JP3366967B2 - ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントの染色方法およびこのモノフィラメントからなる着色テグス - Google Patents

ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントの染色方法およびこのモノフィラメントからなる着色テグス

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    • D06P3/00Special processes of dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the material treated
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  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフッ化ビニリデン
系モノフィラメントのすぐれた特性を維持したまま所望
の色調に染色する方法、およびこの方法により得られた
ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントからなる着色
テグスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメン
トは、強靭性、耐衝撃性、透明性、および耐光性などが
すぐれ、しかも高比重(1.8)で水中に沈み易く、水
の屈折率(1.33)に近い屈折率(1.44)を有
し、水中での表面反射が極めて少ないため、とくにハリ
スに代表されるテグス用途に有効に用いられてきた。
【0003】一方、近年の釣りブ−ムと釣り人口の増加
に伴い、テグスには用途に応じた専用糸化が進んでお
り、その要求特性も多様化してきている。
【0004】そして、最近では、ポリフッ化ビニリデン
系モノフィラメントのすぐれた特性を生かして、これを
更にルア−用ライン、投げ釣り用道糸、および船かかり
釣り胴付き糸などの専用糸に利用しようとする試みが行
われている。
【0005】しかるに、ルア−用ライン、投げ釣り用道
糸、および船かかり釣り胴付き糸などの専用糸は、その
使用目的に応じて単色又は複数の色に色付けすることが
要求されるが、ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメン
トは元来その染色が非常に困難であることから、不本意
ながら無色の状態で使用されているのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点を解消するために検討した結果、
達成されてものである。
【0007】したがって、本発明の目的は、ポリフッ化
ビニリデン系モノフィラメントのすぐれた特性を維持し
たまま所望の色調に染色する方法、およびこの方法によ
り得られたポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントか
らなる着色テグスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のポリフッ化ビニリデン系モノフィラメン
トの染色方法は、走行中のポリフッ化ビニリデン系モノ
フィラメントを、表面張力が30dyne/cm以下に調合さ
れた水性分散液に分散染料を配合させた染色液に接触さ
せた後、直ちに処理倍率0.85〜1.15、処理温度
120℃以上の条件で乾熱処理をすることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の着色テグスは、上記の方法
で得られたポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントか
らなることを特徴とする。
【0010】以下、本発明を詳述する。
【0011】本発明で用いるポリフッ化ビニリデンモノ
フィラメントとは、フッ化ビニリデン成分を80重量%
以上含有するポリフッ化ビニリデンホモ重合体または共
重合体からなるモノフィラメントである。ここで20重
量%以下を占める他の共重合成分としてはテトラフロロ
エチレン、ヘキサフロロプロピレン、トリフロロモノク
ロロエチレンおよびトリフロロエチレンなどが挙げられ
る。また80重量%以上のポリフッ化ビニリデンホモ重
合体に対し、20重量%以下のポリフッ化ビニリデン共
重合体をブレンドして用いることもできる。更に必要に
応じてポリメチルメタクリレートなどの相溶性ポリマ、
脂肪族ポリエステルなどの可塑剤成分を添加することも
できる。
【0012】ポリフッ化ビニリデンモノフィラメントの
製造方法としては、下記に述べる従来公知の方法を適用
することができる。
【0013】すなわち、ポリフッ化ビニリデン系重合体
チップを、溶融紡糸機に供給し、約260〜280℃の
温度で溶融して、紡糸口金から紡出し、紡出モノフィラ
メントを得る。
【0014】次に、上記紡出モノフィラメントを、紡糸
口金の直下に設けられ、300℃程度の温度に加熱され
た窒素ガス、または、加熱水蒸気などの不活性ガスが充
満された雰囲気長150mmの範囲を通過させた後、直
ちに温度20℃以下の低温液体中を通し、急冷固化する
ことにより未延伸モノフィラメントとなす。
【0015】上記冷却固化における低温液体としては、
水、グリセリンおよびポリエチレングリコールなどのポ
リフッ化ビニリデンと不活性な液体が用いられる。
【0016】続いて、冷却固化された未延伸モノフィラ
メントを、、次いで連続的に乾熱、水蒸気雰囲気、液体
媒体中などの延伸ゾーンに送り、一段または二段以上の
多段延伸に供する。この延伸における延伸倍率は、5.
