JP3360496B2 - カラープリンタ、カラープリンタ用ドライバ、及びカラープリントシステム - Google Patents
カラープリンタ、カラープリンタ用ドライバ、及びカラープリントシステムInfo
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Landscapes
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Description
用いるカラープリンタにおいて、例えば黒のような特定
色のために使用するインクの組合せの選択技術に関す
る。
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3原色に、
ブラック(B)を加えた4色のインクを使用することが
多い。
M、Yの3色には用紙への浸透性が高く滲みにくい性質
のいわゆる超浸透性インクを用いるのに対し、Bについ
ては、主に文字や図形を美しく印刷する目的で、用紙へ
の浸透性の低いいわゆる緩浸透性インクが好んで用いら
れる。そのため、Bのドットを他の色のドットに隣接し
て打つと、Bインクが他色のドットへ滲み出て画質の低
下をきたすことがある。
に、C、M、Yインク(場合によってはBインクも加え
て)を重ねることにより黒色を表現する方法がある。こ
のように複数色の加法により作られた黒はコンポジット
ブラックと呼ばれ、Bインクを用いた純粋のブラック
(ピュアブラック)から区別される。
ピュアブラックを用いる方法、一律にコンポジットブラ
ックを用いる方法、及び一つの画像内でピュアブラック
とコンポジットブラックを使い分ける方法があり、それ
ぞれ一長一短がある。
は、テキストや図形のように輪郭の明確なパターンを印
刷するのに適している。また、コンポジットブラックの
みを用いる方法は、カラー写真のように種々の色のドッ
トを隙間なく敷き詰める場合に適してる。また、ピュア
ブラックとコンポジットブラックを使い分ける方法は、
使い分けを適切に行えば凡ゆる種類の画像に対応できる
が、処理が複雑である。
2号の発明は、プリンタの外部からのモード指定によっ
てピュアブラックを使うかコンポジットブラックを使う
かを選択できるようにしている。
リンタドライバにおいて、ピュアブラックとコンポジッ
トブラックの使い分けを自動的に決めるものも提案され
ている。
のプリンタドライバがピュアブラックとコンポジットブ
ラックとを使い分けてデータを生成しプリンタに送り込
む場合、プリンタ側でピュアブラックを使うかコンポジ
ットブラックを使うかを予め設定していると、その設定
によってはプリンタドライバによる使い分けが無効とな
り、最適な印刷ができないケースがある。
い分け機能を持たない場合には、プリンタ側において適
切な設定を行うことが望ましい。
イバの機能についてユーザが熟知していることは少ない
から、ユーザとしてはプリンタにどのような設定をすべ
きか、或はすべきでないか分らないことが多い。
において、同一色を出すためのインクの使用態様を、で
きるだけユーザの手を煩わせることなく、適切に設定で
きるようにすることにある。
プリンタドライバの機能に応じて、プリンタ側で適切に
インクの使用態様を自動設定できるようにすることにあ
る。
うカラープリンタは、印刷に使用されるインクの組合せ
が異なる第1モードと第2モードとが選択できるもので
あって、ユーザによるマニュアル設定に従って、第1及
び第2モードの一方を選択する設定モード選択手段と、
第1及び第2のモードの内の一方を自動的に選択する自
動モード選択手段と印刷データを作成するプリンタドラ
イバを備えたホスト装置に接続するためのインタフェー
ス手段と、このインタフェース手段を介してホスト装置
に対し、プリンタドライバの能力を問い合せる問い合せ
手段とを備え、この問い合せに対するホスト装置の応答
に応じて、設定モード選択手段と自動モード選択手段の
一方が選択的に作動するを備えたことを特徴とする。
ト装置側のプリンタドライバが特定のモードに適合する
ような印刷データを作成した場合、プリンタ側では、ホ
スト装置からドライバ能力に関する通知を受けることに
よって、ユーザによるモード設定に関わらず、その印刷
データに適合した特定のモードを自動選択することがで
きる。
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色インクを使
用するモードであり、第2モードがシアン、マゼンタ、
イエローの3色のインクを使用するモードである場合、
プリンタドライバがピュアブラックとコンポジットブラ
ックを使い分けて印刷データを作成した場合、プリンタ
