JP3363469B2 - 空気調和機の室外機用前面グリル - Google Patents

空気調和機の室外機用前面グリル

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JP3363469B2
JP3363469B2 JP1352592A JP1352592A JP3363469B2 JP 3363469 B2 JP3363469 B2 JP 3363469B2 JP 1352592 A JP1352592 A JP 1352592A JP 1352592 A JP1352592 A JP 1352592A JP 3363469 B2 JP3363469 B2 JP 3363469B2
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善樹 泉
孝 杉尾
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室外機にお
いて、保安上、送風機を囲まなければならないガードに
使用される前面グリルの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の前面グリルを有する空気調和機の
室外機を図4に基づいて説明する。従来の空気調和機の
室外機は、熱交換器1と外装板2とで囲まれた空間に羽
根車3とモーター4とが収納されて構成されており、羽
根車3の周囲にオリフィス5が設けられている。羽根車
3の下流側に面する外装板2には吹き出し口6が設けら
れ、その外側には前面グリル7が取り付けられている。
モーター4は支持台8により外装板2に固定されてい
る。
【0003】この構造において、羽根車3の回転によ
り、熱交換器1側(後面側)より空気が吸い込まれ、こ
の吸い込まれた空気は吹き出し口6を通して前面グリル
7から外部へ吹き出される。
【0004】この前面グリル7は外装板2と同じ材質で
製作されており、図5に示すように断面形状は円形で、
外装板2の前面部より少し前方の鉛直平面上に格子状を
なして配列されている。なお、図5において、7aは前
面グリル7の水平桟の列、7bは前面グリル7の縦桟の
列である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
の前面グリル7の形状では羽根車3から吹き出される気
流と前面グリル7との干渉音や剥離音が高くなり、室外
機全体としての騒音レベルを増加させていた。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、羽根車から吹き出される気流と前面グリルとの干渉
音と剥離音を低減して、ひいては室外機全体の騒音を低
減することのできる空気調和機の室外機用前面グリルを
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の第1の手段は、羽根車により吹き出し口を通
して外部へ空気を吹き出す空気調和機の室外機において
吹き出し口の下流側に設置される前面グリルであって、
前面グリルの水平桟列の各断面形状を楕円形を基本と
し、空気の吹き出し方向の上流側と下流側とで二分し
て、上流側の半楕円部を下流側の半楕円部より大きく
し、上流側の半楕円部と下流側の半楕円部との切り替わ
り部分を段部形状としたものである。
【0008】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段において、水平桟列を前面グリルの上下で二分割し
て上部水平桟列と下部水平桟列とし、これらの上部水平
桟と下部水平桟との長軸が空気の吹き出し方向に沿うよ
うにそれぞれ配設して上部水平桟列と下部水平桟列とが
異なる迎え角としたものである。
【0009】また、本発明の第3の手段は、羽根車によ
り吹き出し口を通して外部へ空気を吹き出す空気調和機
の室外機において吹き出し口の下流側に設置される前面
グリルであって、前面グリルの縦桟列の各断面形状を楕
円形とし、前記前面グリルの縦桟列を、その長軸方向が
空気の吹き出し方向に沿うように構成したものである。
【0010】
【作用】上記第1の手段において、前面グリルの水平桟
列の各断面形状を楕円形を基本形状とし、空気の吹き出
し方向の上流側と下流側とで二分して、上流側の半楕円
部を下流側の半楕円部より大きくし、上流側の半楕円部
と下流側の半楕円部との切り替わり部分を段部形状とし
たので、気流との干渉音を低減でき、前面グリルからの
剥離に伴う騒音を低減できる。
【0011】また、前面グリルを樹脂で制作する場合、
金型として前後の型に二分される。ここで空気の吹き出
し方向の上流側と下流側で前面グリルの水平桟列を二分
