JP3365741B2 - Vベルト式無段変速機の作動油分配構造 - Google Patents

Vベルト式無段変速機の作動油分配構造

Info

Publication number
JP3365741B2
JP3365741B2 JP24718798A JP24718798A JP3365741B2 JP 3365741 B2 JP3365741 B2 JP 3365741B2 JP 24718798 A JP24718798 A JP 24718798A JP 24718798 A JP24718798 A JP 24718798A JP 3365741 B2 JP3365741 B2 JP 3365741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil passage
oil
input shaft
pulley
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24718798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000074166A (ja
Inventor
功敬 小沢
宜史 鴛海
正之 川合
勤 齋藤
泰史 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP24718798A priority Critical patent/JP3365741B2/ja
Publication of JP2000074166A publication Critical patent/JP2000074166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3365741B2 publication Critical patent/JP3365741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側面を傾斜させた
Vベルトと鍔間隔可変のプーリの組み合わせにより変速
比を無段階に変化させるVベルト式無段変速機における
作動油分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のVベルト式無段変速機の作動油分
配装置としては、例えば特開昭58−137654号公
報に開示されたようなものがある。この装置では、発進
クラッチとプーリ駆動用の各油圧シリンダへの作動油分
配を行うために、プーリシャフトを中空パイプを組み合
わせた内外2重管として、パイプ中心穴と内外パイプ間
の間隙をそれぞれ作動油分配通路としている。これによ
り変速機ケースの外部に配管しないですみ、配管路長を
短縮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のVベルト式無段変速機の作動油分配装置で
は、プーリシャフトを2重管としているため、軸径が大
きくなるという問題がある。すなわち、2重管を構成し
ているパイプの中心穴で形成される油路は一般に相当の
通路断面積が確保されて作動油が滑らかに給排されると
しても、パイプ間の間隙で形成される通路は所定の断面
積を満たすだけでは足りず、間隙の寸法が小さいとオリ
フィスと同様の影響を与えて滑らかな給排ができない。
したがって、応答性の良い作動油分配通路とするために
はパイプ間の間隙に所定の絶対寸法を確保する必要があ
り、その結果軸径が大きくならざるを得ない。軸径が大
きくなると、プーリ鍔の内径が大きくなって変速幅に制
約を受け、十分な変速幅を確保しようとすれば、プーリ
鍔の外径を大きくしなければならないので変速機全体の
サイズが大きくなる。
【0004】また、プーリシャフトにはプライマリプー
リとセカンダリプーリの間に掛け渡されたVベルトによ
る軸直角方向のプーリ張力がかかるので、プーリシャフ
トのベアリング支持部には所定の径方向肉厚も必要であ
るが、2重管構造にすると当該肉厚が薄くなってプーリ
シャフトの十分な支持剛性が得られないという問題もあ
る。したがって、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、
全体を小型にしながら、必要な変速幅を確保することが
でき、剛性の高いVベルト式無段変速機の作動油分配装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、Vベ
ルト式無段変速機において、第1の支持部材に回転自在
に支持されたインプットシャフトと一端を第2の支持部
材に回転自在に支持されたプーリシャフトを軸方向に配
置するとともに、インプットシャフト上で第1の支持部
材とプーリシャフトのプーリとの間に配置されて前後進
の回転方向を切り替える切替え装置を設け、インプット
シャフトの中心部に形成した油路をプーリシャフトの中
心部に形成した油路に接続して構成した第1の作動油分
配通路を介して、第1の支持部材側の油路からの油をプ
ーリシャフト上に設けられた可動プーリの油圧室へ供給
可能とする一方、インプットシャフトに第1の支持部材
に嵌合する膨出ブロック部を設け、該膨出ブロック部の
インプットシャフトの中心部の油路より外周側に形成し
た軸方向油路を第1の支持部材に形成された油路に連通
させて構成した第2の作動油分配通路を介して、第1の
支持部材側の油路からの油を切替え装置へ供給可能とし
