JP3363627B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP3363627B2
JP3363627B2 JP29531794A JP29531794A JP3363627B2 JP 3363627 B2 JP3363627 B2 JP 3363627B2 JP 29531794 A JP29531794 A JP 29531794A JP 29531794 A JP29531794 A JP 29531794A JP 3363627 B2 JP3363627 B2 JP 3363627B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理槽内に厨芥を投入
し、攪拌手段にて厨芥を攪拌する厨芥処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の厨芥処理装置として、特
開平5-138144号公報(B09B 3/00)等に開示される如
く、処理槽に厨芥を投入し、加熱器にて処理槽内を加熱
しながら攪拌羽根にて厨芥を攪拌し発酵処理するものが
知られている。
【0003】これらの厨芥処理装置では、厨芥の発酵を
促進するために、処理槽内を所定の温度に保つ必要があ
り、温度を保つために処理槽をケースにて被ってニ槽構
造にすることが考えられる。
【0004】しかしながら、処理槽とケースとの間に攪
拌羽根の駆動機構を配設した場合、その駆動機構に故障
が生じた場合、メンテナンスを行いにくい欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑み成されたもので、厨芥の処理を促進でき且つメンテ
ナンスを行いやすい厨芥処理装置を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、厨芥を収納す
る処理槽と、該処理槽を被う本体ケースと、前記処理槽
に回転自在に配設され厨芥を攪拌する攪拌手段と、前記
処理槽側面と本体ケースとの間の空間に配設され、前記
攪拌手段を駆動する駆動機構とを備え、前記本体ケース
の駆動機構が配設される側面に、開閉自在な扉を形成し
たことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、厨芥を収納する処理槽
と、該処理槽底部に形成される担体を取り出すための開
口と、該開口を摺動自在に被うシャッターと、前記処理
槽を被う本体ケースと、前記処理槽に回転自在に配設さ
れ厨芥を攪拌する攪拌手段と、前記処理槽側面と本体ケ
ースとの間の空間に配設され、前記攪拌手段を駆動する
駆動機構とを備え、前記本体ケースの駆動機構が配設さ
れる側面に、開閉自在な扉を形成するとともに、前記シ
ャッターを、前記扉が形成された側面方向に摺動自在と
したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の請求項1によると、攪拌手段を駆動す
る駆動機構に異常が生じた場合には、扉を開放して駆動
機構を露出させることにより、メンテナンスを行う。
【0009】本発明の請求項2によると、攪拌手段を駆
動する駆動機構に異常が生じた場合には、扉を開放して
駆動機構を露出させることにより、メンテナンスを行
う。
【0010】また、処理槽の開口を摺動自在に閉塞する
シャッターは、扉の回動方向と同一方向に摺動される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を、図面に基づいて以下に詳
述する。
【0012】1は多孔性の木質細片からなる担体を収納
する上面開口の処理槽で、底部を断面半円形状としてお
り、該処理槽1は、両側面に取りつけられる補強板2、
2及び該補強板2、2間に架設される金属製の補強枠3
にて支持されている。
【0013】4は前記処理槽1外面に貼着された面状ヒ
ーターで、該面状ヒーター4は、後述する電源ボタン57
の通電時で、後述する蓋体53を閉成状態において、処理
槽1に配設された後述するサーモスタット等の温度検出
