JP3364737B2 - 車輌用ルーフライニング並びに同ルーフライニングの製造方法 - Google Patents

車輌用ルーフライニング並びに同ルーフライニングの製造方法

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幸雄 岩澤
隆 清水
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TS Tech Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
    • B60R13/0212Roof or head liners
    • B60R13/0225Roof or head liners self supporting head liners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用のルーフラ
イニングを構成する各材料の一体成形並びに各材料相互
の接着力に着眼した車輌用ルーフライニング並びに同ル
ーフライニングの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌用ルーフライニングのうち、
成形ルーフライニングは図5で示すようにフェノール樹
脂を含浸した再生綿,段ボール紙,フェノール樹脂を含
浸したガラス繊維等の成形基板をライニング基材1に形
成されている。また、このルーフライニングの接触感を
向上し或いはルーフライニング基材1の凹凸を吸収する
べく、ウレタンフォーム等の発泡材2を中間層に位置
し、本皮,合皮,ファブリック等の表皮材3並びに該発
泡材2の積層材をルーフライニング基材1に接着するこ
とにより所定の三次元形状に付形形成されている。
【0003】その他に、各材料を下型の型面上に積層さ
せて上型とから所定の立体形状に型成形するものでは繊
維材料を含有する加熱膨張性の樹脂シートをルーフライ
ニング基材として用いることができる。この加熱膨張性
の樹脂シートを用いては成形型のクリアランスを上げる
ことにより、ルーフライニング基材の厚みを厚く形成す
れば、ルーフライニングの剛性を確保するよう形成でき
る。
【0004】唯、上述したウレタンフォーム等の発泡材
がポーラス構造で接着部の面積が少ないため、成形型の
クリアランスを上げると、各材料相互の接着力が低下し
てしまう。これに対し、接着部の面積を増すため、ウレ
タンフォーム等の発泡材が圧縮されるまで成形型のクリ
アランスを下げると、剛性を確保する基材厚みが低下す
ることを避けられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維材料を
含有する加熱膨張性の樹脂シートをルーフライニング基
材成形用として各材料を一体成形するのに際し、ルーフ
ライニング基材の厚みを厚く形成するべく成形型のクリ
アランスを上げても、表皮材を含む各材料相互を強固に
接着固定できて剛性も確保可能な車輌用ルーフライニン
グを提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は表皮材を含む各材料相互を
圧縮成形で強固に接着固定できるばかりでなく、各材料
を所定の三次元形状に能率よく付形形成できて剛性も高
められる車輌用ルーフライニングの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
車輌用ルーフライニングにおいては、不織布を中間層に
位置し、且つ、繊維材料を含有する加熱膨張性の樹脂シ
ートをルーフライニング基材の形成用とし、その加熱膨
張された樹脂シートと不織布並びに表皮材の積層材とを
一体に圧縮成形することにより構成されている。
【0008】本発明の請求項2に係る車輌用ルーフライ
ニングの製造方法においては、熱可塑性樹脂のポリマー
粒子及びチップ状の繊維材料を分散混合した加熱膨張性
の樹脂シートをルーフライニング基材の形成用とし、該
樹脂シートを加熱溶融した後に不織布を中間層に位置さ
せて該不織布並びに表皮材の積層材と樹脂シートとを相
互に重ね合わせ、それを成形型で一体に圧縮成形させて
接着固定するようにされている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜4を参照して説明す
ると、図1は車輌用の成形ルーフライニングを構成する
各材料を積層状態で示す。その構成材料のうち、最下層
には繊維材料を含有する加熱膨張性の樹脂シート10′
がルーフライニング基材の形成用として積層されてい
る。また、中間層には不織布11が位置し、最上層には
トリコット等のファブリック,本皮,合皮等の表皮材1
2が積層されている。なお、表皮材12には不織布11
が予め接着されている。
【0010】上述した加熱膨張性の樹脂シートとして
は、ポリプロピレン,その他の熱可塑性樹脂とガラス繊
維,カーボン繊維,ステンレス繊維等の繊維材料との混
合材料をシート状に形成したものを用いることができ
る。この樹脂シートは加熱溶融するのに伴って体積を増
ししかも流動性を呈するため、剛性を有するルーフライ
ニング基材を所定の三次元形状に容易に圧縮成形できる
ところから好ましい。
【0011】具体例としては、ポリプロピレンのポリマ
ー粒子及び長さ1〜50mm程度のチップ状のガラス繊
維を微細な気泡スラリー中に分散混合した後に抄造機で
脱泡抄造することにより、ガラス繊維及びポリマー粒子
が均一に分散した毛布状のウエブまたはシート状に形成
したものを用いるとよい。
【0012】不織布11としては目付50〜300g/
2 程度、好ましくは目付150g/m2 程度でポリエ
ステル繊維から形成したものを用いるとよい。その不織
布11は繊維組織から弾性を有することによりウレタン
フォーム等の発泡材に代替するクッション性を発揮でき
るばかりでなく、形状保形性を有するところから圧縮圧
力に対する突張り乃至は反発力を作用することができ
る。
【0013】その各材料から車輌用ルーフライニングを
製造するには、図2で示すように昇降動可能な上型M1
と各材料を載置する下型M2 とを備えた圧縮成形型を用
いることができる。この成形型においては、不織布11
が予め接着された表皮材12をルーフライニング基材形
成用の樹脂シート10′と重ね合わせて下型M2 の型面
上に載置する。
【0014】それに先立って、ルーフライニング基材形
成用の樹脂シート10′には加熱溶融,膨張させるよう
加熱処理を施す。この際に、上述したガラス繊維及びポ
リマー粒子が均一に分散した毛布状のウエブをルーフラ
