JP3360674B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JP3360674B2
JP3360674B2 JP2000126066A JP2000126066A JP3360674B2 JP 3360674 B2 JP3360674 B2 JP 3360674B2 JP 2000126066 A JP2000126066 A JP 2000126066A JP 2000126066 A JP2000126066 A JP 2000126066A JP 3360674 B2 JP3360674 B2 JP 3360674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気炊飯器に関
し、さらに詳しくは蓋体を取り外すことができるように
した電気炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の炊飯器において、例え
ば、実公平4−27452号公報に示されているよう
に、内部に内鍋を収納した炊飯器本体と、この炊飯器本
体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体と、この蓋体の後部
を炊飯器本体に取外し自在に連結したヒンジ機構とを備
え、ヒンジ機構は、炊飯器の肩部に設けた軸受体と、こ
の軸受体にヒンジピンを介して孤回動自在に枢着されて
前記蓋体を連結する連結アームにより構成されたものが
知られている。
【0003】このヒンジ機構においては、この連結アー
ムに蓋体を嵌め入れる場合、下面を形成する外周縁を嵌
め入れることで上面を形成する外周縁と併せて蓋体に嵌
め入れられる構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示されるように、連結アーム80は、蓋体の上面を形
成する上カバー81と、この上カバー81の下部を被蓋
する下カバー70により構成されて、この連結アーム8
0の上面を形成する外周縁82と下面を形成する外周縁
71の外郭形状が相似形に形成されているため、下面の
外周縁71の嵌め入れのための位置合わせを上面の外周
縁82それぞれの双方を位置合わせしなければならず、
また下面の外周縁71が上面の外周縁82の外方より視
認し難いことと相俟って、そのため蓋体に嵌め入れる際
に手間を要し、また嵌め入れと思っても実際は嵌め入れ
られていないという場合があった。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、蓋体と、この蓋体に取外し自在に連結されるとヒ
ンジ機構の連結アームとの嵌め入れのための位置合わせ
が簡単な構成で確実かつ容易に行ない得るものの提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の本発明の電気炊飯器では、内部に内鍋
を収納した炊飯器本体と、この炊飯器本体の開口を開閉
自在に覆蓋する蓋体と、この蓋体の後端部を炊飯器本体
に取外し自在に連結したヒンジ機構とを備えた電気炊飯
器において、前記ヒンジ機構は、炊飯器本体の肩部に設
けた軸受体と、この軸受体にヒンジピンを介して回動
自在に枢着されて前記蓋体を連結する連結アームにより
構成され、この連結アームにより連結される蓋体後端部
の連結部は、連結アームとの嵌め入れ凹部を形成してこ
の嵌め入れ凹部の両側部にスライド溝を形成し、この連
結アームは、上面を形成する嵌め込み側の外周縁に対し
て下面を形成する外周縁が外方に位置されるように形成
して、この外方に位置された下面の外周縁をガイドとし
て前記スライド溝に嵌め入れられるようにしている。
【0007】このような構成では、蓋体を連結するヒン
ジ機構の連結アームは、上面を形成する嵌め込み側の外
周縁に対して下面を形成する外周縁が外方に位置される
ように形成したので、連結アームを、蓋体後部に形成さ
れた嵌め入れ凹部の両側部に形成されたスライド溝に嵌
