JP3360034B2 - 半導体記憶装置の出力回路 - Google Patents

半導体記憶装置の出力回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シンクロナスD
RAM等の半導体記憶装置に用いて好適な出力回路に係
り、詳しくは、メモリセルからの読み出しデータが供給
されるデータバスの論理状態をラッチし、ラッチしたデ
ータに基づいて昇圧した電圧を生成し、昇圧した電圧で
出力用nチャネルトランジスタのゲートへ供給して出力
用nチャネルトランジスタ駆動するようにした半導体
記憶装置の出力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の半導体記憶装置の出力回
路の一例を示す回路構成図である。従来の半導体記憶装
置の出力回路101は、図示しない各メモリセルに対し
てデータの書き込みを行なったり図示しない各メモリセ
ルのデータを読み出すために用いられるデータバス(R
WBS)102と、データバス(RWBS)102をプ
ルアップするためのプルアップ負荷用pチャネル電界効
果トランジスタ103(以下、負荷用トランジスタと記
す)と、図示しないメモリセルからの読み出しデータ
(以下、メモリセル読み出しデータと記す)YがHレベ
ルの時に導通状態となってデータバス(RWBS)10
2をLレベルに駆動するデータバス駆動用nチャネル電
界効果トランジスタ(以下、データバス駆動用トランジ
スタと記す)104と、バッファ回路105と、pチャ
ネル電界効果トランジスタ106とnチャネル電界効果
トランジスタ107とを電源間に直列接続してなる出力
バッファ回路とから構成されている。符号108は出力
端子である。
【0003】バッファ回路105の入力端子はデータバ
ス(RWBS)102に接続されている。バッファ回路
105の出力端子は各電界効果トランジスタ106,1
07のゲートGへそれぞれ接続されている。pチャネル
電界効果トランジスタ106のソースSは正電源V+へ
接続されている。各電界効果トランジスタ106,10
7のドレインDは相互に接続されるとともに、出力端子
108へ接続されている。nチャネル電界効果トランジ
スタ107のソースSは負電源(GND)へ接続されて
いる。
【0004】図15は図14に示した従来の半導体記憶
装置の出力回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。図15(a)は外部から供給されるクロックまたは
外部クロックに同期する内部のクロックCLKを示して
いる。図示しないアドレス情報や読み出しモード情報に
基づいて各メモリセルからデータが順次読み出される。
図15(b)に示すように、メモリセル読み出しデータ
Yは、図15(a)に示したクロックCLKのHレベル
の区間に同期して出力されるよう構成されている。な
お、メモリセル読み出しデータYは、クロックCLKの
Lレベルの区間ではLレベルとなるよう構成されてい
る。メモリセル読み出しデータYがHレベルの場合、図
14に示したデータバス駆動用トランジスタ104が導
通状態となるので、図15(c)に示すようにデータバ
ス(RWDB)102はLレベルとなる。メモリセル読
み出しデータYがLレベルの場合、データバス(RWD
B)102はHレベルである。データバス(RWDB)
102の論理レベルはバッファ回路105を介して出力
バッファ回路へ供給される。図15(d)は出力端子1
08の出力(OUT)レベルを示している。データバス
(RWDB)102がHレベルの場合、nチャネルトラ
ンジスタ107が導通状態となり出力端子108はLレ
ベルとなる。データバス(RWDB)102がLレベル
の場合、pチャネルトランジスタ106が導通状態とな
り出力端子108はHレベルとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体記憶装置
の出力回路101は、出力端子108をHレベルに駆動
するためのトランジスタ106をpチャネル電界効果ト
ランジスタで構成している。pチャネル電界効果トラン
ジスタ106で大きな出力駆動能力を確保しようとする
と、pチャネル電界効果トランジスタ106のチップサ
イズが大きくなる。半導体記憶装置のチップサイズを小
さくするには、出力端子108をHレベルに駆動するた
めのトランジスタ106をnチャネル電界効果トランジ
スタで構成するのが望ましい。しかしながら、出力端子
108をHレベルに駆動するためのトランジスタ106
をnチャネル電界効果トランジスタで構成し、かつ、H
レベルをほぼ電源電圧V+とするには、出力端子108
をHレベルに駆動するためのnチャネル電界効果トラン
ジスタのゲートに電源電圧V+よりも高い電位を供給す
る必要がある。このため比較的簡易な構成の昇圧回路が
望まれていた。
【0006】また、図15に示したように、従来の半導
体記憶装置の出力回路101は、クロックCLKのHレ
ベルの区間に同期してメモリセル読み出しデータYが出
力され、クロックCLKのLレベルの区間では出力(O
UT)がLレベルとなる。このため、メモリセル読み出
しデータYが数サイクルに亘ってHレベルが連続する場
合でも、出力(OUT)はクロックCLKの半サイクル
毎にH/Lを繰り返すことになり、スイッチング動作が
頻繁に行なわれる分だけ消費電力が増加する。そこで、
メモリセル読み出しデータYをラッチし、ラッチしたメ
モリセル読み出しデータYに基づいて出力端子108を
駆動する構成とすることで出力バッファ回路の不必要な
スイッチング動作をなくすとともに、ラッチしたデータ
に基づいて出力端子108をHレベルに駆動する際には
昇圧された電圧を発生させることのできる出力回路が望
まれていた。
【0007】さらに、従来の半導体記憶装置の出力回路
101は、データバス(RWBS)102を負荷用トラ
ンジスタ103を介してプルアップする構成としてい
る。メモリセル読み出しデータYがHレベルの場合はデ
ータバス駆動用トランジスタ104が導通状態となるの
で、負荷用トランジスタ103を介して負荷電流が流れ
る。この負荷電流はクロックCLKの半サイクル区間に
亘って継続的に流れることになるので消費電力が大き
い。このため、データバス(RWBS)102の論理レ
ベルを確定するための消費電力を低減することが望まれ
ていた。
【0008】
【発明の目的】この発明はこのような課題を解決するた
めなされたもので、メモリセル読み出しデータが供給さ
れるデータバスの論理レベルを確定するための消費電力
を低減するとともに、メモリセル読み出しデータをラッ
チし、ラッチしたデータに基づいて昇圧された電圧を発
生させ、この昇圧された電圧に基づいてnチャネル電界
効果トランジスタを駆動することでほぼ電源電圧レベル
のHレベル出力を発生できるようにした半導体記憶装置
の出力回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る半導体記憶装置の出力回路は、クロック
のHレベルの区間に同期して出力されるとともにクロッ
クのLレベルの区間でLレベルとなるメモリセル読み出
しデータを入力して以下のように出力するものである。
そして、メモリセル読み出しデータが供給されるデータ
バスをメモリセル読み出しデータが出力されていない期
間に充電するデータバス充電回路と、メモリセル読み出
しデータがLレベルである場合にデータバスを放電する