側ではその印刷データにおけるピュアブラックとコンポ
ジットブラックの使い分けを有効に反映させるために、
ユーザのモード設定に関わらず、第1モードを自動選択
することが可能である。一方、プリンタドライバがその
ような使い分けをせずに印刷データを作成した場合は、
ユーザの設定に従ってモードを選択することができる。
の組合せは、上記具体例以外に種々のものが考えられ
る。例えば、第1モードは使用されるインクの組合せの
自由度が高く、一方、第2モードは自由度が低いものと
することができる。或は、黒インクと1色以上の他色イ
ンクとを使用する場合に、第1モードでは黒インクと他
色インクのいずれもが使用され、第2モードでは他色イ
ンクのみが使用されるようにすることもできる。或は、
緩浸透性インクと超浸透性インクとを使用する場合にお
いて、第1モードでは緩浸透性インクと超浸透性インク
のいずれもが使用され、第2モードでは超浸透性インク
のみが使用されるようにすることもできる。或は、黒イ
ンクと所定色数の原色インクとを使用する場合におい
て、黒色の印刷のために、第1モードでは黒インクのみ
を用いたピュアブラックと原色インクを用いたコンポジ
ットブラックのいずれもが使用でき、一方、第2モード
ではコンポジットブラックのみが使用できるようにする
こともできる。
リンタドライバとを組合せたカラープリントシステムも
提供する。
るカラープリンタの画像処理回路の構成を示す。
回路は、CPU14、プログラムROM16及びRAM
18を有するマイクロコンピュータと、このマイクロコ
ンピュータのシステムバスに接続された各種の周辺要
素、例えば、入出力インタフェース10、データ変換部
20、ビットマップメモリ22、24、26、28、表
示部30、設定記憶用EEPROM32、3/4色モー
ド選択スイッチ34及び出力部36などから構成されて
いる。
る画像処理のプログラムが格納されている。この画像処
理には、後に詳述する3色モードと4色モードを選択す
るための処理が含まれている。
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のインク
を用いてカラー画像を印刷するモードであり、そこで
は、黒色はコンポジットブラックで表現されることにな
る。4色モードとは、上記3色インクにピュアブラック
(B)のインク加えた合計4色のインクで印刷を行うモ
ードであり、そこでは、黒色はコンポジットブラック及
びピュアブラックのいずれによっても表現できる。
受信したデータのための受信バッファや、CPU14の
ためのワークエリアなどを提供するものである。
ピュータ2との間の通信インタフェースを提供するもの
である。少なくとも、ホストコンピュータ2からのデー
タを受信できることが必要であるが、更に、ホストコン
ピュータ2に対し後述するような問合せメッセージを送
れるよう、双方向通信機能を有することが望ましい。
からの受信データに含まれているピュアブラックのドッ
トデータを、コンポジットブラックのドットデータに変
換するために機能するものである。
8は、この画像処理回路によって受信データから生成さ
れたY、M、C、Bの各色のビットマップデータを蓄え
るためのRAM領域である。4色モードでは、ビットマ
ップメモリ22、24、26、28の全てが使用され得
るが、3色モードではピュアブラック用のビットマップ
メモリ28は使用されない、又は確保されない。
チ34は、プリンタ4のコンソールパネル上に設けられ
ているものである。表示部30は、例えば液晶ディスプ
レイであって、ユーザに対し必要なメッセージを提供す
る。3/4色モード選択スイッチ34は、3色モードと
4色モードの選択をユーザに行わせるためのスイッチで
ある。後述するように、このスイッチ34によるユーザ
の選択は、CPU14による画像処理に反映される場合
もあるが、無視される場合もある。
動作モードを規定するための種々の設定情報、例えば、
エミュレーションモード、プリンタ言語、用紙サイズな
どを保存しておくものである。ユーザによる3色モード
と4色モードの選択結果も、このEEPROM32に保
存される。
24、26、28からデータを読出し、実際に用紙上に
画像を形成するためにプリンタエンジン40へ送るもの
である。
ードの選択結果をEEPROM323に登録するため
の、CPU14による処理流れを示す。
ンソールパネル上のスイッチの状態をモニタする。各モ
ニタリングの度に図2に示す処理に入り、その時に3/
4色選択スイッチ34の押圧が検知されなければ(S
1)、EEPROM32内の現在のモード設定をそのま
ま維持する(S2、S3、S8、S9)。
検知されると(S1)、その操作が3色から4色へのモ