たものである。
【0006】とくに、上記の第1の支持部材は変速機ケ
ース内方へ延びる張出部を含むオイルポンプハウジング
であり、第2の支持部材は変速機ケース内に設けられた
隔壁であり、また切替え装置は膨出ブロック部の軸方向
油路に連通する油路を形成したリング部を備えるととも
に、プーリシャフトの上記一端側と連結する出力部材を
有し、膨出ブロック部は張出部に形成された大径穴とリ
ング部に形成された嵌合穴とに跨って嵌合するものとす
るのが好ましい。
【0007】これにより、インプットシャフトおよびプ
ーリシャフトの各中心部には第1の作動油分配通路のみ
とし、インプットシャフトの一部分のみ膨出ブロック部
として大径化し、ここに第2の作動油分配通路が配され
るので、プーリシャフトのベアリング支持部の肉厚を十
分に確保して支持剛性を高めるとともに、変速機全体を
大型化しないで所望の変速幅を得ることができる。
【0008】また、第2の作動油分配通路は、オイルポ
ンプハウジングの張出部に設けた油路を第1油路、膨出
ブロック部の軸方向油路を第2油路、切替え装置のリン
グ部に形成した油路を第3油路としてこれらを連通させ
て構成され、膨出ブロック部は、シャフト本体に設けた
大径部の外周面に軸方向の溝を形成するとともに当該大
径部に円筒状のカバー部材を被せて構成し、カバー部材
には上記軸方向の溝で形成される軸方向油路を第1油路
ならびに第3油路に接続する孔を設けたものとすること
により、簡単な構造で第2の作動油分配通路を実現でき
る。さらに、張出部とリング部は互いに間隙をもって対
向し、当該間隙を通してカバー部材から切替え装置の入
力部材を構成する支持ディスクを径方向に延ばすことに
より、変速機の軸長さを小さくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例によ
り説明する。図1は実施例の全体構成を示す断面図であ
る。変速機ケース1の端面に取り付けられたオイルポン
プハウジング2は、これに一体的に結合され図示省略の
トルクコンバータ側へ延びる突出筒部3と、反対側の変
速機ケース内方へ延びる張出部4とを備えている。張出
部4と突出筒部3を通して貫通穴が形成され、この貫通
穴は、張出部4の先端から当該張出部の略中央部にかけ
ての大径穴6と、この略中央部から突出筒部3先端まで
の小径穴5からなっている。貫通穴にはインプットシャ
フト20が挿入され、このインプットシャフトを回転可
能に支持している。
【0010】インプットシャフト20は、オイルポンプ
ハウジングの小径穴5に整合する支持シャフト部21の
先端にスプライン22を備え、スプライン22は突出筒
部3から突出して図示しないトルクコンバータのタービ
ン出力に連結される。 インプットシャフト20は支持
シャフト部21に続いて順次大径穴6と整合する膨出ブ
ロック部23と小径の芯合わせ部24を有している。そ
して、支持シャフト部21の周面にはリング溝25が形
成され、中心部にはそのリング溝25を介してオイルポ
ンプハウジングの油路7と連通する油路26が芯合わせ
部24先端に開口して設けられている。オイルポンプハ
ウジングの油路7は図示しない油圧制御回路につながっ
ている。
【0011】インプットシャフト20の軸延長上にはプ
ーリ鍔42を備えるプライマリプーリシャフト41が配
置され、このプライマリプーリシャフト上にスライド可
能の可動プーリ60が設けられている。プライマリプー
リシャフト41は、そのプーリ鍔42よりインプットシ
ャフト20側に順次ベアリング支持部43とスプライン
部44とを備え、インプットシャフト20と反対側には
可動プーリ60を支持する摺動支持部47とベアリング
支持部48を有している。プライマリプーリシャフト4
1はそのベアリング支持部43に圧入したベアリング1
1を介して、変速機ケース中間部の隔壁10に支持され
ている。また、先端のベアリング支持部48も同様にベ
アリング12で変速機ケースに支持される。
【0012】変速機ケース1内のオイルポンプハウジン
グ2と隔壁10に囲まれた空間には、インプットシャフ
ト20からプライマリプーリシャフト41への動力伝達
経路を切り替えて前後進を選択的に切り換えるための切
替え装置50が配置される。切替え装置50は例えば詳
細図示省略の遊星歯車組およびフォワードクラッチ等か
ら構成される。
【0013】プライマリプーリシャフト41のスプライ
ン部44には切替え装置50の出力部材52が係合して
一体に回転するようになっている。出力部材52はリン
グ部53を備え、リング部53にインプットシャフト2
0の膨出ブロック部23と整合する嵌合穴54を有す
る。さらにプライマリプーリシャフト41の端部中心部
にはベアリング支持部43と軸方向に重なってインプッ
トシャフト20の芯合わせ部24が挿入される挿入穴4
9が形成され、プライマリプーリシャフト41とインプ
ットシャフト20とはベアリング46により相対回転可
能に芯合わせされている。
【0014】可動プーリ60はプーリ鍔61の外周縁か
ら延びる円筒部62を有し、プライマリプーリシャフト
41に軸方向固定された壁部材63の外周縁が円筒部6
2の内壁にそって軸方向に相対移動可能となっている。
壁部材63の外周縁にはシール64が設けられている。
これにより、可動プーリ60と壁部材63とで油圧室R
が形成される。プライマリプーリシャフト41の中心部
には、挿入穴49から延びる油路45が形成され、孔6