め入れる際に、下面の外周縁が上面の外周縁の上方より
容易に視認することができこの視認により確認した状態
で、この外方に位置された下面の外周縁を一旦ガイドと
して、スライド溝の嵌め入れ開口位置より嵌め入れて位
置合わせすることができ、この位置合わせ状態でのその
後の嵌め入れで、上面の外周縁も自動的に嵌め入れるこ
とができるようになり、下面の外周縁と上面の外周縁の
上下それぞれの嵌め入れを同時に行なう必要がなくなっ
て、蓋体と、この蓋体に取外し自在に連結されるとヒン
ジ機構の連結アームとの嵌め入れのための位置合わせが
簡単な構成で確実かつ容易に行ない得ることができる。
【0008】また、前記下面を形成する嵌め込み側の外
周縁は、この外周縁の前側端部と左右両側端部が交差す
る両角部を、上面を形成する嵌め込み側の外周縁に対し
て外方に位置させている。
【0009】このような構成では、下面を形成する嵌め
込み側の外周縁における両角部を、上面を形成するの嵌
め込み側の外周縁に対して外方に位置させて、この両角
部を嵌め入れ位置決めすることで、この両角部に交差さ
れる外周縁の両側端部と前側端部の両者それぞれが同時
に位置決めされることになり、蓋体と、ヒンジ機構の連
結アームとの嵌め入れのための位置合わせがより一層確
実かつ容易に行ない得ることができる。
【0010】特に、前記下面を形成する嵌め込み側の外
周縁における両角部の曲率半径を、前記上面を形成する
嵌め込み側の外周縁における曲率半径よりも小さく形成
するだけの簡単な構成で、この下面の外周縁の両角部を
上面の外周縁の両角部より外方に位置させることができ
る。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、可能
な限りにおいて、それ単独で、あるいは種々な組み合わ
せで複合して用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるいくつかの
好適な実施の形態についてその実施例と共に図1〜図1
1を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0020】ただし、本発明は、以下の実施形態に限定
されず、特に限定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0021】(実施の形態1)本実施の形態1は、図1
に示すように、内部に炊飯用の内鍋3を収納し得るよう
に構成され且つ空間部4を有する二重構造の炊飯器本体
1と、この炊飯器本体の上部開口部を開閉自在に覆蓋す
る蓋体2とを備えている。
【0022】前記炊飯器本体は、外側壁となる胴部5a
と底壁となる底部5bとを有する合成樹脂の一体成形品
からなる外ケース5と、内周壁となる合成樹脂製の有底
状の保護枠6と、この保護枠6の上端と前記外ケース5
の上端とを結合する合成樹脂製の肩部7とによって構成
されており、前記外ケース5、保護枠6および肩部7に
囲まれて前記空間部4が形成されている。なお、前記保
護枠6内には、前記内鍋3が取り出し可能に収納されて
いる。
【0023】前記保護枠6の底面中央部には、前記内鍋
3の底部に対して接触するようにしてその温度を検出す
る温度検出手段として作用するセンタセンサー8を設け
て、この温度センサー8を臨ませるためのセンサー穴9
が形成されている。
【0024】前記センサー穴9を包囲するように炊飯時
および保温時における加熱手段として作用する環状の電
磁誘導コイル(以下、炊飯用ワークコイルという)10が
前記保護枠6の底面およびこの底面から側周面に至る間
の湾曲部に対応して配設されている。この炊飯用ワーク
コイル10は、交番磁界を発生するものであり、この交
番磁界の電磁誘導により前記内鍋3に誘導電流である渦
電流を発生させ、この渦電流の抵抗熱を利用して加熱す
るものとされている。なお、内鍋3は、炊飯用ワークコ
イル10により渦電流を発生させることのできる材質
(例えば、磁性体材料)により構成される。
