JP3364580B2 - 防煙垂れ壁の取付構造 - Google Patents

防煙垂れ壁の取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時に発生する
煙の拡散を防止する垂れ壁本体を、天井に設けた天井バ
ーの溝部に嵌合させて吊り下げ固定する防煙垂れ壁の取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防煙垂れ壁の取付構造には、例え
ば、図6(イ)(ロ)に示すものがあった。図6(イ)
に示す構造のものは、天井1に取付けた溝形状を有する
天井バー2’に対して、垂れ壁本体5である板ガラス5
aの上縁部を挿入し、方立3および支持部材4で前記板
ガラス5aを受け支持した後に、板ガラス5aの両面と
天井バー2’との隙間に塩化ビニール等で構成したビー
ド部材Bを嵌着して板ガラス5aを固定するものであ
る。一方、図6(ロ)に示す構造のものは、ビード部材
を嵌着する代わりに、シール剤Sを充填して板ガラス5
aを固定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の防
煙垂れ壁の端部構造によれば、次のような問題があっ
た。何れの従来技術の場合にも、板ガラス5aを天井バ
ー2’に挿入する際には、板ガラス5aの欠損を防止す
べく板ガラス5a自身の上縁部が天井バー2’に当接し
ない状態に挿入する必要がある。この結果、天井バー
2’に対する板ガラス5aの挿入寸法が浅くなる場合が
あり、板ガラス5aの保持が不十分なものとなって、地
震時等に板ガラス5aが外れ易いという問題があった。
さらに、図6(イ)に示す従来技術の場合には、板ガラ
ス5aを固定するためのビード部材Bは、板ガラス5a
と天井バー2’との間に単に嵌入させているに過ぎなか
った。よって、長年の使用によってビード部材Bに縮み
や劣化が生じている場合に、地震等が生じて板ガラス5
aが揺動すると、ビード部材Bの一部が垂れたり完全に
外れたりすることがあり、板ガラス5aが脱落するおそ
れがあった。一方、図6(ロ)に示す従来技術の場合に
は、板ガラス5aの両面の隙間に対してシール剤Sを充
填する作業に手間がかかるばかりでなく、板ガラス5a
の交換に際して板ガラス5aを取り外す場合には、双方
のシール剤Sを除去しなければならず、作業性に劣るも
のとなっていた。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、垂れ壁本体の着脱が容易であり、垂れ壁本
体の面内方向或いは面外方向に垂れ壁本体が振動した場
合でも、垂れ壁本体が脱落し難い防煙垂れ壁の取付け構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1から図3に示した例を参考
に説明する。 (構成1) 本発明の防煙垂れ壁の取付構造は、請求項1に記載した
ごとく、垂れ壁本体5の上端部6を溝型形状を有する枠
体7の底部9に接着固定して、前記枠体7に第1突起1
1を一体形成してあると共に、天井バー2の内面に、前
記第1突起11と係合可能な第2突起14を形成してあ
り、前記枠体7の両側壁の双方の縁部に、前記垂れ壁本
体5に当接させるための軟質の当接部12を一体成形し
た点に特徴を有する。 (作用・効果) 本構成のごとく、第1突起を一体形成した垂れ壁本体
を、第2突起を内面に形成した天井バーに挿入し、第1
突起と第2突起とを係合させることとすれば、垂れ壁本
体の装着が容易となり、地震時などにおいて、垂れ壁本
体に面外変形が生じた場合にも垂れ壁本体を脱落しにく
い構成にすることができる。そして、第1突起を有する
枠体を、垂れ壁本体とは別体に構成するものとすれば、
前記垂れ壁本体と接着可能である限り前記垂れ壁本体の
材質に拘わらず枠体の材質を適宜選択することができ
る。よって、前記第2突起と確実に係合し得る強度を有
する枠体や、火災に際して難燃性を有する枠体等、所定
の機能を備えた枠体を任意に構成することができる。
た、例えば、垂れ壁本体を板ガラスで構成した場合に
