JP3366845B2 - 生分解性カード基材 - Google Patents
生分解性カード基材Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ塩化ビニル系
樹脂からなるカード基材の代替カード基材を提供する。
更に詳細には、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカード基
材の代替であり、且つ、生分解性を有するカード基材に
関する。
樹脂からなるカード基材の代替カード基材を提供する。
更に詳細には、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカード基
材の代替であり、且つ、生分解性を有するカード基材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、キャッシュカード、
クレジットカード、個別情報、身分証明等のIDカード
等のカードが使用されている。斯かかるカード用基材と
しては、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカードが用いら
れている。
クレジットカード、個別情報、身分証明等のIDカード
等のカードが使用されている。斯かかるカード用基材と
しては、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカードが用いら
れている。
【0003】しかしながら、斯かるポリ塩化ビニル系樹
脂からなるカードにおいて、その使用目的が完了した使
用済みのカード及びカード基材をカード状にカッティン
グする際、発生するカード基材の成形ロス等が廃棄物と
して、他のゴミ等と共に土中に埋設処理、または焼却処
理されている。土中に埋設処理する場合、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂からなるカード及び成形ロスのカード基材等
は、化学的に安定であり、非分解性であるため、分解さ
れず自然界に長期にわたり残留するという問題がある。
一方、焼却処理すると、例えば塩化水素ガス等の発生
や、高熱で焼却する等により、焼却炉、金属類を腐蝕
し、焼却炉等を傷める傾向がある。また、最近、特にポ
リ塩化ビニル系樹脂からなる成形品等の廃棄物を焼却す
るとダイオキシンが発生する畏れがあることが指摘さ
れ、問題になっている。
脂からなるカードにおいて、その使用目的が完了した使
用済みのカード及びカード基材をカード状にカッティン
グする際、発生するカード基材の成形ロス等が廃棄物と
して、他のゴミ等と共に土中に埋設処理、または焼却処
理されている。土中に埋設処理する場合、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂からなるカード及び成形ロスのカード基材等
は、化学的に安定であり、非分解性であるため、分解さ
れず自然界に長期にわたり残留するという問題がある。
一方、焼却処理すると、例えば塩化水素ガス等の発生
や、高熱で焼却する等により、焼却炉、金属類を腐蝕
し、焼却炉等を傷める傾向がある。また、最近、特にポ
リ塩化ビニル系樹脂からなる成形品等の廃棄物を焼却す
るとダイオキシンが発生する畏れがあることが指摘さ
れ、問題になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
塩化ビニル系樹脂からなるカード基材と同等のカード基
材としての性能を有し、且つ、使用済みのカード及びカ
ード成形過程で発生する成形ロス等を地中等に埋設処理
する場合、地中の微生物、細菌等によって、最終的に、
無害な水と炭酸ガス等に生分解される性能を有する、ポ
リ塩化ビニル系樹脂からなるカード基材の代替カード基
材として使用できる生分解性カード基材を提供すること
にある。
塩化ビニル系樹脂からなるカード基材と同等のカード基
材としての性能を有し、且つ、使用済みのカード及びカ
ード成形過程で発生する成形ロス等を地中等に埋設処理
する場合、地中の微生物、細菌等によって、最終的に、
無害な水と炭酸ガス等に生分解される性能を有する、ポ
リ塩化ビニル系樹脂からなるカード基材の代替カード基
材として使用できる生分解性カード基材を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とする処
は、乳酸含有ポリマー50〜90重量%と、グリコール
類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合しカップリング
剤を添加することにより得られる高分子量脂肪族ポリエ
ステル50〜10重量%とを必須成分とする組成物から
なる240〜360μmの未延伸のコア層(A)の両面
に、乳酸含有ポリマー50〜95重量%と、グリコール
類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合しカップリング
剤を添加することにより得られる高分子量脂肪族ポリエ
ステル50〜5重量%とを必須成分とする組成物からな
る20〜140μmの未延伸のオーバーレイ層(B)を
(B)/(A)/(A)/(B)となるように熱圧着し
てなる生分解性カード基材を提供する処にある。
は、乳酸含有ポリマー50〜90重量%と、グリコール
類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合しカップリング
剤を添加することにより得られる高分子量脂肪族ポリエ
ステル50〜10重量%とを必須成分とする組成物から
なる240〜360μmの未延伸のコア層(A)の両面
に、乳酸含有ポリマー50〜95重量%と、グリコール
類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合しカップリング
剤を添加することにより得られる高分子量脂肪族ポリエ
ステル50〜5重量%とを必須成分とする組成物からな
る20〜140μmの未延伸のオーバーレイ層(B)を
(B)/(A)/(A)/(B)となるように熱圧着し
てなる生分解性カード基材を提供する処にある。
【0006】本発明に係る生分解性カード基材を構成す
るコア層(A)は、乳酸含有ポリマー50〜90重量%
と、グリコール類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合
しカップリング剤を添加することにより得られる高分子
量脂肪族ポリエステル50〜10重量%とを必須成分と
する組成物のみから構成されていてもよく、コア層
(A)の特性を阻害しない範囲内で更に他の成分を配合
してもよい。また、本発明に係る生分解性カード基材を
構成するオーバーレイ層(B)は、乳酸含有ポリマー5
0〜95重量%と、グリコール類と脂肪族ジカルボン酸
とを脱水重縮合しカップリング剤を添加することにより
得られる高分子量脂肪族ポリエステル50〜5重量%と
を必須成分とする組成物のみから構成されていてもよ
く、オーバーレイ層(B)の特性を阻害しない範囲内で
更に他の成分を配合してもよい。コア層(A)及びオー
バーレイ層(B)中の前記コア層(A)及びオーバーレ
