JP3362171B2 - 潜像がカラー画像として出現する表裏模様合成印刷物及びその作製方法 - Google Patents

潜像がカラー画像として出現する表裏模様合成印刷物及びその作製方法

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JP3362171B2
JP3362171B2 JP19382093A JP19382093A JP3362171B2 JP 3362171 B2 JP3362171 B2 JP 3362171B2 JP 19382093 A JP19382093 A JP 19382093A JP 19382093 A JP19382093 A JP 19382093A JP 3362171 B2 JP3362171 B2 JP 3362171B2
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正人 木内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は潜像がカラー画像として
出現する表裏模様合成印刷物及びその作製方法に関する
ものであり、このような印刷物は有価証券、各種証明書
及び重要書類等の偽造、変造防止用印刷物として使用で
きるとともに、美術的効果を持たせる印刷物としても使
用できる。
【0002】
【従来の技術】表裏合成模様による有価証券の偽造防止
方法は、外国銀行券等にみられるように単純な模様の合
成であって、それらの合成模様を潜像化したものではな
く、合成模様を部分的な要素に分割してそれぞれ被印刷
体の表裏に印刷を施したものである。また、本願発明者
らが既に出願した潜像化を可能にしている特願平3−3
32716号のように、光を透過する被印刷体の表裏い
ずれか一方に万線、網点等によって各種模様を印刷し、
他方には万線、網点等に潜像とすべき図柄を施した画線
からなる各種模様を、互いに印刷位置が合うように印刷
し、この印刷物を光で透かしてみると表裏の模様が合成
され、潜像が連続階調の画像として出現する技術におい
ても、表現できる画像はモノトーンであり、潜像にカラ
ー画像の色彩変化が持つ複雑な情報を施すことができな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外国銀行券等に見られ
るように被印刷体の表裏を利用して模様を合成したもの
は、上記したように模様を単に部分的な要素に分割して
被印刷体の表裏に印刷を施したものであり、この印刷物
は容易に再現が可能で偽造し易い。また、潜像を施した
表裏模様合成印刷物においても表現できる情報量及び美
術的効果が乏しいという欠点がある。
【0004】本発明は上述の点に鑑み、有価証券、各種
証明書及び重要書類等の偽造、変造防止と、カラーの演
出による美術的効果を持たせることを目的とするもので
あって、プロセス色分解又は人為的に色分けすることで
得られたイエロー、マゼンタ、シアンの三色の分解画
像、あるいは数色の分解画像を、各色ごとに万線、網点
等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これらの潜
像を施した画像を光を透過する被印刷体の表裏いずれか
一方にプロセスインキあるいは特色インキ(原色以外の
インキ、又は中間色のインキ)で印刷し、他方には潜像
を施していない前記各色ごとに用いた万線、網点等の各
種スクリーン模様を、前記一方の同じ刷色の印刷位置と
合わせてプロセスインキあるいは特色インキで印刷し、
この印刷物を光で透かして見た時に、表裏の模様の重な
り具合による透過光の変化により模様が合成され、潜像
が二値又は連続階調を持ったカラー画像として出現する
ことを特徴とする表裏模様合成印刷物及びその作製方法
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、特願平
3−332716号で、光を透過する被印刷体の表裏い
ずれか一方に万線、網点等によって各種模様を印刷し、
他方には万線、網点等に潜像とすべき図柄を施した画線
からなる各種模様を、互いの印刷位置を合わせて印刷
し、この印刷物を光で透かしてみると表裏の模様が合成
され、潜像が連続階調の画像として出現する技術を既に
出願した。まず、この特願平3−332716号におけ
る発明を説明する。
【0006】被印刷体の表裏いずれか一方に万線、網点
等によって各種模様を印刷し、他方には万線、網点等に
潜像とすべき図柄を施した画像からなる各種模様を、互
いの印刷位置を合わせて印刷する。この表裏模様合成印
