JP3361623B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3361623B2
JP3361623B2 JP18191394A JP18191394A JP3361623B2 JP 3361623 B2 JP3361623 B2 JP 3361623B2 JP 18191394 A JP18191394 A JP 18191394A JP 18191394 A JP18191394 A JP 18191394A JP 3361623 B2 JP3361623 B2 JP 3361623B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置、特ににト
ナー回収容器を備えた画像形成装置関する。 【0002】 【従来の技術】従来からトナー回収容器を備えた画像形
成装置が知られており、この種の画像形成装置では、静
電像担持体に対向して配置されるトナー回収手段の下部
にトナー回収容器が配設され、転写紙に転写されずに静
電像担持体上に残留し、トナー回収手段により回収され
た過剰のトナー(廃トナー)が、トナー回収容器に回収
される。このトナー回収容器には、廃トナーの回収量が
所定値を越えたことを検出するトナーフル検出手段が設
けられ、トナーフル状態が検出されると、画像形成装置
の操作パネル上にトナーフル状態が表示されると共に、
トナー回収容器から廃トナーが溢れて、装置内部や転写
紙を汚損することを防止するために画像形成装置の動作
が停止する。 【0003】この場合、トナーフル状態の検出後、直ち
に画像形成動作を停止すると、新しいトナー回収容器を
セットするまでの間、画像形成装置が使用できなくなる
ので、画像形成装置の動作の停止は、トナーフル状態の
検出後、所定枚数の画像形成動作の終了を待って実行さ
れる。この所定枚数は、画像形成装置の標準的な画像形
成条件でのトナー画像のドット数などにより設定されて
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、トナーフル状
態の検出後に、画像形成装置は必ずしも標準的な条件で
画像形成を行なうとは限らず、トナー画像のドット数の
多い条件で画像形成が行なわれると、前記所定枚数に達
する前に廃トナーがトナー回収容器から溢れて、装置内
部や転写紙を汚損するおそれがある。一方、前記所定枚
数を少なく設定して、廃トナーがトナー回収容器から溢
れることを防止しようとすると、画像形成装置の動作停
止時に、トナー回収容器の未充填容積が多くなり、トナ
ー回収容器の有効利用が行なわれず、画像形成装置が効
率的に作動されないことになる。また、トナーの転写量
や回収量は、画像形成装置の動作時の温度や湿度、さら
には駆動時間などの作動条件に依存することも知られて
おり、従来のトナーフル状態の検出後の動作枚数の設定
は、この面からも問題があることは明らかである。 【0005】本発明は前述したような画像形成装置のト
ナーフル状態の検出後の動作の現状に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、画像形成装置の作動条件に応じ
て、トナー回収容器を有効に利用し、効率的に作動可能
な画像形成装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、静電像担持体と、該静電像
担持体上にトナー画像をドットで形成し、該トナー画像
を転写紙上に転写するプロセス手段と、該プロセス手段
による前記トナー画像の転写後に、前記静電担持体上に
残留したトナーを回収するトナー回収手段と、該トナー
回収手段により回収されるトナー量が、予め設定した所
定量を越えたことを検出するとトナーフル信号を出力す
るトナーフル検出手段と、前記トナーフル信号により作
動し、前記静電像担持体上に形成されるトナー画像のド
ット数をカウントするカウント手段と、前記トナーフル
検出手段がトナーフル信号を出力するまでの装置の駆動
時間を検出する駆動時間検知手段と、該駆動時間検知手
段が検知する駆動時間に基づいて、前記カウント手段の
カウント数を補正する補正手段と、該補正手段により補
正されたカウント数が予め設定した所定値に達すると、
画像形成動作を禁止する制御手段とを有することを特徴
とするものである。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【作用】請求項1記載の発明では、プロセス手段によっ
て、静電像担持体上にトナー画像がドットで形成され、
該トナー画像がプロセス手段によつて転写紙上に転写さ