し、上流側の半楕円部を下流側の半楕円部より大きく
し、切り替わり部分を段部とすることで、金型により水
平桟を制作しやすい。また、上流側の半楕円部の方が大
きいので、制作のバラッキがあっても前記段部による異
音を発生しにくい。
【0012】また、上記第2の手段において、上部水平
桟列と下部水平桟列との長軸が空気の吹き出し方向に沿
うようにそれぞれ配設したので、上下の水平桟列が気流
の方向を向くことになり、水平桟に気流が無衝突で侵入
することになり、剥離騒音を低減できる。
【0013】また、上記第3の手段において、前面グリ
ルの縦桟列の各断面形状を楕円形とし、前記前面グリル
の縦桟列を、その長軸方向が空気の吹き出し方向に沿う
ように構成したので、気流との干渉音が低減され、前面
グリルからの気流の剥離に伴う騒音を低減できるととも
に、縦桟に気流が無衝突で侵入するため、剥離騒音を低
減できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の実施例に係る前面グリルの正面図お
よび前面グリルの水平桟の縦断面図である。図1の
(a)における11は、羽根車により吹き出し口を通し
て外部へ空気を吹き出す空気調和機の室外機において吹
き出し口の下流側に設置される前面グリルであり、図1
の(b)に示すように、前面グリル11の水平桟12の
列は基本断面形状が楕円形とされ、空気の吹き出し方向
aの上流側と下流側とで二分され、上流側の半楕円部1
2aが下流側の半楕円部12bより大きく形成され、上
流側の半楕円部12aと下流側の半楕円部12bとの切
り替わり部分には段部12cが形成されている。
【0015】上記構成により、気流と前面グリル11の
水平桟12の列との干渉音が低減されるとともに、前面
グリル11からの剥離に伴う騒音を低減できる。また、
前面グリル11を樹脂で制作する場合、金型として前後
の型に二分される。ここで、空気の吹き出し方向aの上
流側と下流側とで前面グリル11の水平桟12を二分
し、上流側の半楕円部12aを下流側の半楕円部12b
より大きくし、切り替わり部分に段部12cを設けたの
で、金型により水平桟12を制作しやすい。また、上流
側の半楕円部12aの方が大きいので、制作のバラッキ
があっても段部12cによる異音を発生しにくい。
【0016】図2は他の実施例であり、上記実施例と同
機能のものには同符号を付す。図2の(b)に示すよう
に、水平桟12の列は上下で二分割されて上部水平桟1
2dの列と下部水平桟12eの列とからなる。そして、
上部水平桟12dの列と下部水平桟12eの列の各長軸
12f,12gが空気の吹き出し方向に沿うように異な
る迎え角とされている。すなわち、上部水平桟12dの
列はその長軸12fが下流側ほど上向きになるように配
設されている一方、下部水平桟12eの列は下流側ほど
下向きに配設されている。
【0017】上記構成により、上下の水平桟12d,1
2eの列が気流に沿った方向を向くことになり、水平桟
12d,12eに気流が無衝突で侵入して、剥離騒音が
低減される。
【0018】図3は第三の実施例であり、上記実施例と
同機能のものには同符号を付す。この実施例において
は、図3の(b)に示すように、前面グリル11の縦桟
13の列の各断面形状も、空気の吹き出し方向に迎え角
をもった楕円で構成されている。すなわち、縦桟13の
長軸が空気の吹き出し方向に沿うように構成されてい
る。
【0019】上記構成により、前面グリル11の縦桟1
3の断面形状も、楕円で構成されているため、気流と縦
桟13との干渉音が低減され、前面グリル11からの剥
離に伴う騒音を低減できる。また、各縦桟13が気流の
方向を向いているため、縦桟13に気流が無衝突で侵入
することになり、剥離騒音が低減される。
【0020】なお、上記第3の実施例において、縦桟1
3の断面形状だけ楕円としても効果があることはいうま
でもない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、羽根車に
より吹き出し口を通して外部へ空気を吹き出す空気調和
機の室外機において吹き出し口の下流側に設置される前
面グリルであって、前面グリルの水平桟列の各断面形状
を楕円形を基本とし、空気の吹き出し方向の上流側と下
流側とで二分して、上流側の半楕円部を下流側の半楕円
部より大きくし、上流側の半楕円部と下流側の半楕円部
との切り替わり部分を段部形状としたことで、気流との
干渉音を低減でき、前面グリルからの剥離に伴う騒音を
低減できる。また、前面グリルを樹脂で制作する場合、
金型として前後の型に二分される。この場合に空気の吹
き出し方向の上流側と下流側とで前面グリルの水平桟列
を二分し、上流側の半楕円部を下流側の半楕円部より大