刷物を光で透かして見ると表裏の模様が合成されて潜像
が連続階調の画像として出現する。すなわち画像の再現
方法においては万線、網点等を用い、印刷物に光を透過
させて見るときに生じる表裏の模様の重なり具合により
微妙に光量が変化して潜像が連続階調の画像となって出
現するものである。当然ここで用いる被印刷体は紙等の
物質で、十分に光を透過できる性質が必要であり、これ
により真偽の判別が可能となる。
【0007】図1は前記した被印刷体の表の面に印刷す
る万線パターン画像(A)であり、図2は前記した被印
刷体の裏の面に印刷する潜像に用いる原画像(図示せ
ず)から得られた潜像パターン画像(B)である。この
万線パターン画像(A)及び潜像パターン画像(B)は
同一の万線スクリーンを用いて写真的手法によって作製
したものであり、潜像パターン画像(B)は濃淡を表す
画線部が万線パターン画像(A)とずれているものであ
る。この万線パターン画像(A)と潜像パターン画像
(B)の位置的ずれの関係を保つように被印刷体の表裏
に印刷し、その印刷物を光で透かして見ると、図3に示
すような濃淡の豊かな連続階調のある画像(C)が出現
する。
【0008】図4は表裏模様を光で透過して見た時に潜
像の見える原理を表した画線の拡大図で、万線パターン
画線(A’)は図1の万線パターン画像(A)の1本に
相当し、潜像パターン画線(B’)は図2の潜像パター
ン画像(B)の1本に相当するものである。潜像を施し
ている潜像パターン画線(B’)は図4に示すように万
線パターン画線(A’)に対して垂直方向にずれてお
り、印刷物を光で透かした際に、表裏で万線パターン画
線(A’)と潜像パターン画線(B’)が重なった場
合、画線のない部分(4)から光が透過でき、重ならな
い場合は画線が光を遮断する。これにより透過できる光
量の調節が可能となり、重なる部分をハイライト部
(1)に、重ならない部分をシャドー部(2)として表
現することができる。当然、ハイライト部(1)とシャ
ドー部(2)の間は中間調部(3)となるため、この原
理を利用し、表裏の画線の重なり具合に連続的な変化を
与えることで様々な濃淡表現を持つ画像を作製できる。
【0009】前記した潜像パターン画線(B’)は、写
真的手法によって以下のとおり作製できる。まず、図5
の連続階調のネガ画像の図柄(D)から、万線スクリー
ンによって線画化した図6の万線スクリーンポジ(E)
を用意する。この万線スクリーンポジ(E)から図7の
万線スクリーンネガ(F)を作製し、万線スクリーンポ
ジ(E)の万線スクリーンポジ画線(E’)と万線スク
リーンネガ(F)の万線スクリーンネガ画線(F’)の
両者を図8のようにわずかにずらして{スクリーンピッ
チ(5)の20〜25%程度}重ね合わせると、万線ス
クリーンポジ画線(E’)と万線スクリーンネガ画線
(F’)でマスクされなかった部分(6)ができる。更
に、図8で重ね合わせたものを密着返しすることによっ
て、図2で説明した潜像パターン画像(B)の原版が完
成する。一方、前述の万線スクリーンをそのまま画線面
積率50%程度にして図1の万線パターン画像(A)の
原版を作製する。
【0010】これらの原版を基にして作製した版面を用
いて図1の万線パターン画像(A)を表に、図2の潜像
パターン画像(B)を裏に、図4の配置で印刷すれば潜
像を施した印刷物が完成する。
【0011】本発明では、カラー原画像をプロセス色分
解又は人為的に色分け(この人為的とは、プロセス色分
解、すなわち減法混色理論に基づく原画像の色分解に対
し、原画像に含まれる色成分を人間の感覚によって任意
に区分けする方法である。更に、プロセス色分解又は人
為的な色分けにおいて、これらの両者に用いる機器、そ
の他の材料は限定しない。)することで得られたイエロ
ー、マゼンタ、シアン三色の分解画像を、各色ごとに万
線、網点等の各種スクリーン模様の中に前記した図8の
ような手法で潜像として施し、これら三つの潜像を施し
た画像を光を透過する被印刷体の表裏いずれか一方にプ
ロセスインキで印刷し、他方には潜像を施していない前
記各色ごとに用いた万線、網点等の各種スクリーン模様
を、前記一方の同じ刷色の印刷位置と合わせてプロセス
インキで印刷することにより、この表裏印刷物を光で透
かして見た時に、出現した潜像の色が減法混色で合成さ
れ、二値または連続階調を持ったカラー画像として出現
する表裏模様合成印刷物とその作製方法を開発した。
【0012】また、プロセス色分解又は人為的に色分け
することで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万