れ、該プロセス手段による前記トナー画像の転写後に、
トナー回収手段によって、静電担持体上に残留したトナ
ーが回収される。また、トナー回収手段により回収され
るトナー量が、予め設定した所定量を越えると、トナー
フル検出手段からトナーフル信号が出力され、トナーフ
ル信号により作動するカウント手段によって、前記静電
像担持体上に形成されるトナー画像のドット数がカウン
トされる。一方、駆動時間検知手段によって、装置の駆
動時間が検出され、駆動時間検知手段の検出時間に基づ
いて、補正手段によって、前記カウント手段のカウント
数が補正され、該補正手段により補正されたカウント数
が予め設定した所定値に達すると、制御手段によって画
像形成動作が禁止される。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【実施例】[第1参考例] 先ず、第1参考例を図1及び図2を参照して説明する。
図1は本参考例の構成を示す説明図、図2は本参考例の
動作を示すフローチャートである。 【0015】図1に示すように、本参考例には、半導体
レーザ3a、ポリゴンミラー(多面鏡)3b、f/θレ
ンズ3c、走査ミラー3dを備え、静電像担持体1に光
書込みを行なう光学走査系3が設けられている。この光
学走査系3は、半導体レーザ3aから発せられる図示せ
ぬ原稿画像に対応するレーザビームを、ポリゴンミラー
3b、f/θレンズ3c、走査ミラー3dを介して静電
像担持体1に導いて、静電像担持体1に原稿画像に対応
する静電潜像を形成する機能を有している。 【0016】静電像担持体1の周面に対向して、光学走
査系3による静電像担持体1への露光位置から時計回り
方向に、静電潜像をトナーによって現像する現像器5、
トナー像を転写紙7に転写し分離する転写分離器6、転
写分離器6で転写紙7に転写されず、静電像担持体1上
に残留したトナーを回収するクリーニング器8、静電像
担持体1の電荷を除去するイレース器10、及び再度の
光書込みのために、静電像担持体1を一様に帯電する帯
電器2がこの順に配設され、クリーニング器8には廃ト
ナーを回収する廃トナー回収容器9が取り付けられてい
る。 【0017】廃トナー回収容器9には、廃トナー充満の
トナーフル状態を検出すると信号TF1を出力するトナ
ーフルセンサ11が接続され、トナーフルセンサ11に
は、トナーフル状態を検出するトナーフル検出回路12
が接続されている。また、トナーフル検出回路12に
は、操作パネルに取り付けられる点滅ランプによりトナ
ーフル状態の表示を行なうトナーフル表示手段13と、
書込ドット数をカウントするカウント部14とが接続さ
れており、トナーフル検出回路12は、トナーフル状態
を検出すると、トナーフル表示手段13に信号TF2
を、カウント部14に信号TF3を出力する機能を有し
ている。そして、カウント部14にはトナーフル表示手
段13と、画像形成装置の動作を制御する画像形成装置
制御回路16とが接続されている。 【0018】一方、原稿画像に対応して、静電像担持体
1への書込動作を制御する書込制御部15が設けられ、
書込制御部15には、カウント部14、画像形成装置制
御回路16、及び前記半導体レーザ3aを駆動するレー
ザドライバ4が接続されている。この書込制御部15
は、カウント部14に書込ドット数データD1を出力す
る機能を有し、カウント部14は、書込ドット数データ
D1が予め設定した所定値に達すると、信号TF5をト
ナーフル表示手段13に、信号TF4を画像形成装置制
御回路16に出力する機能を有している。 【0019】そして、トナーフル表示手段13は信号T
F2、TF5によって、点滅ランプを点滅させて、トナ
ーフル状態と画像形成装置の使用不能状態とを表示し、
画像形成装置制御回路16は信号TF4によつて、トナ
ーフル検出回路12がリセットされるまで、画像形成装
置の動作を禁止する機能を有している。 【0020】さらに、トナーフルセンサ11は、廃トナ
ー回収容器9が交換されると、信号TF1の出力を中止
する機能を有し、この状態では、トナーフル検出回路1
2は、信号TF2、TF5の出力を中止する機能を有し
ている。 【0021】次いで、このような構成の本参考例の動作
を説明する。先ず、本参考例の動作の基礎となる廃トナ
ー量検知の基本動作を具体的に説明する。 【0022】例えば、レーザドライバ4が240ドット
/インチの解像度で印字を行なう場合には、1mm当た
りの黒ドット印字数は9.45ドット/mmとなり、A
4サイズの転写紙(210mm×297mm)の全面に
印字を行なえば、その黒ドット印字数は(210×9.
