JP3364071B2 - モータアクチュエータ - Google Patents

モータアクチュエータ

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JP3364071B2
JP3364071B2 JP31007495A JP31007495A JP3364071B2 JP 3364071 B2 JP3364071 B2 JP 3364071B2 JP 31007495 A JP31007495 A JP 31007495A JP 31007495 A JP31007495 A JP 31007495A JP 3364071 B2 JP3364071 B2 JP 3364071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の排水弁や
換気扇のシャッター等を駆動するモータアクチュエータ
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機の排水弁や換気扇のシャッ
ター等は、単純なバネ機構を採用して開閉動作を行って
いたが、最近ではモータを使用したモータアクチュエー
タを利用して行われるようになっている。この種のモー
タアクチュエータ、例えば、従来の洗濯機の排水弁駆動
用のモータアクチュエータは、実開平1−121591
号に示されるように巻き始め位置と巻き終わり位置の2
モードとなっている。一方、この2モードの動作の中
で、洗濯機の脱水工程およびその前後の作業までを行わ
せている。すなわち、モータアクチュエータが動作を開
始すると、まず洗濯槽を固定していた固定用クラッチを
切り、その後、洗濯槽をその位置に保持していたブレー
キを外し、最後に排水弁をその閉じ力に抗して開ける。
この3機能を行うと、モータアクチュエータは巻き終わ
り位置にもたらされ、モータはオフされる。しかし、モ
ータ内のデイテントトルクまたはモータの逆転防止機構
の作用により、排水弁に閉じ力が働いても排水弁は開位
置に保持される。この状態で脱水が行われる。
【0003】脱水が完了すると、モータアクチュエータ
の歯車輪列機構内に組み込まれた輪列用クラッチが切ら
れる。すると、排水弁に働く復帰力によりモータアクチ
ュエータは巻き始め位置へ戻っていく。そして、排水弁
が閉じられ、次の動作、例えば、すすぎ動作が行われ
る。
【0004】このようなモータアクチュエータの詳細な
構造、動作の例は、実開平1−121591に示されて
いる。この技術の概要を図7から図11に基づいて簡単
に説明する。
【0005】図7から図9において、ケース31とこの
ケース31に被せられかつタッピングねじ33でケース
31に締め付けられたカバー32によってアクチュエー
タの箱体が形成されている。ケース31の底部にはカッ
プ状のモータケース51(図8参照)が固定されてい
る。モータケース51の底部内周部にはモータボビン5
3が嵌められている。モータボビン53にはモータ巻線
55が施されている。モータボビン53の内周側にはロ
ータ61が配置されている。ロータ61は、モータ軸5
7と、このモータ軸57にブッシュ63および保持体7
9を介して固着されたロータマグネット62とを有して
なる。
【0006】このようなロータ61やモータ巻線55等
を有してなるモータは、周知の単相同期モータを構成し
ており、単巻の巻線55に単相交流を供給することによ
りロータマグネット62を取り囲む櫛歯状の極歯が一つ
おきにN極とS極に交互に磁化されて交番磁界が発生
し、この交番磁界に同期してロータ61が回転する。ロ
ータ61とモータケース51との間にはばね60が介装
され、ばね60がロータ61をスラスト方向に付勢して
いる。ロータ61には半径方向に突出した係合突起80
が一体に形成されると共に歯車78が一体に形成されて
いる。
【0007】図9に示すように、ケース31の内底面に
は地板52が固着され、また、ケース31の上方にはケ
ース31に対し一定の間隔をおいて、中間板95が配置
されている。上記地板52と中間板95の間には上記モ
ータの歯車78の近傍において軸58が支架されてお
り、さらに軸76,77,59が支架されると共に出力
軸74が支架されている。出力軸74はそれ自体回転可
能とされている。
【0008】上記軸58には歯車78とかみ合う歯車6
4が回転可能に嵌められると共にその下に一方向規制レ
バー65が回動可能に嵌められている。レバー65は歯
車74の回転に伴い摩擦力により歯車64の回転方向に
回動することができるが、ストッパ(図示省略)によっ
て回動が規制されている。すなわち、突起80のボス部
に当接して時計方向への回動が規制され、レバー65の
ピン65aがストッパに当接して反時計方向への回動が
