JP3361485B2 - 人工雪の造雪および投雪方法とその装置 - Google Patents

人工雪の造雪および投雪方法とその装置

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    • Y10S241/17Ice crushers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工スキー場の造
雪装置に関し、1次破砕によるフレーク状またはプレー
ト状の氷片をより細かな氷雪状に破砕して遠方に放出す
る人工雪の製造および放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人工雪の製造放出装置は、アイス
クラッシャーなどの送風式破砕機で氷塊を細かく氷雪状
に砕いて人工雪を製造し放出する装置である。例えば図
7の装置では、基台36上に設けたケーシング33内に
破砕用の回転羽根34を設け、この回転羽根34をケー
シング33で覆った構造の装置で、ケーシング33の下
端の基台36上の一端に人工雪38を吹き飛ばすための
送風を供給する送風口30と原料である氷塊の供給口3
1を兼用する供給口を設け、供給口31と反対側のケー
シング33の下端の基台36上の他端に砕いた氷雪から
なる人工雪38を吹き飛ばす排出口32を設けている。
図の右手の基台上の送風口30から送風と共に供給した
氷塊37をケーシング33内で高速回転する回転羽根3
4により基台36に叩いて氷雪状に砕いて人工雪38と
し、排出口32から送風によりゲレンデに吹き飛ばして
散布する。さらに図8に示す他の型の送風式破砕機で
は、氷塊の供給口31と送給用の送風を供給する送風口
30を送風式破砕機のケーシング33の別々の場所に設
け、氷塊37の供給口31をケーシング33の上方に設
け、ここから供給された氷塊を回転軸35により高速回
転する破砕用の回転羽根34で回転送給しながら回転羽
根34により叩いて破砕してケーシング下端の送風口3
0に送り、さらに基台36との間で回転羽根34により
氷雪状に細潰して人工雪38とし、ケーシング33の下
端の反対側の排出口32から送風により排出して吹き飛
ばす。
【0003】一方、大きな氷塊をコンベアで送りながら
その氷塊の先端を回転式カッター破砕機で削って氷雪状
の人工雪とし、後方のインペラーを内蔵する回転式投雪
機に送り、遠心式インペラーの回転により筒内に送給
し、さらに送られた筒内の人工雪に空気噴出口から空気
を添加して筒内から人工雪を投雪したり、あるいは、こ
の筒内に空気噴出口を設けて空気を添加して筒内から人
工雪を投雪する代わりに、インペラーを両吸込型遠心機
として人工雪吸込み口と反対側から空気を吸い込んで筒
内から人工雪を投雪する装置が特開昭62−18256
7号に開示されている。
【0004】これらの従来の送風式破砕機には次のよう
な問題がある。図7の破砕機には、送風口30よりケー
シング33に供給する氷塊37の供給量の変動により、
回転羽根34による破砕された氷雪の粒子の大きさにバ
ラツキができ、さらに氷塊37の供給が過度になると、
送風口30と排出口32の間で閉塞する恐れがあり、回
転羽根34を高速回転させるために必要以上の動力が要
求されることとなる。図8の送風式破砕機では、上記の
図7の送風式破砕機の難点に加えて、さらに破砕した氷
雪を遠方に放出するために送風口30の送風力を上げる
と、ケーシング33内の送風力が全て排出口32に流れ
ず供給口31側にも逆流して供給口31から漏洩するた
め、破砕した氷雪の人工雪38を排出口32より放出す
る送風力が減衰し、人工雪38を遠方に放出することが
できず、そのためさらに必要以上の動力が要求されるこ
ととなる。そこで、出願人は、これらの装置の問題点を
改良するものとして、送風式破砕機に氷塊を定量供給す
る装置を配設した装置を出願している。
【0005】さらに、特開昭62−182567号に開
示の装置では、大きな氷塊をコンベアーで送りながらそ
の前面を回転式カッター破砕機で削って氷雪状の人工雪
としている。しかし、その装置は極めて大型となり、そ
の製造能力は上記の氷片を回転羽根と基台とで叩くもの
に比して効率が劣る。そして得られた人工雪の回転式投
雪機までの送給は回転式カッターの機械力のみで撥ね飛
ばして供給するので、大量に供給することができず供給
効率が低い。従って、回転式投雪機のインペラの遠心力
で降雪用のシュート内に人工雪を送ってもさらにシュー
ト内の途中から空気を噴出する必要がある。この回転式
投雪機に代えて両吸込型回転式投雪機としたものでは、
回転式カッターで撥ね飛ばして大量に供給することがで
きない点はそのままで、この両吸込型回転式投雪機内に
氷雪の供給口側と反対側の開口から吸い込んだ空気をシ
ュート内に送給するものである。そこで両吸込型回転式