45)×(297×9.45)≒557万個となる。し
かし、通常の印字では、用紙面積の約6%が黒印字部分
と概算されるので、平均して5570000×0.06
=334200個の黒ドットが印字される。 【0023】また、静電像担持体1上に形成されたトナ
ー像が、転写紙上に転写される割合(転写率)は、23
℃65%RHの条件下において、約80%であることが
実験的に確認されているので、残りの約20%のトナー
は廃トナーとして、クリーニング器8を介して廃トナー
回収容器9に回収される。 【0024】前述のように約6%の黒印字部分を持つA
4サイズの画像を静電像担持体1上に形成した場合、約
45mgのトナーが静電像担持体1上に付着すること
が、実験的に確認されている。従って、A4サイズの転
写紙一枚に印字する毎に、45mgの約20%の9mg
のトナーが、廃トナーとしてクリーニング器8を介して
廃トナー回収容器9に回収される。このように、黒ドッ
ト印字数と廃トナー回収量とは正確に対応し、カウント
部14で334200個の黒ドットがカウントされる
と、廃トナー回収量は9mgである。 【0025】トナーフル状態の検出時の廃トナー回収容
器9の未充填部分の容積が、例えば225cm2 であ
り、トナーの重量体積比を0.4g/cm2 とすると、
未充填部分に廃トナーを充填するためには、225×
0.4≒90gの廃トナーが必要であり、90gの廃ト
ナーを充填した時点で画像形成動作を禁止すればよい。
90gの廃トナーが回収されるまでには、A4サイズの
転写紙枚数にして、90g/9mg≒10000枚の印
字が可能である。 【0026】このような設定では、トナーフル状態の検
出から廃トナー回収容器9が満杯になるまでの総黒ドッ
ト印字数は、334200×10000枚≒33.5億
個であり、カウント部14で33.5億個のカウント時
点で画像形成装置の動作を禁止すればよいことになる。 【0027】次に、本参考例のトナーフル状態の検出か
ら、廃トナー回収容器9の満杯による動作停止に至まで
の動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。 【0028】ステップS1において、トナーフルセンサ
11がトナーフル状態を検出しているか否かが判定さ
れ、この判定がNOであれば、ステップS2に進んで、
画像形成が行なわれる。また、ステップS1の判定がY
ESであると、ステップS3に進んで、トナーフルセン
サ11からの信号TF1に基づいて、トナーフル検出回
路12から信号TF2が出力され、この信号TF2によ
って、トナーフル表示手段13は点滅ランプによりトナ
ーフル状態の表示を行ない、ステップS4に進んでカウ
ント部14のカウント数がリセツトされる。 【0029】次いで、ステップS5において、黒ドット
印字数のカウント数が予め設定した黒ドット印字数の許
容カウント数以下であるか否かが判定され、この判定が
YESであると、ステップS6に進んで画像形成が行な
われ、ステップS7ではカウント部14は書込制御部1
5からの黒ドット印字数を加算カウントする。そして、
ステップS8に進んで、引き続き画像形成を行なうか否
かが判定され、ステップS8の判定がYESであると、
ステップS5に戻ってステップS5ないしステップS7
の動作が繰り返される。 【0030】また、ステップS8の判定がNOである
と、ステップS9に進んで、トナー回収容器9が交換さ
れたか否かが判定され、ステップS9の判定がNOであ
ると、ステップS5に戻って、ステップS5ないしステ
ップS8の動作が繰り返される。また、ステップS9の
判定がYESであると、ステップS13に進んで、カウ
ント部14のカウント数がリセットされ、ステップS1
4に進んで、トナーフル表示手段13の表示がリセツト
され、ステップS15に進んで、画像形成装置制御回路
16による画像形成装置の動作の停止が解除され、ステ
ップS1に戻って同一の動作が繰り返される。 【0031】一方、ステップS5の判定がNOである場
合は、カウント部14から信号TF5、TF4が発せら
れ、ステップS10で、トナーフル表示手段13は点滅
ランプによりトナーフル状態の表示を行ない、ステップ
S11で、画像形成装置制御回路16によって、画像形