線、網点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、こ
れら数色の潜像を施した画像を光を透過する被印刷体の
表裏いずれか一方に特色インキあるいは機能性インキで
印刷し、他方には潜像を施していない前記各色ごとに用
いた万線、網点等の各種スクリーン模様を、前記一方の
同じ刷色の印刷位置と合うように特色インキあるいは機
能性インキで印刷する。この印刷物を光で透かし見た時
に、表裏の模様が合成され、潜像が二値又は連続階調を
持ったカラー画像として出現しているが、用いたインキ
に色分解しにくい発色のものや、観察する光源の性質に
よってインキの色に変化を生じるもの等を利用すること
で、これによる相乗効果が複写及び色分解による偽造防
止に有効となる。
【0013】万線、網点等の各種スクリーン模様に潜像
を施しているこれら表裏いずれか一方に用いる数色の模
様に、まったく別の、通常に視認できる模様を合体させ
る。この通常に視認できる模様は施されている潜像に対
してカムフラージュの役割を果している。更に、他方の
数色の潜像を施していない万線、網点等の各種スクリー
ン模様においても、前記一方に用いたものとは別の、通
常に視認できる模様を合体させる。これを前記一方の同
じ刷色の印刷位置と合わせて印刷することにより、この
印刷物を光で透かして見た時に、表裏の通常に視認でき
る模様が合体されて一つの意味をもった模様となる。ま
た潜像が二値又は連続階調を持ったカラー画像として出
現しているため、このとき2種類の画像情報が同時に出
現している印刷物となっている。更に表裏の通常に視認
できる模様を、前記カラー画像と合体させて一つの意味
をもった模様となるようにすることも可能で、偽造防止
及びディスプレイとして有効な表裏模様合成印刷物を提
供できる。
【0014】
【作用】本発明による表裏模様合成印刷物に施された潜
像は、通常に見た状態、つまり印刷物を片面づつ見た場
合には全体が均一の濃度をもった画像に見える。これを
光で透かして見ると色分けされている個々の刷色の表裏
の模様が合成され、ぞれぞれの色成分に必要な濃度変化
をもった潜像が出現し、これらの色が合成されたとき微
妙な色の重なり具合の変化で様々な色彩を形成する。ま
た、カムフラージュ模様を利用して一つの印刷物から複
数の画像情報を得ることが可能になる。当然ここで用い
る被印刷体は紙等の半透明の物質で、十分に光を透過で
きる性質が必要であり、この性質が本発明を効果的に作
用させる。
【0015】
【実施例】本発明は表裏に印刷された印刷物を光で透か
して見た時にのみ、通常では認識できない潜像が二値又
は連続階調を持ったカラー画像となって出現する表裏模
様合成法とその印刷物であり、基本的に画像を形成する
スクリーン模様においては網点、砂目、万線、波万線
等、様々な形状を用いることが可能で、スクリーン模様
をまったく限定しない。以下、潜像を認識できる条件を
備えた印刷物及びその画像の作製方法を万線スクリーン
を例にとり、順に図によって詳細に説明する。
【0016】図9はカラーの原画像である。カラー原画
像(9)は表面には通常に視認できる色のイエロー(9
a)、マゼンタ(9b)、シアン(9c)、ブルー(9
d)、グリーン(9e)、レッド(9f)が存在してい
るとする。これをプロセス色分解又は人為的にイエロ
ー、マゼンタ、シアンに色分けした場合、図10に示す
ような原画像のイエロー成分(10A)、原画像のマゼ
ンタ成分(10B)、原画像のシアン成分(10C)と
なり、これら原画像の色分解成分を潜像として使用す
る。
【0017】図11は図10の説明で得た色分解成分を
潜像にするための万線スクリーンであり、これらは刷り
重なったときを考慮して、モアレが発生しないように設
定されている。すなわち、図11に示す万線スクリーン
のスクリーン角度は、イエロー用万線スクリーン(11
A)のスクリーン角度(a)を0度とすると、マゼンタ
用万線スクリーン(11B)のスクリーン角度(b)は
150度、シアン用万線スクリーン(11C)のスクリ
ーン角度(c)は60度である。図12は図10のプロ
セス色分解を行ったカラー原画像の色分解成分を、各色
ごとに図11の万線スクリーンに潜像パターン画線とし
て施し、画線面積率を50%程度にした画像で、図12
に示す潜像は周囲の万線パターンに対して、潜像になる
部分の万線パターンは位置的ずれを生じさせたものであ
る(潜像を施した画像の潜像パターン画線の作製原理
は、前述の図5〜図8に説明する写真手法によって作製
できる。よって、写真手法の場合には図10に示す色分
解成分はネガ画像となる。但し、写真手法はあくまでも