規制される。このレバー65は同期モータのロータ61
の回転方向を一方向に規制するためのもので、ロータ6
1が所定の向きとは反対の向きに回転しようとすると係
合突起80がレバー65の一端部に当接し、その反動で
ロータ61の回転の向きが反転し、所定の向きに回転す
る。ロータ61が所定の向きに回転すると、歯車64の
回転に伴いレバー65が歯車64と同方向に回動し、そ
の一端部が係合突起80の回転範囲から逃げ、ロータ6
1の所定の向きへの回転を許容する。
【0009】前記軸58には、また歯車64の上方にお
いてかつ反発ばね66を介して歯車67が回転自在かつ
軸58に沿って摺動可能に嵌められている。歯車67の
下端部には歯車64の係合孔64aと係合可能な係合突
部67aが形成されているが、通常は、ばね66の弾力
により係合突部67は係合孔64aから離間している。
歯車67の上端には軸58に沿いかつ適宜のガイド孔に
沿って摺動可能な作業片69が乗っている。作動片69
は、例えば円板状の下部と摺接室77を貫通する複数本
の伝達部からなる。作動片69の上端には、さらにソレ
ノイドを構成するプランジャ37が乗っている。このプ
ランジャ37は、ソレノイド巻線40が施されたボビン
38の中心孔をガイドとして上下に摺動することができ
る。ボビン78は、二つの鉄芯35,36により上下両
端部が磁気的に連結されている。巻線40に通電される
とプランジャ37が下方に吸引され、作動片69を介し
歯車67が付勢力に抗して下方に押され、その係合突部
67aが歯車64の係合孔64aに係合して歯車64と
一体的に歯車67が回転駆動される。この歯車67,歯
車64およびばね66は、プランジャー37によって動
作するクラッチを構成している。
【0010】歯車67は、軸76に回転自在に設けられ
た大径歯車70aと常時かみ合い、歯車70aと一体に
形成された小径歯車70bが軸77に回転自在に設けら
れた大径歯車71aにかみ合い、歯車71aと一体に形
成された小径歯車71bが軸59に回転自在に設けられ
た大径歯車72aとかみ合い、歯車72aと一体に形成
された小径歯車72bは出力軸74に一体に設けられた
歯車73にかみ合っている。以上述べた歯車列78−7
4−77−70a−70b−71a−71b−72a−
72b−73は、ロータ61の回転力を出力軸74に伝
達するための減速歯車輪列機構を構成している。
【0011】出力軸74は、前記中間板95の上方に突
出し、さらにカバー32の上方に突出している。出力軸
74には中間板95とカバー32との間においてカム4
1が一体に嵌められ、その上にアクチュエータ作動体と
なるプーリ48が一体に嵌められている。プーリ48
は、そのボス部がカバー32の軸孔に嵌められると共
に、止めばね50によって抜け止めがなされている。
【0012】図7に示すように、カム41のカム縁をな
す外周部には段差部となる凹部41aが形成されてい
る。カム41のカム縁には接点板42の折曲部42aが
摺接し、接点板42の先端部に固着された接点44に接
点板43の先端部が対向している。2つの接点板42,
43により前記モータへの通電を制御するスイッチを構
成しており、接点板42の折曲部42aがカム41の凹
部41aに落ち込んだとき上記スイッチがオフとなって
モータへの通電を遮断する。このように二つの接点板4
2,43が離間してスイッチがオフとなるのは、被駆動
機構を所定の位置まで駆動したときである。
【0013】図7において、上記接点板43と今一つの
接点板45との間に外部から単相交流電源が供給され
る。そして、この交流電源はダイオード46で整流さ
れ、コンデンサ47で平滑されて前記巻線40を励磁す
るための直流電源として供される(図11参照)。
【0014】プーリ48に一端部が連結されたワイヤ4
9の他端部は、図10に示すように仲介板81および連
結帯88を介して被駆動機構としての洗濯機の排水弁機
構93のロッド87に連結されている。排水弁機構93
は、ケーシング83と、その蓋体86と、ケーシング8
3内に配置されたベローズ85と、ロッド87を付勢し
てベローズ85の円錐状の端部85aをケーシング85
の傾斜壁83aに押圧するためのばね89とを有してな
る。ケーシング85には入水口82と排水口84が形成
され、ばね89の付勢力でベローズ85の端部85aが
ケーシング83の傾斜壁83aに押圧された状態では入
水口82と排水口84との間が閉鎖される。
【0015】一方、プーリ48の回転駆動によりワイヤ
49がプーリ48に巻き取られると、ロッド87がばね
89の付勢力に抗し引っ張られてベローズ85の端部8
5aがケーシング83の傾斜壁83aから離間させら
れ、入水口82から導入される水が排水口84を通じて
排水される。なお、この排水弁機構93は、弾性部とし
