JPH0810633A - 回転型衝撃破砕機 - Google Patents

回転型衝撃破砕機

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JPH0810633A
JPH0810633A JP17202694A JP17202694A JPH0810633A JP H0810633 A JPH0810633 A JP H0810633A JP 17202694 A JP17202694 A JP 17202694A JP 17202694 A JP17202694 A JP 17202694A JP H0810633 A JPH0810633 A JP H0810633A
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repulsion
rotary impact
impact crusher
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JP17202694A
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Yoki Yamaguchi
陽己 山口
Masao Kato
昌生 加藤
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Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
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Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滞留を少なく抑え、そして数多くの衝撃によ
り破砕を均一に行うことができる回転型衝撃破砕機を提
供する。 【構成】 ドラム本体11はローター12と同一方向に
低速回転し、反撥板18は他面が原料搬送部20を形成
する断面フ字状の反撥板取付け部材16を介して前記ド
ラム本体11に取付けられていると共に、前記原料搬送
部20を軸方向に区分し持ち上げる原料を原料搬入部2
0a側に徐々に搬送するスパイラル状の仕切り板19が
設けられ、前記ドラム本体11の原料搬入側には、原料
搬入部20aに原料を徐々に供給する原料供給部14が
設けられ、前記ドラム本体11の原料排出側の上部に
は、別置きされる集塵機に接続される集塵フード15が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微粒メタル、微粒スラ
グ等を破砕して外側に付着した異物を取り除く回転型衝
撃破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】金属精錬時に排出される鋼滓を破砕する
ものとして、例えば実開昭61−25943号公報にお
いて、図9に示すような鋼滓破砕機77が提案されてい
る。該鋼滓破砕機77には横型略円筒形状のケーシング
70の内部に回転軸71が軸架され、該回転軸71に互
いに位相差を有する左右のローター72、73が串型に
配設され、該ケーシング70の内側とローター72、7
3との間に若干の隙間を有し、更に、ケーシング70の
内面には、内側方向に衝突板74が多数突設されてお
り、側部のホッパー75から投入された鋼滓を前記ロー
ター72、73及び衝突板74により破砕して、適当に
砂状化した後、バルブ76を開いて排出口78から取り
出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この実
開昭61−25943号公報に記載の鋼滓破砕機77に
おいては、ケーシング70が回転しないのでケーシング
70の底に滞留する鋼滓は破砕が十分に行われ難くいと
いう問題があった。また、鋼滓はホッパー75から投入
されるために、一度に送り過ぎた場合や送り量が少ない
場合、あるいはホッパー75の入口が詰まってしまう場
合等が発生し、鋼滓のケーシング70への供給が一定し
ないので、時々送り具合をチェックする必要があった。
また、投入された原料は衝撃を多く受けるものと少ない