投雪機自体にシュート内へ氷雪と空気を送りだす送給力
を付与しなければならず、そのためこの両吸込型回転式
投雪機自体の負担がかかり極めて大型のものとする必要
がある。そこで上記の回転式カッター破砕機の大型化と
相まって一層に大型となる問題がある。さらに、この特
開昭62−182567号に開示の装置では回転式投雪
機に供給する破砕した氷雪を元から空気で送給して供給
するものでないので、回転投雪機のインペーラーに氷雪
のみが接触するので、あるいは両吸込型回転式投雪機で
はインペラーに隔壁で氷雪と空気を分離してインペラー
の同じ部分に当接しないようにされているので、回転し
ているインペラーの投撃部分に破砕した氷雪、すなわち
フレーク状の氷片、が付着することとなり、回転してい
るインペラーのバランスを崩すこととなり負荷が増すの
で、酷くなると駆動モーターに過電流を生じさせて運転
を停止する必要が生じる。特にフレーク氷片は厚さが2
〜3mm、大きさ100mm2のうろこ状の氷で表面積
が大きいので、他のブロック状の氷に比して付着しやす
い性質がある。このため従来はフレーク状氷片を使用す
る適切な造雪および投雪装置は無かった。
【0006】そして、従来の装置により造雪して投雪さ
れた人工雪はざらめ状の雪で、締まる雪ではなく、スキ
ー等のゲレンデには天然雪にその性質が及ばなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題点を解消し、1次破砕によるフレーク状またはプ
レート状の氷片を強制送風の強力な吐出圧により効率良
く2次破砕装置に供給し、供給された氷片をさらに細か
く砕いて2次破砕して、ゲレンデスキーに適した天然雪
に近い締まる人工雪にすると共に、回転羽根から受ける
遠心力に付加して強制送風の吐出圧を増大してより遠方
に人工雪を投雪する方法およびこの方法を実施するコン
パクトで大量の人工雪を効率的に造雪および投雪する装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段の請求項1の発明は、フレーク状また
はプレート状の氷片を強制送風と共に供給筒内から該供
給筒を接続した供給口を経て回転羽根ケーシング内で高
速回転する回転羽根の羽根間に該強制送風により送給
し、高速回転する回転羽根から受ける衝撃力により該氷
片を氷雪状に2次破砕して人工雪に造雪すると共に、強
制送風および回転羽根の高速回転の遠心力により該人工
雪を回転羽根ケーシングの外周の接線方向に開口する送
出口から投雪ホースに送給し、該投雪ホースの先端の投
雪口から人工雪を投雪することを特徴とする人工雪の造
雪および投雪方法である。
【0009】請求項2の発明では、フレーク状またはプ
レート状の氷片を強制送風と共に回転羽根ケーシング内
の高速回転する回転羽根の羽根間への送給は回転羽根ケ
ーシング側面でかつ回転羽根の回転中心の位置の供給口
から送給することを特徴とする請求項1の手段における
人工雪の造雪および投雪方法である。
【0010】請求項3の発明では、フレーク状またはプ
レート状の氷片を強制送風と共に回転羽根ケーシング内
の高速回転する回転羽根の羽根間への送給は回転羽根ケ
ーシング側面でかつ回転羽根の回転中心からオフセット
した位置の供給口から送給することを特徴とする請求項
1の手段における人工雪の造雪および投雪方法である。
【0011】請求項4の発明では、高速回転する回転羽
根の回転速度は1800〜3600回転/分で、かつ強
制送風はブロワーからの吐出圧が0.12〜0.40kg
f/cm 2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項の手段における人工雪の造雪および投雪方法であ
る。
【0012】請求項5の発明では、回転羽根ケーシング
の一方の側壁の壁外に軸受を配設し、該軸受にモーター
により駆動される回転軸を軸装し、該軸受から回転軸を
片持ち状に支持して該一方の側壁から回転羽根ケーシン
グ内に配設し、回転羽根ケーシング内の該回転軸先端に
円錐カバーを設け、該円錐カバーに該一方の側壁側に切
欠いて円錐カバー付け根側を幅狭とした羽根の複数枚を
等間隔かつ放射状に配設して高速回転する回転羽根と
し、回転羽根ケーシングの他方の側壁に供給口を開口
し、該供給口に強制送風および該強制送風により搬送す
るフレーク状またはプレート状の氷片を供給する供給筒
を接続し、回転羽根ケーシング内で高速回転する回転羽
根をフレーク状またはプレート状の氷片の2次破砕装置
として人工雪を造雪し、回転羽根ケーシングの円筒の接
線方向に人工雪および強制送風の送出口を開口したこと
を特徴とする高速回転造雪投雪装置である。
【0013】請求項6の発明では、回転羽根ケーシング
の他方の側壁に開口するフレーク状またはプレート状の
氷片および強制送風の供給口は回転羽根の回転中心の位
置の側壁に設けられていることを特徴とする請求項5の