てばね89の1個のみを使用しているが、ばね材を2個
使用するようにしても良い。例えば、仲介体81を二つ
に分割し、その間を弱いばねと係合軸で結び、ワイヤ4
9の巻き取られ始めは、その弱いばねが伸び、二つに分
割された仲介体が所定間隔に引き離されると、係合軸で
その二つの仲介体が一体化し、その後強いばね89を圧
縮させ、ベローズ85を傾斜壁83aから離間させるよ
うにすることができる。
【0016】図9において、軸58上の歯車67の上側
のボス部にはゴムなどによって作られた摩擦制動体68
の中心孔が嵌合固着されている。軸58と共に摩擦制動
体68が回転すると、そのウェート部に作用する遠心力
によりアーム部が上方に向かって反り返り、摺接部68
aが摺接室77に摺接して制動力を生じる。ただし、歯
車67が下降して歯車64と係合しているときは摺接室
77から遠ざかっているため摩擦制動力は生ぜず、歯車
67が上昇しているときにのみ摺接部68aが摺接室7
7に摺接して摩擦制動力を生じる。
【0017】このように、構成されるモータアクチュエ
ータの動作は次のとおりである。すなわち、2つの接点
板43,45間に交流電源が供給されない初期の状態で
は、カム41は図7に示す位置から回転した状態となっ
ており、カム41の大径カム縁により接点板42の折曲
部42aが外方に押されて接点板42,43が導通して
いる。そこで今、脱水作業を開始しようとするときは、
所定のスイッチ操作により接点板43,45間に交流電
源を供給し、接点板42,43でなるスイッチを通じて
同期モータのコイル巻線55に単相交流電源を供給し、
ロータ61を回転させる。このときロータ61が所定の
向きとは逆向きに回転しようとすると、係合突起80が
レバー65の一端部65aに当接し、その反動でロータ
61は正規の回転の向きに反転し、以後正規の向きに回
転し続ける。
【0018】また、交流電源の供給と同時にダイオード
46で整流され、コンデンサ47で平滑された直流電源
がソレノイド巻線40に供給され、プランジャ37が鉄
心35,36に吸引され、ばね66の付勢力に抗して歯
車67が作動片69を介し下方に移動させられる。これ
により歯車67の係合部67aと歯車64の係合孔64
aが係合して歯車64,67が一体的に回転し、ロータ
61の回転力が前記減速歯車輪列機構を介して出力軸7
4に伝達され、出力軸74が回転駆動される。このとき
摩擦制動体68も回転するが、このときの摩擦制動体6
8の回転速度は比較的遅く、そのウェート部に作用する
遠心力は小さく、摺接室77との摩擦負荷は極小さい。
【0019】出力軸74の回転駆動によりカム41およ
びプーリ48も回転駆動される。プーリ48の回転駆動
によりその巻き取り溝にワイヤ49が巻き取られ、図1
0に示す排水弁機構93のロッド87がばね89の付勢
力に抗して引っ張られ、ベローズ85の端部85aがケ
ーシング83の傾斜壁83aから離間して入水口82と
排水口84とを連通させ、入水口82から導入される水
を排水口84から排出する。
【0020】また、上記カム41の回転により、図7に
示すように接点板42の折曲部42aの摺接位置がカム
41の凹部41aに達すると、接点板42が接点板43
から離間して同期モータへの電源の供給が遮断され、ロ
ータ61の回転が停止する。しかし、ソレノイド巻線4
0への通電は継続されるため歯車64と歯車67は一体
的に連結されている。上記モータが停止することにより
排水弁機構93のばね89の付勢力でワイヤ49が原位
置の方に向かって引き戻され、これに伴ってプーリ48
が逆転しようとし、前記歯車列を介してモータのロータ
61が逆向きに回転駆動されようとするが、上記歯車列
は出力軸74側から見れば増速歯車列となるため、歯車
78を回転させようとするトルクは極小さく、しかもロ
ータ61を回転させるためには一定のトルクが必要であ
り、さらに、歯車64が逆転しようとするとこの歯車6
4に摩擦係合しているレバー65が回動してその一端部
65aがロータ61の逆転を阻止するため、上記歯車列
およびプーリ48は回転することができず、排水弁機構
93も原位置に復帰することはできず、排水弁を開いた
状態に保持され、この状態で脱水作業が行われる。
【0021】脱水作業が終了すると、端子43,45間
への電源の供給を停止し、ソレノイド巻線40への通電
を停止する。巻線40への給電の停止によりプランジャ
37,作動片69および歯車67はばね66の付勢力に
より図9に示す原位置に復帰し、歯車64と歯車67と
の係合が解除され、モータ負荷による歯車列の回転停止
およびレバー65と係合突起80との係合による歯車列
の回転停止が解除され、排水弁機構93のばね89の付
勢力によりプーリ48,出力軸74を介して歯車列73
−72b−72a−71b−71a−70b−70a−