ものがあり、衝撃回数にバラツキが大きく、また全体的
に衝撃の回数も少ないという問題があった。本発明はこ
のような事情に鑑みなされたもので、滞留を少なく抑
え、そして数多くの衝撃により破砕を均一に行うことが
できる回転型衝撃破砕機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の回転型衝撃破砕機は、一方に原料搬入部を、他方
に原料排出部を有し、胴板内周には複数の反撥板が隙間
を有して鈍角傾斜状態で取付けられたドラム本体と、該
ドラム本体の内側に隙間を有して配置され、外周には複
数の打撃板が鈍角傾斜して均等に取付けられ、前記打撃
板取付け方向に高速回転するローターとを有する回転型
衝撃破砕機において、前記ドラム本体は前記ローターと
同一方向に低速回転し、前記反撥板は他面が原料搬送部
を形成する断面フ字状の反撥板取付け部材を介して前記
ドラム本体に取付けられていると共に、前記原料搬送部
を軸方向に区分し持ち上げる原料を原料搬入部側に徐々
に搬送するスパイラル状の仕切り板が設けられ、前記ド
ラム本体の原料搬入側には、前記原料搬入部に原料を徐
々に供給する原料供給部が設けられ、前記ドラム本体の
原料排出側の上部には、別置きされる集塵機に接続され
る集塵フードが設けられて構成されている。なお、前記
ドラム本体の低速とは10〜30rpm程度をいい、該
ドラム本体を低速にしているのは、高速回転すると遠心
力が大きくなって原料搬送部の原料が落下せずにドラム
本体と一緒に回転してしまうためである。なお、ドラム
本体の速度が余り遅すぎると破砕に時間がかかってしま
う。また、前記ローターの高速とは500〜4000r
pm程度をいい、該ローターを高速回転させるのは、原
料が打撃板に当たる回数や該打撃板によって飛翔した原
料が反撥板に当たる回数を多くして、破砕効率を高める
ためである。請求項2記載の回転型衝撃破砕機は、請求
項1記載の回転型衝撃破砕機において、前記原料搬入部
は、前記ドラム本体の一方の閉塞端板の内側周囲に貫通
して形成された複数の孔と、該孔の中間に傾斜状態で設
けられた第1の案内羽根からなるように構成されてい
る。
【0005】請求項3記載の回転型衝撃破砕機は、請求
項1又は2記載の回転型衝撃破砕機において、前記原料
搬出部は、前記ドラム本体の他方の閉塞端板の内側周囲
に貫通して形成された複数の孔と、該孔の中間に傾斜状
態で設けられた第2の案内羽根からなるように構成され
ている。請求項4記載の回転型衝撃破砕機は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の回転型衝撃破砕機におい
て、前記仕切り板は前記反撥板よりも内側に突出して構
成されている。請求項5記載の回転型衝撃破砕機は、請
求項1〜4のいずれか1項に記載の回転型衝撃破砕機に
おいて、前記反撥板は前記ドラム本体の内周に95度〜
130度の角度で取り付けられ、前記打撃板は前記ロー
ターの外周に115度〜155度の角度で取り付けられ
て構成されている。なお、前記反撥板及び打撃板の取り
付け角度を前記の範囲以外にすると、原料の反撥板又は
打撃板の垂直方向の力が小さくなり、破砕力が弱くな
る。請求項6記載の回転型衝撃破砕機は、請求項1〜5
のいずれか1項に記載の回転型衝撃破砕機において、前
記それぞれの打撃板及び/又は前記それぞれの反撥板が
原料を搬入側に反撥飛翔する角度にやや傾斜して構成さ
れている。請求項7記載の回転型衝撃破砕機は、請求項
1〜5のいずれか1項に記載の回転型衝撃破砕機におい
て、前記それぞれの打撃板は原料搬入側から原料搬出側
に徐々に拡径するローター本体に取り付けられ、前記そ
れぞれの反撥板は同一半径上に並接されて構成されてい
る。請求項8記載の回転型衝撃破砕機は、請求項1〜5
のいずれか1項に記載の回転型衝撃破砕機において、前
記それぞれの打撃板は原料搬入側から原料搬出側に徐々
に拡径するローター本体に取り付けられ、前記それぞれ
の反撥板は原料排出側に徐々に拡大する半径上に並接さ
れて構成されている。請求項9記載の回転型衝撃破砕機
は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転型衝撃破