【0025】前記炊飯用ワークコイル10は、前記保護
枠6の底面に対して固定されたコイルダイ11と前記保
護枠6の底面との間に挟持されている。 前記炊飯
器本体1の底部(即ち、外ケース5の底部5b)には、前
記炊飯用および保温用ワークコイル10の通電制御を行
うためのパワートランジスタおよび整流用ダイオードブ
リッジへ冷却風を圧送する冷却ファン(図示省略)が配設
されている。また、前記炊飯器本体1の底壁(具体的に
は、外ケース5の底部5bには、前記送風ファンに対向
して空気入口15が形成されている。
【0026】一方、前記蓋体2は、外面を構成する合成
樹脂製の上板16と、この上板16の下面に着脱自在に
取り付けられて、その下面を構成する内外2重の真空構
造を有したステンレス鋼よりなる下蓋17とによって構
成されている。
【0027】この蓋体2は、前記肩部7の一側に形成さ
れたヒンジ機構20を介して炊飯器本体1に対して弧回
動且つ着脱自在に連結されている。
【0028】そして、前記蓋体2の中央部には、前記上
板16からす垂設された筒部21が形成されており、こ
の筒部21内には、炊飯時に発生する水蒸気を外部へ排
出するための蒸気排出通路22を有するスチームキャッ
プ23が着脱自在に取り付けられている。このスチーム
キャップ23内には、調圧弁として作用するボール弁2
4が配設されている。
【0029】このスチームキャップ23の下端には、前
記蓋体2の閉止時に前記内鍋3の開口部3aを密閉する
ための熱良導体(例えば、アルミ合金)からなる内蓋25
が取り付けられている。
【0030】符号26はスチームキャップ23への蒸気
入口、27はスチームキャップ24からの蒸気出口、2
9は内蓋25との周縁と内鍋3の開口部3aとの間をシ
ールするシールパッキン、30は下蓋17の外周縁に設
けられて内蓋25外周縁との間をシールするシールパッ
キンである。
【0031】前記肩部7には、略半円形状の肩ヒータ3
1が設けられている。この肩ヒータ31に対しては、前
記蓋体2の閉止時に内蓋25の外周縁が圧接され、内蓋
25は肩ヒータ31からの熱伝導により加熱される。
【0032】このように構成すると、保温時において肩
ヒータ31から熱伝導され、内蓋25から放熱される熱
は、この内蓋25に伝達され、その後内鍋3内のご飯の
表面に放熱されることとなる。
【0033】また、炊飯時において発生する蒸気は、内
蓋25と下蓋17の間の空間部37を通り、スチームキ
ャップ23の蒸気入口26および蒸気出口27を経て外部
へ排出されることとなるため、蒸気排出経路が長くな
り、吹きこぼれを少なくすることができる。
【0034】前記炊飯器本体1内の側方部位(例えば、
ヒンジユニット20側)おける空間部4には、コードリ
ール41が縦方向に立設された状態で配置されている。
このようにすると、炊飯器本体1内の空間部4(特に、大
きな余剰空間ができるヒンジユニット20側の空間)の
有効利用を図ることができることとなり、炊飯器本体1
の上下寸法を大きくする必要がなくなる。
【0035】前記炊飯器本体1の反ヒンジ側(即ち、蓋
体2をロックするロック機構48が設けられている側)
における空間部4には、炊飯用および保温用ワークコイ
ル10および肩ヒータ31等への通電制御を司る制御ユ
ニットが組み込まれた制御基板49が配設される一方、
前記肩部7における反ヒンジ側(即ち、蓋体2をロック
するロック機構48が設けられている側)には、各種ス
イッチ(例えば、炊飯スイッチ、予約スイッチ、保温ス
イッチ等)および液晶表示部を備えた操作パネル部50
とその操作基盤50aが設けられている。
【0036】この操作パネル部50には、図示しない炊
飯スイッチ、予約スイッチ、通常保温と低温保温(以
下、つややか保温という)とを選択できる選択手段とし
て作用する保温選択スイッチ、取消スイッチ、保温制御
を行うか否かを設定する設定手段として作用する保温オ
フスイッチ、メニュースイッチ、時刻合わせ用の時スイ