67が逆向きに空転する。
【0022】上記歯車列は、出力軸74側から見れば増
速歯車列を構成しているため、歯車67が高速で回転駆
動されようとする。しかし、歯車67の回転により摩擦
制動体68のウェート部に遠心力を生じ、摺接部68a
が摺接室77に摺接し、制動力を生じる。こうして、歯
車67が高速で回転しようとすると制動力が作用して歯
車67が略一定の速度に制御され、排水弁機構93の復
帰動作がゆるやかに行われる。一方、歯車67の速度が
低下すると摩擦制動体68に生ずる遠心力が小さくなり
摺接部68aが摺接室77から離間し制動力を解除する
ので、排水弁機構93の復帰が途中で停止することはな
い。
【0023】出力軸74が逆転するのに伴いカム41も
原位置に向かって回転し、そのカム縁の大径部に接点板
42の折曲部42aが摺接して二つの接点板42,43
でなるスイッチをオンにし、排水弁機構93が原位置に
戻ってワイヤ49にかかる引っ張り力が零になる位置で
停止する。なお、二つの接点板42,43でなるスイッ
チがオンになっても、接点板42と接点板45との間に
は電源が供給されないように、他の手段、例えば、CP
Uにて制御しているので、再度カム41がモータによっ
て回転し始めるということはない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のモータアクチュエータは、モータがオンされると巻
き始めから巻き終わりまで一気に動くため、動作開始す
れば、必ずベローズ等から構成される排水弁が開くこと
となる。すなわち、脱水時しか使用できないものとなっ
ている。
【0025】一方、洗濯機の分野では、より少ない水量
で、より効率よく洗えるようにするため、パルセータの
回転方向を各種制御する工夫がなされている。しかし、
このパルセータの回転方向を制御することによる洗い効
率の向上は限界にきつつある。
【0026】本発明は、洗濯機や換気扇等の動作態様を
変更または増加させ、その機能をアップさせ得るモータ
アクチュエータを提供することを目的とする。特に、洗
濯機においては、従来にない新規でかつ洗い効率の良い
洗い方ができるようになるモータアクチュエータを提供
することを目的とする。
【0027】 かかる目的を達成するため、請求項1記
載の発明では、モータ巻線への通電により回転するロー
タと、このロータに減速輪列を介して連結されると共に
被駆動機構を駆動操作するための出力軸と、減速輪列中
に設けられたロータと出力軸との間で回転を伝達可能に
し、また、伝達を遮断するためのクラッチ手段と、この
クラッチ手段を動作させるソレノイドとを備えたモータ
アクチュエータにおいて、モータ巻線の一方側およびソ
レノイドの一方側に接続される電流通路を1系統とし、
他方側に接続される電流通路を複数系統とし、他方側に
接続される電流通路は、出力軸と連動回転する1つのカ
ムによって制御される少なくとも3枚のスイッチ接片を
有しており、このスイッチ接片の内の1枚がモータ巻線
の他方側の端子に接続されると共に残りのスイッチ接片
の複数が電源側に接続され、かつこの残りのスイッチ接
片のうちの1枚が上記ソレノイドの他方側に接続され、
電源側に接続された複数のスイッチ接片は電源との間に
配置される制御部にそれぞれ接続され、この制御部によ
電源側と当該複数のスイッチ接片との間の通電のオン
オフが制御されるようになっている。
【0028】 また、請求項2記載の発明では、モータ
と、このモータによって駆動されるカムと、モータの回
転をカムに伝達する歯車輪列機構と、この歯車輪列機構
に入れられ回転の伝達を切断可能とするクラッチと、こ
のクラッチを動作させるソレノイドと、カムに接触し、
モータへの通電をオンオフするスイッチ接片と、モータ
の回転が歯車輪列機構を介して伝えられるアクチュエー
タ作動体とを備えてなるモータアクチュエータにおい
て、スイッチ接片を動作させる少なくとも2つ以上の段
差部をカムに設けると共に、スイッチ接片を3個以上設
け、その1つのスイッチ接片と電源の一端およびソレノ
イドの一方側と電源の一端とを常時通電可能に接続し、
他の複数のスイッチ接片をその各接片への通電状態を変
更、選択できる制御部を介して電源の他端と接続し、
つこれらの他の複数のスイッチ接片のうちの1つを、ソ
レノイドの他方側に接続して、制御部によって他の複数
のスイッチ接片と電源の他端との間の通電のオンオフお
よびソレノイドの他方側と電源の他端との間の通電のオ
ンオフを選択可能にしている。
【0029】 このモータアクチュエータは、モータの
コイル巻線に電力が供給されると、そのモータのロータ
が回転する。
【0030】 して、そのロータの回転は歯車輪列機
構を介してアクチュエータ作動体に伝えられ、たとえば
洗濯機の排水弁を開かせる。その時、カムによりスイッ