手段における高速回転造雪投雪装置である。
【0014】請求項7の発明では、回転羽根ケーシング
の他方の側壁に開口するフレーク状またはプレート状の
氷片および強制送風の供給口は回転羽根の回転中心から
オフセットした位置の側壁に設けられていることを特徴
とする請求項5に記載の高速回転造雪投雪装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。以下に図面を参照して説明する。図1は本発明の
方法を実施する設備を模式的に示した概略図である。本
発明の方法および装置に使用する氷片は1次破砕した氷
片でプレート状あるいはフレーク状の氷片であり、この
プレート状またはフレーク状の氷片は、1次破砕氷片製
造装置1で製造する。すなわち、プレート状のものは厚
さ7〜8mmの大きな板状の氷を製氷機で製造し、これ
を例えば落下により砕いて1次破砕したもので、好まし
くは約100mm 2 ×7〜8mmの大きさにしたもので
ある。一方、フレーク状の氷片はドラム型の製氷機でド
ラムの内壁に製氷し、これを1次破砕としてブレードで
フレーク状に削ったもので、好ましくは約400mm2
×1.5mmの大きさにしたものである。しかし、氷片
は1次破砕したものでなくとも、すなわち上記のタイプ
の氷片にに限るものでなく、強制送風により搬送可能な
およそ上記の大きさのものであればその氷片がどの様に
方法で造られたものでもよい。1次破砕氷片製造装置1
で製造した氷片は矢印4に沿ってロータリーブロワー2
のロータリーバルブ3からロータリーブロワー2内に入
れられ、そして吐出圧0.12〜0.40kgf/cm
2の強制送風により、パイプにより高速回転造雪投雪装
置5の供給口6から円筒状の回転羽根ケーシング8内へ
供給される。回転羽根ケーシング8内には回転軸9の先
端に設けた円錐カバー18の周りに複数枚、例えば6枚
の羽根17を等間隔に配設して回転羽根16を配設して
いる。そしてこの高速回転造雪投雪装置5で1次破砕さ
れたフレーク状またはプレート状の氷片をさらに細かく
2次破砕し、人工雪13に造雪される。得られた人工雪
13は強制送風と共に回転羽根から受ける遠心力で送出
口7から投雪ホース10中に送り出される。この高速回
転造雪投雪装置5の回転羽根16は別途設置した周波数
可変のモーター11により回転軸9が駆動され高速回転
する。回転羽根16の回転速度は1800〜3600回
転/分の高速回転である。ところで、従来の投雪装置の
回転羽根の回転速度は、せいぜい1800回転/分まで
であった。これに比して本発明における回転羽根16の
1800〜3600回転/分にもなる極めて高速の回転
であるので、回転羽根16はタービンのように機能をし
て供給口6から供給された強制送風をさらに速度をまし
て投雪ホース10へ送出するものとなる。さらに回転羽
根16が高速回転することと、強制送風を一緒に供給口
6から供給することと相まってフレーク状の氷片でも回
転羽根16の羽根17の投激部分に付着することはない
ので、回転羽根16の駆動モーターに渦電流が発生する
ようなことがない。
【0016】図2は本発明の1実施の形態の高速回転造
雪投雪装置5の正面図である。図3は図2の高速回転造
雪投雪装置5の回転羽根ケーシングの蓋を除去して回転
羽根を示す図である。図4は、図2の実施の形態の高速
回転造雪投雪装置5の回転羽根ケーシングのみを断面で
示す側面図である。図2から図4に示す高速回転造雪投
雪装置5では、回転軸9は基台15条の軸受19に軸承
され、回転軸9の何時報は本装置上に支承されたモータ
11からベルト20を介して回転駆動される。モータ1
1はインバータ方式で周波数変換されて回転速度が変更
される。回転軸9の先端は軸受19から片持ち的に回転
羽根ケーシング8内に設けられ、その回転軸9の先端は
円錐状カバー18が取り付けられている。さらに円錐状
カバー18の周囲には先端側が根元に向かって幅狭にテ
ーパー状に切欠かれた例えば6枚の羽根17が等間隔で
具備されて回転羽根16を形成している。回転羽根ケー
シング8は回転羽根16が高速回転できる大きさの円筒
形で1方の側壁20を軸受け側にし、他方の側壁21は
蓋14からなる。蓋14は回転羽根ケーシング8のフラ
ンジ22のボルト穴23にボルト24で締めつけられ
る。蓋14の中心には1次破砕されたフレーク状または
プレート状の氷片を回転羽根ケーシング8内に強制送風
により供給する供給口6が設けられている。回転羽根1
6の円錐状カバー18と羽根17の付け根付近は図4に
示すように円錐状カバー18と羽根17の間が開いて空
隙部27を形成しているので、供給口6から供給された
氷片は回転羽根ケーシング8内に入りやすく、さらに回
転羽根16の羽根17間に円錐状カバー18の円錐部分
に振り分けられて容易に入り、高速回転する羽根17の
投撃部分に叩かれながら回転されて2次破砕されて0.
