JP2003098908A

JP2003098908A - 表示装置、および表示装置を備えた画像形成装置

Info

Publication number: JP2003098908A
Application number: JP2001289645A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiko Yamaguchi; 恭彦山口
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 2001-09-21
Filing date: 2001-09-21
Publication date: 2003-04-04

Abstract

(57)【要約】【課題】画像形成装置において、入力機構付き表示装
置の表示画面を見易くする。入力機構付き表示装置のボ
タン操作を容易にする。【解決手段】画像形成装置の入力機構付き表示装置に
表示される表示内容を適宜拡大可能とした。これによ
り、ボタン等の操作、認識がしやすい画面構成が可能と
なる。入力機構付き表示装置の角度を変更可能とした。
また表示装置の角度に応じて、表示内容のサイズを変更
することとした。これにより、車椅子の人など視線の位
置が低い人でも、表示画面を容易に確認でき、また操作
が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画面に表示してい
る表示内容を容易に確認し、また操作が容易な入力機能
付き表示装置、およびそれを備えた画像形成装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】画像形成装置としての複写機は、画像を
感光体表面に露光し潜像を形成する露光装置と、潜像を
トナーにより現像する現像装置と、転写紙にトナーを転
写させる転写装置と、トナーを転写紙に定着させる定着
装置と、画像が形成された転写紙を所定の状態に整える
ソータ等を備え、上面にコピーの枚数の指定や、拡大、
縮小等の各種の指示を入力する画面操作部とを有して構
成されている。

【０００３】画面操作部としては、例えば表面に透明電
極からなる感圧センサを有する入力機構を備えた液晶画
面が使用されており、液晶画面にボタン類や各種内容を
表示し、表示されたボタン位置に対応して液晶画面の表
面を押圧することにより、感圧センサが液晶画面に表示
されているボタンを押圧したとして感知して入力される
ようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画面操
作部に表示される表示内容は、文字でもボタン類であっ
ても大きさは当初から同一で途中で任意に変更はできな
かった。例えば、視力が弱い人や年寄り等には文字等が
小さいと感じられることがあり、すると表示が見えづら
く、説明の理解や、操作、入力がしにくいことがあっ
た。

【０００５】また、通常画面操作部は複写機の上面に設
置されていることが多く、上から画面操作部を見て操作
するように設定されている。そのことから、車椅子に乗
った人が複写機を使用しようとした場合は、視線の位置
が低いため上面に設置されている画面が見えにくく、覗
くように体勢を変えなければ画面を見ることができず、
操作に手間どることがあった。また、この場合も、画面
表示部の文字やボタンが小さいと認識しにくく、誤操作
することもあった。

【０００６】本発明は、上記課題を解決することを目的
とする。すなわち、視力が弱い人の場合でも操作し易
く、適確な操作ができる表示装置、およびそれを用いた
画像形成装置を提供することを目的とする。

【０００７】また、車椅子等を使用している人に対して
も、見やすい表示画面の表示装置およびそれを用いた画
像形成装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため次のように表示装置、およびそれを用いた
画像形成装置を構成した。

【０００９】すなわち、１、表示画面の上面に感圧セン
サを備え、前記表示画面に文字、ボタン等の表示内容を
表示するとともに表示されたボタンに対応した感応部分
が押圧されると前記感圧センサが感知して、該ボタンが
押圧されたとする入力機構付き表示装置において、前記
表示画面に表示される表示内容及び前記ボタンに対応し
た感応部分を拡大可能としたことを特徴とする表示装
置。

【００１０】２、前記表示装置は、表示角度の設定が変
更可能であり、該表示装置の表示角度に応じて前記表示
内容の表示サイズを変更することを特徴とした１記載の
表示装置。

【００１１】３、前記表示装置の表示画面を垂直方向に
立てるに従い、前記表示内容を拡大させることを特徴と
した２記載の表示装置。

【００１２】４、前記文字は１つのフォントを備え、該
フォントを拡大表示させることを特徴とした１〜３のい
ずれか１項に記載の表示装置。

【００１３】５、前記文字はサイズの異なる複数のフォ
ントを備え、該文字のサイズを変更するときは前記フォ
ントを選択して表示させることを特徴とした１〜３のい
ずれか１項に記載の表示装置。