きくし、切り替わり部分に段差を設けることで、金型に
より水平桟を制作しやすい。また、上流側の半楕円部の
方が大きいので、制作のバラッキがあっても前記段部に
よる異音を発生しにくい。
【0022】また、上部水平桟列と下部水平桟列との長
軸が空気の吹き出し方向に沿うようにそれぞれ配設する
ことにより、上下の水平桟列が気流の方向を向くことに
なり、水平桟に気流が無衝突で侵入することになり、剥
離騒音を低減できる。
【0023】さらに、前面グリルの縦桟列の各断面形状
を楕円形とし、前記前面グリルの縦桟列を、その長軸方
向が空気の吹き出し方向に沿うように構成することによ
り、気流との干渉音が低減され、前面グリルからの気流
の剥離に伴う騒音を低減できるとともに、縦桟に気流が
無衝突で侵入するため、剥離騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における空気調和機の室
外機用前面グリルの正面図および前面グリルの水平桟の
縦断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例における空気調和機の室
外機用前面グリルの正面図および前面グリルのB−B線
矢視図(断面図)である。
【図3】本発明の第三の実施例における空気調和機の室
外機用前面グリルの正面図および前面グリルのC−C線
矢視図(断面図)である。
【図4】空気調和機の室外機の側面断面図である。
【図5】図4における部分Aの拡大図である。
【符号の説明】
11 前面グリル 12 水平桟 12a 上流側の半楕円部 12b 下流側の半楕円部 12c 段部 12d 上部水平桟 12e 下部水平桟 12f 上部水平桟の長軸 12g 下部水平桟の長軸 13 縦桟
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−272995(JP,A) 特開 平3−152323(JP,A) 特開 昭50−91471(JP,A) 特開 平1−159498(JP,A) 特開 昭51−142705(JP,A) 特開 昭53−77321(JP,A) 実開 昭50−140763(JP,U) 実開 平2−114797(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/66 F24F 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車により吹き出し口を通して外部へ
    空気を吹き出す空気調和機の室外機において吹き出し口
    の下流側に設置される前面グリルであって、前面グリル
    の水平桟列の各断面形状を楕円形を基本とし、空気の吹
    き出し方向の上流側と下流側とで二分して、上流側の半
    楕円部を下流側の半楕円部より大きく形成し、上流側の
    半楕円部と下流側の半楕円部との切り替わり部分を段部
    形状とした空気調和機の室外機用前面グリル。
  2. 【請求項2】 水平桟列を前面グリルの上下で二分割し
    て上部水平桟列と下部水平桟列とし、これらの上部水平
    桟と下部水平桟との長軸が空気の吹き出し方向に沿うよ
    うにそれぞれ配設して上部水平桟列と下部水平桟列とが
    異なる迎え角とした請求項1記載の空気調和機の室外機
    用前面グリル。
  3. 【請求項3】 羽根車により吹き出し口を通して外部へ
    空気を吹き出す空気調和機の室外機において吹き出し口
    の下流側に設置される前面グリルであって、前面グリル
    の縦桟列の各断面形状を楕円形とし、前記前面グリルの
    縦桟列を、その長軸方向が空気の吹き出し方向に沿うよ
    うに構成した空気調和機の室外機用前面グリル。
JP1352592A 1992-01-29 1992-01-29 空気調和機の室外機用前面グリル Expired - Lifetime JP3363469B2 (ja)

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CN107461835A (zh) * 2017-08-30 2017-12-12 广东顺威精密塑料股份有限公司 空调外机的出风格栅
CN116202285A (zh) * 2021-11-30 2023-06-02 青岛海尔电冰箱有限公司 用于制冷设备的熟成抽屉及制冷设备
WO2023175875A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 三菱電機株式会社 空気調和機の室外機

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