データバス放電回路と、クロックのHレベルの区間でデ
ータバスの論理レベルをそのまま出力するとともにクロ
ックがHレベルからLレベルに変化した時にデータバス
の論理レベルをラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の
ラッチ出力に基づいて(すなわちクロックのHレベルの
区間でメモリセル読み出しデータがHレベルの時及びそ
の直後のクロックのLレベルの区間で)電源電圧よりも
高い昇圧電圧を発生する昇圧回路と、昇圧電圧に基づい
て出力端子をHレベルに駆動する第1のnチャネル型電
界効果トランジスタと、ラッチ回路のラッチ出力に基づ
いて(すなわちクロックのHレベルの区間でメモリセル
読み出しデータがLレベルの時及びその直後のクロック
のLレベルの区間で)出力端子をLレベルに駆動する第
2のnチャネル型電界効果トランジスタとを備えたこと
を特徴とする。
【0010】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路
は、データバスを充電した後に、メモリセル読み出しデ
ータに基づいてデータバスの電荷を放電することで、デ
ータバスを介してメモリセル読み出しデータを取り出す
構成としたので、データバスを介してメモリセル読み出
しデータを取り出すための消費電力を大幅に低減するこ
とができる。
【0011】また、この発明に係る半導体記憶装置の出
力回路は、データバスを介して取り出したメモリセル読
み出しデータをラッチした後に各出力用トランジスタを
駆動する構成としたので、同一の論理レベルが数サイク
ルに亘って継続する場合には各出力用トランジスタのス
イッチング動作が不要となる。スイッチング動作が不要
となった分だけ、出力負荷を駆動するための電力が低減
される。
【0012】さらに、この発明に係る半導体記憶装置の
出力回路は、ラッチ出力に基づいて昇圧した電圧を生成
する昇圧回路を備えたので、電源電圧よりも高い電圧を
出力用トランジスタのゲートへ供給することができる。
よって、nチャネルトランジスタを用いて出力端子へ電
源電圧レベルの出力を発生させることができる。
【0013】昇圧回路は、コンデンサの一端をほぼ接地
電位にした状態でコンデンサの他端に接続された電荷保
持用トランジスタを導通とすることによりコンデンサを
ほぼ電源電圧まで充電した後に、電荷保持用トランジス
タを非導通とし、コンデンサの一端をほぼ電源電圧電位
にすることで、コンデンサの他端の電位を電源電圧より
も高電位にすることを特徴とする。
【0014】昇圧回路は、コンデンサを電源電圧で充電
した後に、そのコンデンサの低電位側を電源電圧にステ
ップアップすることで、コンデンサの高電位側を電源電
圧のほぼ2倍の電位まで昇圧することができる。この昇
圧回路は、比較的簡易な回路構成であり、集積回路化が
容易である。
【0015】データバス放電回路は、メモリセル読み出
しデータがLレベルである場合に、データバスを放電す
る構成とする
【0016】メモリセル読み出しデータがLレベルであ
る場合にデータバスを放電する構成とすることで、デー
タバスの論理レベルをラッチするタイミングの制限が解
消される。これにより、半導体記憶装置の読み出し動作
を容易に高速化することができる。
【0017】ラッチ回路は、データバスの論理レベルを
取り込むためのスイッチ回路と、取り込んだ論理レベル
をバッファを介して帰還させることで取り込んだ論理レ
ベルを保持するためのスイッチ回路とを備える構成とし
てもよい。
【0018】このような構成をとることで、ラッチ回路
の回路規模を小さくすることができ、集積化が容易とな
る。
【0019】ラッチ回路のスイッチ回路は、pチャネル
電界効果トランジスタとnチャネル電界効果トランジス
タとを並列に接続して構成してもよい。
【0020】このような構成をとることで、データの転
送をより確実に行なうことができる。
【0021】データバスの電圧と予め設定した基準電圧
とを比較してデータバスの論理レベルを判定する電圧比
較器を備え、この電圧比較器の比較出力をラッチ回路で
ラッチする構成としてもよい。
【0022】このような構成をとることで、データバス
の論理レベルをより正確に判定してラッチすることがで
きる。
【0023】なお、電圧比較器は差動増幅器を用いて構
成してもよい。
【0024】差動増幅器を用いる構成とすることで、回
路規模を小さくすることができ、集積化が容易となる。
【0025】ラッチ回路は、データバスの論理レベルを
取り込むための一つのスイッチ回路と、取り込んだ論理
レベルをバッファを介して帰還させることで取り込んだ
論理レベルを保持するための一つスイッチ回路とからな
る、としてもよい。
【0026】このような構成をとることで、ラッチ回路
の回路規模を小さくできる。
【0027】ラッチ回路は、クロックを一定時間遅延さ
せる遅延回路と、この遅延回路で遅延したクロックをク
ロック入力端子に入力するとともにデータバスの論理レ
ベルをデータ入力端子に入力するD型フリップフロップ
とを備えた、としてもよい。
【0028】このような構成をとることで、データバス
の論理レベルが確定した時点でデータバスの論理レベル
をラッチすることができる。したがって、メモリセルか
らの読み出しデータが数サイクルに亘ってLレベルが継
続する場合でも、出力が一時的にHレベルとなることは
ない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0030】図1はこの発明に係る半導体記憶装置の出
力回路の第1の実施の形態を示す回路構成図である。図
1に示す出力回路1は、メモリセル読み出しデータが供
給されるデータバス(RWBS)2と、データバス充電
回路を構成するpチャネル電界効果トランジスタ(以
下、データバス充電用トランジスタと記す)3と、デー
タバス放電回路を構成するnチャネル電界効果トランジ
スタ(以下、データバス放電用トランジスタと記す)4
と、図示しないメモリセルからの読み出しデータYの論
理レベルを反転してデータバス放電用トランジスタ4を
駆動するインバータ5と、データバス(RWBS)2の
論理レベルを反転するインバータ6と、ラッチ回路10
と、昇圧回路20と、出力端子OUTをHレベルに駆動
するnチャネル型電界効果トランジスタ7と、出力端子
OUTをLレベルに駆動するnチャネル型電界効果トラ
ンジスタ8と、インバータ9とからなる。
【0031】データバス充電用トランジスタ3のソース
は正電源V+へ接続されている。データバス充電用トラ
ンジスタ3のドレインはデータバス(RWBS)2へ接
続されている。データバス充電用トランジスタ3のゲー
トにはバス充電パルスPが供給される。バス充電パルス
Pは、メモリセルからデータが読み出される時点よりも
前に所定時間Lレベルとなる。データバス充電用トラン
ジスタ3は、Lレベルのバス充電パルスPが供給される
と導通状態となり、データバス(RWBS)2を正電源
V+の電位へ充電する。
【0032】データバス放電用トランジスタ4のドレイ
ンはデータバス(RWBS)2に接続されている。デー
タバス放電用トランジスタ4のソースは接地されてい
る。メモリセルからの読み出しデータYはインバータ5
で反転されてデータバス放電用トランジスタ4のゲート
へ供給される。メモリセルからの読み出しデータYはク
ロックCLKのHレベルの区間に同期して供給される。
【0033】データバス(RWBS)2は、メモリセル
からのデータ読み出しに先立って充電されHレベルとな