一例であり、その他、電子的方法によって写真手法と同
様の形態を持った潜像パターン画線を作製することも可
能で、図9〜図12に至る工程から成る潜像を施した画
像の潜像パターン画線の作製方法は特に限定しな
い。)。これにより、潜像を施した画像のイエロー成分
(12A)はイエロー用万線スクリーン(11A)と原
画像のイエロー成分(10A)によって通常に視認でき
る色のイエロー(9a)、グリーン(9e)、レッド
(9f)がそれぞれ、潜像中のイエロー成分(12
a)、潜像中のグリーン成分(12e)、潜像中のレッ
ド成分(12f)となり、同様に潜像を施した画像のマ
ゼンタ成分(12B)はマゼンタ用万線スクリーン(1
1B)と原画像のマゼンタ成分(10B)によって通常
に視認できる色のマゼンタ(9b)、ブルー(9d)、
レッド(9f)が潜像中のマゼンタ成分(12b)、潜
像中のブルー成分(12d)、潜像中のレッド成分(1
2f)となり、潜像を施した画像のシアン成分(12
C)はシアン用万線スクリーン(11C)と原画像のシ
アン成分(10C)によって通常に視認できる色のシア
ン(9c)、ブルー(9d)、グリーン(9e)が潜像
中のシアン成分(12c)、潜像中のブルー成分(12
d)、潜像中のグリーン成分(12e)となる。これら
は被印刷体の表裏の一方に印刷する画線となる。また、
図12に示す潜像は周囲の万線に対して位置的ずれを生
じるように配置されており、通常に視認できる色のイエ
ロー(9a)、マゼンタ(9b)、シアン(9c)、ブ
ルー(9d)、グリーン(9e)、レッド(9f)は前
述の図4で説明したように、表裏スクリーンの重なり具
合の微妙な光量の変化により連続階調を施すことができ
る。
【0018】一方、潜像を施した画像のイエロー成分
(12A)、潜像を施した画像のマゼンタ成分(12
B)、潜像を施した画像のシアン成分(12C)に用い
た万線スクリーンにそれぞれ対応する画線面積率50%
の図13に示す万線パターン画像を用意する。これらは
被印刷体の他方に印刷する関係から前記したスクリーン
角度に対して正反対の角度となる。つまり、潜像を施し
た画像のイエロー成分(12A)のスクリーン角度が0
度であるので、これに対応するイエロー万線パターン画
像(13A)のスクリーン角度は180度(つまり0
度)となり、同様に潜像を施した画像のマゼンタ成分
(12B)のスクリーン角度が150度であるので、こ
れに対応するマゼンタ万線パターン画像(13B)のス
クリーン角度は30度、潜像を施した画像のシアン成分
(12C)のスクリーン角度が60度であるので、これ
に対応するシアン万線パターン画像(13C)のスクリ
ーン角度は120度となる。
【0019】前記に示す方法によって得た潜像を施した
画像のイエロー成分(12A)、潜像を施した画像のマ
ゼンタ成分(12B)、潜像を施した画像のシアン成分
(12C)を図14に示すように半透明の被印刷体(p
1)の一方の印刷面(14A)に印刷し、次いでイエロ
ー万線パターン画像(13A)、マゼンタ万線パターン
画像(13B)、シアン万線パターン画像(13C)を
半透明の被印刷体(p1)の他方の印刷面(14B)に
前記一方の同じ刷色の印刷位置と合うように印刷するこ
とによってこの印刷物が完成する。反射光で印刷物の表
裏を片方ずつ観察している場合にはイエロー、マゼン
タ、シアンの画線が同一画面上に存在するため、画像全
体の色は均一の濃度をもった単一色に見えているが印刷
物を光で透かして見た時に出現した潜像の色が減法混色
で合成されカラー画像として出現する。図15は図14
の半透明の被印刷体(p1)による印刷物を透過光にて
観察した状態を示したもので、透過光で合成された画像
(15)はカラー原画像(9)の表面にあった通常に視
認できる色のイエロー(9a)〜レッド(9f)と同様
の色が現れる。従って、この状態では光で透かして見た
ことによって出現した色のイエロー(15a)、マゼン
タ(15b)、シアン(15c)、ブルー(15d)、
グリーン(15e)、レッド(15f)をそれぞれ認識
できる。
【0020】次に、プロセス色分解又は人為的に色分け
したことで得られた数色の分解画像を、万線、網点等の
各種スクリーンを用いて前記と同様の方法で作製し、こ
れら数色の潜像を施した画像及び数色の万線、網点等の
各種スクリーン模様を被印刷体に印刷する場合、表裏い
ずれか一方あるいは両方に後述の特色インキで印刷する
ことで、更に偽造防止効果を高めることができる。つま
り、イエロー、マゼンタ、シアンそれぞれ原色の色成分
が微妙に混合した中間色的な特色インキで印刷したと