5〜7.5倍の範囲が好適であり、さらに延伸後0.8
5〜1.15倍の緊張または弛緩下に120〜300℃
で熱処理を行うことが望ましい。
【0017】かくて得られる延伸されたポリフッ化ビニ
リデン系モノフィラメントの平均直径は、テグスへの適
用を考慮して0.07〜0.70mmの範囲とする。
【0018】本発明においては、このように紡糸、延伸
して得られたポリフッ化ビニリデン系モノフィラメント
を再び走行させるか、または延伸工程に引き続く走行過
程において、以下に述べる染色を施す。
【0019】本発明の染色方法で用いる表面張力が30
dyn/cm以下に調合された水性分散液とは、例えば、水に
フッ素系界面活性剤、フッ素樹脂、シリコン系成分など
を加えることによって、水の表面張力を30dyn/cm以下
に下げたものである。ここで、水性分散液の表面張力が
30dyn/cm以下であることが必須条件であり、30dyn/
cmを越えると、ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメン
トの表面で染色液がはじいて、染色堅牢度および均染性
が不十分になるため好ましくない。
【0020】また、本発明で用いる染色液とは、上記水
性分散液に対し、市販の分散染料を一定の濃度に配合し
たものである。ここで、使用される染料の種類は、分散
染料に限定されるものであり、その他の染料、例えば直
接染料、建染染料、酸性染料、含金属染料および塩基性
染料などでは、本発明の目的を達成することができな
い。
【0021】なお、染色液における分散染料の濃度は任
意に選定できるが、通常は10重量%前後が好ましい。
濃度が薄すぎると淡染となって耐光性などが悪化するば
かりか退色が激しい傾向となり、一方濃度が濃すぎると
ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントの表面に付着
した染料の洗浄作業性が悪化する傾向となる。
【0022】上記染色液に対するポリフッ化ビニリデン
系モノフィラメントの接触は、走行中のモノフィラメン
トを、通常常温の染色液に通過させることにより行われ
るが、この場合の接触時間は、数秒というわずかな時間
でさしつかえない。
【0023】次に、上記染色液に接触したポリフッ化ビ
ニリデン系モノフィラメントは、直ちに、120℃以
上、好ましくは130℃以上に加熱された乾熱浴で、処
理倍率0.85〜1.15倍、好ましくは0.90〜
1.10倍で熱処理される。
【0024】ここで、乾熱浴の温度が120℃未満では
熱処理が十分でなく、染料がポリフッ化ビニリデン系モ
ノフィラメント内に十分吸着されないため好ましくな
い。一方、120℃以上の温度については特に上限は規
制されないが、通常の分散染料の昇華温度以下(300
℃)が望ましい。ただし、熱処理時間は通常数秒〜60
秒程度の短時間で行われることから、例えば10秒以下
の極めて短時間で熱処理を行う場合には、300℃以上
の条件を採用することもあり得る。
【0025】また、処理倍率が0.85倍未満では著し
い強度低下を引き起こし、逆に1.15倍を越えると緊
張下で熱処理されることになってひづみを生じ易く、カ
−ルするなどの品質低下を招くため好ましくない。
【0026】このように染色液に接触後、乾熱処理がほ
どこされ、染料を吸着したポリフッ化ビニリデン系モノ
フィラメントは、次いで表面に付着した余分な染料を除
去するために、還元洗浄などの精練が施される。
【0027】かくして本発明の染色方法によれば、難染
性合成高分子物であるポリフッ化ビニリデン系モノフィ
ラメントを、そのすぐれた物理特性を維持したままの状
態で、単色または複数の色に有効に色付けすることがで
き、得られたポリフッ化ビニリデン系モノフィラメント
は、その染色堅牢度および均染性にきわめてすぐれるも
のである。
【0028】また、上記の方法により染色されたポリフ
ッ化ビニリデン系モノフィラメントに、表面樹脂加工、
所定長への切断、駒巻きおよびパッケージなどの適宜の
加工を施して得られる本発明のテグスは、そのすぐれた
色調を生かして、とくにハリス、ルア−用ライン、投げ
釣り道糸および船かかり釣り胴付き糸など用途にきわめ
て有用である。
【0029】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例中の本発明に関わるポリフッ化
ビニリデン系モノフィラメントの評価方法は以下の通り
である。
【0030】(A)引張破断強度:JISL1013の
規定に準じて測定。
【0031】(B)表面張力:JISK3211の規定
に準じて測定。