イニング基材形成用とするときは該ポリマー粒子が流動
性を呈する温度まで加熱処理を行う。また、成形型とし
ては圧縮成形後に各材料をそのまま保持することにより
該ウエブによるルーフライニング基材を冷却固化させる
べくポリマー粒子の融点よりも低く温度設定するとよ
い。
【0015】各材料の積層後に、上型M1 を下降動させ
て表皮材12,不織布11,ルーフライニング基材形成
用の樹脂シート10′に圧縮成形処理を加える。その圧
縮処理に伴って、不織布11は圧縮されるものの、上述
した如く不織布11は形状保形性を有するから突張り乃
至は反発力を表皮材12,ルーフライニング基材形成用
の樹脂シート10′との界面間に作用することができ
る。そのため、図3で示すようにルーフライニング基材
の厚みtを厚く形成するよう圧縮成形型のクリアランス
Gを上げても、樹脂シート10´と不織布11の界面間
には互いを接着するに必要な十分な接着力Fを作用する
ことができる。
【0016】これを従来品Aと比較すると、図3で明ら
かな如く従来品Aの場合で目標の基材厚みto を得るに
は成形型のクリアランスGA が必要であり、その際得ら
れる接着力はFA と低い。これに対し、本発明Bの場合
で目標の基材厚みto を得るには成形型のクリアランス
B で十分であり、それにより得られる接着力はFB
高くなる。
【0017】殊に、ルーフライニング基材10を形成す
る樹脂シート10′は加熱溶融されていることから、溶
融樹脂が不織布11の繊維と絡み易い。このため、それ
が冷却固化した状態ではルーフライニング基材10との
界面間はより強固に接着固定するようにできる。
【0018】そのルーフライニング基材形成用としてガ
ラス繊維及びポリマー粒子が均一に分散した毛布状のウ
エブを用いると、該ウエブが加熱溶融されて流動性を呈
し、また、不織布11並びに表皮材12の積層材が材質
的に成形容易なものであるため、この積層材からは三次
元形状のルーフライニングを成形型で能率よく容易に圧
縮成形することができる。
【0019】それに加えて、樹脂シート10′にはガラ
ス繊維が均一に混合分散すると共に不織布11を中間層
に介在することにより、ルーフライニング基材10とし
ては十分な剛性を有するものに形成することができる。
また、不織布11は弾性を有するため、ルーフライニン
グの感触も良好なものに保つことができる。
【0020】なお、不織布11の凹凸がルーフライニン
グの表面側に現れるのを抑えるには表皮材12としてト
リコット等のファブリックを用いるとよい。また、加熱
膨張性の樹脂シートの接着面側には更に低融点の樹脂フ
ィルムを積層することから接着力をより高めるようにも
できる。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係る車
輌用ルーフライニングに依れば、繊維材料を含有する加
熱膨張性の樹脂シートをルーフライニング基材形成用と
し、その厚みを厚く形成することから圧縮成形型のクリ
アランスを上げても、不織布を中間層に位置することに
より、不織布並びに表皮材の積層材を基材形成用の樹脂
シートに強固に接着固定できると共に、感触も良好なも
のに保てしかもルーフライニングとして十分な剛性を有
するものに形成することができる。
【0022】本発明の請求項2に係る車輌用ルーフライ
ニングの製造方法に依れば、不織布を中間層に位置する
ことから、不織布並びに表皮材の積層材を基材形成用の
樹脂シートに圧縮成形で強固に接着固定でき、また、良
好な感触を保って剛性の高いルーフライニングを形成で
きるばかりでなく、加熱溶融されて流動性を呈する樹脂
シートからルーフライニング基材を形成することにより
各材料を所定の三次元形状に能率よく容易に型成形する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輌用ルーフライニングの製造方
法で型成形する各材料を積層状態で示す説明図である。
【図2】同車輌用ルーフライニングの製造方法を各材料
の圧縮成形工程で示す説明図である。
【図3】同車輌用ルーフライニングの製造方法による基
材厚み,成形型のクリアランス並びに接着力の相関関係
を示すと共に、本発明品,従来品の接着力を比較対比さ
せて示すグラフである。
【図4】本発明に係る方法で製造した車輌用ルーフライ
ニングを部分断面で示す説明図である。
【図5】従来例に係る車輌用ルーフライニングを部分断
面で示す説明図である。
【符号の説明】
10 ルーフライニング基材 10′ 加熱膨張性の樹脂シート 11 不織布 12 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 105:06 B29K 105:06 B29L 9:00 B29L 9:00 31:58 31:58 (72)発明者 清水 隆 栃木県塩谷郡高根沢町大字太田字治部沢 118−1東京シート株式会社技術センタ ー内 (72)発明者 坂口 由夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−104737(JP,A) 実開 昭56−139836(JP,U) 実開 平6−75745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02 B29C 43/20 B29C 65/02 B32B 5/02 B60R 22/24 B29K 105:05 B29L 9:00 B29L 31:58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布を中間層に位置し、且つ、繊維材
    料を含有する加熱膨張性の樹脂シートをルーフライニン
    グ基材の形成用とし、その加熱膨張された樹脂シートと
    不織布並びに表皮材の積層材とを一体に圧縮成形したこ
    とを特徴とする車輌用ルーフライニング。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂のポリマー粒子及びチップ
    状の繊維材料を分散混合した加熱膨張性の樹脂シートを
    ルーフライニング基材の形成用とし、該樹脂シートを加
    熱溶融した後に不織布を中間層に位置させて該不織布並
    びに表皮材の積層材と樹脂シートとを相互に重ね合わ
    せ、それを成形型で一体に圧縮成形させて接着固定する
    ことを特徴とする車輌用ルーフライニングの製造方法。
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