JP3366127B2 - 鞍乗型車両におけるシート構造 - Google Patents

鞍乗型車両におけるシート構造

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は,後輪を懸架するリヤク
ッションの上端取付部を車体フレームに枢支するととも
に,前記車体フレームの上部にシートを支持してなる鞍
乗型車両におけるシート構造に関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車の後輪を懸架するリヤクッシ
ョンの上端取付部が車体側面に露出していると,その部
分が目視可能となって外観商品性が低下することがあ
る。そこで,実公昭53−52218号公報に記載され
ているようにリヤクッションの上端取付部をフレームカ
バーで目視不能に覆えば,外観がすっきりして外観商品
性の低下が防止される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のもののようにフレームカバーでリヤクッションの上
端取付部を覆う場合には,特別のフレームカバーが必要
になったり,或いは既存のフレームカバーを無理に後方
に延長する必要があり,コスト及び重量の増加やデザイ
ン上の不具合の原因となっていた。 【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,フレームカバーを用いずにリヤクッションの上端取
付部を目視不能に覆い,鞍乗型車両の外観商品性を向上
させることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明の鞍乗型車両におけるシート構造は,後輪を
懸架するリヤクッショの上端取付部を車体フレームに枢
支するとともに,前記車体フレームの上部にライダー及
びピリオンライダー用のシートを支持してなる鞍乗型車
両において,シートのライダー用の座部とピリオンライ
ダー用の座部との中間部の左,右側縁には,左右方向に
それぞれ突出する張出部が形成され,該張出部の外端は
それぞれ下方に湾曲していて,前記リヤクッションの上
端取付部を上側及び車体外側から覆っていることを特徴
とする。 【0006】 【作 用】前記構成によれば,リヤクッションの上端取
付部がシートのライダー用の座部とピリオンライダー用
の座部との中間部の左,右側縁に形成された左右方向張
出部上側及び車体外側から覆われるので,そのリヤク
ッションの上端取付部が特別のフレームカバーを用いる
ことなく目視不能になり,外観がすっきりして外観商品
性が向上する。 【0007】 【実施例】以下,図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。 【0008】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で,図1は自動二輪車の全体側面図,図2は図1の2方
向矢視図,図3は図2の3方向拡大矢視図,図4は図3
の4方向矢視図,図5は図3の5−5線拡大断面図であ
る。 【0009】図1及び図2に示すように,自動二輪車V
は骨格を構成する車体フレームFを備えており,車体フ
レームFの前端に操向可能に支持されたフロントフォー
クFfの上端には操向ハンドルHが設けられ,また下端
には前輪Wfが軸支される。車体フレームFの後部に上
下揺動自在に枢支されてリヤクッションCrにより懸架
されたリヤフォークFrの後端に,車体フレームFの中
央部に搭載されたV型2気筒水冷エンジンEにより駆動
される後輪Wrが軸支される。 【0010】車体上部には燃料タンクT及びシートSが
前後に配置されており,エンジンEの前部にはラジエー
タRが,右側面にはエアクリーナAが,上部には一対の
キャブレタC及び吸気チャンバChがそれぞれ設けられ
る。エンジンEから車体後方に延びるエグゾーストパイ
プPは,車体右側面に配置したマフラーMに接続され
る。 【0011】図3〜図5に示すように,車体フレームF
の後部は,図示せぬヘッドパイプから後方に延びて後部
が下向きに屈曲するメインパイプ1と,図示せぬ左右一
対のダウンチューブの後端に接続されて後上方に延びる
左右一対のバックステー2,2と,バックステー2,2
に立設された左右一対の連結プレート3,3と,連結プ
レート3,3の上端及び下端をメインパイプ1に接続す
る2本のクロスメンバ4,5と,メインパイプ1及びバ
ックステー2,2に接続されて後方に延びる左右一対の
シートレール6,6とを備える。 【0012】後端に後輪Wrを軸架したリヤフォークF
rの前端は,左右の連結プレート3,3の内側面にピボ
ット7を介して枢支される。後輪Wrを懸架する左右の
リヤクッションCr,Crは,それぞれショックアブソ
ーバ8,8と,その外周に配設されたコイルスプリング
9,9とから構成される。それぞれのリヤクッションC
rの下端取付部10はリヤフォークFrの後端上面に枢
支されるとともに,その上端取付部11はバックステー
2とシートレール6との接続部に溶接された取付ブラケ
ット12に枢支される。即ち,図5から明らかなよう
に,取付ブラケット12は断面U字型に形成されてお
り,その上端開口部においてバックステー2及びシート