は、板ガラスの縁部が補強されて垂れ壁本体を強化でき
るうえに、垂れ壁本体を天井バーに挿入する際には板ガ
ラスの上縁部が天井バーと直に衝突することがなくなっ
て、板ガラスの欠損を防止することができる。 そして、
垂れ壁本体の上端部を枠体の底部に接着固定すれば、垂
れ壁本体は、枠体と天井バーとの係合のみで吊り下げ支
持することが可能であり、方立を用いない防煙垂れ壁の
取付け構造を構成することも可能となる。 また、垂れ壁
本体を枠体に接着しておけば、垂れ壁本体と枠体とがよ
り強固に 一体となるから、垂れ壁本体の強度を向上させ
ることができる。この結果、地震などが発生し、垂れ壁
本体に面外変形が生じた場合でも垂れ壁本体に割れが発
生し難くなり、仮に垂れ壁本体に割れが生じた場合で
も、垂れ壁本体の落下を防止することができる。 一方、
本構成のごとく、枠体の両側壁の双方の縁部に、前記垂
れ壁本体に当接する軟質の当接部を一体成形しておけ
ば、垂れ壁本体が枠体に対して固定され、垂れ壁本体の
面外振動を有効に防止することができる。 また、前記当
接部は、垂れ壁本体の上端部と枠体の底部との間に充填
した接着剤のうち余剰の接着剤が、垂れ壁本体に沿って
流れ落ちようとするのを防止することができる。これに
より、垂れ壁本体の表面が汚れるのを防止することもで
きる。
【0006】(構成2) 本発明の防煙垂れ壁の取付構造は、請求項2に記載した
ごとく、前記第2突起14の上面14aは、先端部側ほ
ど上方に位置するように傾斜させることができる。 (作用・効果) 本構成のごとく、第2突起の上面を、先端部側ほど上方
に位置するよう傾斜させれば、当該第2突起は前記第1
突起の基端部に確実に係合することができる。
【0007】(構成3) 本発明の防煙垂れ壁の取付構造は、請求項3に記載した
ごとく、前記枠体7の両側壁の双方の縁部に、前記天井
バー2に当接する軟質の当接部13を一体的に形成して
構成することができる。 (作用・効果) 本構成のごとく、枠体の両側壁の双方の縁部に、前記天
井バーに当接する軟質の当接部を一体的に形成して構成
すれば、その当接部は、天井バーの下面に当接し、前記
第1突起と第2突起とを常に当接させるよう機能する。
これにより、第1突起と第2突起との係合状態を維持す
ることができる。この結果、垂れ壁本体は、天井バーに
対して不必要に上下に変位したり揺動したりすることが
なく、垂れ壁本体を天井バーに対して強固に取り付ける
ことができる。
【0008】尚、上記課題を解決するための手段の説明
中、図面を参照し、図面との対照を便利にするために符
号を記すが、当該記入により本発明が添付図面の構成に
限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0010】本発明の防煙垂れ壁の取付構造は、図1お
よび図2に示すごとく、天井1に設けた天井バー2、お
よび、当該天井バー2に吊り下げ固定した方立3、当該
方立3の下端部に取付けた支持部材4等を用いて垂れ壁
本体5を天井1に吊り下げ支持するための技術に関し、
特には、垂れ壁本体5を前記天井バー2に取り付けるた
めの構造に関する。即ち、本発明は、垂れ壁本体5の上
縁部に一体形成した第1突起を、天井バー2に設けた第
2突起に係合させることで、垂れ壁本体5を吊り下げ固
定する構造である。図3には、防煙垂れ壁を天井1に取
付けた模式図を示す。以下、本発明に係る防煙垂れ壁の
端部構造の詳細について説明する。
【0011】垂れ壁本体5は、例えば、無色透明の板ガ
ラス5aで構成する。このような板ガラス5aを用いれ
ば、居住者に防煙垂れ壁の存在を意識させることがな
く、天井1の近傍の見通しが確保できて圧迫感を生じさ
せない。垂れ壁本体5は、例えば、図1および図2に示
すごとく垂れ壁本体5の上端部6に枠体7を取り付けて
構成することができる。当該枠体7は、垂れ壁本体5を
天井1に設けた天井バー2に取り付けるための機能と、
垂れ壁本体5を補強する機能とを有する。前記枠体7
は、二つの枠体側壁部8と底部9とからなる溝型の断面
形状を有している。枠体7は、例えば、略全体を硬質塩
