JPH08161949A - 碍子騒音防止具 - Google Patents

碍子騒音防止具

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JPH08161949A
JPH08161949A JP30630794A JP30630794A JPH08161949A JP H08161949 A JPH08161949 A JP H08161949A JP 30630794 A JP30630794 A JP 30630794A JP 30630794 A JP30630794 A JP 30630794A JP H08161949 A JPH08161949 A JP H08161949A
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insulator
socket
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noise
noise suppressor
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Katsuyoshi Kumofuji
勝義 雲藤
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソケット開口部に碍子騒音防止具を装着する
際、作業性が極めて良く効果的な作業が実施でき, 衝撃
を受けた際にもはずれにくい碍子騒音防止具を提供する
ことを目的とする。 【構成】 シリコーンゴムの如き弾性物質から形成さ
れ、碍子1相互を連結する連結ロッド4の露出部を覆う
ロッド覆部21と、上記連結ロッド4及び連結ロッドの
先端部に形成される係合子3を碍子内に収納させて結合
させるためのソケット部5の挿入開口部に挿入され挿入
開口部を閉じる突片部23とを備えた碍子騒音防止具に
おいて、上記突片部23の外周部に弾性シール部30を
形成したことをことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空電線を支持する碍
子が風圧にさらされて発生する騒音を防止するための碍
子騒音防止具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、鉄塔に架空電線を保留支持す
る際、図7に示すように磁器製本体1を連結金具2を介
して、ボールソケット方式あるいはクレビス方式によ
り、多岐に重ねて連結して碍子連を形成し、この碍子連
を介して鉄塔に架空送電線を支持させて、耐電圧特性を
向上させることが知られている。このような碍子連は、
風圧にさらされた場合この吹き付ける風の方向によって
は400〜800Hz程度の周波数帯の笛吹音のような
騒音を発生することがある。
【0003】出願人らは、先にその原因を究明しかかる
騒音の発生を抑止した騒音防止具を提案した(例えば特
願昭58−186210号)。図5はその騒音防止具2
0の斜視図である。この騒音防止具20はシリコーンゴ
ムの如き弾性物質から形成され、スリット22が形成さ
れた中空部29を有するロッド覆部21と、そのロッド
覆部21に設けられた逆L字形のアーム部24と蓋部2
5とから成る突片部23を備えている。
【0004】図6(a)及び(b)は、図5に示した騒
音防止具20を碍子連の連結ロッド4に装着した状態を
示し、突片部23の蓋部25は、係合子3が挿入される
ソケット穴5に蓋をするように取り付けられており、こ
れにより蓋部25がソケットの空隙をふさぎ、このソケ
ットの空隙部が騒音発生時にメガホン効果となるのを防
止するとともに騒音吸収のためのマス効果を期待するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5及
び図6の先願の発明において、碍子連結部から発生する
笛吹音を抑止するための突片部23がソケット穴5を弾
性物質で隙間なく塞ぐには、突片部23をソケット穴5
より0mmから1mm前後大きくする必要がある。これ
は一方では、突片部23をソケット部5に挿入する際の
大きな摩擦となり、挿入を困難にしていた。また、挿入
箇所が狭く、挿入に大きな力が必要であるため作業に熟
練を要し、作業工数増加に伴う経済性の悪い点等の不具
合や、個々の碍子においてソケット開口部の大きさのバ
ラツキがある場合、ソケット開口部と該騒音防止具の突
片部との間に空隙が生じるという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、装着時の作業性がきわめて良く効果的な作業が実
施でき, 衝撃を受けてもはずれにくい碍子騒音防止具を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シリコーンゴムの如き弾性物質から形成さ
れ、碍子相互を連結する連結ロッドの露出部を覆うロッ
ド覆部と、上記連結ロッド及び連結ロッドの先端部に形
成される係合子を碍子内に収納させて結合させるための
ソケット部の挿入開口部に挿入され挿入開口部を閉じる
ための突片部とを備えた碍子騒音防止具において、上記
突片部の外周部に弾性シール部を形成し、該弾性シール
部が上記突片部の外周部に沿って一体的に隆起させて凸
凹形状を形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、弾性物質で構成された突片
部の外周部は凸凹形状の弾性シール部が形成されるた
め、そこに接するソケット開口部の内壁との接面積は少
なくなり、当該碍子騒音防止具の挿入時の摩擦力は減少
する。また、突起片自体が弾性物質であり突起状の形状
を有することから、突片の突き出る方向に対して伸縮が