手段57からの信号に基づき、処理槽1内を50℃〜65℃に
維持するようになっている。
【0014】5は前記処理槽1の底部に、円弧形状の軸
方向(処理槽1の側面方向)に形成された開口で、該開口
5縁に、前記処理槽1の底面から下方に鍔部6を段落ち
形成している。7は前記鍔部6縁に複数個所形成された
凹部で、該凹部7に後述するスライドシャッター8の閉
塞部材9外周部に配設され、バネ12により外方に向かっ
て付勢された凸部11が填まり込み、スライドシャッター
8を前記開口5縁に沿ってスライドする際のクリックと
している。前記凹部7は、スライドシャッター8にて前
記開口5を完全に閉塞した状態で凸部11が填まり込む位
置、開口5を略半分開放した状態で凸部11が填まり込む
位置、及び開口5をほぼ全開した状態で凸部11が填まり
込む位置の3ケ所に形成されている。
【0015】8は前記処理槽1底部の開口5を閉塞する
スライドシャッターで、前記開口5を閉塞した状態で前
記処理槽1底面に沿う曲面状の閉塞部材9と、該閉塞部
材9にネジ止め固定される断面略コ字型の金属部材10と
からなり、該閉塞部材9と金属部材10とにより、前記開
口5の鍔部6を挟持した状態で、処理槽1側面方向にス
ライドするようになっている。前記金属部材10は、先端
側に向かって下方に傾斜しており、前記開口5と閉塞部
材8との間から漏れる廃液を後述する水受皿46に案内す
るようになっている。
【0016】11は前記スライドシャッター8の閉塞部材
9先端部外面に出没自在に配設された凸部で、バネ12に
より外方向に付勢されており、前記スライドシャッター
8を前記開口5の鍔部6に沿ってスライドさせる際に、
鍔部6縁の凹部7に填まり込むようになっている。
【0017】13は前記スライドシャッター8の端部に形
成された把手部で、後述する上ケース48側部下方に形成
した収納凹部42に収納されるとともに、前記スライドシ
ャッター8にて処理槽1底部の開口5を閉塞した状態
で、該把手部13側面を後述する上ケース48側面に露出し
ている。
【0018】14は前記スライドシャッター8の把手部13
の上面に臨ませて内蔵された磁石で、後述する上ケース
48の収納凹部42天面の、前記磁石14に対向する位置に配
設されたリードスイッチ14により検知され、スライドシ
ャッター8が処理槽1の開口5を閉塞した状態であるこ
とを検出するようになっている。
【0019】15は前記処理槽1内面に形成されたリブ
で、後述する攪拌羽根30の回転軸31と略直交する方向に
配設されており、攪拌羽根30の回転により担体が処理槽
1の一側に片寄るのを防止するとともに、攪拌羽根30の
回転により担体が処理槽1に押しつけられて処理槽1が
変形するのを防止している。前記リブ15は、処理槽1の
内面に形成されているので、処理槽1外面に補強用のリ
ブを形成した場合に比べて、前記面状ヒーター4を細分
化する必要がなく、ヒーターのコストを削減できる。
【0020】16は前記処理槽1の後壁17上部に、処理槽
1の左右方向に亘って形成された凹所で、該凹所16の両
端部底面に、各々前記処理槽1内に連通する吸込筒18及
び排出筒19を下方に向かって延設している。前記排出筒
19は、前記処理槽1後壁17により前後に区画されてお
り、前記後壁17より前方部分が処理槽1内に連通すると
ともに、後壁17より後方部分は、処理槽1背面に形成さ
れた排気路20に連通し、後述する下ケース39に形成され
た排気口43に連通している。
【0021】21は前記凹所16底面との間に空間を形成し
た状態で凹所16上方を被い、凹所16にネジ固定される基
板収納ケースで、後述する電動機25の駆動を制御する制
御部品、及び後述するファン23、前記ヒーター4への通
電を制御する制御部品等を載置した制御基板22を収納し
ており、前記凹所16と基板収納ケース21との間の空間、
吸気筒18及び排気筒19により循環路を形成している。
【0022】23は前記排出筒19に配設されたファンで、
該ファン23の駆動により、前記処理槽1内の空気が吸込
筒18から吸い込まれ、凹所16と基板収納ケース21との間