イ層(B)を構成する組成物の配合割合は、通常50重
量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは
90重量%以上である。
るコア層(A)は、乳酸含有ポリマー50〜90重量%
と、グリコール類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合
しカップリング剤を添加することにより得られる高分子
量脂肪族ポリエステル50〜10重量%とを必須成分と
する組成物のみから構成されていてもよく、コア層
(A)の特性を阻害しない範囲内で更に他の成分を配合
してもよい。また、本発明に係る生分解性カード基材を
構成するオーバーレイ層(B)は、乳酸含有ポリマー5
0〜95重量%と、グリコール類と脂肪族ジカルボン酸
とを脱水重縮合しカップリング剤を添加することにより
得られる高分子量脂肪族ポリエステル50〜5重量%と
を必須成分とする組成物のみから構成されていてもよ
く、オーバーレイ層(B)の特性を阻害しない範囲内で
更に他の成分を配合してもよい。コア層(A)及びオー
バーレイ層(B)中の前記コア層(A)及びオーバーレ
イ層(B)を構成する組成物の配合割合は、通常50重
量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは
90重量%以上である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る生分解性カード基材
において、コア層(A)及びオーバーレイ層(B)を構
成する乳酸含有ポリマーとしては、例えばL−乳酸、D
−乳酸、D,L−乳酸のいずれかを直接脱水重縮合して
なる重合体、またはこれら乳酸のいずれかと他のヒドロ
キシカルボン酸(例えば、グリコール酸、3−ヒロドキ
シ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、
4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等)
から直接脱水重縮合してなる共重合体、上記乳酸の環状
2量体であるラクチドを開環重合してなる重合体、上記
ラクチドとヒドロキシカルボン酸環状エステルの中間体
[例えばグリコール酸の2量体(グリコリド)、6−ヒ
ドロキシカプロン酸の環状エステルであるカプロラクト
ン等]の共重合可能な単量体とを適宜に用いて開環重合
してなる重合体を例示できる。このことから解るよう
に、乳酸含有ポリマーには勿論乳酸含有共重合体も含ま
れる。これら乳酸含有ポリマーは1種または2種以上を
適宜に用いることもできる。この際、乳酸含有ポリマー
の乳酸含有量は、30%以上、好ましくは50%以上、
より好ましくは70%以上、特に好ましくは90%以上
である。
において、コア層(A)及びオーバーレイ層(B)を構
成する乳酸含有ポリマーとしては、例えばL−乳酸、D
−乳酸、D,L−乳酸のいずれかを直接脱水重縮合して
なる重合体、またはこれら乳酸のいずれかと他のヒドロ
キシカルボン酸(例えば、グリコール酸、3−ヒロドキ
シ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、
4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等)
から直接脱水重縮合してなる共重合体、上記乳酸の環状
2量体であるラクチドを開環重合してなる重合体、上記
ラクチドとヒドロキシカルボン酸環状エステルの中間体
[例えばグリコール酸の2量体(グリコリド)、6−ヒ
ドロキシカプロン酸の環状エステルであるカプロラクト
ン等]の共重合可能な単量体とを適宜に用いて開環重合
してなる重合体を例示できる。このことから解るよう
に、乳酸含有ポリマーには勿論乳酸含有共重合体も含ま
れる。これら乳酸含有ポリマーは1種または2種以上を
適宜に用いることもできる。この際、乳酸含有ポリマー
の乳酸含有量は、30%以上、好ましくは50%以上、
より好ましくは70%以上、特に好ましくは90%以上
である。
【0008】直接脱水重縮合する場合、上記乳酸または
乳酸とヒドロキシカルボン酸とを例えば有機溶媒、特に
フェニルエーテル系溶媒の存在下で共沸脱水縮合し、共
沸により留出した溶媒から水を除き、実質的に無水の状
態にした溶媒を反応系に戻す方法によって強度の優れた
高分子量の乳酸含有ポリマーが得られるが、特に上記方
法に制限はない。
乳酸とヒドロキシカルボン酸とを例えば有機溶媒、特に
フェニルエーテル系溶媒の存在下で共沸脱水縮合し、共
沸により留出した溶媒から水を除き、実質的に無水の状
態にした溶媒を反応系に戻す方法によって強度の優れた
高分子量の乳酸含有ポリマーが得られるが、特に上記方
法に制限はない。
【0009】この際、本発明に係る乳酸含有ポリマーの
数平均分子量(Mn)は、特に制限されないが、50,
000〜1,000,000程度が好ましい値として例示
できる。 数平均分子量(Mn)が50,000未満で
は強度が弱い傾向があり、数平均分子量(Mn)が1,
000,000を越えると成形性が劣る傾向がある。
数平均分子量(Mn)は、特に制限されないが、50,
000〜1,000,000程度が好ましい値として例示
できる。 数平均分子量(Mn)が50,000未満で
は強度が弱い傾向があり、数平均分子量(Mn)が1,
000,000を越えると成形性が劣る傾向がある。
【0010】本発明に係る生分解性カード基材を構成す
るコア層(A)及びオーバーレイ層(B)に配合される
高分子量脂肪族ポリエステルとしては、グリコール類と
ジカルボン酸(または、その酸無水物)との2成分、或
いは必要に応じて、これに第3成分として3官能または
4官能の多価アルコール、オキシカルボン酸及び多価カ
ルボン酸(または、その酸無水物)の群から選ばれる少
なくとも1種または2種以上の多価官能成分を加えて脱
水重縮合反応して分子末端にヒドロキシ基を有するポリ
エステルプレポリマーを作り、これをカップリング剤
(例えばジイソシアナート等)によりカップリング反応
することにより、高分子量の脂肪族ポリエステルを例示
できるが、特に制限はない。
るコア層(A)及びオーバーレイ層(B)に配合される
高分子量脂肪族ポリエステルとしては、グリコール類と
ジカルボン酸(または、その酸無水物)との2成分、或
いは必要に応じて、これに第3成分として3官能または
4官能の多価アルコール、オキシカルボン酸及び多価カ
ルボン酸(または、その酸無水物)の群から選ばれる少
なくとも1種または2種以上の多価官能成分を加えて脱
水重縮合反応して分子末端にヒドロキシ基を有するポリ
エステルプレポリマーを作り、これをカップリング剤
(例えばジイソシアナート等)によりカップリング反応
することにより、高分子量の脂肪族ポリエステルを例示
できるが、特に制限はない。
【0011】該高分子量脂肪族ポリエステルの数平均分
子量(Mn)は、10, 000以上、好ましくは40,
000以上、より好ましくは50,000〜300,00
0程度を例示できる。数平均分子量(Mn)が10,0
00未満では、強靱性、強度を高めたカード基材が成形
できない傾向がある。