可能となり突片部とソケット開口部の内壁との間に空隙
が発生しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0010】図1は、本発明に係る碍子騒音防止具20
の具体例を示す斜視図であり、図2の(a)は側面図、
(b)は正面図を示す。
【0011】碍子騒音防止具20は、シリコーンゴムの
如き弾性物質で形成された碍子連結部分を覆うロッド覆
部21とソケット穴に蓋をするための突片部23を有
し、ロッド覆部21はその側壁が蛇腹形状である中空円
柱で構成され、連結ロッド4に被着するためのスリット
22を有し、突片部23は逆L字形のアーム部24とソ
ケットの開口部と同様の長円形を有する蓋部25とから
成り、この突片部23の外周部に沿って一体的に隆起さ
せて形成された弾性シール部30は2本の突起片26と
3つの平坦部27が交互に配置されて構成され、この突
起片26の三角突起28の断面は、その長辺が挿入方向
を向く三角形であり、シール部全体はクサビ形状を構成
している。
【0012】本発明の碍子騒音防止具20を碍子に装着
した状態を図3に示した。図3の(a)は側面図であ
り、(b)は正面図である。図4は装着時のシール部3
0と連結金具2のソケット開口部の拡大図であり、
(a)は装着後、(b)は装着前、矢印は蓋部25の挿
入方向を示している。
【0013】次に本実施例の作用を説明する。
【0014】先ず、3図(a),(b)に示すようにロ
ッド覆部21をそのスリット22から開いて碍子連のロ
ッド4に装着し、同時に突片部23の蓋部25を碍子連
結部のソケット開口部5に蓋をするように装着する。こ
の際、図4に示すように突片部23の外周部には弾性シ
ール部30の突起片26が設けられているため、装着が
容易となる。すなわち、図4(b)の状態から(a)の
ように、ソケット開口部5に挿入する際に、突片部23
の外周部のシール部30は突起片26と平坦部27が交
互に配置された形状のため、そこに接する連結金具2の
ソケット開口部との接面積は少なくなり、碍子騒音防止
具20の挿入時の摩擦力は減少する。更に、突起片26
の先端にある三角突起28が弾性物質で構成された、そ
の長辺が挿入方向を向く三角形状のため、蓋部25の挿
入がスムーズであり、三角突起28が自在にソケット開
口部5に応じて収縮するので挿入が容易であり、空隙が
発生しない。
【0015】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な利点が挙げられる。
【0016】(1)碍子連結後のソケット開口部に本発
明の碍子騒音防止具の突片部挿入時において、シールド
部を設けることによりソケット開口部の内壁と突片部の
外周部との間に生ずる摩擦を小さくすることができるた
め、取り付け作業を容易で迅速にすることができる。
【0017】(2)個々の碍子において、ソケット開口
部の大きさにバラツキが生じたり、スリートジャンプ等
の送電線から発生する衝撃を受けた際にても、弾性物質
から構成した突起片の伸縮により空隙が発生せず、突片
部が浮き上がり碍子騒音防止具がはずれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る騒音防止具の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の側面と正面を示す図である。
【図3】図1の騒音防止具を碍子に装着した状態を示す
図である。
【図4】ソケット部と本装置の挿入時の部分説明図であ
る。
【図5】従来の騒音防止具を示す斜視図である。
【図6】碍子連に図4の騒音防止具を装着した状態を示
す図である。
【図7】碍子の連結状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 碍子 2 連結金具 4 連結ロッド 5 ソケット部 21 ロッド覆部 23 突片部 24 アーム部 25 蓋部 26 突起片 30 弾性シール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーンゴムの如き弾性物質から形成さ
    れ、碍子相互を連結する連結ロッドの露出部を覆うロッ
    ド覆部と、上記連結ロッド及び連結ロッドの先端部に形
    成される係合子を碍子内に収納させて結合させるための
    ソケット部の挿入開口部に挿入され挿入開口部を閉じる
    突片部とを備えた碍子騒音防止具において、該突片部の
    外周部に弾性シール部を形成したことを特徴とする碍子
    騒音防止具。
  2. 【請求項2】上記弾性シール部が上記突片部の外周部に
    沿って一体的に隆起させて形成された突起片から構成さ
    れた上記請求項1に記載した碍子騒音防止具。
JP30630794A 1994-12-09 1994-12-09 碍子騒音防止具 Expired - Fee Related JP3367239B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020032661A (ko) * 2000-10-25 2002-05-04 이종훈 애자용 풍소음 저감 고무캡 및 그 고무캡을 이용한 애자연결방법

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KR20020032661A (ko) * 2000-10-25 2002-05-04 이종훈 애자용 풍소음 저감 고무캡 및 그 고무캡을 이용한 애자연결방법

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