JP3361319B2 - 巻取紙搬送車 - Google Patents

巻取紙搬送車

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JP3361319B2 JP2000355716A JP2000355716A JP3361319B2 JP 3361319 B2 JP3361319 B2 JP 3361319B2 JP 2000355716 A JP2000355716 A JP 2000355716A JP 2000355716 A JP2000355716 A JP 2000355716A JP 3361319 B2 JP3361319 B2 JP 3361319B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主に新聞印刷工場
等で使用されるものであり、紙倉から新しい巻取紙を印
刷用輪転機の給紙部に搬入し、印刷用輪転機の巻取紙支
持装置に残っている残芯を回収すると共に、新しい巻取
紙を巻取紙支持装置に自動的に装着する巻取紙搬送車の
改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、印刷用輪転機への巻取紙の給紙
には、例えば特開平7−133045号公報及び特開平
7−206227号公報等に開示した自走式の巻取紙搬
送車が広く利用されている。前記巻取紙搬送車は、図示
していないが、巻取紙の搬送経路に沿って自動走行する
バッテリー駆動型の搬送台車と、搬送台車に昇降可能に
設けられ、巻取紙を水平姿勢で支持載置する架台(テー
ブル)と、搬送台車の一側に昇降可能に設けられ、印刷
用輪転機の巻取紙支持装置に残っている残芯を回収する
残芯受けとを備えており、搬送台車を走行させて残芯受
けを巻取紙支持装置の下方へ位置させ、この位置で残芯
受けを上昇せしめて巻取紙支持装置に残っている残芯を
受け取り、次に搬送台車を走行させて巻取紙を巻取紙支
持装置の下方へ移動させた後、架台を上昇せしめて架台
上の巻取紙を巻取紙支持装置へ装着するようにしたもの
である。この巻取紙搬送車を使用すれば、残芯の回収や
巻取紙の装着を自動化でき、作業能率や安全性の向上等
を図れると云う利点がある。 【0003】しかし、従前の巻取紙搬送車に於いては、
残芯受けを鉛直方向へ上下動させる構成となっているた
め、残芯受けを上昇させる際に架台上に支持載置されて
いる巻取紙と干渉しないように、残芯受けを巻取紙から
離れた位置に設けなければならず、その結果、巻取紙搬
送車の車体幅(搬送台車の幅)が必然的に大きくなり、
巻取紙搬送車が走行するために広い床スペースが必要に
なると云う問題があった。 【0004】ところで、複数台の印刷用輪転機を並べて
設置している新聞印刷工場等に於いては、新しい巻取紙
を上述したような巻取紙搬送車を用いて隣接する印刷用
輪転機の巻取紙支持装置間に搬入し、その後新しい巻取
紙を巻取紙支持装置の下方へ搬入して巻取紙支持装置に
装着するようにしている。又、巻取紙を巻取紙支持装置
の下方へ搬入するまでに巻取紙搬送車の方向転換を行う
場合もある。ところが、新聞印刷工場等に於いては、印
刷用輪転機の種類によっては隣接する印刷用輪転機の巻
取紙支持装置間の間隔が狭い場合があったり、或いは巻
取紙搬送車の走行に必要な床スペースがあまりない場合
がある。従って、上述した従前の巻取紙搬送車を用いて
巻取紙を搬入した場合、巻取紙搬送車自体が大型化して
いることとも相俟って、巻取紙搬送車が巻取紙支持装置
間に進入できなかったり、或いは巻取紙搬送車の方向転
換を行えなかったりすることがあり、残芯の回収及び巻
取紙の装着を行えないと云う問題が発生している。 【0005】そこで、当業者は、先に上述した問題を解
決する新しい無人搬送車を開発し、これを特許第307
5995号公報として公開している。即ち、前記無人搬
送車は、図8に示す如く、車体20と、車体20上にパ
ンタグラフ機構21を介して昇降可能に設けられ、巻取
紙Pを支持載置する受台22と、車体20に車体20側
面から水平に出没自在に設けられたスライドフレーム2
3と、スライドフレーム23にパンタグラフ機構24を