砕機において、前記原料供給部にスクリューフィーダを
備えて構成されている。
【0006】
【作用】請求項1〜9記載の回転型衝撃破砕機において
は、ドラム本体は前記ローターと同一方向に低速回転
し、前記反撥板は他面が原料搬送部を形成する断面フ字
状の反撥板取付け部材を介して該ドラム本体に取付けら
れていると共に、前記原料搬送部を軸方向に区分し持ち
上げる原料を原料搬入部側に徐々に搬送するスパイラル
状の仕切り板が設けられているので、原料供給部から送
られたドラム本体の原料搬送部の原料はある高さになる
と、原料搬送部から落下する。落下した原料の大部分は
高速で回転しているローターの打撃板に当たり破砕され
る。そして、ローターで破砕された原料は跳ねて一部は
ドラム本体の反撥板に当たり、一部は原料搬送部に落ち
る。前記反撥板により破砕された原料の一部は再びロー
ターの打撃板に当たり更に細かく破砕され、一部は原料
搬送部に落ちる。これを何回も繰り返しながら徐々に原
料排出部に移動していく。この破砕の過程で発生する粉
塵は集塵フードから排出され、別置きの集塵機で回収さ
れる。特に、請求項2記載の回転型衝撃破砕機において
は、前記原料搬入部は、前記ドラム本体の一方の閉塞端
板の内側周囲に形成された複数の孔と、該孔の中間に傾
斜状態で設けられた第1の案内羽根からなるので、原料
搬入部の閉塞端板の複数の孔から入った原料は第1の案
内羽根に掻き揚げられて前記ドラム本体の原料搬送部に
一定量ずつ送られる。請求項3記載の回転型衝撃破砕機
においては、前記原料搬出部は、前記ドラム本体の他方
の閉塞端板の内側周囲に形成された複数の孔と、該孔の
中間に傾斜状態で設けられた第2の案内羽根からなるの
で、第2の案内羽根に掻き揚げられた原料は閉塞端板の
複数の孔から一定量ずつ排出される。請求項4記載の回
転型衝撃破砕機においては、前記仕切り板は前記反撥板
よりも内側に突出しているので、原料搬送部で持ち上げ
落下させて打撃板に当たらないで落下する原料はスパイ
ラル状の仕切り板により原料投入側に押し戻される。
【0007】請求項5記載の回転型衝撃破砕機において
は、前記反撥板は前記ドラム本体の内周に95度〜13
0度の角度で取り付けられ、前記打撃板は前記ローター
の外周に115度〜155度の角度で取り付けられてい
るので、原料は反撥板又は打撃板に、該反撥板又は打撃
板の垂直方向への大きな力で当たり細かく破砕される。
請求項6記載の回転型衝撃破砕機においては、前記それ
ぞれの打撃板及び/又は前記それぞれの反撥板が原料を
搬入側に反撥飛翔する角度にやや傾斜しているので、衝
撃破砕された原料は原料搬入側に反撥飛翔する。そのた
め、原料が排出側へ移動するのを遅くして、滞留時間を
長くし、破砕を十分に行うようにする。そして、打撃板
及び/又は反撥板の傾斜角度の調整にり、原料の滞留時
間の調整ができる。請求項7記載の回転型衝撃破砕機に
おいては、前記それぞれの打撃板は原料搬入側から原料
搬出側に徐々に拡径するローター本体に取り付けられ、
前記それぞれの反撥板は同一半径上に並接されているの
で、ローターの原料搬入側の周速は遅くて打撃板の衝撃
力は弱く、ローターの原料排出側の周速は速くて打撃板
の衝撃力は強い。従って、原料搬入側の周速の遅い打撃
板で比較的大きな原料を破砕し、そして、小さく砕かれ
た原料を徐々に速くなる周速による強い衝撃で、更に細
かく破砕する。請求項8記載の回転型衝撃破砕機におい
ては、前記それぞれの打撃板は原料搬入側から原料搬出
側に徐々に拡径するローター本体に取り付けられている
ので、ローターの原料搬入側の周速は遅くて打撃板の衝
撃力は弱く、ローターの原料排出側の周速は速くて打撃
板の衝撃力は強い。また、前記それぞれの反撥板は原料
排出側に徐々に拡大する半径上に並接されているので、
ドラム本体の原料搬入側の周速は遅くて反撥板の衝撃力
は弱く、ドラム本体の原料排出側の周速は速くて反撥板
の衝撃力は強い。従って、原料搬入側の周速の遅い打撃
板及び反撥板で比較的大きな原料を破砕し、そして、小
さく砕かれた原料を徐々に速くなる周速を有する打撃板
及び反撥板による強い衝撃で、更に細かく破砕する。請
求項9記載の回転型衝撃破砕機においては、前記原料供