化ビニール等の難燃性の樹脂で構成してある。ただし、
当該枠体は、この枠体7の底部9に対し、垂れ壁本体5
の上端部6を接着固定する。接着剤10としては、枠体
7の材質と垂れ壁本体5の材質とに適合するものであれ
ば何れの接着剤10を使用してもよい。本実施形態のご
とく、塩化ビニールとガラスとを接着する場合には、例
えば、シリル基含有のポリマーを主成分とした接着剤等
を用いることができる。この接着により、枠体7と垂れ
壁本体5とが一体化し、垂れ壁本体5を長期に亘って吊
り下げ保持し得る強度が発揮される。本構成であれば、
垂れ壁本体5を吊り下げ固定できるうえに、垂れ壁本体
5を板ガラス5aで構成した場合に、板ガラス5aの上
縁部が補強されるという効果も期待できる。
【0012】図1には垂れ壁本体5を天井バー2に取付
けた状態の詳細断面を示す。枠体7の二つの枠体側壁部
8の夫々の外面には、天井バー2に係合させるための第
1突起11を設けてある。また、二つの枠体側壁部8の
夫々の下方縁部には、垂れ壁本体5の表面5bに当接す
る第1当接部12と天井バー2に当接する第2当接部1
3とを一体的に形成してある。尚、当該第1当接部12
および第2当接部13も難燃性の樹脂等で構成するのが
望ましく、本実施形態では例えば軟質塩化ビニールを用
いて構成してある。このうち、第1当接部12は、図1
あるいは図2に示すごとく枠体7の長手方向視におい
て、例えば前記枠体側壁部8の下縁部から前記底部9の
側に傾斜して延出させることができる。第1当接部12
は弾性を有しており、垂れ壁本体5の表面5bに当接す
ると共に、当該表面5bを反力受け部として枠体7の枠
体側壁部8を天井バー2の第2突起14の側に付勢する
機能を有する。また、第1当接部12は、垂れ壁本体5
と枠体7との接着に用いる接着剤10の漏れ止めとして
も機能する。即ち、枠体7に垂れ壁本体5接着する場
合には、枠体7の底部9の内面に接着剤10を塗布した
のち垂れ壁本体5を底部9の側に押付けるのであるが、
その際に余剰の接着剤10が溢れだすことがある。しか
し、上述のごとく、第1当接部12が垂れ壁本体5の表
面5bに当接しているので、当該接着剤10が外部に漏
れ出るのを防止することができる。一方、前記第2当接
部13は、天井バー2の下面15に当接し、前記第1突
起11と前記第2突起14とを常に当接させるよう機能
する。これにより、第1突起11と第2突起14との係
合状態を維持することができる。この結果、垂れ壁本体
5は、天井バー2に対して不必要に上下に変位したり揺
動したりすることがなく、垂れ壁本体5を天井バー2に
対して強固に取り付けることができる。
【0013】前記天井バー2は、天井1の側の構造体か
ら吊り下げ固定され、前記枠体7を係止すると共に、天
井1に設ける天井パネル16を載置支持する機能等を有
する。天井バー2の断面形状は、図1に示すごとく、天
井バー2の長手方向視において左右のバー側壁部17と
中央の連結部18とが一体となった形状を有する。双方
のバー側壁部17のうち前記連結部18の上方に位置す
る部分には、天井1の側の構造体に天井バー2を吊り下
げ固定するための吊り部19を、天井バー2の長手方向
に沿って延出してある。また、双方のバー側壁部17の
うち前記連結部18の下方に位置する部分には、垂れ壁
本体5の側端部に配置する方立3を吊り下げるための方
立吊下げ部20を形成してある。当該方立3は、垂れ壁
本体5の下縁部両端を下方から受け支持して垂れ壁本体
5の落下を防止するためのものである。ただし、本発明
においては、垂れ壁本体5の吊り下げは原則として、前
記枠体7を天井バー2に係合させることで行うから、前
記方立3は、垂れ壁本体5の落下を防止するための補助
部材として機能する。
【0014】図1および図2に示すごとく、前記バー側
壁部17の下端部近傍には、天井バー2の内方側に突出
する第2突起14を設けてある。当該第2突起14は、
天井バー2の長手方向に沿って延出させてある。特に、
第2突起14の断面形状は、その先端部が鋭角をなし、
かつ、第2突起14の上面14aは、先端部側ほど上方
に位置するよう傾斜させてある。本構成により、当該第
