JP3079028U - トラッキング防止具 - Google Patents

トラッキング防止具

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JP3079028U JP2001000864U JP2001000864U JP3079028U JP 3079028 U JP3079028 U JP 3079028U JP 2001000864 U JP2001000864 U JP 2001000864U JP 2001000864 U JP2001000864 U JP 2001000864U JP 3079028 U JP3079028 U JP 3079028U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気器具のプラグの金属端子間、あるいはプ
ラグとコンセントとの間に溜まる塵埃に基づくトラッキ
ング火災を防止する。 【解決手段】 配線用接続器具であるプラグと、該プラ
グと接続するコンセントのそれぞれに対して用いるプラ
グカバーとコンセントシールより成るトラッキング防止
具であって、シリコンゴム等の弾性材を以て形成したプ
ラグカバー10を、プラグの本体下半部21と、コンセ
ントとの対向面22と、一対の金属端子23、23の突
出部分の根本から60%程度とをそれぞれ密着被覆する
被覆部11、12及び13と、被覆部11の下縁10c
から四方に開いた吸盤状スカート部14とより形成し、
コンセントシール40を、同じくシリコンゴム等の弾性
材より成り、コンセント30のプラグ差し込み口の周囲
を接着被覆するように形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電力配線用のプラグと、これを差し込むコンセントとの間に生じる トラッキングの防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、種々の電気製品が出回るにつれて配線用接続器具の使用が増えているが 、その際の接続器具に生じるトラッキングに因る火災の発生が増加の傾向にある 。 すなわち、代表的な接続器具である差込みプラグは、本体が絶縁材料より成り 、それに内蔵させた金属端子の突出した先端を組み合わせるコンセントに挿入し て配線の接続に用いるが、使用後これをコンセントに差し込んだまゝ長時間放置 すると、二つの金属端子間や、該金属端子とコンセントとの間に塵埃が溜り、こ れが一定以上の湿気を帯びると、二つの金属端子間に電流がショートして危険な トラッキング火災発生の原因となることがある。 特に、調理場のように、水を多く用いる環境においては、飛んだ水滴などがコ ンセントやプラグに溜まった塵埃に付着して湿度を上げ、危険なトラッキング事 故を起こし易い。
【0003】 従ってこれの対策として、トラッキング事故の原因となるプラグとコンセント 付近に溜まる塵埃、あるいはコンセントの端子挿入孔内壁と挿入したプラグの金 属端子との間に溜まる塵埃を少なくするため種々の試みが行われている。例えば 、コンセントとプラグとの相互接触面に凹凸を設けて隙間無く嵌合する、あるい はプラグの差し込み方向の角度を変える等種々の方法が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
特に、図4(A)に示すようなプラグ60の本体下部周囲と底面を覆うゴムカ バー50が市販されているが、このゴムカバーは、プラグ60に装着すると、通 常は同図(C)に示すように、電源コンセント70に密着してその間に塵埃の侵 入が少ないが、たまたま図5(A)に示すように、プラグを中途半端に差し込ん だり、あるいは使用中に外部から僅かでも力が加わった場合には、プラグとコン セントの間に余分な隙間Uが生じて、そこから塵埃が進入して溜まることは避け られず、これがトラッキング火災の原因となることが多い。
【0005】 このようにコンセントとプラグの間には、時間の経過とともにある程度の隙間 や緩みを生じて、差し込んだプラグ端子やコンセントのプラグ挿入孔の近辺に塵 埃が溜まることはやむを得ないものであるが、本考案は、その塵埃に基づいてト ラッキング火災が発生することだけは極力減少させようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、シリコンゴム等の絶縁弾性材を以て一体 に形成するプラグカバーであって、プラグ本体の先端部分と、コンセントとの対 向面と、プラグ本体に内蔵された金属端子の突出部分の60%程度とを密着被覆 す る差し込みプラグカバーと、コンセントのプラグ差し込み口以外のプラグ対向面 を覆う同じく絶縁弾性材より成るシート、の両者によりトラッキング防止具を構 成するものである。
【0007】
【実施例】
以下、実施例について説明すると、図1に本考案プラグカバーを装着する差込 みプラグ20を示す。即ちその本体21は、電気コードに接続する一対の金属端 子を内蔵し、それぞれの一部23、23を外部に突出させている。
【0008】 図2(A)は、本考案プラグカバーの1実施例10の側断面を示す。即ち同プ ラグカバー10はシリコンゴム等の弾性材より成り、11はプラグ本体21の下 半部を覆う被覆部、12はプラグの電源コンセントとの対向面22を覆う被覆部 、13は金属端子突出部23、23の一部被覆部、14は被覆部11の下縁より 延長した吸盤状のスカート部で、プラグの金属端子を電源コンセントに挿入した とき電源コンセントに密着して塵埃の侵入を防ぐ役目をする。 なお、被覆部13は、プラグの底面22被覆部12から垂下して金属端子突出 部23、23を、その突出開始端から60%程度の長さを被覆する。
【0009】 また、図2(B)に、第2の実施例80の側断面を示す。即ちそれは、実施例 10とは、プラグ本体被覆部11を除いた外は、同様な構成となっており、プラ グとの対向面82に接着剤を塗布してプラグ底面22に直接接着使用する。
【0010】 図3(A)は、プラグカバー10を装着した電源プラグ20の底面斜視図、同 図(B)は、同電源プラグを電源コンセント30に挿入する直前の図である。 図3(B)において、40は、切込み41の入った同じくシリコンゴム等の弾 性材より成るプラグ差し込み口シールで、コンセント30のプラグ差し込み口周 囲に接着被覆する。
【0011】 これに対し、図4(A)、(B)、(C)に、本考案と類似の従来のプラグカ バー50及びそれをプラグ60に装着使用する状態を示す。 即ち、同図(A)に示す従来のプラグカバー50は、本考案と同様にプラグ本 体下半部の被覆部51と、該被覆部の下縁より四方に延長した吸盤状のスカート 部54を備えており、これを同図(B)に示すようにプラグ60に装着した後、 同図(C)に示すようにこのプラグを電源コンセント70に挿入して電気回路を 構成する。
【0012】 しかしながら、この場合、初期にはプラグとコンセントは、図4(C)に示す ように相互に密着してプラグの金属端子63,63がコンセント側の接触端子に 充分接触しているが、プラグの中途半端な差し込みや、あるいは使用中に外部か ら僅かでも物理的な力が加わった場合は、図5(A)に示すように、電源コンセ ント70から浮いてコンセントとの間に隙間Uが生じ、そこから塵埃Gが侵入し て金属端子63,63付近に溜まるが、これに水滴等が付着して湿気が激しくな ると金属端子間がショートしてトラッキング火災が発生することとなる。
【考案の効果】
然るに本考案プラグカバーの場合は、図5(B)に示すように、被覆部13、 13が、プラグのコンセント対向面被覆部12から垂下して金属端子突出部23 、23の突出開始端から60%程度を覆っているから、プラグ20が挿入した電 源コンセント30から浮いてコンセントとの間に隙間Uが生じ、そこから塵埃G が侵入して金属端子23,23付近に溜まっても、金属端子に付着することはな いから、塵埃が金属端子間にショートを起して、トラッキング火災の原因となる ことはない。 なお、以上の本考案プラグカバーは、プラグに装着して効果を発揮するもので あるが、これを始めからプラグと一体に形成したり、あるいはプラグ本体を覆う 被覆部を無くしてプラグ底面に直接接着するようにすると、製造コストの低減に 役立つ外、プラグへの装着の手間が無く意識せずにプラグカバーと同じ効果を得 ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案プラグカバーを装着する差し込みプラグ
20を示す図である。
【図2】(A)は、本考案実施例の側縦断面図である。
(B)は、他の実施例の側縦断面図である。
【図3】(A)は、プラグカバーを装着した電源プラグ
の底面斜視図である。(B)は、プラグカバーを装着し
たプラグをコンセントに挿入する直前の図である。
【図4】(A)、(B)、(C)に、本考案と類似の従
来のプラグカバーをプラグに装着使用する状態を示す。
【図5】(A)、(B)は、何れもプラグがコンセント
から浮いて隙間から塵埃が侵入した図で、(A)は、従
来のプラグカバーの場合、(B)は、本考案プラグカバ
ーの場合をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 本考案プラグカバーの実施例 20 差込プラグ 30 電源コンセント 40 プラグ差込口シール 50 従来のプラグカバー 60 差込プラグ 70 電源コンセント 80 本考案プラグカバーの他の実施例