成装置の動作が停止される。 【0032】そして、ステップS12に進んで、トナー
回収容器が交換されたか否かの判定が行なわれ、ステッ
プS12の判定がYESであると、ステップS13に進
んで、カウント部14のカウント数がリセットされ、ス
テップS14に進んで、トナーフル表示手段13の表示
がリセツトされ、ステップS15に進んで、画像形成装
置制御回路16による画像形成装置の動作の停止が解除
され、ステップS1に戻って同一の動作が繰り返され
る。 【0033】このようにして、第1参考例によると、廃
トナー回収容器9に回収されるトナー量が、予め設定し
た所定量を越えると、カウント部14によって、静電像
担持体1上に形成されるトナー画像のドット数が、書込
制御部15を介してカウントされ、該カウント数が予め
設定した所定数に達すると、画像形成動作が禁止される
ので、廃トナー溢れによる装置内部や転写紙の汚損を防
止し、且つ無駄な回収を避けて、トナー回収を効率的に
行なうことが可能になる。 【0034】[第2参考例] 第2の参考例を図3及び図4を参照して説明する。図3
は本参考例の構成を示す説明図、図4は同参考例の温度
と廃トナー回収量の関係を示す特性図である。 【0035】本参考例では、図3に示すように、すでに
図1を参照して説明した第1参考例に対して、現像器5
と転写分離帯電器6間に、動作時の温度を検出する温度
センサ18が配置され、この温度センサ18に温度によ
るカウント部14のカウント数を補正するカウント数補
正回路17が接続され、このカウント数補正回路17が
カウント部14に接続されている。本参考例のその他の
部分の構成は、すでに説明した第1参考例と同一なの
で、重複する説明は行なわない。 【0036】ところで、画像形成装置では、動作時の温
度によって、静電像担持体1上のトナーの付着量、転写
紙7上に転写されるトナー量と、転写されずに静電像担
持体1上に残留し、クリーニング器8により回収される
廃トナー量との割合が変化することが知られている。 【0037】図4は図3の構成の画像形成装置におい
て、65%RH条件下での6%の黒印字部分を持つA4
サイズの画像を静電像担持体1上に形成した場合の温度
と廃トナー回収量との関係を示す特性図で、23℃で得
られる9mgの廃トナー回収量が、10℃では9.7m
g、30℃では8.7mgに変動することが示される。 【0038】即ち、23℃で画像形成装置を動作禁止に
すべく設定された33.5億個のカウント数は、10℃
では、31.1億個のカウント数に、30℃では34.
7億個のカウント数に補正して、画像形成装置を動作禁
止にすべきであり、カウント数を補正しないと、10℃
では廃トナー溢れが生じ、30℃では廃トナー回収容器
に無駄な空間が残ることになる。 【0039】本参考例では、温度センサ18が動作時の
温度を検出し、温度センサ18から温度信号CS1がカ
ウント数補正回路17に入力され、カウント数補正回路
17では、温度信号CS1に基づいて補正値を演算し、
カウント数補正回路17から補正信号CS2がカウント
部14に入力される。そして、カウント部14では、補
正信号CS2に基づいて、書込制御部15からの書込ド
ット数データD1の計数を補正し、補正された所定カウ
ント値により、信号TE4を画像形成装置制御回路16
に出力し、画像形成装置制御回路16によって画像形成
装置の動作が停止される。 【0040】本参考例では、このように、カウント部1
4が、温度センサ18の検出温度に基づいて、カウント
数補正回路17から発せられる補正信号CS2により補
正される書込制御部15の書込ドット数データD1の所
定カウントで、信号TF4を画像形成装置制御回路16
に出力する以外の動作は、すでに説明した第1参考例の
動作と同一なので、重複する説明は行なわない。 【0041】本参考例により、トナーフル状態の検出後
に、カウント部14が、黒ドット印字数33.5億個に
温度補正を施したカウント数の計数で信号TF4を出力
し、画像形成装置制御回路16による画像形成装置の動
作の停止を行なった所、廃トナー回収容器9に83g
(207.5cc)の廃トナーが収容可能になり、第1
の実施例に比してより効果的に作動するようになった。 【0042】なお、本参考例では、温度センサ18を新