る。メモリセルからの読み出しデータYがHレベルの場
合、インバータ5の出力はLレベルでありデータバス放
電用トランジスタ4は非導通状態であるので、データバ
ス(RWBS)2の電荷は放電されずデータバス(RW
BS)2はHレベルを保持する。メモリセルからの読み
出しデータYがLレベルの場合、インバータ5の出力は
Hレベルとなりデータバス放電用トランジスタ4は導通
状態となる。データバス放電用トランジスタ4が導通状
態になると、データバス(RWBS)2の電荷は放電さ
れて、データバス(RWBS)2はLレベルとなる。
【0034】なお、図示していないがインバータ5の出
力端子とデータバス放電用トランジスタ4のゲートとの
間には、トランスファゲート回路等のスイッチ回路が介
設されており、このスイッチ回路はメモリセルからの読
み出しデータYが供給される期間に同期してインバータ
5の出力をデータバス放電用トランジスタ4のゲートへ
供給し、メモリセルからの読み出しデータYが供給され
ていない期間はデータバス放電用トランジスタ4のゲー
トへLレベルの信号を供給することで、メモリセルから
の読み出しデータYがLレベルのとき以外は、データバ
ス放電用トランジスタ4が導通状態にならないようにし
ている。
【0035】また、インバータ5の出力端子とデータバ
ス放電用トランジスタ4のゲートとの間に上述のスイッ
チ回路を介設せずに、メモリセルからの読み出しデータ
Yが供給されていない期間はメモリセルからの読み出し
データYがHレベルとなるようにしてもよい。また、デ
ータバス(RWBS)2とデータバス放電用トランジス
タ4のドレインとの間に図示しないスイッチ回路を介設
し、メモリセルからの読み出しデータYが供給されてい
ない期間は図示しないスイッチ回路を非導通状態に制御
する構成としてもよい。
【0036】ラッチ回路10は、インバータ6の出力な
らびにデータバス(RWBS)2のデータをラッチして
各ラッチデータφ1,φ2を出力する。このラッチ回路
10は、トランスファゲート用スイッチ回路を構成する
各nチャネル電界効果トランジスタT11,T12と、
第1のデータ保持回路を構成するnチャネル電界効果ト
ランジスタT13ならびにバッファB11と、第2のデ
ータ保持回路を構成するnチャネル電界効果トランジス
タT14とバッファB12と、クロックCLKを反転す
るインバータI11とからなる。
【0037】クロックCLKがHレベルになるとトラン
スファゲート用スイッチ回路を構成するトランジスタT
11が導通状態になり、インバータ6の出力が昇圧回路
20へ供給される(スルー状態)。クロックCLKがL
レベルになるとトランジスタT11は非導通状態にな
る。一方、クロックCLKがLレベルになるとインバー
タI11の出力に基づいてトランジスタT13が導通状
態になる。トランジスタT13が導通状態になると、バ
ッファB11の出力がバッファB11の入力側へ帰還さ
れるので、クロックCLKがHレベルからLレベルへ変
化した時点での論理レベルが保持される。
【0038】同様に、クロックCLKがHレベルになる
とトランスファゲート用スイッチ回路を構成するトラン
ジスタT12が導通状態になり、データバス(RWB
S)2のデータがインバータ9へ供給される(スルー状
態)。クロックCLKがLレベルになるとインバータI
11の出力に基づいてトランジスタT14が導通状態に
なり、バッファB12の出力がバッファB12の入力側
へ帰還されるので、クロックCLKがHレベルからLレ
ベルへ変化した時点での論理レベルが保持される。
【0039】昇圧回路20は、コンデンサC21と、コ
ンデンサC21を充電するためのpチャネル電界効果ト
ランジスタT21と、コンデンサC21の電荷を放電す
るためのnチャネル電界効果トランジスタT22と、コ
ンデンサC21の電荷を保持させるためのnチャネル電
界効果トランジスタT23と、コンデンサC21の電荷
の保持レベルを調整するためのnチャネル電界効果トラ
ンジスタT24と、所定の遅延時間tdを得るためのバ
ッファB21と、昇圧動作を行なうインバータI21と
からなる。
【0040】トランジスタT21のソースは正電源V+
へ接続されている。このトランジスタT21のドレイン
はトランジスタT23を介してコンデンサC21の一端
ならびにHレベル出力用トランジスタ7へ接続される。
トランジスタT21のゲートにはラッチ回路10の一方
の出力φ1が供給される。トランジスタT22のソース
は接地されている。このトランジスタT22のドレイン
はコンデンサC21の一端に接続される。トランジスタ
T22のゲートにはラッチ回路10の一方の出力φ1が
供給される。ラッチ回路10の一方の出力φ1はバッフ
ァB21の入力端子へ供給される。バッファB21の出
力は、インバータI21の入力端子へ供給されるととも
に、トランジスタT24のドレインへ供給される。トラ
ンジスタT24のゲートは正電源V+へ接続されてい
る。トランジスタT24のソースはトランジスタT23
のゲートへ接続されている。インバータI21の出力端
子はコンデンサC21の他端へ接続されている。
【0041】図2は昇圧回路の動作ならびに出力端子の
出力を示すタイミングチャートである。図2(a)はラ
ッチ回路10の一方の出力φ1を示す。図2(b)はラ
ッチ回路10の他方の出力φ2を示す。図2(c)はバ
ッファB21の出力φ3を示す。図2(d)インバータ
I21の出力φ5を示す。図2(e)は昇圧回路20の
出力φ4を示す。図2(f)は出力端子OUTの出力を
示す。なお、図2中のtdはバッファB21の遅延時間
を、tdIはインバータI21の遅延時間を示す。
【0042】ラッチ回路10の一方の出力φ1がHレベ
ルの場合、ソースが接地されたトランジスタT22は導
通状態となり、コンデンサC21に蓄えられていた電荷
を放電するとともに、Hレベル出力用トランジスタ7の
ゲートを接地レベルにするので、Hレベル出力用トラン
ジスタ7は非導通状態となる。ラッチ回路10の一方の
出力φ1がHレベルのとき、ラッチ回路10の他方の出
力φ2はLレベルであり、このLレベルはインバータ9
で反転され、Hレベルの信号がLレベル出力用トランジ
スタ8のゲートへ供給される。これにより、ソースが接
地されたLレベル出力用トランジスタ8は導通状態とな
って、出力端子OUTはLレベル(接地電位)となる。
【0043】ラッチ回路10の一方の出力φ1がHレベ
ルからLレベルに変化すると、ソース接地されたトラン
ジスタT22は非導通状態になるとともに、pチャネル
トランジスタT21が導通状態となる。ラッチ回路10
の一方の出力φ1がHレベルからLレベルに変化した時
点から遅延時間tdが経過するまではバッファB21の
出力φ3はHレベルを保持している。このHレベルはト
ランジスタT24を介してトランジスタT23のゲート
へ供給されるので、トランジスタT23は導通状態とな
る。pチャネルトランジスタT21はラッチ回路10の
一方の出力φ1がLレベルに変化した時点で導通状態と
なっているので、正電源V+がpチャネルトランジスタ
T21−nチャネルトランジスタT23を介してコンデ
ンサC21の一端へ供給され、正電源V+によってコン
デンサC21の充電がなされる。コンデンサC21の充
電がなされている状態では、バッファB21の出力はH
レベルであるので、インバータI21の出力はLレベル
である。、インバータI21の出力φ5、すなわち、コ
ンデンサC21の他端をLレベル(接地レベル)にした