の空間を介して排出筒19から排出されるが、前記排出筒
19は処理槽1後壁17により前後に区画されているため、
吸気筒18から吸引された空気は循環路を介して処理槽1
を循環するとともに、この空気の一部が排気筒19から排
気路20を介して処理槽1外へ排気される。
【0023】24は前記処理槽1上部の吸込筒18側に形成
された電動機室で、該電動機室24に収納した電動機25の
回転軸26を、前記処理槽1側面から突出させており、該
電動機25の回転軸26に後述する複数のギア33、34、35、
36、37を介して攪拌羽根30を回転させるようになってい
る。
【0024】27は前記処理槽1の電動機室24の上部に配
設されたスイッチ基板で、該スイッチ基板27には、後述
する蓋体53裏面に形成したマグネット55に対向するリー
ドスイッチ28を配設し、蓋体53のマグネット55の近接を
検出することにより蓋体53の閉塞状態を検知するように
なっており、該リードスイッチ28の出力信号により、蓋
体53の開放状態では、前記電動機25、ヒーター4、及び
ファン23への通電が停止されるようになっている。
【0025】29は前記スイッチ基板27に配設されたLE
Dで、後述する電源ボタン56の通電時に該LED29が点
灯し、前記ヒーター4への通電状態を報知するととも
に、該LED29を点滅させることにより、前記ヒーター
4の異常を報知するようになっている。
【0026】前記電動機25は、後述する電源ボタン56の
通電状態で、蓋体53を閉成することにより正逆転を交互
に1分ずつ、所定時間行い、後述する攪拌羽根30により
処理槽1に投入された厨芥と担体とを攪拌するととも
に、担体を取り出して交換する際、即ち前記スライドシ
ャッター8をスライドさせて前記処理槽1の開口5を開
放した際に、後述する駆動スイッチ58の操作により正逆
回転し、後述する攪拌羽根30を正逆転させて担体を開口
5から排出するようになっている。
【0027】30は前記処理槽1内に回転自在に配設され
た攪拌羽根で、前記処理槽1側面に横方向に配設される
回転軸31と、該回転軸31に螺旋状に固着された複数の攪
拌翼32とから構成されており、前記回転軸31の回転によ
り、該攪拌翼32の先端が前記処理槽1内底面に近接して
回転、即ち、攪拌翼32の回転軌跡が、処理槽1の底面形
状と略一致するようになっている。
【0028】33は前記回転軸31の処理槽1側面に突出す
る一端に配設されたギアで、前記電動機25の回転軸26に
配設されたギア34との間に複数のギア35、36、37を介在
させており、前記電動機24の回転速度を減速させて前記
攪拌羽根30に伝達している。38は前記処理槽1の側面の
補強枠2に取りつけられ、前記電動機25の回転軸26及び
ギア35、36、37等の駆動機構部分を覆う金属製のカバー
である。
【0029】39は前記処理槽1を載置する下ケースで、
脚部40を垂下形成し、この脚部40に処理槽1の補強板2
をネジ固定することで下ケース39に処理槽1を固定する
ようになっている。41は前記下ケース39の側面側外周に
形成された把手用凹部で、後述する上ケース48の収納凹
部42に対応する位置を切欠いて、前記スライドシャッタ
ー8の把手部12を収納するようになっている。
【0030】43は前記脚部40に設けられた凹所44に形成
される排気口で、前記処理槽1背面に配設された排気路
20を介して処理槽1上部の排出筒19と連通し、処理槽1
内の空気の一部を排気口43から排気されるようになって
いる。
【0031】45は前記下ケース39の脚部40の内側に略全
周に亘って形成された棚部で、該棚部45に、後述する樹
脂製の水受皿46、または枠体47が選択的、且つ摺動自在
に配設されるようになっている。
【0032】46は前記下ケース39の棚部45に摺動自在に
配設される水受皿で、処理装置使用中に前記処理槽1か
らの水漏れや担体の漏れを受けるようになっている。47
は前記水受皿46と選択的に前記棚部45に摺動自在に取り
つけられる枠体で、該枠体47を棚部45に取りつけた状態