【0032】(C)ぢぢれ性:一定荷重下の元、金属製
直方体持具のエッジに糸を直角に繰り返し擦過させた後
の糸のちぢれ具合の程度により、良し悪しを評価する。
なお荷重は糸の繊度(デニール)の1/2 の荷重(g)、
繰り返しストロ−ク10cm、擦過回数(往復)10回、
移動速度30cm/分で実施した。
【0033】(D)染色堅牢度:スガ試験機(株)製サ
ンシャインロングライフウェザ−メ−タ−(WEL−S
UN−HCH)を使った、50時間照射後の変退色の程
度で染色堅牢度を評価した。評価方法はJISL080
4の変退色用グレ−スケ−ルを使って、処理前後の変退
色の程度が色票の何号に相当するかを判定し、その度合
を評価した。(例えば、4号の色差に相当すれば4級と
表示)。つまり5級→1級になるほどその変退色の度合
いは大きい。
【0034】(E)均染性:肉眼判定(○…良好、×…
斑点状に染色された状態となり不良) [実施例1] 0.4g/ccのジメチルホルムアルデヒド溶液の30℃に
おける固有粘度指数(ηinh )が1.2のポリフッ化ビ
ニリデン重合体チップ(融点Tm =176℃)をエクス
トル−ダ−型紡糸機260℃で溶融し、孔径1.3mmの
口金を通して紡糸し、更に20℃のポリエチレングリコ
−ル浴中で冷却した。
【0035】次に、この未延伸糸を160℃のポリエチ
レングリコ−ル一段目延伸浴中で4.5倍に延伸し、引
き続いて165℃のポリエチレングリコ−ル浴中で0.
95に弛緩熱処理した後、更に165℃のポリエチレン
グリコ−ル二段目延伸浴中で1.5倍に再度延伸した。
【0036】引き続いて延伸したモノフィラメントを更
に延伸のひづみを除去するため乾熱処理を施すが、この
工程でモノフィラメントを所定の染色液に接触させたの
ち、150℃、0.95倍で乾熱処理を施し、染色を実
施した。
【0037】ここで染色液は水性分散液90重量%に赤
色分散染料(三菱化成ヘキスト社製ダイヤニックスAC
Eレッド)を10重量%分散配合したものである。
【0038】なお、水性分散液の組成は以下の通りであ
り、その表面張力は22dyne/cmであった。
【0039】 水性分散液Aの組成 水 97 重量% ジメチルシリコ−ン 0.9 〃 モンタン酸ワックス 0.24 〃 フッ素系ノニオン界面活性剤 0.15 〃 オレイルエーテルのポリオキシエチレン付加物 0.45 〃 オレイン酸 0.06 〃 30秒鉱物油(溶剤) 1.2 〃 合計 100 重量%。
【0040】[実施例2]実施例1における染色液を次
のように変更した。
【0041】すなわち、水性分散液92重量%に黄色分
散染料(三菱化成ヘキスト社製ダイヤニックスACEイ
エロー)を8重量%分散配合することにより染色液を調
合した。その時の水性分散液の組成は以下の通りであ
り、その表面張力は25dyne/cmであった。
【0042】 水性分散液Bの組成 水 97 重量% ジメチルシリコ−ン 0.9 〃 モンタン酸ワックス 0.24 〃 オレイルエーテルのポリオキシエチレン付加物 0.60 〃 オレイン酸 0.06 〃 30秒鉱物油(溶剤) 1.2 〃 合計 100 重量%。
【0043】[実施例3〜4]実施例1における染色液
を次のように変更した。
【0044】すなわち、染色浴を4又は5個準備し、そ
れぞれの染色浴に水性分散液92重量%に対し、三菱化
成ヘキスト社製ダイヤニックスACE系統の青色分散染
料および黄色分散染料などを8重量%それぞれ配合させ
た染色液を入れて、ポリフツ化ビニリデン系モノフィラ
メントを各染色液に順番に接触させることにより、長さ
方向に表1に示した各配色を有する多色染めを行った。
その時の水性分散液の組成は以下の通りであり、その表
面張力は16dyne/cmであった。
【0045】 水性分散液Cの組成 水 97 重量% ジメチルシリコ−ン 0.9 〃 モンタン酸ワックス 0.24 〃 フッ素系ノニオン界面活性剤 0.15 〃 パ−フロロアクリレ−ト基含有ビニル系共重合体 0.06 〃 オレイルエーテルのポリオキシエチレン付加物 0.39 〃 オレイン酸 0.06 〃 30秒鉱物油(溶剤) 1.2 〃 合計 100 重量%。
【0046】[比較例1]実施例1における染色液を次
のように変更した。
【0047】すなわち、水90重量%に対し実施例1と
同一の赤色分散染料10重量%を配合させた液を染色液
とした。水の表面張力は73dyne/cmであった。
【0048】[比較例2]実施例1における染色液を次
のように変更した。
【0049】すなわち、表面張力35dyne/cmの水性分
散液90重量%に実施例1と同一の分散染料10重量%