6によって可動プーリの油圧室Rと連通するようになっ
ている。油圧室Rへの油圧供給により相互の間隙幅が変
化するプーリ鍔42、61からなるプライマリプーリ
が、当該プーリ鍔42、61間に図示しないVベルトを
保持し、隣接の図示しないセカンダリプーリとの間で回
転力を伝達する。
【0015】図2は膨出ブロック部周りの詳細を示す。
オイルポンプハウジングの張出部4の先端と出力部材の
リング部53の先端とは間隙をもって対向している。そ
して、インプットシャフト20の膨出ブロック部23が
張出部4の大径穴6と出力部材リング部53の嵌合穴5
4とに跨って挿入され、膨出ブロック部23から支持デ
ィスク51が上記の間隙を通して半径方向へ延びてい
る。この支持ディスク51は切替え装置50の入力部材
を構成している。
【0016】インプットシャフトの膨出ブロック部23
は、シャフト本体よりも若干大きい径に切削加工した大
径部27に円筒状のカバー部材30を圧入して被せて形
成してある。上記支持ディスク51はこのカバー部材3
0と一体である。図3にも示されるように、シャフト本
体の大径部27の外周面には両端が閉じた軸方向溝28
が形成され、カバー部材30でカバーされて軸方向油路
31となっている。そして、カバー部材30の外周面に
は支持ディスク51を挟んだ軸方向両側にそれぞれリン
グ溝32、33が形成されるとともに、リング溝32
(33)と軸方向油路31とを連通する孔34(35)
を備えている。なお、図2中、37は各リング溝32、
33の両側に設けられたシールリングである。
【0017】オイルポンプハウジング2の張出部4に
は、大径穴6の内周面に開口してリング溝32と連通す
る油路8が形成され、この油路8は図示しない油圧制御
回路につながっている。また、出力部材52のリング部
53にはその外周面にリング溝55が形成されるととも
に、内周面に開口してリング溝55とカバー部材30の
外周面のリング溝33とを連通する油路56が形成され
ている。リング溝55は切替え装置50の例えばフォワ
ードクラッチの油圧室に連通するようになっており、油
路8、リング溝32、孔34、軸方向油路31、孔3
5、リング溝33、油路56が切替え装置50への油圧
回路を構成している。
【0018】本実施例は以上のように構成され、インプ
ットシャフト20の軸延長上にプライマリプーリシャフ
ト41を配置し、両シャフトの中心部を延びる油路2
6、45を可動プーリ60の油圧室Rに連通させて第1
の作動油分配通路とする一方、インプットシャフト20
に円筒状のカバー部材30を圧入して被せた膨出ブロッ
ク部23を設け、この膨出ブロック部23におけるイン
プットシャフト本体の外周面に形成された溝28を上記
カバー部材30でカバーした軸方向油路31で、オイル
ポンプハウジングの張出部4の油路8とプライマリプー
リシャフトと一体に回転する出力部材のリング部53に
形成した油路56とを連通させて、切替え装置50への
油圧回路を構成する第2の作動油分配通路とした。
【0019】これにより、インプットシャフト20の一
部分のみ膨出ブロック部23として大径化するのみで、
プーリ鍔42、61の内径を大きくすることなく、かつ
プライマリプーリシャフトのベアリング支持部43の肉
厚も十分に確保でき、プライマリプーリシャフトおよび
インプットシャフトの支持剛性を高めるとともに、変速
機全体を大型化しないで所望の変速幅を得ることができ
る。
【0020】さらに、本実施例のように動力伝達系統と
してインプットシャフト20とプライマリプーリシャフ
ト41の間に切替え装置50を設ける形式では、切替え
装置50をインプットシャフト20ならびにプライマリ
プーリシャフト41と何らかの手段で連結しなければな
らないが、切替え装置の出力部材52をプライマリプー
リシャフト41とスプラインで結合するに加えて、切替
え装置の入力部材までもインプットシャフトとスプライ
ンで結合すると、所定のスプライン長を確保するために
変速機の軸方向サイズが増大せざるを得ない。しかし、
この実施例ではインプットシャフト20から切替え装置
50への回転入力を膨出ブロック部23のカバー部材3
0から延ばした支持ディスク51により行うことができ
るから、インプットシャフトとの連結にスプラインを形
成する必要がなく、この点からも全体サイズを小型にす
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、インプットシ
ャフトとプーリシャフトを軸方向に配置し、インプット
シャフトと同軸に切替え装置を配したVベルト式無段変
速機において、インプットシャフトの中心部に形成した
油路をプーリシャフトの中心部に形成した油路に接続し
て構成した第1の作動油分配通路を介して、第1の支持
部材側の油路からの油をプーリシャフト上に設けられた
可動プーリの油圧室へ供給可能とする一方、インプット
シャフトには第1の支持部材に嵌合する膨出ブロック部
を設け、この膨出ブロック部のインプットシャフトの中
心部の油路より外周側に形成した軸方向油路を第1の支
持部材に形成された油路に連通させて構成した第2の作
動油分配通路を介して、第1の支持部材側の油路からの
油を切替え装置へ供給可能としたので、プーリシャフト
のベアリング支持部の肉厚を十分に確保して支持剛性を
高めるとともに、変速機全体を大型化しないで所望の変
速幅を得ることができるという効果を有する。
【0022】上記の第1の支持部材は変速機ケース内方
