JPH07242356A - 巻取紙搬送車と巻取紙の給紙方法 - Google Patents

巻取紙搬送車と巻取紙の給紙方法

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JPH07242356A
JPH07242356A JP3490994A JP3490994A JPH07242356A JP H07242356 A JPH07242356 A JP H07242356A JP 3490994 A JP3490994 A JP 3490994A JP 3490994 A JP3490994 A JP 3490994A JP H07242356 A JPH07242356 A JP H07242356A
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JP3490994A
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Yuichi Okamura
雄一 岡村
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取紙を輪転機の給紙部へ搬入し、これを輪
転機の巻取紙支持装置へ自動的に装着できるようにした
経済性に優れた巻取紙搬送車を提供する。 【構成】 台枠と、台枠の中央に配設した互に独立して
正転並びに逆転が可能な一対の電動機付駆動輪と、台枠
の下面四隅に取り付けた補助輪とを備え、巻取紙の搬送
経路に沿って自動走行するバッテリー駆動型の搬送台車
と,搬送台車に設けられ、その上面に進行方向に対して
垂直な方向に横向き姿勢で積載した巻取紙の係止機構を
備えた架台とから巻取紙搬送車を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞印刷工場等で使用
されるものであり、紙庫から巻取紙を輪転機の給紙部へ
搬入する巻取紙搬送車の改良と、輪転機の巻取紙支持装
置へ巻取紙を自動的に装着する方法の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、輪転機への巻取紙の給紙には、
オートリールローダーが広く利用されている(特開平1
−197257号公報及び特開平2−70645号公報
等)。即ち、前記オートリールローダは、図14に示す
如く、オートリールローダーの架台22上へ巻取紙26
を載置したトロッコ21を引き入れ、その後台車20を
移動して残芯受け24を巻取紙支持装置27の下方へ位
置させた後、残芯受け昇降機構25により残芯受け24
を上昇させ、巻取紙支持装置27に残っている残芯を受
け取る。次に台車20を移動させ、巻取紙26を巻取紙
支持装置27の下方へ移動した後、架台用昇降機構23
により架台22を上昇させ、巻取紙26を巻取紙支持装
置27へ装着する。その後、起伏機構により残芯受け2
4を傾斜させ、残芯受け24上の残芯をトロッコ21上
に載せる。最後に台車20を最初の位置へ戻して、架台
22上に引き入れたトロッコ21を紙庫につながる走行
レール上へ戻すように構成されている。従って、前記オ
ートリールローダーを使用すれば、残芯の回収や巻取紙
26の装着を自動化でき、作業能率や安全性の向上等を
図ることができる。
【0003】しかし、上述の如き給紙方式では、巻取紙
26を輪転機の巻取紙支持装置27へ装着するのにオー
トリールローダーとトロッコ21の二種類の機器を必要
とし、印刷設備の製造コストが高騰すると云う問題があ
った。そのため、トロッコ21を直接に巻取紙支持装置
27の下方へ送り込み、オートリールローダを不要とす
ることにより印刷設備コストの低減を図る方法が開発さ
れた。
【0004】図15はその一例を示すものであり、トロ
ッコ21の架台22上に、巻取紙26をその軸芯を進行
方向に合致せしめた姿勢(以下縦向き姿勢と呼ぶ)で積
載し、トロッコ21が巻取紙支持装置27の近傍Aまで
来ると、ここでトロッコ21の架台22をロック機構を