ード変更を要求しているのか、その逆への変更を要求し
ているのかを調べる(S4、S6)。3色から4色への
モード変更が要求された場合には、EEPROM32内
のモード設定を4色モードにし(S5)、逆の要求であ
れば3色モードにし(S7)、いずれの変更でもなけれ
ばエラーとみなしモード変更をしない(S10)。そし
て、EEPROM32内の現在のモードが要求通りに変
更されているかを確認する(S2、S3、S8、S
9)。
タドライバの機能構成例を示す。
マイクロソフト社のMS−DOS及びMS−Windo
wsからなるOS環境が構築され、このOS環境下で、
MS−Windows用アプリケーションプログラムと
MS−DOS用アプリケーションプログラムとが実行さ
れ得るようになっている。このOS環境に組込まれてい
るプリンタドライバ50には、MS−Windows用
アプリケーションプログラムのためのMS−Windo
ws用ドライバ52と、MS−DOS用アプリケーショ
ンプログラムのためのMS−DOS用ドライバ54とが
含まれている。プリンタドライバ50の機能は、一般
に、アプリケーションが作成した画像データを、プリン
タ4が理解できるデータ形式に変換することであるが、
そのドライバで提供できる付加的機能はプラットフォー
ム(ここではOS)の能力に大きく依存しており、例え
ばMS−DOSやUNIXの様な比較的低能力のプラッ
トフォームではプリントすることだけがプリンタドライ
バの大きな目的であるのに対し、MS−Windows
やMacintosh用OSといった比較的高能力のプ
ラットフォームでは、例えば色補正を行うことやGDI
関数といったそのOSが有する言語を使って後述する領
域判別を行うといった付加的機能を持たせることが容易
である。
領域判別部56と設定無効指令出力部58とを備えてい
る。領域判別部56は、MS−Windows用アプリ
ケーションから受け取ったカラー画像データにおける、
黒色(B)の領域と他の色(Y、M及びC)の領域との
位置的関係をチェックすることにより、各B領域につい
てコンポジットブラックとピュアブラックの何れで印刷
するべきか判別し、コンポジットブラックで印刷すべき
BデータをY、M、Cのデータに変換するものである。
例えば、他色の領域に接するB領域、及び他色領域に接
するB領域に所定距離以内で近接しているB領域はコン
ポジットブラックに変換し、それ以外のB領域はピュア
ブラックのままとする。図11で説明するならば、文字
列ABCDは色画像領域に重なり合っているので、コン
ポジットブラックで印刷する必要がある。また、/は色
画像領域に非常に近いのでコンポジットブラックで印刷
した方がよい。しかし、○はこれらから離れているの
で、ピュアブラックで印刷すればよい。これにより、プ
リントされた画像上で、ピュアブラックインクの他色イ
ンクへの滲みが無くせると共に、ピュアブラックとコン
ポジットブラックとの間の微妙な色調の差異を人の視覚
に気付き難くすることができる。
対して、ユーザがマニュアルで設定した3色/4色モー
ドの選択を無効するための指令を発するものである。こ
れは例えば、制御コード体系の中の1つのコマンドとし
て定義しておき、印刷データをホストコンピュータのプ
リンタドライバからプリンタへ送る際の先頭当たりに宣
言しておくようにすればよい。
は領域判別部56と設定無効指令出力部58に相当する
機能を備えることが可能ではあるが、図示の例ではそう
した機能を備えていない。これは、既に市場に出回り、
ユーザに利用されているドライバでは実現されていない
ものがほとんどであり、これらを想定しているためであ
る。従って、MS−DOS用ドライバ54は、MS−D
OSアプリケーションから受け取ったカラー画像データ
の色を変更することはしない、つまり、Bデータはピュ
アブラックのままに維持する。
を示す。まず、アプリケーションから印刷命令が発生す
ると、そのアプリケーションがMS−DOSアプリケー
ションである場合は(S11)、印刷命令により指定さ
れたMS−DOS用ドライバが起動して、アプリケーシ
ョンからの画像データに基づいて、プリンタ4が理解で
きるデータ形式の印刷データを作成する(S12)。
ndowsアプリケーションの場合は(S13)、印刷
命令により指定されたMS−Windows用ドライバ
が起動して、まず、アプリケーションからの画像データ
に基づいて、プリンタ4が理解できるデータ形式の印刷
データを作成する(S14)。この印刷データでは、前
述した領域判別の処理によって、元のBデータの一部又
は全部がコンポジットブラックを構成するY、M、Cの
データに変換されている。次に、この印刷データ内の制