介して昇降自在に設けられ、輪転機に残っている使用済
みの残芯Paを受け取る残芯受台25等を備えており、
前記残芯受台25はスライドフレーム23の車体20内
への没入と共に車体20内へ格納され、又、スライドフ
レーム23の車体20側面からの突出と共に受台22上
に支持載置されている巻取紙Pと干渉することなく昇降
できる位置まで車体20側面からせり出すように構成さ
れている。 【0006】前記無人搬送車は、走行中や残芯Paの回
収を行わない場合には、残芯受台25を下降させた状態
でスライドフレーム23を車体20内へ引き込み、残芯
受台25を車体20内に格納している。そして、残芯P
aの回収時に無人搬送車が残芯Paを回収する位置で停
止したら、スライドフレーム23が車体20の外側へス
ライドして残芯受台25を車体20側面からせり出し、
次に残芯受台25が上昇して輪転機の巻取紙支持装置に
支持されている残芯Paを受け取る。このとき、受台2
3上に新しい巻取紙Pが積載されていても、残芯受台2
5は巻取紙Pと干渉することなく上昇して残芯Paを受
け取ることができる。残芯受台25が残芯Paを受け取
ったら、残芯受台25が下降すると共に、スライドフレ
ーム23が車体20の内側へスライドして残芯受台25
を車体20内に格納し、その後無人搬送車は残芯Paの
集積場所へ走行する。この無人搬送車は、走行中や残芯
Paの回収作業を行わない場合には残芯受台25を車体
20内に格納する構成としているため、車体20の側方
に突出している部材がなく、車体20の幅を受台23に
積載している巻取紙Pの直径に略等しい幅とすることが
できる。その結果、この無人搬送車は、搬送台車の一側
に残芯受台を設けた従来の巻取紙搬送車に比較して車体
の幅を狭くすることができ、無人搬送車の走行に必要な
床スペースが少なくて済み、狭い場所への進入や狭い場
所での方向転換を行えると云う利点がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述した無
人搬送車に於いても、未だ解決すべき問題点が残されて
いる。即ち、前記無人搬送車は、残芯受台25を昇降動
させるだけでなく水平方向にも移動可能な構成としてい
る為、残芯受台25を支持するスライドフレーム23
と、スライドフレーム23を車体20の幅方向にスライ
ド自在に支持するリニアガイド機構(図示省略)と、ス
ライドフレーム23を駆動するモータ等から成る駆動機
構(図示省略)とを必要とし、構造が複雑化して組立の
煩雑化やコストの高騰等を招くと云う問題があった。更
に、残芯Paの回収作業時には、スライドフレーム23
を車体20の外側へスライドさせて残芯受台25を車体
20側面からせり出し、その後残芯受台25を上昇させ
て輪転機の巻取紙支持装置に残っている残芯Paを回収
し、又、残芯Paを受け取ったら、残芯受台25を下降
させ、その後スライドフレーム23を車体20の内側へ
スライドさせて残芯受台25を車体20内に格納するよ
うにしているため、残芯Paの回収に手数がかかり、残
芯Paの回収を迅速に行えないと云う問題があった。 【0008】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は車体の幅を小さくできるこ
とは勿論のこと、構造の簡略化やコストの低減等を図れ
ると共に、残芯の回収を迅速に行えるようにした巻取紙
搬送車を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は、巻取紙の搬送経路に沿って自動走行する
バッテリー駆動型の搬送台車と、搬送台車に設けられ、
巻取紙を水平姿勢で支持載置するテーブルと、搬送台車
に設けられ、印刷用輪転機の巻取紙支持装置に残ってい
る残芯を受け取る残芯受とを備えた巻取紙搬送車に於い
て、前記残芯受けを搬送台車の両側位置若しくは片側位
置に設け、当該残芯受けをテーブル上の巻取紙と干渉す
ることなく搬送台車の斜め側方へ昇降できるようにする
と共に、搬送台車の走行時には搬送台車内に格納できる
ように構成したことに特徴がある。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1乃至図4は本発明の実