【００１４】６、１〜５のいずれか１項に記載の表示装
置を備えて構成したことを特徴とする画像形成装置。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置の一実施形
態について説明する。

【００１６】図６に画像形成装置としてのディジタル複
写機の概略を示す。

【００１７】ディジタル複写機２は、図６に示すように
原稿を読み取るスキャナ部２０と、制御部２２と、用紙
に画像を印刷する画像形成部２４と、画像形成部２４に
用紙を供給する給紙部２６と、定着部２８と、原稿を排
出する排紙部３０と、各種入力スイッチを有する入力機
構付き画面操作部である表示部４等から構成されてい
る。

【００１８】スキャナ部２０は、上面にガラス板を有
し、ガラス板に原稿を載せて表示部４から作動スイッチ
をオンすると、読取ランプ等が移動して原稿を読み取
る。原稿はディジタル信号として読み取られ、読み取ら
れた画像信号は制御部２２に送られる。複写の場合は、
制御部２２から画像形成部２４に画像信号が送られ、直
ちに印刷処理される。

【００１９】画像形成部２４は、帯電部４１と、感光体
としての感光ドラム４２と、レーザーを備えた露光部４
６と、現像器４８と、転写帯電器４９と、分離帯電器５
１と、クリーニングユニット５０等から構成され、送ら
れた画像信号から画像を形成し、給紙部２６からの用紙
上に印刷する。給紙部２６は、各種サイズの用紙を収容
し、制御部２２からの指示に従い所定のサイズを画像形
成部２４に供給する。

【００２０】帯電器４１は、例えばスコロトロン帯電器
であり、潜像形成プロセスに先立ち、感光ドラム４２を
所定電圧、例えば−６００ｖに均一に帯電させる。

【００２１】更に画像形成部２４において、感光ドラム
４２は、例えば直径８０ｍｍのアルミニウム等からなる
円筒状の基材表面に感光層を塗布したものであり、感光
ドラム４２を駆動させる駆動モータと、感光ドラム４２
の回転位相を検出するエンコーダ（図示せず）を備えて
いる。感光層は、膜厚１５〜３０μｍ、誘電率２．０〜
５．０であり、基材は接地してある。感光ドラム４２
は、例えば２８０mm／secの速度で回転し、エンコーダ
により感光ドラム４２の回転位相が計測される。回転し
ながらコロナ帯電器４１により一様な帯電を受けた後、
レーザによる露光を受けて、表面に静電潜像を形成す
る。

【００２２】レーザから出射されたレーザビームは、ポ
リゴンミラーで反射し、ｆ−θレンズ等の光学系を介し
て感光ドラム４２表面に照射される。ポリゴンミラーは
回転しており、その回転により、レーザビームの主走査
がなされ、感光ドラム４２の回転により副走査がなされ
る。形成された静電潜像は、現像器４８のトナーによっ
て顕像化される。

【００２３】現像器４８は、内部にトナーを有する現像
剤を有し、トナーが、転写帯電器４９により感光ドラム
４２から転写紙上に転写され、トナーが転写された転写
紙は、分離帯電器５１により感光ドラムから分離され、
定着器５３で定着される。

【００２４】転写帯電器４９は、感光ドラム４２に対向
して設置してあり、トナー像を静電的に担持した感光ド
ラム４２に重ねられた転写紙の裏側から電荷を放電する
ことにより、転写紙にトナーを転写する。転写帯電器４
９は、スコロトロン放電器が望ましいが、コロトロン帯
電器、帯電ローラ等でもよい。

【００２５】分離帯電器５１は、スコロトロン放電器、
あるいはコロトロン帯電器、帯電ローラ等からなり、感
光ドラム４２に吸着した転写紙を除電し、転写紙を感光
ドラム４２から分離する。