2突起14は前記第1突起11の基端部11aに確実に
係合することができる。尚、前記第1突起11には、前
記上面14aと確実に係合できるよう前記先端部11b
の側程下方に位置する下向き傾斜面11cを構成してお
くとよい。
【0015】天井バー2に取り付ける前の前記枠体7の
断面形状と、天井バー2の断面形状とを比較した場合、
双方の第2突起14の先端部14bどうしの間隔は、枠
体7の第1突起11の先端部11bどうしの間隔よりも
狭く構成する。また、双方の第1突起11の下側の基端
部11aどうしの間隔も、双方の第2突起14の先端部
14bどうしの間隔よりも大きいことが望ましい。本構
成であれば、枠体7が天井バー2に取付けられた状態で
は、枠体側壁部8が第2突起14を付勢することとなる
ので、第1突起11と第2突起14との係合状態が確実
に保持され、天井バー2に対して枠体7が垂れ壁本体5
の面外方向Xに変位するのを効果的に抑制する。一方、
天井バー2に対して枠体7が上下方向Yに変位するのを
抑制するために、枠体7を天井バー2に取り付ける前の
状態における前記第1突起11の下側の基端部11aと
前記第2当接部13の先端部13aとの上下方向の間隔
を、前記天井バー2の第2突起14の先端部14bと天
井バー2の下面15との間隔よりも僅かに小さく構成し
ておく。本構成であれば、枠体7を天井バー2に取付け
た状態において、第2当接部13が天井バー2の下面1
5を付勢することとなり、枠体7の上下方向Yへの変位
を抑制することができる。尚、前記第2当接部13の先
端部13aが上下方向Yに弾性変形し得る範囲を広く確
保しておけば、例えば、設置された天井バー2に上下方
向Yへの湾曲が生じている場合や、天井バー2どうしの
継ぎ目に段差が生じている場合にも、前記第1突起11
と第2当接部13とが、天井バー2の第2突起14と下
面15とを確実に挟持することができる。
【0016】前記垂れ壁本体5の取り外しは、例えば、
枠体7の双方の枠体側壁部8のうち一方の枠体側壁部8
を切断して行う。つまり、垂れ壁本体5の一方の表面5
bと当該表面5bに当接している第1当接部12との間
にカッターの刃等を挿入し、当該側の枠体側壁部8の基
部を切断する。この結果、垂れ壁本体5は、切断されて
いない側の枠体側壁部8に設けた第1突起11のみで枠
体7に係合した状態となる。よって、垂れ壁本体5を前
記切断した枠体側壁部8側に移動させて、前記第1突起
11の係合を解除すれば、垂れ壁本体5を枠体7から容
易に取り外すことができる。
【0017】以上のごとく、本発明の防煙垂れ壁の取付
け構造であれば、垂れ壁本体5の着脱が容易であり、地
震時などにおいて、垂れ壁本体5に面外変形が生じた場
合にも垂れ壁本体5を脱落しにくいものに構成すること
ができる。また、上記実施形態のごとく、垂れ壁本体5
を板ガラス5aなどで構成し、その上端部6に枠体7を
接着する構成とする場合には、垂れ壁本体5を天井バー
2に装着する際に、板ガラス5aの上端部6が欠損する
のを有効に防止することができるうえ、垂れ壁本体5を
補強できるから、垂れ壁本体5に面外変形が生じた場合
でも割れなどを防止でき、さらに、仮に垂れ壁本体5に
割れが生じた場合でも、垂れ壁本体5の落下を防止する
ことができる。
【0018】〔別実施形態〕 〈1〉上記実施形態においては、板ガラス5aの上端部
6に枠体7を接着して一体化する例を示したが、図4に
示すごとく、第1突起11を垂れ壁本体5と同一の材料
を用いて垂れ壁本体5と一体形成するものであってもよ
い。例えば、第1突起11は、垂れ壁本体5の上端部6
に沿って、垂れ壁本体5の両面側に突出形成してある。
双方の第1突起11には、天井バー2の第2突起14に
係止して脱落しないように、下向きの傾斜面11cが形
成してある。また、第1突起11は、垂れ壁本体5に対
して近接・離間できるように弾性変形自在に構成するの
が望ましい。前記垂れ壁本体5は、例えばアルミニウム
や耐熱性の樹脂で構成することができる。アルミニウム
を用いるのであれば、前記第1突起11を押出し成形に