で、前記枠体47が処理槽1底部の開口5の真下に位置す
るようになっており、該枠体47にビニール袋等を掛けて
棚部45に取りつけ、前記スライドシャッター8をスライ
ドさせて処理槽1底部の開口5を開放すると、処理槽1
内の担体がビニール袋に排出されるようになっている。
また、前記水受皿46及び枠体47は、スライドシャッター
8が開口5を閉成した状態で、スライドシャッター8の
先端を囲む大きさに形成されている。
【0033】48は前記処理槽1上面及び外側面を間隔を
存して被う上ケースで、前記処理槽1上方から被せて下
ケース39にネジ止め固定するようになっており、下ケー
ス39及び上ケース48により本体ケース49を構成してい
る。
【0034】50は前記上ケース48の、処理槽1の駆動機
構側に回動自在に配設された扉で、該扉50を開放するこ
とにより、前記処理槽1の駆動機構が露出し、メンテナ
ンスを容易に行えるようになっている。
【0035】また、前記下ケース39及び上ケース48は、
処理槽1側面の駆動機構よりも下側で接合しており、前
記上ケース48を取り外すことにより駆動機構及びヒータ
ー4が露出し、前記扉50の開放では行えないヒーター4
等のメンテナンスを行うことができるようになってい
る。
【0036】51は前記上ケース48上面前方側に形成され
た投入開口で、処理槽1内に連通している。前記上ケー
ス48の収納凹部42の、スライドシャッター8の磁石14に
対向する位置には、リードスイッチ52が配設されてお
り、前記スライドシャッター8が収納された状態で、ス
ライドシャッター8による処理槽1の開口5の閉塞状態
を検出するようになっている。
【0037】53は前記本体ケース49上部に回動自在に配
設された蓋体で、前記上ケース48の投入開口51を開閉自
在に覆うようになっている。54は前記蓋体53の裏面の、
前記スイッチ基板27のリードスイッチ28に近接する位置
に配設されたマグネットで、前記蓋体53を閉成すること
により、該マグネット54がスイッチ基板27のリードスイ
ッチ27に近接し、リードスイッチ28の出力信号により、
蓋体53の閉成を検出するようになっている。
【0038】次に、制御回路について、図10に基づいて
説明する。
【0039】55は制御回路で、電源ボタン56の通電状態
で、サーモスタット等の温度検出手段57からの信号に基
づき、前記ヒーター4に通電し、処理槽1内を前記一定
温度に維持するようになっている。
【0040】また、前記制御回路55は、前記スイッチ基
板27のリードスイッチ28、及びスライドシャッター8の
リードスイッチ14からの信号に基づき、蓋体53及びスラ
イドシャッター8が閉成されている状態で、前記ファン
23を駆動させ、処理槽1内の空気を循環させて、一部を
本体ケース49外へ排出させるとともに、前記電動機25を
駆動させて攪拌羽根30を1分ずつ正逆回転させ、処理槽
1に投入される厨芥と担体とを混合するようになってい
る。
【0041】さらに、前記制御回路55は、前記スライド
シャッター8のリードスイッチ14からの信号に基づき、
スライドシャッター8の開放状態で前記駆動スイッチ58
が操作されると、前記電動機25を駆動させて攪拌羽根30
を回転させ、担体を開口5から排出させるようになって
いる。
【0042】而して、電源ボタン56をONの状態で、蓋
体53を開放し、投入開口51から処理槽1内に厨芥を投入
して蓋体53を閉成すると、蓋体53の裏面に配設した磁石
54が処理槽1上部のスイッチ基板27のリードスイッチ28
に近接することにより蓋体53の閉成を検出し、このリー
ドスイッチ28からの信号に基づく制御回路55の出力によ
り、電動機25に通電され、担体と厨芥とが混合され、厨
芥は、担体に培養される微生物等により二酸化炭素と水
分に分解される。
【0043】ファン23の駆動によって処理槽1内の空気
が循環路を介して循環し、厨芥の分解により生じる水分
を気化するとともに、微生物の活性化に必要な酸素を供
給する。処理槽1内を循環する空気の一部は、排出筒19
背面側から排気路20及び排気口43を介して本体ケース49