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線用接続器具であるプラグと、該プラ
    グと接続するコンセントのそれぞれに対して用いるプラ
    グカバーとコンセントシールより成るトラッキング防止
    具であって、 シリコンゴム等の弾性材を以て一体に形成されるプラグ
    カバー(10)は、プラグ(20)の本体下半部(2
    1)と、コンセントとの対向面(22)と、プラグ本体
    から突出する一対の金属端子(23、23)の突出部分
    の根本から約60%とをそれぞれ密着被覆する被覆部
    (11)、(12)、(13)と、被覆部(11)の下
    縁(10c)から四方に開いた吸盤状スカート部(1
    4)とを備えており、 コンセントシール(40)は、同じくシリコンゴム等の
    弾性材より成り、コンセント(30)のプラグ差し込み
    口(31)の周囲を接着被覆することを特徴とするトラ
    ッキング防止具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013110123A (ja) * 2013-02-05 2013-06-06 Yoshinobu Ito プラグアダプタ及びプラグアダプタとコンセントアダプタのセット
JP2019503578A (ja) * 2016-01-29 2019-02-07 アールガンレイ テクノロジー カンパニー リミテッドArgangle Technology Co. Ltd プラグ用絶縁カバー

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EP3410538A4 (en) * 2016-01-29 2019-08-21 Argangle Technology Co. Ltd INSULATING SHEATH OF SHEET

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