JP2865417B2 - 巻取紙用紙庫及び巻取紙の貯蔵方法 - Google Patents

巻取紙用紙庫及び巻取紙の貯蔵方法

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JP2865417B2
JP2865417B2 JP32664590A JP32664590A JP2865417B2 JP 2865417 B2 JP2865417 B2 JP 2865417B2 JP 32664590 A JP32664590 A JP 32664590A JP 32664590 A JP32664590 A JP 32664590A JP 2865417 B2 JP2865417 B2 JP 2865417B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新聞社や印刷工場等に於ける巻取紙の貯蔵
方法とこれに使用する巻取紙用紙庫の改良に関するもの
である。
(従来の技術) 出願人は先きに、第10図の如き傾斜状の床面4上に複
数枚の床盤1を階段状に配設して成る巻取紙用紙庫を開
発し、特開昭64−22706号として公開している。
即ち、前記床盤1は矩形状の鋼板材5、補強用チャン
ネル材6、ストッパー3、緩衝部材2、支持部材7及び
支軸8等より構成されており、巻取紙9の荷重によって
鋼板材5が傾斜し、一定の傾斜角度を有する傾斜床が紙
庫内に形成される。
尚、第10図に於いて10は緩衝材受け、11は搬入用コン
ベヤ、12は蹴出装置、13は搬出用コンベヤ、14はストッ
パー装置である。
前記傾斜床式の巻取紙用紙庫に於いては、巻取紙9が
蹴出装置12によってコンベヤ11上から床盤1上へ乗せら
れると、床盤1の前端部が順次下降して所定の角度だけ
傾斜する。その結果、床盤1上へ載せられた巻取紙9は
ゆるやかに下方へ向って転がることになり、貯蔵中の巻
取紙9が少なくて転がり距離が長い場合でも、下方の巻
取紙9に大きな衝撃が加わることは殆んど無く、極めて
好都合である。
しかし乍ら、従前の傾斜床式の巻取紙用紙庫にあって
は、床盤1上を巻取紙9が転がる際に、各床盤1の縦目
によって巻取紙9の外表層部が損傷を受けることが多く
あり、実用上様々な支障を生じている。
また、下方に位置する巻取紙9に加わる衝撃力が減少
するとは云うものの、転がり方式である限り衝撃力を零
にすることは不可能である。その結果、どうしても巻取
紙の外層部に衝撃による歪みが発生することになり、こ
れが原因となって、巻取紙の自動紙継用処理や自動ワン
プ剥離処理に於いて処理ミスが多発することになる。
更に、紙庫の床面4そのものを傾斜状に形成すると共
に、その上面に多数の床盤1やストッパー装置14を設け
ねばならず、それ等の据付やレベル調整に多数の手数を
要すると云う難点があるうえ、巻取紙9の貯蔵量が多い
と、ストッパー装置14の駆動に要する動力が著しく増大
することになる。加えて、傾斜床であるため紙庫の巻取
紙搬入側の天井が必然的に低くなり、様々な不都合を生
ずるうえ、巻取紙を横向き姿勢で保管するため、単位面
積当りの保管数が少ないという問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は従前の傾斜床式の巻取紙用紙庫に於ける上述
の如き問題、即ち床盤1の継ぎ目や巻取紙同士の衝突
によって巻取紙外層部に損傷を生じ易く、その後の自動
紙継用処理や自動ワンプ剥離処理に於いて処理ミスが多
発すること、紙庫床面の構造が複雑になり、建設費や
保守管理費の削減が困難になること、紙庫の巻取紙搬
入側の天井高さが低くなること、及び単位面積当りの
保守管数が少ないこと等の問題を解決せんとするもので
あり、平坦な床面を有する紙庫でもって多数の巻取紙を
高能率で搬入並びに搬出することが出来ると共に、貯蔵
中に巻取紙に損傷を生ずる様なことが全く、しかも比較
的安価に紙庫の建設を行なえるようにした巻取紙用紙庫