たに設ける場合を説明したが、予め画像形成条件制御な
どのために、温度検知手段を備えている場合には、該温
度検知手段を利用することも可能である。 【0043】このようにして、第2参考例によると、廃
トナー回収容器9に回収されるトナー量が、予め設定し
た所定量を越えると、静電像担持体1上に形成されるト
ナー画像のドット数がカウントされ、該カウント数が装
置内の温度に基づいて補正され、補正されたカウント数
が予め設定した所定数に達すると、画像形成動作が禁止
される。 【0044】このために、第2参考例によると、動作中
の装置内の広い温度範囲に対応し、また温度変動に対応
して、廃トナー溢れによる装置内部や転写紙7の汚損の
防止と、無駄な回収を避けた効率的なトナー回収とを、
装置内の温度に適切に対応付けて適確に行なうことが可
能になる。 【0045】[第3参考例] 第3の参考例を図5及び図6を参照して説明する。図5
は本参考例の構成を示す説明図、図6は同参考例の湿度
と廃トナー回収量の関係を示す特性図である。 【0046】本参考例では、図5に示すように、すでに
図1を参照して説明した第1参考例に対して、現像器5
と転写分離帯電器6間に、動作時の湿度を検出する湿度
センサ20が配置され、この湿度センサ20に湿度によ
るカウント部14のカウント数を補正するカウント数補
正回路19が接続され、このカウント数補正回路19が
カウント部14に接続されている。本参考例のその他の
部分の構成は、すでに説明した第1参考例と同一なの
で、重複する説明は行なわない。 【0047】ところで、画像形成装置では、動作時の湿
度によって、静電像担持体1上のトナーの付着量、転写
紙7上に転写されるトナー量と、転写されずに静電像担
持体1上に残留し、クリーニング器8により回収される
廃トナー量との割合が変化することが知られている。 【0048】図6は図5の構成の画像形成装置におい
て、6%の黒印字部分を持つA4サイズの画像を静電像
担持体1上に形成した場合の湿度と廃トナー回収量との
関係を示す特性図で、65%RH条件下で得られる9m
gの廃トナー回収量が、15%RHでは9.6mg、9
0%RHでは8.7mgに変動することが示される。即
ち、65%RHで画像形成装置を動作禁止にすべく設定
された33.5億個のカウント数は、15%RHでは、
31.4億個のカウント数に、90%RHでは34.7
億個のカウント数に補正して、画像形成装置を動作禁止
にすべきであり、カウント数を補正しないと、15%R
Hでは廃トナー溢れが生じ、90%RHでは廃トナー回
収容器に無駄な空間が残ることになる。 【0049】本参考例では、湿度センサ20が動作時の
湿度を検出し、湿度センサ20から湿度信号CS3がカ
ウント数補正回路19に入力され、カウント数補正回路
19では、湿度信号CS3に基づいて補正値を演算し、
カウント数補正回路19から補正信号CS4がカウント
部14に入力される。そして、カウント部14では、補
正信号CS4に基づいて、書込制御部15からの書込ド
ット数データD1の計数を補正し、補正された所定カウ
ント値により、信号TE4を画像形成装置制御回路16
に出力し、画像形成装置制御回路16によって画像形成
装置の動作が停止される。 【0050】本参考例では、このように、カウント部1
4が、湿度センサ20の検出湿度に基づいて、カウント
数補正回路19から発せられる補正信号CS4により補
正される書込制御部15の書込ドット数データD1の所
定カウントで、信号TF4を画像形成装置制御回路16
に出力する以外の動作は、すでに説明した第1参考例の
動作と同一なので、重複する説明は行なわない。 【0051】本参考例により、トナーフル状態の検出後
に、カウント部14が、黒ドット印字数33.5億個に
湿度補正を施したカウント数の計数で信号TF4を出力
し、画像形成装置制御回路16による画像形成装置の動
作の停止を行なった所、廃トナー回収容器9に82g
(206cc)の廃トナーが収容可能になり、第1参考
例に比してより効果的に作動するようになった。 【0052】なお、本参考例では、湿度センサ20を新
たに設ける場合を説明したが、予め画像形成条件制御な
どのために、湿度検知手段を備えている場合には、該湿