介して地面に対して固定する。次に、台車20のみを9
0°回転させて矢印イ方向への進行を可能にし、その後
前記架台22のロック固定を解いて、トロッコ21を巻
取紙支持装置27の下方へ進行させることにより、巻取
紙26を給紙するものである(特願平5−280944
号)。
【0005】前記図15の方式は、オートリールローダ
を用いることなしに巻取紙26を巻取紙支持装置27の
下方へ搬入できるため、印刷設備コストをある程度引下
げすることができる。しかし、トロッコ21を台車20
に対して架台22が回動自在な構造のものにすると共
に、架台22を地面へ固定するロック機構を別途に必要
とし、トロッコ21の構造そのものが複雑化して設備費
の大幅な削減を図れないと云う問題がある。また、ロッ
ク機構の作動やその解除に時間がかかり、給紙能率の向
上が図れないと云う問題がある。
【0006】本発明は、従前の巻取紙搬送車及びこれを
用いた巻取紙の給紙方法に於ける上述の如き問題、即
ち、巻取紙を輪転機の巻取紙支持用リールへ装着する
のにオートリールローダを用いる方式に於いては、オー
トリールローダとトロッコの二つの機種を必要とし、設
備費が上昇すること、巻取紙搬送車のみで給紙する方
式に於いては、トロッコの構造が複雑化して製造コスト
の引き下げが図り難いうえ、方向転換等に時間がかかっ
て給紙能率の向上が図り難いこと等の問題を解決せんと
するものであり、より経済的に巻取紙を輪転機の巻取紙
支持装置へ装着できるようにした巻取紙搬送車と、これ
を用いた給紙方法を提供するものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】本願発明は、巻取紙搬送
車に巻取紙を横向きに積載し、これを直接に巻取紙支持
装置の下方へ搬入することを基本とするものであり、請
求項1に記載の発明は台枠8と、台枠8の中央に配設し
た互いに独立して正転並びに逆転が可能な一対の電動機
付駆動輪11と、台枠8の下面四隅に取り付けた補助輪
12とを備え、巻取紙15の搬送経路に沿って自動走行
するバッテリー駆動型の搬送台車1と,搬送台車1に設
けられ、その上面に進行方向に対して垂直な方向に横向
き姿勢で積載した巻取紙15の係止機構2aを備えた架
台2とを発明の基本構成とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、台車8と、台車
8の中央に配設した互に独立して正転並びに逆転が可能
な一対の電動機付駆動輪11と、台枠8の下面四隅に取
り付けた補助輪12とを備え、巻取紙15の搬送経路に
沿って自動走行するバッテリー駆動型の搬送台車1と,
搬送台車1に設けられ、巻取紙15を積載する架台2
と,搬送台車1と架台2との間に介設され、架台2を昇
降可能に支持する伸縮自在な架台用リンク機構3と,架
台用リンク機構3を伸縮させるネジ機構4aとこれを作
動させる電動機4bから成る架台昇降用駆動装置4と,
搬送車1に設けられた残芯受け5と,搬送台車1と残芯
受け5との間に介設され、残芯受け5を昇降可能に支持
する伸縮自在な残芯受け用リンク機構6と,残芯受け用
リンク機構6を伸縮作動させるネジ機構7aとこれを作
動させる電動機7bから成る残芯受け昇降用駆動装置7
とを発明の基本構成とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、搬送台車1の架
台2上に、巻取紙15を横向き姿勢でその軸芯が搬送台
車1の進行方向と直角になるように積載し、互に独立し
て正転並びに逆転が可能な複数の駆動輪11の回転制御
により、前記巻取紙15をその軸芯が巻取紙支持装置1
9の軸芯と平行となる姿勢で前記巻取紙支持装置19の
下方まで搬入することを発明の基本構成とするものであ
る。
【0010】本願請求項5に記載の発明は、搬送台車1
の架台2上に、巻取紙15を横向き姿勢でその軸芯が搬
送台車1の進行方向と直角になるように積載し、互に独
立して正転並びに逆転が可能な複数の駆動輪11の回転
制御により、巻取紙15をその軸芯が巻取紙支持装置1