状態でコンデンサC21を正電源V+で充電するので、
コンデンサC21の両端電位はほぼ正電源電圧V+とな
る。
【0044】ラッチ回路10の一方の出力φ1がHレベ
ルからLレベルに変化した時点からバッファB21によ
る遅延時間tdが経過すると、バッファB21の出力φ
3はHレベルからLレベルに変化する。バッファB21
の出力φ3がLレベルになると、トランジスタT23の
ゲートはトランジスタT24を介してLレベルに接続さ
れた状態になるので、トランジスタT23は非導通状態
となる。トランジスタT23が非導通状態になること
で、コンデンサC21に対する充電が停止される。バッ
ファB21の出力φ3がLレベルになるとインバータI
21の出力φ5はHレベル(正電源V+)になる。すな
わち、コンデンサC21の他端の電位が接地電位から正
電源V+レベルに変化するので、コンデンサC21の一
端側すなわち昇圧回路20の出力φ4の電位は、インバ
ータI21の出力φ5の電位にコンデンサC21の両端
電位を加算した電位(正電源V+の約2倍)に昇圧され
る。この昇圧された電位φ4がHレベル出力用トランジ
スタ7のゲートへ供給されるので、Hレベル出力用トラ
ンジスタ7のソース側電位すなわち出力端子OUTが正
電源V+の電位となってもHレベル出力用トランジスタ
7を導通状態に駆動することができる。
【0045】ラッチ回路10の一方の出力φ1がLレベ
ルのとき、ラッチ回路10の他方の出力φ2はHレベル
であり、このHレベルはインバータ9で反転され、Lレ
ベルの信号がLレベル出力用トランジスタ8のゲートへ
供給される。これにより、ソースが接地されたLレベル
出力用トランジスタ8は非導通状態となって、出力端子
OUTはHレベル(正電源V+電位)となる。
【0046】図3および図4は図1に示した半導体記憶
装置の出力回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。図3はメモリセルからの読み出しデータYがHレベ
ルの場合を、図4はメモリセルからの読み出しデータY
がLレベルの場合を示している。図3および図4におい
て、(a)はバス充電パルスを、(b)はメモリセルか
らの読み出しデータYを、(c)はデータバス(RWB
S)の充電/放電状態を、(d)はクロックCLKを、
(e)は一方のラッチ出力φ1を、(f)は他方のラッ
チ出力φ2を、(g)は出力端子OUTの出力レベルを
示している。
【0047】バス充電パルスPがLレベルになるとバス
充電用トランジスタ3が導通状態となりデータバス(R
WBS)が充電されてHレベルになる。図3(b)に示
すように、メモリセルからの読み出しデータYがHレベ
ルの場合、バス放電用トランジスタ4は非導通状態であ
るからデータバス(RWBS)2の電荷は放電されず、
データバス(RWBS)2はHレベルを保持する。ラッ
チ回路10は、クロックCLKがHレベルの期間で各ラ
ッチ入力をそのまま出力し(スルー状態)、クロックC
LKがHレベルからLレベルに変化した時点で各ラッチ
入力の論理レベルをラッチする。データバス(RWB
S)2はHレベルであり、インバータ6の出力はLレベ
ルであるので、ラッチ出力φ1はLレベルとなり、ラッ
チ出力φ2はHレベルとなる。
【0048】なお、図3(e)では、先のラッチ出力が
Hレベルであり今回のラッチによってラッチ出力がLレ
ベルに変化する場合を実線で示している。仮想線で示す
ように、先のラッチ出力がLレベルである場合には、今
回もLレベルがラッチされるため、ラッチ出力φ1はL
レベルのまま変化しない。図3(f)では、先のラッチ
出力がLレベルであり今回のラッチによってラッチ出力
がHレベルに変化する場合を実線で示している。仮想線
で示すように、先のラッチ出力がHレベルである場合に
は、今回もHレベルがラッチされるため、ラッチ出力φ
2はHレベルのまま変化しない。
【0049】一方のラッチ出力φ1がHレベルからLレ
ベルへ変化すると昇圧回路20は昇圧した電圧をHレベ
ル出力用トランジスタ7のゲートへ供給するので、Hレ
ベル出力用トランジスタ7は導通状態となる。他方のラ
ッチ出力φ2がLレベルからHレベルへ変化すると、イ
ンバータ9を介してLレベルがLレベル出力用トランジ
スタ8のゲートへ供給されるので、Lレベル出力用トラ
ンジスタ8は非導通状態にある。これにより、メモリセ
ルからの読み出しデータYがHレベルである場合には、
出力端子OUTはHレベルが出力される。
【0050】なお、図3(g)では、出力端子OUTの
前回の出力がLレベルであり今回のラッチによって出力
端子OUTの出力がHレベルに変化する場合を実線で示
している。仮想線で示すように、出力端子OUTの先の
出力がHレベルである場合には、昇圧回路20から昇圧
された電圧が供給され続けているので、出力端子OUT
はHレベルの状態が継続される。
【0051】メモリセルからの読み出しデータYがLレ
ベルの場合、バス放電用トランジスタ4は導通状態とな
り、図4(c)に示すように、データバス(RWBS)
2の電荷を放電するので、充電パルスPに基づいてHレ
ベルに充電されたデータバスデータバス(RWBS)2
の論理レベルは放電時間を経てLレベルに変化する。ラ
ッチ用のクロックCLKはメモリセルからの読み出しデ
ータYに同期して供給されるので、ラッチ用のクロック
CLKが立上がった直後ではデータバス(RWBS)2
の電位が放電によって低下している状態が各ラッチ出力
φ1,φ2に伝達されることがあるが、放電がすすむに
つれてデータバス(RWBS)2の電位はグランド電位
に近づくのでスルー状態のラッチ出力φ1はHレベルに
確定し、またスルー状態のラッチ出力φ2はLレベルに
確定する。そして、データバス(RWBS)2の電位が
Lレベルに確定した後に、ラッチ用のクロックCLKの
立下りでデータバス(RWBS)2の状態がラッチされ
るので、各ラッチ出力φ1,φ2はデータバス(RWB
S)2の論理レベルを正確に反映したものとなる。
【0052】メモリセルからの読み出しデータYがLレ
ベルの場合、一方のラッチ出力φ1はHレベル、他方の
ラッチ出力φ2はLレベルとなる。一方のラッチ出力φ
1がHレベルになると昇圧回路20の出力はLレベルと
なるので、Hレベル出力用トランジスタ7は非導通状態
となる。他方のラッチ出力φ1がLレベルになるとイン
バータ9を介してLレベル出力用トランジスタ8が導通
状態に駆動されるので、出力端子OUTはLレベルとな
る。
【0053】なお、データバス(RWBS)2の電荷を
放電している状態で、スルー状態のラッチ出力φ1が一
時的にLレベルに、スルー状態のラッチ出力φ2が一時
的にHレベルになると、出力端子OUTが一時的にHレ
ベルとなるがこの時間は極めて短く、読み出し出力を他
の回路等が受け取るタイミング(メモリ出力確定タイミ
ング)ではLレベルが確定されている。
【0054】なお、図4(e)では、先のラッチ出力が
Hレベルであり今回のラッチでもHレベルである場合を
実線で示している。仮想線で示すように、先のラッチ出
力がLレベルである場合は、今回のラッチによってHレ
ベルに変化する。図4(f)では、先のラッチ出力がL
レベルであり今回のラッチでもLレベルである場合を実
線で示している。仮想線で示すように、先のラッチ出力
がHレベルである場合には、今回のラッチによってLレ
ベルに変化する。
【0055】図4(g)では、出力端子OUTの前回の
出力がLレベルであり今回のラッチによっても出力端子