施の形態に係る巻取紙搬送車Aを示し、当該巻取紙搬送
車Aは、例えば新聞印刷工場内の印刷用輪転機の給紙部
と紙庫との間を巻取紙Pの搬送経路に沿って自動走行す
るものであり、紙庫内の新しい巻取紙Pを積載して印刷
用輪転機の給紙部へ搬送し、印刷用輪転機の巻取紙支持
装置3に残っている残芯Paを回収すると共に、積載し
ている新しい巻取紙Pを巻取紙支持装置3へ自動的に装
着できるように構成されている。 【0011】即ち、前記巻取紙搬送車Aは、巻取紙Pの
搬送経路に沿って自動走行するバッテリー駆動型の搬送
台車1と、搬送台車1に設けられ、巻取紙Pを水平姿勢
で支持載置するテーブル2と、搬送台車1に設けられ、
印刷用輪転機の巻取紙支持装置3に残っている残芯Pa
を受け取る残芯受け4と、残芯受け4を搬送台車1の斜
め側方へ昇降可能に支持する伸縮自在な残芯受け用リン
ク機構5と、残芯受け4を搬送台車の斜め側方へ昇降動
させる残芯受け昇降用駆動装置6等から構成されてい
る。 【0012】具体的には、前記搬送台車1は、図1及び
図2に示す如く、型材及び板材等から成る台枠7と、台
枠7の下面中央位置にターンテーブル8を介して旋回可
能に取り付けられ、互いに独立して正逆回転可能な一対
の電動機9(減速機付電動機)付の駆動輪10と、台枠
7の下面に取り付けたキャスター構造の四つの補助輪1
1と、台枠7に設けた駆動用バッテリー12と、台枠7
に設けた制御盤(図示省略)と、同じく台枠7に設けた
ピックアップコイル、サーボアンプ、リアクトル(何れ
も図示省略)等を備えて居り、この実施の形態に於いて
は、搬送台車1の走行は所謂磁気誘導方式や電磁誘導方
式によって行われている。即ち、搬送台車1は、印刷工
場内の床面に埋設された誘導線、受信用ループコイル及
び送信用ループコイルから成る誘導ラインに沿って、地
上に設置された制御装置(図示省略)からの制御を受け
つつ床面を自動走行をするように構成されている。尚、
搬送台車1には、図示していないが、走行注意音発信装
置や衝突防止装置、入線・脱線表示装置等の公知の付属
装置が配設されていると共に、ターンテーブル8を適宜
にロックするロック機構が設けられている。 【0013】而して、前記搬送台車1は、一対の駆動輪
10を同時に正回転若しくは逆回転させることによって
前進及び後退し、又、ターンテーブル8をロックした状
態で一方の駆動輪10を正回転、他方の駆動輪10を逆
回転させることによってスピンターンを行うことができ
る。更に、ターンテーブル8をロックした状態で両駆動
輪10の回転速度に差を設けることによって曲線走行を
することができる。加えて、ターンテーブル8をロック
せずに一方の駆動輪10を正回転、他方の駆動輪10を
逆回転させると、補助輪11が接地していることとも相
俟って、ターンテーブル8を旋回させることができる。
従って、ターンテーブル8を90°旋回させることによ
って搬送台車1の姿勢を変更することくなく、搬送台車
1を最初の進行方向と直交する方向へ走行させることが
できる。 【0014】前記テーブル2は、新しい巻取紙Pを搬送
台車1の前後方向(図2の上下方向)に沿う姿勢で且つ
水平姿勢で支持載置するものであり、搬送台車1上の中
央位置に昇降可能に配設した昇降台13に搬送台車1の
前後方向へ移動できるように設けられている。即ち、テ
ーブル2は、図1及び図2に示す如く、昇降台13上に
搬送台車1の前後方向に沿って敷設したガイドレール1
4にスライド自在に支持されており、昇降台13に配設
したテーブル用駆動装置15によって搬送台車1の前後
方向へ移動し、巻取紙Pの長さに応じてテーブル2の位
置を変えられるようになっている。又、昇降台13は、
搬送台車1上に上下方向へ伸縮自在なパンタグラフ構造
のリンク機構16を介して昇降自在に支持されており、
搬送台車1とリンク機構16との間に介設した流体圧シ
リンダ(図示省略)でリンク機構16を伸縮動作させる
ことによって昇降動するようになっている。更に、テー
ブル用駆動装置15は、図1に示す如く、昇降台13の
前後位置に回転自在に配設した一対のスプロケット15
aと、両スプロケット15aに巻き回され、テーブル2
に連結されたチェーン15bと、一方のスプロケット1
5aを正逆回転させる電動機15cとから成り、電動機
