓を支
持した状態を示す正面図、図２はその２矢視図、図３は
図１の３矢視図、図４は支持部材の一例を示す正面図、
図５は図３の５−５線における拡大断面図、図６は取付
ボルトの一例を示す正面図である。
明する。図１はこの発明の支持構造によって中太鼓を支
持した状態を示す正面図、図２はその２矢視図、図３は
図１の３矢視図、図４は支持部材の一例を示す正面図、
図５は図３の５−５線における拡大断面図、図６は取付
ボルトの一例を示す正面図である。
【０００９】図１ないし図３に示されるように、この発
明の支持構造は、中太鼓などのドラム１０を、支持部材
２０を介してドラム保持部３０に柔軟に支持するための
ものである。本実施例において、前記ドラム保持部３０
は公知のタムホルダー３１であって、タムホルダーベー
ス３２を介してバスドラムＢに固定されている。なお、
このドラム保持部３０は床置き型のスタンドなどでもよ
い。前記タムホルダー３１には、クランプ部材３３によ
ってドラム支持ロッド３４が締付固定されており、この
ドラム支持ロッド３４に支持部材２０が取り付けられ
る。
明の支持構造は、中太鼓などのドラム１０を、支持部材
２０を介してドラム保持部３０に柔軟に支持するための
ものである。本実施例において、前記ドラム保持部３０
は公知のタムホルダー３１であって、タムホルダーベー
ス３２を介してバスドラムＢに固定されている。なお、
このドラム保持部３０は床置き型のスタンドなどでもよ
い。前記タムホルダー３１には、クランプ部材３３によ
ってドラム支持ロッド３４が締付固定されており、この
ドラム支持ロッド３４に支持部材２０が取り付けられ
る。
【００１０】支持部材２０はブラケット部２１とアーム
部２２，２２とを含み、図４から理解されるように、正
面視略Ｔ字形に形成される。ブラケット部２１は支持部
材２０とドラム保持部３０とを取り付けるためのもの
で、ブラケット取付ネジ２４によって取付板２５に固定
されている。このブラケット部２１は、前記ドラム支持
ロッド３４の一端を挟持することにより、ドラム保持部
３０に支持されている。符号２３は前記ブラケット部２
１の締付ボルトである。
部２２，２２とを含み、図４から理解されるように、正
面視略Ｔ字形に形成される。ブラケット部２１は支持部
材２０とドラム保持部３０とを取り付けるためのもの
で、ブラケット取付ネジ２４によって取付板２５に固定
されている。このブラケット部２１は、前記ドラム支持
ロッド３４の一端を挟持することにより、ドラム保持部
３０に支持されている。符号２３は前記ブラケット部２
１の締付ボルトである。
【００１１】アーム部２２，２２は、図２および図３の
ように、支持されるドラム１０のドラム胴１１の外周側
を囲む湾曲形状に形成され、溶接またはネジなどによっ
て前記取付板２５の上方左右に固定される。このアーム
部２２，２２は、ドラム１０のトップ側ドラムフープ１
２の外周下側に位置するように配設される。
ように、支持されるドラム１０のドラム胴１１の外周側
を囲む湾曲形状に形成され、溶接またはネジなどによっ
て前記取付板２５の上方左右に固定される。このアーム
部２２，２２は、ドラム１０のトップ側ドラムフープ１
２の外周下側に位置するように配設される。
【００１２】ここで、この発明の構造に用いられるトッ
プ側のドラムフープ１２について説明する。このドラム
フープ１２は、トップ側ドラムヘッド１３を締着するた
めのもので、その外周にはフープ側取付孔１５が形成さ
れたフランジ状のフープ側取付部１６が設けられてい
る。前記フープ側取付部１６は、その取付孔１５と後に
述べる支持部材側取付部２６の取付孔２７との間に取付
ボルト１７を介して固定されることにより、ドラム１０
を支持部材２０に支持する。フープ側取付部１６は、ド
ラム１０を複数の幅広い位置で支持することによって当
該ドラム１０の加重を分散して胴の歪みなどを防ぐため
のもので、少なくとも３ケ所形成される。この取付部１
６の位置は、ドラムを安定して支持するため、トップ側
ドラムフープ１２の円周上に広く分散させて設けること
が好ましい。なお、このフープ側取付部１６はドラムの
大きさや重量などによって、３ケ所より多く設けてもよ
い。
プ側のドラムフープ１２について説明する。このドラム
フープ１２は、トップ側ドラムヘッド１３を締着するた
めのもので、その外周にはフープ側取付孔１５が形成さ
れたフランジ状のフープ側取付部１６が設けられてい
る。前記フープ側取付部１６は、その取付孔１５と後に
述べる支持部材側取付部２６の取付孔２７との間に取付