子量(Mn)は、10, 000以上、好ましくは40,
000以上、より好ましくは50,000〜300,00
0程度を例示できる。数平均分子量(Mn)が10,0
00未満では、強靱性、強度を高めたカード基材が成形
できない傾向がある。
【0012】該高分子量脂肪族ポリエステルは、一般式
化1で示されるものを例示できる。
化1で示されるものを例示できる。
【0013】
【化1】
(式中、mは1〜6、好ましくは1〜4の整数、nは1
〜6、好ましくは1〜4の整数、Nはポリマーの分子量
が1万以上、好ましくは4万以上、より好ましくは5万
〜30万程度になる数を示す。)
〜6、好ましくは1〜4の整数、Nはポリマーの分子量
が1万以上、好ましくは4万以上、より好ましくは5万
〜30万程度になる数を示す。)
【0014】具体的な高分子量脂肪族ポリエステルとし
ては、ポリエチレンサクシネート(m=2,n=2)、
ポリブチレンサクシネート(m=4,n=2)、ポリブ
チレンサクシネート・アジペート(m=4,n=2,
4)を好ましいものとして例示できる。
ては、ポリエチレンサクシネート(m=2,n=2)、
ポリブチレンサクシネート(m=4,n=2)、ポリブ
チレンサクシネート・アジペート(m=4,n=2,
4)を好ましいものとして例示できる。
【0015】本発明に係る生分解性カード基材におて、
コア層(A)及びオーバーレイ層(B)に配合する高分
子量脂肪族ポリエステルを構成するグリコール類として
は、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、ネオ
ベンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等の炭素数1〜10の直鎖または分枝を有する脂肪
族または脂環式グリコールが挙げられ、更に、これらの
グリコール類を併用してもよい。就中1,4−ブタンジ
オールを好ましいものとして挙げることができる。
コア層(A)及びオーバーレイ層(B)に配合する高分
子量脂肪族ポリエステルを構成するグリコール類として
は、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、ネオ
ベンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等の炭素数1〜10の直鎖または分枝を有する脂肪
族または脂環式グリコールが挙げられ、更に、これらの
グリコール類を併用してもよい。就中1,4−ブタンジ
オールを好ましいものとして挙げることができる。
【0016】上記のグリコール類と反応して高分子量脂
肪族ポリエステルを構成するジカルボン酸(酸無水物を
含む)としては、コハク酸、アジピン酸、スペリン酸、
セバシン酸、ドデカン酸、無水コハク酸、無水アジピン
酸等が挙げられ、これらのジカルボン酸は単独でも2種
以上を併用してもよい。特に好ましいジカルボン酸とし
ては、コハク酸及びアジピン酸を挙げることができる。
肪族ポリエステルを構成するジカルボン酸(酸無水物を
含む)としては、コハク酸、アジピン酸、スペリン酸、
セバシン酸、ドデカン酸、無水コハク酸、無水アジピン
酸等が挙げられ、これらのジカルボン酸は単独でも2種
以上を併用してもよい。特に好ましいジカルボン酸とし
ては、コハク酸及びアジピン酸を挙げることができる。
【0017】上記コハク酸及びアジピン酸の他に、必要
ならば、第3成分として、3または4官能の多価アルコ
ール成分(例えばトリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリット等)、3または4官能の多価オキシ
カルボン酸(例えばリンゴ酸、クエン酸、酒石酸等)、
3または4官能の多価カルボン酸及びその無水物(例え
ばトリメシン酸、プロパントリカルボン酸、無水ピロメ
リット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、シ
クロペンタンテトラカルボン酸無水物等)からなる選ば
れる少なくとも1種の多価官能成分を添加して高分子量
脂肪族ポリエステルを合成してもよい。第3成分を加え
ることにより、分枝に長鎖の枝分かれを生じ、分子量が
高くなると共に分子量分布が広くなる傾向があり、フィ
ルム成形等に好ましい性質を付与することが期待でき
る。この際、第3成分の添加量は、ゲルが生じないよう
に脂肪族ジカルボン酸(酸無水物を含む)全体に対し3
官能成分では0.1〜5モル%程度、4官能成分では0.
1〜3モル%程度を例示できる。
ならば、第3成分として、3または4官能の多価アルコ
ール成分(例えばトリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリット等)、3または4官能の多価オキシ
カルボン酸(例えばリンゴ酸、クエン酸、酒石酸等)、
3または4官能の多価カルボン酸及びその無水物(例え
ばトリメシン酸、プロパントリカルボン酸、無水ピロメ
リット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、シ
クロペンタンテトラカルボン酸無水物等)からなる選ば
れる少なくとも1種の多価官能成分を添加して高分子量
脂肪族ポリエステルを合成してもよい。第3成分を加え
ることにより、分枝に長鎖の枝分かれを生じ、分子量が
高くなると共に分子量分布が広くなる傾向があり、フィ
ルム成形等に好ましい性質を付与することが期待でき
る。この際、第3成分の添加量は、ゲルが生じないよう
に脂肪族ジカルボン酸(酸無水物を含む)全体に対し3
官能成分では0.1〜5モル%程度、4官能成分では0.
1〜3モル%程度を例示できる。
【0018】高分子量脂肪族ポリエステルの融点は、7
0〜190℃程度、好ましくは70〜150℃程度であ
り、特に80〜135℃程度が好ましい。融点が70℃
未満では耐熱性が不十分であり、190℃を越えると製
造が難しい傾向がある。融点が70℃以上の前記高分子
量脂肪族ポリエステルを得るためには、ポリエステルプ
レポリマーの融点が60℃以上であることが好ましい。
0〜190℃程度、好ましくは70〜150℃程度であ
り、特に80〜135℃程度が好ましい。融点が70℃
未満では耐熱性が不十分であり、190℃を越えると製
造が難しい傾向がある。融点が70℃以上の前記高分子
量脂肪族ポリエステルを得るためには、ポリエステルプ
レポリマーの融点が60℃以上であることが好ましい。
【0019】本発明に係る生分解性カード基材は、コア
層(A)が乳酸含有ポリマー50〜90重量%と、高分
子量脂肪族ポリエステル50〜10重量%とを必須成分
とする組成物から成形される。斯かる組成物の配合比率
は、乳酸含有ポリマーが50重量%未満(高分子量脂肪
族ポリエステルが50重量%超)であると、引張強度、
剛性等が低下する傾向があり、乳酸含有ポリマーが90
重量%を越え高分子量脂肪族ポリエステルが10重量%
未満になると、脆くなり屈曲性が低下する傾向がある。
層(A)が乳酸含有ポリマー50〜90重量%と、高分
子量脂肪族ポリエステル50〜10重量%とを必須成分
とする組成物から成形される。斯かる組成物の配合比率
は、乳酸含有ポリマーが50重量%未満(高分子量脂肪