ッチ、時刻合わせ用の分スイッチおよび液晶表示部等が
設けられている。
【0037】このような構成において、前記ヒンジ機構
20は、炊飯器本体1の後部の肩部7に設けた軸受体6
0と、この軸受体60にヒンジピン62を介して孤回動
自在に枢着されて前記蓋体2を連結する連結アーム80
により構成される。蓋体2は、この連結アーム80、ヒ
ンジピン62および軸受体60などを有したヒンジ機構
20を介して炊飯器本体1に回動自在に連結され、この
ヒンジ機構20の連結アーム80に対して取り外すこと
ができるように連結している。
【0038】このヒンジピン62には、弾性部材として
の捩りバネ40が取り付けられ、この捩りバネ40の一
端40aは、連結アーム80内に挿入され、他端40b
は、軸受体60内で固定されている。そして、この捩り
バネ40の付勢力で、ヒンジピン62を中心にして回動
され、連結アーム80に連結された蓋体2を開放方向に
孤回動させる。
【0039】他方、炊飯器本体1の肩部7に設けた操作
パネル50の上方位置にロック操作レバー48を設け
て、蓋体2の前端部に形成された係止部42にロック操
作レバー48の係止爪43を係止して、ロック状態を維
持するようにし、ロック操作レバー48のバネに抗した
押圧操作による孤回動によりその係止を解除して、連結
アーム80に連結された蓋体2を前記捩りバネ40の付
勢力で開放させる。
【0040】この連結アーム80により連結される蓋体
2の後端部の連結部51は、図5〜7に示されているよ
うに、連結アーム80との嵌め入れ凹部52を形成して
この嵌め入れ凹部52の両側部59にスライド溝53を
形成している。
【0041】この連結アーム80は、図4および図5に
示されているように、蓋体2の上面を形成する上カバー
81と、この上カバー81の下部を被蓋する下カバー7
0とにより構成され、この連結アームの嵌め込み側にお
いて上面を形成するフランジ状の外周縁82に対して下
面を形成するフランジ状の外周縁71が外方に位置され
るように形成して、この外方に位置された下面の外周縁
71をガイドとして前記スライド溝53に嵌め入れられ
るようにしている。
【0042】なお、この連結アーム80の上面を形成す
る外周縁82と下面を形成する外周縁71のそれぞれ
は、上カバー81により形成しているが、下面を形成す
る外周縁71を下カバー70により形成してもよい。
【0043】また、この連結アーム80は、合成樹脂に
より形成しているが、それに限定するものではなく、ス
テンレス鋼等の金属、ゴム等の弾性体、セラミック等の
構成材料でもよい。
【0044】このような構成では、蓋体2を連結するヒ
ンジ機構20の連結アーム80は、嵌め込み側において
上面を形成する外周縁82に対して下面を形成する外周
縁71が外方に位置されるように形成されるので、連結
アーム80を、蓋体2の後部に形成された嵌め入れ凹部
52の両側部59に形成されたスライド溝53に嵌め入
れる際に、図3に示されているように、下面の外周縁7
1が上面の外周縁82の上方より容易に視認することが
できるようになる。
【0045】この視認により確認した状態で、図6およ
び図7に示されているように、この外方に位置された下
面の外周縁82を一旦ガイドとして、スライド溝53の
嵌め入れ開口54位置より嵌め入れて位置合わせするこ
とができ、この位置合わせ状態でのその後の嵌め入れ
で、上面の外周縁82も自動的に嵌め入れることができ
るようになり、上面の外周縁82と下面の外周縁72の
両者の嵌め入れを同時に行なう必要がなくなって、蓋体
2と、この蓋体2に取外し自在に連結されるとヒンジ機
構20の連結アーム80との嵌め入れのための位置合わ
せが簡単な構成で確実かつ容易に行なわれる。
【0046】この構成で、連結アーム80の下面におけ
る嵌め込み側の外周縁71は、この外周縁71の前側端
部74と左右両側端部72、72が交差する両下面角部
73を、連結アーム80における嵌め込み側の上面の外
周縁82に対して外方に位置させている。