9の軸芯と平行となる姿勢で前記巻取紙支持装置19の
下方まで搬入すると共に、残芯受け用リンク機構6及び
残芯受け昇降用駆動装置7により残芯受け5を上昇さ
せ、巻取紙支持装置19の支持軸19bに残っている残
芯を受取り、その後、架台用リンク機構3及び架台昇降
用駆動装置4により架台2を上昇させ、巻取紙15の軸
芯を巻取紙支持装置19の支持軸軸芯に合致せしめて巻
取紙15を支持軸19bへ回動自在に保持させることを
発明の基本構成とするものである。
【0011】
【作用】架台上に巻取紙を進行方向と直交する方向の横
向き姿勢(以下横向き姿勢と呼ぶ)で積載した巻取紙搬
送車は、巻取紙の搬送経路に沿って自動走行し、輪転機
の巻取紙支持装置の下方へ引き入れられる。引き入れら
れた巻取紙搬送車は、輪転機の巻取紙支持装置の下方の
所定位置で一旦停止される。その後、残芯受けが残芯受
け用リンク機構及び残芯受け昇降用駆動装置により上昇
され、巻取紙支持装置の支持軸に残っている残芯を受け
取る。残芯を受け取った巻取紙搬送車は、更に若干前進
移動される。その後、架台が架台用リンク機構及び架台
昇降用駆動装置により上昇され、架台上の巻取紙の軸芯
が巻取紙支持装置の支持軸の軸芯に合わさせる。この状
態で支持軸が巻取紙の芯内へ挿入され、これにより巻取
紙は巻取紙支持装置に回転自在に装着される。巻取紙の
装着が完了すると、巻取紙搬送車は後退され、残芯を積
載した状態で巻取紙支持装置の下方から出て行く。本発
明の巻取紙搬送車では、搬送台車が、台枠と、台枠に対
して独立して正転並びに逆転可能な一対の電動機付駆動
輪と、台枠を支持する補助輪とを備えている為、所定の
カーブに沿って搬送台車を最初の進行方向と直交する方
向へ走行させることができ、巻取紙を横向き姿勢で積載
した状態で巻取紙の搬送及び輪転機への給紙が極めて円
滑に行なえる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1及び図2は、請求項1に記載の発明の
実施例を示す斜面図及び平面図である。図1及び図2に
於いて、1は搬送台車、2は架台、2aは巻取紙係止機
構、である。前記搬送台車1は台枠8と、台枠8の中央
下面に固設した電動機10と、電動機により駆動される
一対の駆動輪11と、台枠8の四隅に設けた四個の補助
輪12とから形成されている。また、前記架台2は台枠
8上に固設されており、その上面側には巻取紙15の胴
部の一部が嵌合する受け溝が十字形に形成されており、
当該受け溝が巻取紙15の係止機構2aを構成してい
る。
【0013】尚、前記図1では、受け溝を十字形に形成
しているが、搬送車1の進行方向と直角方向のみ受け溝
2aを形成するようにしてもよい。また、本実施例では
受け溝を巻取紙15の係止機構2aとしているが、当該
係止機構2aは巻取紙15の回転脱落を防止できるもの
であれば、如何なるものであってもよく、例えば三角状
の止め片を架台上にスライド自在に固設する形式のもの
であってもよい。更に、本実施例では駆動輪11を2個
としているが、これが4個であってもよいことは勿論で
ある。
【0014】図3及び図4は、請求項2に記載の発明の
実施例を示すものであり、架台2が搬送台車1に対して
回動自在に支持されている。尚、搬送台車1の構造は前
記図1及び図2の場合と同様である。また、架台2と搬
送台車1間には転動支持用ボール2bが介挿されてい
る。
【0015】図5乃至図9は請求項3の発明の実施例に
係る巻取紙搬送車を示し、当該巻取紙搬送車は、印刷工
場内の輪転機給紙部と紙庫との間を所定の搬送経路に沿
って自動走行するものであり、紙庫内の巻取紙を積載し
て輪転機給紙部へ搬送し、輪転機の巻取紙支持装置から
残芯を回収すると共に、積載している巻取紙を巻取紙支
持装置へ装着するように構成されている。
【0016】即ち、巻取紙搬送車は、所定の搬送経路に
沿って自動走行するバッテリー駆動型の搬送台車1と、
搬送台車1に設けた架台2と、架台2を昇降可能に支持
する架台用リンク機構3と、架台2を昇降動させる架台
昇降用駆動装置4と、搬送台車1に設けた残芯受け5