チ接片が動作し、モータの回転が停止すると共にカムの
回転が停止する。その後、所定の動作が完了するとソレ
ノイドが動作し、係合状態が解かれ、排水弁を閉じる。
一方、カムも元の状態に復帰する。
【0031】このような動作の中で、このモータアクチ
ュエータは、モータのコイル巻線の一方側およびソレノ
イドの一方側の双方に接続された端子に接続される電流
通路を1系統とし、他方側に接続される電流通路を複数
系統している。加えて、複数系統とされた電流通路のう
ちの1つには、ソレノイドの他方側が接続されている。
すなわち、電源の他端が複数のスイッチ接片とその通電
状態を選択可能に接続してあるので、その通電状態を変
えることにより各種のモードが可能となる。例えば、ス
イッチ接片が3個でカムの段差部が2つの場合、3個の
スイッチ接片がすべて当接している状態と、最外周のス
イッチ接片のみが離れる状態と、3個のスイッチ接片が
すべて離れる状態の3状態をとらせることが可能とな
る。そして、この3状態のうち、第2番目の状態のとき
にモータへの電力供給を断つようにしたり、第3番目の
状態のときにモータへの電力供給を断つようにすること
ができる。加えて、制御部に接続された各スイッチ接片
と電源との間の通電のオンオフを制御することにより、
カム位置とは関係なく、またはカム位置に関係付けてモ
ータやソレノイドのオン/オフを切り換えることができ
る。このため、このモータアクチュエータを使用する機
器の動作態様を増加させることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図6に基づき説明する。
【0033】このモータアクチュエータ1は、洗濯機の
排水弁駆動用であり、モータ、歯車輪列機構、この歯車
輪列機構内の輪列用クラッチ、その輪列用クラッチを動
作させるソレノイド、排水弁を動作させる巻き上げ機構
等のカムおよびスイッチを除いた部分は、図7から図1
1に示した従来のものと同様であり、その構造の説明は
省略する。なお、今後、これらの部材を引用するとき
は、図7から図11に示した符号を利用して説明するこ
ととする。
【0034】このモータアクチュエータ1のカム2は、
図7から図9に示す従来のカム41と異なり、図1に示
すように最外周部2aと、第1の段差部となる中間部2
bと、第2の段差部となる最内周部2cの3部分を有し
ている。なお、このカム2は、従来と同様にモータのロ
ータ61の回転が歯車輪列機構を介して伝達される構造
となっている。一方、スイッチ部分は、従来のものと異
なっている。すなわち、従来は接点板42,43の2つ
の接点板でスイッチ部分を構成していたが、このカム2
により動作するスイッチ部分は、3つのスイッチ接片
3,4,5で構成され、それらがカム2の側方に配置さ
れている。また、端子6がケース7から外部に突出する
ように設けられていると共に、コイルボビンの接続端子
8,9が端子6とスイッチ接片3にそれぞれ接する形で
モータ部側から突出している。
【0035】なお、スイッチ接片3は、カム2に当接す
る曲げ部3aと、スイッチ接片4と接触する接点部3b
と、コイルボビンの接続端子9と半田付けされる接続部
3cとを有している。また、スイッチ接片4は、スイッ
チ接片3,スイッチ接片5と接触する接片部4aと、端
子機能を有する端子部4bとから構成されている。さら
に、スイッチ接片5は、スイッチ接片4と接触する接点
部5aと、端子機能を有する端子部5bとから構成され
ている。
【0036】スイッチ接片3,4,5と端子6とモータ
巻線55との接続関係は、図2に示すとおりとなってい
る。すなわち端子6とモータ巻線55の一方の接続端子
8とが接続され、他方の接続端子9とスイッチ接片3と
が接続される。一方、図2に示すように、端子6とスイ
ッチ接片5との間には、ソレノイド巻線40が入れられ
ている。そして、このソレノイド巻線40と並列にコン
デンサ10が接続される一方、このコンデンサ10と直
列にダイオード11が接続されている。なお、ダイオー
ド11は、スイッチ接片4の曲がり部4cの図1で見て
紙面と垂直方向奥部に配設されている。そして、このダ
イオード11の一端は、スイッチ接片5と舌片部14で
接続され、他端は舌片部15でコンデンサ10やソレノ
イド巻線40と接続されている。
【0037】また、スイッチ接片4,5はともに、CP
U12に接続され、このCPU12を介して電源13の
一端と接続される。一方、端子6は、電源13の他端に
接続される。なお、CPU12は、洗濯機側のスイッチ
周辺の制御回路を簡略化して示した制御部を意味し、洗
濯機のモードスイッチ(図面省略)によって、スイッチ
接片4,5への通電状態を変更、選択できるような制御
を行うものである。
【0038】このように構成されるモータアクチュエー