き、図16のように印刷物(16)は、半透明の被印刷
体(p2)上において画線の拡大像(s)に示すよう
に、特色インキ画線(16a)がはっきりとした輪郭で
印刷されているが、この印刷物(16)をプロセス色分
解等により複製すると、図17のように複製物(17)
は、半透明の被印刷体(p2’)上において画線の拡大
像(s’)に示すように、イエロー網点画線(17
a)、マゼンタ網点画線(17b)、シアン網点画線
(17c)の三色の画線が重なって構成されるため、画
線の鮮鋭度は劣化する。従って、本発明の印刷物のスク
リーン線数を増やすことにより一層その複製を困難にす
ることができる。また、観察する光源の性質によってイ
ンキの色に変化を生じるメタメリックインキ等の機能性
インキを利用した場合、カラー複写機による複製時に異
なる色再現をする効果を施すことができるため、容易に
複製することはできず有効な偽造防止手段となる。
【0021】図18に示す万線、網点等の各種スクリー
ン模様にカラー潜像(18a)を施した画像(18)
に、図19のようなカムフラージュ模様(19)を合体
させる。これにより反射光で観察した状態において施し
てある潜像が肉眼で完全に識別できなくなる。
【0022】また、図20の半透明の被印刷体(p3)
の一方の印刷面(20A)に用いるカラー潜像(20
a)を施した画像(20b)に、通常に視認できる模様
(20c)を合体させ、他方の印刷面(20B)の潜像
を施していない画像(20d)に、別の通常に視認でき
る模様(20e)を合体させる。通常に視認できる模様
(20c)はカラー潜像(20a)に対してカムフラー
ジュの役割を果している。これらを表裏の印刷位置が同
色で位置的ずれの関係を保つように印刷し、得られた半
透明の被印刷体(p3)による印刷物を光で透かして観
察した時に、図21のように透過光で合成された画像
(21)は、表裏の通常に視認できる模様(20c)と
通常に視認できる模様(20e)が合体して一つの意味
をもった模様(21b)となる。また潜像が二値又は連
続階調を持ったカラー画像(21a)として出現してい
るため、このとき2種類の画像情報が同時に出現してい
る印刷物となっている。また、表裏の通常に視認できる
模様を、カラー画像と合体させて一つの意味をもった模
様となるようにすることも可能である。例えば「人の
顔」を表裏合成印刷物で表現する場合、印刷物の表裏そ
れぞれに異なった通常に視認できる意味不明な模様で印
刷し、この印刷物を光で透かして観察した時、表裏の通
常に視認できる意味不明な模様が合成された場合「人の
顔」の輪郭線となって表現され、同時に本発明による潜
像を「人の顔」の着色階調画像として表現することがで
きる。このように偽造防止及びディスプレイとして有効
な表裏模様合成印刷物を提供できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の表裏模様合成印刷物は、光で透
かして見た時に表裏の模様が合成され、潜像がカラー画
像として出現することを特徴とするもので、色表現の手
段としてプロセスインキを用いた場合、微妙な色彩変化
を持つカラー画像を表現できる。特色インキを用いた場
合には、この印刷物をプロセス色分解及び網がけすると
イエロー、マゼンタ、シアンの網点画線の三色の画線が
重なって構成されるため、本発明の印刷物のスクリーン
線数を増やすことによって、故意の複製物の作製には製
版及び用いる印刷機において物理的に高い見当精度が必
要になり、複製が困難である。また、観察する光源の性
質によってインキの色に変化を生じる機能性インキを利
用することで、カラー複写機による複製時に異なる色再
現をする効果を施すことができる。更にカムフラージュ
模様を利用し、潜像の識別を困難にすると同時に複数の
画像情報の出現あるいは合体が可能である。従って、有
価証券、各種証明書、重要書類等の偽造、変造防止用印
刷物として使用できるとともに、ディスプレイ等のカラ
ーの演出による美術的効果を目的とする印刷物としても
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】同一間隔に配置された万線パターン画像を示し
た図。
【図2】潜像に用いる原画像の濃淡を画線の垂直方向に
ずらした潜像パターン画像を示した図。
【図3】表裏に印刷した印刷物を光で透かして見た際に
出現した連続階調のある画像を示した図。
【図4】表裏模様を合成した際における画像の濃淡再現
の原理を表した画線の拡大図。
【図5】潜像パターン画像の写真的な画線作製方法に用
いるネガ画像を示した図。