OUTの出力がLレベルである場合を実線で示してい
る。仮想線で示すように、出力端子OUTの先の出力が
Hレベルである場合には、今回のラッチによって出力端
子OUTはLレベルに変化する。この場合は、出力端子
のレベルが一時的にHレベルとなることはない。
【0056】図1に示した半導体記憶装置の出力回路1
は、データバス(RWBS)2を充電した後に、メモリ
セルからの読み出しデータYに基づいてデータバス(R
WBS)2の電荷を放電することで、データバス(RW
BS)2を介してメモリセルからの読み出しデータYを
取り出す構成としたので、データバス(RWBS)2を
介してメモリセルからの読み出しデータYを取り出すた
めの電力消費を大幅に低減することができる。
【0057】また、図1に示した半導体記憶装置の出力
回路1は、データバス(RWBS)2を介して取り出し
たメモリセルからの読み出しデータYをラッチした後に
各出力用トランジスタ7,8を駆動する構成としたの
で、同一の論理レベルが数サイクルに亘って継続する場
合には各出力用トランジスタ7,8のスイッチング動作
が不要となる。
【0058】さらに、図1に示した半導体記憶装置の出
力回路1は、ラッチ出力に基づいて昇圧した電圧を生成
する昇圧回路20を備えたので、電源電圧よりも高い電
圧を出力用トランジスタのゲートへ供給することができ
る。よって、nチャネルトランジスタ7を用いて出力端
子へ電源電圧レベルの出力を発生させることができる。
昇圧回路20は、コンデンサC21を電源電圧で充電し
た後に、そのコンデンサC21の低電位側を電源電圧に
ステップアップすることで、コンデンサC21の高電位
側を電源電圧のほぼ2倍の電位まで昇圧する構成とした
ので、比較的簡易な回路構成であり、集積回路化が容易
である。
【0059】図5はこの発明に係る半導体記憶装置の出
力回路の第2の実施の形態を示す回路構成図である。図
5に示す半導体記憶装置の出力回路51は、インバータ
6の出力のみをラッチする構成にすることで、ラッチ回
路52の回路規模を小さくしたものである。ラッチ回路
52のラッチ出力φ1は、昇圧回路20へ供給されると
ともにバッファ53へ供給される。バッファ53の出力
はLレベル出力用トランジスタ8のゲートへ供給され
る。
【0060】図6はこの発明に係る半導体記憶装置の出
力回路の第3の実施の形態を示す回路構成図である。図
6に示す半導体記憶装置の出力回路61は、ラッチ回路
62をD型フリップフロップ(D型ラッチ回路)63を
用いて構成したものである。遅延回路64でクロックC
LKを遅延させ、遅延させたクロックをD型フリップフ
ロップ63のクロック入力端子Cへ供給することで、遅
延させたクロックの立ち上がりでD型フリップフロップ
63のデータ入力端子Dに供給されるインバータ6の出
力(データバスの反転出力)をラッチする。D型フリッ
プフロップ63の出力端子Qから出力されるラッチ出力
φ1は、昇圧回路20へ供給されるとともにバッファ5
3へ供給される。バッファ53の出力はLレベル出力用
トランジスタ8のゲートへ供給される。遅延回路64の
遅延時間は、バス放電用トランジスタ4によってデータ
バス(RWBS)2の電荷を放電するのに要する時間よ
りも長く設定している。これにより、データバス(RW
BS)2の論理レベルが確定した時点でデータバス(R
WBS)2の論理レベルをラッチすることができる。し
たがって、メモリセルからの読み出しデータYが数サイ
クルに亘ってLレベルが継続する場合でも、図4(g)
に示したように出力が一時的にHレベルとなることはな
い。
【0061】図7はこの発明に係る半導体記憶装置の出
力回路の第4の実施の形態を示す回路構成図である。図
7に示す半導体記憶装置の出力回路71は、ラッチ回路
72のトランスファスイッチ回路を図1に示した単一の
nチャネルトランジスタ構成からnチャネルトランジス
タとpチャネルトランジスタとを並列接続した相補型の
構成へ変更することで、データの伝達をより確実に行な
えるようにしたものである。
【0062】クロックCLKがHレベルの場合、Hレベ
ルがnチャネルトランジスタT71のゲートへ供給さ
れ、インバータI11で反転されたLレベルがpチャネ
ルトランジスタT72のゲートへ供給されるので、nチ
ャネルトランジスタT71ならびにpチャネルトランジ
スタT72がそれぞれ導通状態となり、データバス(R
WBS)2の電圧レベルがインバータI71の入力端子
へ供給され、インバータI71の出力端子からスルー状
態のラッチ出力φ1が出力される。このスルー状態で
は、ラッチデータ保持用の帰還ループを形成するための
各トランジスタT73,T74はともに非導通状態であ
る。クロックCLKがLレベルになると、データ取込用
スイッチ回路を構成する各トランジスタT71,T72
は共に非導通状態になるとともに、nチャネルトランジ
スタT73のゲートにHレベルがpチャネルトランジス
タT74のゲートにLレベルが供給されるので、各トラ
ンジスタT73,T74は共に導通状態となる。各トラ
ンジスタT73,T74が導通状態になると、ラッチ出
力φ1がインバータI72で反転され、各トランジスタ
T73,T74を介してインバータI71の入力側へ帰
還されるので、ラッチした論理状態が保持される。
【0063】同様に、クロックCLKがHレベルの場
合、HレベルがnチャネルトランジスタT75のゲート
へ供給され、インバータI11で反転されたLレベルが
pチャネルトランジスタT76のゲートへ供給されるの
で、nチャネルトランジスタT75ならびにpチャネル
トランジスタT76がそれぞれ導通状態となり、データ
バス(RWBS)2の電圧レベルがインバータI73の
入力端子へ供給され、インバータI73の出力端子から
スルー状態のラッチ出力φ2が出力される。このスルー
状態では、ラッチデータ保持用の帰還ループを形成する
ための各トランジスタT77,T78はともに非導通状
態である。クロックCLKがLレベルになると、データ
取込用スイッチ回路を構成する各トランジスタT75,
T76は共に非導通状態になるとともに、nチャネルト
ランジスタT77のゲートにHレベルがpチャネルトラ
ンジスタT78のゲートにLレベルが供給されるので、
各トランジスタT77,T78は共に導通状態となる。
各トランジスタT77,T78が導通状態になると、ラ
ッチ出力φ2がインバータI74で反転され、各トラン
ジスタT73,T74を介してインバータI73の入力
側へ帰還されるので、ラッチした論理状態が保持され
る。
【0064】ラッチ出力φ1は昇圧回路20へ供給され
る。ラッチ出力φ2はLレベル出力用トランジスタ8の
ゲートへ供給される。メモリセルからの読み出しデータ
YがLレベルの場合、放電用トランジスタ4が導通状態
となってデータバス(RWBS)2の電荷を放電するの
で、データバス(RWBS)2の論理レベルはLレベル
となる。このLレベルがラッチ回路72でラッチされ、
ラッチ回路72内の各インバータI71,I73で反転
されて出力されるので、各ラッチ出力φ1,φ2はとも
にHレベルとなる。ラッチ出力φ1がHレベルの場合、
昇圧回路20の出力はLレベルとなるので、Hレベル出
力用トランジスタ7は非導通状態となる。ラッチ出力φ
2がHレベルの場合、Lレベル出力用トランジスタ8は
導通状態となる。したがって、出力端子OUTからLレ
ベルが出力される。
【0065】メモリセルからの読み出しデータYがHレ
ベルの場合、放電用トランジスタ4が非導通状態であ