給部にスクリューフィーダを備えているので、原料が定
量的にドラム本体に送られる。
【0008】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る回転型
衝撃破砕機の側断面図、図2は図1における矢視A−A
断面図、図3はローターの側面図、図4はドラム本体の
上部を開けた状態を示す説明図、図5は閉塞端板の背面
図、図6は破砕された原料が搬出側の原料搬送部に入る
状態を示す説明図、図7(A)、(B)、(C)、
(D)はそれぞれ打撃板又は反撥板の取り付け状態を示
すドラム本体及びローターの断面図、図8は原料が仕切
り板に沿って落ちる状態を示す説明図である。図1及び
図2に示す本発明の第1の実施例に係る回転型衝撃破砕
機10は、低速回転する筒状のドラム本体11と、該ド
ラム本体11の内側に該ドラム本体11と同心状に隙間
を有して配置されて高速回転するローター12と、前記
ドラム本体11に原料を供給するスクリューフィーダ1
3を備えた原料供給部14と、集塵フード15とを有す
る。以下、これらについて詳しく説明する。
【0009】前記ドラム本体11は、図1及び図2に示
すように内周に複数の断面フ字状の反撥板取付け部材1
6が間隔を有して被固定面17が角α(95度〜130
度)になるように取り付けられ、該被固定面17には耐
磨耗性に優れた反撥板18が着脱可能に設けられてい
る。そして、該反撥板18間に該反撥板18よりも内側
に突出する仕切り板19が原料を搬入側に徐々に搬送す
るようにスパイラル状に取り付けられ、反撥板取付け部
材16及び仕切り板19により囲まれた部分は原料搬送
部20を形成している。従って、原料搬送部20で上部
に持ち上げられた原料は落下すると搬入側に近い原料搬
送部20に入る。また、前記ドラム本体11の搬入側に
は原料搬入部20aが設けられており、該原料搬入部2
0aの閉塞端板21の内側には12枚の第1の案内羽根
23が傾斜して取り付けられ、該それぞれの隣合う第1
の案内羽根23間には孔24が形成されている。更に、
前記ドラム本体11の搬出側には原料搬出部20bが設
けられており、該原料搬出部20bの閉塞端板22の内
側には図5に示すように8枚の第2の案内羽根25が傾
斜して取り付けられ、該それぞれの隣合う第2の案内羽
根25間には孔26が形成されている。そして、前記ド
ラム本体11の外周の両側にはリング28が設けられ、
該それぞれのリング28は対となるドラム受けローラ2
9上に載置されている。そして、ドラム本体11の外周
中央には支持部材30を介して大径のスプロケット31
が取り付けられており、ドラム本体11の下方には該ス
プロケット31とチェーンによって連結されているスプ
ロケット32が回転軸33に設けられ、該回転軸33に
はスプロケット34が取り付けられている。そして、図
4に示すように駆動モータ35によりスプロケット36
を回転させ、チェーン37を介してスプロケット34を
回転させてドラム本体11を低速回転(10〜30rp
m程度、好ましくは20rpm程度)させるようになっ
ている。なお、ドラム本体11は、図4に示すように上
下に2分割でき、反撥板18等の取り替えが容易にでき
るようになっている。
【0010】前記ローター12は、図1及び図3に示す
ように両側を架台38に取り付けられた軸受け39で保
持されている回転軸40に装着されている。図2に示す
ように前記ローター12の外周に打撃板取付け部材41
の被固定面42が角β(115°〜155°)に傾斜さ
れて同一間隔で取り付けられ、該被固定面42に耐磨耗
性に優れた打撃板43が着脱可能に設けられている。前
記回転軸40の排出側にはVプーリ44が取り付けら
れ、図4に示すように駆動モータ45によりVプーリ4
6を回転させ、Vベルト47を介してVプーリ44を回
転させてローター12を前記ドラム本体11と同じ方向
に高速回転(500〜4000rpm程度、好ましくは
1000〜2000rpm程度)させるようになってい
る。
【0011】前記原料供給部14は、投入側に設けられ
た前記ドラム本体11の孔24に原料を供給するスクリ
ューフィーダ13を備え、該スクリューフィーダ13の