【0047】この場合、図3に示されているように、連
結アーム80の下面の外周縁71の両下面角部73の曲
率半径R1を、連結アーム80の上面の外周縁81の両
上面角部86の曲率半径R2よりも小さく形成(R2>
R1)するだけの簡単な構成で、下面の外周縁71の両
下面角部73を上面の外周縁81の両上面角部86より
外方に位置させることができる。
【0048】このように連結アーム80の嵌め込み側の
下面の外周縁71における両下面角部73を、連結アー
ム80の嵌め込み側の上面外周縁71に対して外方に位
置させて、この両下面角部73を嵌め入れ位置決めする
ことで、この両下面角部73に交差される外周縁71の
両側端部72と前側端部74の両者それぞれが同時に位
置決めされることになり、蓋体2と、ヒンジ機構20の
連結アーム80との嵌め入れのための位置合わせがより
一層確実かつ容易に行なわれる。
【0049】そして、図7に示されるように、連結アー
ム80の下面を形成する外周縁71に形成された両下面
角部73を、嵌め入れ凹部52に形成されたスライド溝
53の開口54の位置に嵌め入れる状態で、連結アーム
80の下面の外周縁71の前側端部74が、嵌め入れ凹
部52の下面を形成する嵌め入れ面57に載置されるよ
うに位置される。
【0050】これにより連結アーム80の下面の外周縁
71に形成された両下面角部73、73を、嵌め入れ凹
部52に形成されたスライド溝53の開口54の位置に
嵌め入れた際に、この下面の外周縁71の前側端部74
が嵌め入れ凹部52の嵌め入れ面57に載置されるの
で、この嵌め入れ面57に載置された状態で嵌め入れ操
作することができ、その嵌め入れ位置決めが一層安定し
て行なわれる。
【0051】また、図9に示されているように、連結ア
ーム80の嵌め込み側の下面の外周縁71において前側
端部74の中央部にガイド突片75を形成して、このガ
イド突片75を嵌め込み側の上面の外周縁82に対して
外方に位置させることで、前記の嵌め合わせ位置決め際
に、この嵌め入れ前にガイド突片74を嵌め入れ凹部5
2の嵌め入れ面57に載置させることができ、そのガイ
ドによって嵌め入れ操作が突片75の載置状態にて安定
して行なわれる。
【0052】この構成において、図10の(a)および
(b)に示されているように、前記連結アーム80の嵌
め込み側における下面の外周縁71の前側端部74の幅
全体を、連結アーム80の嵌め込み側における上面の外
周縁82の前側端部に対して外方に位置させる構成とし
てもよい。
【0053】このような構成では、前記連結アーム80
における下面の外周縁71の両下面角部73も、前側端
部74の外方位置での突出とともに外方位置に突出され
ることになり、嵌め入れ操作が一層容易なものとなる。
【0054】そして、図10の(b)に示されるよう
に、連結アーム80の下面の前側端部74を外方に突出
する方向に緩やかに湾曲する湾曲面74aとすること
で、前記の嵌め合わせ位置決め際に、この湾曲面74a
を嵌め入れ凹部52の嵌め入れ面57に載置させること
ができ、そのガイドによって嵌め入れ操作が湾曲面74
aの載置状態にて安定して行なわれる。
【0055】また、図10の(c)に示されているよう
に、連結アーム80の下面の外周縁71の両下面角部7
3の一部の前側端部74を連結アーム80の嵌め込み側
における上面の外周縁82の前側端部に対して外方に位
置させる構成としてもよい。
【0056】そして、この構成において連結アーム80
の下面の外周縁71の両下面角部73の前側端部74
を、側部から中央部に向かって上り勾配の傾斜面73a
を形成して、この傾斜面73aを前記スライド溝53の
開口54に対する嵌め入れガイド面として、嵌め入れ操
作が円滑に行なわれるようにしている。
【0057】一方、連結アーム80の嵌め入れ凹部52
の両側部59に形成されたスライド溝53は、この嵌め
入れ凹部52の両側部59の嵌め入れ方向に向かって形
成された凸条55と前記嵌め入れ凹部52の下面を形成