を配合させた液を染色液とした。
【0050】[比較例3〜5]実施例1における染色液
を次のように変更した。
【0051】すなわち、分散染料に替えて、直接染料
(日本化薬社製、カヤラス スープラレッド BW
S)、酸性染料(日本化薬社製、カヤノール ミーリン
グレッドRS125)、塩基性染料(三菱化成ヘキスト
社製、ダイアクリルレッド GRLN conc)をそれぞ
れ使用した。
【0052】[比較例6〜8]実施例1における乾熱処
理条件を次のように変更した。
【0053】すなわち、乾熱処理条件を150℃、0.
80倍(比較例6),150℃、1.20倍(比較例
7)および110℃、0.95倍(比較例8)でそれぞ
れ実施した。
【0054】このようにして得られたポリフッ化ビニリ
デン系モノフィラメントの評価結果を処理条件とともに
表1に示す。
【0055】
【表1】 表1の結果から明らかかなように、本発明の方法(実施
例1〜4)によれば、引張強度、ちぢれ性を損なうこと
なく、単色又は複数の色に色付けされた染色堅牢度、均
染性のすぐれたポリフッ化ビニリデン系モノフィラメン
トが得られる。
【0056】一方、表面張力が30dyne/cmを越える水
性分散液を用いた場合(比較例1、2)および分散染料
の替わりに酸性染料などを用いた場合(比較例3、4、
5)は染色堅牢度、均染性が悪い。また、ポリフッ化ビ
ニリデン系モノフィラメントが染色液に接触した後の乾
熱処理条件が本発明の規定する条件を外れた場合は引張
強度が低下する(比較例6)、ちぢれ性が悪くなる(比
較例7)、染色堅牢度、均染性が悪くなる(比較例8)
などの欠点があり、目的とするポリフッ化ビニリデン系
モノフィラメントを得ることができない。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の染色方
法によれば、ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメント
のすぐれた特徴を生かしつつ、単色又は複数の色に色付
けされ、染色堅牢度および均染性のすぐれた着色ポリフ
ッ化ビニリデン系モノフィラメントを得ることができ
る。
【0058】また、上記の方法により染色されたポリフ
ッ化ビニリデン系モノフィラメントからなる本発明の着
色テグスは、そのすぐれた色調を生かして、とくにハリ
ス、ルア−用ライン、投げ釣り道糸および船かかり釣り
胴付き糸など用途にきわめて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D01F 11/06 D06P 3/79 Z D06P 3/79 A01K 91/00 B F (56)参考文献 特開 平3−64521(JP,A) 特開 昭63−159527(JP,A) 特開 平4−91216(JP,A) 特開 昭50−77478(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 3/00 D01F 6/12 D01F 11/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中のポリフッ化ビニリデン系モノ
    フィラメントを、表面張力が30dyne/cm以下に調合さ
    れた水性分散液に分散染料を配合させた染色液に接触さ
    せた後、直ちに処理倍率0.85〜1.15、処理温度
    120℃以上の条件で乾熱処理をすることを特徴とする
    ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントの染色方法。
  2. 【請求項2】 乾熱処理温度が130〜300℃であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のポリフッ化ビニリ
    デン系モノフィラメントの染色方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法で得ら
    れたポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントからなる
    ことを特徴とする着色テグス。
JP03821394A 1994-03-09 1994-03-09 ポリフッ化ビニリデン系モノフィラメントの染色方法およびこのモノフィラメントからなる着色テグス Expired - Lifetime JP3366967B2 (ja)

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