上部にはホッパー48が設けられている。そして、ホッ
パー48から投入された原料はスクリューフィーダ13
により溜まり部49に送られるようになっている。
【0012】前記集塵フード15は、前記ドラム本体1
1の排出側に設けられ、破砕の際に発生する粉塵はこの
集塵フード15から図示されていない集塵機に送られて
回収されるようになっている。
【0013】この回転型衝撃破砕機10を使用して、粗
粒の原料を微粒の原料に破砕する場合について説明す
る。まず、ドラム本体11を20rpm程度、ローター
12を1000rpm程度で時計回り方向に回転させ
る。ホッパー48から投入された原料はスクリューフィ
ーダ13により溜まり部49に送られ、溜まり部49の
原料は後から送られてくる原料により押されて回転して
いるドラム本体11の閉塞端板21の孔24から入る。
そして、第1の案内羽根23によって掻き揚げられた原
料がドラム本体11の原料搬送部20に入れられる。原
料搬送部20の原料はドラム本体11の回転速度に応じ
て持ち上げられ、ある高さにくると落下する。落下した
原料の大部分は、高速回転しているローター12の打撃
板43に当たり、破砕されて飛ばされる。飛ばされた原
料は再び打撃板43に当たったり、あるいはドラム本体
11の反撥板18に当たって更に破砕され、これを繰り
返して落下して図6に示すように最初の原料搬送部20
より搬入側の下部の原料搬送部20に一部が入り、大部
分は下部の排出側に近い原料搬送部20に入る。この場
合、仕切り板19は反撥板18より内側に突出している
ので、原料が横方向に飛散するのが制御される。また、
打撃板43に当たらなかった原料は、図8に示すように
スパイラル状の仕切り板19に沿って落下して原料搬入
側の原料搬送部20に戻される。このような破砕を何度
も繰り返しながら原料は均一に破砕されて徐々に排出側
に送られる。そして、ドラム本体11の排出側に達した
原料は、第2の案内羽根25により掻き揚げられて閉塞
端板22の孔26より排出され、図示されていない排出
装置に送られる。なお、破砕時に発生する粉塵は、ロー
ター12の回転により発生する風と共にスパイラル状の
仕切り板19に沿って排出側に吐き出されて、集塵フー
ド15から図示されていない集塵機に送られて回収され
る。このようにして、連続的に粗粒の原料を均一の微粒
状の原料に破砕することができる。なお、磨耗が著しく
なった打撃板43及び反撥板18は交換して、破砕力が
落ちないようにする。
【0014】また、前記実施例においては、打撃板43
及び反撥板18はそれぞれ同一半径上に並接したが、図
7(A)に示すようにそれぞれの打撃板43を原料が搬
入側に反撥飛翔する角度に傾斜させたり、あるいは図7
(B)に示すようにそれぞれの反撥板18を原料が搬入
側に反撥飛翔する角度に傾斜させることにより、破砕さ
れた原料を搬入側に飛翔させて滞留時間を長くするよう
にしてもよい。なお、その傾斜角度を調整することによ
り、滞留時間の調整ができる。更に、図7(C)に示す
ように、それぞれの打撃板43は原料搬入側から原料搬
出側に徐々に拡径するローター本体50に取り付け、そ
れぞれの反撥板18は同一半径上に並接したり、あるい
は、図7(D)に示すように、それぞれの打撃板43は
原料搬入側から原料搬出側に徐々に拡径するローター本
体50に取り付け、それぞれの反撥板18は原料排出側
に徐々に拡大する半径上に並接することにより、原料搬
入側と原料排出側の周速を変え、原料搬入側の周速の遅
い打撃板43及び反撥板18で比較的大きな原料を破砕
し、そして、小さく砕かれた原料を徐々に速くなる周速
を有する打撃板43及び反撥板18による強い衝撃で更
に破砕するようにしてもよい。そして、スパイラル状の
仕切り板の巻き数、巻き角度を調整して、原料の滞留時
間を調整するようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】請求項1〜9記載の回転型衝撃破砕機
は、ドラム本体はローターと同一方向に低速回転し、反
撥板は他面が原料搬送部を形成する断面フ字状の反撥板
取付け部材を介して該ドラム本体に取付けられていると
共に、前記原料搬送部を軸方向に区分し持ち上げる原料