族ポリエステルが50重量%超)であると、引張強度、
剛性等が低下する傾向があり、乳酸含有ポリマーが90
重量%を越え高分子量脂肪族ポリエステルが10重量%
未満になると、脆くなり屈曲性が低下する傾向がある。
【0020】従って、組成物の配合比率が、乳酸含有ポ
リマー50〜90重量%と高分子量脂肪族ポリエステル
50〜10重量%とを必須成分とするコア層(A)は、
ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカード基材が有する特性
である引張強度、衝撃強度、柔軟温度、積層性、耐熱
性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、耐粘着性及び耐湿性が
優れ、剛性、耐折り曲げ性、耐久性を有し、更にオーバ
ーレイ層(B)の支持性を付与することができる。ま
た、この際、コア層(A)は、隠ぺい性を付与する目的
で、無機系充填材、例えば酸化チタン等を、1〜10重
量%配合してもよいが、特に制限はなく、配合しなくて
も差し支えない。
リマー50〜90重量%と高分子量脂肪族ポリエステル
50〜10重量%とを必須成分とするコア層(A)は、
ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカード基材が有する特性
である引張強度、衝撃強度、柔軟温度、積層性、耐熱
性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、耐粘着性及び耐湿性が
優れ、剛性、耐折り曲げ性、耐久性を有し、更にオーバ
ーレイ層(B)の支持性を付与することができる。ま
た、この際、コア層(A)は、隠ぺい性を付与する目的
で、無機系充填材、例えば酸化チタン等を、1〜10重
量%配合してもよいが、特に制限はなく、配合しなくて
も差し支えない。
【0021】本発明に係る生分解性カード基材は、オー
バーレイ層(B)が、乳酸含有ポリマー50〜95重量
%と、前記コア層(A)の高分子量脂肪族ポリエステル
と同種及び/叉は異種の高分子量脂肪族ポリエステル5
0〜5重量%を必須成分とする組成物から成形される。
斯かる配合比率は、乳酸含有ポリマーが50重量%未満
(高分子量脂肪族ポリエステルが50重量%超)である
と、透明性が悪くなり、コア層(A)に印刷される画像
や印字される文字等が不鮮明になる傾向を有し、乳酸含
有ポリマーが95重量%を越える(高分子量脂肪族ポリ
エステルが5重量%未満になる)と、脆くなる傾向やエ
ンボス加工性が悪くなる傾向がある。
バーレイ層(B)が、乳酸含有ポリマー50〜95重量
%と、前記コア層(A)の高分子量脂肪族ポリエステル
と同種及び/叉は異種の高分子量脂肪族ポリエステル5
0〜5重量%を必須成分とする組成物から成形される。
斯かる配合比率は、乳酸含有ポリマーが50重量%未満
(高分子量脂肪族ポリエステルが50重量%超)である
と、透明性が悪くなり、コア層(A)に印刷される画像
や印字される文字等が不鮮明になる傾向を有し、乳酸含
有ポリマーが95重量%を越える(高分子量脂肪族ポリ
エステルが5重量%未満になる)と、脆くなる傾向やエ
ンボス加工性が悪くなる傾向がある。
【0022】従って、配合比率が乳酸含有ポリマー50
〜95重量%と、高分子量脂肪族ポリエステル50〜5
重量%とを必須成分とする組成物からなるオーバーレイ
層(B)は、コア層(A)の両表面に積層され、例えば
オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等が施されるコ
ア層(A)の印刷面を保護し透視度が高く印刷面の鮮明
度、エンボス文字等の刻印性及び磁気ストライプの接着
性の向上に寄与する。更に、例えばクレジットカード、
IDカード、キャッシュカード、会員カード等のカード
に対し、光沢性が優れ、鮮やか鮮明性を有する、例えば
証明用顔写真や個別情報等をカラープリントするのに寄
与する。
〜95重量%と、高分子量脂肪族ポリエステル50〜5
重量%とを必須成分とする組成物からなるオーバーレイ
層(B)は、コア層(A)の両表面に積層され、例えば
オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等が施されるコ
ア層(A)の印刷面を保護し透視度が高く印刷面の鮮明
度、エンボス文字等の刻印性及び磁気ストライプの接着
性の向上に寄与する。更に、例えばクレジットカード、
IDカード、キャッシュカード、会員カード等のカード
に対し、光沢性が優れ、鮮やか鮮明性を有する、例えば
証明用顔写真や個別情報等をカラープリントするのに寄
与する。
【0023】本発明に係る生分解性カード基材は、乳酸
含有ポリマー及び高分子量脂肪族ポリエステルを必須成
分とする組成物からなるコア層(A)と、乳酸含有ポリ
マーと高分子量脂肪族ポリエステルとを必須成分とする
組成物からなるオーバーレイ層(B)とが、(B)/
(A)/(A)/(B)の4層構成が好ましい。
含有ポリマー及び高分子量脂肪族ポリエステルを必須成
分とする組成物からなるコア層(A)と、乳酸含有ポリ
マーと高分子量脂肪族ポリエステルとを必須成分とする
組成物からなるオーバーレイ層(B)とが、(B)/
(A)/(A)/(B)の4層構成が好ましい。
【0024】本発明に係る生分解性カード基材が(B)
/(A)/(A)/(B)の4層構成の場合、コア層の
両面に印刷を施す必要があるときに、操作が煩わしい両
面印刷をすることなく、例えば2枚のコア層の1枚のコ
ア層(A)と他の1枚のコア層(A)の片面に、適宜に
画像、文字等を印刷し、該各々のコア層(A)の印刷面
がオーバーレイ層(B)に接するように積層し、かつ、
コア層(A)の非印刷面同志を積層することによつて、
両面に印刷を有する生分解性カード基材を容易に得るこ
とができる。
/(A)/(A)/(B)の4層構成の場合、コア層の
両面に印刷を施す必要があるときに、操作が煩わしい両
面印刷をすることなく、例えば2枚のコア層の1枚のコ
ア層(A)と他の1枚のコア層(A)の片面に、適宜に
画像、文字等を印刷し、該各々のコア層(A)の印刷面
がオーバーレイ層(B)に接するように積層し、かつ、
コア層(A)の非印刷面同志を積層することによつて、
両面に印刷を有する生分解性カード基材を容易に得るこ
とができる。
【0025】具体的に、例えば、先ず、コア層(A)の
少なくとも2枚、オーバーレイ層(B)の少なくとも2
枚を個々に成形する。次いで、2枚のコア層(A)各々
の片面に、例えばオフセット方式、或いは、シルクスク
リーン方式で、画像、文字等を印刷、印字せしめる。印
刷、印字が完了した2枚のコア層(A)は、1枚のコア
層(A)の印刷、印字面が1枚のオーバーレイ層(B)
に、他の1枚のコア層(A)の印刷、印字面が他のオー
バーレイ層(B)に接するように配し、しかる後、2枚
のコア層(A)の非印刷面及び/叉は非印字面同志を対
向させ、(B)/(A)/(A)/(B)となるよう
に、コア層(A)をオーバーレイ層(B)でサンドイッ
チした未接着状態の生分解性カード基材を作成する。該
サンドイッチした未接着状態の生分解性カード基材は、
例えば鏡面板或いは鏡面ロールに挟まれ、加圧、加熱、