り、充電用トランジスタ3によってデータバス(RWB
S)2に充電された電荷は放電されないので、データバ
ス(RWBS)2の論理レベルはHレベルとなる。この
Hレベルがラッチ回路72でラッチされ、ラッチ回路7
2内の各インバータI71,I73で反転されて出力さ
れるので、各ラッチ出力φ1,φ2はともにLレベルと
なる。ラッチ出力φ1がLレベルの場合、昇圧回路20
から昇圧された電圧φ4がHレベル出力用トランジスタ
7のゲートへ供給されるので、Hレベル出力用トランジ
スタ7は導通状態となる。ラッチ出力φ2がLレベルの
場合、Lレベル出力用トランジスタ8は非導通状態とな
る。したがって、出力端子OUTからHレベルが出力さ
れる。
【0066】なお、図7では、ラッチ動作を行なう回路
を2組備えたラッチ回路72を用いる構成を示したが、
ラッチ動作を行なう回路を1組とし、例えばラッチ出力
φ1を昇圧回路20ならびにLレベル出力用トランジス
タ8のゲートへそれぞれ供給する構成としてもよい。
【0067】図8はこの発明に係る半導体記憶装置の出
力回路の第5の実施の形態を示す回路構成図である。図
8に示す半導体記憶装置の出力回路81は、データバス
(RWBS)2の論理レベルを電圧比較器82を用いて
正確に判定するようにしたものである。電圧比較器82
は、データバス(RWBS)2の電位が基準電位VRE
Fよりも低い場合にはHレベルを出力し、データバス
(RWBS)2の電位が基準電位VREFよりも高い場
合にはLレベルを出力する。電圧比較器82の出力はラ
ッチ回路52へ供給され、ラッチ回路52でラッチされ
る。
【0068】図9は電圧比較器の一具体例を示す回路構
成図である。電圧比較器82は、2個のpチャネルトラ
ンジスタT81,T82と、2個のnチャネルトランジ
スタT83,T84とからなるカレントミラー型の増幅
回路で構成してもよい。各pチャネルトランジスタT8
1,T82の各ソースはそれぞれ正電源V+へ接続され
ている。各pチャネルトランジスタT81,T82のゲ
ートはそれぞれ接続されている。一方のpチャネルトラ
ンジスタT81のゲートとドレインは接続されている。
各nチャネルトランジスタT83,T84のソースはそ
れぞれ接地されている。一方のpチャネルトランジスタ
T81のドレインと一方のnチャネルトランジスタT8
3のドレインとが接続されている。他方のpチャネルト
ランジスタT82のドレインと他方のnチャネルトラン
ジスタT84のドレインとが接続されている。一方のn
チャネルトランジスタT83のゲートにデータバス(R
WBS)2の電圧が入力される。他方のnチャネルトラ
ンジスタT84のゲートには基準電圧VREFが供給さ
れる。この反転出力型差動増幅回路構成の電圧比較器8
2は、データバス(RWBS)2の電圧と基準電圧VR
EFとの差電圧を反転増幅して出力端子から出力する。
基準となるレベルVREFを与えているので、インバー
タを用いる構成よりも感度が高く、データバス(RWB
S)2の論理レベルをより正確に判定することができ
る。
【0069】図10はこの発明に係る半導体記憶装置の
出力回路の比較例を示す回路構成図である。図1,図
5,図6,図7,図8に示した各半導体記憶装置の出力
回路1,51,61,71,81は、メモリセルからの
読み出しデータYがLレベルの場合にデータバス(RW
BS)2の電荷を放電する構成である。これに対して、
図10に示す半導体記憶装置の出力回路91は、メモリ
セルからの読み出しデータYがLレベルの場合にデータ
バス(RWBS)2の電荷を放電せずに、メモリセルか
らの読み出しデータYがHレベルの場合にデータバス
(RWBS)2の電荷を放電する構成としたものであ
る。このため、データバス(RWBS)2のラッチ出力
をφ1とし、データバス(RWBS)2の論理レベルを
インバータ96を介して反転したデータのラッチ出力を
φ2としている。図10に示す半導体記憶装置の出力回
路91は、図1に示したものからメモリセルからの読み
出しデータYを反転するためのインバータ5を削除する
とともに、データバス(RWBS)2の論理レベルを反
転するための介設箇所を変更したもので、それ以外の回
路構成は図1に示したものと同じである。
【0070】図11は図10に示した半導体記憶装置の
出力回路の全体動作を示すタイミングチャートである。
図11(a)はクロックCLKを、図11(b)は読み
出しアドレスの指定情報Aを、図11(c)はバス充電
パルスPを、図11(d)はメモリセルからの読み出し
データYを、図11(e)はデータバス(RWBS)2
の電圧レベルを、図11(f)は出力端子OUTの出力
レベルを示す。読み出しアドレスの指定は、クロックC
LKに同期してなされる。指定された読み出しアドレス
に対応するメモリセルのデータYが、次のサイクルまた
は所定サイクル後にクロックCLKのHレベルの期間に
同期して出力される。
【0071】メモリセルからの読み出しデータYが出力
される前の期間で、バス充電パルスPに基づいてバス充
電用トランジスタ3が導通状態に駆動され、データバス
(RWBS)2が充電される。データバス(RWBS)
2が充電されることによって、データバス(RWBS)
2の電圧レベルは図11(e)に示すようにHレベルと
なる。メモリセルからの読み出しデータYがHレベルの
場合、バス放電用トランジスタ4が導通状態に駆動され
るため、データバス(RWBS)2の電荷は放電されて
データバス(RWBS)2はLレベルとなる。メモリセ
ルからの読み出しデータYがLレベルの場合、データバ
ス(RWBS)2の電荷は放電されないので、データバ
ス(RWBS)2はHレベルを保持する。
【0072】ラッチ回路10は、クロックCLKのHレ
ベルに期間でデータバス(RWBS)2の論理状態をラ
ッチするので、メモリセルからの読み出しデータYがH
レベルの場合、一方のラッチ出力φ1はLレベル、他方
のラッチ出力φ2はHレベルとなり、昇圧回路20を介
してHレベル出力用トランジスタ7を導通状態に駆動す
るとともに、インバータ9を介してLレベル出力用トラ
ンジスタ8を非導通状態に駆動するので、出力端子OU
TからHレベルが出力される。メモリセルからの読み出
しデータYがLレベルの場合、一方のラッチ出力φ1は
Hレベル、他方のラッチ出力φ2はLレベルとなり、昇
圧回路20を介してHレベル出力用トランジスタ7を非
導通状態に駆動するとともに、インバータ9を介してL
レベル出力用トランジスタ8を導通状態に駆動するの
で、出力端子OUTからLレベルが出力される。
【0073】図12および図13は図10に示した半導
体記憶装置の出力回路の詳細な動作を示すタイミングチ
ャートである。図12はメモリセルからの読み出しデー
タYがHレベルの場合を、図13はメモリセルからの読
み出しデータYがLレベルの場合を示している。図12
および図13において、(a)はバス充電パルスを、
(b)はメモリセルからの読み出しデータYを、(c)
はデータバス(RWBS)の充電/放電状態を、(d)
はクロックCLKを、(e)は一方のラッチ出力φ1
を、(f)は他方のラッチ出力φ2を、(g)は出力端
子OUTの出力レベルを示している。
【0074】図12(a)および(c)に示すように、
バス充電パルスPがLレベルになるとバス充電用トラン
ジスタ3が導通状態となりデータバス(RWBS)が充
電されてHレベルになる。図12(b)に示すように、
メモリセルからの読み出しデータYがHレベルの場合、