タ1の動作は次のとおりである。なお、動作説明にあた
っては、洗濯機の動作モードが、自動選択モードになっ
ている場合を例にして説明することとする。
【0039】まず、洗濯工程Aが行われるが、その場
合、その工程Aの開始に先立ちCPU12は、電源13
とスイッチ接片5を通電可能状態にする一方、スイッチ
接片4に対しては不導通状態にする。一方、スイッチの
メカ側はスイッチ接片2の曲げ部3aがカム2の最外周
部2aに乗り上げており、スイッチ接片3,4,5は互
いに接触状態となっている。この結果、モータ巻線55
に電力が供給されると、ロータ61が回転し、カム2が
回転し始める。すなわち、電源13、端子6、接続端子
8、モータ巻線55、接続端子9、スイッチ接片3,
4,5、CPU12および電源13の回路が構成され、
モータが駆動される結果、図3の状態にあるカム2が回
転し始める。そして、スイッチ接片3の曲げ部3aがカ
ム2の中間部2bに落ち込むと、図4のようにスイッチ
接片5は、スイッチ接片3,4から離れる。このため、
モータへの電力供給は止まる。
【0040】このとき、ソレノイド巻線40への電力供
給は、継続されるため、プランジャ37はオン状態を継
続する。すなわち、図9で示すように歯車64と歯車6
7は一体的に連結されている。このため、排水弁機構9
3側から戻り力がモータのロータ61に加わるが、ロー
タ61とステータとの間のデイテントトルクにより、ロ
ータ61は現状位置を維持するため、カム2も現状位置
を保持する。なお、図9に示すレバー65等の逆転防止
機構で逆転を防止し、排水弁側からの戻り力に対抗させ
るようにしても良い。
【0041】なお、排水弁機構93側には強いばねと弱
いばねが配置され、この強いばねの力が排水弁を閉じる
力となっている。ここで弱いばねは、排水弁機構93の
ベローズ85を開けようとする際の初期から作用し、強
いばねはベローズ85を開けようとする際の後期のみに
作用する。すなわち、カム2が回転し始め、スイッチ接
片3の曲げ部3aがカム2の中間部2bに落ち込むまで
は、弱いばねのみが働いており、ベローズ85を開くま
でには至らない。カム2がさらに回転し、強いばねの作
用領域に入ると、そのばねの弾性力に抗して排水弁機構
93のベローズ85は開き始め、スイッチ接片3の曲げ
部3aがカム2の最内周部2cに落ち込んだとき、ベロ
ーズ85は完全に開いた状態となる。
【0042】このようにスイッチ接片3の曲げ部3aが
中間部2bにある状態のときは、排水弁機構93のベロ
ーズ85は開かれていない。一方、カム2がこの位置ま
で回転する間に,洗濯機内の固定用クラッチは切られ、
ブレーキを外す制御が行われる。この結果、洗濯槽は、
自由回転可能となる。そして、パルセータの回転とは逆
方向に、洗濯槽を回転させる。このため、水の流れに乱
流が生じ、洗浄力を増すこととなる。なお洗濯槽の回転
は、パルセータの回転と同方向にさせたり、その回転数
をパルセータの回転数と同じにしたりしても良い。ま
た、CPU12等の制御回路により、洗濯槽の駆動源を
制御してそれらの動きを組み合わせることもできる。ま
た、洗濯槽の回転のための駆動力は、パルセータの駆動
源と同一にしても良いし、別にしても良い。
【0043】この洗濯工程Aが終了すると、CPU12
は、スイッチ接片5への通電を止める。このため、ソレ
ノイド巻線40への通電がオフとなり、歯車輪列機構の
中のクラッチ機構が切れる。カム2は、排水弁機構93
側の弱いバネの力により元に戻され図3の状態に復帰す
る。この復帰によって、洗濯槽を固定するための固定用
クラッチが入ると共にブレーキをかける制御が行われ
る。
【0044】その後、洗濯水を排水すると共に洗濯物を
脱水するための脱水工程Bに入る。この脱水工程Bに先
立ち、CPU12は、電源13とスイッチ接片4,5を
通電可能状態とする。このため、モータ巻線55に電力
が供給され、カム2が回転し始める。そして、スイッチ
接片3の曲げ部3aがカム2の中間部2bに落ち込み、
スイッチ接片5がスイッチ接片3,4から離れるが、電
源13はスイッチ接片4にも接続される状態となってい
るため、ロータ61の回転は停止しない。この結果、カ
ム2は回転を継続し、スイッチ接片3の曲げ部3aは、
その後、カム2の最内周部2cに落ち込む(図5参
照)。この落ち込みにより、スイッチ接片3はスイッチ
接片4から離れるため、ロータ61の回転は停止し、カ
ム2の回転も止まる。
【0045】なお、スイッチ接片3の曲げ部3aが中間
部2bに落ち、その後、最内周部2cに落ち込むまでの
間で、ベローズ85は開かれる。ベローズ85が開かれ
ると、洗濯槽の水は、排水される。一方、モータがオン
されカム2が回転し始め、スイッチ接片3の曲げ部3a
のカム中間部2bに落ち込むまでの間で、洗濯機内の固