冷却されることによって容易に両面に印刷、印字を有す
る生分解性カード基材を成形することができる。
少なくとも2枚、オーバーレイ層(B)の少なくとも2
枚を個々に成形する。次いで、2枚のコア層(A)各々
の片面に、例えばオフセット方式、或いは、シルクスク
リーン方式で、画像、文字等を印刷、印字せしめる。印
刷、印字が完了した2枚のコア層(A)は、1枚のコア
層(A)の印刷、印字面が1枚のオーバーレイ層(B)
に、他の1枚のコア層(A)の印刷、印字面が他のオー
バーレイ層(B)に接するように配し、しかる後、2枚
のコア層(A)の非印刷面及び/叉は非印字面同志を対
向させ、(B)/(A)/(A)/(B)となるよう
に、コア層(A)をオーバーレイ層(B)でサンドイッ
チした未接着状態の生分解性カード基材を作成する。該
サンドイッチした未接着状態の生分解性カード基材は、
例えば鏡面板或いは鏡面ロールに挟まれ、加圧、加熱、
冷却されることによって容易に両面に印刷、印字を有す
る生分解性カード基材を成形することができる。
【0026】本発明に係る生分解性カード基材は、例え
ばコア層(A)とオーバーレイ層(B)とを接着剤を介
して積層するドライラミネート法、少なくとも2台の押
出機に連結された共押出用ダイスを用いてコア層(A)
とオーバーレイ層(B)とを溶融積層する共押出法、ま
たは、少なくとも2種類の生分解性カード基材、例えば
コア層(A)とオーバーレイ層(B)となるシート等を
別々に製膜し、熱圧着して積層する熱圧着積層方法等が
例示できる。これらの方法のうちで、コア層(A)と、
オーバーレイ層(B)が、例えばTダイ法等で別々に製
膜し、しかる後、2枚コア層(A)を2枚のオーバレイ
層(B)で、(B)/(A)/(A)/(B)となるよ
うにサンドイッチし、未接着状態の生分解性カード基材
を作成し、該サンドイッチされた未接着状態の生分解性
カード基材を、例えば金属製の鏡面板または鏡面ロール
等を用いて加圧、加熱、冷却して積層する熱圧着方法が
好ましい。この際、圧力は5〜40kg/cm2、加熱
温度は140〜190℃、加圧加熱時間30秒〜30分
を例示できるが、特に制限はない。
ばコア層(A)とオーバーレイ層(B)とを接着剤を介
して積層するドライラミネート法、少なくとも2台の押
出機に連結された共押出用ダイスを用いてコア層(A)
とオーバーレイ層(B)とを溶融積層する共押出法、ま
たは、少なくとも2種類の生分解性カード基材、例えば
コア層(A)とオーバーレイ層(B)となるシート等を
別々に製膜し、熱圧着して積層する熱圧着積層方法等が
例示できる。これらの方法のうちで、コア層(A)と、
オーバーレイ層(B)が、例えばTダイ法等で別々に製
膜し、しかる後、2枚コア層(A)を2枚のオーバレイ
層(B)で、(B)/(A)/(A)/(B)となるよ
うにサンドイッチし、未接着状態の生分解性カード基材
を作成し、該サンドイッチされた未接着状態の生分解性
カード基材を、例えば金属製の鏡面板または鏡面ロール
等を用いて加圧、加熱、冷却して積層する熱圧着方法が
好ましい。この際、圧力は5〜40kg/cm2、加熱
温度は140〜190℃、加圧加熱時間30秒〜30分
を例示できるが、特に制限はない。
【0027】本発明に係る(B)/(A)/(A)/
(B)構成の生分解性カード基材はこのままの未延伸の
ものがよい。
(B)構成の生分解性カード基材はこのままの未延伸の
ものがよい。
【0028】
【0029】本発明に係る生分解性カード基材は、厚手
のカードに用いられる場合、コア層(A)の厚さが72
0〜480μm程度、オーバーレイ層(B)の厚さが2
0〜140μm程度が好ましい。
のカードに用いられる場合、コア層(A)の厚さが72
0〜480μm程度、オーバーレイ層(B)の厚さが2
0〜140μm程度が好ましい。
【0030】具体的には、厚手のカード基材は、例えば
情報の磁気記録保持性、必要に応じて施されるエンボス
文字(符号、記号を含む)の刻印性を有し、携帯頻度が
多く長期にわたって使用されるキャッシュカード、クレ
ジットカード、顔写真や個人情報等が印刷された証明用
カード等に好適に使用される。また、コア層(A)が、
2層の構成[(B)/(A)/(A)/(B)構成]の
場合、コア層(A)の厚さが240〜360μm程度
(2枚のコア層の各コア層の厚さ)がよい。
情報の磁気記録保持性、必要に応じて施されるエンボス
文字(符号、記号を含む)の刻印性を有し、携帯頻度が
多く長期にわたって使用されるキャッシュカード、クレ
ジットカード、顔写真や個人情報等が印刷された証明用
カード等に好適に使用される。また、コア層(A)が、
2層の構成[(B)/(A)/(A)/(B)構成]の
場合、コア層(A)の厚さが240〜360μm程度
(2枚のコア層の各コア層の厚さ)がよい。
【0031】本発明に係る生分解性カード基材は、必要
に応じて、印刷層、感熱記録層を設けることができる。
この場合、コア層(A)とオーバーレイ層(B)の表面
叉は層間に設けることが望ましい。また、磁気カードの
場合、磁気ストライプの形成はオーバーレイ層(B)の
表面にカッティングの前叉は後等に適宜な方法によって
行うのが好ましい。更に、例えば厚手のキャッシュカー
ド、クレジットカード等は、必要に応じて、例えばカー
ド状にカッティングした後、カード表面にエンボス文字
(符号、記号)、等を適宜な方法で刻印してもよい。
に応じて、印刷層、感熱記録層を設けることができる。
この場合、コア層(A)とオーバーレイ層(B)の表面
叉は層間に設けることが望ましい。また、磁気カードの
場合、磁気ストライプの形成はオーバーレイ層(B)の
表面にカッティングの前叉は後等に適宜な方法によって
行うのが好ましい。更に、例えば厚手のキャッシュカー
ド、クレジットカード等は、必要に応じて、例えばカー
ド状にカッティングした後、カード表面にエンボス文字
(符号、記号)、等を適宜な方法で刻印してもよい。
【0032】本発明に係る生分解性カード基材は、例え
ば顔写真や個別情報等を印刷し証明用カードのカード基
材として使用できる。具体的には、証明用カードは、本
発明によって得られる生分解性カード基材を、例えばカ
ッティングしてカードを成形し、次いで、該カードのオ
ーバーレイ層(B)の表面に、例えば証明用カラー写真
や個別情報等の画像及び印字を、ホットスタンプを用い
て、シアン(藍)、イエロ(黄)、マゼンタ(紅)及び
カーボンブラック(黒)の各々と、ワックス類等からな
る熱溶融性インク層もしくは熱昇華性インク層を積層し
てなるカラーフィルム(リボン)で、熱転写せしめ、し
かる後、該カラーフィルム(リボン)を剥離することに
より、光沢性に優れた鮮やかなカラー写真叉は印字がカ
ラープリントされ、証明用として使用できる。
ば顔写真や個別情報等を印刷し証明用カードのカード基
材として使用できる。具体的には、証明用カードは、本
発明によって得られる生分解性カード基材を、例えばカ
ッティングしてカードを成形し、次いで、該カードのオ
ーバーレイ層(B)の表面に、例えば証明用カラー写真
や個別情報等の画像及び印字を、ホットスタンプを用い
て、シアン(藍)、イエロ(黄)、マゼンタ(紅)及び
カーボンブラック(黒)の各々と、ワックス類等からな