よって容易に一体成形することができるし、樹脂を用い
るのであれば、射出成形等によって一体成形することが
容易である。
【0019】〈2〉上記実施形態では、垂れ壁本体5の
上端部6の両面側に第1突起11を設ける例を示した
が、図5に示すごとく、垂れ壁本体5の上端部6の片面
側にのみ第1突起11を設けるものであってもよい。こ
の場合には、図4に示すごとく、天井バー2についても
第2突起14を一方側にのみ設けておけばよい。尚、防
煙垂れ壁は、一方側にのみ第1突起11を設けた枠体7
を板ガラス5aの上端部6に接着して構成してもよい
し、垂れ壁本体5をアルミニウムや各種の樹脂等で構成
し、垂れ壁本体5の一方側面にのみ垂れ壁本体5と同一
の材料で第1突起11を一体形成して構成してもよい。
天井バー2に対する垂れ壁本体5の取付けを確実なもの
にするためには、例えば、天井バー2の双方のバー側壁
部17のうち前記第2突起14を設けたバー側壁部17
と反対側のバー側壁部17に対し、第3当接部21を上
下方向の二箇所に設けるとよい。これらの第3当接部2
1は、前記第1突起11に対して上下に位置するよう設
けるとよい。これにより、垂れ壁本体5の面外方向Xへ
の振動あるいは揺動を防止できる。本構成であれば、垂
れ壁本体5が前記第3当接部21の側に揺動するのを防
止できる。よって、例えば、垂れ壁本体5の一方側に近
接した位置に他物が存在し、垂れ壁本体5がこの方向に
揺動した場合に当該他物と衝突して損傷するおそれがあ
るとき等に、前記他物の側に前記第3当接部21を位置
させて構成するとよい。また、本構成であれば、垂れ壁
本体5を前記第1突起11側に大きく揺動させると第1
突起11と第2突起14との係合を比較的容易に解除し
得るから、特に、垂れ壁本体5を取り外す場合の作業性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防煙垂れ壁の取付構造を示す縦断面図
【図2】防煙垂れ壁の取付構造を示す説明図
【図3】防煙垂れ壁を天井に取付けた状態を示す模式図
【図4】別実施形態に係る防煙垂れ壁の取付構造を示す
縦断面図
【図5】別実施形態に係る防煙垂れ壁の取付構造を示す
縦断面図
【図6】従来技術に係る防煙垂れ壁の取付構造を示す縦
断面図
【符号の説明】
1 天井 2 天井バー 5 垂れ壁本体 6 垂れ壁本体の上端部 7 枠体 9 枠体の底部 11 第1突起12,13 軟質の当接部 14 第2突起14a 第2突起の上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−95751(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62C 2/06 506

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災時に発生する煙の拡散を防止する垂
    れ壁本体を、天井に設けた天井バーの溝部に嵌合させて
    吊り下げ固定する防煙垂れ壁の取付構造であって、 前記垂れ壁本体の上端部を溝型形状を有する枠体の底部
    に接着固定して、前記枠体に第1突起を一体形成してあ
    ると共に、 前記天井バーの内面に、前記第1突起と係合可能な第2
    突起を形成してあり、 前記枠体の両側壁の双方の縁部に、前記垂れ壁本体に当
    接させるための軟質の当接部を一体成形してある 防煙垂
    れ壁の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第2突起の上面は、先端部側ほど上
    方に位置するように傾斜させてある請求項1に記載の防
    煙垂れ壁の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記枠体の両側壁の双方の縁部に、前記
    天井バーに当接する軟質の当接部を一体的に形成してあ
    る請求項1または2に記載の防煙垂れ壁の取付構造。
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