と、これを利用した巻取紙の貯蔵方法を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本件請求項(1)に記載の発明は、紙庫A内に配設し
た電磁誘導方式のリフト無し巻取紙搬送車Μと;横向き
姿勢の巻取紙Aoを竪向きにすると共に搬送車Μに巻取紙
Aoを竪向姿勢で積載するための支軸16と、支軸16に間隔
を置いて固定した複数個のL形支持材15・15と、支軸16
の回転駆動装置17とより成る巻取紙の姿勢変換機Hと;
前記紙庫Aの平坦な床面に所望の間隔を置いて並列状に
配設され、前記巻取紙搬送車Μを自動走行させる電磁誘
導ラインJと;前記紙庫A内の前記並行する電磁誘導ラ
インJの間にラインJの長手方向に一定の間隔を置いて
一列状に配設され、脚体30と、脚体30の上端面の両端部
竪向きに固着した油圧シリンダー31・31と、油圧シリン
ダー31・31のピストンロッドの先端に固着した竪向き姿
勢の巻取紙Aoの下面側を支持する所定長さの支持体32・
32とから成る可動型巻取紙保持装置Pと;から構成さ
れ、電磁誘導ラインJの両側の可動型巻取紙保持装置P
の支持体32・32の上に竪向き姿勢で巻取紙Aoを上・下動
自在に支持するようにしたことを発明の基本構成とする
ものである。
また、請求項(2)に記載の発明は、横向き姿勢で搬
入されてきた巻取紙Aoを姿勢変換機Hにより竪向き姿勢
に変換すると共に当該巻取紙Aoを電磁誘導方式のリフト
無し巻取紙搬送車Μに積載し、その後当該リフト無し巻
取紙搬送車Μを電磁誘導ラインJに沿って紙庫A内の所
定位置へ誘導し、電磁誘導ラインJの両側に設けた可動
型巻取紙保持装置Pの対向する上・下動自在な各支持体
32・32を伸長することにより当該支持体32・32上に巻取
紙Aoを保持せしめ、その後リフト無し巻取紙搬送車Μを
可動型巻取紙保持装置Pの下方を通してその外部へ進行
させると共に、巻取紙Aoの搬出に際しては、巻取紙Aoを
保持した可動型巻取紙保持装置Pの下方へリフト無し巻
取紙搬送車Μを位置せしめ、両側の可動型巻取紙保持装
置Pの各支持体32・32を下降して巻取紙Aoをリフト無し
巻取紙搬送車Μの受台21上に積載したあと、搬送車Μを
電磁誘導ラインJに沿って輪転印刷工場Bへ走行させる
ことを発明の基本構成とするものである。
(作用) トラックヤードCから横向き姿勢で搬入されてきた巻
取紙Aoは、姿勢変換機Hで竪向き姿勢に変換されると共
に、リフト無し巻取紙搬送車Μに積載される。
前記リフト無し巻取紙搬送車Μは電磁誘導ラインJに
沿って自動走行し所定の位置での停止、発進、等を行な
う。
リフト無し搬送車Μを利用して巻取紙の保管及び搬出
を行なう場合には巻取紙Aoを竪向きに積載した搬送車Μ
を可動型巻取紙保持装置Pの間を通して進行させ、所定
の位置で停止する。次に、可動型巻取紙保持装置Pの支
持体32を上昇させ、巻取紙Aoを支持体32上に保持する。
巻取紙Aoが保持された空の搬送車Μは、巻取紙Aoを保持
した状態の可動型巻取紙保持装置Pの間を通って前方へ
進行される。
一方、紙庫から巻取紙Aoを搬出する場合には、巻取紙
Aoを保持している可動型巻取紙保持装置Pの下方へリフ
ト無し搬送車Μを位置せしめ、可動型巻取紙保持装置P
の支持体32を下降させる。これにより、巻取紙Aoはリフ
ト無し搬送車Μの受台21上に積載される。可動型巻取紙
保持装置Pの支持体32を限度まで下降させることによ
り、リフト無し搬送車Μは可動型巻取紙保持装置Pの間
を通って進行することが出来、巻取紙Aoの搬出が行なわ
れる。
尚、前記可動型巻取紙保持装置Pから竪向き姿勢で搬
出された巻取紙Aoは、姿勢変換機Hで横向き姿勢に変換
されたあと、(又は、竪向き姿勢のままで)、印刷工場
へ搬出されて行く。
(実施例) 以下、第1図乃至第9図に基づいて本発明の実施例を
説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る巻取紙用紙庫Aの
平面概要図であり、第2図は第1図のA−A視拡大部分
断面図である。
また、第3図は巻取紙の姿勢変換装置Hの断面概要図