ボルト１７を介して固定されることにより、ドラム１０
を支持部材２０に支持する。フープ側取付部１６は、ド
ラム１０を複数の幅広い位置で支持することによって当
該ドラム１０の加重を分散して胴の歪みなどを防ぐため
のもので、少なくとも３ケ所形成される。この取付部１
６の位置は、ドラムを安定して支持するため、トップ側
ドラムフープ１２の円周上に広く分散させて設けること
が好ましい。なお、このフープ側取付部１６はドラムの
大きさや重量などによって、３ケ所より多く設けてもよ
い。
【００１３】支持部材２０のアーム部２２の長さは支持
するドラム１０の大きさによって適宜に決定することが
できるが、ドラムを安定して支持するため、図３に示さ
れるように、ブラケット部２１の両側のアーム２２，２
２によってドラム胴１１の外周の約半周近くを囲む長さ
に設定される。なお、実施例では２つのアーム部２２，
２２によって構成したが、単一の部材から構成してもよ
い。
するドラム１０の大きさによって適宜に決定することが
できるが、ドラムを安定して支持するため、図３に示さ
れるように、ブラケット部２１の両側のアーム２２，２
２によってドラム胴１１の外周の約半周近くを囲む長さ
に設定される。なお、実施例では２つのアーム部２２，
２２によって構成したが、単一の部材から構成してもよ
い。
【００１４】図５に示したように、前記支持部材２０の
アーム部２２の内面および取付板２５の内面側には、前
記フープ側取付部１６の取付孔１５の下側に対応する位
置に、支持部材側取付孔２７を有するフランジ状の支持
部材側取付部２６が溶接またはネジなどによって設けら
れる。そして、図のように、支持部材側取付部２６の取
付孔２７と前記フープ側取付部１６の取付孔１５との間
に、取付ボルト１７を介在させて、両者が一体に固定さ
れる。
アーム部２２の内面および取付板２５の内面側には、前
記フープ側取付部１６の取付孔１５の下側に対応する位
置に、支持部材側取付孔２７を有するフランジ状の支持
部材側取付部２６が溶接またはネジなどによって設けら
れる。そして、図のように、支持部材側取付部２６の取
付孔２７と前記フープ側取付部１６の取付孔１５との間
に、取付ボルト１７を介在させて、両者が一体に固定さ
れる。
【００１５】取付ボルト１７は、前記フープ側取付部１
６と支持部材側取付部２６とを弾性的に連結するための
もので、図６に図示したように、下側ボルト部１９ｂと
上側ボルト部１９ａとの間に振動吸収材料よりなる振動
吸収部１８を一体に有する。この振動吸収部１８は、打
叩によるドラムの振動をその変形により吸収し、ドラム
自体を効果的に振動させ共鳴させるためのもので、硬質
または軟質ゴムや発泡体など、弾性を有する材質が好ま
しく用いられる。なお、図６の実施例に示したような防
振ゴム構造体が好ましく用いられる。
６と支持部材側取付部２６とを弾性的に連結するための
もので、図６に図示したように、下側ボルト部１９ｂと
上側ボルト部１９ａとの間に振動吸収材料よりなる振動
吸収部１８を一体に有する。この振動吸収部１８は、打
叩によるドラムの振動をその変形により吸収し、ドラム
自体を効果的に振動させ共鳴させるためのもので、硬質
または軟質ゴムや発泡体など、弾性を有する材質が好ま
しく用いられる。なお、図６の実施例に示したような防
振ゴム構造体が好ましく用いられる。
【００１６】なお、前記振動吸収部１８の形状や材質、
硬度などを適宜に変えたものを用意し、それぞれのドラ
ムの重量や大きさおよび打叩の衝撃に対して振動伝達率
が小さくなるように設定することにより、ドラムの種類
に応じてより高い防振効果を得ることができる。
硬度などを適宜に変えたものを用意し、それぞれのドラ
ムの重量や大きさおよび打叩の衝撃に対して振動伝達率
が小さくなるように設定することにより、ドラムの種類
に応じてより高い防振効果を得ることができる。
【００１７】前記取付ボルト１７は、図５のように、下
側ボルト部１９ｂを前記支持部材側取付孔２７に挿通し
て下側ナット２９により固定するとともに、その上側ボ
ルト部１９ａを前記フープ側取付孔１５に挿通して上側
ナット２８を螺着固定して、支持部材２０とドラム１０
とが連結される。
側ボルト部１９ｂを前記支持部材側取付孔２７に挿通し
て下側ナット２９により固定するとともに、その上側ボ
ルト部１９ａを前記フープ側取付孔１５に挿通して上側
ナット２８を螺着固定して、支持部材２０とドラム１０
とが連結される。
【００１８】なお、このドラム１０と支持部材２０との