る熱溶融性インク層もしくは熱昇華性インク層を積層し
てなるカラーフィルム(リボン)で、熱転写せしめ、し
かる後、該カラーフィルム(リボン)を剥離することに
より、光沢性に優れた鮮やかなカラー写真叉は印字がカ
ラープリントされ、証明用として使用できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。但し、本発明は下記実施例により制限されるもの
ではない。尚、本発明は下記実施例において各検査項目
の測定は下記の方法により行った。
する。但し、本発明は下記実施例により制限されるもの
ではない。尚、本発明は下記実施例において各検査項目
の測定は下記の方法により行った。
【0034】[引張強度(kg/cm2)]:JIS
X−6301号に準じてオートグラフで測定し480k
g/cm2以上であること。
X−6301号に準じてオートグラフで測定し480k
g/cm2以上であること。
【0033】[衝撃強度]:JIS X−6301号に
準じて、カードを堅固な水平板上に置き、500gの鋼
球を30cmの高さからカード上に落とし、カードの割
れ、ヒビを目視評価した。
準じて、カードを堅固な水平板上に置き、500gの鋼
球を30cmの高さからカード上に落とし、カードの割
れ、ヒビを目視評価した。
【0035】[柔軟温度]:JIS X−6301号に
準じて、高温熱風乾燥器でカードの柔軟温度を測定し、
その温度が52℃以上であること。
準じて、高温熱風乾燥器でカードの柔軟温度を測定し、
その温度が52℃以上であること。
【0036】[積層性]:JIS X−6301号に準
じて、カードを150℃の流動パラフィンの中に5分間
浸漬したとき、カード間の間隙の発生を目視評価した。
じて、カードを150℃の流動パラフィンの中に5分間
浸漬したとき、カード間の間隙の発生を目視評価した。
【0037】[耐熱性]:JIS X−6301号に準
じて、カードを60℃の温水に5分間浸漬し、カード表
面の変化を目視評価した。
じて、カードを60℃の温水に5分間浸漬し、カード表
面の変化を目視評価した。
【0038】[耐熱伸縮性]:JIS X−6301号
に準じて、カードを温度−10℃及び+45℃の状態に
30分間放置後、室温に戻し2時間放置したときのカー
ドの伸縮率を測定し、伸縮率が±2%以下である。
に準じて、カードを温度−10℃及び+45℃の状態に
30分間放置後、室温に戻し2時間放置したときのカー
ドの伸縮率を測定し、伸縮率が±2%以下である。
【0039】[粘着性]:JIS X−6301号に準
じて、カードを40℃、90%RHの雰囲気中で、50
g/cm2の圧力を加え、48時間後の外観変化を目視
評価した。
じて、カードを40℃、90%RHの雰囲気中で、50
g/cm2の圧力を加え、48時間後の外観変化を目視
評価した。
【0040】[耐薬品浸漬性]:JIS X−6301
号に準じて、カードを5%の食塩水、1%の炭酸ナトリ
ウム水溶液、5%の酢酸水にそれぞれ24時間浸漬時の
剥離を目視評価した。
号に準じて、カードを5%の食塩水、1%の炭酸ナトリ
ウム水溶液、5%の酢酸水にそれぞれ24時間浸漬時の
剥離を目視評価した。
【0041】[耐湿性]:JIS X−6301号に準
じて、カードを40℃、90%RHの雰囲気に48時間
保存した後の外観変化を目視評価した。
じて、カードを40℃、90%RHの雰囲気に48時間
保存した後の外観変化を目視評価した。
【0042】[生分解性]:大きさ85.5×54mm
のカードを浄化センター(滋賀県下水道公社湖南中部事
務所内)で採取、処理された返送汚泥中に25℃の条件
下で2ケ月以上浸漬し、形状変化を目視し生分解性の有
無を判定した。
のカードを浄化センター(滋賀県下水道公社湖南中部事
務所内)で採取、処理された返送汚泥中に25℃の条件
下で2ケ月以上浸漬し、形状変化を目視し生分解性の有
無を判定した。
【0043】実施例1
L−乳酸のラクチドを開環重合して得られる数平均分子
量Mn=200,000のポリ乳酸66重量%、数平均
分子量Mn=85,000のポリブチレンサクシネ−ト
(PBS)24重量%、酸化チタン4重量%、並びにタ
ルク6重量%をブレンドした組成物を、シリンダー温度
190℃、ダイス温度190℃に設定したTダイ押出機
を用いて溶融混練後、表面温度50℃冷却ロール上に押
し出し、厚さ280μmのシートをコア層(A)として
用いた。
量Mn=200,000のポリ乳酸66重量%、数平均
分子量Mn=85,000のポリブチレンサクシネ−ト
(PBS)24重量%、酸化チタン4重量%、並びにタ
ルク6重量%をブレンドした組成物を、シリンダー温度
190℃、ダイス温度190℃に設定したTダイ押出機
を用いて溶融混練後、表面温度50℃冷却ロール上に押
し出し、厚さ280μmのシートをコア層(A)として
用いた。
【0044】次に、L−乳酸のラクチドを開環重合して
得られる数平均分子量Mn=200, 000のポリ乳酸
70重量%、数平均分子量Mn=85,000のポリブ
チレンサクシネ−ト(PBS)25重量%、並びに数平
均分子量Mn=92,000のポリブチレンサクシネ−
ト・アジペ−ト(PBSA)5重量%をブレンドした組
成物を、シリンダー温度210℃、ダイス温度210℃
に設定したTダイ押出機に供給し、溶融混練後、表面温
度40℃の冷却ロール上に押し出し、厚さ100μmの
シートをオーバーレイ層(B)として用いた。
得られる数平均分子量Mn=200, 000のポリ乳酸
70重量%、数平均分子量Mn=85,000のポリブ
チレンサクシネ−ト(PBS)25重量%、並びに数平
均分子量Mn=92,000のポリブチレンサクシネ−
ト・アジペ−ト(PBSA)5重量%をブレンドした組
成物を、シリンダー温度210℃、ダイス温度210℃
に設定したTダイ押出機に供給し、溶融混練後、表面温
度40℃の冷却ロール上に押し出し、厚さ100μmの
シートをオーバーレイ層(B)として用いた。
【0045】上記で得たコア層(A)となる2枚のシー
ト各々の表面にシルクスクリーン印刷機を用いて画像印
刷及び印字を行い、1枚のコア層(A)の印刷面に、1
枚のオーバーレイ層(B)を重ね合わせ、他の1枚のコ
ア層(A)の印刷面にも他のオーバーレイ層(B)を重
ね合わせた。しかる後に、上記で得た2枚の(A)/
(B)構成におけるコア層(A)の非印刷面同志を対向
させ、(B)/(A)/(A)/(B)となるように4
枚をサンドイッチ状に重ね合わせ未接着の積層体を得
た。
ト各々の表面にシルクスクリーン印刷機を用いて画像印
刷及び印字を行い、1枚のコア層(A)の印刷面に、1
枚のオーバーレイ層(B)を重ね合わせ、他の1枚のコ
ア層(A)の印刷面にも他のオーバーレイ層(B)を重
ね合わせた。しかる後に、上記で得た2枚の(A)/
(B)構成におけるコア層(A)の非印刷面同志を対向
させ、(B)/(A)/(A)/(B)となるように4
枚をサンドイッチ状に重ね合わせ未接着の積層体を得
た。
【0046】得られた積層体は2枚の金属製の鏡面板に
挟み、40℃に予熱後、20分かけて168℃に昇温
し、該温度で圧力10kg/cm2の条件で5分間熱圧
着後、20分かけて40℃に冷却して、(B)/(A)