と、残芯受け5を昇降可能に支持する残芯受け用リンク
機構6と、残芯受け5を昇降動させる残芯受け昇降用駆
動装置7等から構成されている。
【0017】具体的には、前記搬送台車1は、図5乃至
図7に示す如く、型材及び板材等から成る台枠8と、台
枠8の下面中央位置に取り付けられた電動機10(減速
機付電動機)付の一対の駆動輪11と、台枠8の下面四
隅に取り付けられたキャスター構造の四つの補助輪12
と、台枠8に積載された駆動用バッテリー13と、台枠
8に積載された制御盤14と、同じく台枠8に積載され
たピックアップコイル、サーボアンプ、リアクトル(何
れも図示省略)等を備えて居り、本実施例に於いては、
搬送台車1の走行は所謂磁気誘導方式や電磁誘導方式に
よって行われている。即ち、搬送台車1は、印刷工場内
の床面に埋設された誘導線、受信用ループコイル及び送
信用ループコイルから成る誘導ラインに沿って、地上に
設置された制御装置(図示省略)からの制御を受けつつ
自動走行をするように構成されている。尚、搬送台車1
には、図示していないが、走行注意音発信装置や衝突防
止装置、入線・脱線表示装置等の公知の付属装置が配設
されている。
【0018】而して、前記搬送台車1は、一対の駆動輪
11を同時に正回転若しくは逆回転させることによって
前進及び後退し、又、一方の駆動輪11を正回転、他方
の駆動輪11を逆回転することによってスピンターンを
行うことができる。更に、両車輪の回転速度に差を設け
ることにより曲線上を走行することができる。
【0019】前記架台2は、搬送台車1に設けられ、巻
取紙15を積載するものである。具体的には、架台2
は、図5乃至図7に示す如く、台枠8の上面に配置さ
れ、中央部に溝状の凹部を形成した平面形状矩形の架台
本体2aと、架台本体2aの凹部に走行可能に配置さ
れ、巻取紙15を積載する矩形のテーブル2bとから構
成されている。又、架台2にはテーブル2bを凹部に沿
って移動走行させるテーブル駆動装置16が配設されて
居り、巻取紙15の長さに応じてテーブル2bの位置を
変えられるように為されている。当該テーブル駆動装置
16は、凹部内にテーブル2bの移動方向に沿って配設
された回転自在なネジ軸16aと、テーブル2bの下面
側に固定され、ネジ軸16aに螺合する雌ネジ体16b
と、架台本体2aの下面に設けたテーブル用電動機16
cと、ネジ軸16aとテーブル用電動機16cとを連動
連結するベルト伝動機構等16dから構成されて居り、
テーブル用電動機16cによってネジ軸16aを正逆回
転させると、これに伴って雌ネジ体16bがネジ軸16
aに沿って往復動すると共に、雌ネジ体16bに連結さ
れたテーブル2bが凹部に沿って往復移動するようにな
っている。
【0020】前記架台用リンク機構3は、上下方向へ伸
縮自在に構成されて居り、搬送台車1と架台2との間に
介設され、架台2を昇降可能に支持するものである。具
体的には、架台用リンク機構3は、図5及び図8に示す
如く、パンタグラフ構造を呈し、台枠8と架台2との間
に一対介設されて居り、一端が台枠8に枢着されると共
に他端が架台本体2aに設けた長穴に摺動自在に支持さ
れた内側リンク部材3aと、内側リンク部材3aの中間
部に枢着され、一端部が台枠8に設けた長穴に摺動自在
に支持されると共に他端部が架台本体2aに枢着された
一対の外側リンク部材3bとから成る。
【0021】前記架台昇降用駆動装置4は、架台用リン
ク機構3を伸縮動作させて架台2を昇降動させるもので
ある。具体的には、架台昇降用駆動装置4は、図5及び
図8に示す如く、台枠8の両側位置に各架台用リンク機
構3に沿って配設された回転自在なネジ軸4a′及びネ
ジ軸4a′に螺合して外側リンク部材3bの一端部(長
穴に沿って移動する方)に枢着された雌ネジ体4a″と
を備えたネジ機構4aと、台枠8の中央部一端側に配置
された架台用電動機4bと、架台用電動機4bの出力軸
に連動連結された減速機4cと、減速機4cの出力軸と
各ネジ軸4a′とを連動連結して各ネジ軸4a′を同一