御データに、3/4色モード選択のマニュアル設定を無
効にする指令コードが加入される(S15)。次に、作
成された印刷データがプリンタへ送信される(S1
6)。
データを受信した時、プリンタ4のCPU14が行う処
理の流れを示す。
ュアル設定の無効を指令する制御データが含まれている
場合は(S21)、EEPROM32に保存されている
3/4色モード選択の設定を無視して、4色モードで印
刷データを処理して印刷を行う(S22)。従って、M
S−Windows用ドライバから印刷データを受けた
場合は、ユーザのモード設定に関わらず、必ず4色モー
ドで印刷が行われる。その結果、MS−Windows
用ドライバが行ったコンポジットブラックとピュアブラ
ックの使い分けが有効に印刷に反映され、画質の良い印
刷結果が得られる。
ュアル設定の無効を指令する制御データが含まれていな
い場合は(S21)、EEPROM32に保存されてい
る3/4色モード選択の設定が参照され(S23)、こ
の設定に従って3色モード又は4色モードで印刷データ
が処理され印刷が行われる(S24〜S27)。設定が
3色モードである場合は、印刷データの処理において、
Bデータはコンポジットブラックを構成するY、M、C
のデータに変換される(S24)。従って、MS−DO
S用ドライバからの印刷データを受けた場合は、ユーザ
の設定に従って3色モード又は4色モードで印刷が行わ
れる。ユーザの設定が3色モードの場合は、B領域は全
てコンポジットブラックで印刷される。ユーザ設定が4
色モードのときは、B領域は全てピュアブラックで印刷
される。従って、例えばテキストを印刷する場合には、
美しい印刷文書を得るためにユーザは4色モードを設定
しておけばよいし、また、例えば写真を印刷する場合
は、インク滲みのない美しい印刷写真を得るために、ユ
ーザは3色モードを設定しておけばよい。
ンタドライバ50は、既に説明した形態以外に、いくつ
かの異なる形態をとることができる。図6、図7及び図
8は、そうした異なる形態のドライバにおける処理流れ
を示している(これらの流れ図において、前述の図4の
処理に含まれているステップと同じステップには同じ参
照符号が付されている)。
ュアル設定を有効にするか否かをユーザがドライバに指
示できるようにしたものである。即ち、MS−Wind
owsアプリケーションからの画像データをMS−Wi
ndows用ドライバで変換する際(S14)、3/4
色マニュアル設定を有効にするか否かをユーザに指定さ
せ(S31)、ユーザがマニュアル設定を無効にするよ
う指定した場合にのみ、マニュアル設定無効指令を制御
データに含ませる(S15)。従って、ユーザがマニュ
アル設定を有効とするよう指定した場合は、プリンタ4
での3/4色マニュアル設定が有効に働くため、4色モ
ードが設定されている時は、ドライバが行ったコンポジ
ット/ピュアブラックの使い分けが印刷に有効に反映さ
れるが、3色モードが設定されている時は、ドライバに
よる上記使い分けは実際上無効となり、B色は全てコン
ポジットブラックで印刷される。
るMS−Windows用ドライバがインク滲み防止の
ための領域判別機能(=コンポジット/ピュアブラック
の使い分け機能)を持たないケースに対応できるように
したものである。即ち、MS−Windowsアプリケ
ーションからの画像データをアプリケーションの指定し
たMS−Windows用ドライバで変換する際(S1
4)、その指定されたドライバが領域判別機能を有して
いるか否かチェックし(S32)、有していない場合に
は、MS−DOSドライバによる処理と実質的に同様に
B領域はピュアブラックのまま維持してデータの変換を
行う(S33)。一方、指定されたドライバが領域判別
機能を有している場合は、既に説明したようにコンポジ
ットブラックとピュアブラックを選択的に使って印刷デ
ータを作成し(S14)、マニュアル設定無効指令を制
御データに含ませる(S15)。
に、領域判別機能を用いるか否かをユーザが指定できる
ようにしたものである。即ち、アプリケーションの指定
したMS−Windows用ドライバが領域判別機能を
有している場合に、その領域判別機能を利用するか否か
をユーザに指示させ(S34)、利用するよう指示され
た場合にのみ、コンポジットブラックとピュアブラック
を使い分けて印刷データを作成し(S14)、マニュア
ル設定無効指令を制御データに含ませる(S15)。そ
れ以外の場合は、Bデータをピュアブラックデータのま
まに維持して印刷データを作成する(S33)。
イバに対しても、プリンタ4は図5に示した流れの処理
を行う。従って、ドライバが行ったコンポジット/ピュ
アブラックの使い分けが、ユーザの3/4色マニュアル