【００２６】転写されずに感光ドラム４２の表面に残っ
たトナーは、クリーニングユニット５０により回収され
る。クリーニングユニット５０は、感光ドラム４２に接
触するブレードを備え、感光ドラム４２の表面に付着し
たトナーや粉塵等を掻き落として、トナーボックス内に
収容する。

【００２７】定着部２８は定着器５３を備え、トナー像
が付着した転写紙に定着器５３で圧力と熱を加え、トナ
ーを転写紙上に固定する。

【００２８】排紙部３０は、印刷された転写紙を所定の
状態にして排出する排出機構である。

【００２９】表示部４は、ディジタル複写機２の上面に
設置してあり、入力機構を有する液晶表示装置で、印刷
画像の拡大、縮小、印刷用紙の指定、印刷枚数の指定等
の各種の操作ボタンが表示され、かかるボタンの位置に
対応した部分に指などによる押圧が加えられると、透明
電極（図示せず）からなる押圧感知の感圧センサが感知
し、かかるボタンが押圧されたと認識する。

【００３０】表示部４は、ディジタル複写機２の動作が
開始されると、図５に示す表示画面３に初期画面を表示
する。初期画面には、操作を説明する説明文、入力用の
ボタン、ボタンの説明等が表示してある。通常の設定で
は、画面内に各種の操作内容を表示するため、文字やボ
タン等が比較的小さく表示されている。図１に設定を変
更する画面を示す。これは各種設定を変更するためのも
ので、画面内の文字等のサイズを変更する場合、図１に
示す「ボタン／メッセージサイズ」の項目を選択し、ス
クロールボタンや他の入力ボタンで拡大、及びその大き
さなどを入力して、設定する。これにより、ディジタル
複写機２全体の画面上の文字等のサイズが拡大される。

【００３１】一方、画面内に表示内容を拡大させるため
のボタンを表示させ、これによって各ユーザが文字等の
サイズを変更してもよい。表示内容を拡大させるための
ボタンは、視認し易いように比較的大きな文字で表示す
ると好ましい。

【００３２】拡大用の設定がなされると、文字、ボタン
類が拡大して表示部４に表示され、かつボタン類が拡大
表示されたときは、同時に拡大されたボタンに対応した
感知部分も同様に拡大する。更に、文字等を拡大した場
合、表示画面３に表示できない箇所、内容が生じる場合
は、表示内容をあらかじめ分割して、分割した部分毎に
優先順位を設定しておき、優先順位に従って表示画面３
に拡大表示を行う。そして、表示できない他の画面を見
る場合には、画面を切り替えるようにする。

【００３３】また文字やボタン類のサイズを変更するに
は、フォントや画像等を単に拡大させて表示したり、あ
るいは、サイズの異なる複数のフォント、画像を記憶さ
せておき、制御部２２からの指示に従ってフォント等を
選択するようにする。

【００３４】更に表示部４は、図４、図５に示すように
下部にヒンジ機構５が設けられており、ヒンジ機構５に
より正面側を向いて立ちあがるように回動自在に取り付
けられている。表示部４は、通常ディジタル複写機２の
上面に水平に設置されており、手で引き上げて表示部４
を任意な角度に傾斜させることができる。

【００３５】また表示部４には角度検出装置７が取り付
けられており、回動した表示部４の角度が検出され、検
出された表示部４の傾斜角度は制御部２２に送られる。
制御部２２では、表示部４の傾斜角度が入力されると、
その傾斜角度に応じて表示画面３に表示される文字等の
大きさを変更する。

【００３６】図２及び図３に、変更手順を表すフローチ
ャートを示す。まず、メッセージを待ち（Ｆ−１）、メ
ッセージが入力されると（Ｆ−２）、パネル管理部（図
示せず）で処理され（Ｆ−３）、表示処理が実行される
（Ｆ−４）。表示処理は、図３に示すように表示画面３
（ＬＥＤ）の角度が読み込まれ（Ｇ−１）、角度によ
り、拡大処理が必要かどうか判断され（Ｇ−２）、必要
があればボタンや文字（メッセージ）の拡大がなされ
（Ｇ−３）、ＶＲＡＭ描画処理がなされ（Ｇ−４）、Ｌ
ＥＤへデータの転送がなされる（Ｇ−５）。