であり、第4図はその作動状況を示す斜面図である。更
に、第5図は本発明で使用する電磁誘導式のリフト付巻
取紙搬送車の正面図である。
第1図を参照して、巻取紙用紙庫Aは輪転印刷工場B
の隣接地域に設けられており、その巻取紙搬入側には巻
取紙搬入用のトラックヤードCや巻取紙受入用のプラッ
トホームD、巻取紙移送用のトレーエレベータ装置E、
スラットコンベヤ装置F、巻取紙のワンプマーク読取装
置G、電磁誘導式の巻取紙搬送車(以下AGVと略称す
る)へ巻取紙を竪向きに積載する巻取紙の姿勢変換機
H、リフト付巻取紙搬送車(リフト付AGVと略称する)
I、リフト付AGV(I)の電磁誘導ラインJ等が配設さ
れている。
また、巻取紙用紙庫Aの巻取紙搬出側には、残芯キッ
カ装置K、AGV充電装置L、リフト付AGV(I)及びその
誘導ラインJ等が配設されている。
更に、巻取紙用紙庫Aと輪転印刷工場Bとの間には、
巻取紙のワンプ処理装置N及び自動紙継用処理装置Oが
夫々設けられている。
一方、巻取紙用紙庫Aの内部には固定型巻取紙保持装
置Q、残連保持装置R、残芯受取装置S、各AGVの電磁
誘導ラインJ、AGV制御装置T等が夫々設けられてい
る。
又、紙庫Aの床面は平坦面に形成されており、その床
面上に後述する巻取紙保持装置Q等が、更に床面内には
AGVの電磁誘導ラインJ等が埋設されている。
前記トレーエレベータ装置Eは公知の巻取紙用昇降装
置であり、プラットホームDと紙庫Aの設置レベルが異
なる場合にのみ使用され、巻取紙を紙庫Aのレベルにま
で運搬すると共に、後述するスラットコンベヤ装置F上
へ巻取紙を移載する。
前記スラットコンベヤ装置F及びワンプマーク読取装
置Gは夫々公知の装置であり、前者はトレーエレベータ
装置Eからの巻取紙を巻取紙の姿勢変換機Hまで運搬
し、また、後者はその途中に於いて巻取紙の所謂ワンプ
マークを読み取って、巻取紙Aoの種類の判別や数量のチ
ェック等を行なうと共に、必要なデータの記録並びに移
信をする。
前記巻取紙の姿勢変換機Hは、スラットコンベヤ装置
Fにより横向き姿勢で搬送されてきた巻取紙Aoを竪向き
姿勢に変換してリフト付AGV(I)へ移載するものであ
る。当該姿勢変換機Hは第3図及び第4図にに示す如
く、L形の支持材15と支持材の支軸16、駆動装置17、減
速装置18等から構成されており、スラットコンベヤF上
を移動してきた巻取紙Aoを支持材15上に受け止めたあ
と、駆動装置17を介して支軸16を回動させ、支持材15を
矢印方向へ回動させることにより、巻取紙Aoを竪向き姿
勢でリフト付AGV(I)の受台上へ下降させるものであ
る。尚、本実施例では駆動装置17にモータを使用してい
るが、シリンダー装置等によって支持材15を回動する構
成としてもよい。
前記リフト付AGV(I)は第5図に示す如く公知の電
磁誘導方式の搬送台車19に昇降自在なリフト20を設けた
ものであり、リフト20の受台21上に巻取紙Aoが積載され
る。
前記台車19は1000mm×800mm×300mmの外形寸法に形成
されており、また、リフト受台21の寸法は300mm×600mm
に、リフト昇降高さは50〜80mmに、積載重量は1.5tonに
夫々選定されている。
当該リフト付AGV(I)には、第6図に示す如く、台
車19の中央両側に駆動モータ付の駆動輪22,22が、また
台車19の前・後両側に補助輪23,23が、更に台車19の中
央に駆動モータ付のリフト駆動軸24が夫々設けられてい
る。また、前記台車19には駆動用バッテリ25、サーボア
ンプ26、リァクトル27、ピックアップコイル28、制御盤
29等が積載されており、床面に埋設された誘導線V、受
信用ループコイルW、及び送信用ループコイルコイルX
からなる電磁誘導ラインJに沿って、地上に設置された
AGV制御装置Tからの制御を受けつつ自動走行をすると
共に、巻取紙Aoの積込み(リフト20の上昇)及び積降し
(リフト20の下降)を自動的に行なう。
尚、前記リフト付AGV(I)は高速・中速及び低速前