バス放電用トランジスタ4は導通状態になるからデータ
バス(RWBS)2の電荷は放電されて、データバス
(RWBS)2はLレベルに変化する。ラッチ回路10
は、図12(d)に示すクロックCLKがHレベルの期
間で各ラッチ入力をそのまま出力し(スルー状態)、ク
ロックCLKがHレベルからLレベルに変化した時点で
各ラッチ入力の論理レベルをラッチする。クロックCL
Kが立上がった直後では、データバス(RWBS)2の
電荷が放電されている途中であるため、図12(e)に
示すようにラッチ出力φ1が一時的にHレベルへ上昇し
ようとするハザード波形が出力されることがあり、同様
に、図12(f)に示すようにラッチ出力φ2が一時的
にLレベルへ下降しようとするハザード波形が出力され
ることがある。
【0075】ここで、図12(e)に示すラッチ出力φ
1のハザード波形の電圧が、図10に示した昇圧回路2
0内のnチャネルトランジスタT22のしきい値電圧を
越えた場合、nチャネルトランジスタT22が導通状態
となってコンデンサC21の電荷を放電してしまう。こ
こで、ハザード波形の時間幅が短かいためにハザード波
形がバッファ回路B21を通過できない場合や、ハザー
ド波形の電圧がバッファ回路B21のしきい値電圧未満
の場合には、バッファ回路B21の出力φ3はHレベル
の状態で変化しないために、コンデンサC21に対する
充電動作がなされない。このため、図12(e)に示す
ラッチ出力φ1のハザード波形によってコンデンサC2
1の電荷が放電されてしまうと、Hレベル出力用トラン
ジスタ7を導通状態に駆動できなくなり、各出力用トラ
ンジスタ7,8が共に非導通状態となるため出力端子O
UTの出力が高インピーダンス状態となってしまう。な
お、このハザード波形は、メモリセルからの読み出しデ
ータYがHレベルの状態が継続する場合にのみ発生す
る。
【0076】このため、メモリセルからの読み出しデー
タYがHレベルの場合にデータバス(RWBS)2の電
荷を放電する回路構成をとる場合には、クロックCLK
の立上がりタイミングを調整する等して、データバス
(RWBS)2の電圧レベルが確定した後にラッチ動作
を行なう構成にしたり、図6に示したラッチ回路62の
ように遅延回路64等を用いてラッチタイミングを調整
する必要がある。
【0077】メモリセルからの読み出しデータYがLレ
ベルの場合、バス放電用トランジスタ4は非導通状態で
あるからデータバス(RWBS)2の電荷は放電されず
に、図13(c)に示すように、データバス(RWB
S)2はHレベルを保持する。図13(d)に示すクロ
ックCLKのHレベルの区間でデータバス(RWBS)
2はHレベルであるから、図13(e)および(f)に
示すように一方のラッチ出力φ1はLレベルとなり、他
方のラッチ出力φ2はHレベルとなり、図13(f)に
示すように、出力端子OUTの出力はLレベルとなる。
【0078】これに対し、本発明に係る半導体記憶装置
の出力回路は、図1,図5,図6,図7,図8に示した
ように、メモリセルからの読み出しデータYがLレベル
の場合にデータバス(RWBS)2の電荷を放電する回
路構成をとることによって、ラッチタイミングの制限が
解消され、半導体記憶装置の読み出し動作を容易に高速
化することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る半導
体記憶装置の出力回路は、データバスを充電した後に、
メモリセル読み出しデータに基づいてデータバスの電荷
を放電することで、データバスを介してメモリセル読み
出しデータを取り出す構成としたので、データバスを介
してメモリセル読み出しデータを取り出すための消費電
力を大幅に低減することができる。
【0080】また、この発明に係る半導体記憶装置の出
力回路は、データバスを介して取り出したメモリセル読
み出しデータをラッチした後に各出力用トランジスタを
駆動する構成としたので、同一の論理レベルが数サイク
ルに亘って継続する場合には各出力用トランジスタのス
イッチング動作が不要となる。スイッチング動作が不要
となった分だけ、出力負荷を駆動するための電力が低減
される。
【0081】さらに、この発明に係る半導体記憶装置の
出力回路は、ラッチ出力に基づいて昇圧した電圧を生成
する昇圧回路を備えたので、電源電圧よりも高い電圧を
出力用トランジスタのゲートへ供給することができる。
よって、nチャネルトランジスタを用いて出力端子へ電
源電圧レベルの出力を発生させることができる。
【0082】これに加え、データバス放電回路は、メモ
リセル読み出しデータがLレベルである場合に、データ
バスを放電する構成とすることで、データバスの論理レ
ベルをラッチするタイミングの制限が解消される。これ
により、半導体記憶装置の読み出し動作を容易に高速化
することができる。
【0083】なお、昇圧回路は、コンデンサの一端をほ
ぼ接地電位にした状態でコンデンサの他端に接続された
電荷保持用トランジスタを導通とすることによりコンデ
ンサをほぼ電源電圧まで充電した後に、電荷保持用トラ
ンジスタを非導通とし、コンデンサの一端をほぼ電源電
圧電位にすることで、コンデンサの他端の電位を電源電
圧よりも高電位にする構成とすることで、昇圧回路の回
路構成を簡易にすることができ、集積回路化が容易とな
る。
【0084】さらに、ラッチ回路は、データバスの論理
レベルを取り込むためのスイッチ回路と、取り込んだ論
理レベルをバッファを介して帰還させることで取り込ん
だ論理レベルを保持するためのスイッチ回路とを備える
構成とすることで、ラッチ回路の回路規模を小さくする
ことができ、集積化が容易となる。
【0085】なお、ラッチ回路のスイッチ回路は、pチ
ャネル電界効果トランジスタとnチャネル電界効果トラ
ンジスタとを並列に接続する構成としてもよい。このよ
うな構成をとることで、データの転送をより確実に行な
うことができる。
【0086】また、データバスの電圧と予め設定した基
準電圧とを比較してデータバスの論理レベルを判定する
電圧比較器を備え、この電圧比較器の比較出力をラッチ
回路でラッチする構成としてもよい。このような構成を
とることで、データバスの論理レベルをより正確に判定
してラッチすることができる。
【0087】なお、電圧比較器は差動増幅器を用いて構
成してもよい。差動増幅器を用いる構成とすることで、
回路規模を小さくすることができ、集積化が容易とな
る。
【0088】データバスの論理レベルを取り込むための
一つのスイッチ回路と、取り込んだ論理レベルをバッフ
ァを介して帰還させることで取り込んだ論理レベルを保
持するための一つスイッチ回路とラッチ回路を構成した
場合は、ラッチ回路の回路規模を小さくできる。
【0089】クロックを一定時間遅延させる遅延回路
と、この遅延回路で遅延したクロックをクロック入力端
子に入力するとともにデータバスの論理レベルをデータ
入力端子に入力するD型フリップフロップとからラッチ
回路を構成した場合は、データバスの論理レベルが確定
した時点でデータバスの論理レベルをラッチすることが
できる。したがって、メモリセルからの読み出しデータ
が数サイクルに亘ってLレベルが継続する場合でも、出
力が一時的にHレベルとなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路の第
1の実施の形態を示す回路構成図である。
【図2】図2(a)〜(f)は、昇圧回路の動作ならび
に出力端子の出力を示すタイミングチャートである。