方向へ回転させるチェーン伝動機構4dとから構成され
ている。尚、本実施例に於いては、各ネジ軸4a′は逆
ネジとなっている。而して、架台用電動機4b及びチェ
ーン伝動機構4d等によって各ネジ軸4a′を正逆回転
させると、これに伴って雌ネジ体4a″がネジ軸4a′
に沿って往復動すると共に、雌ネジ体4a″に連結され
た架台用リンク機構3が上下方向へ伸縮し、架台用リン
ク機構3に支持された架台2が昇降動する。
【0022】前記残芯受け5は、搬送台車1の一側に設
けられて居り、輪転機の巻取紙支持装置に残っている残
芯を回収するものである。本実施例では、残芯受け5
は、板材により略樋状に形成されている。
【0023】前記残芯受け用リンク機構6は、上下方向
へ伸縮自在に構成されて居り、搬送台車1と残芯受け5
との間に介設され、残芯受け5を昇降可能に支持するも
のである。具体的には、残芯受け用リンク機構6は、図
5及び図9に示す如く、パンタグラフ構造を呈し、台枠
8と残芯受け5との間に介設されて居り、一端が台枠8
に枢着されると共に他端が残芯受け5に設けた長穴に摺
動自在に支持された内側リンク部材6aと、内側リンク
部材6aの中間部に枢着され、一端部が台枠8に設けた
長穴に摺動自在に支持されると共に他端部が架台本体2
aに枢着された一対の外側リンク部材6bとから成る。
【0024】前記残芯受け昇降用駆動装置7は、残芯受
け用リンク機構6を伸縮動作させて残芯受け5を昇降動
させるものである。具体的には、残芯受け昇降用駆動装
置7は、図5及び図9に示す如く、台枠8に残芯受け用
リンク機構6に沿って配設された回転自在なネジ軸7
a′及びネジ軸7a′に螺合して外側リンク部材6bの
一端部(長穴に沿って移動する方)に枢着された雌ネジ
体7a″を備えたネジ機構7aと、台枠8の隅部に配置
された残芯受け用電動機7bと、ネジ軸7a′と残芯受
け用電動機7bの出力軸とを連動連結するベルト伝動機
構7c等から構成されている。而して、残芯受け用電動
機7b及びベルト伝動機構c等によってネジ軸7a′を
正逆回転させると、これに伴って雌ネジ体7a″がネジ
軸7a′に沿って往復動すると共に、雌ネジ体7a″に
連結された残芯受け用リンク機構6が上下方向へ伸縮
し、残芯受け用リンク機構6に支持された残芯受け5が
昇降動するようになっている。
【0025】次に、前記巻取紙搬送車を用いて巻取紙1
5を輪転機の給紙部へ供給する場合について説明する。
図10を参照して、巻取紙15を塔載した搬送台車1
は、残芯受け5を前方に位置せしめた状態で磁気誘導ラ
イン又は電磁誘導ライン18に沿って矢印イ方向へ自動
走行する。そして、コーナ部17aを経て巻取紙支持装
置19側へ進行して行く。尚、コーナ部17aに於いて
搬送台車1の円滑な進行に必要とするだけのスペースが
取れない場合には、図11に示すように、コーナ部17
aに於いて搬送台車1を一旦停止させ、その後、両駆動
輪11,11を夫々逆方向へ回転させることにより、そ
の進行方向を90°転換するようにしても良い。
【0026】巻取紙支持装置19側へ進行した巻取紙搬
送車は、残芯受け5が三叉アーム19aの支持軸19b
に残っている残芯の直下に達した位置で停止し、その後
残芯受け5は、残芯受け用リンク機構6及び残芯受け昇
降用駆動装置7により残芯の近傍位置まで上昇される。
この状態で残芯を支持する支持軸19bがシリンダ19
cにより後退して残芯から引き抜かれ、これによって、
残芯は残芯受け5上に落下する。
【0027】残芯が残芯受け5に受け取られると、巻取
紙搬送車は、残芯受け5を下降させ、更に巻取紙支持装
置19側へ移動する。そして、テーブル2b上の巻取紙
15の軸芯が支持軸19bの軸芯の直下に達した位置で
停止する。その後架台2が架台用リンク機構3及び架台
昇降用駆動装置4により上昇され、巻取紙15の軸芯と
支持軸19bの軸芯とが合致した時点で架台2の上昇が
停止される。この状態で支持軸19bがシリンダ19c
により前進され、巻取紙15の芯内に挿入される。これ
により、巻取紙15は巻取紙支持装置19へ回転自在に
装着される。