【００３７】このように、表示部４を立ち上げるに従い
角度に応じて表示内容が拡大される。表示内容の拡大
は、角度に対応した段階的であっても、２段階とし例え
ば４５度を越えたら大きいサイズに切り替えるというよ
うにしてもよい。

【００３８】以上述べたようにディジタル複写機２は、
設定、あるいは表示画面からのボタン操作により表示部
４の文字やボタンが拡大されるので、視力の弱い人やお
年寄り等にも見やすく、操作しやすくなる。更に、表示
部４が図５に示すようにヒンジ機構５で水平状態から立
ちあがるため、例えば車椅子に乗った状態で、目線が低
い位置にある人の場合でも、ディジタル複写機２の上面
に表示画面３を立たせることにより表示が見やすくな
り、しかも表示画面３を立たせることにより表示されて
いる文字等が拡大されるためより見やすく、操作しやす
くなる。

【００３９】尚、上記例では、文字等の拡大を設定、及
び表示部４の立ち上げに対応しておこなわせたが、いず
れか一方、あるいは双方同時に行わせてもよい。また表
示画面３を液晶画面としたが、本発明では、液晶に限ら
ずＣＲＴその他の表示装置でもよい。またディジタル複
写機２としたが、本発明は、他の画像形成装置等でもよ
い。

【００４０】

【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、表示装
置の画面に表示される文字等のサイズを拡大できるた
め、説明が読取りやすく、またボタン表示も拡大される
ため、操作性が向上する。

【００４１】表示画面の傾斜を変更し、立たせることが
できるので、横方向、特に目線の低い位置からも容易に
視認、操作することができる。更に、画面の傾斜に応じ
て表示が拡大されるため、より視認性を向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる表示画面の一例を示す図であ
る。

【図２】フローチャートを示す図である

【図３】フローチャートを示す図である

【図４】本発明にかかる表示部の一例を示す図である。

【図５】本発明にかかるディジタル複写機の概要を示す
斜視図である。

【図６】本発明にかかるディジタル複写機の概要を示す
図である。

【符号の説明】

２ディジタル複写機３表示画面４表示部５ヒンジ機構７角度検出装置２０スキャナ部２２制御部２４画像形成部２６給紙部２８定着部３０排紙部４１帯電器４２感光ドラム４８現像部４９転写帯電器５０クリーニングユニット５１分離帯電器５３定着器

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2C061 AP04 AQ06 BB10 CQ05 CQ23 CQ29 CQ34 2H027 GA11 GA20 GA23 GA28 GA29 GA32 GA33 GA47 GA52 GA54 GA56 2H071 AA48 5C062 AA05 AB20 AB23 AC05 AD03 AF12 BA00

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示画面の上面に感圧センサを備え、前
記表示画面に文字、ボタン等の表示内容を表示するとと
もに表示されたボタンに対応した感応部分が押圧される
と前記感圧センサが感知して、該ボタンが押圧されたと
する入力機構付き表示装置において、前記表示画面に表示される表示内容及び前記ボタンに対
応した感応部分を拡大可能としたことを特徴とする表示
装置。
【請求項２】前記表示装置は、表示角度の設定が変更
可能であり、該表示装置の表示角度に応じて前記表示内
容及び感応部分のサイズを変更することを特徴とした請
求項１記載の表示装置。
【請求項３】前記表示装置の表示画面を垂直方向に立
てるに従い、前記表示内容及び感応部分のサイズを拡大
させることを特徴とした請求項２記載の表示装置。
【請求項４】前記文字は１つのフォントを備え、該フ
ォントを拡大して前記表示装置に表示させることを特徴
とした請求項１〜３のいずれか１項に記載の表示装置。
【請求項５】前記文字はサイズの異なるフォントを備
え、該文字のサイズを変更するときは前記フォントを選
択して表示させることを特徴とした請求項１〜３のいず
れか１項に記載の表示装置。
【請求項６】請求項１〜５のいずれか１項に記載の表
示装置を備えて構成したことを特徴とする画像形成装
置。