取り付けおよび取り外しは、前記取付ボルト１７の上側
ナット２８を着脱することによって簡単かつ確実に行な
うことができる。
取り付けおよび取り外しは、前記取付ボルト１７の上側
ナット２８を着脱することによって簡単かつ確実に行な
うことができる。
【００１９】
【発明の効果】この発明構造によれば、ドラム胴がアー
ム部を有する支持部材の複数の取付部によって外側から
抱くように支持されるので、ドラムの重量が分散され極
めて安定的に支持される。特に、この発明構造にあって
は、ドラムは支持部材に対して下側ボルト部と上側ボル
ト部との間に振動吸収材料よりなる振動吸収部を一体に
有する取付ボルトを介して取り付けられるので、ドラム
の打叩によって発生する振動エネルギーが振動吸収部に
よって確実に吸収され、ブラケット部やドラム保持部へ
伝わることはない。そのため、かかる振動エネルギーは
ドラム全体の効果的な振動および打叩音の共鳴に用いら
れる。同時に、この振動吸収部が前記ドラムの重量およ
び打叩の衝撃に対して弾性的に変形し、ドラムを柔軟に
支持するので、胴やドラムヘッドなどに局所的な歪みな
どを発生させることがない。また、取付ボルトは下側ボ
ルト部と上側ボルト部を有しナットによりそれぞれドラ
ムフープおよび支持部材に螺着固定されるものであるか
ら、ドラムに対する支持部材の着脱あるいは取付ボルト
の交換を簡単かつ容易に行なうことができる。
ム部を有する支持部材の複数の取付部によって外側から
抱くように支持されるので、ドラムの重量が分散され極
めて安定的に支持される。特に、この発明構造にあって
は、ドラムは支持部材に対して下側ボルト部と上側ボル
ト部との間に振動吸収材料よりなる振動吸収部を一体に
有する取付ボルトを介して取り付けられるので、ドラム
の打叩によって発生する振動エネルギーが振動吸収部に
よって確実に吸収され、ブラケット部やドラム保持部へ
伝わることはない。そのため、かかる振動エネルギーは
ドラム全体の効果的な振動および打叩音の共鳴に用いら
れる。同時に、この振動吸収部が前記ドラムの重量およ
び打叩の衝撃に対して弾性的に変形し、ドラムを柔軟に
支持するので、胴やドラムヘッドなどに局所的な歪みな
どを発生させることがない。また、取付ボルトは下側ボ
ルト部と上側ボルト部を有しナットによりそれぞれドラ
ムフープおよび支持部材に螺着固定されるものであるか
ら、ドラムに対する支持部材の着脱あるいは取付ボルト
の交換を簡単かつ容易に行なうことができる。
【図１】この発明の支持構造によって中太鼓を支持した
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図２】その２矢視図である。
【図３】図１の３矢視図である。
【図４】支持部材の一例を示す正面図である。
【図５】図３の５−５線における拡大断面図である。
【図６】取付ボルトの一例を示す正面図である。
【図７】従来のドラムの支持構造によって中太鼓を支持
した例を示す正面図である。
した例を示す正面図である。
１０ ドラム １１ ドラム胴 １２ トップ側ドラムヘッド １５ フープ側取付孔 １６ フープ側取付部 １７ 取付ボルト １８ 振動吸収部 １９ａ 上側ボルト部 １９ｂ 下側ボルト部 ２０ 支持部材 ２１ ブラケット部 ２２ アーム部 ２６ 支持部材側取付部 ２７ 支持部材側取付孔 ２８ 上側ナット ２９ 下側ナット ３０ ドラム保持部
Claims (1)
- 【請求項１】 ドラムを支持部材を介してドラム保持部
に支持する構造であって、 前記ドラムのトップ側ドラムヘッドを締着するフープに
は少なくとも３ケ所のフープ側取付孔を有するフランジ
状のフープ側取付部が設けられており、 前記支持部材は前記ドラム保持部に支持されるブラケッ
ト部と前記フープの外周側に位置するように配設された
アーム部を含み、 前記支持部材には前記フープ側取付孔の下側に対応する
位置に支持部材側取付孔を有するフランジ状の支持部材
側取付部が設けられていて、 下側ボルト部と上側ボルト部との間に振動吸収材料より
なる振動吸収部を一体に有する取付ボルトを用い、前記
取付ボルトの下側ボルト部を前記支持部材側取付孔に挿
通して下側ナットにより固定するとともに、前記取付ボ
ルトの上側ボルト部を前記フープ側取付孔に挿通して上
側ナットにより固定するようにしたことを特徴とするド
ラムの支持構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015975A JP2894937B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | ドラムの支持構造 |