へ延びる張出部を含むオイルポンプハウジングとし、切
替え装置は膨出ブロック部の軸方向油路に連通する油路
を形成したリング部を備えるとともに、プーリシャフト
の上記一端側と連結する出力部材を有し、膨出ブロック
部は張出部に形成された大径穴とリング部に形成された
嵌合穴とに跨って嵌合するものとするのが好ましい。こ
れにより、第2の作動油分配通路がオイルポンプハウジ
ングの張出部に設けた油路を第1油路、膨出ブロック部
の軸方向油路を第2油路、切替え装置のリング部に形成
した油路を第3油路としてこれらを連通させて形成され
る。そして、膨出ブロック部は、シャフト本体に設けた
大径部の外周面に軸方向の溝を形成するとともに当該大
径部に円筒状のカバー部材を被せて構成し、カバー部材
には上記軸方向の溝で形成される軸方向油路を第1油路
ならびに第3油路に接続する孔を設けたものとすること
により、第2の作動油分配通路が簡単な構造で実現され
る。
【0023】さらに、張出部とリング部は互いに間隙を
もって対向し、当該間隙を通してカバー部材から切替え
装置の入力部材を構成する支持ディスクを径方向に延ば
すことにより、変速機の軸長さを小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】実施例における膨出ブロック部周りの詳細を示
す拡大図である。
【図3】図2におけるA−A部断面図である。
【符合の説明】
1 変速機ケース 2 オイルポンプハウジング(第1の支持部材) 3 突出筒部 4 張出部 5 小径穴 6 大径穴 7 油路 8 油路 10 隔壁(第2の支持部材) 11、12 ベアリング 20 インプットシャフト 21 支持シャフト部 22 スプライン 23 膨出ブロック部 24 芯合わせ部 25 リング溝 26、45 油路 27 大径部 28 軸方向溝 30 カバー部材 31 軸方向油路 32、33、55 リング溝 34、35 孔 37 シールリング 41 プライマリプーリシャフト(プーリシャフ
ト) 42、61 プーリ鍔 43、48 ベアリング支持部 44 スプライン部 46 ベアリング 47 摺動支持部 49 挿入穴 50 切替え装置 51 支持ディスク 52 出力部材 53 リング部 54 嵌合穴 56 油路 60 可動プーリ 62 円筒部 63 壁部材 64 シール 66 孔 R 油圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 勤 静岡県富士市今泉字鴨田700番地の1 ジャトコ株式会社内 (72)発明者 大本 泰史 静岡県富士市今泉字鴨田700番地の1 ジャトコ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−137757(JP,A) 特開 平2−138537(JP,A) 実開 昭62−131152(JP,U) 実開 昭64−18667(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 9/00 - 9/26 F16H 57/00 - 57/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Vベルト式無段変速機において、第1の
    支持部材に回転自在に支持されたインプットシャフトと
    一端を第2の支持部材に回転自在に支持されたプーリシ
    ャフトを軸方向に配置するとともに、インプットシャフ
    ト上で前記第1の支持部材と前記プーリシャフトのプー
    リとの間に配置されて前後進の回転方向を切り替える切
    替え装置を設け、インプットシャフトの中心部に形成し
    た油路をプーリシャフトの中心部に形成した油路に接続
    して構成した第1の作動油分配通路を介して、第1の支
    持部材側の油路からの油をプーリシャフト上に設けられ
    た可動プーリの油圧室へ供給可能とする一方、インプッ
    トシャフトに前記第1の支持部材に嵌合する膨出ブロッ
    ク部を設け、該膨出ブロック部の前記インプットシャフ
    トの中心部の油路より外周側に形成した軸方向油路を第
    1の支持部材に形成された油路に連通させて構成した第
    2の作動油分配通路を介して、第1の支持部材側の油路
    からの油を前記切替え装置へ供給可能としたことを特徴
    とするVベルト式無段変速機の作動油分配装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の支持部材は変速機ケース内方
    へ延びる張出部を含むオイルポンプハウジングであり、
    第2の支持部材は変速機ケース内に設けられた隔壁であ
    り、前記切替え装置は、前記膨出ブロック部の軸方向油
    路に連通する油路を形成したリング部を備えるととも
    に、プーリシャフトの前記一端側と連結する出力部材を
    有し、前記膨出ブロック部は、前記張出部に形成された
    大径穴と前記リング部に形成された嵌合穴とに跨って嵌
    合するものであることを特徴とする請求項1記載のVベ
    ルト式無段変速機の作動油分配装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の作動油分配通路は、オイルポ
    ンプハウジングの張出部に設けた油路を第1油路、膨出