する嵌め入れ面57との間で形成し、前記連結アーム8
0は、上面を形成する外周縁82と下面を形成する外周
縁71との間に、前記凸条55に嵌め入れられる嵌入凹
溝83を形成している。
【0058】このように連結アーム80は、上面を形成
する外周縁82と下面を形成する外周縁71との間に、
凸条55に嵌め入れられる嵌入凹溝83を形成したの
で、連結アーム80の嵌め入れ凹部52の両側部に形成
されたスライド溝53と併せて、この嵌入凹溝83にも
嵌め入れ凹部52に形成された凸条55を嵌め入れるこ
とができるようになり、蓋体2と、ヒンジ機構20の連
結アーム80との嵌め入れによる連結を確実かつ安定し
たものとすることができる。
【0059】また、この嵌入凹溝83は、連結アーム8
0の両側部にそれぞれ形成すると共に連結アーム80上
面を形成する前側端部82と下面を形成する前側端部7
4との間にも前側嵌入凹溝83aを形成して、前側嵌入
凹溝83aを、前記嵌め入れ凸条55に連続して形成さ
れる嵌め入れ凹部52の後部側の凸条55aに嵌め入れ
るようにしている。
【0060】また、図8に示されているように、連結ア
ーム80に形成されたスライド溝53の嵌め入れ開口縁
54には、外方に向かって広がる傾斜面56を形成して
いる。
【0061】この傾斜面56は、前記凸条55の嵌め入
れ端と共に、嵌め入れ凹部52の嵌め入れ面57の双方
に形成しているが、いずれか一方に形成してもよい。嵌
め入れ面56の傾斜面は、凸条55の嵌め入れ端と略同
一位置に形成され、嵌め入れを円滑にするために湾曲面
としている。
【0062】このようにスライド溝53の嵌め入れ開口
縁に、外方に向かって広がる傾斜面56を形成したこと
で、連結アーム80の下面を形成する外周縁71を嵌め
入れる際に、位置ズレが生じても、この傾斜面をガイド
として容易にスライド溝53に嵌め入れることができる
ようになり、蓋体2と、ヒンジ機構20の連結アーム8
0との嵌め入れによる連結が一層容易なものとされる。
【0063】さらに、蓋体2の後部外周縁を形成する嵌
め入れ凹部52は、連結アーム80の嵌め入れ口をなす
嵌め入れ口縁77に、嵌め入れ面57の後端から下がり
段差をもつ段差面67を形成し、この嵌め入れ口縁77
の両側部に嵌め入れ方向に向かっての今一つの下方スラ
イド溝65が形成されている。この下方スライド溝65
は、前記段差面67と嵌め入れ口縁77の両側部に形成
されたスライド凸条66との間に形成され、連結アーム
80のヒンジピン62の軸孔85とを形成する軸孔ボス
84に嵌め入れられるようにしている。
【0064】この構成において、図6の(a)の蓋体2
と連結アーム80が連結される前の状態から、図7の
(a)、(b)、(c)に示される蓋体2と連結アーム
80が連結される各段階と、図6の(b)に示す連結さ
れた状態までを説明すると、図7の(a)において、連
結アーム80の下面を形成する外周縁71を、嵌め入れ
凹部52に形成されたスライド溝53の開口54の位置
に嵌め入れた際に、連結アーム80の下面の外周縁71
にける前側端部74が嵌め入れ凹部52の外方に向かっ
て広がる傾斜面56にガイドされて嵌め入れ面57に載
置されてこの嵌め入れ面57に載置された状態で嵌め入
れ操作する。
【0065】そして図7の(b)に示す位置まで連結ア
ーム80の下面の外周縁71が嵌め入れられた状態で、
段差面67の嵌め入れ端に連結アーム70の軸孔ボス8
4の下面が載置され、下面の外周縁71の嵌め入れ面5
7と軸孔ボス84の段差面67とのそれぞれの載置によ
り、連結アーム80の前部と後部並びに上部と下部の四
方のそれぞれが位置合わせされて安定した状態となる。
この状態から図7の(c)に示されるように、さらに嵌
め入れると、下方スライド溝65に軸孔ボス84が嵌め
入れられ、前記上方のスライド溝53との嵌め入れと相
俟って一層安定した嵌め入れ操作を行なうことができる
ようになる。
【0066】連結アーム80の下部を被蓋する下カバー