3mmの粒度のマイクロクラッシングアイスの雪に造雪
される。この2次破砕された人工雪は非常に小さいので
お互いの片々の間に入り込むこととなるので、極めて締
まった雪となる。
【0017】図3に見られるように、回転羽根ケーシン
グ7の外周の円筒の接線状に一端を延ばした送出口7が
形成されている。上記の高速回転する回転羽根16で2
次破砕され造雪された人工雪13が強制送風と回転羽根
16から受ける遠心力で送出口7にフランジ25でボル
ト26により接合した投雪ホース10に送られその先端
からゲレンデ12に人工雪13が投雪される。投雪ホー
ス10の長さは100〜200mである。
【0018】図5および図6は本発明の他の実施の形態
の高速回転造雪投雪装置5を示す図である。これらの高
速回転造雪投雪装置5は蓋14に配設の1次破砕したフ
レーク状またはプレート状の氷片の供給口6の位置を除
いては、既に説明した上記の高速回転造雪投雪装置5と
異なるところはない。すなわち、この実施の形態では、
図5に見られるとおり供給口6は高速回転ケーシング8
の他方の側壁21である蓋14の中心からオフセットし
た位置に設けてある。この実施の形態では、図5では左
方にオフセットしているが、他の例として、図示しない
が、上方にあるいは右上にオフセットすることもでき
る。このように供給口16のオフセットする位置を変更
することで、2次破砕による造雪の効率や大きさを変化
させることができる。このオフセットした位置に供給口
6を設けた場合は、直接回転羽根16の羽根17間に投
入されるので直ちに回転羽根16に叩かれることとな
り、回転羽根の軸心の中心位置に供給口6がある上記の
図2ないし図4の実施の形態のものに比し、2次破砕の
破砕効率は高い。
【0019】本発明の上記の装置の高速回転する回転羽
根の回転速度はモータ11をインバータで30〜60H
zに周波数変換して行い、1800〜3600回転/分
でに変更できる。本発明の装置の造雪能力は50t/日
〜600t/日であり、この装置に使用する強制送風の
ブロワーの吐出圧は0.12〜0.40kgf/cm2で、投
雪する雪量は2.0〜25t/hrである。本発明の装
置の設置に必要な面積は64〜180m2である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高速回転
造雪投雪装置は、装置の回転羽根ケーシング内に1次破
砕したフレーク状またはプレート状の氷片を装置の元か
ら強制送風の強力な吐出圧で供給し、高速回転する回転
羽根により2次破砕により細かな微細な粒度に破砕する
ので締まりの良好な雪質のよい人工雪に造雪でき、さら
に高速回転する回転羽根のタービン作用により強制送風
の送風速度を増大して投雪力を高めると共に駆動モータ
に過電流を発生させることなく、100〜200mもの
投雪ホースで効率良く大面積のゲレンデに大量の雪を降
雪することができるなど、従来にない優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する設備を模式的に示した
概略図である。
【図2】本発明の1実施の形態の高速回転造雪投雪装置
5の正面図である。
【図3】図2の高速回転造雪投雪装置5の回転羽根ケー
シングの蓋を除去して回転羽根を示す図である。
【図4】図2の実施の形態の高速回転造雪投雪装置5の
回転羽根ケーシングのみを断面で示す側面図である。
【図5】他の実施の形態の高速回転造雪投雪装置5の正
面図である。
【図6】図5の高速回転造雪投雪装置5の回転羽根ケー
シングの蓋を除去して回転羽根を示す図である。
【図7】従来の造雪装置の1実施の形態を模式的に説明
する図である。
【図8】従来の造雪装置の他の実施の形態を模式的に説
明する図である。
【符号の説明】
1 1次破砕氷片製造装置 2 ロータリーブロ
ワ 3 ロータリーバルブ 4 矢印 5 2次破砕および投雪装置 6 供給口 7 送出口 8 回転羽根ケーシ