15cでスプロケット15aを正逆回転させることによ
ってテーブル2をガイドレール14に沿って搬送台車1
の前後方向へ往復移動させることができるようになって
いる。 【0015】前記残芯受け4は、印刷用輪転機の巻取紙
支持装置3に残っている残芯Paを回収するものであ
り、テーブル2に支持載置されている巻取紙Pの下方位
置で且つ搬送台車1の両側位置(図1及び図2に示す搬
送台車1の左右位置)に後述する残芯受け用リンク機構
5を介して傾斜姿勢で設けられている。具体的には、残
芯受け4は、図1乃至図3に示す如く、残芯受け用リン
ク機構5の支持台5a上に搬送台車1の前後方向に沿っ
て敷設したガイドレール17にスライド自在に支持され
ており、支持台5aに配設した残芯受け移動用駆動装置
18によって搬送台車1の前後方向へ移動し、残芯Pa
の長さに応じて残芯受け4の位置を変えられるようにな
っている。この残芯受け4には、残芯Paの受け取りを
確認する近接スイッチやリミットスイッチ等から成る残
芯検出センサー(図示省略)が設けられている。又、残
芯受け移動用駆動装置18は、図3に示す如く、支持台
5a上に搬送台車1の前後方向に沿って配設された回転
自在なネジ軸18aと、残芯受け4に固定され、ネジ軸
18aに螺合する雌ネジ体18bと、支持台5aに設け
た電動機18cと、ネジ軸18aと電動機18cとを連
動連結する伝動機構18d等から構成されて居り、電動
機18c及び伝動機構18dでネジ軸18aを正逆回転
させることによって残芯受け4をガイドレール17に沿
って搬送台車1の前後方向へ往復移動させることができ
るようになっている。 【0016】前記残芯受け用リンク機構5は、残芯受け
4を搬送台車1の斜め側方へ昇降可能に支持するもので
あり、搬送台車1と残芯受け4との間に搬送台車1の側
方へ傾斜する姿勢でもって介設されている。具体的に
は、残芯受け用リンク機構5は、図1及び図3に示す如
く、上下方向へ伸縮自在なパンタグラフ構造を呈してお
り、残芯受け4の下方に位置する支持台5aと、一端部
が支持台5aに枢着されると共に他端部が搬送台車1の
台枠7に設けた長穴に摺動自在に支持された一対の内側
リンク部材5bと、内側リンク部材5bの中間部に枢着
され、一端部が搬送台車1の台枠7に枢着されると共に
他端部が支持台5aに設けた長穴に摺動自在に支持され
た一対の外側リンク部材5cとから成る。又、残芯受け
用リンク機構5は、搬送台車1の両側位置に搬送台車1
の側方へ約15°傾いた状態で設けられている。従っ
て、残芯受け用リンク機構5に支持されている残芯受け
4も、搬送台車1の両側位置に搬送台車1の側方へ約1
5°傾いた状態で設けられることになる。更に、残芯受
け用リンク機構5の昇降ストロークは、巻取紙搬送車A
の走行中や残芯Paの回収作業を行わない場合には残芯
受け4及び残芯受け用リンク機構5を搬送台車1内に格
納でき、又、残芯Paの回収時には残芯受け4を巻取紙
支持装置3に残っている残芯Paの真下に位置できるよ
うに設定されている。 【0017】前記残芯受け昇降用駆動装置6は、残芯受
け用リンク機構5を伸縮動作させて残芯受け4を搬送台
車1の斜め側方へ昇降動させるものであり、この実施の
形態に於いては、残芯受け昇降用駆動装置6には流体圧
シリンダが使用されている。具体的には、残芯受け昇降
用駆動装置6は、図3に示す如く、搬送台車1の台枠7
と残芯受け用リンク機構5との間に介設されており、残
芯受け昇降用駆動装置6である流体圧シリンダを伸縮動
作させることによって残芯受け用リンク機構5を斜め上
下方向へ伸縮動作させることができるようになってい
る。従って、残芯受け用リンク機構5に支持されている
残芯受け4は、残芯受け用リンク機構5の伸縮に伴って
搬送台車1の斜め側方へ昇降動することになる。 【0018】次に、上述した巻取紙搬送車Aを用いて新
聞印刷用輪転機の巻取紙支持装置3に残っている残芯P
aの回収及び巻取紙支持装置3への巻取紙Pの装着を行
う場合について説明する。 【0019】先ず、テーブル2に巻取紙Pを積載した巻
取紙搬送車Aは、新聞印刷工場内の磁気誘導ライン又は
電磁誘導ラインに沿って自動走行し、隣接する印刷用輪