70の上面には、係止バネ86が取り付けられ、この係
止バネ85の係止端を下カバー70の下面より外方に臨
ませて、図6の(b)に示されるように、嵌め入れ操作
が終わった最終嵌め入れ位置で、係止バネ85の係止端
の弾性により嵌め入れ面57に形成した係止突起87を
乗り越えて係止することで、その最終嵌め入れ位置決め
としている。
【0067】また、前記連結アーム70に蓋体2を連結
した状態で、この連結アーム70の上面をなす上カバー
81と蓋体2の上面が同一平面上の連続した面を形成し
て、その外観を良好なものとしているが、この上カバー
81の上面により蓋体2の上面を形成する構成であれ
ば、蓋体2との間で段差を形成ようにしてもよい。
【0068】なお、本実施の形態において、加熱手段
は、IH方式にて加熱するようにしているが、その方式
に限定するものではなく、熱盤方式、高周波方式等によ
り加熱してもよい。また、肩ヒータ31、31に替え
て、蓋体2に加熱手段を設け、この加熱手段により内鍋
3内を加熱する構成としてもよい。 (実施の形態2)図11に示される本実施の形態2で
は、前記実施の形態に相当するスライド溝53の開口縁
54は、嵌め入れ凹部52の開口縁77に形成してい
る。他方連結アーム80には、本実施の形態1において
形成された嵌入凹溝83および前側嵌入凹溝83aに替
えて、前側部に外方に位置される外フランジ71aを形
成して、この外フランジ71aを前記スライド溝53の
開口縁54から嵌め入れるようにしている。
【0069】この構成では、連結アーム80の前側部を
外フランジ71aとして、スライド溝53に嵌め入れる
ことができるので、その嵌め入れ構成が簡素化され、か
つ外フランジ71aにて確実に連結することができるよ
うになる。
【0070】他の構造および奏する作用効果は本実施形
態1の場合と特に変わるところはなく、重複する図示お
よび説明は省略する。
【0071】
【発明の効果】本発明の電気炊飯器によれば、内部に内
鍋を収納した炊飯器本体と、この炊飯器本体の開口を開
閉自在に覆蓋する蓋体と、この蓋体の後端部を炊飯器本
体に取外し自在に連結したヒンジ機構とを備えた電気炊
飯器において、前記ヒンジ機構は、炊飯器本体の肩部に
設けた軸受体と、この軸受体にヒンジピンを介して孤回
動自在に枢着されて前記蓋体を連結する連結アームによ
り構成され、この連結アームにより連結される蓋体後端
部の連結部は、連結アームとの嵌め入れ凹部を形成して
この嵌め入れ凹部の両側部にスライド溝を形成し、この
連結アームは、上面を形成する嵌め込み側の外周縁に対
して下面を形成する外周縁が外方に位置されるように形
成したので、連結アームを、蓋体後部に形成された嵌め
入れ凹部の両側部に形成されたスライド溝に嵌め入れる
際に、下面の外周縁が上面の外周縁の上方より容易に視
認することができこの視認により確認した状態で、この
外方に位置された下面の外周縁を一旦ガイドとして、ス
ライド溝の嵌め入れ開口位置より嵌め入れて位置合わせ
することができ、この位置合わせ状態でのその後の嵌め
入れで、上面の外周縁も自動的に嵌め入れることができ
るようになり、下面の外周縁と上面の外周縁の上下それ
ぞれの嵌め入れを同時に行なう必要がなくなって、蓋体
と、この蓋体に取外し自在に連結されるとヒンジ機構の
連結アームとの嵌め入れのための位置合わせが簡単な構
成で確実かつ容易に行ない得ることができる。
【0072】また、前記下面を形成する嵌め込み側の外
周縁は、この外周縁の前側端部と左右両側端部が交差す
る両角部を、上面を形成する嵌め込み側の外周縁に対し
て外方に位置させて、この両角部を嵌め入れ位置決めす
ることで、この両角部に交差される外周縁の両側端部と
前側端部の両者それぞれが同時に位置決めされることに
なり、蓋体と、ヒンジ機構の連結アームとの嵌め入れの
ための位置合わせがより一層確実かつ容易に行ない得る
ことができる。
【0073】特に、本発明の他の電気炊飯器では、前記
下面を形成する嵌め込み側の外周縁における両角部の曲