度検知手段を利用することも可能である。 【0053】このようにして、第3参考例によると、廃
トナー回収容器9に回収されるトナー量が、予め設定し
た所定量を越えると、静電像担持体1上に形成されるト
ナー画像のドット数がカウントされ、該カウント数が装
置内の湿度に基づいて補正され、補正されたカウント数
が予め設定した所定数に達すると、画像形成動作が禁止
される。 【0054】このために、第3参考例によると、動作中
の装置内の広い湿度に対応し、また湿度変動の発生に対
応して、廃トナー溢れによる装置内部や転写紙7の汚損
の防止と、無駄な回収を避けた効率的なトナー回収と
を、装置内の湿度に適切に対応付けて適確に行なうこと
が可能になる。 【0055】[実施例] 本発明の実施例を図7及び図8を参照して説明する。図
7は本実施例の構成を示す説明図、図8は同実施例の駆
動時間と廃トナー回収量の関係を示す特性図である。 【0056】本実施では、図7に示すように、すでに図
1を参照して説明した第1の実施例に対して、画像形成
装置制御回路16に装置の駆動時間を計数する駆動時間
カウンタ22が接続され、この駆動時間カウンタ22に
カウント数補正回路21が接続されており、カウント数
補正回路21にはカウント部14が接続された構成を有
する。 【0057】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した第1参考例と同一なので、重複する説明は行な
わない。 【0058】ところで、画像形成装置では、装置の駆動
時間によって、静電像担持体1上のトナーの付着量、転
写紙7上に転写されるトナー量と、転写されずに静電像
担持体1上に残留し、クリーニング器8により回収され
る廃トナー量との割合が変化することが知られている。 【0059】図8は図7の構成の画像形成装置におい
て、装置の駆動時間と廃トナー回収量の関係を示す特性
図であり、6%の黒印字部分を持つA4サイズの画像の
53万枚通紙に相当する16万秒後に、トナーフル状態
の検出となることを想定して、廃トナー量検知の基本的
な条件設定を行なっている。 【0060】図8から明らかなように、23℃で65%
RH条件下において、トナーフル状態の検出までの駆動
時間が16万秒では9mgの廃トナー回収量が、駆動時
間が20万秒では9.1mgに、駆動時間が4万秒では
8.7mgに変化している。 【0061】即ち、駆動時間が16万秒で、動作禁止に
すべく設定された33.5億個のカウント数は、駆動時
間が20万秒の場合には33.1億個に、駆動時間が4
万秒の場合には、34.7億個にのカウント値にカウン
ト数に補正して、画像形成装置を動作禁止にすべきであ
り、カウント数を補正しないと、駆動時間が20万秒の
場合には廃トナー溢れが生じ、駆動時間が4万秒の場合
には廃トナー回収容器に無駄な空間が残ることになる。 【0062】本実施例では、駆動時間カウンタ22が装
置の駆動時間をカウントし、駆動時間カウンタ22から
駆動時間信号CS5がカウント数補正回路21に入力さ
れ、カウント数補正回路21では、駆動時間信号CS5
に基づいて補正値を演算し、カウント数補正回路21か
ら補正信号CS6がカウント部14に入力される。そし
て、カウント部14では、補正信号CS6に基づいて、
書込制御部15からの書込ドット数データD1の計数を
補正し、補正された所定カウント値により、信号TE4
を画像形成装置制御回路16に出力し、画像形成装置制
御回路16によって画像形成装置の動作が停止される。 【0063】本実施例では、このように、カウント部1
4が、駆動時間カウンタ22の計数時間に基づいて、カ
ウント数補正回路21から発せられる補正信号CS6に
より補正される書込制御部15の書込ドット数データD
1の所定カウントで、信号TF4を画像形成装置制御回
路16に出力する以外の動作は、すでに説明した第1参
考例の動作と同一なので、重複する説明は行なわない。 【0064】本実施例により、トナーフル状態の検出後
に、カウント部14が、黒ドット印字数33.5億個に
駆動時間補正を施したカウント数の計数で信号TF4を
出力し、画像形成装置制御回路16による画像形成装置
の動作の停止を行なった所、廃トナー回収容器9に81
g(202.5cc)の廃トナーが収容可能になり、第
1参考例に比してより効果的に作動するようになった。 【0065】なお、本実施例では、駆動時間カウンタ2
2を新たに設ける場合を説明したが、本発明は、本実施
例に限定されるものではなく、予め画像形成条件制御な
どのために、駆動時間計時手段を備えている場合には、
該駆動時間計時手段を利用することも可能である。ま
た、装置の駆動時間としては、装置本体の駆動時間の他
に、通紙時間、通電時間、書込制御部15の駆動時間な
どを選択することが可能である。 【0066】このようにして、本実施例によると、廃ト
ナー回収容器9に回収されるトナー量が、予め設定した
所定量を越えると、静電像担持体1上に形成されるトナ
ー画像のドット数がカウントされ、該カウント数が、カ
ウント開始までの装置の駆動時間に基づいて補正され、
補正されたカウント数が予め設定した所定数に達する
と、画像形成動作が禁止される。このために、本実施例
によると、動作中の装置の駆動時間に対応して、廃トナ
ー溢れによる装置内部や転写紙7の汚損の防止と、無駄
な回収を避けた効率的なトナー回収とを、装置の駆動時
間に適切に対応付けて適確に行なうことが可能になる。 【0067】 【発明の効果】請求項1記載の発明によると、静電像担
持体上にドットで形成されるトナー画像が転写紙上に転
写され、トナー画像の転写後に、静電担持体上に残留し
たトナーが回収され、回収されるトナー量が、予め設定
した所定量を越えると、静電像担持体上に形成されるト
ナー画像のドット数がカウントされ、該カウント数が、
回収トナー量が前記所定量を越えるまでの装置の駆動時
間に基づいて補正され、補正されたカウント数が予め設
定した所定数に達すると、画像形成動作が禁止されるの
で、廃トナー溢れによる装置内部や転写紙の汚損の防止
と、無駄な回収を避けた効率的なトナー回収とを、装置
の駆動時間に対応して適確に行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1参考例の構成を示す説明図であ
る。 【図2】同参考例の動作を示すフローチャートである。 【図3】第2参考例の構成を示す説明図である。 【図4】同参考例の温度と廃トナー回収量の関係を示す
特性図である。 【図5】第3参考例の構成を示す説明図である。 【図6】同参考例の湿度と廃トナー回収量の関係を示す
特性図である。 【図7】本発明の実施例の構成を示す説明図である。 【図8】同実施例の駆動時間と廃トナー回収量の関係を
示す特性図である。 【符号の説明】 1 静電像担持体 2 帯電器 3 光学走査系 5 現像器 6 転写分離帯電器 7 転写紙 8 クリーニング器 9 廃トナー回収器 10 イレース器 11 トナーフルセンサ 12 トナーフル検出回路 13 トナーフル表示手段 14 カウント部 16 画像形成装置制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 21/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 静電像担持体と、 該静電像担持体上にトナー画像をドットで形成し、該ト
    ナー画像を転写紙上に転写するプロセス手段と、 該プロセス手段による前記トナー画像の転写後に、前記
    静電担持体上に残留したトナーを回収するトナー回収手
    段と、 該トナー回収手段により回収されるトナー量が、予め設
    定した所定量を越えたことを検出するとトナーフル信号
    を出力するトナーフル検出手段と、 前記トナーフル信号により作動し、前記静電像担持体上
    に形成されるトナー画像のドット数をカウントするカウ
    ント手段と、 前記トナーフル検出手段がトナーフル信号を出力するま
    での装置の駆動時間を検出する駆動時間検知手段と、 該駆動時間検知手段が検知する駆動時間に基づいて、前
    記カウント手段のカウント数を補正する補正手段と、 該補正手段により補正されたカウント数が予め設定した
    所定値に達すると、画像形成動作を禁止する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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