【0028】巻取紙15の装着が完了すると、巻取紙搬
送車は、架台2を下降させると共に、最初の位置まで後
退し、残芯を積載した状態で輪転機の給紙部から出で行
く。尚、上記実施例に於いては、搬送台車1を電磁誘導
方式によって自動走行させるようにしたが、他の実施例
に於いては、搬送台車1を光電誘導方式によって自動走
行させるようにしても良い。また、上記実施例に於いて
は、架台2を、架台本体2aと移動可能なテーブル2b
とから構成したが、常時一定の大きさの巻取紙を積載す
る場合には、架台本体2aとテーブル2bとを一体的に
形成するようにしても良い。更に、上記実施例に於いて
は、搬送台車1の一側に残芯受け5及び残芯受け昇降用
駆動装置7等を設けるようにしたが、他の実施例に於い
ては、搬送台車1の両側に残芯受け5及び残芯受け昇降
用駆動装置7等を夫々設けるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明に於いては、架台の外表
面に巻取紙を横向き姿勢で安定に保持できる係止機構を
設けると共に、搬送台車を一対の電動機付駆動輪の回転
制御によって円弧曲線上走行が可能な構成としている。
その結果、架台上に横向姿勢で積載した巻取紙を、直接
に輪転機の巻取紙支持装置の下方へ、その軸芯を支持軸
の軸芯と平行な状態で搬入することができ、経済的に且
つ高能率で輪転機の給紙部へ巻取紙を供給することがで
きる。
【0030】又、請求項3の発明に係る巻取紙搬送車
は、自動走行する搬送台車に、巻取紙を積載する架台及
び残芯を受け取る残芯受けを夫々昇降可能に設け、前記
架台を、伸縮自在な架台用リンク機構及びネジ機構と電
動機を備えた架台昇降用駆動装置により、又、前記残芯
受けを、伸縮自在な残芯受け用リンク機構及びネジ機構
と電動機を備えた残芯受け昇降用駆動機構により、夫々
昇降動させる構成としている。その結果、油圧装置を用
いる従前のオートリールローダーに比較して巻取紙搬送
車自体の構造が極めて簡単になり、組立の簡略化や製造
コストの大幅な引下げが可能になると共に、巻取紙を輪
転機の巻取紙支持装置へ装着するのに、従前のようにオ
ートリールローダーとトロッコの両方を必要とせず、印
刷設備の製造コストの引下げが可能となる。
【0031】更に、本発明の請求項4の発明に於いて
は、巻取紙搬送車を誘導ラインに沿って巻取紙支持装置
の下方へ、巻取紙の軸芯を巻取紙支持装置の軸芯と平行
にした状態で直接搬入するようにしているため、巻取紙
の搬入速度が速くなり、極めて能率的な巻取紙の供給が
行なえる。加えて、請求項5の発明では巻取紙残芯の搬
出を巻取紙の供給と同時に行うことができ、輪転機への
給紙がより効率的に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例に係る巻取紙搬送車の
斜面図である。
【図2】図1の巻取紙搬送車の平面図である。
【図3】請求項2の発明の実施例に係る巻取紙搬送車の
斜面図である。
【図4】図3の巻取紙搬送車の部分縦断側面図である。
【図5】請求項4の発明の実施例に係る巻取紙搬送車の
平面図である。
【図6】巻取紙搬送車の正面図である。
【図7】図1のA−A線断面図である。
【図8】巻取紙搬送車の架台用リンク機構部分の縦断面
図である。
【図9】巻取紙搬送車の残芯受け用リンク機構部分の縦
断面図である。
【図10】本発明の巻取紙搬送車を用いて巻取紙を輪転
機の巻取紙支持装置の下方へ搬入する方法の説明図であ
る。
【図11】本発明の巻取紙搬送車を用いて巻取紙を輪転
機の巻取紙支持装置の下方へ搬入する他の方法の説明図
である。
【図12】巻取紙を輪転機の巻取紙支持装置へ供給する
場合の概略正面図である。
【図13】巻取紙を輪転機の巻取紙支持装置へ供給する
場合の概略平面図である。
【図14】オートリールローダーを用いて巻取紙を輪転
機の巻取紙支持装置へ供給する場合の概略正面図であ
る。
【図15】従前の巻取紙搬送車により巻取紙支持装置へ
直接に給紙する場合の給紙方法の説明図である。
【符号の説明】