外へ排気され、処理槽1内の空気が過湿状態となるのを
防止し、処理槽1内の水分除去効率を向上させている。
【0044】処理槽1内の空気が外部へ排気されるのに
伴い、下ケース39と上ケース48との接合部から、あるい
は下ケース39の棚部45等の開口から本体ケース49内に入
った空気が処理槽1内に供給される。この空気は、処理
槽1外面に配設されたヒーター4により暖められてお
り、しかも、処理槽1内を循環する空気の一部であるか
ら、冬季においても、処理槽1内の温度を大きく低下さ
せることがなく、厨芥処理効率に悪影響を及ぼすことが
ない。
【0045】また、担体を取り出す際は、下ケース39の
棚部45に摺動自在に配設された水受皿46を取り外し、枠
体47にビニール袋等を掛けて棚部45に取りつけ、スライ
ドシャッター8をスライドさせて処理槽1底部の開口5
を開放すると、処理槽1内の担体がビニール袋に排出さ
れる。
【0046】さらに、担体を取り出す際に、駆動スイッ
チ58を操作すると、所定時間電動機25が駆動されて攪拌
羽根30を正逆回転させ、担体が水分を含んだ状態でも、
開口5から効率よく排出することができる。
【0047】以上の構成によると、厨芥の分解により生
じる水分は、ファン23により気化されるが、何らかの異
常により処理槽内の水分が十分に除去されず水分が過剰
となり、処理槽1の開口5とスライドシャッター8との
隙間から廃液が漏れた場合には、スライドシャッター8
の金属部材10が断面略コ字形状に形成されているため、
水分が金属部材10に滴下する。
【0048】さらに、スライドシャッター8の先端に向
かって下方に傾斜しているとともに、スライドシャッタ
ー8の先端が水受皿46上方に位置するため、金属部材10
に滴下した廃液が水受皿46に案内されて貯溜され、処理
装置の載置場所を汚すことがない。
【0049】また、スライドシャッター8の先端部は、
棚部45に枠体47を取りつけた際にも、枠体47で囲まれる
空間内に位置するため、スライドシャッター8をスライ
ドさせて開口5を開放し担体を取り出した後、再びスラ
イドシャッター8を閉成する場合に、開口5の鍔部6に
付着した担体が、スライドシャッター8により押しやら
れても、スライドシャッター8の先端部から、確実に枠
体47に取りつけられた袋内に落下させることができる。
【0050】処理槽1内の空気の循環路を構成する凹所
16は、処理槽1と一体に形成されているため、構造を簡
単にできコストを削減できるとともに、循環路を処理槽
1の外部に配設した場合に比べて、処理槽1内の温度の
低下を防止できる。
【0051】スライドシャッター8は、その把手部13を
上ケース48の側面に露出させており、上ケース48を取り
外すことなくスライドシャッター8を引き出すことがで
き、使い勝手がよい。
【0052】また、上ケース48の駆動機構配設側には、
扉50を回動自在に配設しているため、この扉50を開放す
ることにより、処理槽1の駆動機構が露出し、電動機25
と攪拌羽根30との間に介在するギア34乃至37等のメンテ
ナンスを容易に行えるとともに、処理槽1を被う下ケー
ス39と上ケース48との接合部は、処理槽1の最下端位
置、即ちギア等の駆動機構よりも下方に位置しているの
で、扉50を開放するだけでは行えないメンテナンス、即
ちヒーター4の異常が生じた場合等に、上ケース48を取
り外すことにより処理槽1が露出するため、メンテナン
スを容易に行うことができる。
【0053】さらに、スライドシャッター8の引き出し
方向と扉50の開放方向とを同一方向にしているため、処
理装置を設置する際に、少なくともこの扉50及びスライ
ドシャッター8の引き出される側にスペースを取るだけ
でよく、比較的狭いスペースに設置することができる。
【0054】また、駆動機構を制御する制御基板22等
が、処理槽1に取りつけられているため、メンテナンス
のために上ケース48を取り外す際に、制御基板22を上ケ
ース48側に取りつけた場合のように、制御基板22と駆動
機構との電気的接点等を脱着する必要がなく、作業性を