    ブロック部の前記軸方向油路を第2油路、切替え装置の
    リング部に形成した油路を第3油路としてこれらを連通
    させて構成され、膨出ブロック部は、シャフト本体に設
    けた大径部の外周面に軸方向の溝を形成するとともに当
    該大径部に円筒状のカバー部材を被せて構成し、前記カ
    バー部材には前記軸方向の溝で形成される軸方向油路を
    前記第1油路ならびに第3油路に接続する孔を設けてあ
    ることを特徴とする請求項2記載のVベルト式無段変速
    機の作動油分配装置。
  4. 【請求項4】 前記張出部とリング部は互いに間隙をも
    って対向し、当該間隙を通して前記カバー部材から切替
    え装置の入力部材を構成する支持ディスクが径方向に延
    びていることを特徴とする請求項2または3記載のVベ
    ルト式無段変速機の作動油分配装置。
JP24718798A 1998-09-01 1998-09-01 Vベルト式無段変速機の作動油分配構造 Expired - Fee Related JP3365741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24718798A JP3365741B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 Vベルト式無段変速機の作動油分配構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24718798A JP3365741B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 Vベルト式無段変速機の作動油分配構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000074166A JP2000074166A (ja) 2000-03-07
JP3365741B2 true JP3365741B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=17159743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24718798A Expired - Fee Related JP3365741B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 Vベルト式無段変速機の作動油分配構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3365741B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000074166A (ja) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6358178B1 (en) Planetary gearing for a geared neutral traction drive
JPH07259944A (ja) 無段変速機の油路構造
US6491586B1 (en) Flow passage structure for shaft-press-fitted flange members
CA1187427A (en) Device for supplying hydraulic fluid to a hydraulic clutch
JP4425649B2 (ja) 自動車用変速装置
JP3365741B2 (ja) Vベルト式無段変速機の作動油分配構造
JPH01112076A (ja) 無段変速機の油路構造
JP2006105217A (ja) 車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置
JP3586160B2 (ja) 圧入フランジ部材の流路構造
JPH10115399A (ja) 回転軸用環状給油装置
US5261863A (en) Toroidal type continuously variable speed transmission mechanism
US3945779A (en) Bearings for the trunnions of gears in gear pumps or the like
JPH0517488Y2 (ja)
JP2000046158A (ja) スプライン部の潤滑構造
JP3172615B2 (ja) 無段変速機
JP2007177986A (ja) 変速機
JP4794855B2 (ja) 回転軸の油供給構造
JP3700757B2 (ja) 無段変速装置
JP7205504B2 (ja) 電動モータの冷却装置
JPS646440Y2 (ja)
JPH02176247A (ja) 変速機の潤滑機構
JP5372828B2 (ja) ベルト式無段変速機構の油路構造
JP4427778B2 (ja) ベルト式無段変速機
JP3225921B2 (ja) ドラムクラッチの液路構造
JPH02190621A (ja) ローラスプライン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141101

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees