JP2991237B2

JP2991237B2 - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2991237B2
Application number: JP2135365A
Authority: JP
Inventors: 政輝六平
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1990-05-28
Filing date: 1990-05-28
Publication date: 1999-12-20
Anticipated expiration: 2014-12-20
Also published as: JPH0430181A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に係わ
り、特に給紙手段の選択表示に特徴のある画像形成装置
に関する。

〔従来の技術〕

一般に複写機においては、それぞれ専用のサイズや種
類の転写紙を収納した複数の給紙カセツトあるいは給紙
トレイを設け、所望の転写紙が収納されたカセツト、ト
レイを選択してコピーすることができるようになつてい
る。そして表示部には、現在選択されているカセツトや
トレイが点灯あるいは点滅表示されるようになつてい
る。

なお、給紙部の選択に関する従来例としては、実開昭
61−68048号公報、特開昭62−161647号公報、実開昭63
−100739号公報などが挙げられる。

一方、原稿の１枚目、又は最終枚目あるいは１枚目と
最終枚目の両方をアプリケーシヨン用紙（厚紙やカラー
ペーパ等）にコピーして、ステープル止めをして簡易的
な製本ができる機能（以下表示モードとする）が複写機
に普及してきている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ここで、上記の表紙モードを実行するためには、アプ
リケーシヨン用紙が収納された表紙コピー用給紙部と、
通常コピー用給紙部を装置本体に装着する必要がある
が、前述の通り従来装置においては、現在選択されてい
る給紙部を、その配置段位置あるいは転写紙サイズでの
み表示するようになつているだけであるため、表紙コピ
ー用給紙部が装置本体に装着されているかどうかを表示
部からは確認できないという不具合があつた。

また、表紙コピー用給紙部の装着を特別な手段で表示
するようにすれば、コストアツプにつながり、表示内容
も複雑になつてしまうという欠点がある。

本発明は、表紙モードコピーが可能な画像形成装置に
おいて、コストアップになることなく、かつ表紙コピー
用給紙手段の装着の有無を確認できて、使い勝手のよい
ものとなる画像形成装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、装置本体に設けられた複数の給紙手段
と、上記複数の給紙手段にそれぞれ収納された転写紙の
サイズや種類を検出する検出手段と、複数の給紙手段の
いずれが選択されているかを表示する表示手段とを有
し、かつ、原稿の１枚目または最終枚目、あるいは原稿
の１枚目と最終枚目のコピー時とは別の給紙手段から給
紙する表紙モードが実行される画像形成装置において、
上記給紙手段に、表紙モード時の表紙コピー用給紙手段
が装着されている場合、該表紙コピー用給紙手段に対応
する上記表示手段の一部を点灯もしくは点滅させる制御
手段を備えたことにより達成される。

〔作用〕

制御手段は、表紙モードが選択されたとき、選択され
ている給紙手段を表示するための表示手段の一部を点灯
または点滅させることにより、全部を点灯または点滅し
て選択給紙手段を表示する場合と区別し、これにより表
紙コピー用給紙手段の装着を判断する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第２図は、複写機全体の概略構成図である。１はADF
（オートドキユメントフイーダ）で、原稿載置台２に原
稿をセツトすると、この原稿はコピー動作に同期して、
１枚ずつ順次コンタトガラス上に搬送され、露光が終了
すると、その原稿をADF1の原稿排出部に排出する。３は
手差し用のテーブルで、連続コピー途中に割り込んでコ
ピーする場合や特殊サイズの転写紙にコピーする時に使
用する。４〜７は給紙カセツトで複写機の給紙口にそれ
ぞれセツトされている。８は帯電チヤージヤ、９は感光
体ドラム、10は現像ユニツト、11は転写チヤージヤ、12
は分離チヤージヤ、13はクリーニングユニツトである。
また14はソータで複写機からコピー済みの用紙が排出さ
れてきた時、予め設定された排出モード（ソート／スタ
ツク）に応じてトレイが上下に移動し、コピー済み用紙
をストツクする。

操作部（図示せず）からコピー枚数、画像濃度、用紙
サイズ、倍率等の画像形成条件や両面モード、ソート／
スタツクモード、表紙モード等の動作モードが設定さ
れ、これらの条件に基づきコピースタート信号によりコ
ピー動作が開始される。光学系のスキヤナの移動で、コ
ンタクトガラス上の原稿を露光し、その反射光を感光体
ドラム９上に投影する。ドラム周りには、前述のように
帯電チヤージヤ８、現像ユニツト10、転写チヤージヤ1
1、分離チヤージヤ12、クリーニングユニツト13が配置
され、周知のプロセスにより形成されたトナー像が、給
紙カセツト４〜７のいずれかあるいは手差しテーブル３
から送られた転写紙に転写される。そして感光体ドラム
９上に残つたトナーをクリーニングユニツト13により回
収する。

第１図は本発明の一実施例に係る複写機全体の制御ブ
ロツク図である。

主制御回路〔CPU（１）〕20から、ソレノイド22、ク
ラツチ23、サーボ制御部25を介してモータ24、ヒータ制
御部27を介してヒータ26、高圧電源28を介してチヤージ
ヤ8,11,12、ランプレギユレータ30を介してランプ29、
電磁カウンタ32にそれぞれの制御タイミングで信号が出
力される。センサ31は、紙エンド検知、紙サイズ検知、
ジヤム検知、ドア開閉検知等の検出信号が入力され、こ
の信号により複写機の動作を制御している。ROM34は、
これらの入出力を制御するためのプログラムが書き込ま
れていて、これにより主制御回路20が動作している。不
揮発性メモリ（RAM）33には、複写動作の条件データ
（露光ランプ電圧、定着設定温度、給紙タイミングデー
タ等）や、トータルコピー枚数、ジヤム回数等のデータ
を記憶する。40は、操作制御部であり、表示制御回路
〔CPU（２）〕41が主制御回路20と、データ、信号の通
信を行つて表示やキー入力の制御をしている。42は入力
キー、43はモード設定用のLED表示、44はプログラマブ
ルROM、45,46はLCDドライバ、47は各種ガイダンスおよ
びコピー動作内容を表示する液晶表示器（表示手段）で
ある。なお、21は電源ユニツトである。

第３図は、複写動作全体の概略フロー図である。電源
が投入されると、CPU（１）は、ROM34に書き込まれてい
るプログラムに基づき、CPU（１）のイニシヤライズ
（入出力ポートの設定、各パラメータに初期値をセツ
ト、各種タイマの設定、割り込みモードの設定等）を行
い（ステツプS1）、さらにRAM35の内容をクリアした後
（ステツプS2）、不揮発性メモリ33の内容のうち複写動
作に関係のあるもの、例えばランプ電圧の設定値、バイ
アス電圧の設定値等をRAM35に呼び込む（ステツプS
3）。さらに光学系のスキヤナ等のメカ的イニシヤライ
ズをさせ（ステツプS4）、定着温度が所定の温度（リロ
ード）になると（ステツプS5でイエス）待機状態となる
（ステツプS6）。そして、コピースタート信号により
（ステツプS7でイエス）複写動作が開始され（ステツプ
S8）、所定のコピー枚数が終了とすると（ステツプS9で
イエス）、再び待機状態となる（ステツプS6）。

第４図は、この複写機の操作部における液晶表示器47
の全点灯状態を示す。液晶表示器47はドツトマトリクス
表示部62と数値およびシンボル（固定パターン）表示部
63からなつている。ドツトマトリクス表示部62は５×10
のドツトマトリクスでキヤラクタを表示するように構成
され、数字、英字、カタカナ、記号、その他の任意のキ
ヤラクタを最大40個表示できるガイダンス表示液晶表示
器である。また固定パターン表示部63は、コピー倍率を
３桁の数値で表示するセグメント表示器64、コピー枚数
等を３桁の数値で表示するセグメント表示器65、前記各
給紙カセツト内の転写紙のサイズ、向き、残量の表示と
枠表示による給紙カセツトの選択の表示とを行うシンボ
ル表示器66、各種異常および警告を示すシンボル表示器
67、レデイ表示を行うシンボル表示器68、ウエイト表示
を行うシンボル表示器69、コピー濃度表示を行うシンボ
ル表示器70、サービスマンコールを行うシンボル表示器
71、ジヤム発生位置の表示と各周辺機器の有無表示と前
記給紙カセツトの有無表示を行うシンボル表示器72等を
有する。

第５図、第６図は液晶表示器47の待機時および表紙モ
ード選択時の表示内容を示す説明図であり、第５図に示
す待機時においては、A4縦送りの給紙カセツトが選択さ
れていることを上枠66aと下枠66bを点灯することにより
表示している。

一方、第６図に示すように表紙モードコピー時には、
通常コピーのために選択されている上段のA4サイズ紙カ
セツトを上枠66aと下枠66bの点灯で表示する外、アプリ
ケーシヨン用紙が収納された表紙コピー用給紙部（給紙
カセツト）が下枠66bの点灯で表示されている。

即ち、下枠66bの点灯（あるいは点滅）の場合は、表
示コピー用給紙部が装置本体に装着されているというこ
とをオペレータは視覚により判断することができる訳で
ある。このため、実際に各給紙部を確認することなく、
直ちに表紙コピーモードを実行することができる。

なお、通常の転写紙が収納される給紙部およびアプリ
ケーシヨン用紙が収納される給紙部の検出手段は、第１
図においてセンサ31で代表して示されている。

第７図、第８図は本発明による制御内容のフローチヤ
ートであり、第７図に示す給紙部の選択表示サブルーチ
ンでは、まず表紙モードか否か判断され、表紙モードの
場合は（S1でＹ）、第６図に示すように下枠66bを点灯
することにより、表紙コピー用給紙部を点灯表示する
（S2）。表紙モードでなければ（S1でＮ）、表紙コピー
用給紙部の点灯はない（S3）。

また、第８図に示す表紙モード時の給紙部選択制御サ
ブルーチンでは、まず、表紙モードの場合（S4でＹ）、
原稿の１枚目あるいは最終枚目かどうか判断され、そう
であれば（S5およびS6でＹ）、表紙コピー用給紙部を選
択し、給紙を行う（S7）。原稿が１枚目でも、あるいは
最終枚目でもなければ（S5およびS6でＮ）、そのコピー
は表紙ではないので、通常コピー用給紙部を選択し、給
紙を行う（S8）。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、給紙手段に、
表紙モード時の表紙コピー用給紙手段が装着されている
場合、該表紙コピー用給紙手段に対応する表示手段の一
部を点灯もしくは点滅させるようにしたため、選択した
給紙手段を表示する表示手段を表紙コピー用給紙手段の
装着を表示する表示手段として兼用したので、表紙コピ
ー用給紙手段の装着を表示するために特別の表示手段を
設ける必要がなくて、コストアップになることなく、か
つ表紙コピー用給紙手段の装着の有無を確認できて、使
い勝手のよいものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る複写機全体の制御ブロ
ツク図、第２図は複写機全体の構成図、第３図は複写動
作のフローチヤート、第４図は操作部の液晶表示器の全
点灯状態の説明図、第５図および第６図は待機時および
表紙モード時の液晶表示器の点灯状態の説明図、第７図
および第８図は本発明の一実施例に係る表紙モード時の
給紙部表示および給紙部選択の内容を示すフローチヤー
トである。 4,5,6,7……給紙カセツト（給紙手段）、20……主制御
回路（制御手段）、31……センサ（検出手段）、41……
表示制御回路（制御手段）、66……シンボル表示器（表
示手段）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭58−212538（ＪＰ，Ａ) 特開平２−306265（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−161647（ＪＰ，Ａ) 特開昭60−126663（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−230539（ＪＰ，Ａ) 特開平３−249036（ＪＰ，Ａ) 実開平２−4874（ＪＰ，Ｕ) 実開昭61−95738（ＪＰ，Ｕ) 実開平２−132252（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 - 534 B65H 1/00 - 3/68

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】装置本体に設けられた複数の給紙手段と、
上記複数の給紙手段にそれぞれ収納された転写紙のサイ
ズや種類を検出する検出手段と、複数の給紙手段のいず
れが選択されているかを表示する表示手段とを有し、か
つ、原稿の１枚目または最終枚目、あるいは原稿の１枚
目と最終枚目のコピー時とは別の給紙手段から給紙する
表紙モードが実行される画像形成装置において、上記給紙手段に、表紙モード時の表紙コピー用給紙手段
が装着されている場合、該表紙コピー用給紙手段に対応
する上記表示手段の一部を点灯もしくは点滅させる制御
手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。