定用クラッチが切られブレーキを外す制御が行われる。
【0046】ベローズ85が開かれ、排水が完了する
と、洗濯機は脱水工程Bに入る。脱水工程Bでは、洗濯
槽がパルセータと共に一体回転し洗濯物の脱水を行う。
この脱水は、パルセータと洗濯槽が同時に一体回転する
ことによりなされるが、前述したように、洗濯槽は排水
弁が開く前に固定用クラッチが切られかつブレーキが外
されているので、洗濯時と異なり回転可能となっている
ので問題なく行われる。
【0047】この脱水工程Bが終了すると、CPU12
は、スイッチ接片5への通電を止める。このため、ソレ
ノイド巻線40への通電がオフとなり、歯車輪列機構の
中のクラッチ機構が切れ、カム2は排水弁機構95側の
強いバネおよび弱いバネの力により戻され、図3の状態
に復帰する。この復帰の間に、洗濯槽のための固定用ク
ラッチが入ると共にブレーキをかける制御が行われる。
【0048】その後、すすぎを行うすすぎ工程Cに入
る。なお、このすすぎ工程Cに先立ち、CPU12は、
電源13とスイッチ接片5を通電可能状態にする一方、
スイッチ接片4に対しては不導通状態とする。このた
め、モータアクチュエータ1は、洗濯工程Aに入る前と
同じ動作を行い、スイッチ接片3の曲げ部3aがカム2
の中間部2bに落ち込んだ状態で止まる。この結果、洗
濯槽は洗濯工程Aと同様に回転自由な状態となり、洗濯
工程Aでの動きと同様な動作を行うことが可能となる。
なお、この時の洗濯槽の動きを洗濯工程Aと同様にはせ
ず、すすぎに最適な他の動きとしても良い。
【0049】すすぎ工程Cが終了すると、CPU12
は、スイッチ接片5への通電を止める。このため、洗濯
工程Aの終了時と同様に、カム2は図3の状態に復帰す
る。この後、最後の工程となる脱水工程Dに入る。この
脱水工程Dに先立つモータアクチュエータ1の動作およ
び洗濯機の動作は、先に述べた脱水工程Bと同様となっ
ている。また脱水工程Dの終了時の動きも脱水工程Bと
同様である。なお、すすぎ工程Cや脱水工程Dが終了す
る際のカム2の復帰動作時間において、洗濯槽が再固定
される制御、すなわち固定用クラッチが入れられると共
にブレーキをかける制御が行われる。
【0050】以上のような実施の形態では、中間部2b
にスイッチ接片3が落ち込むまでに、洗濯機の洗濯槽の
固定用クラッチを切り、ブレーキを外しているので、洗
濯槽が自由に回転可能となる。このため、洗濯機におけ
る洗濯工程が従来の洗濯方法と異なる洗濯方法とするこ
とができ、洗濯機の機能を向上させることができる。な
お、中間部2bにスイッチ接片3が落ち込むまでの間
に、固定用クラッチを切るだけの動作をさせるようにし
ても良い。その場合、ブレーキはまだ効いているが、C
PU12等の制御回路を働かせ、ブレーキを解除させる
ようにして、同様な機能を持たせることができる。但
し、ブレーキが効いている状態の時でも、従来と異なる
洗濯方法をすることができる。すなわち、洗濯槽をゆら
す等して新たな洗濯方法を提供できる。
【0051】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、ソレノイド巻線40への
通電のための回路の一部としてスイッチ接片5を利用す
るのではなく、端子をもう1個設け、その端子に電源1
3の他端を接続するようにしても良い。また、プランジ
ャ37と輪列用のクラッチ機構との関係は、ソレノイド
巻線40が通電されたとき輪列用のクラッチ機構を係合
状態とし回転伝達可能にするのではなく、ソレノイド巻
線40の通電がオフされたときに輪列用のクラッチ機構
を係合状態とする構成としても良い。
【0052】また、スイッチ接片を4個以上の複数と
し、それに合わせ段差部を3個以上の複数としても良
い。さらに、カム2の両側部の2箇所にスイッチ接片を
設けたり、複数のスイッチ接片の一部を他の機能用に使
用するようにしても良い。
【0053】さらに、カム2の復帰は、排水弁機構93
のばね89のようなバネ力を利用するのではなく、正逆
転可能なモータを使用し、そのモータに再度通電し反転
させるようにしても良い。このような場合、プランジャ
37等の機構および輪列用のクラッチ機構は不要とな
る。
【0054】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1および
記載のモータアクチュエータでは、モータの通電状態
を変更でき、その変更によりカムの停止位置を複数に設
定できる。その結果、このモータアクチュエータを使用
する洗濯機や換気扇等の動作態様を変更または増加さ
せ、その機能をアップさせることができる。
【0055】 加えて少なくとも3枚のスイッチ接片
を利用して、モータの通電状態を2通り以上に変更でき