設定に関わらず、有効に印刷に反映され得るので、高画
質の印刷結果が得られる。
リンタドライバとプリンタとの機能構成を示している。
この実施形態における一つの特徴は、ホストコンピュー
タ2とプリンタ4との間で双方向通信を行える点であ
る。そのため、プリンタ4は、印刷の為の処理に入る前
に、ホストコンピュータ2に対し、アプリケーションの
指定したドライバが領域判別機能を有するか否かを問い
合せ、その回答に応じて3/4色モードを適切に選択す
ることができる。
とプリンタ4とは双方向通信が可能な通信インタフェー
ス70を介して接続されている。ホストコンピュータ2
のプリンタドライバ60には、MS−Windows用
ドライバ62とMS−DOS用ドライバ64とが含まれ
ている。MS−Windows用ドライバ62は、領域
判別部66とマニュアル設定無効指令出力部68とを備
えて、インク滲み防止のための領域判別機能を有してい
るが、MS−DOS用ドライバ64は領域判別機能を有
していない。
令認識部82、ドライバ能力問い合せ部84及び3/4
色モード切換部86を備えている。設定無効指令認識部
82は、ホストコンピュータ2から受信した印刷データ
の中から、3/4色マニュアル設定の無効を指令する制
御データを認識するものでる。ドライバ能力問い合せ部
84は、設定無効指令認識部82が印刷データ中から上
記設定無効指令を認識しなかった場合に、ホストコンピ
ュータ2に対し、その印刷データを作成したドライバの
能力(又は能力的水準又は種類)を問い合せ、そして、
ホストコンピュータ2から返答されたドライバ能力に基
づいて領域判別機能の有無を判断するものである。3/
4色モード切換部86は、設定無効指令認識部82が設
定無効指令を認識した場合、及びドライバ能力問い合せ
部84がドライバに領域判別機能が有ると判断した場合
に、マニュアル設定に関わらず4色モードを選択し、そ
れ以外の場合にはマニュアル設定に従って3色又は4色
モードを選択するように機能する。
の処理流れを示している。図10に示すように、受信し
た印刷データにマニュアル設定を無効にする制御データ
が含まれているときは(S41)、マニュアル設定を無
視して4色モードで印刷のためのデータ処理を行う(S
42)。一方、印刷データ内にマニュアル設定を無効に
する制御データが含まれていない場合は、まず、双方向
の通信インタフェースをプリンタ4が備えているかチェ
ックし(S43)、備えていれば次に、ホストコンピュ
ータ2に対し現在動作中のプリンタドライバの能力(又
は能力的水準又は種類)を問い合せる(S44)。そし
て、この問い合せに対するホストコンピュータ2からの
回答を受けると、この回答からそのドライバの能力が高
水準であるか(つまり、領域判別機能をもっているか)
判断し(S45)、判断結果がイエスであれば、マニュ
アル設定を無視して4色モードで印刷のためのデータ処
理を行う(S42)。
いない場合や、プリンタドライバの能力が低水準である
場合は、EEPROM内の3/4色マニュアル設定を参
照し(S46)、この設定に従って3色モードまたは4
色書モードで印刷のためのデータ処理を行う(S49、
S50)。なお、3色モードでデータ処理を行う際には
(S47)、Bデータをコンポジットブラックのための
Y、M、Cデータに変換する(S48)。
イバの能力を問い合せてその能力に対応することによ
り、高い能力水準を持つがマニュアル設定無効指令を制
御データに含ませる機能は持たないプリンタドライバを
使用する場合にも、そのドライバの高水準の能力を有効
に利用して高画質の印刷結果を得ることができる。
数のプラットフォームに対応しつつ、プラットフォーム
の水準が高い場合はその能力を最大限に生かしつつ、プ
ラットフォームの水準が低いときにはユーザの判断を生
かすようにしているため、ユーザにとって好感の持てる
印刷結果を得ることが常に可能になるという特徴を有す
る。さらにプリンタからホスト側にプリンタドライバの
能力やプラットフォームの水準を問い合わせることがで
きるようにすることで、やはりプラットフォームの水準
が高い場合はその能力を最大限に生かし、プラットフォ
ームの水準が低いとき、あるいは問い合わせても返事が
来ないときにはユーザの判断を生かすようにしている。
択例しか述べなかったが、これが3つ以上のモードから
の選択になったとしてもその本質は全く変わるものでは
なく、問題なく適用可能であることはいうまでもない。
また、本発明の幾つかの好適な実施形態を説明したが、
本発明の要旨を逸脱することなく、上記以外の種々の異
なる形態でも本発明を実施することが可能である。
像処理回路の構成を示ブロック図。