【図6】万線スクリーンによって画線化した万線スクリ
ーンポジを示した図。
【図7】万線スクリーンポジを返して得た万線スクリー
ンネガを示した図。
【図8】図6、図7の万線スクリーンポジと、万線スク
リーンネガを重ね合わせて潜像画線が形成される状態を
示した図。
【図9】本発明に用いる種々の色が施されたカラー原画
像を示す図。
【図10】プロセス色分解を行ったカラー原画像の色分
解成分を示す図。
【図11】色分解成分を潜像として施すための万線スク
リーンを示す図。
【図12】色分解成分を万線スクリーンに潜像として施
した被印刷体の一方に印刷する画線を示す図。
【図13】万線スクリーンによって作製した被印刷体の
他方に印刷する万線パターン画像を示す図。
【図14】図12及び図13の画像が被印刷体の表裏に
それぞれ印刷された状態を示す図。
【図15】印刷物に光が透過しているところを光源の反
対側から観察した状態を示す図。
【図16】画像表現法に特色インキを用いて印刷した画
線形状を示す図。
【図17】特色インキを用いて印刷した印刷物をプロセ
ス色分解及び網がけしてそれらの画像を重ね合わせた状
態を示す図。
【図18】数色で構成された潜像を施した万線、網点等
の各種スクリーン模様を示す図。
【図19】数色で構成された潜像を施した万線、網点等
の各種スクリーン模様にカムフラージュ模様を合体させ
たことを示す図。
【図20】印刷物の一方に数色で構成された潜像を施し
た万線、網点等の各種スクリーン模様と、他方に数色で
構成された潜像を施さない万線、網点等の各種スクリー
ン模様に、それぞれ通常に視認できる模様を合体させた
ことを示す図。
【図21】印刷物に光を透過させ、この印刷物を光源の
反対側から観察した状態を示す図。
【符号の説明】
A 万線パターン画像 B 潜像パターン画像 C 連続階調のある画像 D 連続階調のネガ画像 E 万線スクリーンポジ F 万線スクリーンネガ A’ 万線パターン画線 B’ 潜像パターン画線 E’ 万線スクリーンポジ画線 F’ 万線スクリーンネガ画線 1 ハイライト部 2 シャドー部 3 中間調部 4 画線がない部分 5 スクリーン・ピッチ 6 マスクされなかった部分 9 カラー原画像 9a 通常に視認できる色のイエロー 9b 通常に視認できる色のマゼンタ 9c 通常に視認できる色のシアン 9d 通常に視認できる色のブルー 9e 通常に視認できる色のグリーン 9f 通常に視認できる色のレッド 10A 原画像のイエロー成分 10B 原画像のマゼンタ成分 10C 原画像のシアン成分 11A イエロー用万線スクリーン 11B マゼンタ用万線スクリーン 11C シアン用万線スクリーン 12A 潜像を施した画像のイエロー成分 12B 潜像を施した画像のマゼンタ成分 12C 潜像を施した画像のシアン成分 12a 潜像中のイエロー成分 12b 潜像中のマゼンタ成分 12c 潜像中のシアン成分 12d 潜像中のブルー成分 12e 潜像中のグリーン成分 12f 潜像中のレッド成分 13A イエロー万線パターン画像 13B マゼンタ万線パターン画像 13C シアン万線パターン画像 14A 被印刷体の一方の印刷面 14B 被印刷体の他方の印刷面 15 透過光で合成された画像 15a 出現した色のイエロー 15b 出現した色のマゼンタ 15c 出現した色のシアン 15d 出現した色のブルー 15e 出現した色のグリーン 15f 出現した色のレッド 16 印刷物 16a 特色インキ画線 17 複製物 17a イエロー網点画線 17b マゼンタ網点画線 17c シアン網点画線 18 カラー潜像を施した画像 18a カラー潜像 19 カムフラージュ模様 20A 一方の印刷面 20B 他方の印刷面 20a カラー潜像 20b カラー潜像を施した画像 20c 通常に視認できる模様 20d 潜像を施していない画像 20e 通常に視認できる模様 21 透過光で合成された画像 21a カラー画像 21b 模様 a スクリーン角度 b スクリーン角度 c スクリーン角度 a’ スクリーン角度 b’ スクリーン角度 c’ スクリーン角度 p1 半透明の被印刷体 p2 半透明の被印刷体 p2’ 複製した半透明の被印刷体 p3 半透明の被印刷体 s 画線の拡大像 s’ 画線の拡大像

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られたイエロー、マゼンタ、シアン三色の分解
    画像を、各色ごとに万線、網点等の各種スクリーン模様
    に潜像として施し、これら三つの潜像を施した画像を光
    を透過する被印刷体の表裏いずれか一方にプロセスイン