| US08/214,781 US5454288A (en) | 1994-01-14 | 1994-03-16 | Drum holder with drum hoop attachment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015975A JP2894937B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | ドラムの支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07210154A JPH07210154A (ja) | 1995-08-11 |
| JP2894937B2 true JP2894937B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=11903710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6015975A Expired - Lifetime JP2894937B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | ドラムの支持構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5454288A (ja) |
| JP (1) | JP2894937B2 (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3380450B2 (ja) * | 1997-11-27 | 2003-02-24 | 星野楽器株式会社 | ドラム用器具接続アダプタ |
| US6222107B1 (en) * | 2000-05-15 | 2001-04-24 | David Lo | Floor tom free-suspension system |
| US7730698B1 (en) * | 2004-12-16 | 2010-06-08 | Montano Louis M | Split crimper for heat sealing packaging material |
| JP5286791B2 (ja) | 2008-01-09 | 2013-09-11 | ヤマハ株式会社 | ドラムの支持構造 |
| DE202008005880U1 (de) * | 2008-04-28 | 2008-08-14 | Abdul-Salam, Bassam | Ständer für eine Trommel sowie diesbezügliche Trommel |
| US7960634B2 (en) | 2008-09-26 | 2011-06-14 | Gauger Gary L | Support system for percussion instruments |
| WO2010057287A1 (en) * | 2008-11-21 | 2010-05-27 | Duncan Mcbain | Bass drum support system |
| JP5441507B2 (ja) * | 2009-06-11 | 2014-03-12 | ローランド株式会社 | ドラム用ブラケット |
| JP5499545B2 (ja) | 2009-07-15 | 2014-05-21 | 株式会社サカエリズム楽器 | ドラムの支持構造及び該支持構造により支持されるドラム |
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| JP5735463B2 (ja) | 2012-07-24 | 2015-06-17 | 星野楽器株式会社 | ドラムの取付装置 |
| JP5753135B2 (ja) | 2012-07-24 | 2015-07-22 | 星野楽器株式会社 | ドラムの支持装置及びドラム |
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1994
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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