1は搬送台車、2は架台、2aは係止機構、3は架台用
リンク機構、4は架台昇降用駆動装置、4aは架台用の
ネジ機構、4bは架台用の電動機、5は残芯受け、6は
残芯受け用リンク機構、7は残芯受け昇降用駆動装置、
7aは残芯受け用のネジ機構、7bは残芯受け用の電動
機、8は台枠、11は電動機付駆動輪、12は補助輪、
15は巻取紙。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠(8)と、台枠(8)の中央に配設
    した互に独立して正転並びに逆転が可能な一対の電動機
    付駆動輪(11)と、台枠(8)の下面四隅に取り付け
    た補助輪(12)とを備え、巻取紙(15)の搬送経路
    に沿って自動走行するバッテリー駆動型の搬送台車
    (1)と,搬送台車(1)に設けられ、その上面に進行
    方向に対して垂直な方向に横向き姿勢で積載した巻取紙
    (15)の係止機構(2a)を備えた架台(2)とから
    構成したことを特徴とする巻取紙搬送車。
  2. 【請求項2】 搬送台車(1)に対して架台(2)を回
    動自在に配設して成る請求項1に記載の巻取紙搬送車。
  3. 【請求項3】 台枠(8)と、台枠(8)の中央に配設
    した互に独立して正転並びに逆転が可能な一対の電動機
    付駆動輪(11)と、台枠(8)の下面四隅に取り付け
    た補助輪(12)とを備え、巻取紙(15)の搬送経路
    に沿って自動走行するバッテリー駆動型の搬送台車
    (1)と,搬送台車(1)に設けられ、巻取紙(15)
    を積載する架台(2)と,搬送台車(1)と架台(2)
    との間に介設され、架台(2)を昇降可能に支持する伸
    縮自在な架台用リンク機構(3)と,架台用リンク機構
    (3)を伸縮させるネジ機構(4a)とこれを作動させ
    る電動機(4b)から成る架台昇降用駆動装置(4)
    と,搬送台車(1)に設けられた残芯受け(5)と,搬
    送台車(1)と残芯受け(5)との間に介設され、残芯
    受け(5)を昇降可能に支持する伸縮自在な残芯受け用
    リンク機構(6)と,残芯受け用リンク機構(6)を伸
    縮動作させるネジ機構(7a)とこれを作動させる電動
    機(7b)から成る残芯受け昇降用駆動装置(7)とか
    ら構成したことを特徴とする巻取紙搬送車。
  4. 【請求項4】 搬送台車(1)の架台(2)上に、巻取
    紙(15)を横向き姿勢でその軸芯が搬送台車(1)の
    進行方向と直角になるように積載し、互に独立して正転
    並びに逆転が可能な複数の駆動輪(11)の回転制御に
    より、前記巻取紙(15)をその軸芯が巻取紙支持装置
    (19)の軸芯と平行となる姿勢で前記巻取紙支持装置
    (19)の下方まで搬入することを特徴とする巻取紙の
    給紙方法。
  5. 【請求項5】 搬送台車(1)の架台(2)上に、巻取
    紙(15)を横向き姿勢でその軸芯が搬送台車(1)の
    進行方向と直角になるように積載し、互に独立して正転
    並びに逆転が可能な複数の駆動輪(11)の回転制御に
    より、巻取紙(15)をその軸芯が巻取紙支持装置(1
    9)の軸芯と平行となる姿勢で前記巻取紙支持装置(1
    9)の下方まで搬入すると共に、残芯受け用リンク機構
    (6)及び残芯受け昇降用駆動装置(7)により残芯受
    け(5)を上昇させ、巻取紙支持装置(19)の支持軸
    (19b)に残っている残芯を受取り、その後、架台用
    リンク機構(3)及び架台昇降用駆動装置(4)により
    架台(2)を上昇させ、巻取紙(15)の軸芯を巻取紙
    支持装置(19)の支持軸軸芯に合致せしめて巻取紙
    (15)を前記支持軸(19b)へ回動自在に保持させ
    ることを特徴とする巻取紙の給紙方法。
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