率半径を、前記上面を形成する嵌め込み側の外周縁にお
ける曲率半径よりも小さく形成するだけの簡単な構成
で、この下面の外周縁の両角部を上面の外周縁の両角部
より外方に位置させることができる。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電気炊飯器の断面
図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における電気炊飯器の連結アームの上カバ
ーの平面図(a)、正面図(b)、下面図(c)および
側面図(d)である。
【図4】図1における電気炊飯器の連結アームの斜視図
である。
【図5】図1における電気炊飯器の連結アームの分解斜
視図である。
【図6】図1における電気炊飯器の連結アームと蓋体の
連結前(a)と連結後(b)の状態を示す一部拡大断面
図である。
【図7】図1における電気炊飯器の連結アームと蓋体の
連結状態の各段階(a)、(b)、(c)を示す一部拡
大断面図である。
【図8】図1における蓋体の嵌め込み凹部の一部拡大斜
視図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る他の連結アームの
平面図(a)と斜視図(b)である。
【図10】本発明の実施の形態1に係る他の連結アーム
の各平面図(a)、(b)、(c)である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る連結アームの拡
大斜視図(b)と蓋体の嵌め込み凹部の一部拡大斜視図
(a)である。
【図12】従来例を示す電気炊飯器の連結アームの上カ
バーの平面図(a)、正面図(b)、下面図(c)およ
び側面図(d)である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 蓋体 3 内鍋 5 外ケース 7 肩部 20 ヒンジ機構 51 連結部 52 嵌め入れ凹部 53 スライド溝 54 開口 55 凸条 56 傾斜面 57 嵌め入れ面 59 側部 60 軸受体 62 ヒンジピン 70 下カバー 71 下面の外周縁 72 側端部 73 下面角部 74 前側端部 80 連結アーム 81 上カバー 82 上面の外周縁 83 嵌入凹溝 86 上面角部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内鍋を収納した炊飯器本体と、こ
    の炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体と、この
    蓋体の後端部を炊飯器本体に取外し自在に連結したヒン
    ジ機構とを備えた電気炊飯器において、前記ヒンジ機構
    は、炊飯器本体の肩部に設けた軸受体と、この軸受体に
    ヒンジピンを介して回動自在に枢着されて前記蓋体を
    連結する連結アームにより構成され、この連結アームに
    より連結される蓋体後端部の連結部は、連結アームとの
    嵌め入れ凹部を形成してこの嵌め入れ凹部の両側部にス
    ライド溝を形成し、この連結アームは、上面を形成する
    嵌め込み側の外周縁に対して下面を形成する外周縁が外
    方に位置されるように形成して、この外方に位置され
    面の外周縁をガイドとして前記スライド溝に嵌め入れ
    られるようにし、前記下面を形成する嵌め込み側の外周
    縁は、この外周縁の前側端部と左右両側端部が交差する
    両角部を、上面を形成する嵌め込み側の外周縁に対して
    外方に位置させ、前記下面を形成する嵌め込み側の外周
    縁における両角部の曲率半径を、前記上面を形成する嵌
    め込み側の外周縁における曲率半径よりも小さく形成し
    て、この下面の外周縁の両角部を上面の外周縁の両角部
    より外方に位置させたことを特徴とする電気炊飯器。
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