【図3】図3(a)〜(g)は、図1に示した半導体記
憶装置の出力回路の動作を示すタイミングチャート(メ
モリセルからの読み出しデータがHレベルの場合)であ
る。
【図4】図4(a)〜(g)は、図1に示した半導体記
憶装置の出力回路の動作を示すタイミングチャート(メ
モリセルからの読み出しデータがLレベルの場合)であ
る。
【図5】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路の第
2の実施の形態を示す回路構成図である。
【図6】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路の第
3の実施の形態を示す回路構成図である。
【図7】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路の第
4の実施の形態を示す回路構成図である。
【図8】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路の第
5の実施の形態を示す回路構成図である。
【図9】電圧比較器の一具体例を示す回路構成図であ
る。
【図10】この発明に係る半導体記憶装置の出力回路の
比較例を示す回路構成図である。
【図11】図11(a)〜(f)は、図10に示した半
導体記憶装置の出力回路の全体動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図12】図12(a)〜(g)は、図10に示した半
導体記憶装置の出力回路の詳細動作を示すタイミングチ
ャート(メモリセルからの読み出しデータがHレベルの
場合)である。
【図13】図13(a)〜(g)は、図10に示した半
導体記憶装置の出力回路の詳細動作を示すタイミングチ
ャート(メモリセルからの読み出しデータがLレベルの
場合)である。
【図14】従来の半導体記憶装置の出力回路の一例を示
す回路構成図である。
【図15】図15(a)〜(d)は、図14に示した従
来の半導体記憶装置の出力回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1,51,61,71,81,91 半導体記憶装置の
出力回路 2 データバス(RWBS) 3 データバス充電回路を構成するバス充電用トランジ
スタ 4 データバス放電回路を構成するバス放電用トランジ
スタ 5,6 インバータ 7 Hレベル出力用nチャネル電界効果トランジスタ 8 Lレベル出力用nチャネル電界効果トランジスタ 10 ラッチ回路 20 昇圧回路 82 電圧比較器 C21 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/40 - 11/419

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックのHレベルの区間に同期して出
    力されるとともにクロックのLレベルの区間でLレベル
    となるメモリセル読み出しデータを入力する、半導体記
    憶装置の出力回路であって、 前記メモリセル読み出しデータが供給されるデータバス
    を当該メモリセル読み出しデータが出力されていない期
    間に充電するデータバス充電回路と、 前記メモリセル読み出しデータがLレベルである場合に
    前記データバスを放電するデータバス放電回路と、 前記クロックのHレベルの区間で前記データバスの論理
    レベルをそのまま出力するとともに前記クロックがHレ
    ベルからLレベルに変化した時に前記データバスの論理
    レベルをラッチするラッチ回路と、 前記ラッチ回路のラッチ出力に基づいて、すなわち前記
    クロックのHレベルの区間で前記メモリセル読み出しデ
    ータがHレベルの時及びその直後の当該クロックのLレ
    ベルの区間で、電源電圧よりも高い昇圧電圧を発生する
    昇圧回路と、 前記昇圧電圧に基づいて出力端子をHレベルに駆動する
    第1のnチャネル型電界効果トランジスタと、 前記ラッチ回路のラッチ出力に基づいて、すなわち前記
    クロックのHレベルの区間で前記メモリセル読み出しデ
    ータがLレベルの時及びその直後の当該クロックのLレ
    ベルの区間で、出力端子をLレベルに駆動する第2のn
    チャネル型電界効果トランジスタとを備えたことを特徴
    とする半導体記憶装置の出力回路。
  2. 【請求項2】 前記昇圧回路は、コンデンサの一端をほ
    ぼ接地電位にした状態で前記コンデンサの他端に接続さ
    れた電荷保持用トランジスタを導通とすることにより
    記コンデンサをほぼ電源電圧まで充電した後に、前記電
    荷保持用トランジスタを非導通とし、前記コンデンサの
    一端をほぼ電源電圧電位にすることで、前記コンデンサ
    の他端の電位を電源電圧よりも高電位にすることを特徴
    とする請求項1記載の半導体記憶装置の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ回路は、前記データバスの論
    理レベルを取り込むためのスイッチ回路と、取り込んだ
    論理レベルをバッファを介して帰還させることで取り込
    んだ論理レベルを保持するためのスイッチ回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置の出
    力回路。
  4. 【請求項4】 前記ラッチ回路のスイッチ回路は、pチ
    ャネル電界効果トランジスタとnチャネル電界効果トラ
    ンジスタとを並列に接続して構成したことを特徴とする
    請求項3記載の半導体記憶装置の出力回路。
  5. 【請求項5】 前記データバスの電圧と予め設定した基
    準電圧とを比較して前記データバスの論理レベルを判定
    する電圧比較器を備え、この電圧比較器の比較出力を前
    記ラッチ回路でラッチする構成としたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体記憶装置の出力回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧比較器は差動増幅器を用いて構
    成したことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置
    の出力回路。
  7. 【請求項7】 前記ラッチ回路は、前記データバスの論
    理レベルを取り込むための一つのスイッチ回路と、取り
    込んだ論理レベルをバッファを介して帰還させることで
    取り込んだ論理レベルを保持するための一つスイッチ回
    路とからなることを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置の出力回路。
  8. 【請求項8】 前記ラッチ回路は、前記クロックを一定
    時間遅延させる遅延回路と、この遅延回路で遅延したク
    ロックをクロック入力端子に入力するとともに前記デー
    タバスの論理レベルをデータ入力端子に入力するD型フ
    リップフロップとを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の半導体記憶装置の出力回路。
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