と4色モードの選択結果をEEPROM323に登録す
るためのCPU14による処理流れを示すフローチャー
ト。
プリンタドライバの機能構成を例示するブロック図。
理流れを示すフローチャート。
らの印刷データを受信した時にプリンタ4のCPU14
が行う処理の流れを示すフローチャート。
を示すフローチャート。
流れを示すフローチャート。
処理流れを示すフローチャート。
イバとプリンタとの機能構成を示すブロック図。
処理装置の処理流れを示すフローチャート。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数種類のインクを備え、印刷に使用さ
れるインクの組合せが異なる第1モードと第2モードと
が選択でき、選択したモードに応じて異なる方法で印刷
データを処理するカラープリンタにおいて、 ユーザによるマニュアル設定に従って、前記第1及び第
2モードの一方を選択する設定モード選択手段と、 前記第1及び第2のモードの内の一方を自動的に選択す
る自動モード選択手段と、前記印刷データを作成するプリンタドライバを備えたホ
スト装置に接続するためのインタフェース手段と、 前記インタフェース手段を介して前記ホスト装置に対
し、前記プリンタドライバの能力を問い合せる問い合せ
手段とを備え、 前記問い合せに対する前記ホスト装置の応答に応じて、
前記設定モード選択手段と自動モード選択手段の一方が
選択的に作動することを特徴とするカラープリンタ。 - 【請求項2】 ホスト装置から前記プリンタに送られて
くる無効指令を検出する無効指令検出手段を更に備え、 前記無効指令検出手段が前記無効指令を検出したとき、
前記設定モード選択手段が無効にされ、前記自動モード
選択手段が作動することを特徴とする請求項1記載のカ
ラープリンタ。 - 【請求項3】 前記無効指令検出手段が前記指令を検出
しなかったとき、前記問い合せ手段が作動することを特
徴とする請求項2記載のカラープリンタ。 - 【請求項4】 印刷データを作成する1種類以上のプリ
ンタドライバを有するホスト装置と、前記印刷データを
受信するために前記ホスト装置に接続され、複数種類の
インクを有し、印刷に使用されるインクの組合せが異な
る第1モードと第2モードとが選択でき、選択したモー
ドに応じた方法で前記印刷データを処理するカラープリ
ンタとを備えたカラープリントシステムにおいて、 前記ホスト装置が、前記印刷データを作成したプリンタ
ドライバの能力を前記カラープリンタに通知する手段を
有し、 前記ホスト装置内の少なくとも一つのプリンタドライバ
が、前記第1及び第2のモードの内の一方に適するよう
に前記印刷データを作成する手段を有し、 前記カラープリンタが、 ユーザによるマニュアル設定に従って、前記第1及び第
2モードの一方を選択する設定モード選択手段と、 前記第1及び第2のモードの内の一方を自動的に選択す
る自動モード選択手段とを有し、 前記ホスト装置から通知された前記プリンタドライバの
能力に応じて、前記設定モード選択手段と自動モード選
択手段の一方が選択的に作動することを特徴とするカラ
ープリントシステム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20453295A JP3360496B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | カラープリンタ、カラープリンタ用ドライバ、及びカラープリントシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20453295A JP3360496B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | カラープリンタ、カラープリンタ用ドライバ、及びカラープリントシステム |
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JPH0952390A JPH0952390A (ja) | 1997-02-25 |
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Family Applications (1)
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- 1995-08-10 JP JP20453295A patent/JP3360496B2/ja not_active Expired - Fee Related
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