進、低速後退及びスピーンターンを行なうことが出来、
また自動走行の他に手押しによる走行も出来ることは勿
論である。
また、当該リフト付AGV(I)のリフト20は手動操作
によって昇・降させることが出来、更に、当該リフト付
AGV(I)には走行注意音発信装置や衝突防止装置、入
線・脱線表示装置等の公知の付属装置が配設されてい
る。
前記固定型巻取紙保持装置Qは第7図に示す如く、電
磁誘導ラインJを中央にしてその両側に対向状に配設し
た一対の脚体33,33と、各脚体33,33の上端に水平に固定
した支持体34,34とから形成されている。
当該固定型巻取紙保持装置Qは巻取紙Aoの紙庫への搬
入並びに搬出をリフト付AGV(I)を用いて行なう場合
に使用され、一対の支持体34,34の中央下方にリフト付A
GV(I)を停止させ、リフト20を下降させることにより
リフト受台21上に積載した巻取紙Aoを支持体34,34に保
持せしめる。
また、リフト付AGV(I)に巻取紙Aoを積載する場合
には、支持体34,34の下方にリフト付AGV(I)を停止さ
せ、次にリフト20を上昇させる。これにより、保持され
ている巻取紙Aoはリフト受台21上に積載される。
前記残連保持装置Rは、印刷の途中で巻取紙を交換し
た場合に印刷機から取は外された巻取紙を保管するもの
であり、後述する可動型保持装置Pとほぼ同様の構造を
有している。
即ち、当該残連保持装置Rによって保持する巻取紙Ao
の外径は紙の使用量に応じて不同である。従って外径が
不同な巻取紙に対応するため、支持体の可動範囲が大き
く選定されており、外径の小さな巻取紙を保管する場合
には両支持体の間隙を小さくする。
前記残芯キッカ装置K及び残芯受取装置Sは公知の装
置と同一であり、リフト付きAGV(I)又は残芯受台を
設けたAGVによって運搬されて来た巻取紙の残芯は、当
該残芯キッカ装置KによってAGVから残芯受取装置
(S)上へ降される。
前記巻取紙ワンプ処理装置N及び自動紙継処理装置O
は、紙庫Aの出口側若しくは紙庫Aと輪転印刷工場Bと
の間に設けられており、前者によって巻取紙Aoの外装紙
(ワンプ)や巻取紙両側面の保護用鏡板が取り除かれ、
更に後者によって巻取紙の始端部の整形や紙継用接着層
が形成される。
また、前記充電装置L、AGV制御装置T、及び電磁誘
導ラインJ等は全て公知のものであり、バッテリ駆動型
のリフト付AGV(I)の走行制御やリフト20の作動制御
等は、AGV制御装置T及び電磁誘導ラインJ及びAGVに搭
載されている制御盤29等により行なわれる。
次に、紙庫Aへの巻取紙の搬入、貯蔵並びに搬出につ
いて説明する。
前記紙庫Aへの巻取紙の搬入側には複数台のリフト付
AGV(I)が配設されており、巻取紙の姿勢変換機Hに
より竪向きに積載した巻取紙Aoを紙庫A内へ搬入し、予
め定めた一定の順序に従って、竪向き姿勢で巻取紙Aoを
固定型巻取紙保持装置Q上へ順次貯蔵して行く。
尚、巻取紙Aoを保持装置Qへ貯けた後のリフト付AGV
(I)は、そのリフト20を下降した状態で前方の各巻取
紙保持装置Qの下をくぐり、ラインJを通して巻取紙の
姿勢変換機H下へ戻される。
一方、紙庫Aの搬出側には複数基のリフト付AGV
(Μ)が配設されており、予かじめ定められた一定の順
序に従って各巻取紙保持装置Qの下方へ引き入れられ、
そのリフト20を上昇させることにより貯蔵中の巻取紙Ao
が竪向きでリフト付AGV(I)上に積載される。
巻取紙Aoを積載したAGV(I)は、第8図の如き状態
で巻取紙保持装置Qの間を通過して主誘導ラインJに入
り、巻取紙の姿勢変換機Hで竪向きの巻取紙Aoを横向き
姿勢に転換したあと、ワンプ処理装置N−自動紙継処理
装置O−印刷工場Bの順に巻取紙Aoを搬送し、最後に主
誘導ラインJに戻される。
尚、本実施例では紙庫A内で竪向き姿勢の巻取紙Aoを
横向き姿勢に変換したあと、印刷工場Bへ巻取紙を搬出
するようにしているが、竪向き姿勢のままで巻取紙を紙
庫Aから搬出し、紙庫Aの外部でこれを横向き姿勢に変
換してもよいことは勿論である。