転機の巻取紙支持装置3間に引き入れられる。このと
き、巻取紙搬送車Aは、巻取紙Pの軸芯が巻取紙支持装
置3の三叉アーム3aの支持軸3bと平行になるように
巻取紙支持装置3間に引き入れられる。 【0020】巻取紙支持装置3間に引き入れられた巻取
紙搬送車Aは、この位置で搬送台車1の姿勢を変更する
ことなくターンテーブル8及び駆動輪10が90°旋回
して搬送台車1を進入方向と直交する方向へ走行できる
ようにし、その後巻取紙支持装置3側へ自動走行すると
共に、片側の残芯受け4が三叉アーム3aの支持軸3b
に残っている残芯Paの斜め下方に達した位置で停止す
る。 【0021】次に、片側の残芯受け4が、残芯受け用リ
ンク機構5及び残芯受け昇降用駆動装置6によって斜め
上方ヘ向けて上昇し、三叉アーム3aの支持軸3bに支
持されている残芯Paの下方近傍位置で停止する。この
状態で残芯Paを支持する支持軸3bがシリンダ(図示
省略)により後退して残芯Paから引き抜かれる。これ
によって、残芯Paは残芯受け4上に落下して残芯受け
4に受け取られることになる。 【0022】そして、残芯Paが残芯受け4に受け取ら
れると、巻取紙搬送車Aは、残芯受け4を下降させて搬
送台車1内に格納すると共に、更に巻取紙支持装置3側
へ自動走行し、テーブル2上の巻取紙Pの軸芯が三叉ア
ーム3aの支持軸3bの軸芯の真下に達した位置で停止
する。その後、テーブル2及び昇降台13がリンク機構
16及び流体圧シリンダ(図示省略)によって上昇し、
巻取紙Pの軸芯と三叉アーム3aの支持軸3bの軸芯昇
とが合致した時点でテーブル2及び昇降台13の上昇が
停止する。この状態で三叉アーム3aの支持軸3bがシ
リンダ(図示省略)により前進せしめられて巻取紙Pの
筒状の芯内に挿入される。これによって、巻取紙Pは巻
取紙支持装置3へ回転自在に装着される。 【0023】巻取紙支持装置3への巻取紙Pの装着が完
了すると、巻取紙搬送車Aは、テーブル2及び昇降台1
3を下降せしめると共に、巻取紙支持装置3間の中間位
置まで後退し、この位置で再び搬送台車1の姿勢を変更
することなくターンテーブル8及び駆動輪10を90°
旋回せしめ、残芯Paを積載した状態で磁気誘導ライン
又は電磁誘導ラインに沿って自動走行し、印刷用輪転機
の給紙部から出で行く。 【0024】図5及び図6は本発明の他の実施の形態に
係る巻取紙搬送車Aを示すものであり、当該巻取紙搬送
車Aは、互いに独立して正逆回転可能な一対の電動機9
付の駆動輪10を、台枠7の横幅方向の一側寄りに進行
方向に間隔を置いて一直線上に配設すると共に、台枠7
の下面に旋回可能に取り付け、又、搬送台車1の片側位
置のみに残芯受け4を設け、当該残芯受け4をテーブル
2上の巻取紙Pと干渉することなく搬送台車1の斜め側
方へ昇降できるようにしたものである。この巻取紙搬送
車Aのその他の構成は図1乃至図3に示す巻取紙搬送車
Aと同様構造に構成されており、図1乃至図3に示す巻
取紙搬送車Aと同一の部材及び部位には同一の参照番号
を付し、その説明を省略する。この巻取紙搬送車Aは、
駆動輪10を搬送台車1の進行方向に間隔を置いて配設
すると共に、両駆動輪10を旋回できるようにしている
ため、曲線走行するときに小回りが可能となる。 【0025】尚、上記実施の形態に於いては、搬送台車
1を磁気誘導方式又は電磁誘導方式によって自動走行さ
せるようにしたが、他の実施の形態に於いては、搬送台
車1を光電誘導方式やラジコン誘導方式、レーザー誘導
方式によって自動走行させるようにしても良い。 【0026】上記実施の形態に於いては、テーブル2を
搬送台車1の前後方向へ往復移動できるように構成した
が、常時一定の長さの巻取紙Pを積載する場合には、テ
ーブル2を昇降台13上に固定するようにしても良い。 【0027】上記実施の形態に於いては、残芯受け4を
搬送台車1の前後方向へ往復移動できるように構成した
が、常時一定の長さの残芯Paを回収する場合には、残
芯受け4を支持台5a上に固定するようにしても良く、
或いは支持台5aを省略して残芯受け4を直接内側リン
ク部材5b及び外側リンク部材5cに連結するようにし
て良い。 【0028】上記実施の形態に於いては、残芯受け移動
用駆動装置18をネジ軸18a、雌ネジ体18b、電動