レール6に溶接される。そして,取付ブラケット12に
溶接されて車体外側に突出する支持軸13の外端に,リ
ヤクッションCrの上部ばね座14の上端に設けた環状
の取付部材15が嵌合してボルト16によって抜け止め
が施される。 【0013】リヤフェンダ17の内面には門型の取付ブ
ラケット18が溶接されており,その取付ブラケット1
8の下端を左右のシートレール6,6の車体内側面に各
2本のボルト19,19で固定することにより,リヤフ
ェンダ17が後輪Wrの上部を覆うように支持される。
リヤフェンダ17の外側面に沿って露出するシートレー
ル6,6の外側を覆うモール20,20が,前記取付ブ
ラケット18を固定する左右各2本のボルト19,19
によって共締めされる。リヤクッションCr,Crの上
端取付部11,11のメンテナンス性を確保すべくモー
ル20,20の前端には切欠き201 ,201 が形成さ
れており(図3参照),この切欠き201 ,201 の近
傍においてモール20,20の前端がボルト21,21
でリヤフェンダ17の上面に固定される。 【0014】ライダー及びピリオンライダー用のシート
Sは,底板22と,ウレタン製のクッション材23と,
表皮24とから構成される。シートSの底板22は前
部,中央部及び後部においてシートレール6,6上に支
持される。即ち,左右のシートレール6,6の上面に突
設した一対のステー25,25に,シートSの底板22
の左右両側にボルト26,26で固定した取付ブラケッ
ト27,27がボルト28,28で結合されるととも
に,リヤフェンダ17の内面に溶接した取付ブラケット
29に,シートSの底板22の後端にボルト30,30
で固定した取付ブラケット31がボルト32で結合され
る。また,底板22の前部下面には左右一対の支持部2
1 ,221 が突設されており,これら支持部221
221 が左右のシートレール6,6の上面に嵌合する
(図3参照)。 【0015】シートSの前後方向中間部の側縁,即ちラ
イダー用の座部とピリオンライダー用の座部との中間部
の側縁には,左右方向に突出する張出部33,33が形
成される。張出部33,33の外端は下方に湾曲してお
り,リヤクッションCr,Crの上端取付部11,11
(上部ばね座14,14から上方に突出する取付部材1
5,15及びボルト16,16)の上方及び車体外方を
覆っている。従って,特別のフレームカバーを用いるこ
となくリヤクッションCr,Crの上端取付部11,1
1を目視不能に覆い,外観をすっきりさせて外観商品性
を向上させることができる。 【0016】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。 【0017】例えば,実施例では自動二輪車を例示した
が,本発明は自動三輪車や4輪バギー車等の鞍乗型車両
に対しても適用することが可能である。 【0018】 【発明の効果】以上のように,本発明によれば,シート
のライダー用の座部とピリオンライダー用の座部との中
間部の左,右側縁には,左右方向にそれぞれ突出する張
出部が形成され,該張出部の外端はそれぞれ下方に湾曲
していて,リヤクッションの上端取付部を上側及び車体
外側から覆っているので,新たなフレームカバーの装着
や既存のフレームカバーの大型化を行うことなく,前記
リヤクッションの上端取付部を,シートのライダー用の
座部とピリオンライダー用の座部との中間部の左,右側
縁に形成された左右方向張出部で目視不能にして外観
をすっきりさせ,これにより外観商品性を向上を図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】自動二輪車の全体側面図 【図2】図1の2方向矢視図 【図3】図2の3方向拡大矢視図 【図4】図3の4方向矢視図 【図5】図3の5−5線拡大断面図 【符号の説明】 Cr リヤクッション F 車体フレーム S シート Wr 後輪 11 上端取付部33 張出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−957(JP,A) 実開 昭58−186985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 1/12 B62J 1/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後輪(Wr)を懸架するリヤクッション
    (Cr)の上端取付部(11)を車体フレーム(F)に
    枢支するとともに,前記車体フレーム(F)の上部に
    イダー及びピリオンライダー用のシート(S)を支持し
    てなる鞍乗型車両において,シート(S)のライダー用の座部とピリオンライダー用
    の座部との中間部の左,右側縁には,左右方向にそれぞ
    れ突出する張出部(33)が形成され,該張出部(3
    3)の外端はそれぞれ下方に湾曲していて,前記リヤク
    ッション(Cr)の上端取付部(11)を上側及び 車体
    外側から覆っていることを特徴とする,鞍乗型車両にお
    けるシート構造。
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