また、前記第1実施例に於いては、リフト付AGV
(I)と固定型保持装置Qの組合せが使用されたが、本
件第2実施例に於いては、リフト無しAGV(Μ)と可動
型保持装置Pの組み合せが使用される。
即ち、前記リフト無しAGV(Μ)は、前記リフト付AGV
(I)からリフト20を取り除いたものであり、電磁誘導
方式による自動走行システムそのものは前記リフト付AG
V(I)と基本的に同一である。
また、前記可動型巻取紙保持装置Pは第9図に示す如
く、電磁誘導ラインJの両側に立設した一対の脚体30,3
0と両脚体30,30の上方より上向きに取付けた一対の油圧
シリンダ31,31と、両油圧シリンダ31のピストンロッド
先端に取付けた一対の支持体32,32とから構成されてお
り、両支持体32,32の間へ巻取紙Aoを積載したリフト無
しAGV(Μ)や、巻取紙Aoを搬出するためのリフト無しA
GV(Μ)が入る。
即ち、リフト無しAGV(Μ)によって搬入されて来た
巻取紙Aoを当該保持装置Pにより保持する場合には、先
ず保持装置Pの中央下方の所定位置へリフト無しAGV
(Μ)を停止させる。
次に、保持装置Pのシリンダ31を作動させ、支持体32
を上昇せしめて巻取紙Aoに接当させたあと、これを若干
持ち上げる。これにより、巻取紙Aoは両支持体32,32間
に竪向き状態で保持される。
また、保持装置Pに保持されている巻取紙Aoを搬出す
る際には、空のリフト無しAGV(Μ)を保持中の巻取紙A
oの下方に位置せしめ、次に油圧シリンダ31を作動して
支持体32を下降せしめ、巻取紙AoをAGV(Μ)の荷台上
へ降ろすと共に、支持体32を更に下降して、巻取紙Aoを
両支持体32からフリーにし、その後AGV(Μ)を空の支
持体32の間を通して前進させ、姿勢変換機Hで竪向きの
巻取紙Aoを横向きに変換したあと、輪転印刷工場B側へ
搬出する。
尚、前記可動型巻取紙保持装置Pの作動は、紙庫A内
に配設した保持装置制御装置(図示省略)からの信号に
より制御される。
(発明の効果) 本発明に於いては、紙庫A内に固定型巻取紙保持装置
Q(又は可動型巻取紙保持装置P)を配設し、リフト付
巻取紙搬送車I(又はリフト無し巻取紙搬送車Μ)及び
巻取紙姿勢変換機Hを用いて横向き姿勢で搬入されてき
た巻取紙Aoを竪向き姿勢に変換して保管すると共に、保
管中の巻取紙Aoを巻取紙搬送車を用いて自動的に印刷工
場Bへ搬出する構成としている。
その結果、従前の巻取紙Aを転がす方式の紙庫に比較
して巻取紙の搬入貯蔵及び搬出を極めて能率よく行なえ
ると共に、巻取紙の損傷の発生頻度が著しく減少し、自
動紙継用処理や自動ワンプ処理等に於ける処理ミスが大
幅に減少する。
また、従前の巻取紙Aoを横向き姿勢で保管する方式に
比較して単位面積当りの巻取紙保管数が増加し、紙庫A
の床面積の大幅な削減が可能となる。
更に、紙庫A内の床面は平坦面で良く、且つ紙庫A内
には電磁誘導ラインJと固定型巻取紙保持装置Q(又は
可動型巻取紙保持装置P)を並列状に設置するだけでよ
いため、紙庫の構造が極めて簡素化され、紙庫の建設費
や保守管理費の大幅な引下げが可能となる。
加えて、印刷工場内に於いて、巻取紙Aoを積載した巻
取紙搬送車I(又は巻取紙搬送車Μ)をトラバーサ上へ
直接乗せることにより、輪転機給紙部への巻取紙の装着
が極めて簡単化され、作業能率の大幅な向上が可能とな
る。
本発明は上述の通り、優れた実用的効用を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る巻取紙用紙庫の平面概要図であ
り、第2図は第1図のA−A視拡大断面図である。 第3図は巻取紙の姿勢変換機の断面概要図であり、第4
図はその作動状況を示す斜面図である。 第5図はリフト付自動巻取紙搬送車(リフト付AGV)の
正面図である。 第6図はリフト付AGVの機器の配置を示す説明図であ
る。 第7図は固定型巻取紙保持装置の側面図である。 第8図は固定型巻取紙保持装置からの巻取紙Aoの搬出姿
勢を示す説明図である。 第9図は可動型巻取紙保持装置の側面図である。 第10図は従前の傾斜床式巻取紙用紙庫の断面概要図であ