/(A)/(B)=100/280/280/100μ
m=760μmの生分解性カード基材を得た。該生分解
性カード基材の引張強度、衝撃強度、積層性、耐熱性、
耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、粘着性、耐湿性及び生分解
性を表1、表2に示した。
挟み、40℃に予熱後、20分かけて168℃に昇温
し、該温度で圧力10kg/cm2の条件で5分間熱圧
着後、20分かけて40℃に冷却して、(B)/(A)
/(A)/(B)=100/280/280/100μ
m=760μmの生分解性カード基材を得た。該生分解
性カード基材の引張強度、衝撃強度、積層性、耐熱性、
耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、粘着性、耐湿性及び生分解
性を表1、表2に示した。
【0047】参考例1
コア層(A)が、L―ラクチドを開環重合して得られる
数平均分子量(Mn)が200,000のポリ乳酸76
重量%と、数平均分子量(Mn)85,000のポリブ
チレンサクシネート(PBS)24重量%、並びに該ポ
リ乳酸とPBSとの合計量100重量部に対し酸化チタ
ン5重量部及びタルク7重量部との組成物を用いてTダ
イ法で製造される厚さ560μmのシートである以外
は、実施例1と同様にして、(B)/(A)/(B)=
100/560/100μm=760μmの生分解性カ
ード基材を得た。該生分解性カード基材の引張強度、衝
撃強度、積層性、耐熱性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、
粘着性、耐湿性及び生分解性を表1、表2に示した。
数平均分子量(Mn)が200,000のポリ乳酸76
重量%と、数平均分子量(Mn)85,000のポリブ
チレンサクシネート(PBS)24重量%、並びに該ポ
リ乳酸とPBSとの合計量100重量部に対し酸化チタ
ン5重量部及びタルク7重量部との組成物を用いてTダ
イ法で製造される厚さ560μmのシートである以外
は、実施例1と同様にして、(B)/(A)/(B)=
100/560/100μm=760μmの生分解性カ
ード基材を得た。該生分解性カード基材の引張強度、衝
撃強度、積層性、耐熱性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、
粘着性、耐湿性及び生分解性を表1、表2に示した。
【0048】実施例2
コア層(A)としては、L−ラクチドを開環重合して得
られる数平均分子量200, 000のポリ乳酸76重量
%、数平均分子量85,000ののポリブチレンサクシ
ネート(PBS)24重量%、並びに該ポリ乳酸と該P
BSの合計量100重量部に対し酸化チタン5重量部及
びタルク7重量部の組成物を用いて実施例1と同様にし
てTダイ法で製造される厚さ280μmのシートを用い
た。オーバーレイ層(B)としては、コア層(A)で使
用される数平均分子量200,000のポリ乳酸80重
量%と、数平均分子量85,000のポリブチレンサク
シネート(PBS)20重量%との組成物を用いて実施
例1と同様にしてTダイ法で製造される厚さ100μm
のシートを用いた。前記のコア層(A)を構成するシー
トと、オーバーレイ層(B)を構成するシートを用い実
施例1と同様にして、(B)/(A)/(A)/(B)
=100/280/280/100μm=760μmの
生分解性カード基材を得た。該生分解性カード基材の引
張強度、衝撃強度、積層性、耐熱性、耐熱伸縮性、耐薬
品浸漬性、粘着性、耐湿性及び生分解性を表1、表2に
示した。
られる数平均分子量200, 000のポリ乳酸76重量
%、数平均分子量85,000ののポリブチレンサクシ
ネート(PBS)24重量%、並びに該ポリ乳酸と該P
BSの合計量100重量部に対し酸化チタン5重量部及
びタルク7重量部の組成物を用いて実施例1と同様にし
てTダイ法で製造される厚さ280μmのシートを用い
た。オーバーレイ層(B)としては、コア層(A)で使
用される数平均分子量200,000のポリ乳酸80重
量%と、数平均分子量85,000のポリブチレンサク
シネート(PBS)20重量%との組成物を用いて実施
例1と同様にしてTダイ法で製造される厚さ100μm
のシートを用いた。前記のコア層(A)を構成するシー
トと、オーバーレイ層(B)を構成するシートを用い実
施例1と同様にして、(B)/(A)/(A)/(B)
=100/280/280/100μm=760μmの
生分解性カード基材を得た。該生分解性カード基材の引
張強度、衝撃強度、積層性、耐熱性、耐熱伸縮性、耐薬
品浸漬性、粘着性、耐湿性及び生分解性を表1、表2に
示した。
【0049】比較例1
従来使用されているポリ塩化ビニル系樹脂からなるカー
ド基材を用いた。該カード基材は、引張強度、衝撃強
度、積層性、耐熱性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、粘着
性及び耐湿性は、JIS X−6301号に適合するも
のである。しかしながら、生分解性はなく、使用済みの
カード基材、カード成形の際、発生する成形ロス等を廃
棄物として地中等に埋設しても、自然界の微生物、細菌
等によって生分解されず半永久的に自然界に残留する。
ド基材を用いた。該カード基材は、引張強度、衝撃強
度、積層性、耐熱性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、粘着
性及び耐湿性は、JIS X−6301号に適合するも
のである。しかしながら、生分解性はなく、使用済みの
カード基材、カード成形の際、発生する成形ロス等を廃
棄物として地中等に埋設しても、自然界の微生物、細菌
等によって生分解されず半永久的に自然界に残留する。
【0050】表1及び表2から明らかなように、実施例
1〜3で得られる生分解性カード基材は、カードとして
必要な特性である引張強度、衝撃強度、積層性、耐熱
性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、粘着性及び耐湿性が、
比較例1のポリ塩化ビニル系樹脂からなるカードと同等
であるので、該ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカードの
代替カード基材として使用でる。しかも生分解性を有す
るので、廃棄物として地中などに埋設しても微生物、細
菌等により生分解され、環境汚染、景観破壊等の問題の
解決が期待できる。
1〜3で得られる生分解性カード基材は、カードとして
必要な特性である引張強度、衝撃強度、積層性、耐熱
性、耐熱伸縮性、耐薬品浸漬性、粘着性及び耐湿性が、
比較例1のポリ塩化ビニル系樹脂からなるカードと同等
であるので、該ポリ塩化ビニル系樹脂からなるカードの
代替カード基材として使用でる。しかも生分解性を有す
るので、廃棄物として地中などに埋設しても微生物、細
菌等により生分解され、環境汚染、景観破壊等の問題の
解決が期待できる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る生分解性カード基材は、従