    キで印刷し、他方には潜像を施していない前記各色ごと
    に用いた万線、網点等の各種スクリーン模様を、前記一
    方の同じ刷色の印刷位置と合わせてプロセスインキで印
    刷したことを特徴とする潜像がカラー画像として出現す
    る表裏模様合成印刷物。
  2. 【請求項2】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られたイエロー、マゼンタ、シアン三色の分解
    画像を、各色ごとに万線、網点等の各種スクリーン模様
    に潜像として施し、これら三つの潜像を施した画像を光
    を透過する被印刷体の表裏いずれか一方にプロセスイン
    キで印刷し、他方には潜像を施していない前記各色ごと
    に用いた万線、網点等の各種スクリーン模様を、前記一
    方の同じ刷色の印刷位置と合わせてプロセスインキで印
    刷することを特徴とする潜像がカラー画像として出現す
    る表裏模様合成印刷物の作製方法。
  3. 【請求項3】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られたイエロー、マゼンタ、シアン三色の分解
    画像を、各色ごとに万線、網点等の各種スクリーン模様
    に潜像として施し、これら三つの潜像を施した画像にカ
    ムフラージュ模様を合体させて、光を透過する被印刷体
    の表裏いずれか一方にプロセスインキで印刷し、他方に
    は潜像を施していない前記各色ごとに用いた万線、網点
    等の各種スクリーン模様を、前記一方の同じ刷色の印刷
    位置と合わせてプロセスインキで印刷したことを特徴と
    する潜像がカラー画像として出現する表裏模様合成印刷
    物。
  4. 【請求項4】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られたイエロー、マゼンタ、シアン三色の分解
    画像を、各色ごとに万線、網点等の各種スクリーン模様
    に潜像として施し、これら三つの潜像を施した画像にカ
    ムフラージュ模様を合体させて、光を透過する被印刷体
    の表裏いずれか一方にプロセスインキで印刷し、他方に
    は潜像を施していない前記各色ごとに用いた万線、網点
    等の各種スクリーン模様を、前記一方の同じ刷色の印刷
    位置と合わせてプロセスインキで印刷することを特徴と
    する潜像がカラー画像として出現する表裏模様合成印刷
    物の作製方法。
  5. 【請求項5】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られたイエロー、マゼンタ、シアン三色の分解
    画像を、各色ごとに万線、網点等の各種スクリーン模様
    に潜像として施し、これら三つの潜像を施した画像にカ
    ムフラージュ模様を合体させて、光を透過する被印刷体
    の表裏いずれか一方にプロセスインキで印刷し、他方に
    は潜像を施していない前記各色ごとに用いた万線、網点
    等の各種スクリーン模様に別のカムフラージュ模様を合
    体させて、前記一方の同じ刷色の印刷位置と合わせてプ
    ロセスインキで印刷したことを特徴とする潜像がカラー
    画像として出現する表裏模様合成印刷物。
  6. 【請求項6】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られたイエロー、マゼンタ、シアン三色の分解
    画像を、各色ごとに万線、網点等の各種スクリーン模様
    に潜像として施し、これら三つの潜像を施した画像にカ
    ムフラージュ模様を合体させて、光を透過する被印刷体
    の表裏いずれか一方にプロセスインキで印刷し、他方に
    は潜像を施していない前記各色ごとに用いた万線、網点
    等の各種スクリーン模様に別のカムフラージュ模様を合
    体させて、前記一方の同じ刷色印刷位置と合わせてプロ
    セスインキで印刷することを特徴とする潜像がカラー画
    像として出現する表裏模様合成印刷物の作製方法。
  7. 【請求項7】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万線、網
    点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これら数
    色の潜像を施した画像を光を透過する被印刷体の表裏い
    ずれか一方に特色インキあるいは機能性インキで印刷