向上できる。
【0055】尚、上記実施例においては、駆動スイッチ
58を操作すると、制御回路55が所定時間電動機25を駆動
するよう構成したが、駆動スイッチ58を操作している間
だけ電動機25を駆動するよう構成してもよい。この構成
であれば、担体の取り出し状態に応じて電動機25を停止
することができ、担体が袋からあふれたり、担体の取り
出しが不十分となったりする不都合を解消することがで
きる。
【0056】また、上ケース48の扉50近傍に、マイクロ
スイッチ等を配設し、扉50の開閉状態を検出することに
より、メンテナンス等の際に扉50を開放した場合に、駆
動機構を停止させる構成としてもよく、この構成によ
り、メンテナンスの際に誤って怪我をする等の事故を防
止でき、安全性を向上できる。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、攪拌手段を
駆動する駆動機構に異常が生じた場合には、扉を開放す
ることにより、駆動機構が露出するため、メンテナンス
を簡単に行うことができる。
【0058】また、本発明の請求項2によると、攪拌手
段を駆動する駆動機構に異常が生じた場合には、扉を開
放することにより、駆動機構が露出するため、メンテナ
ンスを簡単に行うことができるとともに、処理槽の開口
を摺動自在に閉塞するシャッターの摺動方向と、扉の回
動方向とが同一であるため、処理装置を設置する際に
は、処理槽の扉の配設側にスペースを取るだけでよく、
比較的狭いスペースに設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機物処理装置の外観斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同扉開放状態(メンテナンス時)の横断面図であ
る。
【図4】同図2における他の方向から見た断面図であ
る。
【図5】同他の位置での断面図である。
【図6】同図4における有機物取り出し時(シャッター
を取り外した状態)の断面図である。
【図7】同上ケース及び蓋を取り外した断面図である。
【図8】同図6における他の方向から見た一部破断図で
ある。
【図9】同シャッターの閉塞部材(上構成部材)の底面か
ら見た断面図である。
【図10】同回路図である。
【符号の説明】
1 処理槽 5 開口 8 シャッター(閉塞手段) 9 閉塞部材(上構成部材) 10 金属部材(下構成部材) 30 攪拌羽根(混合手段) 33、34、35、36、37 ギア(駆動機構) 39 下ケース 46 水受皿 47 枠体(装着手段) 48 上ケース 51 投入開口(有機物廃棄用開口) 53 蓋体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−227588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を収納する処理槽と、該処理槽を被
    う本体ケースと、前記処理槽に回転自在に配設され厨芥
    を攪拌する攪拌手段と、前記処理槽側面と本体ケースと
    の間の空間に配設され、前記攪拌手段を駆動する駆動機
    構とを備え、前記本体ケースの駆動機構が配設される側
    面に、開閉自在な扉を形成したことを特徴とする厨芥処
    理装置。
  2. 【請求項2】 厨芥を収納する処理槽と、該処理槽底部
    に形成される担体を取り出すための開口と、該開口を摺
    動自在に被うシャッターと、前記処理槽を被う本体ケー
    スと、前記処理槽に回転自在に配設され厨芥を攪拌する
    攪拌手段と、前記処理槽側面と本体ケースとの間の空間
    に配設され、前記攪拌手段を駆動する駆動機構とを備
    え、前記本体ケースの駆動機構が配設される側面に、開
    閉自在な扉を形成するとともに、前記シャッターを、前
    記扉が形成された側面方向に摺動自在としたことを特徴
    とする厨芥処理装置。
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