るので、小型で高機能なモータアクチュエータとなる。
また、このモータアクチュエータを使用した洗濯機等の
電気機器は、その機能の向上にかかわらず大型化するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータアクチュエータの実施の形態を
示すケースを取り除いた一部平面図である。
【図2】本発明のモータアクチュエータを含むスイッチ
周辺の回路図である。
【図3】図1の接片部分を示す平面図で、カムが回転す
る前の状態を示す図である。
【図4】図1の接片部分を示す平面図で、カムが回転
し、スイッチ接片が中間部に落ち込んだ状態を示す図で
ある。
【図5】図1の接片部分を示す平面図で、カムがさらに
回転し、スイッチ接片が最内周部に落ち込んだ状態を示
す図である。
【図6】洗濯機の行程とカム移動量の関係を示す図で、
(A)は、洗濯機の自動洗濯モードを示しており、
(B)は、(A)に対するカム移動量を示している図で
ある。
【図7】従来のモータアクチュエータの一部断面平面図
である。
【図8】図7の一部断面側面図である。
【図9】図7の各点OABCDEを結ぶ線に沿う断面展
開図である。
【図10】図7のモータアクチュエータで駆動される被
駆動機構の一部断面平面図である。
【図11】図7のモータアクチュエータの回路図であ
る。
【符号の説明】
1 モータアクチュエータ 2 カム 2a 最外周部 2b 中間部(段差部) 2c 最内周部(段差部) 3、4、5 スイッチ接片 6 端子 7 ケース 8、9 接続端子 12 CPU 40 ソレノイド巻線 48 プーリ(アクチュエータ作動体) 55 モータ巻線 61 ロータ 74 出力軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 11/00 H01H 43/10 H02K 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ巻線への通電により回転するロー
    タと、このロータに減速輪列を介して連結されると共に
    被駆動機構を駆動操作するための出力軸と、上記減速輪
    列中に設けられた上記ロータと上記出力軸との間で回転
    を伝達可能にし、また、伝達を遮断するためのクラッチ
    手段と、このクラッチ手段を動作させるソレノイドと
    備えたモータアクチュエータにおいて、上記モータ巻線
    の一方側および上記ソレノイドの一方側に接続される電
    流通路を1系統とし、他方側に接続される電流通路を複
    数系統とし、他方側に接続される電流通路は、上記出力
    軸と連動回転する1つのカムによって制御される少なく
    とも3枚のスイッチ接片を有しており、このスイッチ接
    片の内の1枚が上記モータ巻線の他方側の端子に接続さ
    れると共に残りのスイッチ接片の複数が電源側に接続さ
    れ、かつこの残りのスイッチ接片のうちの1枚が上記ソ
    レノイドの他方側に接続され、 上記 電源側に接続された複数のスイッチ接片は上記電源
    との間に配置される制御部にそれぞれ接続され、この制
    御部により上記電源と当該複数のスイッチ接片との間
    通電のオンオフが制御されることを特徴とするモータア
    クチュエータ。
  2. 【請求項2】 モータと、このモータによって駆動され
    るカムと、記モータの回転を記カムに伝達する歯車
    輪列機構と、この歯車輪列機構に入れられ記回転の伝
    達を切断可能とするクラッチと、このクラッチを動作さ
    せるソレノイドと、記カムに接触し、記モータへの
    通電をオンオフするスイッチ接片と、記モータの回転
    が前記歯車輪列機構を介して伝えられるアクチュエータ
    作動体とを備えてなるモータアクチュエータにおいて、
    記スイッチ接片を動作させる少なくとも2つ以上の段
    差部を記カムに設けると共に、記スイッチ接片を3
    個以上設け、その1つのスイッチ接片と上記電源の一端
    および上記ソレノイドの一方側と上記電源の一端とを常
    時通電可能に接続し、他の複数のスイッチ接片をその各
    接片への通電状態を変更、選択できる制御部を介して電
    源の他端と接続し、かつこれらの他の複数のスイッチ接
    片のうちの1つを、上記ソレノイドの他方側に接続し
    て、上記制御部によって上記他の複数のスイッチ接片と
    記電源の他端との間の通電のオンオフおよび上記ソレ
    ノイドの他方側と上記電源の他端との間の通電のオンオ
    を選択可能にしたことを特徴とするモータアクチュエ
    ータ。
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