を原料搬入部側に徐々に搬送するスパイラル状の仕切り
板が設けられ、前記ドラム本体の原料搬入側には、前記
原料搬入部に原料を徐々に供給する原料供給部が設けら
れ、前記ドラム本体の原料排出側の上部には、別置きさ
れる集塵機に接続される集塵フードが設けられているの
で、原料の周囲に付着している異物を効率的に取り除く
ことができる。なお、原料がアルミ等の柔らかいもので
ある場合は、丸めることができる。特に、請求項2記載
の回転型衝撃破砕機は、前記原料搬入部は、前記ドラム
本体の一方の閉塞端板の内側周囲に形成された複数の孔
と、該孔の中間に傾斜状態で設けられた第1の案内羽根
からなるので、原料を一定量ずつドラム本体の原料搬送
部に送ることができる。請求項3記載の回転型衝撃破砕
機は、前記原料搬出部は、前記ドラム本体の他方の閉塞
端板の内側周囲に形成された複数の孔と、該孔の中間に
傾斜状態で設けられた第2の案内羽根からなるので、破
砕が完了した原料を孔から一定量ずつ取り出すことがで
きる。
【0016】請求項4記載の回転型衝撃破砕機は、前記
仕切り板は前記反撥板よりも内側に突出しているので、
衝撃が加えられた原料は下方の原料排出側に近い原料搬
送部に落下して原料排出側に進み、原料搬送部に載らな
いで落下する原料はスパイラル状の仕切り板により原料
投入側に押し戻される。従って、破砕を均一に行うこと
ができる。請求項5記載の回転型衝撃破砕機において
は、前記反撥板は前記ドラム本体の内周に95度〜13
0度の角度で取り付けられ、前記打撃板は前記ローター
の外周に115度〜155度の角度で取り付けられてい
るので、強い衝撃力で原料を細かく破砕することができ
る。請求項6記載の回転型衝撃破砕機においては、前記
それぞれの打撃板及び/又は前記それぞれの反撥板が原
料を搬入側に反撥飛翔する角度にやや傾斜しているの
で、原料の滞留時間を長くすることができる。請求項7
記載の回転型衝撃破砕機は、前記それぞれの打撃板は原
料搬入側から原料搬出側に徐々に拡径するローター本体
に取り付けられ、前記それぞれの反撥板は同一半径上に
並接されているので、ローターの原料搬入側と原料排出
側の周速を変えることにより、原料搬入側の周速の遅い
打撃板で比較的大きな原料を破砕し、そして、小さく砕
かれた原料を周速の速い搬出側の打撃板により更に破砕
することができる。請求項8記載の回転型衝撃破砕機
は、前記それぞれの打撃板は原料搬入側から原料搬出側
に徐々に拡径するローター本体に取り付けられ、前記そ
れぞれの反撥板は原料排出側に徐々に拡大する半径上に
並接されているので、原料搬入側の周速の遅い打撃板及
び反撥板で比較的大きな原料を破砕し、そして、小さく
砕かれた原料を徐々に速くなる周速を有する打撃板及び
反撥板による強い衝撃で更に細かく破砕することができ
る。請求項9記載の回転型衝撃破砕機は、前記原料供給
部にスクリューフィーダを備えているので、原料が定量
的にドラム本体に送られる。従って、従来のホッパーの
場合のように、ホッパーからの原料の送り具合をチェッ
クする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る回転型衝撃破砕機
の側断面図である。
【図2】図1における矢視A−A断面図である。
【図3】ローターの側面図である。
【図4】ドラム本体の上部を開けた状態を示す説明図で
ある。
【図5】閉塞端板の背面図である。
【図6】破砕された原料が搬出側の原料搬送部に入る状
態を示す説明図である。
【図7】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ打
撃板又は反撥板の取り付け状態を示すドラム本体及びロ
ーターの断面図である。
【図8】原料が仕切り板に沿って落ちる状態を示す説明
図である。
【図9】従来例に係る鋼滓粉砕機の正断面図である。
【符号の説明】