    し、他方には潜像を施していない前記各色ごとに用いた
    万線、網点等の各種スクリーン模様を、前記一方の同じ
    刷色の印刷位置と合わせて特色インキあるいは機能性イ
    ンキで印刷したことを特徴とする潜像がカラー画像とし
    て出現する表裏模様合成印刷物。
  8. 【請求項8】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万線、網
    点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これら数
    色の潜像を施した画像を光を透過する被印刷体の表裏い
    ずれか一方に特色インキあるいは機能性インキで印刷
    し、他方には潜像を施していない前記各色ごとに用いた
    万線、網点等の各種スクリーン模様を、前記一方の同じ
    刷色の印刷位置と合わせて特色インキあるいは機能性イ
    ンキで印刷することを特徴とする潜像がカラー画像とし
    て出現する表裏模様合成印刷物の作製方法。
  9. 【請求項9】 プロセス色分解又は人為的に色分けする
    ことで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万線、網
    点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これら数
    色の潜像を施した画像にカムフラージュ模様を合体させ
    て、光を透過する被印刷体の表裏いずれか一方に特色イ
    ンキあるいは機能性インキで印刷し、他方には潜像を施
    していない前記各色ごとに用いた万線、網点等の各種ス
    クリーン模様を、前記一方の同じ刷色の印刷位置と合わ
    せて特色インキあるいは機能性インキで印刷したことを
    特徴とする潜像がカラー画像として出現する表裏模様合
    成印刷物。
  10. 【請求項10】 プロセス色分解又は人為的に色分けす
    ることで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万線、
    網点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これら
    数色の潜像を施した画像にカムフラージュ模様を合体さ
    せて、光を透過する被印刷体の表裏いずれか一方に特色
    インキあるいは機能性インキで印刷し、他方には潜像を
    施していない前記各色ごとに用いた万線、網点等の各種
    スクリーン模様を、前記一方の同じ刷色の印刷位置と合
    わせて特色インキあるいは機能性インキで印刷すること
    を特徴とする潜像がカラー画像として出現する表裏模様
    合成印刷物の作製方法。
  11. 【請求項11】 プロセス色分解又は人為的に色分けす
    ることで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万線、
    網点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これら
    数色の潜像を施した画像にカムフラージュ模様を合体さ
    せて、光を透過する被印刷体の表裏いずれか一方に特色
    インキあるいは機能性インキで印刷し、他方には潜像を
    施していない前記各色ごとに用いた万線、網点等の各種
    スクリン模様に別のカムフラージュ模様を合体させて、
    前記一方の同じ刷色の印刷位置と合わせて特色インキあ
    るいは機能性インキで印刷したことを特徴とする潜像が
    カラー画像として出現する表裏模様合成印刷物。
  12. 【請求項12】 プロセス色分解又は人為的に色分けす
    ることで得られた数色の分解画像を、各色ごとに万線、
    網点等の各種スクリーン模様に潜像として施し、これら
    数色の潜像を施した画像にカムフラージュ模様を合体さ
    せて、光を透過する被印刷体の表裏いずれか一方に特色
    インキあるいは機能性インキで印刷し、他方には潜像を
    施していない前記各色ごとに用いた万線、網点等の各種
    スクリーン模様に別のカムフラージュ模様を合体させ
    て、前記一方の同じ刷色の印刷位置と合わせて特色イン
    キあるいは機能性インキで印刷することを特徴とする潜
    像がカラー画像として出現する表裏模様合成印刷物の作
    製方法。
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