機18c及び伝動機構18d等から構成したが、残芯受
け移動用駆動装置18をテーブル用駆動装置15と同様
に一対のスプロケット、チェーン及び電動機から構成す
るようにしても良い。 【0029】上記実施の形態に於いては、残芯受け昇降
用駆動装置6を流体圧シリンダにより構成したが、他の
実施の形態に於いては、残芯受け昇降用駆動装置6を、
図7に示す如く、台枠7に回転自在に配設したネジ軸6
aと、ネジ軸6aに螺合して内側リンク部材5b若しく
は外側リンク部材5cに連結された雌ネジ体6bと、台
枠7に配設した電動機6cと、ネジ軸6aと電動機6c
を連動連結する伝動機構6dとから構成するようにして
も良い。 【0030】 【発明の効果】上述の通り、本発明の巻取紙搬送車は、
残芯受けを搬送台車の両側位置若しくは片側位置に設
け、当該残芯受けをテーブル上の巻取紙と干渉すること
なく搬送台車の斜め側方へ昇降できるようにすると共
に、搬送台車の走行時には搬送台車内に格納できるよう
に構成しているため、残芯受けを搬送台車内に格納した
状態では、搬送台車の側方へ突出している部材がなく、
搬送台車の幅をテーブルに支持載置されている巻取紙の
直径と略同じ幅にすることができる。その結果、本発明
の巻取紙搬送車を用いれば、走行に必要な床スペースが
少なくて済み、印刷用輪転機の巻取紙支持装置間の間隔
が狭かったり、或いは巻取紙搬送車の走行に必要な床ス
ペースがあまりない場合でも、巻取紙搬送車の走行や方
向転換に支障を来たすと云うことがなく、残芯の回収及
び巻取紙の装着を確実に行える。又、本発明の巻取紙搬
送車は、残芯受けを斜め上方へ昇降させて残芯の回収を
行うようにしているため、残芯受けを上下方向及び水平
方向へ移動可能に構成した従来の無人搬送車に比較して
残芯受けの駆動装置の構造が簡単になり、組立の簡略化
や製造コストの引下げが可能になる。更に、本発明の巻
取紙搬送車は、残芯受けを斜め上方へ昇降させて残芯の
回収を行うようにしているため、残芯受けを一旦水平方
向へ移動させてから上方ヘ上昇させるようにした従来の
無人搬送車に比較して残芯の回収を迅速に行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る巻取紙搬送車の概略
正面図である。 【図2】巻取紙搬送車の概略平面図である。 【図3】残芯受け、残芯受け用リンク機構及び残芯受け
昇降用駆動装置部分の側面図である。 【図4】巻取紙搬送車が巻取紙支持装置に残っている残
芯を回収する状態の概略正面図である。 【図5】本発明の他の実施の形態に係る巻取紙搬送車の
概略正面図である。 【図6】図5に示す巻取紙搬送車の概略平面図である。 【図7】残芯受け、残芯受け用リンク機構及び残芯受け
昇降用駆動装置部分の他の例を示す側面図である。 【図8】従前の無人搬送車の概略正面図である。 【符号の説明】 Aは巻取紙搬送車、1は搬送台車、2はテーブル、3は
巻取紙支持装置、4は残芯受け、Pは巻取紙、Paは残
芯。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 19/30 B65H 75/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 巻取紙(P)の搬送経路に沿って自動走
    行するバッテリー駆動型の搬送台車(1)と、搬送台車
    (1)に設けられ、巻取紙(P)を水平姿勢で支持載置
    するテーブル(2)と、搬送台車(1)に設けられ、印
    刷用輪転機の巻取紙支持装置(3)に残っている残芯
    (Pa)を受け取る残芯受け(4)とを備えた巻取紙搬
    送車(A)に於いて、前記残芯受け(4)を搬送台車
    (1)の両側位置若しくは片側位置に設け、当該残芯受
    け(4)をテーブル(4)上の巻取紙(P)と干渉する
    ことなく搬送台車(1)の斜め側方へ昇降できるように
    すると共に、搬送台車(1)の走行時には搬送台車
    (1)内に格納できるように構成したことを特徴とする
    巻取紙搬送車。
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