来より、クレジットカード、キャッシュカード等として
使用されている、例えばポリ塩化ビニル系樹脂からなる
カード基材の特性が同等であり、しかも生分解性を有し
ている。従って、本発明は、従来のカードに代替できる
生分解性カードを提供できる。
来より、クレジットカード、キャッシュカード等として
使用されている、例えばポリ塩化ビニル系樹脂からなる
カード基材の特性が同等であり、しかも生分解性を有し
ている。従って、本発明は、従来のカードに代替できる
生分解性カードを提供できる。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−176421(JP,A)
特開 平9−123358(JP,A)
特開 平8−58029(JP,A)
特開 平4−189822(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B32B 1/00 - 35/00
B42D 15/00 341
Claims (11)
- 【請求項1】 乳酸含有ポリマー50〜90重量%と、
グリコール類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合しカ
ップリング剤を添加することにより得られる高分子量脂
肪族ポリエステル50〜10重量%とを必須成分とする
組成物からなる240〜360μmの未延伸のコア層
(A)の両面に、乳酸含有ポリマー50〜95重量%
と、グリコール類と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合
しカップリング剤を添加することにより得られる高分子
量脂肪族ポリエステル50〜5重量%とを必須成分とす
る組成物からなる20〜140μmの未延伸のオーバー
レイ層(B)を(B)/(A)/(A)/(B)となる
ように熱圧着してなる生分解性カード基材。 - 【請求項2】 乳酸含有ポリマーがL−乳酸、D−乳酸
及びD,L−乳酸のいずれかを直接脱水重縮合してなる
重合体である請求項1に記載の生分解性カード基材。 - 【請求項3】 乳酸含有ポリマーがL−乳酸、D−乳酸
及びD,L−乳酸のいずれかとヒドロキシカルボン酸と
を直接脱水重縮合してなる共重合体である請求項1に記
載の生分解性カ−ド基材。 - 【請求項4】 乳酸含有ポリマーがL−乳酸、D−乳酸
及びD,L−乳酸のいずれかから得られるラクチドを開
環重合してなる重合体である請求項1に記載の生分解性
カード基材。 - 【請求項5】 高分子量脂肪族ポリエステルを構成する
グリコール類が、エチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、デカメチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノールの群から選ばれる1種または2種以
上である請求項1に記載の生分解性カード基材。 - 【請求項6】高分子量脂肪族ポリエステルを構成する脂
肪族ジカルボン酸が、コハク酸、アジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、ドデカン酸、無水コハク酸、無水アジ
ピン酸の群から選ばれる1種または2種以上である請求
項1に記載の生分解性カード基材。 - 【請求項7】 高分子量脂肪族ポリエステルが、グリコ
ール類の少なくとも1種と、脂肪族ジカルボン酸の1種
または2種以上とが脱水重縮合により合成される重合体
または共重合体である請求項1に記載の生分解性カード
基材。 - 【請求項8】 高分子量脂肪族ポリエステルが、グリコ
ール類の少なくとも1種と、脂肪族ジカルボン酸の1種
または2種以上以外に、第3成分として、3官能または
4官能の多価アルコール、オキシカルボン酸及び多価カ
ルボン酸もしくはその無水物から選ばれる少なくとも1
種の多価官能成分を加えてなる請求項1に記載の生分解
性カード基材。 - 【請求項9】 高分子量脂肪族ポリエステルが、ポリエ
チレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート及びポ
リブチレンサクシネート・アジペートから選ばれる1種
または2種以上である請求項1に記載の生分解性カード
基材。 - 【請求項10】コア層(A)に無機系充填材を1〜10
重量%配合してなる請求項1に記載の生分解性カード基
材。 - 【請求項11】圧力5〜40kg/cm2、加熱温度1
40〜190℃、加圧加熱時間30秒〜30分の条件で
熱圧着することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
1項に記載の生分解性カード基材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28615197A JP3366845B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 生分解性カード基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28615197A JP3366845B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 生分解性カード基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105224A JPH11105224A (ja) | 1999-04-20 |
JP3366845B2 true JP3366845B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=17700604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28615197A Ceased JP3366845B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 生分解性カード基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3366845B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
KR20040039681A (ko) * | 2002-11-04 | 2004-05-12 | 학교법인 인하학원 | 생붕괴성 폴리염화비닐 수지 조성물 및 이를 이용한폴리염화비닐 수지 제품의 제조 방법 |
EP1792934A4 (en) | 2004-09-10 | 2009-09-16 | Yupo Corp | PAPER |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP28615197A patent/JP3366845B2/ja not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH11105224A (ja) | 1999-04-20 |
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