10 回転型衝撃破砕機 11 ドラム本体 12 ローター 13 スクリューフィーダ 14 原料供給部 15 集塵フード 16 反撥板取付け部材 17 被固定面 18 反撥板 19 仕切り板 20 原料搬送部 20a 原料搬入部 20b 原料搬出部 21 閉塞端板 22 閉塞端板 23 第1の案内羽根 24 孔 25 第2の案内羽根 26 孔 28 リング 29 ドラム受けローラ 30 支持部材 31 スプロケット 32 スプロケット 33 回転軸 34 スプロケット 35 駆動モータ 36 スプロケット 37 チェーン 38 架台 39 軸受け 40 回転軸 41 打撃板取付け部材 42 被固定面 43 打撃板 44 Vプーリ 45 駆動モータ 46 Vプーリ 47 Vベルト 48 ホッパー 49 溜まり部 50 ドラム本体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方に原料搬入部を、他方に原料排出部
    を有し、胴板内周には複数の反撥板が隙間を有して鈍角
    傾斜状態で取付けられたドラム本体と、該ドラム本体の
    内側に隙間を有して配置され、外周には複数の打撃板が
    鈍角傾斜して均等に取付けられ、前記打撃板取付け方向
    に高速回転するローターとを有する回転型衝撃破砕機に
    おいて、 前記ドラム本体は前記ローターと同一方向に低速回転
    し、 前記反撥板は他面が原料搬送部を形成する断面フ字状の
    反撥板取付け部材を介して前記ドラム本体に取付けられ
    ていると共に、前記原料搬送部を軸方向に区分し持ち上
    げる原料を原料搬入部側に徐々に搬送するスパイラル状
    の仕切り板が設けられ、 前記ドラム本体の原料搬入側には、前記原料搬入部に原
    料を徐々に供給する原料供給部が設けられ、 前記ドラム本体の原料排出側の上部には、別置きされる
    集塵機に接続される集塵フードが設けられていることを
    特徴とする回転型衝撃破砕機。
  2. 【請求項2】 前記原料搬入部は、前記ドラム本体の一
    方の閉塞端板の内側周囲に貫通して形成された複数の孔
    と、該孔の中間に傾斜状態で設けられた第1の案内羽根
    からなる請求項1記載の回転型衝撃破砕機。
  3. 【請求項3】 前記原料搬出部は、前記ドラム本体の他
    方の閉塞端板の内側周囲に貫通して形成された複数の孔
    と、該孔の中間に傾斜状態で設けられた第2の案内羽根
    からなる請求項1又は2記載の回転型衝撃破砕機。
  4. 【請求項4】 前記仕切り板は前記反撥板よりも内側に
    突出している請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転
    型衝撃破砕機。
  5. 【請求項5】 前記反撥板は前記ドラム本体の内周に9
    5度〜130度の角度で取り付けられ、前記打撃板は前
    記ローターの外周に115度〜155度の角度で取り付
    けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転
    型衝撃破砕機。
  6. 【請求項6】 前記それぞれの打撃板及び/又は前記そ
    れぞれの反撥板が原料を搬入側に反撥飛翔する角度にや
    や傾斜している請求項1〜5のいずれか1項に記載の回
    転型衝撃破砕機。
  7. 【請求項7】 前記それぞれの打撃板は原料搬入側から
    原料搬出側に徐々に拡径するローター本体に取り付けら
    れ、前記それぞれの反撥板は同一半径上に並接されてい
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転型衝撃破砕
    機。
  8. 【請求項8】 前記それぞれの打撃板は原料搬入側から
    原料搬出側に徐々に拡径するローター本体に取り付けら
    れ、前記それぞれの反撥板は原料排出側に徐々に拡大す
    る半径上に並接されている請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の回転型衝撃破砕機。
  9. 【請求項9】 前記原料供給部にスクリューフィーダを
    備えている請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転型
    衝撃破砕機。
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