る。 A……巻取紙用紙庫 B……輪転印刷工場 C……トラックヤード D……プラットホーム E……トレーエレベータ装置 F……スラットコンベヤ装置 G……ワンプマーク読取装置 H……巻取紙の姿勢変換機 I……リフト付巻取紙搬送車 J……電磁誘導ライン K……残芯キッカ装置 L……充電装置 M……リフト無し巻取紙搬送車 N……巻取紙ワンプ処理装置 O……自動紙継処理装置 Q……固定型巻取紙保持装置 P……可動型巻取紙保持装置 R……残連保持装置 S……残芯受取装置 T……AGV制御装置 U……可動型巻取紙保持装置の制御装置 Ao……巻取紙 15……L形支持材 16……支軸 17……駆動装置 19……搬送台車 20……リフト 21……受台 22……駆動輪 23……補助輪 24……リフト駆動軸 25……駆動用バッテリー 26……サーボアンプ 27……リアクトル 28……ピックアップコイル 29……制御盤 30・33……脚体 31……シリンダー 32・34……支持体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙庫(A)内に配設した電磁誘導方式のリ
    フト無し巻取紙搬送車(Μ)と;横向き姿勢の巻取紙
    (Ao)を竪向きにすると共に、搬送車(Μ)に巻取紙
    (Ao)を竪向姿勢で積載するための支軸(16)と、支軸
    (16)に間隔を置いて固定した複数個のL形支持材(15
    ・15)と、支軸(16)の回転駆動装置(17)とより成る
    巻取紙の姿勢変換機(H)と;前記紙庫(A)の平坦な
    床面に所望の間隔を置いて並列状に配設され、前記巻取
    紙搬送車(Μ)を自動走行させる電磁誘導ライン(J)
    と;前記紙庫(A)内の前記並行する電磁誘導ライン
    (J)の間にライン(J)の長手方向に一定の間隔を置
    いて一列状に配設され、脚体(30)と、脚体(30)の上
    端面の両端部に竪向きに固着した油圧シリンダー(31)
    ・(31)と、油圧シリンダー(31)・(31)のピストン
    ロッドの先端に固着した竪向き姿勢の巻取紙Aoの下面側
    を支持する所定長さの支持体(32)・(32)とから成る
    可動型巻取紙保持装置(P)と;から構成され、電磁誘
    導ライン(J)の両側の可動型巻取紙保持装置(P)の
    支持体(32)・(32)の上に竪向き姿勢で巻取紙(Ao)
    を上・下動自在に支持するようにしたことを特徴とする
    巻取紙用紙庫。
  2. 【請求項2】横向き姿勢で搬入されてきた巻取紙(Ao)
    を姿勢変換機(H)により竪向き姿勢に変換すると共に
    当該巻取紙(Ao)を電磁誘導方式のリフト無し巻取紙搬
    送車(Μ)に積載し、その後当該リフト無し巻取紙搬送
    車(Μ)を電磁誘導ライン(J)に沿って紙庫(A)内
    の所定位置へ誘導し、電磁誘導ライン(J)の両側に設
    けた可動型巻取紙保持装置(P)の対向する上・下動自
    在な各支持体(32)・(32)を伸長することにより当該
    支持体(32)・(32)上に巻取紙(Ao)を保持せしめ、
    その後リフト無し巻取紙搬送車(Μ)を可動型巻取紙保
    持装置(P)の下方を通してその外方へ進行させると共
    に、巻取紙(Ao)の搬出に際しては、巻取紙(Ao)を保
    持した可動型巻取紙保持装置(P)の下方へリフト無し
    巻取紙搬送車(Μ)を位置せしめ、両側の可動型巻取紙
    保持装置(P)の各支持体(32)・(32)を下降して巻
    取紙(Ao)をリフト無し巻取紙搬送車(Μ)の受台(2
    1)上に積載したあと、搬送車(Μ)を電磁誘導ライン
    (J)に沿って輪転印刷工場(B)へ走行させることを
    特徴とする巻取紙の貯蔵方法。
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