ング 9 回転軸 10 投雪ホース 11 モータ 12 ゲレンデ 13 人工雪 14 蓋 15 基台 16 回転羽根 17 羽根 18 円錐カバー 19 軸受 20 一方の側壁 21 他方の側壁 22 フランジ 23 ボルトねじ穴 24 ボルト 25 フランジ 26 ボルト 27 空隙部 30 送風口 31 供給口 32 排出口 33 ケーシング 34 回転羽根 35 回転軸 36 基台 37 氷塊 38 人工雪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−182567(JP,A) 特開 昭62−293071(JP,A) 特開 昭56−82368(JP,A) 特開 平7−113563(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 3/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーク状またはプレート状の氷片を強
    制送風と共に供給筒内から該供給筒を接続した供給口を
    経て回転羽根ケーシング内で高速回転する回転羽根の羽
    根間に該強制送風により送給し、高速回転する回転羽根
    から受ける衝撃力により該氷片を氷雪状に2次破砕して
    人工雪に造雪すると共に、強制送風および回転羽根の高
    速回転の遠心力により該人工雪を回転羽根ケーシングの
    外周の接線方向に開口する送出口から投雪ホースに送給
    し、該投雪ホースの先端の投雪口から人工雪を投雪する
    ことを特徴とする人工雪の造雪および投雪方法。
  2. 【請求項2】 フレーク状またはプレート状の氷片を強
    制送風と共に回転羽根ケーシング内の高速回転する回転
    羽根の羽根間への送給は回転羽根ケーシング側面でかつ
    回転羽根の回転中心の位置の供給口から送給することを
    特徴とする請求項1に記載の人工雪の造雪および投雪方
    法。
  3. 【請求項3】 フレーク状またはプレート状の氷片を強
    制送風と共に回転羽根ケーシング内の高速回転する回転
    羽根の羽根間への送給は回転羽根ケーシング側面でかつ
    回転羽根の回転中心からオフセットした位置の供給口か
    ら送給することを特徴とする請求項1に記載の人工雪の
    造雪および投雪方法。
  4. 【請求項4】 高速回転する回転羽根の回転速度は18
    00〜3600回転/分で、かつ強制送風はブロワーか
    らの吐出圧が0.12〜0.40kgf/cm2であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人工雪
    の造雪および投雪方法。
  5. 【請求項5】 回転羽根ケーシングの一方の側壁の壁外
    に軸受を配設し、該軸受にモーターにより駆動される回
    転軸を軸装し、該軸受から回転軸を片持ち状に支持して
    該一方の側壁から回転羽根ケーシング内に配設し、回転
    羽根ケーシング内の該回転軸先端に円錐カバーを設け、
    該円錐カバーに該一方の側壁側に切欠いて円錐カバー付
    け根側を幅狭とした羽根の複数枚を等間隔かつ放射状に
    配設して高速回転する回転羽根とし、回転羽根ケーシン
    グの他方の側壁に供給口を開口し、該供給口に強制送風
    および該強制送風により搬送するフレーク状またはプレ
    ート状の氷片を供給する供給筒を接続し、回転羽根ケー
    シング内で高速回転する回転羽根をフレーク状またはプ
    レート状の氷片の2次破砕装置として人工雪を造 雪し
    回転羽根ケーシングの円筒の接線方向に人工雪および強
    制送風の送出口を開口したことを特徴とする高速回転造
    雪投雪装置。
  6. 【請求項6】 回転羽根ケーシングの他方の側壁に開口
    するフレーク状またはプレート状の氷片および強制送風
    の供給口は回転羽根の回転中心の位置の側壁に設けられ
    ていることを特徴とする請求項5に記載の高速回転造雪
    投雪装置。
  7. 【請求項7】 回転羽根ケーシングの他方の側壁に開口
    するフレーク状またはプレート状の氷片および強制送風
    の供給口は回転羽根の回転中心からオフセットした位置
    の側壁に設けられていることを特徴とする請求項5に記
    載の高速回転造雪投雪装置。
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